JPH0152214B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0152214B2 JPH0152214B2 JP58224402A JP22440283A JPH0152214B2 JP H0152214 B2 JPH0152214 B2 JP H0152214B2 JP 58224402 A JP58224402 A JP 58224402A JP 22440283 A JP22440283 A JP 22440283A JP H0152214 B2 JPH0152214 B2 JP H0152214B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hook
- mirror
- columnar member
- rotary hook
- pivot pin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 210000002105 tongue Anatomy 0.000 claims description 26
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R1/00—Optical viewing arrangements; Real-time viewing arrangements for drivers or passengers using optical image capturing systems, e.g. cameras or video systems specially adapted for use in or on vehicles
- B60R1/02—Rear-view mirror arrangements
- B60R1/06—Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior
- B60R1/076—Rear-view mirror arrangements mounted on vehicle exterior yieldable to excessive external force and provided with an indexed use position
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は緩衝式ドアミラーに関するものであ
る。
る。
ドアミラーは自動車等の車体側方に突出せしめ
て装着されるため、走行時に障害物と衝突する機
会が有るという問題、及び、車庫入れなど、障害
物との間隔の狭い個所を通過する際に邪魔になる
という問題がある。
て装着されるため、走行時に障害物と衝突する機
会が有るという問題、及び、車庫入れなど、障害
物との間隔の狭い個所を通過する際に邪魔になる
という問題がある。
上記の衝突に関する問題を解消するために緩衝
式ドアミラーが用いられる。緩衝式ドアミラーは
一般に、車体側に固定したミラーベースに対して
ミラーハウジングを回動可能なように支承すると
共に、上記双方の部材の間にテンシヨンスプリン
グを介装して構成される。第1図は従来の緩衝式
ドアミラーの一例を示す水平断面図で、本図にお
ける下方が自動車の前方に相当する。
式ドアミラーが用いられる。緩衝式ドアミラーは
一般に、車体側に固定したミラーベースに対して
ミラーハウジングを回動可能なように支承すると
共に、上記双方の部材の間にテンシヨンスプリン
グを介装して構成される。第1図は従来の緩衝式
ドアミラーの一例を示す水平断面図で、本図にお
ける下方が自動車の前方に相当する。
車体1にミラーベース2が固着される。一方、
ミラーハウジング3にミラー4が支承されてい
る。ヒンジ部材5が設けられ、その後端を後側軸
6でミラーベース2に枢着するとともに、その前
端を前側軸7でミラーハウジング3に枢着されて
いる。上記ミラーベース2とミラーハウジング3
との間にテンシヨンスプリング8が介装され、ミ
ラーハウジング3をミラーベース2に向けて引き
つける方向に付勢している。9は、テンシヨンス
プリング8の1端をミラーベース2に係着するた
めのスプリングハンガプレートである。
ミラーハウジング3にミラー4が支承されてい
る。ヒンジ部材5が設けられ、その後端を後側軸
6でミラーベース2に枢着するとともに、その前
端を前側軸7でミラーハウジング3に枢着されて
いる。上記ミラーベース2とミラーハウジング3
との間にテンシヨンスプリング8が介装され、ミ
ラーハウジング3をミラーベース2に向けて引き
つける方向に付勢している。9は、テンシヨンス
プリング8の1端をミラーベース2に係着するた
めのスプリングハンガプレートである。
上記のように構成された従来の緩衝式ドアミラ
ーは、そのミラーハウジング3に別段の外力が作
用しないときはテンシヨンスプリング8の付勢力
により実線で図示した状態から矢印B方向に回動
せしめられ、仮想線で示した3′のようにドアミ
ラーとしての機能を果たす姿勢(以下、正常姿勢
と言う)に保持される。
ーは、そのミラーハウジング3に別段の外力が作
用しないときはテンシヨンスプリング8の付勢力
により実線で図示した状態から矢印B方向に回動
せしめられ、仮想線で示した3′のようにドアミ
ラーとしての機能を果たす姿勢(以下、正常姿勢
と言う)に保持される。
また、正常姿勢のミラーハウジング3′に矢印
Aの如く外力が作用すると矢印C方向に傾倒す
る。この傾倒はテンシヨンスプリング8の付勢力
に抗して行われるので、衝撃力がテンシヨンスプ
リング8に吸収されて緩衝される。
Aの如く外力が作用すると矢印C方向に傾倒す
る。この傾倒はテンシヨンスプリング8の付勢力
に抗して行われるので、衝撃力がテンシヨンスプ
リング8に吸収されて緩衝される。
前記の、ドアミラーが邪魔になるという問題に
ついては、上記の傾倒作用を利用してミラーハウ
ジング3を傾倒姿勢に保持することが出来れば非
常に便利である。しかし、従来においてはミラー
ハウジングを簡単な操作で迅速かつ容易に傾倒姿
勢に保持したり、正常姿勢に復元させたりできる
装置が開発されていない。
ついては、上記の傾倒作用を利用してミラーハウ
ジング3を傾倒姿勢に保持することが出来れば非
常に便利である。しかし、従来においてはミラー
ハウジングを簡単な操作で迅速かつ容易に傾倒姿
勢に保持したり、正常姿勢に復元させたりできる
装置が開発されていない。
本発明は上述の事情に鑑みて為されたもので、
その目的とするところは、ミラーハウジングを簡
単な操作で、迅速かつ容易に傾倒姿勢に保持した
り、正常姿勢に復元させたりできる、ドアミラー
の傾倒姿勢保持装置を提供しようとするものであ
る。
その目的とするところは、ミラーハウジングを簡
単な操作で、迅速かつ容易に傾倒姿勢に保持した
り、正常姿勢に復元させたりできる、ドアミラー
の傾倒姿勢保持装置を提供しようとするものであ
る。
上記の目的を達成するため、本発明の保持装置
は、車体に固定したミラーベースに対してミラー
ハウジングを回動可能なように支承すると共に、
上記双方の部材の間にテンシヨンスプリングを介
装した緩衝式のドアミラーにおいて、 回動自在に支承される杆状部分の片側に少なく
とも2個のフツク状舌片を並べて一体的に連接し
た形状の回動フツクを構成して、この回動フツク
をミラーベースに対して枢支ピンにより枢支し、 上記少なくとも2個のフツク状舌片の内の少な
くとも1個にその回動面に対して傾斜した面を形
成し、 上記回動フツクに設けられている少なくとも2
個のフツク状舌片の間の凹部に係合する柱状部材
をミラーハウジングに対して固定的に支承して、
該柱状部材の頂面の高さを前記フツク状舌片の傾
斜面の上端よりも低く、該傾斜面の下端よりも高
く設定し、 上記回動フツクの外周部に、前記柱状部材に当
接して押圧力を受けたとき該回動フツクが回動力
を受けるような形状の案内面を設け、 上記回動フツクに対してフツクの係合方向の回
動力を付勢するスプリング部材を設け、かつ、 前記の枢支ピンによる回動フツクの枢支部は、
該回動フツクが枢支ピンの軸心に対して傾動する
こと、及び、該枢支ピンの軸心方向に摺動するこ
との少なくとも一方を許容するように構成する。
は、車体に固定したミラーベースに対してミラー
ハウジングを回動可能なように支承すると共に、
上記双方の部材の間にテンシヨンスプリングを介
装した緩衝式のドアミラーにおいて、 回動自在に支承される杆状部分の片側に少なく
とも2個のフツク状舌片を並べて一体的に連接し
た形状の回動フツクを構成して、この回動フツク
をミラーベースに対して枢支ピンにより枢支し、 上記少なくとも2個のフツク状舌片の内の少な
くとも1個にその回動面に対して傾斜した面を形
成し、 上記回動フツクに設けられている少なくとも2
個のフツク状舌片の間の凹部に係合する柱状部材
をミラーハウジングに対して固定的に支承して、
該柱状部材の頂面の高さを前記フツク状舌片の傾
斜面の上端よりも低く、該傾斜面の下端よりも高
く設定し、 上記回動フツクの外周部に、前記柱状部材に当
接して押圧力を受けたとき該回動フツクが回動力
を受けるような形状の案内面を設け、 上記回動フツクに対してフツクの係合方向の回
動力を付勢するスプリング部材を設け、かつ、 前記の枢支ピンによる回動フツクの枢支部は、
該回動フツクが枢支ピンの軸心に対して傾動する
こと、及び、該枢支ピンの軸心方向に摺動するこ
との少なくとも一方を許容するように構成する。
次に、本発明の一実施例を第2図乃至第12図
について説明する。
について説明する。
第2図は、上に述べた回動フツク10の1例を
示す斜視図で、回動自在に枢支するための軸受孔
10a-1を備えた杆状部分10aの片側(図にお
いて手前側)に、2個のフツク状舌片10b,1
0cを並べて一体的に連設してある。本発明にお
いて2個のフツク状舌片を並べるとは、前記杆状
部分10aの回転面Hに沿つて平面的に並べる意
である。
示す斜視図で、回動自在に枢支するための軸受孔
10a-1を備えた杆状部分10aの片側(図にお
いて手前側)に、2個のフツク状舌片10b,1
0cを並べて一体的に連設してある。本発明にお
いて2個のフツク状舌片を並べるとは、前記杆状
部分10aの回転面Hに沿つて平面的に並べる意
である。
本例の回動フツク10は鋼板を打ち抜いて構成
してある。そして、2個の舌片10b,10cの
内、杆状部分10aに近い側の舌片10bを回動
面Hに対して傾斜させるように折り曲げてある。
してある。そして、2個の舌片10b,10cの
内、杆状部分10aに近い側の舌片10bを回動
面Hに対して傾斜させるように折り曲げてある。
本発明を実施する際、前記の舌片10bは折り
曲げ加工することに限定されないが、その先端部
が回動面Hから離れる方向の斜面を設ける。10
dはこの回動フツクを回動せしめるために設けた
案内面である。
曲げ加工することに限定されないが、その先端部
が回動面Hから離れる方向の斜面を設ける。10
dはこの回動フツクを回動せしめるために設けた
案内面である。
第3図は、第2図に示した回動フツク10を用
いて構成した本発明の傾倒姿勢保持装置の一実施
例を備えたドアミラーの斜視図である。
いて構成した本発明の傾倒姿勢保持装置の一実施
例を備えたドアミラーの斜視図である。
ミラーベース2、ミラーハウジング3、ヒンジ
部材5、後側軸6、前側軸7、テンシヨンスプリ
ング8およびスプリングハンガプレート9は、第
1図に示した従来装置におけると同様乃至は類似
の構成部材である。本実施例は、この緩衝式ドア
ミラーを傾倒姿勢に保持するため、本発明を適用
して次の構成を付設する。第4図は本発明に係る
構成部分の分解斜視図である。
部材5、後側軸6、前側軸7、テンシヨンスプリ
ング8およびスプリングハンガプレート9は、第
1図に示した従来装置におけると同様乃至は類似
の構成部材である。本実施例は、この緩衝式ドア
ミラーを傾倒姿勢に保持するため、本発明を適用
して次の構成を付設する。第4図は本発明に係る
構成部分の分解斜視図である。
回動フツクのブラケツト11を取付ネジ12に
よりミラーベース2に固定し、枢支ピン13によ
り回動フツク10を回動自在に枢支する。
よりミラーベース2に固定し、枢支ピン13によ
り回動フツク10を回動自在に枢支する。
本実施例においては回動フツク10の軸受孔1
0a-1を枢支ピン13よりも大径とし、該回動フ
ツク10が枢支ピン13に垂直な平面内で回動す
ること、及び、該枢支ピン13の中心線に対して
傾動することを許容するように構成すると共に、
トーシヨンコイルスプリング16により図の反時
計回り方向、即ちフツク係合方向の回動力を付勢
してある。10eはスプリング係着用の孔であ
る。
0a-1を枢支ピン13よりも大径とし、該回動フ
ツク10が枢支ピン13に垂直な平面内で回動す
ること、及び、該枢支ピン13の中心線に対して
傾動することを許容するように構成すると共に、
トーシヨンコイルスプリング16により図の反時
計回り方向、即ちフツク係合方向の回動力を付勢
してある。10eはスプリング係着用の孔であ
る。
上記の回動フツク10のフツク状舌片10b,
10cの間の凹部に係合する柱状部材14を構成
し、ブラケツト15を介してミラーハウジング3
に対して固定的に支承する。
10cの間の凹部に係合する柱状部材14を構成
し、ブラケツト15を介してミラーハウジング3
に対して固定的に支承する。
上記の柱状部材14は、その下端部をブラケツ
ト15に植設して垂直に支承し、その上端の高さ
を回動フツク10の内側のフツク状舌片10bの
斜面の上端部の高さよりも低く、該斜面の下端部
の高さよりも高く設定する。
ト15に植設して垂直に支承し、その上端の高さ
を回動フツク10の内側のフツク状舌片10bの
斜面の上端部の高さよりも低く、該斜面の下端部
の高さよりも高く設定する。
第5図は上記実施例のミラーハウジングを正常
姿勢3′ならしめた状態の水平断面図である。こ
の状態において柱状部材14は回動フツク10の
案内面10dに当接している。
姿勢3′ならしめた状態の水平断面図である。こ
の状態において柱状部材14は回動フツク10の
案内面10dに当接している。
本図に示した正常姿勢の状態から、ミラーハウ
ジング3が後側軸6を中心として後方に(図にお
いて反時計回り方向に)回動すると、前記の柱状
部材14は上記後側軸6を中心とする円弧矢印D
の如く移動して回動フツク10の案内面10dを
押す。この案内面10dは、柱状部材14によつ
て押圧力を受けたとき回動フツク10が回動力を
受けるような形状に構成しておく。
ジング3が後側軸6を中心として後方に(図にお
いて反時計回り方向に)回動すると、前記の柱状
部材14は上記後側軸6を中心とする円弧矢印D
の如く移動して回動フツク10の案内面10dを
押す。この案内面10dは、柱状部材14によつ
て押圧力を受けたとき回動フツク10が回動力を
受けるような形状に構成しておく。
第6図は、ミラーハウジング3に手の力を加え
て若干後方(反時計回り)に傾倒させた状態を示
す。
て若干後方(反時計回り)に傾倒させた状態を示
す。
回動フツク10の案内面10dが、柱状部材1
4によつて矢印D方向に押されると、回動フツク
10はトーシヨンコイルスプリング16の付勢力
に抗して時計回り方向に回動せしめられる。
4によつて矢印D方向に押されると、回動フツク
10はトーシヨンコイルスプリング16の付勢力
に抗して時計回り方向に回動せしめられる。
更にミラーハウジング3を後方(反時計回り)
に傾倒させると、第7図に示すように柱状部材1
4が外側のフツク状舌片10cの先端を乗り越え
る。すると回動フツク10はトーシヨンコイルス
プリング16の付勢力により第8図に示す如く仮
想線10′の位置から実線10のように反時計回
り方向に回動し、柱状部材14は2個のフツク状
舌片10b,10cの間の凹部に係合する。
に傾倒させると、第7図に示すように柱状部材1
4が外側のフツク状舌片10cの先端を乗り越え
る。すると回動フツク10はトーシヨンコイルス
プリング16の付勢力により第8図に示す如く仮
想線10′の位置から実線10のように反時計回
り方向に回動し、柱状部材14は2個のフツク状
舌片10b,10cの間の凹部に係合する。
柱状部材14が上記のように回動フツク10の
凹部に係合すると、ミラーハウジング3から手を
放しても該ミラーハウジング3はテンシヨンスプ
リング8の付勢力による時計回り方向の復元回動
を係止され、傾倒姿勢に保持される。
凹部に係合すると、ミラーハウジング3から手を
放しても該ミラーハウジング3はテンシヨンスプ
リング8の付勢力による時計回り方向の復元回動
を係止され、傾倒姿勢に保持される。
本実施例の装置は以上の作用により、ミラーハ
ウジング3に手の力を加えて一定角度まで傾倒さ
せると、手を放してもミラーハウジング3がその
ままの姿勢を保持し、車庫入れなどのそそが容易
になる。
ウジング3に手の力を加えて一定角度まで傾倒さ
せると、手を放してもミラーハウジング3がその
ままの姿勢を保持し、車庫入れなどのそそが容易
になる。
第9図は上記のように係合した状態の柱状部材
14と回動フツク10との関係を示す説明図であ
る。
14と回動フツク10との関係を示す説明図であ
る。
前記の如く、内側のフツク状舌片10bは紙面
に対して傾斜している。本図においては傾斜面に
斑点を付して示してあり、斑点の粗な所は紙面と
垂直方向に低く、斑点の密な所は紙面と垂直な方
向に高いことを表わしている。柱状部材14の頂
面の高さは上記傾斜面の上端よりも低く、下端よ
りも高く、該傾斜面の中腹に相当している。本図
の状態においては柱状部材14は舌片10b,1
0cの間の凹部に係合して挾持されている。回動
フツク10はトーシヨンコイルスプリング16に
より反時計回り方向に付勢されているが、柱状部
材14と係合しているため回動できない。
に対して傾斜している。本図においては傾斜面に
斑点を付して示してあり、斑点の粗な所は紙面と
垂直方向に低く、斑点の密な所は紙面と垂直な方
向に高いことを表わしている。柱状部材14の頂
面の高さは上記傾斜面の上端よりも低く、下端よ
りも高く、該傾斜面の中腹に相当している。本図
の状態においては柱状部材14は舌片10b,1
0cの間の凹部に係合して挾持されている。回動
フツク10はトーシヨンコイルスプリング16に
より反時計回り方向に付勢されているが、柱状部
材14と係合しているため回動できない。
上に説明した状態から、ミラーハウジング3に
手の力を加えて更に後方へ反時計回り方向に傾倒
させると第10図の如く柱状部材14がフツク状
舌片10bの傾斜面の中腹付近乃至は該フツク状
舌片10bの先端付近に対向する状態となる。す
ると第11図に示すように、フツク状舌片10b
が柱状部材14に対向している部分の傾斜面が該
柱状部材14の頂面よりも高くなり、柱状部材1
4によつて回動を係止されなくなる。従つて該回
動フツク10はトーシヨンコイルスプリング16
の付勢力によつて図の反時計回り方向に回動せし
められ、フツク状舌片10bが柱状部材14の頂
面を覆つた形になる。
手の力を加えて更に後方へ反時計回り方向に傾倒
させると第10図の如く柱状部材14がフツク状
舌片10bの傾斜面の中腹付近乃至は該フツク状
舌片10bの先端付近に対向する状態となる。す
ると第11図に示すように、フツク状舌片10b
が柱状部材14に対向している部分の傾斜面が該
柱状部材14の頂面よりも高くなり、柱状部材1
4によつて回動を係止されなくなる。従つて該回
動フツク10はトーシヨンコイルスプリング16
の付勢力によつて図の反時計回り方向に回動せし
められ、フツク状舌片10bが柱状部材14の頂
面を覆つた形になる。
この状態(第11図)において、柱状部材14
に矢印L方向の力が加えられると、該柱状部材1
4は回動フツク10を押し上げながら矢印L方向
に移動する。即ち、ミラーハウジング3を傾倒さ
せている手を放すと、第12図に示すように、ミ
ラーハウジング3は柱状部材14を矢印L方向に
移動させつつ復元方向(本図において時計回り方
向)に回動し、正常姿勢に復元する。
に矢印L方向の力が加えられると、該柱状部材1
4は回動フツク10を押し上げながら矢印L方向
に移動する。即ち、ミラーハウジング3を傾倒さ
せている手を放すと、第12図に示すように、ミ
ラーハウジング3は柱状部材14を矢印L方向に
移動させつつ復元方向(本図において時計回り方
向)に回動し、正常姿勢に復元する。
上記の作用における回動フツク10の機能から
明らかなように、第2図において説明した杆状部
分10aは、外観上必ずしも杆状であることを要
せず、回動自在に支承された杆状部材と機構学的
に等価な部分であることを意味するものである。
また、第11図に示したように柱状部材14が回
動フツク10を押し上げてその下を潜り抜けるた
めには、該回動フツク10が上記実施例の如く枢
支ピンの軸心に対して傾動可能に支承されていて
もよく、該枢支ピンの軸心方向の摺動可能に支承
されていてもよい。
明らかなように、第2図において説明した杆状部
分10aは、外観上必ずしも杆状であることを要
せず、回動自在に支承された杆状部材と機構学的
に等価な部分であることを意味するものである。
また、第11図に示したように柱状部材14が回
動フツク10を押し上げてその下を潜り抜けるた
めには、該回動フツク10が上記実施例の如く枢
支ピンの軸心に対して傾動可能に支承されていて
もよく、該枢支ピンの軸心方向の摺動可能に支承
されていてもよい。
上述の作用により、本実施例のミラーハウジン
グが傾倒姿勢に保持されているとき、手の力を加
えてミラーハウジングを更に傾倒方向に回してか
ら手を放すと、ミラーハウジングは正常姿勢に復
元する。
グが傾倒姿勢に保持されているとき、手の力を加
えてミラーハウジングを更に傾倒方向に回してか
ら手を放すと、ミラーハウジングは正常姿勢に復
元する。
以上説明したように、本発明の傾倒姿勢保持装
置は、簡単な操作で迅速かつ容易にドアミラーの
ミラーハウジングを傾倒姿勢に保持したり、正常
姿勢に復元させたりすることができるという優れ
た効果がある。
置は、簡単な操作で迅速かつ容易にドアミラーの
ミラーハウジングを傾倒姿勢に保持したり、正常
姿勢に復元させたりすることができるという優れ
た効果がある。
第1図は従来の緩衝式ドアミラーの水平断面図
である。第2図は本発明の傾倒姿勢保持装置の一
実施例における回動フツクの斜視図である。第3
図は上記の回動フツクを用いて構成した本発明の
一実施例の斜視図、第4図は上記実施例における
本発明に係る構成部材の分解斜視図である。第5
図乃至第12図は上記実施例における作動説明図
である。 2……ミラーベース、3,3′……ミラーハウ
ジング、5……ヒンジ部材、10……回動フツ
ク、10a……杆状部分、10b,10c……フ
ツクの舌片、10d……案内面、14……柱状部
材、16……トーシヨンコイルスプリング。
である。第2図は本発明の傾倒姿勢保持装置の一
実施例における回動フツクの斜視図である。第3
図は上記の回動フツクを用いて構成した本発明の
一実施例の斜視図、第4図は上記実施例における
本発明に係る構成部材の分解斜視図である。第5
図乃至第12図は上記実施例における作動説明図
である。 2……ミラーベース、3,3′……ミラーハウ
ジング、5……ヒンジ部材、10……回動フツ
ク、10a……杆状部分、10b,10c……フ
ツクの舌片、10d……案内面、14……柱状部
材、16……トーシヨンコイルスプリング。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 車体側に固定したミラーベースに対してミラ
ーハウジングを回動可能なように支承すると共
に、上記双方の部材の間にテンシヨンスプリング
を介装した緩衝式のドアミラーにおいて、 回動自在に支承される杆状部分の片側に少なく
とも2個のフツク状舌片を並べて一体的に連設し
た形状の回動フツクを構成して、この回動フツク
をミラーベースに対して枢支ピンにより枢支し、 上記少なくとも2個のフツク状舌片の内の少な
くとも1個にその回動面に対して傾斜した面を形
成し、 上記回動フツクに設けられているフツク状舌片
の間の凹部に係合する柱状部材をミラーハウジン
グに対して固定的に支承すると共に、該柱状部材
の頂面の高さを前記フツク状舌片の傾斜面の上端
よりも低く、該傾斜面の下端よりも高く設定し、 上記回動フツクの外周部に、前記柱状部材と当
接して押圧力を受けたとき該回動フツクが回動力
を受ける形状の案内面を設け、 上記回動フツクに対してフツクの係合方向の回
動力を付勢するスプリング部材を設け、かつ、 前記の枢支ピンによる回動フツクの枢支部は、
該回動フツクが枢支ピンの軸心に対する傾動、及
び、該枢支ピンの軸心方向の摺動の少なくともい
ずれか一方を許容する構造であることを特徴とす
るドアミラーの傾倒姿勢保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58224402A JPS60116539A (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | ドアミラ−の傾倒姿勢保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58224402A JPS60116539A (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | ドアミラ−の傾倒姿勢保持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60116539A JPS60116539A (ja) | 1985-06-24 |
JPH0152214B2 true JPH0152214B2 (ja) | 1989-11-08 |
Family
ID=16813189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58224402A Granted JPS60116539A (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | ドアミラ−の傾倒姿勢保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60116539A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3613878C1 (de) * | 1986-04-24 | 1987-07-09 | Daimler Benz Ag | Aussenspiegel fuer Fahrzeuge |
ES2033402T3 (es) * | 1987-12-18 | 1993-03-16 | Hohe Kg | Espejo exterior plegable para un vehiculo. |
AU617450B2 (en) * | 1988-05-05 | 1991-11-28 | Britax Rainsfords Pty Ltd | Break-away mirror mechanism |
-
1983
- 1983-11-30 JP JP58224402A patent/JPS60116539A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60116539A (ja) | 1985-06-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO1985000788A1 (en) | Rearview mirror for vehicle | |
JPH0152214B2 (ja) | ||
JP2001001914A (ja) | メモリ機構付きチルトステアリング装置 | |
JP2861079B2 (ja) | 自転車の転倒防止装置 | |
JP3100118B2 (ja) | キャスタ | |
JPH0229541B2 (ja) | ||
JPH0229542B2 (ja) | ||
US6698706B1 (en) | Damping mechanism for a mirror of a motor vehicle | |
JPH0425390Y2 (ja) | ||
JP3206902B2 (ja) | 戸車装置 | |
JPH0237283Y2 (ja) | ||
JPH0717573Y2 (ja) | 車両用シートのテーブル装置 | |
JPH0116679Y2 (ja) | ||
JPH0717407A (ja) | 操舵ハンドルのホーンパッド取付構造 | |
JP2546449Y2 (ja) | 自動車のバックミラー構造 | |
JP3004709U (ja) | 自動車用ドアミラー | |
JPH0116680Y2 (ja) | ||
JP3022199B2 (ja) | バックミラーの可倒機構 | |
JPH0217939Y2 (ja) | ||
JP2603260Y2 (ja) | 可動式車両用ミラー装置 | |
JP2551632Y2 (ja) | 電動格納式ミラー | |
JPS60139547A (ja) | 緩衝機構付ドアミラ− | |
JPS6328687Y2 (ja) | ||
JPH0139630Y2 (ja) | ||
JPS60219138A (ja) | ドアミラ−の格納機構 |