JP2003000651A - 車椅子 - Google Patents

車椅子

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JP2003000651A
JP2003000651A JP2001188825A JP2001188825A JP2003000651A JP 2003000651 A JP2003000651 A JP 2003000651A JP 2001188825 A JP2001188825 A JP 2001188825A JP 2001188825 A JP2001188825 A JP 2001188825A JP 2003000651 A JP2003000651 A JP 2003000651A
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wheelchair
fall prevention
rotation
fall
wheel
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JP2001188825A
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Hiroji Toda
広二 戸田
Tamotsu Furukawa
保 古川
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 介助者が車椅子を押して走行を行う場合、常
に足元に注意しながら、車椅子の後方からアシストする
必要がない構成とする。また、介助者の足が転倒防止機
構に当たった場合でも、衝撃力が吸収される構成とす
る。 【解決手段】 後輪となる車輪6より後方に突出し、後
方への転倒を防止する転倒防止機構10とを備えた車椅
子1において、転倒防止機構10はフレーム2側に固定
されるブラケット8に対して、車輪6の回転方向に回動
自在な安全バー11を備え、安全バー11は収納時には
車輪の回転方向に所定開度回動し、所定の収納位置に収
納されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車椅子に関するも
のであり、特に、車椅子の後方への転倒を防止した転倒
防止機構に係わる。
【0002】
【従来の技術】車椅子は、後方に設けられた2つの車輪
と、前方に設けられた2つのキャスタにより、平坦路に
おいては、4輪で安定した走行が行えるようになってい
る。
【0003】しかし、車椅子で走行を行う路面の中に
は、歩道等に代表されるよう、通常の路面よりも、少し
高くなった段差が場所によっては存在する。そこを車椅
子で走行する場合、車椅子に着座した着座者は、この様
な段差を乗り越えるため、前輪のキャスタが段差の手前
の位置にくるまで車椅子を移動させ、着座者はリムを力
いっぱい廻す操作を行えば、キャスタ径に対して段差が
それほど高くない場合には、キャスタが段差を乗り越え
ることが可能である。
【0004】この様に、前輪のキャスタが段差を乗り越
える場合には、車椅子に荷重移動が発生し、路面に接地
する後方の車輪に荷重がかかる。その結果、車椅子は不
安定な状態となり、着座者はリムを力いっぱいリムを廻
そうとすると、車椅子ごと後方にひっくり返るという懸
念がある。そこで、段差乗り越え時に代表される場合の
如く、車椅子の後方への転倒を防止するため、最近の車
椅子では、車輪の後方に転倒防止機構を備えている(例
えば、特開平9−262255号公報)。この公報で
は、転倒防止機構として、後端部にローラを備えたウィ
リーバー(転倒防止部材となる)が示されており、これ
によって、車椅子の後方への転倒を防止する様に、車輪
より斜め後方に向けて突出している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車輪よ
りも斜め後方に突出した転倒防止部材は、例えば、車椅
子を後方からアシストする介助者がいて、介助者が車椅
子を後方から押し、アシストして走行を行う場合には、
所定角度で所定位置となる様に、車輪の後方に突出して
いることから、介助者の足に引っ掛かり易くなる。その
結果、介助者は転倒防止部材に足が引っかからないよう
に、常に足元に注意しながら、車椅子の後方からアシス
トする必要があり、わずらわしいものとなる。
【0006】また、介助者によるアシスト時には、車輪
の後方に突出した転倒防止部材に介助者の足が当たる
と、車椅子にはその衝撃を吸収する機構がないため、足
が当たったときの衝撃力が直接介助者の足に伝わるもの
となる。
【0007】よって、本発明は上記の問題点に鑑みてな
されたものであり、介助者が車椅子を押して走行を行う
場合に、常に足元に注意しながら、車椅子の後方からア
シストする必要がない構成とすること、介助者の足が転
倒防止機構に当たった場合でも、衝撃力が吸収される構
成とすること、を技術的課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに講じた第1の技術的手段は、後輪となる車輪より後
方に突出し、後方への転倒を防止する転倒防止機構を備
えた車椅子において、転倒防止機構は車椅子に固定さ
れ、車輪の回転方向に回動自在であり、収納操作時には
前記車輪の回転方向に所定開度回動し、所定の収納位置
に収納されるようにしたことである。
【0009】上記の構成によれば、転倒防止機構は収納
操作時に車輪が前進あるいは後退する回転方向に所定開
度回動し、所定の収納位置に収納されるので、例えば、
介助者が車椅子の介助を行う場合には、介助者の足が出
る方向(例えば、車椅子の車輪の後退方向と一致する回
転方向)に転倒防止機構を所定開度回動させて、介助者
の足と転倒防止機構との距離を取り、転倒防止機構を所
定の収納位置に収納することが可能となる。このため、
介助者が車椅子を押して走行を行う場合には、転倒防止
機構を介助者にとってわずらわしくない位置に移動させ
ることが可能となる。よって、介助者は常に足元に注意
しながら、車椅子の後方からアシストする必要がなくな
る。
【0010】また、上記の課題を解決するために講じた
第2の技術的手段は、後輪となる車輪より後方に突出
し、後方への転倒を防止する転倒防止機構を備えた車椅
子において、転倒防止機構は車輪の回転方向に回動自在
であり、前記車輪の後退と同じ回転方向に所定範囲内で
回動自在であるようにしたことである。
【0011】上記の構成によれば、例えば、転倒防止機
構を車輪から後方に突出させた通常使用状態下で、介助
者が車椅子の後方から車椅子の走行をアシストする際、
介助者の足が転倒防止機構に当たった場合でも、転倒防
止機構は車輪の後退と同じ回転方向に所定範囲内で回動
が成されるので、転倒防止機構の回動により衝撃力が吸
収され、足への衝撃力が緩和される構成となる。
【0012】上記の課題を解決するために講じた第3の
技術的手段は、骨格となるフレームと、該フレームに取
り付けられた座席と、前記フレームに設けられた車軸
と、該車軸に対して回転自在に支持され、後輪と成る車
輪と、前記フレームの前方に設けられ、前輪と成るキャ
スタと、前記車輪と前記フレームの間に配設され、前記
フレーム側に固定されたブラケットと、該ブラケットに
支持され、前記車輪より後方に突出して、後方への転倒
を防止する転倒防止機構とを備えた車椅子において、前
記転倒防止機構は、前記ブラケットに対し、前記車輪の
回転方向に回動する転倒防止部材を備え、該転倒防止部
材は前記車輪の回転方向に所定開度回動し、収納時には
所定の収納位置に収納されるようにしたことである。
【0013】上記の構成によれば、車輪の後方に突出す
る転倒防止部材は、車輪の前進あるいは後退する回転方
向に所定開度回動し、転倒防止部材が収納位置に収納さ
れるようにしたので、例えば、介助者が車椅子の介助を
行う場合には、介助者の足が前に出る方向に転倒防止部
材を回動させて、介助者の足と転倒防止部材との距離を
取り、所定の収納位置に収納することが可能となる。こ
のため、介助者が車椅子を押して走行を行う場合には、
転倒防止部材を収納位置に収納させ、転倒防止部材を備
えた転倒防止機構を介助者にとってわずらわしくない位
置に移動させることが可能となる。よって、介助者は、
転倒防止機構が足元にあっても、常に足元に注意しなが
ら、車椅子の後方からアシストする必要がなくなる。
【0014】この場合、転倒防止機構は、更に、回動規
制部と、転倒防止部材を収納時に収納位置へとガイドす
る押圧部とを有し、転倒防止部材と同軸で回動する操作
部材と、操作部材とブラケットの間に配設され、転倒防
止部材が非収納時には操作部材を第1状態に保持させ、
収納時には前記操作部材を第2状態に保持させる第1付
勢部材とを備えれば、転倒防止部材を収納時には操作部
材を操作することにより、第1付勢部材の付勢力を利用
し、操作部材の押圧部により転倒防止部材が押圧され
る。この押圧により、操作部材と共に転倒防止部材の位
置を確実に第2状態にすることが可能となる。
【0015】また、操作部材には、操作部材の回動範囲
を規制する第1回動規制部と第2回動規制部を有し、転
倒防止部材が非収納時には第1回動規制部によって操作
部材の回動が規制され、収納時には第2回動規制部およ
び押圧部によって操作部材の回動が規制されるようにす
れば、転倒防止部材を非収納時には第1回動規制部によ
り、転倒防止部材を収納時と非収納時に操作部材によ
り、所定位置に確実に保持することが可能となる。
【0016】更に、操作部材に対して収納操作が成され
ると、第1付勢部材の付勢力により、押圧部にて転倒防
止部材を押圧して回動させ、第2回動規制部により回動
が規制されて、転倒防止部材は収納位置に保持されるよ
うにすれば、操作部材は転倒防止部材を押圧し、第1付
勢部材の付勢力を利用して、転倒防止部材は確実に収納
位置に保持される。
【0017】操作部材には、転倒防止部材の回動を規制
する第1ストッパーが設けられ、操作部材と転倒防止部
材との間には第2付勢部材が配設され、第2付勢部材の
付勢力により転倒防止部材は非収納時に、第1付勢部材
により操作部材が付勢される方向とは逆方向に付勢さ
れ、転倒防止部材は第1ストッパーに当接する通常使用
状態に保持されるようにすれば、第2付勢部材の付勢力
により、転倒防止部材が第1ストッパーと当接する通常
使用を行う通常使用状態の位置に保持される。
【0018】操作部材には、更に、転倒防止部材の回動
を規制する第2ストッパーが設けられ、車椅子が後方へ
転倒しそうになった場合、第2ストッパーにより転倒防
止部材の回動が規制されるようにすれば、車椅子が後方
へ転倒しそうになった場合には、第2ストッパーの位置
で転倒防止部材は確実に保持され、車椅子の後方への転
倒が防止される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。本実施形態においては、本発明を
電動車椅子に適用した場合について説明を行うが、これ
に限定されるものではなく、手動車椅子、或いは、電動
と手動とを組合わせたハイブリッド車椅子でも適用が可
能である。従って、この様な車椅子を総称して、単に車
椅子1と称す。
【0020】図1は車椅子1の側面図を示す。車椅子1
は、骨格と成るフレーム2より外観形状が構成され、フ
レーム2には軽量化の面から、アルミのパイプ材が使用
される。フレーム2は、主に、バックフレームパイプ2
a、アームレストフレームパイプ2b、シートフレーム
パイプ2c、フットレストパイプ2d、ベースフレーム
パイプ2e、ミドルフレームパイプ2fといった複数の
パイプより構成され、これらのフレームパイプが、溶接
またはボルト締め等により一体化されて、背もたれを有
する椅子形状を呈する。尚、これらのフレームパイプの
接合は、接合を強固とするために、ジョイント部材を用
いて接合されていても良い。
【0021】バックフレームパイプ2aは座席3の背も
たれとなる後方に設けられ、若干斜め後方に傾き、上部
が後方に湾曲している。バックフレームパイプ2aの上
部の先には、介助者が手で車椅子1をアシストできるゴ
ムまたはスポンジ製のグリップ21が設けられている。
アームレストフレームパイプ2bは、水平方向において
2段形状を呈し、後方が前方に比べて鉛直方向高くなっ
ており、前方が鉛直下方に延在してている。そのアーム
レストフレームパイプ2bの先端には前輪となるキャス
タ7が支持部材19を介して、回転可能に取り付けられ
ている。このアームレストフレームパイプ2bは、バッ
クフレームパイプ2aの座席3の上面位置でバックフレ
ームパイプ2aに固定されると共に、バックフレームパ
イプ2aの中間位置に固定されるミドルフレームパイプ
2fの前方端に固定されている。アームレストフレーム
パイプ2bは座席3の両側に着座者の肘が置ける様に、
肘受部にクッション体から成るアームレスト20が取り
付けられる。更に、アームレスト前方には、着座者によ
って車椅子1の進行方向が操作される操作レバー31を
備えたコントローラ30がアームレストフレームパイプ
2bに取り付けられている。シートフレームパイプ2c
は着座者の体重を下部で支えるものである。フットレス
トパイプ2dはシートフレームパイプ2cの前方におい
て下方へ湾曲した先端に接続され、先端は自由端となっ
ており、その先端にはフットレスト40が取り付けられ
ている。このフットレスト40には、車椅子1への乗降
性を良くするため、斜め下方に延在するフットレストパ
イプ2dに対して、前後に回動が可能となっている。こ
のフットレストパイプ2dは、一端がバックフレームパ
イプ2aに接続されるベースフレームパイプ2eがつな
がる。
【0022】フレーム2のバックフレームパイプ2aに
は、図2に示すように、左右両側の同じ位置水平方向に
貫通する車軸4を受ける支持部2aaが一体で設けられ
ており、この支持部2aaには軸方向両側に段部を有す
る車軸4が貫通している。車軸4は車椅子1の外側(図
2に示す左方向)から支持部2aaに挿入され、段部4
aが支持部2aaの軸方向端面に当接した状態で、車椅
子1の内側(図2に示す右方向)からボルト51によ
り、バックフレームパイプ2aに固定されている。一
方、車軸4の反対側の断部4bには金属から成るブラケ
ット8が当接した状態で、外側に開口するカバー17が
外側から被せられた状態で、ハブ5が車軸4の一方から
圧入されている。この場合、バックフレームパイプ2a
とブラケット8は、車軸4よりも下方の位置でボルト等
の固定部材によって数箇所で互いに固定され、ブラケッ
ト8は非回転となるフレーム側に固定される。
【0023】また、バックフレームパイプ2aの後方に
は、箱形状のユニット18がフレーム2に対して固定さ
れており、ユニット18には図示しないモータに電源を
供給するバッテリーが脱着可能となっている。
【0024】後輪6の回転中心となるハブ5は、金属よ
り成る円盤状を呈し、中央にボス部5aを有している。
ボス部5aの中心には、軸方向両側から溝加工が施さ
れ、溝の径よりも小径となった貫通孔5bが形成されて
いる。同軸上の両側の溝には、それぞれころがり軸受5
3,54の外輪が圧入される。このころがり軸受53,
54を内部に備えるハブ5を、外側(図2に示す左側)
から車軸4に嵌め込み、ネジ部が設けられた車軸4の端
部に対して、ボルト52によりボルト締めがなされ、固
定される。これによって、ハブ5は車軸4に支持され、
車軸4を中心として回転が可能である。
【0025】ハブ5の外径には、車輪6のホイールから
内側に向って延在する複数のスポーク9が支持され、ス
ポーク9がクロス状に取り付けられ、ハブ5、スポーク
9および車輪6により後輪を構成する。ハブ5の内側に
は、図示しないモータからの出力を内部にクラッチを有
する減速機構に伝え、減速機構からリングギヤを介して
ハブ5に動力が伝達される機構を備え、ハブ5に支持さ
れる車輪6がモータからの出力によって、回転動作を行
うようになっている。
【0026】また、車椅子1には、フレーム2に固定さ
れたブラケット8の後端下側に転倒防止機構10が設け
られており、車椅子1が段差等を乗り越える場合や、路
面の傾斜角度が大きい場合等の様に、車椅子1に後方へ
の回転モーメントが作用して不安定な状態になった場合
に、車椅子1の後方への転倒を防止するための機構を備
えている。更に、この転倒防止機構10は、介助者が後
方にいて着座者が着座した状態での車椅子1の走行をア
シストする場合、じゃまになる際には所定の収納位置に
収納できるようになっている。
【0027】次に、車椅子1の電動操作による動作につ
いて、簡単に説明する。車椅子1は座席3に着座者が座
り、着座者が前方に進みたい場合には、座席上部に設け
られた操作レバー31を前方に倒す操作を行う、これに
よって、コントローラ30から図示しないモータに前進
信号を出力し、モータを正転駆動させることにより、車
椅子1を前進させることができる。また、後方に進みた
い場合には、操作レバー31を後ろに倒す操作を行え
ば、コントローラ30からモータに後進信号を出力し、
これによって、モータを逆転させて、車椅子1を後進さ
せることができる。この場合、操作レバー31による操
作は、この様な操作に限定されるものではなく、操作レ
バー31を自分の進みたい任意の方向に傾斜させること
によって、前輪のキャスタ7を操作レバー31が操作さ
れた方向に向けるような操作レバー31と連動する操舵
機構を付加しても良い。また、操作レバー31の傾斜角
度により車椅子1の走行速度が可変となるようにするこ
とも可能である。更に、車輪6には停止時、車椅子1が
勝手に動かないように保持するため手動ブレーキをかけ
るブレーキ操作レバー32を備えている。
【0028】次に、転倒防止機構10について、図3お
よび図4を参照して、詳細に説明する。転倒防止機構1
0は、フレーム2に固定されるブラケット8と、ブラケ
ット8に対して車輪6の回転する方向に回動を行う補助
輪13を有する安全バー11と、安全バー11と同軸で
回動を行うフットプレート12及びスプリング15,1
6から構成され、車椅子1が段差等を乗り越える場合等
において、車椅子1の荷重が後方に移動した際、キャス
タ7が路面から浮き、車椅子1が所定角度(水平面に車
椅子1を停止させ補助輪13が水平面から浮いた状態か
ら、補助輪13が水平面につく迄、車椅子1を傾けたと
きの角度)だけ車椅子1が後方に傾く。その結果、車輪
6から後方下側に突出した補助輪13が路面に当接し、
安全バー11の助けによって、後方への回動を規制し、
車椅子1は所定角度以上に後方へ倒れないようにするこ
とで、車椅子1の後方への転倒を防止するための機構で
ある。
【0029】この転倒防止機構10は、車椅子1の後下
部の同じ高さにおいて左右対称に設けられており、介助
者が車椅子1を後方から押してアシストする場合に、こ
の転倒防止機構10は介助者の足の邪魔にならない位置
(収納位置)へと収納でできるようになっている。尚、
本実施形態では、上記した収納位置への収納は、左右独
立して行うことが可能である。
【0030】そこで、その詳細について説明すると、バ
ックフレームパイプ2aに固定されるブラケット8に
は、車輪6の回転中心となる車軸4より後方の部位に、
図3に示すような後下部が下方に張り出した張り出し部
を有している。この張り出し部には、車椅子1の内側
(z方向)に突出した2つの突起が存在し、その2つの
突起の間には、安全バー11とフットプレートの回動中
心となる支点12aが設けられている。この支点12a
を中心として、安全バー11とフットプレート12は回
動自在にピンまたはカシメ部品等の固定部材によりブラ
ケット8に対して回動可能に固定されている。
【0031】安全バー11は直線状の丈夫な材質(例え
ば、鉄等)から成り、車椅子1の後方への転倒を防止す
るためのものであって、支点12aを中心にして回動が
可能となっている。安全バー11の下側の先端には、補
助輪13がシャフト14に回転可能に支持され、取り付
けられている。また、安全バー11は車椅子1の前進方
向(図3に示すx方向)にストッパー12dを有すると
共に、後進方向(−x方向)にスプリング係止部11a
を有している。
【0032】また、ブラケット8と安全バー11との間
には、支点12aを中心にして回動が可能なフットプレ
ート12が設けられている。フットプレート12は、上
部がくちばし形状を呈し、ブラケット8に設けられた突
起8bに当接可能な、突起8bの形状に一致した溝部1
2b,12cを有している。この溝部12b,12c
は、フットプレート12が回動する際、フットプレート
12のz方向の動きを2つの溝部12b,12cにより
規制し、この溝部12b,12cと突起8bにより、フ
ットプレート12の回動範囲を規制する機能を有する。
つまり、フットプレート12は、図3に示す時計方向の
回動では溝部12bと突起8bが当接し、時計方向の回
動が規制される。一方、反時計方向の回動では溝部12
cとが突起8bが当接して反時計方向の回動が規制され
るようになっている。よって、溝部12b,12cがフ
ットプレート12に設けられる位置で、フットプレート
12の回動範囲が決定されるものとなる。
【0033】また、フットプレート12には、z方向内
側に曲げられ、図3の(a)に示す通常使用状態から
(b)に示す収納状態へと、安全バー11を収納操作時
に押圧する押圧部12hを径方向端部に有すると共に、
押圧部12hと同方向に曲げられ、回動方向に設けられ
たスプリング係止部12fと、径方向に設けられたスプ
リング係止部12gとを有している。スプリング係止部
12fは、回動方向に延在するアーム部12jの先端に
設けられ、スプリング係止部12gは支点12aを中心
とした径方向の先端に設けられている。これら押圧部1
2hおよびスプリング係止部12f,12gは、プレス
加工により、z方向に立設されている。更に、フットプ
レート12には安全バー11の図3に示す反時計方向の
回動を規制するストッパー部12dがz方向に立設され
ており、時計方向の回動は押圧部12hがストッパーの
機能を備え、この押圧部12hの内壁によって規制され
る。
【0034】ブラケット8に設けられた突起8aとスプ
リング係止部12gとの間にはスプリング15が配設さ
れている。スプリング15の一端は突起8aの外周にか
かり、他端はスプリング係止部12gの有する係止孔に
挿通されて係止されている。このスプリング15の付勢
力によって、フットプレート12は図3に示す時計方向
に付勢され、溝部12bがブラケット8の突起8bに当
接した状態で、時計方向の回動範囲が規制される。
【0035】一方、フットプレート12のスプリング係
止部12fと安全バー11のスプリング係止部11aの
間にはスプリング16が配設されており、スプリング1
6は互いのスプリング係止部11a,12fに設けられ
た係止孔に挿通されて係止されている。このスプリング
16によって、図3の(a)に示す如く、通常使用状態
にあっては、安全バー11がストッパー部12dに当接
する状態を保持する。
【0036】次に、転倒防止機構10の動作について説
明する。図3の(a)に示す如く、通常使用状態にあっ
ては、フットプレート12がスプリング15により時計
方向(車輪6の後退方向)に付勢されるため、溝部12
bがブラケット8の突起8bと当接して回動範囲が規制
される。この状態下では、安全バー11は図4の(a)
に示す如く、アーム部12jのスプリング係止部12f
にかけられたスプリング16の付勢力によって、反時計
方向(車輪6の前進方向)に付勢されて、安全バー11
の一方の側面11bはストッパー12dに当接した状態
に保持される。安全バー11は、側面11bがストッパ
ー部12dに当接する位置から、他方の側面11cが破
線で示す如く、押圧部12の内壁に当接する範囲まで回
動することが可能である。
【0037】車椅子1は通常の走行状態では、車輪6の
後方下部に安全バー11に支持された補助輪13が突出
した位置となるが、車椅子1が段差等を乗り越える場合
の如く、前輪のキャスタ7が路面から離れ、車椅子1に
後方のモーメントが働き、後方へとひっくり返りそうに
なった場合(つまり、キャスタ7が水平面より浮き上が
り、車輪6の接地点をを軸として所定角度だけ後方に回
転した場合)、車輪6の外形よりも後方に補助輪13が
突出しているために、補助輪13が路面に接地する。そ
の後、補助輪13が路面に接地してから、安全バー11
はスプリング16の付勢力に抗して、図4に示す時計方
向(つまり、車椅子1の後方側)へと少し回動を行い、
側面11cが押圧部12hの内壁に当接する位置でその
回動が規制される。
【0038】それ故に、車椅子1が後方にひっくり返り
そうになった場合には、補助輪13が路面に接地した
後、図4の(a)に示す如く破線位置で安全バー11の
回動が規制されることによって、車椅子1の後方への転
倒が転倒防止機構10によって、確実に防止できる。
【0039】一方、この様な機能を果たす転倒防止機構
10は、補助輪13が車輪6よりも後方下部に突出して
いるために、例えば、介助者がグリップ21を握って、
後方から車椅子1の走行をアシストする場合において、
補助輪13は介助者のつま先の位置近くで後方へと突出
していることから、つま先でひっかけ易いといったこと
が起こり得る。しかし、本実施形態においては、安全バ
ー11を車輪6の方向において回動させ、図3の(b)
に示す如く、収納位置に収納できるようになっているこ
とでこの様な問題点を解決している。つまり、後ろで車
椅子1の走行をアシストする介助者が、安全バー11を
収納位置に収納させたい場合には、フットプレート12
の押圧部12hを足のつま先または足の平で、図3の
(a)に示す反時計方向(車椅子1の前方側)に踏み込
み、フットプレート12に対して収納操作を行う。収納
操作が行われると、フットプレート12には反時計方向
の力が作用し、その結果、フットプレート12は支点8
cを中心にて、スプリング15の付勢力に抗し、反時計
方向に回動する。その後、所定角度まで回動を行うと押
圧部12hの内壁で安全バー11の側壁を押圧し、フッ
トプレート12の回動につられて安全バー11も同じに
回動を行い、溝部12cがブラケット8の突起8bに当
接する。溝部12cがブラケット8の突起8bに当接す
ると、フットプレート12の回動範囲が規制され、この
安全バー11の位置が図3の(b)に示す如く、収納位
置となる。収納状態において、支点12aと補助輪13
のシャフト14の中心とを結ぶ直線に対して、突起8a
の中心は多少後方へとずれしている。このことにより、
フットプレート12は押圧部12hが安全バー11の側
面11cに当接するまでは単独で回動を行うが、所定位
置からは安全バー11と一体の動きとなり、その後、ス
プリング15のスナップアクションによって、確実に安
全バー11を収納状態へと導くことが可能である。この
収納状態では、図4の(b)に示す如く、安全バー11
がフットプレート12のアーム部12jのスプリング係
止部12fにかかるスプリング16により時計方向に付
勢されることから、収納状態では所定位置に保持される
ものとなる。
【0040】この様に収納状態となった安全バー11
を、元の通常使用状態に戻したい場合には、介助者はフ
ットプレート12の押圧部12hを、例えば、支点12
aを中心として時計方向(車輪6の後退する回転方向)
に引っ張って、戻してやることによって、図3の(a)
に示す通常使用状態位置への復帰が可能である。尚、こ
の場合、安全バー11の収納状態から通常使用状態への
復帰は、例えば、車両におけるフットブレーキ(パーキ
ングブレーキとも言う)等に代表される様に、フットプ
レート12を踏み込み収納状態とさせた後に、再度、フ
ットプレート12を踏み込んで、自動的に戻るような機
構を追加することによって、手動操作を必要とせず、自
動的に復帰させるようにすることも可能である。
【0041】一方、介助者は、転倒防止機構10を収納
位置に収納せず、アシストする場合も起こり得る。つま
り、図3の(a)に示す如く、介助者が転倒防止機構1
0を通常使用状態にしてアシストする場合には、アシス
トしての走行時においては、介助者の足が安全バー11
に接触する可能性が高くなるが、この様な状況でも、こ
の転倒防止機構10は、つま先が安全バー11にぶつか
った場合の衝撃を吸収できる構成としている。
【0042】図3の(a)に示す通常使用状態で、介助
者のつま先が安全バー11に当たると、安全バー11に
は反時計方向のモーメントが働く。それによって、スト
ッパー12dが側面11bにより反時計方向に押圧さ
れ、安全バー11とフットプレート12は支点12aを
中心とした一体回転を行う。反時計方向に一体回転を行
った安全バー11とフットプレート12は、スプリング
15の付勢力に抗して突起8bが溝部12cに当接する
位置までの回動が可能となることから、介助者のつま先
が安全バー11に当たったときの衝撃が、安全バー11
およびフットプレート12の回動によって吸収され、緩
和される。従って、介助者の足にはその衝撃力が直接伝
達されず、転倒防止機構10の回動により緩和されて、
介助者の足の保護を図ることができる。
【0043】本実施形態においては、安全バー11が車
輪の後退する方向と同じ方向に回動して、介助者の足に
当たらないような構成としたが、これに限定されるもの
ではなく、例えば、介助者が収納操作を行えば、安全バ
ー11が車輪6の回転方向に所定開度(例えば、ブラケ
ット8に隠れる角度)だけ回動されるか、若しくは、安
全バー11が左右の車輪6よりも後方に出ない範囲内の
位置に回動され、所定の収納位置に収納できるようにす
ることもできる。
【0044】
【発明の効果】第1の発明によれば、転倒防止機構は収
納操作時に車輪の回転する方向に所定開度回動し、所定
の収納位置に収納されるので、例えば、介助者が車椅子
の介助を行う場合には、介助者の足が出る方向に転倒防
止機構を所定角度回動させて、介助者の足と転倒防止機
構との距離を取り、転倒防止機構を所定の収納位置に収
納することができ、介助者が車椅子を押して走行を行う
場合には、転倒防止機構を介助者にとってわずらわしく
ない位置に移動させることができる。よって、介助者
は、転倒防止部材が足元にあっても、常に足元に注意し
なくて良く、車椅子の後方からのアシストができる。
【0045】また、第2の発明によれば、例えば、転倒
防止機構を車輪から後方に突出させた通常使用状態下
で、介助者が車椅子の後方から車椅子の走行をアシスト
する際、介助者の足が転倒防止機構に当たった場合で
も、転倒防止機構は車輪の後退と同じ回転方向に所定範
囲内で回動が成されるので、転倒防止機構の回動により
衝撃力が吸収でき、足への衝撃力が緩和され、当たって
も痛くない構成とすることができる。
【0046】更に、第3の発明によれば、車輪の後方に
突出する転倒防止部材は、車輪の回転方向に所定角度回
動し、転倒防止部材が収納位置に収納されるようにした
ので、例えば、介助者が車椅子の介助を行う場合には、
介助者の足が前に出る方向に転倒防止部材を所定角度回
動させて、介助者の足と転倒防止部材との距離を取り、
所定の収納位置に収納することができ、転倒防止機構を
介助者にとってわずらわしくない位置に移動させること
ができる。よって、介助者は、転倒防止部材が足元にあ
っても、常に足元に注意しなくて良く、車椅子の後方か
らのアシストができる。
【0047】この場合、転倒防止機構は、更に、回動規
制部と、転倒防止部材を収納時に収納位置へとガイドす
る押圧部とを有し、転倒防止部材と同軸で回動する操作
部材と、操作部材とブラケットの間に配設され、転倒防
止部材が非収納時には操作部材を第1状態に保持させ、
収納時には前記操作部材を第2状態に保持させる第1付
勢部材とを備えれば、転倒防止部材を収納時には操作部
材を操作することにより、第1付勢部材の付勢力を利用
し、操作部材と共に転倒防止部材の位置を確実に第2状
態にし、転倒防止機構を介助者のわずらわしくない位置
への移動が容易にできる。
【0048】また、操作部材には、操作部材の回動範囲
を規制する第1回動規制部と第2回動規制部を有し、転
倒防止部材が非収納時には第1回動規制部によって操作
部材の回動が規制され、収納時には第2回動規制部およ
び押圧部によって操作部材の回動が規制されるようにす
れば、転倒防止部材を非収納時には第1回動規制部によ
り、転倒防止部材を収納時と非収納時に操作部材によ
り、所定位置に確実に保持することができる。
【0049】更に、操作部材に対して収納操作が成され
ると、第1付勢部材の付勢力により、押圧部にて転倒防
止部材を押圧して回動させ、第2回動規制部により回動
が規制されて、転倒防止部材は収納位置に保持されるよ
うにすれば、操作部材は転倒防止部材を押圧し、第1付
勢部材の付勢力を利用して、転倒防止部材は確実に収納
位置に保持できる。
【0050】操作部材には、転倒防止部材の回動を規制
する第1ストッパーが設けられ、操作部材と転倒防止部
材との間には第2付勢部材が配設され、第2付勢部材の
付勢力により転倒防止部材は非収納時に、第1付勢部材
により操作部材が付勢される方向とは逆方向に付勢さ
れ、転倒防止部材は第1ストッパーに当接する通常使用
状態に保持されるようにすれば、第2付勢部材の付勢力
により、転倒防止部材が第1ストッパーと当接する通常
使用を行う通常使用状態の位置に保持できる。
【0051】操作部材には、更に、転倒防止部材の回動
を規制する第2ストッパーが設けられ、車椅子が後方へ
転倒しそうになった場合、第2ストッパーにより転倒防
止部材の回動が規制されるようにすれば、車椅子が後方
へ転倒しそうになった場合には、第2ストッパーの位置
で転倒防止部材を確実に保持でき、車椅子の後方への転
倒が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における車椅子の構成を示
す側面図である。
【図2】図1に示す車椅子のフレームとブラケットの取
り付けの関係を示した部分拡大図である。
【図3】図1に示す転倒防止機構の拡大図であり、
(a)は転倒防止機構の非収納状態である通常使用状
態、(b)は収納状態を示す。
【図4】図3に示す転倒防止機構を裏側から見た拡大図
であり、(a)は非収納状態、(b)は収納状態を示
す。
【符号の説明】
1 車椅子 2 フレーム 2a バックフレームパイプ 3 座席 4 車軸 5 ハブ 6 車輪 7 キャスタ 8 ブラケット 10 転倒防止機構 11 安全バー(転倒防止部材) 12 フットプレート(操作部材) 12b 溝部(第1回動規制部) 12c 溝部(第2回動規制部) 12d 第1ストッパー 12h 押圧部(第2ストッパー) 13 補助輪 15 スプリング(第1付勢部材) 16 スプリング(第2付勢部材)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後輪となる車輪より後方に突出し、後方
    への転倒を防止する転倒防止機構を備えた車椅子におい
    て、 転倒防止機構は車椅子に固定され、車輪の回転方向に回
    動自在であり、収納操作時には前記車輪の回転方向に所
    定開度回動し、所定の収納位置に収納されることを特徴
    とする車椅子。
  2. 【請求項2】 後輪となる車輪より後方に突出し、後方
    への転倒を防止する転倒防止機構を備えた車椅子におい
    て、 転倒防止機構は車輪の回転方向に回動自在であり、前記
    車輪の後退と同じ回転方向に所定範囲内で回動自在であ
    ることを特徴とする車椅子。
  3. 【請求項3】 骨格となるフレームと、 該フレームに取り付けられた座席と、 前記フレームに設けられた車軸と、 該車軸に対して回転自在に支持され、後輪と成る車輪
    と、 前記フレームの前方に設けられ、前輪と成るキャスタ
    と、 前記車輪と前記フレームの間に配設され、前記フレーム
    側に固定されたブラケットと、 該ブラケットに支持され、前記車輪より後方に突出し
    て、後方への転倒を防止する転倒防止機構とを備えた車
    椅子において、 前記転倒防止機構は、前記ブラケットに対し、前記車輪
    の回転方向に所定開度回動する転倒防止部材を備え、該
    転倒防止部材は収納時には所定の収納位置に収納される
    ことを特徴とする車椅子。
  4. 【請求項4】 前記転倒防止機構は、更に、回動規制部
    と、前記転倒防止部材を収納時に前記収納位置へとガイ
    ドする押圧部とを有し、前記転倒防止部材と同軸で回動
    する操作部材と、 該操作部材と前記ブラケットの間に配設され、前記転倒
    防止部材が非収納時には前記操作部材を第1状態に保持
    させ、収納時には第2状態に保持させる第1付勢部材と
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載の車椅子。
  5. 【請求項5】 前記操作部材には、前記操作部材の回動
    範囲を規制する第1回動規制部と第2回動規制部を有
    し、前記転倒防止部材が非収納時には前記第1回動規制
    部によって前記操作部材の回動が規制され、収納時には
    前記第2回動規制部によって前記操作部材の回動が規制
    されることを特徴とする請求項4に記載の車椅子。
  6. 【請求項6】 前記操作部材に対して前記転倒防止部材
    の収納操作が成されると、前記第1付勢部材の付勢力に
    より、前記押圧部にて前記転倒防止部材を押圧して回動
    させ、前記第2回動規制部により回動が規制されて、前
    記転倒防止部材は前記収納位置に保持されることを特徴
    とする請求項4または請求項5のいずれかに記載の車椅
    子。
  7. 【請求項7】 前記操作部材には、前記転倒防止部材の
    回動を規制する第1ストッパーが設けられ、前記操作部
    材と前記転倒防止部材との間には第2付勢部材が配設さ
    れ、該第2付勢部材の付勢力により前記転倒防止部材は
    非収納時に、前記第1付勢部材により前記操作部材が付
    勢される方向とは逆方向に付勢され、前記転倒防止部材
    は前記第1ストッパーに当接する前記通常使用状態に保
    持されることを特徴とする請求項4乃至請求項6のいず
    れかに記載の車椅子。
  8. 【請求項8】 前記操作部材には、更に、前記転倒防止
    部材の回動を規制する第2ストッパーが設けられ、前記
    車椅子が後方へ転倒しそうになった場合、前記第2スト
    ッパーにより前記転倒防止部材の回動が規制されること
    を特徴とする請求項7に記載の車椅子。
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