JP2000316913A - 車椅子及び荷車 - Google Patents

車椅子及び荷車

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JP2000316913A
JP2000316913A JP11131562A JP13156299A JP2000316913A JP 2000316913 A JP2000316913 A JP 2000316913A JP 11131562 A JP11131562 A JP 11131562A JP 13156299 A JP13156299 A JP 13156299A JP 2000316913 A JP2000316913 A JP 2000316913A
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JP
Japan
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wheel
wheelchair
auxiliary
main
wheels
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JP11131562A
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Kimihiko Shimizu
公彦 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 進行路上に従来の車輪では乗り越えることの
できない段差部があっても、これを容易に乗り越えるこ
とができる車椅子を提供すること。 【解決手段】 四輪のうち少なくとも前輪が、主輪15
と補助輪16とよりなる自在輪となっている車椅子であ
って、前記補助輪16は、その回転軸14が主輪15の
それ13より補助輪16の半径未満相当だけ高い位置に
あり、かつ、主輪15の前側に配設されてその進行方向
と同一方向に回転する車輪であることを特徴とする車椅
子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車椅子及び荷車
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の車椅子の側面図である。
【0003】この車椅子は、椅子D1 に4つの自在輪R
1 を取り付けた構造になっている。椅子D1 は、手押し
用ハンドルhを設けたスチールパイプ製の椅子本体1
に、クッション2と肘掛け3と足乗せ台4を設けたもの
である。
【0004】自在輪R1 は、旋回軸5を中心にして水平
方向へ360度回転する、いわゆる首振式の自由車輪で
ある。この自在輪R1 は、椅子D1 の下端部に突設した
前記旋回軸5と、これに旋回可能に取り付けた軸受け6
と、これに回転軸7を介して取り付けた車輪8とより構
成されている。4つの自在輪R1 の車輪8は同じ大きさ
である。
【0005】従来の車椅子は、このような構成となって
いるので、図7に示すように、進行路に車輪8の半径よ
り少し低い、高さH1 の段差部9があっても、やや強く
押すことにより、比較的容易に乗り越えることができ
る。
【0006】これは、車椅子を押した場合に、回転軸7
に働く力の作用線S1 が段差部9の高さH1 より高い位
置にくるからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図8のよう
に、進行路に車輪8の半径と同じ(またはそれより高
い)、高さH2 の段差部10があると、回転軸7に働く
力(車椅子を押す力)の作用線S2 は、段差部10の高
さH2 と同じ(または、それより低い)位置にくるた
め、そのままでは、その段差部10を乗り越えることは
容易ではない。ハンドルhを操作して前輪側を上げて押
すしかしなければ乗り越えられない。
【0008】この発明は、このような従来の問題点に着
目してなされたもので、進行路上に従来の車輪では乗り
越えるのが困難な段差部があっても、これを容易に乗り
越えることができる車輪を備えた車椅子及び荷車を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明が提供する車椅
子は、四輪のうち少なくとも前輪が、主輪と補助輪とよ
りなる自在輪となっている車椅子であって、前記補助輪
は、その回転軸が主輪のそれより補助輪の半径未満相当
だけ高い位置にあり、かつ、主輪の前側に配設されてそ
の進行方向と同一方向に回転する車輪としたものであ
る。
【0010】また、この発明が提供する荷車は、四輪の
うち少なくとも前輪が、主輪と補助輪とよりなる自在輪
となっている荷車であって、前記補助輪は、その回転軸
が主輪のそれより補助輪の半径未満相当だけ高い位置に
あり、かつ、主輪の前側に配設されてその進行方向と同
一方向に回転する車輪としたものである。
【0011】
【作用】この発明の車椅子及び荷車によれば、補助輪の
回転軸を主輪のそれより高い位置に設定したから、主輪
だけでは乗り越えられない進行路上の段差部であって
も、それが補助輪の回転軸の高さ未満であれば、容易に
乗り越えることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を実
施例によって図面を参照しながら説明する。
【0013】(実施例1)図1は、実施例の手押し車椅
子の側面図である。
【0014】この車椅子は、椅子D2 に4つの自在輪R
2 を取り付けた構造のものである。椅子D2 は、図6に
示す従来の車椅子における椅子D1 と同じである。した
がって、同一部分には同一符号を付し、その説明は省略
する。
【0015】自在輪R2 は、椅子D2 の下端部に突設し
た旋回軸11と、旋回軸11に水平方向へ360度旋回
可能に取り付けた軸受け12と、軸受け12に回転軸1
3及び回転軸14を介して取り付けた主輪15及び補助
輪16とより構成されている。補助輪16は主輪より小
さい車輪である。
【0016】補助輪16の回転軸14は、主輪15の回
転軸13より高さH3 だけ高い位置に配設されている。
高さH3 は補助輪16の半径より小さい。また、補助輪
16は、主輪15の前側(車椅子の前側)に取り付けら
れている。両回転軸13,14は、軸受け12に平行に
取り付けられている。したがって、補助輪16は、主輪
15の進行方向と同一方向に回転する。
【0017】実施例の車椅子は、上述のような構成とな
っているので、図2に示すように、進行路に主輪15の
半径と同じ(または、それより高い)、高さH4 の段差
部17があっても、補助輪16の回転軸14に働く力
(車椅子を押す力)の作用線S3 は、段差部17の高さ
4 より高い位置にくる。
【0018】このため、主輪15だけでは乗り越えられ
ない段差部17であっても、それが補助輪16の回転軸
14の高さ未満である限り、容易に乗り越えることがで
きる。
【0019】補助輪16が乗り越えた後は、図3に示す
ように、主輪15の回転軸13に働く力の作用線S4
は、段差部17の高さH4 より充分に高い位置にくる。
【0020】このため、主輪15による段差部17の乗
り越えは容易になる。4つの自在輪R2 による段差部1
7の乗り越えは、このようにして行われる。
【0021】したがって、実施例の車椅子によれば、進
行路に主輪15だけでは容易に乗り越えられない高さの
段差部17があっても、それが補助輪16の回転軸14
の高さより低い場合には、これを容易に乗り越えて進行
することができる。
【0022】なお、図1の車椅子は、その後輪を自在輪
としたが、旋回しない固定輪としてもよい。
【0023】図4は、同じ車椅子でも、後輪21が前輪
の自在輪R2 より充分に大きい固定車輪となっている場
合の例である。固定車輪であるため自在輪R2 のように
旋回しない。
【0024】後輪21の回転軸22の位置は充分に高い
ので、前述した段差部17程度のものは、車椅子を押す
ことによって比較的容易に乗り越えることができる。し
たがって、この場合は、補助輪を必ずしも必要としな
い。
【0025】その他の構成は、図1の車椅子と同じであ
り、自在輪R2 は、図1に示す実施例1のそれと同様に
機能する。
【0026】(実施例2)図5は、実施例の手押し荷車
の側面図である。
【0027】この荷車は、荷台31に4つの自在輪R2
を取り付けた構造のもので、32は荷台31の後端部に
立ち上げて設けた手押し用ハンドルである。この荷車の
自在輪R2 も実施例1(図1)の車椅子R2 と同様に機
能する。
【0028】なお、荷車の後輪は、自在輪R2 に代えて
固定輪としてもよい。また、ここにいう荷車の構成は、
スーパーマーケットなどで使用するショッピングカーな
どにも採用できる。
【0029】実施例1、2では、補助輪16は主輪より
小さいが、これと同じ大きさもの、またはこれより大き
いものを使用してもよい。また、実施例1、2では、手
押し式の車椅子と荷車について説明したが、電動式のも
のについても同様に説明できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の車椅子
と荷車によれば、上述のような構成としたので、進行路
上に従来の車輪では乗り越えるのが容易でない段差部が
あっても、これを比較的容易に乗り越えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の車椅子の側面図
【図2】 図1の車椅子の自在輪の段差部における動き
を示す側面図
【図3】 図1の車椅子の自在輪の段差部における動き
を示す側面図
【図4】 実施例1の変形例を示す側面図
【図5】 実施例2の荷車の側面図
【図6】 従来の車椅子の側面図
【図7】 従来の車椅子の自在輪の段差部における動き
を示す側面図
【図8】 従来の車椅子の自在輪の段差部における動き
を示す側面図
【符号の説明】
2 椅子 R2 自在輪 11 旋回軸 12 軸受け 13,14 回転軸 15 主輪 16 補助輪 17 段差部 21 後輪 22 回転軸 31 荷台 32 手押し用ハンドル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四輪のうち少なくとも前輪が、主輪と補
    助輪とよりなる自在輪となっている車椅子であって、前
    記補助輪は、その回転軸が主輪のそれより補助輪の半径
    未満相当だけ高い位置にあり、かつ、主輪の前側に配設
    されてその進行方向と同一方向に回転する車輪であるこ
    とを特徴とする車椅子。
  2. 【請求項2】 四輪のうち少なくとも前輪が、主輪と補
    助輪とよりなる自在輪となっている荷車であって、前記
    補助輪は、その回転軸が主輪のそれより補助輪の半径未
    満相当だけ高い位置にあり、かつ、主輪の前側に配設さ
    れてその進行方向と同一方向に回転する車輪であること
    を特徴とする荷車。
JP11131562A 1999-05-12 1999-05-12 車椅子及び荷車 Withdrawn JP2000316913A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11131562A JP2000316913A (ja) 1999-05-12 1999-05-12 車椅子及び荷車

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ID=15060978

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017099789A (ja) * 2015-12-04 2017-06-08 学校法人大阪産業大学 車椅子
KR101885121B1 (ko) * 2017-03-27 2018-08-03 (주)글록스 휠체어용 캐스터 장치 및 이를 구비한 휠체어

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017099789A (ja) * 2015-12-04 2017-06-08 学校法人大阪産業大学 車椅子
KR101885121B1 (ko) * 2017-03-27 2018-08-03 (주)글록스 휠체어용 캐스터 장치 및 이를 구비한 휠체어

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060801