JP3818699B2 - 車椅子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車椅子の車幅を広狭調整できる車幅調整可能な車椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】
図13,14は、一般的な車椅子の側面図,後面図を示している。
【0003】
この従来の車椅子は、手押しハンドル102およびアームレスト103等を備えたフレーム101に、キャスター車輪からなる前輪104と、大径の後輪105とが軸支され、後輪105には、搭乗者の腕で回転駆動する自走用のハンドリム106と、制動用のブレーキ装置107を備えて構成されていた。そして、搭乗者がハンドリム106を回転し、または、介助者が手押しハンドル102を押して走行が行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来構成の車椅子は、例えば、列車内通路等の狭い場所を走行する場合、図14に示す車幅Wが通路幅より広いため、通路を通ることができないという問題があった。
【0005】
本発明は、上記にかんがみてなされたものであり、その目的とするところは、車椅子の車幅を広狭調整して狭隘場所でも走行できる車椅子、および車椅子後輪のリフトアップ装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記目的を達成するためになされたものであり、
本発明に係る車椅子の第1の構成上の特徴は、車輪着脱機構を介してフレームに着脱自在に軸支されるとともに常には走行面に接地する大径の後輪と、
前記フレーム下部に設けられ前記後輪を走行面から離隔した位置へ上昇可能なリフトアップ装置と、を備え、
前記リフトアップ装置は、
前端部が車椅子のフレーム下部に枢着されて揺動可能に設けられた支持アームと、
前記支持アームの自由端部の下部に設けられたリフトアップ車輪と、
ペダル部を有し上端部が前記フレーム下部に枢着された第1リンクバーと、
下端部が前記支持アームの自由端部に枢着され上端部が前記第1リンクバー下端部に枢着された第2リンクバーと、
前記支持アームを前記フレーム下部方向へ回動付勢するばねと、を備え、
前記リフトアップ車輪が、前記フレーム下部に接近した非接地位置と走行面に接地した接地位置との間を昇降可能に形成され、該接地位置において前記フレームの高さ位置を上昇可能に形成されてなることにある。
【0008】
また、前記リフトアップ車輪を圧接して制動可能に設けられたブレーキ機構を備えて車椅子を構成してもよい。
【0009】
さらに、本発明に係る車椅子後輪のリフトアップ装置の構成上の特徴は、前端部が車椅子のフレーム下部に枢着されて揺動可能に設けられた支持アームと、
前記支持アームの自由端部の下部に設けられたリフトアップ車輪と、
ペダル部を有し上端部が前記フレーム下部に枢着された第1リンクバーと、
下端部が前記支持アームの自由端部に枢着され上端部が前記第1リンクバー下端部に枢着された第2リンクバーと、
前記支持アームを前記フレーム下部方向へ回動付勢するばねと、を備え、
前記リフトアップ車輪が、前記フレーム下部に接近した非接地位置と走行面に接地した接地位置との間を昇降可能に形成され、該接地位置において前記フレームの高さ位置を上昇可能に形成されてなることにある。
【0010】
また、前記リフトアップ車輪を圧接して制動可能に設けられたブレーキ機構を備えて車椅子後輪のリフトアップ装置を構成してもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
本実施形態の車椅子は、図1〜2に示すように、シート部7,背もたれ部8,前輪29,後輪30を支持するフレーム1と、後部着脱機構11a,前部着脱機構11bを備えた1対のアームレスト10と、格納自在なグリップ部21を備えた手押しハンドル20と、フレーム1に旋回自在に支持された1対の前輪29と、車輪着脱機構35を備えフレーム1に着脱自在に軸支された1対の後輪30と、後輪30を制動可能に設けられたブレーキ装置45と、フレーム1下部に設けられ非接地位置と接地位置との間を移動可能なリフトアップ車輪55を備えた1対のリフトアップ装置50とを具備して構成されている。なお以下の説明では、車椅子の左側部分について記し、対称的な右側部分については説明を省略する。
【0013】
フレーム1は、本例では、パイプ部材により長方形の枠形状に形成され、左右対称的なフレーム1,1が相対して配設され、両フレーム1,1は、折たたみ機構5により連結されている。
【0014】
フレーム1は、前後方向に延びる上フレーム1a,下フレーム1b、およびそれらを連結して上下方向に延びる前フレーム1c,後フレーム1d,ならびに斜め下前方へ張出した足フレーム1eとから構成されている。
【0015】
シート部7は、例えば、布状部材からなり、折たたみ機構5の上端部に張設されて、本車椅子が使用状態のとき、シート部7上面が上フレーム1a上面とほぼ同一面をなすように形成されている。また、左右の後フレーム1d,1d間には、布状部材からなる背もたれ部8が張設され、足のせフレーム1eの下端部には、はね上げ式の足のせ部9が設けられている。
【0016】
アームレスト10は、パイプ部材により長方形の枠形状に形成され、図3に示す後部着脱機構11a,前部着脱機構11bとからなるアームレスト着脱機構を備え、フレーム1に着脱可能に設けられている。
【0017】
後部着脱機構11aは、後フレーム1dに設けられた筒状部12と、アームレスト10後部に設けられた嵌入部15とから構成されている。筒状部12は、上端が開口した円筒状部材からなり、軸線を上下方向にして、背フレーム1dの所定位置に固着されている。嵌入部15は、筒状部12に嵌入可能な円柱状部材からなり、軸線を上下方向にして、アームレスト10の後端部に固着されている。
【0018】
前部着脱機構11bは、上フレーム1aに設けられた被係止部13と、アームレスト10前下部に設けられた係止レバー16とから構成されている。被係止部13は、上フレーム1aの所定位置に係止溝状に形成されている。係止レバー16は、回動して被係止部13に係脱可能なL字形鉤部を有して形成されている。なお、アームレスト10は、フレーム1に溶着等により固定されたものであってもよい。
【0019】
手押しハンドル20は、図4に示す如く筒状部材からなるグリップ部21を備え、後フレーム1d上端に取付けられた基部25に、水平方向へ回動可能に設けられている。グリップ部21の前端部には、水平方向の軸線を有し、図示しないばねにより、外方へ突出するように付勢されたロックピン22、およびロックピン22の突出を解除するロック解除レバー23が設けられている。基部25は、側面にグリップ部21の使用位置を規定する側壁25a、およびロックピン22が嵌入可能なロック孔26を備えて形成されている。そして、グリップ部21前端部が、軸27により基部25に枢着されている。なお、グリップ部21は、後フレーム1d上端が後方へ延長屈曲されたものであってもよい。
【0020】
前輪29は、キャスタ車輪からなり、フレーム1の前フレーム1c下端に、水平面上を旋回自在に設けられている。
【0021】
後輪30は、自走用のハンドリム31を備え、車軸34には、図5に示すように車輪着脱機構35が内装されおり、車軸34が、後フレーム1dに固着されたスリーブ43に嵌合して、着脱可能に軸支されている。
【0022】
車軸34は、円筒状部材からなり、その外半部が玉軸受33,33を介してハブ32に枢支されるとともに、Cリング(図符号省略)により抜け止めが図られている。車軸34の内方端部には、径方向に貫通するとともに、外周側開口部が僅かに窄まった複数のボール孔(図符号省略)が穿設されている。なお各ボール孔には、車輪着脱機構35を構成する係止ボール40が、それぞれ径方向へ移動自在に内装されている。なお、係止ボール40はボール孔開口の窄まりにより、外方への抜け出しが規制されている。
【0023】
車輪着脱機構35は、車軸34に内装され軸線方向に移動可能に設けられ操作軸36と、車軸34のボール孔に内装された複数の係止ボール40と、操作軸36を一方向へ付勢する戻しばね41とから構成されている。
【0024】
操作軸36は、押釦状の頭部37から内方へ向かって延びる細径部38、および端部につば部を有する太径の係止段部39を有して形成されている。なお、(細径部38の直径+係止ボール40の直径×2)は車軸34の外径よりも小さく、また、(係止段部39の直径+係止ボール40の直径×2)は車軸34の外径よりも大きくなるように形成されている。
【0025】
この操作軸36は、頭部37と車軸34との間に戻しばね41が介装されて、外方へ向けて付勢されている。そして、操作軸36は、常には、係止段部39のつば部が車軸34内端に当接し、頭部37は車軸34外端より突出した位置にある。そして、係止段部39が各係止ボール40に当接して、各々の球頂部が車軸34外周より突出している。なお、頭部37および外側の玉軸受33外方部分を軟質のカバーで覆ってもよい。
【0026】
ブレーキ装置45は、図3,6,7に示す如く、上フレーム1aの下部に設けられ、後輪30に圧接可能なブレーキレバー46と、リンクバー47を介してブレーキレバー46を駆動する操作レバー48とから構成されている。
【0027】
ブレーキレバー46は、後輪30を圧接する制動位置と、平面視において上フレーム1aより内方へ後退する非制動位置との間を、水平面を回動するように形成されている。
【0028】
操作レバー48は、ブレーキレバー46を制動位置へ回動する操作位置と、ブレーキレバー46を非制動位置へ回動操作するとともに、平面視において上フレーム1aより内方へ後退する格納位置との間を、水平面を回動するように形成されている。
【0029】
リフトアップ装置50は、図8〜10に示す如く、一端が下フレーム1bに枢着された支持アーム51と、支持アーム51に軸着されたリフトアップ車輪55と、支持アーム51を回動する第1リンクバー60,第2リンクバー65,ばね57、およびブレーキ機構70とを備えて構成されている。
【0030】
支持アーム51は、前端部が下フレーム1bのほぼ中央部に軸52により枢着され、後端部下部には、リフトアップ車輪55が車軸56により軸着されている。また、下フレーム1bの後方延出部と支持アーム51後端部との間には、第1リンクバー60,第2リンクバー65、およびばね57が介装されている。
【0031】
第1リンクバー60は、後方へ突出したペダル部61を有し、上端部が軸62により下フレーム1bに枢着されている。第2リンクバー65は、上端部がピン63により第1リンクバー60下端部に枢着され、また第2リンクバー65の下端部は、軸66により支持アーム51後端部に枢着されている。
【0032】
ばね57は、引張りコイル状ばねからなり、下フレーム1b後端部に設けられたばね掛け58と、支持アーム51後端のばね掛け59との間に介装されて、支持アーム51を下フレーム1bに接近する方向へ付勢している。
【0033】
ブレーキ機構70は、支持アーム51のリフトアップ車輪55近傍に設けられ、軸72により回動可能なブレーキレバー71と、フレーム1後部に設けられた操作レバー73と、両者を連結するワイヤ74とを備え、リフトアップ車輪55を制動可能に構成されている。
【0034】
次に、このように構成された車椅子の動作を説明する。
【0035】
通常の使用状態においては、図1〜3に示すように、1対のアームレスト10は、後部着脱機構11a,前部着脱機構11bを介して、フレーム1上部に装着されており、手押しハンドル20のグリップ部21は、後方へ突出した使用位置にある。また、1対の後輪30は、車輪着脱機構35を介してフレーム1のスリーブ43に軸支され、リフトアップ装置50は、リフトアップ車輪55が引っ込んだ非接地位置にある。従って、後輪30は接地しており、ハンドリム31による自走が可能であり、また介助者による手押し走行も可能である。なおブレーキ装置45は随意に操作可能である。
【0036】
この通常の使用状態で、アームレスト10は、後部着脱機構11aの筒状部12と嵌入部15が嵌合し、前部着脱機構11bの被係止部13には係止レバー16が下向きに回動されて係合して装着されている。この状態で、アームレスト10は嵌入部15を軸とした回動、および上方への抜脱を防止している。
【0037】
グリップ部21は、ロックピン22が基部25のロック孔26に嵌入して、使用位置をロックしている。
【0038】
車輪着脱機構35は、操作軸36が外方位置にあって、係止段部39が複数の係止ボール40に当接して遠心方向へ押出し、各係止ボール40の球頂部が車軸34外周より突出して、スリーブ43端部に係合している。これにより、車軸34は、抜け止めされてスリーブ43により保持されている。
【0039】
リフトアップ装置50は、ペダル部61が上方にあり、支持アーム51がばね57に引張されて下フレーム1bに接近し、リフトアップ車輪55が非接地状態にある(図1,8参照)。この状態で車椅子の車幅は、図2にW1 で示す如く、左右の後輪30,30の両側面間距離(詳しくはハンドリム31,31の外側面間距離)である。
【0040】
車椅子を狭車幅態様にするには、まず、1対のリフトアップ機構50の各ペダル部61を押下げ操作する。ペダル部61の押下げに伴って、第1リンクバー60が軸62を中心として図8の時計回り方向へ回動し、その回動がピン63を介して第2リンクバー65へ伝達され、第2リンクバー65が、軸66を中心として反時計回り方向へ回動する。
【0041】
この第1リンクバー60,第2リンクバー65の回動に伴って、支持アーム51が、ばね57の付勢力に抗して下フレーム1bより離れるように下降し、それに伴って、リフトアップ車輪55が下降する。そして、第1リンクバー60,第2リンクバー65が死点を通過したとき、最大下降位置となりリフトアップ車輪55が接地し、フレーム1が上昇して後輪30は床面より離れ宙に浮く(図9参照)。この状態は、ばね57の付勢力により安定して保持され、車椅子は、前輪29,29とリフトアップ車輪55,55によって床面に接地している。
【0042】
次いで、ブレーキ装置45の操作レバー48を非制動位置へ回動する。この回動操作により、ブレーキレバー46は後輪30の圧接を解除し、ブレーキレバー46と操作レバー48は、平面視において、上フレーム1aより内側に入った格納位置へ移動する。
【0043】
次に、車輪着脱機構35の各操作軸36を押込み操作する。操作軸36の押込みに伴って、操作軸36は戻しばね41の付勢力に抗して内方へ移動し、係止段部39が図5の右方へ移動して、細径部38が係止ボール40に相対する。この状態で後輪30全体を軸方向外方へ引張すると、係止ボール40の球頂部は、スリーブ43端部に押されて車軸34の中心方向へ引込み、スリーブ43との係合が解除されて、車軸34がスリーブ43から抜脱する。
【0044】
これにより、後輪30は、フレーム1から切り離され(図11参照)、車椅子の車幅は、後輪30,30の分だけ小さくなる。すなわち、車幅は図12にW2 で示すように、左右のアームレスト10,10の両側面間距離(左右の両フレーム1側面間距離とほぼ同じ)となり、介助者の手押しにより、列車内通路等の狭い場所を走行できる。また、ブレーキ機構70,70の操作により、リフトアップ車輪55,55の制動、および制動解除が可能となる。
【0045】
なお、アームレスト10、手押しハンドル20は、それぞれ、随意に着脱、または格納することができる。すなわち、アームレスト10は、前部着脱機構11bの係止レバー16を回動して、被係止部13との係合を解除する。そして、アームレスト10を、その前部を外方へ回動するとともに、上方へ持上げて後部着脱機構11bの嵌入部15を筒状部12から抜脱する。これにより、シート部7側方を解放することができる。
【0046】
また、手押しハンドル20のグリップ部21は、ロック解除レバー23を押してロックピン22をロック孔26から抜脱し、グリップ部21を内方へ回動する。これにより、各グリップ部21は背もたれ部8に添う位置に格納され、車椅子後方への突出がなくなる。
【0047】
狭車幅態様の車椅子を通常の使用態様にするには、後輪30,リフトアップ装置50等を、上述とは逆の順序で操作、装着を行う。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の車椅子によれば、後輪を簡単な操作で着脱して、後輪の幅だけ車椅子の車幅を広狭調整することができる。従って、広車幅でハンドリムの回転により自走できるとともに、狭隘場所に遭遇したら、簡単に狭車幅に転換して、狭隘場所を走行することができる。
【0049】
また、リフトアップ車輪にブレーキ機構を設けることにより、狭車幅態様での走行時の制動を適確に行うことができる。
【0050】
さらに、車椅子後輪のリフトアップ装置によれば、簡単な操作によりリフトアップ車輪を接地位置へ迅速に移動して、車椅子後輪を走行面から離隔位置へ上昇させることができるとともに、その接地位置を安定して保持することができる効果を奏する。。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の車椅子の左側面図。
【図2】図1の後面図。
【図3】アームレスト着脱機構を説明する左側面図。
【図4】手押しハンドルの左側のグリップ部を説明する平面図。
【図5】車輪着脱機構を示す断面図。
【図6】ブレーキ装置の制動解除状態を示す平面図。
【図7】ブレーキ装置の制動状態を示す平面図。
【図8】リフトアップ車輪非接地状態のリフトアップ装置を示す左側面図。
【図9】リフトアップ車輪接地状態のリフトアップ装置を示す左側面図。
【図10】図9のA−A矢視断面図。
【図11】車椅子の狭幅態様時を示す左側面図。
【図12】図11の後面図。
【図13】従来の車椅子の一例を示す左側面図。
【図14】図13の後面図。
【符号の説明】
1 フレーム
30 後輪
35 車輪着脱機構
45 ブレーキ装置
50 リフトアップ装置
51 支持アーム
55 リフトアップ車輪
57 ばね
61 第1リンクバー
65 第2リンクバー
70 ブレーキ機構

Claims (4)

  1. 車輪着脱機構を介してフレームに着脱自在に軸支されるとともに常には走行面に接地する後輪と、
    前記フレーム下部に設けられ前記後輪を走行面から離隔した位置へ上昇可能なリフトアップ装置と、を備え、
    前記リフトアップ装置は、
    前端部が車椅子のフレーム下部に枢着されて揺動可能に設けられた支持アームと、
    前記支持アームの自由端部の下部に設けられたリフトアップ車輪と、
    ペダル部を有し上端部が前記フレーム下部に枢着された第1リンクバーと、
    下端部が前記支持アームの自由端部に枢着され上端部が前記第1リンクバー下端部に枢着された第2リンクバーと、
    前記支持アームを前記フレーム下部方向へ回動付勢するばねと、を備え、
    前記リフトアップ車輪が、前記フレーム下部に接近した非接地位置と走行面に接地した接地位置との間を昇降可能に形成され、該接地位置において前記フレームの高さ位置を上昇可能に形成されてなる
    ことを特徴とする車椅子。
  2. 請求項1記載の車椅子であって、
    前記リフトアップ車輪を圧接して制動可能に設けられたブレーキ機構を備えてなることを特徴とする車椅子。
  3. 前端部が車椅子のフレーム下部に枢着されて揺動可能に設けられた支持アームと、
    前記支持アームの自由端部の下部に設けられたリフトアップ車輪と、
    ペダル部を有し上端部が前記フレーム下部に枢着された第1リンクバーと、
    下端部が前記支持アームの自由端部に枢着され上端部が前記第1リンクバー下端部に枢着された第2リンクバーと、
    前記支持アームを前記フレーム下部方向へ回動付勢するばねと、を備え、
    前記リフトアップ車輪が、前記フレーム下部に接近した非接地位置と走行面に接地した接地位置との間を昇降可能に形成され、該接地位置において前記フレームの高さ位置を上昇可能に形成されてなる
    ことを特徴とする車椅子後輪のリフトアップ装置
  4. 請求項3記載の車椅子後輪のリフトアップ装置であって、
    前記リフトアップ車輪を圧接して制動可能に設けられたブレーキ機構を備えてなることを特徴とする車椅子後輪のリフトアップ装置。
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