JP4006719B2 - 双輪式キャスターの制動機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、搬送用機器類、買い物用カート、その他の各種運搬車などの底部に取り付けて使用される双輪式キャスターの制動機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の双輪式キャスターの制動機構は、部品点数が多く、機構も簡単とはいえず、しかも嵩張るものが存在した。
【0003】
ところで、この種の双輪式キャスターにおいて、その制動機構は、車輪と車輪の間に挟まれた位置に設けられるため、部品点数が少なく、機構が簡単で、しかも嵩張ることのないものが、双輪式キャスターをコンパクトなものとすることができるので、好ましいといえる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の双輪式キャスターの制動機構は、部品点数が多く、機構も簡単とはいえず、しかも嵩張るので、組み立てに時間がかかったり、操作状態が悪く、制動性にも劣り、双輪式キャスターにコンパクトなものとして装備することができないという課題を有していた。
【0005】
そこで、この発明は、上記従来の課題を解決するものであり、部品点数が少なく、機構が簡単で、しかも嵩張ることのない双輪式キャスターの制動機構を提供することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのため、この発明の双輪式キャスターの制動機構は、支軸1の下部に取り付けたフレーム2の両側に、車輪3を回転自在に取り付けたものとし、フレーム2の後方下部に回転制動体4の上端を軸支すると共に、回転制動体4の略中央部に操作レバー5の先端を軸支し、さらにフレーム2の前方下部と回転制動体4の下端とをコイルスプリング6で連結し、一方、車輪3のホイール7の内周全面に係合歯7aを設け、操作レバー5の押し下げ操作により、操作レバー5の先端に設けた係合凸部5dがフレーム2の下部に設けた係合凸部2aを下から上に乗り越え、回転制動体4が外方向に揺動して、回転制動体4の下側部に設けた係合歯4bがホイール7に設けた係合歯7aに係合するようにし、操作レバー5の引き上げ操作により、操作レバー5の先端に設けた係合凸部5dがフレーム2の下部に設けた係合凸部2aを上から下に乗り越え、回転制動体4が内方向に揺動して、前記回転制動体4の係合歯4bと、ホイール7の係合歯7aとの係合を解除するようにしている。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の双輪式キャスターの制動機構の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0008】
図1〜5は、この発明の制動機構を備えた双輪式キャスターを示しており、支軸1の下部に旋回自在に取り付けたフレーム2の両側に、車輪3を回転自在に取り付けたものとしている。そして、フレーム2の後方下部には、回転制動体4の上端を軸支すると共に、この回転制動体4の略中央部に操作レバー5を軸支したものとしている。さらに、フレーム2の前方下部と回転制動体4の下端とをコイルスプリング6で連結したものとしている。一方、前記車輪3のホイール7の内周全面には、係合歯7aを設けたものとしている。
【0009】
前記フレーム2は、その下部に設けた軸孔8に前記車輪3の車軸9をを軸支することにより、その両側に車輪3を回転自在に取り付けたものとしている。このフレーム2の軸孔8の後方下部には、それぞれ円弧面を有した係合凸部2aと係合凹部2bとを連設したものとしている。さらに、これら係合凸部2aと係合凹部2bの後方のフレーム2には、操作レバー5の接触面2cを形成したものとしている。さらに、このフレーム2の前方下部には、前記コイルスプリング6の一端の取付孔10を設けたものとしている。
【0010】
前記回転制動体4は、二股形状とした揺動片4a、4aの間にフレーム2の後方下部を挟み込んで、この回転制動体4の上端をフレーム2の後方下部に軸支している。さらに、揺動片4a、4aの間には、操作レバー5の先端部を挟み込み、略中央部にこの操作レバー5を軸支したものとしている。前記揺動片4a、4aの下部の外側面には、それぞれ車輪3のホイール7の係合歯7aに噛み合うようにした係合歯4bを設けたものとしている。そして、前記揺動片4a、4aの下部の間には、操作レバー5の接触面4cを形成したものとしている。さらに、揺動片4a、4aの下端には、コイルスプリング6の一端の取付孔11を設けたものとしている。
【0011】
前記操作レバー5は、略くの字状に形成され、後端を操作部5aとし、下部下面を回転制動体4の接触面4cに接触するようにした接触面5bとし、下部上面をフレーム2の接触面2cに接触するようにした接触面5cとしている。そして、この操作レバー5の先端部には、図9にも示したように、前記フレーム2の係合凹部2bと係合する係止凸部5dを設けると共に、前記フレーム2の係合凸部2aと係合する係合凹部5eを設けたものとしている。
【0012】
そして、この発明の双輪式キャスターの制動機構は、前記操作レバー5の押し下げ操作により、操作レバー5の係合凸部5dがフレーム2の下部に設けた係合凸部2aを下から上に乗り越え、回転制動体4が外方向に揺動して、この回転制動体4の下側部に設けた係合歯4bが前記ホイール7に設けた係合歯7aに係合するようにしている。さらに、この発明の双輪式キャスターの制動機構は、前記操作レバー5の引き上げ操作により、操作レバー5の係合凸部5dがフレーム2の下部に設けた係合凸部2aを上から下に乗り越え、回転制動体4が内方向に揺動して、前記回転制動体4の係合歯4bと、ホイール7の係合歯7aとの係合を解除するようにしている。
【0013】
以上のように構成されたこの発明の双輪式キャスターの制動機構は、以下に示すようにして操作することができる。
【0014】
先ず、制動操作をするには、図1〜3に示した状態から、コイルスプリング6の引張力に反して操作レバー5を押し下げると、操作レバー5の係合凸部5dがフレーム2の係合凸部2aを下から上に乗り越え、この係合凸部5dがフレーム2の係合凹部2bに係合すると共に、回転制動体4の接触面4cと操作レバー5の接触面5bとが接触し、この操作レバー5が図4、5に示した状態になる。すると、回転制動体4が外方向に揺動して、この回転制動体4の係合歯4bが前記ホイール7の係合歯7aに係合するので、車輪3の回転が制動される。
【0015】
次に、制動の解除操作をするには、図4、5に示した状態から、前記操作レバー5を引き上げると、操作レバー5の係合凸部5dがフレーム2の係合凸部2aを上から下に乗り越え、コイルスプリング6の引張力により跳ね上げられ、この係合凸部2aが操作レバー5の係合凹部5eに係合すると共に、フレーム2の接触面2cと操作レバー5の接触面5cとが接触し、この操作レバー5が図1〜3に示した状態になる。すると、回転制動体4が内方向に揺動して、回転制動体4の係合歯4bと、ホイール7の係合歯7aとの係合が解除され、車輪3の回転の制動が解除される。
【0016】
【発明の効果】
この発明の双輪式キャスターの制動機構は、以上に述べたように構成されており、構成部品が回転制動体、操作レバー、コイルスプリングの三点となり、部品点数が少なく、機構が簡単で、しかも嵩張ることがないので、組み立てに時間がかかることなく、操作状態が良く、双輪式キャスターにコンパクトなものとして装備することができるものとなった。
【0017】
さらに、この発明の双輪式キャスターの制動機構は、係合歯どうしの係合としているので、制動性にも優れたものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の制動機構を備えた双輪式キャスターの制動解除時における側面図である。
【図2】この発明の制動機構を備えた双輪式キャスターの制動解除時において、片輪を外した状態を示す側面図である。
【図3】この発明の制動機構を備えた双輪式キャスターの制動解除時における背面図である。
【図4】この発明の制動機構を備えた双輪式キャスターの制動時において、片輪を外した状態を示す側面図である。
【図5】この発明の制動機構を備えた双輪式キャスターの制動時における背面図である。
【図6】この発明の制動機構を備えた双輪式キャスターのフレームの斜視図である。
【図7】この発明の制動機構を備えた双輪式キャスターの車輪の内側面図である。
【図8】この発明の制動機構を備えた双輪式キャスターの回転制動体の斜視図である。
【図9】この発明の制動機構を備えた双輪式キャスターの操作レバーの斜視図である。
【符号の説明】
1 支軸
2 フレーム
2a 係合凸部
3 車輪
4 回転制動体
4b 係合歯
5 操作レバー
6 コイルスプリング
7 ホイール
7a 係合歯

Claims (1)

  1. 支軸(1)の下部に取り付けたフレーム(2)の両側に、車輪(3)を回転自在に取り付けた双輪式キャスターにおいて、フレーム(2)の後方下部に回転制動体(4)の上端を軸支すると共に、回転制動体(4)の略中央部に操作レバー(5)の先端を軸支し、さらにフレーム(2)の前方下部と回転制動体(4)の下端とをコイルスプリング(6)で連結し、一方、車輪(3)のホイール(7)の内周全面に係合歯(7a)を設け、操作レバー(5)の押し下げ操作により、操作レバー(5)の先端に設けた係合凸部(5d)がフレーム(2)の下部に設けた係合凸部(2a)を下から上に乗り越え、回転制動体(4)が外方向に揺動して、回転制動体(4)の下側部に設けた係合歯(4b)がホイール(7)に設けた係合歯(7a)に係合するようにし、操作レバー(5)の引き上げ操作により、操作レバー(5)の先端に設けた係合凸部(5d)がフレーム(2)の下部に設けた係合凸部(2a)を上から下に乗り越え、回転制動体(4)が内方向に揺動して、前記回転制動体(4)の係合歯(4b)と、ホイール(7)の係合歯(7a)との係合を解除するようにしたことを特徴とする双輪式キャスターの制動機構。
JP09457398A 1998-04-07 1998-04-07 双輪式キャスターの制動機構 Expired - Lifetime JP4006719B2 (ja)

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