JP3000017U - 手押運搬車の制動装置 - Google Patents
手押運搬車の制動装置Info
- Publication number
- JP3000017U JP3000017U JP494U JP494U JP3000017U JP 3000017 U JP3000017 U JP 3000017U JP 494 U JP494 U JP 494U JP 494 U JP494 U JP 494U JP 3000017 U JP3000017 U JP 3000017U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- lever
- wheels
- loading platform
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Handcart (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 手押運搬車を自動的に簡単かつ確実に停止さ
せる。 【構成】 車輪5により走行する荷台1の台板の下方
に、水平をなす回動板8を枢設して、引張りばね10によ
り反時計まわりに付勢し、荷台1に枢支されて、操作杆
11bが荷台1のハンドル4に近接するレバー11の下端を
リンク12をもって回動板8に連係し、荷台1の下部に支
持した、左右両車輪5の間において左右方向を向き、内
端が回動板8に係合する1対の制動杆13の外端の円錐部
13aを、常時は引張りばね10の付勢により、両車輪5の
係止孔15に係合させて、運搬車を制動し、ハンドル4と
ともにレバー11の操作杆11bを握り締めると、円錐部13a
が係止孔15より脱出して、運搬車を走行自在とする。
せる。 【構成】 車輪5により走行する荷台1の台板の下方
に、水平をなす回動板8を枢設して、引張りばね10によ
り反時計まわりに付勢し、荷台1に枢支されて、操作杆
11bが荷台1のハンドル4に近接するレバー11の下端を
リンク12をもって回動板8に連係し、荷台1の下部に支
持した、左右両車輪5の間において左右方向を向き、内
端が回動板8に係合する1対の制動杆13の外端の円錐部
13aを、常時は引張りばね10の付勢により、両車輪5の
係止孔15に係合させて、運搬車を制動し、ハンドル4と
ともにレバー11の操作杆11bを握り締めると、円錐部13a
が係止孔15より脱出して、運搬車を走行自在とする。
Description
【0001】
本考案は、列車のプラットホームや船舶や倉庫等において、荷の搬送に使用す る手押運搬車(以下単に運搬車という)の制動装置に関するものである。
【0002】
運搬車は、荷の積み降しする際は、しばしば運搬車より操縦者が離れるので、 傾斜する床面等に停車する場合は勿論のこと、床面が水平であっても、荷の積み 降しの際の衝動あるいはタブ部の衝接等により暴走する恐れがあるので、必ず制 動する必要がある。
【0003】 運搬車の一般的な制動装置には、摩擦式や凹凸係合式等があり、操作方法とし ては、随時ロックしうるペダル足踏式やレバー手動式がある。
【0004】
しかし上述の従来装置は、操縦者が運搬車より離れる度に、必ず制動装置をロ ックする必要があるのでその回数が多いと面倒であり、またうっかりロックを忘 れて、運搬車を暴走させる恐れがある。
【0005】
本考案は、下部に車輪を備える荷台の台板上に荷を乗せて、荷台後上部のハン ドルを把持して荷を搬送する手押運搬車において、水平板状をなして台板の下方 に垂直軸まわりに回動可能に枢支され、ばねにより一方向に付勢された回動板と 、ハンドルに近接して平行をなして、荷台に前後回動可能に枢支され、一端がリ ンクにより回動板に連係されて、ハンドルに近接させると、回動板をばねに抗し て他方向に回動させるレバーと、左右両車輪の間において左右方向を向いて回動 板の両方向の回動により、車輪の側面に穿設した環状に並ぶ多数の係止孔の1個 に係合離脱する左右1対の制動杆とよりなる制動装置を設けることにより、上述 の課題の解決を図った。
【0006】
本考案の装置は、運搬車の操縦者がハンドルより手を離せば、ばねの付勢によ り回動板が自動的に回動して制動が側方移動し、その円錐部が車輪の係止孔に係 合して運搬車を制動し、移動するためハンドルとともにレバーを握り締めれば、 各部材は上述と逆に作動して、自動的に制動が解除される。
【0007】
図面は本考案の一実施例を示すもので、図2と図3において、(1)は荷台、( 2)は台枠、(3)は荷(図示省略)を載置する台板で、台枠(2)の後上端(同図の左 上端(以下同図の左方を後方という)には、操縦用のハンドル(4)が設けられ、下 面には車輪(5)が枢設されている。
【0008】 台枠(2)の下面後部に連設した支枠(6)の中央部には、吊支軸(7)が垂設され 、吊支軸(7)には、水平をなす回動板(8)が枢支され、回動板(8)の左側端には 突片(8a)が横向連設され、前後両端には求心方向を向く係合溝(9)が切設され、 回動板(8)はその前部と支枠(6)の左端の間に張設した引張りばね(10)により反 時計回り方向に付勢されている。
【0009】 台枠(2)の後部の垂直部(2a)の中段には、正面形が方形枠状をなさすレバー(1 1)の下部の枢支杆(11a)の両端が枢支され、レバー(11)の上部の操作杆(11b)は、 ハンドル(4)の若干前方においてハンドル(4)と平行をなし、枢支杆(11a)の中 央には駆動杆(11c)が垂設され、その下端と回動板(8)の突片(8a)は、リンク(12 )により連係されている。
【0010】 支枠(6)内には側方を向く左右1対の制動杆(13)が、側方摺動自在に支持され て、内端に上向突設した係合ピン(14)が、回動板(8)の係合溝(9)に係合し、制 動杆(13)の外端には円錐部(13a)が形成されている。
【0011】 上述の本考案装置は、常時は引張りばね(10)の付勢により、回動板(8)が反時 計回りに回動して、左方の制動杆(13)は左限に、右方の制動杆(13)は右限に移動 し、両円錐部(13a)は、それぞれ左右の車輪(5)の側面に穿設した、環状に並ぶ 多数の係止孔(15)のうちの1個ずつに係合して、運搬車を制動し、レバー(11)の 操作杆(11b)は前限に位置している。
【0012】 運搬車を移動させようとして、操縦者が手でハンドル(4)とともに、近接する レバー(11)の操作杆(11b)を握り締めれば、リンク(12)により回動板(8)は時計 回りに回動して、左右の両制動杆(13)はそれぞれ右方と左方に移動して、円錐部 (13a)は左右の車輪(5)の係止孔(15)より離脱し、運搬車は走行自在となる。
【0013】
本考案によれば、操縦者が所用で運搬車より離れるためハンドルより手を離せ ば、握っていたレバーとともに回動板が引張りばねの付勢により回動して、自動 的に運搬車が制動されるので、制動操作を誤ったり忘れたりして、運搬車が暴走 する恐れはない。
【0014】 また運搬車を移動させるため、操縦用のハンドルとともに近接するレバーを握 れば、特別の操作をせずに、自動的に制動が解除されるので、運搬車の取扱いが 従来より著しく簡単になり、誤操作する恐れがなく信頼性が向上する。
【図1】本考案を適用した運搬車の要部を、台板を省略
して示す平面図である。
して示す平面図である。
【図2】本考案を適用した運搬車の一部省略側面図であ
る。
る。
【図3】同じく平面図である。
(1)荷台 (2)台枠 (2a)垂直部 (3)台板 (4)ハンドル (5)車輪 (6)支枠 (7)吊支軸 (8)回動板 (8a)突片 (9)係合溝 (10)引張りばね (11)レバー (11a)枢支杆 (11b)操作杆 (11c)駆動杆 (12)リンク (13)制動杆 (13a)円錐部 (14)係合ピン (15)係止孔
Claims (1)
- 【請求項1】 下部に車輪を備える荷台の台板上に荷を
乗せて、荷台後上部のハンドルを把持して荷を搬送する
手押運搬車において、水平板状をなして台板の下方に垂
直軸まわりに回動可能に枢支され、ばねにより一方向に
付勢された回動板と、ハンドルに近接して平行をなし
て、荷台に前後回動可能に枢支され、一端がリンクによ
り回動板に連係されて、ハンドルに近接させると、回動
板をばねに抗して他方向に回動させるレバーと、左右両
車輪の間において左右方向を向いて回動板の両方向の回
動により、車輪の側面に穿設した環状に並ぶ多数の係止
孔の1個に係合離脱する左右1対の制動杆とよりなる手
押運搬車の制動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP494U JP3000017U (ja) | 1994-01-04 | 1994-01-04 | 手押運搬車の制動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP494U JP3000017U (ja) | 1994-01-04 | 1994-01-04 | 手押運搬車の制動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3000017U true JP3000017U (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=43136035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP494U Expired - Lifetime JP3000017U (ja) | 1994-01-04 | 1994-01-04 | 手押運搬車の制動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3000017U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10157631A (ja) * | 1996-11-27 | 1998-06-16 | Forme Design Kk | ベビーカー等のホイールロック装置 |
-
1994
- 1994-01-04 JP JP494U patent/JP3000017U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10157631A (ja) * | 1996-11-27 | 1998-06-16 | Forme Design Kk | ベビーカー等のホイールロック装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009511331A (ja) | 荷物運搬台車 | |
JP3000017U (ja) | 手押運搬車の制動装置 | |
US4799697A (en) | Apparatus for manually moving loads | |
JP5657926B2 (ja) | 運搬車のブレーキ装置 | |
JP2898516B2 (ja) | 無人搬送車の駆動輪負荷解放装置 | |
JP2008273418A (ja) | 運搬台車のストッパー | |
JP2005119521A (ja) | 搬送台車 | |
JP3820304B2 (ja) | 運搬台車 | |
JP2004306623A (ja) | 運搬用6輪台車 | |
JP2009286314A (ja) | 自転車 | |
JPH0582743U (ja) | 荷物運搬用ハンドカート | |
JP2003104208A (ja) | ブレーキ付き手押運搬車 | |
JP3050213U (ja) | 車内販売用ワゴン | |
US2693253A (en) | Brake system for vehicles | |
JP2978682B2 (ja) | 無人搬送車 | |
TWI650278B (zh) | 自動搬運載具 | |
JP3059453U (ja) | 台車装置 | |
TWM562282U (zh) | 自動搬運載具 | |
JP6779445B2 (ja) | 運搬台車 | |
KR20170071420A (ko) | 잠금 기구를 가지는 대차 | |
JPH092280A (ja) | 運搬車のブレーキ装置 | |
JP2004262621A (ja) | 故障車両の移送台車 | |
TWM522162U (zh) | 可自動固定貨櫃之拖運車 | |
JPH078154U (ja) | 物品搬送用車両の制動装置 | |
JP2023049874A (ja) | 運搬用台車 |