JP4132538B2 - キャスター - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、くびれ部と切目を入れることで、タイヤで舵をきるキャスターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のキャスターは、縦軸体の中心線の後に、荷重の中心の接地点が、前に進む方向の摩擦によって、車輪は一番後から付いてくる。そして、方向転換するために車輪自身が、上部に取り付けた縦軸体のベアリングを介在して回っていた。その使い易さと、低コストなどの条件で、車椅子、運搬台車、電子装置の運搬用、事務椅子などあらゆる所に用いられていた。
【0003】
その他、出願しているものの中に実登第3036863号の、方向自在キャスターの方向制御装置のように、走行している荷台についた方向自在キャスターを、一方向に規制していた。また、ほぼ停止した荷台に取り付けた方向自在キャスターを、瞬間的に一方向に規制することができるものがあった。そのキャスターは、車輪が一方向を向いたときだけ自然に下方に落下して、キャスターの方向を制御する方向制御枠と、制御を解除するレバー回動軸、および方向制御枠が下方に落下しないように、レバー回動軸を固定するフックを設けていたものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のキャスターは、方向転換するために車輪が回る範囲を開けていないといけなかったため、大きい直径の車輪を使えなかったので、障害物を乗り越へにくかった。また、方向転換するために車輪が回る範囲で重心が変わり、車椅子などは転倒することがあった。そして、キャスターはちょっと後進、ちょっと前進するときにも、キャスターは方向転換するために、動力が無駄に消費されていた。さらに、電車の線路とかエレベーターの入り口に、キャスターは方向転換するため落ち込むことがあった。その上、直進するとき、浮きかけたキャスターは、真っ直ぐに前進しようと右に傾いた車輪は、直進を通り過ぎて左に傾く。結果的には、左右に動いて直進する動力が、無駄に消費されていた。また、下り坂を降りるときは、浮いたときに後方にずらした車輪は重さで下に下がるため、浮いたときに反転して進行方向と逆に向き、地面と接触すると反転して正規の方向に戻る。そのため、車輪は反転を繰り返し、左右に動く時に騒音が発生していた。
【0005】
上記従来のキャスターの欠点を解消するために、出願しているものの中に実登第3036863号の、方向自在キャスターの方向制御装置のように、走行している荷台についた方向自在キャスターを、一方向に規制していた。また、ほぼ停止した荷台に取り付けた方向自在キャスターを、瞬間的に一方向に規制することができるものがあった。さらに、車輪が一方向を向いたときだけ、自然に下方に落下し、そして制御を解除するレバー回動軸、および方向制御枠が下方に落下しないようにレバー回動軸を固定するフックを設けていた。しかし、操作が面倒であったし、制作するときのコストが高くついていた。
【0006】
そこで本発明のキャスターは、固定輪を改造して、ほんの少し舵がきれるのを目的とする。それでは、昔の乳母車は四輪とも固定輪であったが、多少の舵は固定輪のタイヤの歪みで、半径10メートルぐらいのカーブを回っていたが、その歪みを有効に使うために、タイヤにくびれ部(11)を取り付け、切目(13)を入れることで斜めに舵がきれ、半径1メートルくらいで旋回できるキャスターを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のキャスターは、本体(1)にはベアリング(2)を介して軸(3)に回動自在に取り付け、軸(3)は運搬用台車(8)などに具備している。また、本体(1)外周部はゴムなどの弾性部材でできており、くびれ部(11)が接地輪(10)を介在している。さらに、くびれ部(11)の本体(1)側は、ころ受(12)が緩やかに凹面保っている。その接地輪(10)どうしをくびれ部(11)まで切目(13)があり、切目(13)が多数あることで接地輪(10)を独立させることで目的を達成した。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明のキャスターは、本体(1)はゴムなどの弾性部材でできており、本体(1)にくびれ部(11)を取り付け、本体(1)に横方向からの力を受けるとくびれ部(11)が歪む。接地輪(10)は、本体(1)の外側にころ受(12)を取り付け、緩やかな凹面を形成して横方向からの力を受け、接地輪(10)が横に転がったとき、車輪が少し上がるようにころ受(12)を取り付けると、カーブを曲がるときより直進したときの方が安定しており、直進性がある。次に、接地輪(10)どうしをくびれ部(11)まで切目(13)があり、切目(13)が多数あることで接地輪(10)どうしを独立させることで、接地輪(10)は横方向に力を受けて、ころ受(12)面を転がり、くびれ部(11)一杯横移動できる。そして、切目(13)で接地輪(10)の縁を切っているので、次の接地輪(10)まで転がると、また新たに接地輪(10)はころ受(12)面を転がり横移動ができる。したがって、真横移動はできないが舵はきれる。しかし、どうしても真横移動したいときは、台車(8)自体を前後に動かすことで真横移動ができる。
【0009】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
(イ)本発明のキャスターは、図2の断面図のように、本体(1)にくびれ部(11)を取り付け、接地輪(10)は本体(1)の外側にころ受(12)を凹面に取り付ける。そして、C地点は接地輪(10)のセンターで、D地点は本体(1)のセンターで同じ場所にある。次に、右に曲がるときは図3のように、接地輪(10)のセンターC地点はコロのように右に転がり、くびれ部(11)一杯横に移動して、本体(1)のセンターはD地点に移動して、本体(1)はC地点からD地点間で移動する。また、図4は移動したところの斜視図である。そして、図1のように切目(13)が接地輪(10)を多数に分けていることで、新たに接地する接地輪(10)は正規の位置から移動する。これによって、進む方向と同じくらい横に移動する。
【0010】
(ロ)使用例は、運搬用台車(8)に使用したときは、図5のように本発明(7)を取り付けている。その図のように、従来のキャスターを取り付けたときより直径が大きな物が使用でき、道路の段差なども越えやすくなった。また、ちょっと前進ちょっと後進などが、方向を固定してあるため楽にできる。
【0011】
(ハ)車椅子(9)に本発明(7)を取り付けた場合は、図6を見て分かるように、本発明(7)は直径の大きい物が取り付けられる。したがって従来は、電車の線路、あるいは歩道の段差がある場合に、車椅子は後向きで後輪から障害物を乗り越えていたが、本発明 (7)は車輪の直径が大きいので、そのまま前進ができる。また、踏切りとかエレベーターの入り口は、キャスターが方向転換するため落とし込むことがあったが、本発明(7)は方向を固定してあるため、車椅子(9)本体が、横に回らない限りは落とし込むことがない。
【0012】
(ニ)また、スーパーマーケットなどのワゴンに使用すると、従来のキャスターを使うより低コストであり、真横移動はワゴン全体を前後に動かすことで真横移動もできる。
【0013】
【発明の効果】
本発明は以上説明したようにキャスターは、次のような効果がある。
(イ)本発明の車輪は方向を固定しているため、大きな車輪を使用でき、大きな車輪は障害物を乗り越えるときに便利である。
(ロ)従来のキャスターは、方向転換するために車輪が回る範囲で重心が変わり、車椅子などは転倒することがあったが、本発明は固定しているので転倒し難い。
(ハ)従来のキャスターは、ちょっと後進ちょっと前進が出来難かったが、本発明の車輪は方向転換しないため、ちょっと後進、ちょっと前進することがスムーズにできる。
(ニ)本発明の車輪は方向転換しないため、車体が真横にならない限りは、踏切りなどに落とし込むことがない。
【0014】
(ホ)従来は、浮きかけたキャスターは真っ直ぐに前進しようと、右に傾いた車輪は直進を通り過ぎて左に傾く。結果的には、左右に動いて直進する動力が無駄に消費されていたが、本発明は固定しているのでスムーズに操作できる。
(ヘ)従来は、直進するとき浮いた車輪は左右に動き、その時に騒音が発生していたが、本発明は固定しているので静かである。
(ト)従来は、下り坂を降りるときはキャスターの重さで車輪が下に下がるため、浮いたときに反転して進行方向と逆に向き、地面と接触すると反転して正規の方向に戻るようなこともない。
(チ)本発明は低コストである。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図は、本発明の側面図である。
【図2】 図は、正面から見た断面図である。
【図3】 図は、本発明の横移動を示した正面の断面図である。
【図4】 図は、横移動した斜視図である。
【図5】 図は、台車に本発明を使用したときの斜視図である。
【図6】 図は、車椅子に本発明を使用したときの斜視図である。
【符号の説明】
1 本体 2 ベアリング
3 軸 7 本発明
8 台車 9 車椅子
10 接地輪 11 くびれ部
12 ころ受 13 切目

Claims (1)

  1. 運搬車の荷台に取り付けた軸と、ベアリングを介して該軸に回転可能に取り付けた本体とを備え、
    該本体は全体が弾性体でできており、くびれ部と接地輪ところ受で構成され、
    該くびれ部は、該車輪本体の周縁部の細くなった部分で、
    前記接地輪は、該くびれ部の外側に具備されており、該接地輪は前記ころ受と地面の間を横に転がる、ころの役目をして、
    該ころ受は、該くびれ部の内側で、該接地輪に対向する部分であり、外周に向かって凹面を保っていて、横方向に力が加わったとき、該接地輪が該ころ受の端まで転がると、該くびれ部が形状を元に戻す弾力のため直進性があり、
    該接地輪は、多数の切目により独立した該接地輪が形成されており、該接地輪の該切目が多数あることで、該接地輪一個一個を独立させ、
    前記本体に横からの力を受けると、該接地輪はころの役目を果たして、地面と前記ころ受の間を転がることで横移動が可能となり、
    前記運搬車を押すことで、次の接地輪は新たに地面と該ころ受の間を転がり横移動ができることで、結局前進と横移動ができるので、両方の進む方向を合わせると、斜め移動ができることを特徴とするキャスター。
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