JP3017675B2 - キャスタ - Google Patents

キャスタ

Info

Publication number
JP3017675B2
JP3017675B2 JP8079596A JP7959696A JP3017675B2 JP 3017675 B2 JP3017675 B2 JP 3017675B2 JP 8079596 A JP8079596 A JP 8079596A JP 7959696 A JP7959696 A JP 7959696A JP 3017675 B2 JP3017675 B2 JP 3017675B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
wheel
engagement
rotation
stopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8079596A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09240207A (ja
Inventor
博慶 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NANSIN CO Ltd
Original Assignee
NANSIN CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NANSIN CO Ltd filed Critical NANSIN CO Ltd
Priority to JP8079596A priority Critical patent/JP3017675B2/ja
Publication of JPH09240207A publication Critical patent/JPH09240207A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3017675B2 publication Critical patent/JP3017675B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、取付台盤にヨー
クおよび車輪が旋回自在に取り付けられたキャスタに係
り、特に車輪の一方向の回転によってヨークの旋回を拘
束し、車輪の反対方向の回転によってヨークの拘束を解
除しヨークを旋回自在とした係止手段を備えたキャスタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】車輪回転方向によってヨークの旋回を拘
束したり又旋回自在とした係止手段を備えたキャスタと
して、本出願人は既に特開平3−169705号公報の
キャスタを提案している。このキャスタは取付台盤と、
この取付台盤の下面に軸受部を介して旋回自在に取り付
けられたヨークと、このヨークに軸支された車輪とを備
えている。このような一般的構成に加えて次のような係
止手段付加されている。即ち、係止手段は、取付台盤
と一体的に設けられ車輪上に延びる壁面に形成された切
欠からなっている受部と、車輪の上面に載置されて車輪
の回転方向に応じて前方又は後方に移動可能なフリーの
球体などからなるストッパと、ヨークの車輪上に延びる
壁面に穿設されてストッパを受部に係止可能にガイドす
るガイド孔と、ストッパを車輪の上面に接触させるバネ
などの拘束手段とを備えている。そして、車輪を一方向
へ前進させると、車輪の上面に押圧されたストッパが前
方に移動して受部に係合する。これにより、ストッパが
取付台盤とヨークとを一体的に拘束するので、ヨークの
旋回が妨げられ、車輪をいままで直進してきた方向に保
持する。この状態から、車輪を反対方向へ逆転させる
と、ストッパが後方に移動し、受部から離脱する。これ
により、取付台盤に対するヨークの拘束が解除されるの
で、ヨークは自由に旋回可能となる。
【0003】また、別の係止手段は、切欠を有する受部
の点では前記構成と同様であるが、ストッパが補助ヨー
クに支持されており、補助ヨークが車輪の側面の回転に
より揺動する点で相違する。この係止手段は、補助ヨー
クが車軸に基端を枢着され中途位置で追従体を支持しつ
つ、車輪の側面に押圧するバネなどの拘束手段を有する
と共に、上端には受部に係脱自在のストッパが設けられ
ている。そして、車輪を一方向へ前進させると、車輪の
側面に押圧された追従部が前方に移動し、この追従部の
前方移動にともなって補助ヨークとストッパとが前方に
移動し、ストッパが受部に係合する。この状態におい
て、ストッパが取付台盤とヨークとを一体的に拘束する
ので、ヨークの旋回が妨げられ、車輪をいままで直進し
てきた方向に保持する。この状態から、車輪を反対方向
へ逆転させると、追従部が後方に移動することにより、
補助ヨークとストッパとが後方に移動し、ストッパが受
部から離脱する。これにより、取付台盤に対するヨーク
の拘束が解除されるので、ヨークは自由に旋回可能とな
る。これらのキャスタは相応の成果を挙げており、本出
願人は更に鋭意研究の結果本発明を完成するに至った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明の主たる課題
は、ストッパを動かす力が強く確実に係止できると共
に、車輪の回転の円滑性を低下させることのない係止手
段を備えたキャスタを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、請求項1の発明のキャスタの係止手段は、取付台盤
と一体的に設けられた壁面に形成された係合手段の一方
の係合構成部と、上記ヨークに基端が軸着された補助ヨ
ークと、この補助ヨークの上部に支持され且つ車輪の上
面に載置されて車輪の回転方向に応じて前方又は後方に
移動する可動部と、補助ヨークに設けられ前記一方の係
合構成部に対して係脱自在する他方の係合構成部とから
なるストッパ部材とを設ける、という技術的手段を講じ
ている。また、請求項2の発明では、ストッパ部材は、
可動部の延長位置に、車輪と可動部との接点での摩擦力
を増加させるための重りを備えている、という技術的手
段を講じている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、この発明のキャスタの好
適実施例を図1〜図4を参照して説明する。図1〜図4
に示すキャスタは、取付台盤1と、この取付台盤1の下
面に軸受部2を介して旋回自在に取り付けられたヨーク
3と、このヨーク3に軸支された車輪4と、ヨーク3の
旋回を拘束したり又は旋回自在とする係止手段を備え
て構成されている。
【0007】ここで、取付台盤1は、運搬具本体、家
具、各種機器類その他の被取付体(図示略)の下面にボ
ルトなど適宜固定具を用いてキャスタを取り付けるため
のものである。また、この実施例の軸受部2は、取付台
盤1とヨーク3の上部との間に介在された皿体6および
ボール7から構成されている。符号8は、取付台盤1と
軸受部2とヨーク3とを連結するトラックリベットを示
している。
【0008】ヨーク3は、断面コ字状に形成され、その
下端部に架設した車軸9に軸受10を介して車輪4が軸
支されている。また、係止手段5は、取付台盤1と一体
的に設けられ車輪4の上部に延びる壁面11に形成され
た例えば切欠からなっている一方の係合構成部12と、
ヨーク3に基端が軸着されると共に他方の係合構成部2
0を備えた補助ヨーク13と、この補助ヨーク13の上
部に支持され且つ車輪4の上面に設けられた可動部19
とを備えて構成されている。
【0009】ここで、補助ヨーク13は、左右一対の側
壁13aと、その上端間をつなぐ頂壁13bと、側壁上
部から前方へ略水平に延びる左右一対のアーム部13c
とからなっている。そして、一対のアーム部13cの先
端には可動部19が嵌め込まれ枢着されている。また左
右の側壁13aの下端はヨーク3の内側に嵌挿され中途
位置でリベットなどの枢軸15により枢着されている。
この補助ヨーク13は下端をヨーク3の外側に外嵌して
軸着するようにしてもよい。更に、補助ヨークの側壁1
3aには、外方へ突出する枢動ストッパ部16が突出し
て設けられている。この枢動ストッパ部16は、図3に
示すように左右のヨーク3に穿設された規制穴17の幅
内で移動可能に係合されている。そのため、補助ヨーク
13は、枢軸15を支点とし、枢動ストッパ部16と規
制穴17とにより規制される範囲内で前方又は後方に枢
動自在となっている。
【0010】次に、補助ヨーク13には、前記可動部1
9と他方の係合構成部20とからなるストッパ部材14
とが設けられている。図示例の場合、他方の係合構成部
20は、補助ヨーク13の左右側壁13aの上端を連接
する頂壁面13bに一体に形成されて後方へ突出する凸
片からなっている。また、可動部19は、車輪4上面の
ほぼ中央位置で接触するように車輪上に載置されてお
り、車輪4の回転に追従して前方又は後方に移動可能と
なっている。そこで、可動部19は車輪4の回転方向に
応じて補助ヨーク13と共に枢軸15を支点として前方
又は後方に移動し、他方の係合構成部20が取付台盤1
側の一方の係合構成部12に対して係脱自在となってい
る。
【0011】他方の係合構成部20が図2に示すように
一方の係合構成部12に係合すれば、取付台盤1とヨー
ク3とが一体化されるので、ヨーク3の旋回が拘束され
る。一方、他方の係合構成部20が図1に示すように一
方の係合構成部2から離脱すれば、取付台盤1とヨー
ク3とが互いに離れるので、ヨーク3の旋回が自由状態
に戻る。
【0012】前記可動部19にある重り21は、補助ヨ
ーク13の上部における支軸18と反対側に延出して設
けられている。この重り21は、車輪4と可動部19の
接点での摩擦力を増加させるために設けられている。す
なわち、もし重り21がないと、ストッパ部材14が一
方の係合構成部12側に移動しにくくなるからであり、
この重り21は、ストッパ部材14が取付台盤1側の一
方の係合構成部12へ係脱する動作を円滑にするために
設けられている。
【0013】以上のように構成されたキャスタによる
と、次のように車輪4の旋回をフリーにしたり、又は拘
束する。車輪4を矢印Aで示す一方向へ回転すると、図
2に示すように車輪4の上面に載置されたストッパ部材
14の可動部19が前方に移動し、補助ヨーク13の水
平に延びるアーム部13c後方に設けられている他方の
係合構成部20が取付台盤1側の一方の係合構成部12
に係合する。このように他方の係合構成部20が一方の
係合構成部12に係合した状態となると、ストッパ部材
14が取付台盤1とヨーク3とを一体的に拘束するの
で、ヨーク3の旋回が妨げられ、車輪4をいままで直進
してきた方向に保持することになる。
【0014】一方、この状態から、車輪4を反対方向へ
回転すると、図1に示すようにストッパ部材14の可動
部19が後方に移動し、補助ヨーク13のアーム部13
cに設けられている他方の係合構成部20が取付台盤1
側の一方の係合構成部12から離脱する。これにより、
取付台盤1に対するヨーク3の拘束が解除されるので、
ヨーク3は自由に旋回できるようになる。可動部19の
延長位置に設けられている重り21のため車輪4と可動
部19との接点での摩擦力が増加しているので、これら
ストッパ部材14の他方の係合構成部20の一方の係合
構成部12への係脱動作が円滑に行われる。
【0015】なお、この発明は上述の実施例に限定され
るものではなく、種々の変形例が実施能である。例え
ば、上述の実施例では一方の係合構成部を穴状又は切欠
状の凹部とし、他方の係合構成部を凸部としたが、これ
とは逆に、一方の係合構成部を凸部とし、他方の係合構
成部を凹部としてもよい。また、他方の係合構成部を補
助ヨークと一体に形成した例を示したが、他方の係合構
成部は補助ヨークと連動するよう設けられていればよ
く、他方の係合構成部を可動部に一体に形成した場合も
この発明に含まれるものである。その他、この発明の要
旨を変更しない範囲で種々設計変更しうるものである。
【0016】
【発明の効果】以上説明したこの発明のキャスタによる
と、次のような効果を奏する。 (1)係止手段が、ヨーク側に軸着した補助ヨークに支
持され且つ車輪の上面に載置され車輪の回転方向に応じ
て補助ヨークと共に前方又は後方に移動する可動部と、
補助ヨークに設けられ取付台盤側の一方の係合構成部に
係脱するストッパ部材を備えている。したがって、従来
のように小さなフリーの球体などからなっているストッ
パを受部に係止させるものに比べて、頑丈で故障しにく
い構造を実現できる。特に、大のキャスタのように強
い旋回力が加わる場合に、有効である。また、車輪の上
面の回転によりストッパ部材が移動するので、従来のよ
うに車輪の側面の回転によりストッパを動かすものに比
べて、ストッパ部材をバネなどにより車輪に強く押圧し
なくともストッパ部材を動かす力を十分大きくすること
ができる。特に、小の半径の小さいキャスタの場合に
有効である。 (2)補助ヨークの上部にある支軸と反対側位置に、車
輪と可動部との接点での摩擦力を増加させる重りを備え
ることによりストッパ部材の取付台盤側の係合構成部へ
の係脱動作を円滑にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のキャスタの一実施例の旋回フリー状
態を示す部を切り欠いた要部の作用状態図である。
【図2】図1のキャスタの一実施例の旋回拘束状態を示
す一部を切り欠いた要部の作用状態図である。
【図3】図1のキャスタの全体側面図である。
【図4】図1のキャスタの縦断面図である。
【符号の説明】
1 取付台盤 2 軸受部 3 ヨーク 4 車輪 5 係止手段 11 壁面 12 一方の係合構成部 13 補助ヨーク 14 ストッパ部材 15 枢軸 19 可動部 20 他方の係合構成部 21 重り
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−156702(JP,A) 特開 平3−169705(JP,A) 特開 昭58−218402(JP,A) 特開 平4−237604(JP,A) 特開 平5−185802(JP,A) 実開 昭63−42401(JP,U) 特公 昭64−11481(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60B 33/00 - 33/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付台盤と、この取付台盤の下面に軸受
    部を介して旋回自在に取り付けられたヨークと、このヨ
    ークに軸支された車輪と、車輪の一方向の回転によって
    ヨークの旋回を拘束し、車輪の反対方向の回転によって
    上記ヨークの拘束を解除してヨークを旋回自在とした係
    止手段とを備えたキャスタにおいて、上記係止手段が、 取付台盤と一体的に設けられた壁面に形成された係合手
    段の一方の係合構成部と、 上記ヨークに基端が軸着された補助ヨークと、 この補助ヨークの上部に支持され且つ車輪の上面に載置
    されて車輪の回転方向に応じて前方又は後方に移動する
    可動部と、前記補助ヨークに設けられ前記一方の係合構
    成部に対して係脱自在する他方の係合構成部とからなる
    ストッパ部材と、 を備えてなっていることを特徴とするキャスタ。
  2. 【請求項2】ストッパ部材は、可動部の延長位置に、車
    輪と可動部との接点で摩擦力を増加させる重りを備えて
    いることを特徴とする請求項1記載のキャスタ。
JP8079596A 1996-03-07 1996-03-07 キャスタ Expired - Fee Related JP3017675B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8079596A JP3017675B2 (ja) 1996-03-07 1996-03-07 キャスタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8079596A JP3017675B2 (ja) 1996-03-07 1996-03-07 キャスタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09240207A JPH09240207A (ja) 1997-09-16
JP3017675B2 true JP3017675B2 (ja) 2000-03-13

Family

ID=13694389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8079596A Expired - Fee Related JP3017675B2 (ja) 1996-03-07 1996-03-07 キャスタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3017675B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09240207A (ja) 1997-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4860622B2 (ja) 乳母車のための可動性キャリッジ
US20100078916A1 (en) Stroller connectable with a car seat
FR2565534A1 (fr) Siege de securite pour enfant a bord d'une automobile
US4805259A (en) Caster
US5312288A (en) Steering system for toy vehicle
JP3017675B2 (ja) キャスタ
JPH0958203A (ja) 双輪キャスター
WO2011013749A1 (ja) ベビーカー用キャスター及びベビーカー
JPS6297550A (ja) ア−ムチエア
US4779304A (en) Caster having a rotary yoke locking mechanism
JP3184458B2 (ja) 手押し台車
JP3100118B2 (ja) キャスタ
JP3205742B2 (ja) キャスタ
JP2004082990A (ja) 折り畳み式手押し台車
JP3297827B2 (ja) 自動旋回規制キャスター及びそのキャスター装備品
JP4441002B2 (ja) 作業台車
JPH11123904A (ja) 緩衝機構付きキャスタ
JPH081121Y2 (ja) ベビーカーのキャスター機構
JPH0710578Y2 (ja) ワゴン
JP3582829B2 (ja) 車椅子のバスケット支持装置
JPH0224369Y2 (ja)
JP3205741B2 (ja) ハーフブレーキ付きキャスター
JPH0152214B2 (ja)
JP4006719B2 (ja) 双輪式キャスターの制動機構
JP2002114152A (ja) 搬送台車

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081224

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111224

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees