JP3527686B2 - 車椅子の転倒防止機構及び車椅子 - Google Patents

車椅子の転倒防止機構及び車椅子

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車椅子の背面方向
への転倒を防止するための転倒防止機構と、この転倒防
止機構を備えた車椅子とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】身体障害者、高齢者等が利用する車椅子
は、通常2個の大車輪(主車輪とも称される)と2個の
前輪との、4個の車輪を備えている。そして、車椅子が
後方(座者にとっての背面方向)に転倒しないように、
重心が大車輪と前輪との間にかかるように構成されてい
る。このため、大車輪は座者の体に対して比較的後方に
位置する。
【0003】車椅子の移動では介護者が車椅子を押すこ
ともあるが、座者が大車輪と同軸とされたハンドリムを
手で回して自走することもある。自走の際、前述のよう
に大車輪が後方に取り付けられている(すなわちハンド
リムも後方に取り付けられている)ので、座者がハンド
リムを回すのに大きな力が必要であり、また、障害の内
容によっては座者がこれを回すことが困難である場合も
ある。
【0004】大車輪が比較的前寄りに取り付けられると
ともに、後方への転倒防止のために2個の後輪が設けら
れた、6輪構造の車椅子も提案されている。この車椅子
では、平坦な地面では後輪は地面から離れている。この
後輪が接地するまで介護者が車椅子を後方に傾斜させる
ことができるので、この傾斜によって前輪が浮き、車椅
子が段差を乗り越えることができる。
【0005】しかしながら、この6輪構造の車椅子で
は、後輪が接地するとそれ以上は車椅子を後方に傾斜さ
せることができないので、地面から大幅に前輪を浮かせ
ることができない。従って、高い段差を乗り越えること
は困難である。平坦な地面上での後輪と地面との距離を
大きく設定することにより傾斜可能な角度を大きくし、
段差乗り越え時に前輪を地面から大幅に浮かせることも
できる。しかし、この場合は車椅子の傾斜の際に後輪と
地面との衝突によって生じる衝撃が大きくなってしま
い、また、急に車椅子が傾くことによって座者に恐怖心
を与えてしまうという問題がある。
【0006】このような問題を解決した6輪構造の車椅
子が、特開平9−572号公報に開示されている。図4
は、この6輪構造の車椅子101が示された左側面図で
ある。この車椅子は前輪103、大車輪105及び後輪
107を備えており、これらの車輪全ては平坦な地面上
で接地している。大車輪105は、軸ボルト109によ
ってメインフレーム111に軸支されている。後輪10
7は固定ロッド113に固定されており、この固定ロッ
ド113には上下2本の支持アーム115が連結されて
いる。これら支持アーム115は回動プレート117に
固定されている。回動プレート117は、軸ボルト10
9によってメインフレーム111に回動可能に軸着され
ている。上側の支持アーム115には、伸縮ロッド11
9が取り付けられている。この車椅子101が段差を乗
り越えるときは、介護者が車椅子を後方に傾け、前輪1
03を浮かせる。この際、回動プレート117は軸ボル
ト109を中心として回動し、また、伸縮ロッド119
が収縮する。これにより、大きな衝撃がなく、しかも座
者に不安を与えることなく、段差の乗り越えがなされ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この車椅子101にお
いて前輪103が浮かされた場合は、後輪107に大き
な荷重がかかる。特に、前輪103が浮かされたままで
車椅子101の方向が変えられる場合に、後輪107に
捻りの力が加わり、後輪107が傾いてしまうことがあ
る。具体的には、車椅子101の背面側から見て、図5
(a)に示されるように後輪107が上方ほど内向きと
なるように傾いたり、逆に図5(b)に示されるように
上方ほど外向きとなるように傾いてしまうことがある。
後輪107が傾くと、車椅子101の方向転換が円滑に
行われにくいという問題がある。
【0008】また、この車椅子101では、後輪107
が支持アーム115及び回動プレート117を介してメ
インフレーム111に取り付けられているので、車椅子
101の種類に応じた支持アーム115及び回動プレー
ト117が必要であり、汎用性に劣るという問題もあ
る。
【0009】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、車椅子の方向転換が円滑に行われ、しかも
汎用性のある転倒防止機構の提供をその目的とするもの
である。また、他の発明は、この転倒防止機構が装着さ
れた車椅子の提供を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めになされた発明は、キャスターと、略鉛直方向に延び
て下端にキャスターが旋回自在に固定される固定ロッド
と、一端が固定ロッドに回動可能に軸着されるとともに
他端が車椅子の背面パイプに回動可能に軸着される支持
アームと、一端が固定ロッドに回動可能に軸着されると
ともに他端が車椅子の上方の部材に回動可能に軸着され
る伸縮部材とを備えた車椅子の転倒防止機構、である。
【0011】この転倒防止機構では支持アームが背面パ
イプに固定されるので、支持アームが短尺となる。従っ
て、荷重がかかったときのキャスター(後輪)の傾きが
少なくなり、車椅子の方向転換が円滑となる。また、支
持アームが背面パイプに取り付けられる構造なので、種
々の構造の車椅子に容易に装着できる。
【0012】この転倒防止機構は2本以上の支持アーム
を備えているので、キャスターの傾きがよりよく抑制さ
れ、車椅子の方向転換が円滑になる。
【0013】本発明の転倒防止機構が装着される車椅子
は、この転倒防止機構によって後方への転倒が防止され
るので、大車輪の位置が比較的前寄りとされうる。これ
によって座者と大車輪との位置が近くなり、座者がハン
ドリムを回しやすくなる。また、方向転換時の小回りも
可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面が参照されつつ、
本発明の実施形態が説明される。
【0015】図1は、本発明の一実施形態にかかる車椅
子1が示された左側面図である。この車椅子1は、既知
の車椅子と同様に、ハンドグリップ3、背面パイプ5、
駐車ブレーキ7、肘掛けパイプ9、座パイプ11、メイ
ンフレーム13、大車輪15、前輪17及びフットレス
ト19を備えている。また、図示は省略されているが、
この車椅子1は、背シート、座シート、レッグレスト、
スカートガード、安全ベルト、介助ブレーキ、ハンドリ
ム等を備えている。もちろん、車椅子1がこれらの部材
全てを備える必要はなく、用途等に応じて部材が省略さ
れてもよい。また、必要に応じて、他の部材が追加され
てもよい。大車輪15は座者のほぼ真横に位置してお
り、これは通常の車椅子(4輪タイプのもの)に比べて
前寄りである。
【0016】この車椅子1には、転倒防止機構21が装
着されている。この転倒防止機構21は、キャスター2
3と、固定ロッド25(「キャスターブラケット」とも
称される)と、前側固定部材27と、後側固定部材29
と、上側支持アーム31と、下側支持アーム33と、伸
縮部材としてのガスダンパー35とを備えている。この
車椅子1は、大車輪15及び前輪17と、転倒防止機構
21のキャスター23との、6個の車輪を備えている。
すなわち、転倒防止機構21が装着された後は、この転
倒防止機構21のキャスター23は車椅子1の後輪とな
る。
【0017】キャスター23は、回転軸37を中心とし
て回転する車輪体39と、この回転軸37を受ける軸受
片41(「ヨーク」とも称される)と、この軸受片41
の上端に固定されて鉛直方向に延びる支持軸43とから
構成されている。回転軸37は支持軸43の直下からず
れて位置しており(いわゆるオフセット)、これによっ
て車椅子1の方向転換が容易とされている。
【0018】固定ロッド25は略鉛直方向に延びてお
り、その下側にはキャスター23の支持軸43が挿入さ
れている。固定ロッド25の内周面と支持軸43の外周
面との間には、図示されていないゴム部材が設けられて
いる。このゴム部材は上下方向に圧縮状態とされてお
り、この圧縮によってゴム部材が半径方向外向きに膨出
している。この膨出によって固定ロッド25の内周面及
び支持軸43の外周面とゴム部材との摩擦力が高められ
ており、これによってキャスター23と固定ロッド25
とが固定されている。もちろん、他の手段によってキャ
スター23が固定ロッド25に固定されてもよい。キャ
スター23は図示されていないボールベアリングを備え
ており、このボールベアリングによって、軸受片41が
支持軸43に対して旋回自在とされている。もちろん、
固定ロッド25と支持軸43との間にボールベアリング
が設けられてもよい。
【0019】前側固定部材27は、溶接、ボルト止め等
の手段で背面パイプ5に固定されている。また、後側固
定部材29は、溶接、ボルト止め等の手段で固定ロッド
25固定されている。前側固定部材27及び後側固定部
材29の構造は、後に詳説される。
【0020】上側支持アーム31の前端は、軸ピン45
によって前側固定部材27に回動可能に軸着されてい
る。また、上側支持アーム31の後端は、軸ピン47に
よって後側固定部材29に回動可能に軸着されている。
下側支持アーム33の前端は、軸ピン49によって前側
固定部材27に回動可能に軸着されている。また、下側
支持アーム33の後端は、軸ピン51によって後側固定
部材29に回動可能に軸着されている。上側支持アーム
31及び下側支持アーム33の構造は、後に詳説され
る。
【0021】ガスダンパー35の上端は、軸ピン53に
よって取り付けプレート55に回動可能に軸着されてい
る。この取り付けプレート55は、背面パイプ5の上方
に溶接、ボルト止め等の手段によって固定されている。
もちろん、取り付けプレート55が省略され、ガスダン
パー35の上端が背面パイプ5に直接軸着されてもよ
い。ガスダンパー35の下端は、軸ピン47によって後
側固定部材29に回動可能に軸着されている。もちろ
ん、後側固定部材29が省略され、ガスダンパー35の
下端が固定ロッド25に直接軸着されてもよい。
【0022】ガスダンパー35は、ガスの圧力によって
その全長が延びる方向に付勢されている。すなわち、ガ
スダンパー35は荷重がかかることによって収縮し、荷
重が開放されることによって伸延する。ガスダンパー3
5に代えて、油圧ダンパーや圧縮コイルバネ等が伸縮部
材として用いられてもよい。
【0023】メインフレーム13には、上側軸穴57と
下側軸穴59とが設けられている。車椅子1には、例え
ば座者がハンドリムを回して自走する場合や、介護者が
ハンドグリップ3を押す場合等があるが、これらの用途
に応じて直径の異なる複数個の大車輪が使い分けられる
ことがある。下側軸穴59には、図1において二点鎖線
で示されるような比較的小径の大車輪15が装着され
る。これよりも大きな大車輪15が装着される場合は、
上側軸穴57が用いられる。もちろん、軸穴は必ずしも
複数個設けられる必要はない。また、3個以上の軸穴が
設けられ、直径の異なる3種類以上の大車輪15が使い
分けられてもよい。
【0024】駐車ブレーキ7は、操作レバー61の操作
によってスイングレバー63が前後に移動する構成とさ
れている。このスイングレバー63の先端が大車輪15
に当接することによって大車輪15の回転が阻止され、
車椅子1にブレーキがかかる。駐車ブレーキ7は、操作
レバー61が前方に押されても後方に引かれてもブレー
キがかかる、いわゆる前後制動式のものが好ましい。
【0025】図2は、図1のII−II線に沿った拡大断面
図である。この図から明らかなように、前側固定部材2
7は、第一プレート65と第二プレート67とを備えて
いる。第一プレート65及び第二プレート67には、そ
れぞれ貫通孔69、71が形成されている。第一プレー
ト65と第二プレート67との間には、上側支持アーム
31の前端近傍が位置している。この上側支持アーム3
1にも、貫通孔73が形成されている。そして、軸ピン
45が第一プレート65の貫通孔69、上側支持アーム
31の貫通孔73及び第二プレート67の貫通孔71を
貫通している。各貫通孔69、73、71の内径は、軸
ピン45の外径よりも若干大きめである。これにより、
上側支持アーム31の前端が前側固定部材27を介して
背面パイプ5に回動可能に軸着されている。
【0026】後側固定部材29も、第一プレート75と
第二プレート77とを備えている。第一プレート75及
び第二プレート77には、それぞれ貫通孔79、81が
形成されている。第一プレート75と第二プレート77
との間には、上側支持アーム31の後端近傍が位置して
いる。この上側支持アーム31にも、貫通孔83が形成
されている。そして、軸ピン47が第一プレート75の
貫通孔79、上側支持アーム31の貫通孔83及び第二
プレート77の貫通孔81を貫通している。各貫通孔7
9、83、81の内径は、軸ピン47の外径よりも若干
大きめである。これにより、上側支持アーム31の後端
が後側固定部材29を介して固定ロッド25に回動可能
に軸着されている。なお、後側固定部材29には、前述
のように、ガスダンパー35もその下端で回動可能に軸
着されている。ガスダンパー35の下端と上側支持アー
ム31の後端とは、共軸的に軸着されている。
【0027】詳説は省略されるが、下側支持アーム33
の形状や取り付け構造も、図2に示された上側支持アー
ム31とほぼ同様である。
【0028】図3は、図1の車椅子1が段差85を乗り
越える様子が示された左側面図である。この車椅子1が
段差85を乗り越える場合は、例えば介護者がハンドグ
リップ3を後方に引いて車椅子1を後方に傾け、前輪1
7を浮かせる。図3には、前輪17が浮いた状態が示さ
れている。
【0029】この状態では、前側固定部材27、上側支
持アーム31、後側固定部材29及び下側支持アーム3
3が平行四辺形を保ちつつ、上側支持アーム31及び下
側支持アーム33が前側固定部材27及び後側固定部材
29に対して回動している。また、ガスダンパー35
は、収縮している。上側支持アーム31及び下側支持ア
ーム33の回動が許容される範囲内であり、かつガスダ
ンパー35の収縮が許容される範囲内であれば、介護者
は任意の角度に車椅子1を傾けることができる。従っ
て、介護者が前輪17を高く浮かせることが可能であ
り、車椅子1がある程度高い段差を乗り越えることも可
能である。
【0030】図1に示された状態(6輪全てが接地して
いる状態)から図3に示された状態(前輪17が浮いた
状態)へと車椅子1が傾けられる場合でも、キャスター
23は当初から接地しており、またガスダンパー35が
衝撃を吸収するので、座者に衝撃が加わることが抑制さ
れる。また、車椅子1の傾斜はガスダンパー35の収縮
に伴って徐々に行われるので、座者に恐怖心を与えるこ
ともない。
【0031】上側支持アーム31及び下側支持アーム3
3は前側固定部材27を介して背面パイプ5に固定され
ているので、その前後方向の長さは、図4に示された従
来の車椅子101の支持アーム115に比べて極めて短
尺である。従って、前輪17が浮いた状態で車椅子1の
方向が転換されても、図5に示されるようなキャスター
23の傾きがさほどは生じない。よって、車椅子1の方
向転換が、円滑かつ容易に行われる。
【0032】この転倒防止機構21は、図4に示された
従来の車椅子101のようにメインフレーム13に取り
付けられるのではなく、背面パイプ5に取り付けられ
る。従って、車椅子1の種類に応じた固有の取り付け部
材(支持アーム115等)が不要である。また、メイン
フレーム13と背面パイプ5との位置関係(特に座者か
ら見て左右方向の位置関係)に制約されることなく、車
椅子1に取り付けられ得る。従って、この転倒防止機構
21は汎用性が高い。例えば、既に身体障害者等に使用
されている4輪構造の車椅子1にも、追加部品として溶
接、ボルト止め等で容易に取り付けられ得る。また、車
椅子の生産工場においても、異なるタイプの車椅子に同
一タイプの転倒防止機構21が装着されうるので、部品
の共有化が進んで車椅子1の製造コストが低減される。
【0033】この転倒防止機構21が装着された車椅子
1は後方へ転倒することがないので、大車輪15を比較
的前寄り(例えば大車輪15の軸が座者の真横になる位
置)に位置させることができる。これにより、座者がハ
ンドリムを回すことが容易となる。また、左右いずれか
一方の大車輪15の接地部分が中心とされて車椅子1の
方向転換がなされる場合に、座者の旋回半径が小さくな
り、座者の立場からみて小回りがきく。
【0034】この転倒防止機構21は上側支持アーム3
1及び下側支持アーム33の、2本の支持アームを備え
ているが、支持アームの数は1本であってもよく、また
3本以上であってもよい。但し、キャスター23の傾き
抑制の観点から、支持アームの本数は2本以上が好まし
く、特に、製作容易の観点からは2本とされるのが好ま
しい。
【0035】以上、通常の車椅子に適用される場合が一
例とされて本発明の転倒防止機構が説明されたが、この
転倒防止機構は、例えば折り畳み式の車椅子、身体障害
者用歩行器等にも適用されうる。また、この転倒防止機
構が装着されることによって例えば5輪構造となるよう
な車椅子にも、装着可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明されたように、本発明の転倒防
止機構は汎用性に優れる。また、この転倒防止機構が装
着された車椅子では、方向転換が円滑に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態にかかる車椅子が
示された左側面図である。
【図2】図2は、図1のII−II線に沿った拡大断面図で
ある。
【図3】図3は、図1の車椅子が段差を乗り越える様子
が示された左側面図である。
【図4】図4は、従来の車椅子が示された左側面図であ
る。
【図5】図5は、図4の車椅子の後輪が示された拡大背
面図である。
【符号の説明】
1・・・車椅子 5・・・背面パイプ 13・・・メインフレーム 15・・・大車輪 17・・・前輪 21・・・転倒防止機構 23・・・キャスター 25・・・固定ロッド 27・・・前側固定部材 29・・・後側固定部材 31・・・上側支持アーム 33・・・下側支持アーム 35・・・ガスダンパー 45、47、49、51・・・軸ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−28232(JP,A) 特開 平9−99015(JP,A) 特開2000−79142(JP,A) 特開 平3−15418(JP,A) 実開 昭49−146650(JP,U) 特表2000−514680(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61G 5/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャスターと、略鉛直方向に延びて下端に
    キャスターが旋回自在に固定される固定ロッドと、一端
    が固定ロッドに回動可能に軸着されるとともに他端が車
    椅子の背面パイプに回動可能に軸着される上下一対の
    持アームと、一端が固定ロッドに回動可能に軸着される
    とともに他端が車椅子の上方の部材に回動可能に軸着さ
    れる伸縮部材とを備えており、 背面パイプ、上側支持アーム、固定ロッド及び下側支持
    アームが平行四辺形を保ちつつ上側支持アーム及び下側
    支持アームが回動することで、車椅子の傾斜角度が変更
    されるように構成され た車椅子の転倒防止機構。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の転倒防止機構が装着され
    た車椅子。
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