JP2004106803A - 走行用キャスタ - Google Patents

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JP2004106803A
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caster
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climbing
wheel
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Goro Koyama
小山 五郎
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

【課題】凹凸のある床面の走行を円滑に行える走行用キャスタを提供することにある。
【解決手段】少なくとも1つの車輪5,5a,5bを有する走行用キャスタAにおいて、キャスタ本体1と、このキャスタ本体1上でアーム支持軸3のまわりに枢動可能である乗り越えアーム2と、この乗り越えアーム2を非作動位置に戻すアーム戻しばね4とを備えた。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、OA機器、棚、台車等に運搬を容易にするために設ける走行用キャスタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のキャスタとして、例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6を従来装置として列挙することができる。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−232528号公報
【特許文献2】
実公平7−26866号公報
【特許文献3】
特開2000−309202号公報
【特許文献4】
特開平10−230702号公報
【特許文献5】
特開2000−326701号公報
【特許文献6】
特開平9−58204号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1は溝のある走行面には有効であるが、段差を乗り越える点では問題があるキャスタを開示している。また、特許文献2は凹凸のある床面の走行に有効であるが、無限軌道部(13/キャタピラー)に構成されるローラが小径のため乗り越える時の抵抗力は大きくなる欠点があるキャスタを開示している。
【0005】
特許文献3は凹凸のある床面の走行に有効であるが、遊動螺旋(6)を障害物(段差)に接触させることにより遊動螺旋を螺旋回転させながら段差を乗り越えるため摩擦係数が高くなる障害物では乗り越える時の抵抗力が大きくなるという欠点を有するキャスタを開示している。
【0006】
さらに、特許文献4は障害物に接触させ支持部材(3)を滑らせて段差を乗り越える構成のため、乗り越える時の抵抗力が大きくなるという欠点を有するキャスタを開示している。
【0007】
さらにまた、特許文献5はアーム本体(5)の先に取り付けられた2つの車輪の車輪間距離以下の障害物の大きさには対応できないという欠点を有するキャスタを開示している。
【0008】
そのうえさらに、特許文献6は段差を乗り越えるのに、補助車輪(2)を用いているため、乗り越える時の抵抗力を小さくするとき、補助車輪が大きくなることからキャスタも大きくなるという欠点を有するキャスタを開示している。
【0009】
そこで本発明の目的は、上記の問題点を解決するために、凹凸のある床面の走行を円滑に行える走行用キャスタを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明では、少なくとも1つの車輪を有する走行用キャスタにおいて、キャスタ本体と、このキャスタ本体上でアーム支持軸のまわりに枢動可能である乗り越えアームと、この乗り越えアームを非作動位置に戻すアーム戻しばねとを備えた走行用キャスタを最も主要な特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明では、前記アーム支持軸の軸芯から前記乗り越えアームの先端までの距離が前記車輪の半径より大きい請求項1記載の走行用キャスタを主要な特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明では、前記乗り越えアームが前記キャスタ本体に取り付けられている請求項1または2記載の走行用キャスタを主要な特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明による走行用キャスタの第1の実施の形態を示す概略図である。図2は図1の走行用キャスタの左側面図である。
【0014】
図1および図2において、この走行用キャスタAはキャスタ本体1にアーム支持軸3のまわりに枢動可能に軸支された乗り越えアーム2を備えている。アーム支持軸3のまわりには乗り越えアーム2を通常位置(非作動位置)に戻すためのアーム戻しばね4が設けてある。
【0015】
この実施の形態では走行用キャスタAは双輪キャスタとして示され、車輪5a,5bを備えている。これらの車輪5a,5bは長円形の通路5cを有し、この長円形の通路5c内で車輪5a,5bの半径中心に設けられた軸6が移動する。
【0016】
図において、乗り越えアーム2の半径r2と車輪5a,5bの半径r1が示され、この場合、乗り越えアーム2の半径r2はアーム支持軸3の軸芯から乗り越えアーム2の先端までの距離で示している。
【0017】
この実施の形態において、乗り越えアーム2は車輪5a,5bの間に配置されている。図中、7は床面F上の障害物(凹凸部)または段差を示している。
【0018】
図3は図1の走行用キャスタが障害物に当接した状態を示す概略図である。図4は図1の走行用キャスタが障害物上に乗っている状態を示す概略図である。図5は図1の走行用キャスタが障害物を乗り越えた状態を示す概略図である。
【0019】
図3ないし図5を用いて図1の第1の実施の形態の走行用キャスタの作動を説明する。走行用キャスタAが床面Fを走行中、障害物(凹凸部)7に乗り越えアーム2の先端がB点で当接すると、その反動で走行用キャスタA全体が上方向に押し上げられる。
【0020】
さらに、乗り越えアーム2は、走行用キャスタAを移動させる力によってC方向に旋回する。それにより車輪5a,5bを障害物7に乗り上げさせ(図3)、その後、乗り越えアーム2はアーム戻しばね4で元の位置に戻される(図4)。
【0021】
そのまま車輪5a,5bを障害物7上で走行させることによってこの障害物7を乗り越える(図4〜図5)。また、キャスタ本体1に取り付けられた乗り越えアーム2は、走行用キャスタAの走行方向に追随した動作を行う。
【0022】
図6は溝がある床面上を走行する図1の第1の実施の形態の走行用キャスタを示す概略図である。走行用キャスタAが床面を走行中、床面Fの溝8に落ち込むと、この場合も、走行用キャスタAは図3ないし図5に関連して上述したと同一の動作を行う。
【0023】
図7は本発明による走行用キャスタの第2の実施の形態を示す概略図である。図8は図7の走行用キャスタの左側面図である。図7および図8において、走行用キャスタAは図1の第1の実施の形態と基本的には同じ構成であるが、乗り越えアーム2が車輪5a,5bの外側に取り付けられている。
【0024】
この第2の実施の形態において、走行用キャスタAおよび車輪5a,5bの外側に取り付けられている乗り越えアーム2の動作は図1ないし図5で説明した第1の実施の形態と同じであるので、ここでは同一部分に同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0025】
図9は本発明による走行用キャスタの第3の実施の形態を示す概略図である。図10は図9の走行用キャスタの左側面図である。この第3の実施の形態において、走行用キャスタAは単輪キャスタであり、車輪5のみを有している。
【0026】
この第3の実施の形態において、乗り越えアーム2はキャスタ本体1に取り付けられ、このキャスタ本体1の外側に取り付けられている。走行用キャスタAおよび乗り越えアーム2の動作は、図1ないし図5で説明した第1の実施の形態と同じであるので、ここでは同一部分に同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0027】
図11は本発明による走行用キャスタの第4の実施の形態を示す概略図である。図12は図11の走行用キャスタの左側面図である。この第4の実施の形態において、走行用キャスタAは単輪キャスタであり、車輪5のみを有している。
【0028】
この第4の実施の形態において、乗り越えアーム2はキャスタ本体1に取り付けられ、このキャスタ本体1の内側に取り付けられている。走行用キャスタAおよび乗り越えアーム2の動作は、図1ないし図5で説明した第1の実施の形態と同じであるので、ここでは同一部分に同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1によれば、凹凸のある床面上で凹凸部(障害物)を走行する際、乗り越えアームによって、凹凸部(障害物)をより小さい押し力で走行することができる。
【0030】
請求項2によれば、車輪の半径より、アーム支持軸の軸芯から乗り越えアームの先端までの距離を大きくすることで、乗り越えの抵抗力を小さくすることができる。
【0031】
請求項3によれば、走行用キャスタの走行方向が変わるとき、乗り越えアームはキャスタ本体に取り付けられていることによってキャスタ本体に追随した動作をするため、走行用キャスタの操舵性への影響を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による走行用キャスタの第1の実施の形態を示す概略図である。
【図2】図1の走行用キャスタの左側面図である。
【図3】図1の走行用キャスタが障害物に当接した状態を示す概略図である。
【図4】図1の走行用キャスタが障害物上に乗っている状態を示す概略図である。
【図5】図1の走行用キャスタが障害物を乗り越えた状態を示す概略図である。
【図6】溝がある床面上を走行する図1の第1の実施の形態の走行用キャスタを示す概略図である。
【図7】本発明による走行用キャスタの第2の実施の形態を示す概略図である。
【図8】図7の走行用キャスタの左側面図である。
【図9】本発明による走行用キャスタの第3の実施の形態を示す概略図である。
【図10】図9の走行用キャスタの左側面図である。
【図11】本発明による走行用キャスタの第4の実施の形態を示す概略図である。
【図12】図11の走行用キャスタの左側面図である。
【符号の説明】
A 走行用キャスタ
F 床面
1 キャスタ本体
2 乗り越えアーム
3 アーム支持軸
4 アーム戻しばね
5 車輪
5a 車輪
5b 車輪
7 障害物(凹凸部)
r1 車輪の半径
r2 アーム支持軸の軸芯から乗り越えアームの先端までの距離

Claims (3)

  1. 少なくとも1つの車輪を有する走行用キャスタにおいて、キャスタ本体と、このキャスタ本体上でアーム支持軸のまわりに枢動可能である乗り越えアームと、この乗り越えアームを非作動位置に戻すアーム戻しばねとを備えたことを特徴とする走行用キャスタ。
  2. 前記アーム支持軸の軸芯から前記乗り越えアームの先端までの距離が前記車輪の半径より大きいことを特徴とする請求項1記載の走行用キャスタ。
  3. 前記乗り越えアームが前記キャスタ本体に取り付けられていることを特徴とする請求項1または2記載の走行用キャスタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005084965A1 (ja) * 2004-03-09 2005-09-15 Xuanzhuang Yang 車輪の支持構造
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