JP4643397B2 - 電動6輪車椅子 - Google Patents

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本発明は、電動の駆動輪を有する6輪の車椅子に関する。より詳細には、サスペンションが設けられ悪路走行性に優れた電動6輪車椅子に関する。本明細書において、「電動6輪車椅子」とは、電動の駆動輪を有する6輪の車椅子であって、少なくとも障害物のない平地においては6輪の全てが地面に接触して走行する電動車椅子を云う。例えば、後方に傾斜防止サスペンションと共に一対の補助輪が設けられた車椅子であっても、平地では4輪走行し、傾斜地等での走行でのみ一対の補助輪が接地するような車椅子は含まない。
電動6輪車椅子は電動4輪車椅子に比べ回転半径が小さく小回りが利き、さらに比較的小径の車輪を前後に配置できるのでホイールベースが長く取れ転倒しにくい安定性を持っている。中輪を駆動輪とする電動6輪車椅子は運転者の重心付近に駆動力があるので初心者でも比較的楽に自然な感覚で操縦することができる。
ところが、中輪を駆動輪とする電動6輪車椅子は、構造上、凹凸路面や段差乗り越え、坂道への導入部で中輪が地面から離れてしまうことから段差を乗り越えることができない。6輪全体で均等に荷重を支えると、駆動輪にかかる荷重は相対的に小さくなり、そのためスリップし易くなる。更に、高速での直進安定性に欠ける。
そこで、中輪を駆動輪とする電動6輪車椅子は、野外走行には向かないとされ、主に室内用途に使われることが多い。
一方、米国等では時速10km/h以上での走行が認められており、高速走行時における直進安定性に優れ凹凸路面等の悪路でも比較的対応可能な電動4輪車椅子が、欧米において、更に日本国内においても、広く普及している(特許文献1、特許文献2参照)。ところが、日本国内での車椅子の最高の規格は6km/h以下であり、高速走行時の直進安定性は日本国内においては重要なファクターとならない。日本国内での道路事情においては、むしろ小回りが効く、転倒に強いなど、6輪車椅子が持っているような性能を電動車椅子に求められることも多い。
また、特許文献1や特許文献2に開示された4輪電動車椅子には、サスペンションも搭載されている。しかしながら、現状のサスペンション付の4輪電動車椅子では、サスペンションのストローク長さも制限されていることからサスペンションの効果は発揮できておらず、乗員に相当の負担を強いているのが現状である。
特表平7−507223号公報 特開平10−24068号公報
6輪電動車椅子に4輪電動車椅子のような段差を乗り越えられる性能を与えようとした場合、各車輪の全てにサスペンションを搭載し、しかもその車輪は4輪車以上に可動量を大きくする必要がある。このとき、緩衝器のスペース、アームのスペース、車輪がストロークするスペース等、多くのスペースが必要となる。
また、サスペンションの設計においても長いストロークを有するがゆえに車輪の姿勢が大きく変化するようでは、直進性や乗り心地、車両の安定性に悪影響を及ぼし危険ですらある。その為、各車輪のサスペンションは、長いストロークを持ちながら車輪の姿勢変化の少ない機構とする必要がある。
ところが、従来の電動車椅子の様に、一度の充電で30km程度走行可能な鉛蓄電池やモーターユニットなどを備えた電力駆動ユニットでは、それ自体が大きなスペースを必要とするのでこのような構成をとることは難しい。現状では、4輪電動車椅子に比肩できる程の悪路走破性に優れた6輪電動車椅子は見当たらない。
そこで、本発明は、6輪車椅子でありながら4輪車椅子に比肩できる凹凸路面等の悪路走行性能に優れ、野外走行においても6輪車椅子特有の優れた性能を享受して、小回りが利き、転倒しにくい安定性を持つ6輪電動車椅子を提供することを課題とする。
すなわち、本発明は、一対の前輪と、一対の中輪と、一対の後輪とを有し、かつ、これら6輪のそれぞれに独立したサスペンションが設けられていることを特徴とする電動6輪車椅子である。本発明の6輪電動車椅子は、6輪のそれぞれに独立したサスペンションが設けられているので、乗り心地が良く、凹凸路等の悪路での走破性が高い。路面からの跳ね上げを吸収でき、転倒しにくくなる。衝撃荷重を吸収でき、車体剛性を低く設定でき、軽量化に貢献する等の優れた特徴を有する。それぞれのサスペンションは、30mm以上のストローク長さを有することが好ましく、40mm以上のストローク長さを有することがより好ましい。また、中輪に設けられたサスペンションは、50mm以上のストローク長さを有することが好ましく、60mm以上のストローク長さを有することがより好ましい。更に、中輪に設けられたサスペンションは、前輪・後輪に設けられたサスペンションよりも長いストローク長さを有することが好ましく、着座した際に、前輪・後輪よりも大きく沈むように与圧設定されることが好ましい。
本発明の電動6輪車椅子において、一対の前輪に設けられたそれぞれのサスペンションは、後端部が車体フレームに揺動可能に軸支され前端部が前輪を軸支するリーディングアームと、前記車体フレームと前記リーディングアームとの間に前記リーディングアームの揺動運動を緩衝するクッションユニットとを備えることが好ましい。ここで、段差の乗越え性能を向上させる為にはリーディングアームの長さを長く設計する必要があるので、リーディングアームの後端部が車体フレームに揺動可能に軸支される水平位置は、駆動輪である中輪を軸支する水平位置よりも後方であることが好ましく、背もたれの直下よりも後方であることがより好ましい。
本発明の電動6輪車椅子において、一対の前輪に設けられたそれぞれのサスペンションは、後端部が車体フレームに揺動可能かつ回転自在に軸支され前端部が前輪を軸支するリーディングアームと、前記車体フレームと前記リーディングアームとの間に前記リーディングアームの揺動運動を緩衝するクッションユニットと、前記リーディングアームの前輪を軸支する部分の近傍の下側及び車体フレームを連結するロアアームと、前記リーディングアームの前輪を軸支する部分の近傍の上側及び車体フレームを連結するアッパアームとを備えることが好ましい。ここで、揺動可能とは、前輪が上下に揺動可能となる向きにリーディングアームが揺動可能となることを云い、回転自在とは、前輪がハの字に開いたり閉じたりする向きにリーディングアームが回転自在となることを云う。リーディングアームの後端部が車体フレームに揺動可能かつ回転自在に軸支され、前輪を軸支する部分の近傍が、ロアアーム及びアッパアームにより車体フレームに連結されているので、リーディングアームに軸支される前輪の全ストロークに渡る姿勢を制御することが可能となる。また、リーディングアームの長さを長く設計した場合であっても、安定したサスペンション動作を確保することができる。
平地を直進する場合、一対の前輪は、それぞれ、回転軸は地面に平行で、かつ、地面に垂直な面内で回転していることが好ましい。
一方、カーブで遠心力が働いた際、外周側のサスペンションは沈む方向になる。このとき車輪が遠心力に楽に対抗する為には外側車輪はある程度ハの字に車輪下側が外側を向いた方がタイヤの接地面も確保できグリップが得られ、車軸にかかる負担も減ることから有利である。逆に前輪が穴に落ち込んだような場合、サスペンションは逆に伸びる方向であるが、やはり、穴に落ち込んだ側の車輪はある程度ハの字に車輪下側が外側を向いた方が、進行方向に対する軌道の変化が少なく、車体は車輪が落ち込んだ方向に傾いているので、車輪軸にかかる負担も少なくすることができる。
すなわち、本発明の電動6輪車椅子において、一対の前輪に設けられたそれぞれのサスペンションは、一対の前輪が、平地上での静止時又は直進時にはそれぞれ平地に略垂直でありながら、そのサスペンションがそれよりも上に動作した際も下に動作した際も、ハの字に車輪下側が外側を向くように構成されることが好ましい。ロアアームをアッパアームよりも長く構成し、かつ、ロアアームのリーディングアームとの連結部が最も外側にあるとき車輪の軸が地面に平行になるよう構成することにより、一対の前輪を、平地上での静止時又は直進時にはそれぞれ平地に略垂直でありながら、サスペンションがそれよりも上に動作した際も、下に動作した際も、ハの字に車輪下側が外側を向くようにすることができる。
本発明の電動6輪車椅子において、一対の中輪に設けられたそれぞれのサスペンションは、ダブルウィッシュボーン式又はセミダブルウィッシュボーン式のサスペンションであって、一端部が車体フレームに揺動可能に軸支され他端部が中輪軸支部材(中輪を軸支する部材)の下側部分に連結するロアアームと、一端部が車体フレームに揺動可能に軸支され他端部が中輪軸支部材の上側部分に連結するアッパアームと、前記車体フレームと前記ロアアーム又は前記アッパアームとの間に前記ロアアーム及び前記アッパアーム並びに前記中輪軸支部材の揺動運動を緩衝するクッションユニットとを備えることが好ましい。全ストロークに渡って車輪の姿勢を車軸が地面に略平行なように制御することができる。
更に、本発明の電動6輪車椅子において、一対の中輪に設けられたそれぞれのサスペンションは、ダブルウィッシュボーン式のサスペンションであって、上側部分の前後に一対のアッパアーム連結部を有し下側部分の前後に一対のロアアーム連結部を有し中央部分で中輪を軸支する中輪軸支部材と、前記車体フレームに揺動可能に軸支されると共に前記一対のロアアーム連結部を介して前記中輪軸支部材の下側部分の前後に連結するH字型ロアアームと、前記車体フレームに揺動可能に軸支されると共に前記一対のアッパアーム連結部を介して前記中輪軸支部材の上側部分の前後に連結するH字型アッパアームと、前記車体フレームと前記H字型ロアアームとの間に前記H字型ロアアーム及び前記H字型アッパアーム並びに前記中輪軸支部材の揺動運動を緩衝するクッションユニットとを備えることが好ましい。H字型ロアアーム及びH字型アッパアームを備えることにより、丈夫さ・剛性の強さを確保できると共に、サスペンションのレイアウトもコンパクトに確保することができる。
本発明の電動6輪車椅子において、中輪に設けられたサスペンションも前輪に設けられたサスペンションと同様、一対の中輪が、平地上での静止時又は直進時にはそれぞれ平地に略垂直でありながら、そのサスペンションがそれよりも上に動作した際も、下に動作した際も、ハの字に車輪下側が外側を向くように構成されることが好ましい。ロアアームをアッパアームよりも長く構成し、かつ、ロアアームのリーディングアームとの連結部が最も外側にあるとき車輪の軸が地面に平行になるよう構成することにより、一対の中輪を、平地上での静止時又は直進時にはそれぞれ平地に略垂直でありながら、サスペンションがそれよりも上に動作した際も、下に動作した際も、ハの字に車輪下側が外側を向くようにすることができる。
本発明の電動6輪車椅子において、一対の後輪に設けられたそれぞれのサスペンションは、前端部が車体フレームに揺動可能に軸支され後端部が後輪を軸支するトレーリングアームと、前記車体フレームと前記トレーリングアームとの間に前記トレーリングアームの揺動運動を緩衝するクッションユニットとを備えることが好ましい。トレーリングアームは、後輪の車軸の前方にその車軸に平行な回転軸を有し、前端部がその回転軸を介して車体フレームに軸支されると共に、後輪を軸支する後端部が上下に揺動可能である。
本発明の電動6輪車椅子において、クッションユニットとしては、例えば、コイルばねや筒形ショックアブソーバー等を用いることができ、好ましくはアブソーバー内蔵のコイルスプリングを用いることができる。
本発明の電動6輪車椅子において、駆動電源としてリチウムイオン二次電池を備えることが好ましい。駆動電源としてエネルギー密度の高いリチウムイオン二次電池を採用することにより、これを含む電力駆動ユニットをコンパクトに収納可能となり、ひいては、6輪のそれぞれに独立したサスペンションが設けられても、全体として比較的コンパクトな電動6輪車椅子を構成することが可能となる。より好ましくは、駆動モーターが中輪に内蔵されたホイールインモーター方式を採用する。
本発明の6輪電動車椅子は、小回りが利き、操縦性に優れ、転倒しにくく安定であるうえに、6輪のそれぞれに独立したサスペンションが設けられているので、乗り心地が良く、凹凸路等の悪路での走破性が高く、外出用途の電動車椅子として十分使用可能である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照してさらに詳細に説明する。本発明は、これらの実施例に特に限定されるものではない。
図1〜図8は実施例1の電動6輪車椅子100の説明図であって、図1は電動6輪車椅子100の全体側面の概略図であり、図2は左前輪が高さ約40mmの段差に乗りあがった際の電動6輪車椅子100を模式的に示した図であり、図3は左中輪が高さ約40mmの段差に乗りあがった際の電動6輪車椅子100を模式的に示した図であり、図4は左右後輪が高さ約40mmの段差に乗りあがった際の電動6輪車椅子100を模式的に示した図であり、図5は左前輪が高さ約40mmの段差に乗りあがった際の電動6輪車椅子100の左右前輪及びその周辺の構造を模式的に示した図であり、図6は左中輪が高さ約40mmの段差に乗りあがった際の電動6輪車椅子100の左右中輪及びその周辺の構造を模式的に示した図であり、図7は中輪及びそれに設けられた各リンクアームの構造を模式的に示した図であり、図8は電動6輪車椅子100の後輪及びその周辺の構造を模式的に示した図である。
図1〜8に示すように、実施例1の電動6輪車椅子100は、一対の前輪1、1’と、一対の中輪2、2’と、一対の後輪3、3’とを有し、かつ、これら6輪のそれぞれに独立したサスペンション66、66’、67、67’、68、68’が設けられている。駆動電源としてリチウムイオン二次電池を備え、一対の中輪2、2’が電動の駆動輪であり、駆動モーターを一対の中輪のそれぞれに内蔵したホイールインモーター方式を採用している。
図1に示すように、実施例1の電動6輪車椅子100には、車体フレーム4の上部には着座シート71aを取り付けるシートフレーム71が載置されている。また、左右一対の前輪1、1’は前輪軸支部材(キャスター)41、41’により回動自在になった追従輪であり、左右一対の後輪3、3’は後輪軸支部材(キャスター)43、43’により回動自在になった追従輪である。シートフレーム71の前端部には乗員が足を乗せるフットレスト72、72’が設けられ、シートフレーム71の後端部には背もたれ71bが設けられ、背もたれ71bの上部には手押し用グリップ71cが設けられている。シートフレーム71の上部の左右にアームレスト73、73’が立設され、右側アームレスト73’の前方には、中輪2、2’の駆動を制御して、電動車椅子の発進、停止、操舵を行うジョイスティックコントロールノブスイッチ74が配置されている。
図1、図2及び図5に示すように、実施例1の電動6輪車椅子100において、一対の前輪1、1’に設けられたそれぞれのサスペンション66、66’は、後端部が球面軸受により車体フレーム4に揺動可能かつ回転自在に軸支され前端部が前輪1、1’を軸支するリーディングアーム51、51’と、車体フレーム4とリーディングアーム51、51’との間にリーディングアーム51、51’の揺動運動を緩衝するクッションユニット61、61’と、リーディングアーム51、51’の前輪を軸支する部分の近傍の下側及び車体フレーム4を連結するロアアーム11、11’と、リーディングアーム51、51’の前輪を軸支する部分の近傍の上側及び車体フレーム4を連結するアッパアーム21、21’とを備える。クッションユニット61、61’は筒形ショックアブソーバー内蔵のコイルスプリングである。そして、一対の前輪1、1’にそれぞれ設けられたサスペンション66、66’は、それぞれ独立して60mmのストローク長さを有しており、図2及び図5に示すように、前輪が高さ約40mmの段差に乗りあがった場合であっても、6輪の全てが接地する状態を保つことができるように構成されている。
また、実施例1の電動6輪車椅子100においては、前輪のリーディングアームは可能な限り長いことが好ましく、かつ、このリーディングアームが車体フレーム4に軸支される部分は、可能な限り、より低い位置が好ましい。実施例1の電動6輪車椅子100は、図10に示すように、前進中に前輪が約50mmの高さの段差に接触したとき、その前輪及び段差の接触点と前輪の車軸とが形成する面80がこのリーディングアームを横切るように構成されている。リーディングアームを車体フレームに軸支する部分(球面軸受81の軸)は、この面80よりも下側にある。そして、前進中に前輪が約50mmの高さの段差に接触したときに働く力は、その前輪及び段差の接触点と前輪の車軸とが形成する面80がこのリーディングアームと交わる点において、リーディングアームを持ち上げる向きに働く。このようにして、実施例1の電動6輪車椅子100は、前輪が直径200mmの車輪でありながら、約50mmの高さの段差をも少しの助走で乗り越えることができる性能を確保している。通常、段差超えは車輪直径の6分の1の高さが限度であると云われているが、この構造により、車輪直径の4分の1以上の段差越えることを可能にしている。
図1及び図2に示すように、実施例1の電動6輪車椅子100において、リーディングアーム51、51’の後端部は駆動輪である中輪を軸支する水平位置よりも後方、背もたれ71の直下付近にて球面軸受81により車体フレーム4に軸支されて、リーディングアーム51、51’の前端部が前輪を軸支している。一対の前輪1、1’に設けられたそれぞれのサスペンション66、66’は、このように長いリーディングアーム51、51’を採用したことにより、60mmのストローク長さを安定して確保することができた。駆動電源としてリチウムイオン二次電池を採用して、図5から明らかなように、このリチウムイオン二次電池及びコントローラを含む電力駆動ユニット75をコンパクトに収納し、更に、駆動モーターを一対の中輪2、2’のそれぞれに内蔵して電力駆動ユニットから分離したことによって、このように長いリーディングアーム51、51’の採用を可能としたものである。
リーディングアーム51、51’は、球面軸受81により車体フレーム4に軸支されているので、揺動可能かつ回転自在に軸支されており、リーディングアーム51、51’に軸支される前輪1、2の姿勢はロアアーム11、11’及びアッパアーム21、21’の構成によって制御されている。具体的には、ロアアームをアッパアームよりも長く構成し、かつ、ロアアームのリーディングアームとの連結部が最も外側にあるとき車輪の軸が地面に平行になるよう構成することにより、一対の前輪が、平地上での静止時又は直進時にはそれぞれ平地に垂直でありながら、サスペンションがそれよりも上に動作した際も、下に動作した際も、ハの字に車輪下側が外側を向くように構成されている。
図6及び図7に示すように、実施例1の電動6輪車椅子100において、一対の中輪2、2’に設けられたそれぞれのサスペンション67、67’は、ダブルウィッシュボーン式のサスペンションであって、一端部が車体フレーム4に揺動可能に軸支され他端部が中輪軸支部材42、42’の下側部分に連結するロアアーム12、12’と、一端部が車体フレーム4に揺動可能に軸支され他端部が中輪軸支部材42、42’の上側部分に連結するアッパアーム22、22’と、車体フレーム4とロアアーム12、12’との間にロアアーム12、12’及びアッパアーム22、22’並びに中輪軸支部材42、42’の揺動運動を緩衝するクッションユニット62、62’とを備えるように構成する。また、図9に示すように、中輪軸支部材42、42’は、上側部分の前後に一対のアッパアーム連結部42a、42bを有し下側部分の前後に一対のロアアーム連結部42c、42dを有し中央部分で中輪を回転自在に軸支する構造を採用している。
そして、一対の中輪2、2’に設けられたそれぞれのサスペンション67、67’は、一端部が車体フレーム4に揺動可能に軸支され他端部が一対のロアアーム連結部42c、42dを介して中輪軸支部材42、42’の下側部分の前後にそれぞれ連結するH字型ロアアーム12、12’と、一端部が車体フレーム4に揺動可能に軸支され他端部が一対のアッパアーム連結部42a、42bを介して中輪軸支部材42、42’の上側部分の前後にそれぞれ連結するH字型アッパアーム21、21’と、車体フレーム4と前記H字型ロアアーム12、12’との間に前記H字型ロアアーム12、12’及び前記H字型アッパアーム21、21’並びに中輪軸支部材42、42’の揺動運動を緩衝するクッションユニット62、62’とを備える。クッションユニット62、62’は筒形ショックアブソーバー内蔵のコイルスプリングである。そして、一対の中輪2、2’に設けられたサスペンション67、67’は、それぞれ独立して70mmのストローク長さを有しており、図3及び図6に示すように、中輪が高さ約40mmの段差に乗りあがった場合であっても、6輪の全てが接地する状態を保つことができるように構成されている。ここで、図2〜6に示した様な段差に乗り上げる場合や、坂道に差し掛かる場合、窪地を走行する場合等を総合的に考慮すると、電動6輪車椅子のうち、特に、中輪に設けられたサスペンションは、前輪・後輪に設けられたサスペンションよりも長いストローク長さを有することが好ましい。また、後述するように、中輪に設けられたサスペンションは、着座した際に、前輪・後輪に設けられたサスペンションよりも大きく沈むように与圧設定されていることが好ましい。
実施例1の電動6輪車椅子100において、上記のように、一対の中輪2、2’にロアアーム12、12’とアッパアーム21、21’とを備えたダブルウィッシュボーン式のサスペンションをそれぞれ採用したことにより、全ストロークに渡り、車輪の姿勢変化が少なくなるように設計することができた。
駆動電源としてリチウムイオン二次電池を採用してこれを含む電力駆動ユニット75をコンパクトに収納し、更に、駆動モーターを一対の中輪2、2’のそれぞれに内蔵して電力駆動ユニットから分離したことによって、一対の中輪のそれぞれにダブルウィッシュボーン式のサスペンションの採用を可能としたものである。
また、実施例1の電動6輪車椅子100において、上記のように、H字型ロアアーム及びH字型アッパアームを備えたダブルウィッシュボーン式のサスペンションを一対の中輪2、2’にそれぞれ採用したことにより、駆動輪である中輪のサスペンション機構に丈夫さ・剛性の強さを確保している。
図1、図4及び図8に示すように、実施例1の電動6輪車椅子100において、一対の後輪3、3’に設けられたそれぞれのサスペンション68、68’は、前端部が車体フレーム4に揺動可能に軸支され後端部が後輪3、3’を軸支するトレーリングアーム31、31’と、車体フレーム4とトレーリングアーム31、31’との間にトレーリングアーム31、31’の揺動運動を緩衝するクッションユニット63、63’とを備える。
クッションユニット63、63’は筒形ショックアブソーバー内蔵のコイルスプリングである。そして、一対の後輪3、3’に設けられたサスペンション68、68’は、それぞれ独立して60mmのストローク長さを有しており、図4に示すように、後輪が高さ約40mmの段差に乗りあがった場合であっても、6輪の全てが接地する状態を保つことができるように構成されている。
以上のように、実施例1の電動6輪車椅子100において、それぞれのサスペンション66、66’、67、67’、68、68’は独立に機能し、それぞれの車輪1、1’、2、2’、3、3’から車体フレーム4に伝わる衝撃を緩和するとともに、好ましくは、全ての車輪1、1’、2、2’、3、3’を常に路面の凹凸に追従させることにより、駆動力と操縦操作を確実に伝える。全体のサスペンションとして、走行性能と運動性能を高め、凹凸路面からの跳ね上げによる転倒を防ぐ。実施例1の電動6輪車椅子100では、前輪及び中輪が高さ約40mmの段差に乗り上がった場合も、前輪が高さ約40mmの段差を降りる場合も、全ての車輪はその凹凸に追従することができ、また、前輪及び後輪を高さ約40mmの段差に乗り上げた際にも中輪は浮くことがなかった。野外を走行する車椅子としては十分な性能と云える。
実施例1の電動6輪車椅子100において、それぞれのサスペンションのコイルスプリングは、それぞれ独立に与圧設定可能であり、着座した際に6輪全てが20mm以上沈むように設定することが好ましく、着座した際に6輪全てが30mm以上沈むように設定することがより好ましい。特に、前輪及び後輪に設けられたサスペンションについては着座した際に約30mm沈み、中輪に設けられたサスペンションについては着座した際に約40mm沈むように与圧設定した。これにより、それぞれのサスペンションは基準位置から約30mm上に動作可能であり、基準位置から約30mm下に動作可能である。そして、実施例1の電動6輪車椅子100は、前輪1、1’、中輪2、2’、後輪3、3’のいずれかが、高さ40mm程度の段差に乗りあがっても、また、前輪1、1’、中輪2、2’、後輪3、3’のいずれかが、深さ100mm程度の凹みにあっても、更には、15°程度の斜面に差し掛かった場合でも、中輪が浮くことはなく、難なく走行可能である。
例えば、図12に示すように、1本のリンクアームと1本のクッションユニットからなるサスペンション69,69’が1点を中心に動作する場合、車輪が上に40mm、下に20mm動作すると、車輪の水平方向の変化量は44mmとなる。サスペンションのストローク長さを長くすると車輪の姿勢変化が大きくなり直進安定性が損なわれたり、横荷重に対して弱くなったりする。
一方、実施例1の電動6輪車椅子100において、中輪2、2’に備えられたサスペンション67、67’では、図11に示すように、車輪が40mm上に動作するときでも、車輪の水平方向の変化量は2mmである。前輪1、1’及び中輪2、2’に備えられたサスペンション66、66’、67、67’では、全ストロークに渡り、車輪の姿勢変化が少なくなるよう、むしろ転倒しにくい方向に可動するように設計されている。更に、カーブなどで車輪が上に動作するときは適度にハの字になり、車体が傾いても車輪中心付近で路面を捉える。
前輪に設けられたサスペンションと同様、中輪に設けられたサスペンションでも、車輪が下側に動作した場合でもむしろハの字に開く設定とした。これは、例えば穴に落ちた場合でも、車輪中心の直下付近で路面を捉えることができ、車軸などに無理な力がかからないようにする工夫である。複数本のリンクアームを使用することで車輪の姿勢変化が少ない、電動車椅子に最適な動作を得ることができた。
実施例1の電動6輪車椅子100は、中輪2、2’を駆動輪としており、かつ重心付近にその駆動輪を配置しているので、その回転半径を短く設計することができた。電動6輪車椅子100のホイールベースが700mmであるのに対して、その回転半径は約480mmである。通常市販されている電動4輪車椅子の回転半径860mm(ホイールベース:460mm)のものよりも格段に小回りが利く。歩道や室内等、健常者と同じ狭いスペースを、障害物や人などを避けながら移動することが可能である。実施例1の電動6輪車椅子100は、更に、駆動輪にかかるモーメント荷重が小さく、特に斜面や悪路での回転性が良いので、電動4輪車椅子に比べて消費電力を少なくすることができた。すなわち、燃費経済性に優れている。具体的には、従来の電動4輪車と比較して、通常路面での直進で約10%、スラローム走行で約15%、その場回転では約20%、それぞれ消費電力を抑えることができた。
実施例1の電動6輪車椅子100は、背もたれ71を前に折りたたむことのできる構造になっている。市販のスロープを用いれば、ハッチバック車であれば楽に車載可能である。
実施例1の電動6輪車椅子100は、重心付近に駆動輪である中輪があるので、操作性、特に、不整地での操作性に優れている。
一般の電動4輪車椅子では、傾斜地でその場回転や直進をしようとすると、駆動輪と重心が遠い分、大きなモーメント荷重がかかり、谷側へキャスター輪である前輪が向かおうとする(片流れ現象)。この電動4輪車椅子に十分な駆動力があり、路面のグリップが十分得られる場合には、片流れ現象を運転技術で補正しながら走行することになる。ところが、摩擦抵抗の低い路面では駆動輪がスリップを起こし、操縦不能に陥ることがある。
一方、実施例1の電動6輪車椅子100では、重心近くに駆動輪があるのでモーメント荷重が小さく、傾斜地においても平地と同様に進行方向を変えることも容易で操縦性に優れている。
図1は、本発明の実施の形態に係る実施例1の電動6輪車椅子100の全体側面の概略図である。 図2は、左前輪が高さ約40mmの段差に乗りあがった際の電動6輪車椅子100を模式的に示した図である。 図3は、左中輪が高さ約40mmの段差に乗りあがった際の電動6輪車椅子100を模式的に示した図である。 図4は、左右後輪が高さ約40mmの段差に乗りあがった際の電動6輪車椅子100を模式的に示した図である。 図5は、左前輪が高さ約40mmの段差に乗りあがった際の電動6輪車椅子100の左右前輪及びその周辺の構造を模式的に示した図である。 図6は、左中輪が高さ約40mmの段差に乗りあがった際の電動6輪車椅子100の左右中輪及びその周辺の構造を模式的に示した図である。 図7は、電動6輪車椅子100の中輪及びそれに設けられた各リンクアームの構造を模式的に示した図である。 図8は、電動6輪車椅子100の後輪及びその周辺の構造を模式的に示した図である。 図9は、中輪軸支部材の正面図と側面図である。 図10は、前輪が段差に接触したとき、リーディングアームに働く力を模式的に示したものである。 図11は、電動6輪車椅子100の中輪及びそれに設けられたサスペンションの動作を模式的に示した図である。 図12は、比較例として、1本のリンクアームと1本のクッションユニットからなるサスペンションの動作を模式的に示した図である。
符号の説明
1、1’:前輪、
2、2’:中輪、
3、3’:後輪、
4:車体フレーム、
11、11’、12、12’:ロアアーム、
21、21’、22、22’:アッパアーム、
31、31’:トレーリングアーム、
41、41’:前輪軸支部材(キャスター)、
42、42’:中輪軸支部材、
42a、42b:アッパアーム連結部、
42c、42d:ロアアーム連結部、
43、43’:後輪軸支部材(キャスター)、
51、51’:リーディングアーム、
61、61’、62、62’、63、63’:クッションユニット、
66、66’、67、67’、68、68’、69、69’:サスペンション、
71:シートフレーム、
71a:着座シート、
71b:背もたれ、
71c:手押し用グリップ、
72、72’:フットレスト、
73、73’:アームレスト、
74:ジョイスティックコントロールノブスイッチ、
75:電力駆動ユニット、
81:球面軸受
100:電動6輪車椅子

Claims (16)

  1. 一対の前輪と、一対の中輪と、一対の後輪とを有し、かつ、これら6輪のそれぞれに独立したサスペンションが設けられており、
    前記中輪に設けられたサスペンションが、前輪・後輪のサスペンションよりも長いストローク長さを有することを特徴とする電動6輪車椅子。
  2. 前記サスペンションが、それぞれ、30mm以上のストローク長さを有することを特徴とする請求項1記載の電動6輪車椅子。
  3. 前記中輪に設けられたサスペンションが、着座した際に、前輪・後輪のサスペンションよりも大きく沈むように与圧設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動6輪車椅子。
  4. 前記一対の前輪に設けられたそれぞれのサスペンションが、後端部が車体フレームに揺動可能に軸支され前端部が前輪を軸支するリーディングアームと、前記車体フレームと前記リーディングアームとの間に前記リーディングアームの揺動運動を緩衝するクッションユニットとを備えることを特徴とする請求項1〜のうちいずれか一項記載の電動6輪車椅子。
  5. 前記一対の前輪に設けられたそれぞれのサスペンションが、後端部が車体フレームに揺動可能かつ回転自在に軸支され前端部が前輪を軸支するリーディングアームと、前記車体フレームと前記リーディングアームとの間に前記リーディングアームの揺動運動を緩衝するクッションユニットと、前記リーディングアームの前輪を軸支する部分の近傍の下側及び車体フレームを連結するロアアームと、前記リーディングアームの前輪を軸支する部分の近傍の上側及び車体フレームを連結するアッパアームとを備えることを特徴とする請求項記載の電動6輪車椅子。
  6. 前記一対の前輪に設けられたそれぞれのサスペンションは、一対の前輪が、平地上での静止時又は直進時にはそれぞれ平地に略垂直でありながら、それより上に動作した際も下に動作した際も、ハの字に車輪下側が外側を向くように構成されていることを特徴とする請求項記載の電動6輪車椅子。
  7. 前記リーディングアームの後端部が車体フレームに揺動可能に軸支される水平位置は、中輪を軸支する水平位置よりも後方であることを特徴とする請求項4〜6のうちいずれか一項記載の電動6輪車椅子。
  8. 前進中に前輪が50mmの高さの段差に接触するときの接触点と前輪の車軸とが形成する面がリーディングアームを横切り、かつ、リーディングアームを車体フレームに軸支する部分はこの面よりも下側にあるように構成されていることを特徴とする請求項4〜7のうちいずれか一項記載の電動6輪車椅子。
  9. 前記一対の中輪に設けられたそれぞれのサスペンションが、ダブルウィッシュボーン式又はセミダブルウィッシュボーン式のサスペンションであって、一端部が車体フレームに揺動可能に軸支され他端部が中輪軸支部材の下側部分に連結するロアアームと、一端部が車体フレームに揺動可能に軸支され他端部が中輪軸支部材の上側部分に連結するアッパアームと、前記車体フレームと前記ロアアーム又は前記アッパアームとの間に前記ロアアーム及び前記アッパアーム並びに前記中輪軸支部材の揺動運動を緩衝するクッションユニットとを備えることを特徴とする請求項1〜のうちいずれか一項記載の電動6輪車椅子。
  10. 前記一対の中輪に設けられたそれぞれのサスペンションが、ダブルウィッシュボーン式のサスペンションであって、上側部分の前後に一対のアッパアーム連結部を有し下側部分の前後に一対のロアアーム連結部を有し中央部分で中輪を軸支する中輪軸支部材と、前記車体フレームに揺動可能に軸支されると共に前記一対のロアアーム連結部を介して前記中輪軸支部材の下側部分の前後に連結するH字型ロアアームと、前記車体フレームに揺動可能に軸支されると共に前記一対のアッパアーム連結部を介して前記中輪軸支部材の上側部分の前後に連結するH字型アッパアームと、前記車体フレームと前記H字型ロアアームとの間に前記H字型ロアアーム及び前記H字型アッパアーム並びに前記中輪軸支部材の揺動運動を緩衝するクッションユニットとを備えることを特徴とする請求項記載の電動6輪車椅子。
  11. 前記一対の中輪に設けられたそれぞれのサスペンションは、一対の後輪が、平地上での静止時又は直進時にはそれぞれ平地に略垂直でありながら、それよりも上に動作した際も下に動作した際も、ハの字に車輪下側が外側を向くように構成されていることを特徴とする請求項又は10記載の電動6輪車椅子。
  12. 前記一対の後輪に設けられたそれぞれのサスペンションが、前端部が車体フレームに揺動可能に軸支され後端部が後輪を軸支するトレーリングアームと、前記車体フレームと前記トレーリングアームとの間に前記トレーリングアームの揺動運動を緩衝するクッションユニットとを備えることを特徴とする請求項1〜11のうちいずれか一項記載の電動6輪車椅子。
  13. 前記クッションユニットがアブソーバー内蔵のコイルスプリングであることを特徴とする請求項求項1〜12のうちいずれか一項記載の電動6輪車椅子。
  14. 駆動電源としてリチウムイオン二次電池を備えることを特徴とする請求項求項1〜13のうちいずれか一項記載の電動6輪車椅子。
  15. 前記一対の中輪が電動の駆動輪であることを特徴とする請求項求項1〜14のうちいずれか一項記載の電動6輪車椅子。
  16. 駆動モーターが中輪に内蔵されていることを特徴とする請求項1〜15のうちいずれか一項記載の電動6輪車椅子。
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