JP2008254588A - 走行装置および自走式ロボット - Google Patents

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Naotaka Emi
直貴 惠美
Susumu Nakagawa
享 中川
Shuji Hachitani
修二 蜂谷
Kiyoshi Inoue
喜代志 井上
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Abstract

【課題】小径の車輪を有する補助輪においても高い段差乗り越え性能と段差乗り越え時の直進性を確保し、また補助輪が段差を乗り越える際にも駆動輪の接地状態を保持して走行安定性を確保することのできる自走式ロボットの走行装置を提供する。
【解決手段】進行方向左右に第1駆動輪2および第2駆動輪3と進行方向前後に第1補助輪4および第2補助輪5とを備えた自走式ロボットの走行装置において、第1補助輪4および第2補助輪5をサスペンション18を介して走行台1に連接する。また、第1補助輪2および第2補助輪3に補助輪車輪10よりも先に段差に衝突し、該補助輪車輪10よりも大きな曲率半径で進行方向後方へスライド動作する段差乗り越えスライド機構16と、そのスライド動作に連動して段差乗り越え時に、第1補助輪2または第2補助輪3の旋回軸13を固定する旋回ロック機構17とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、自走式ロボット用の走行装置、および該走行装置を搭載した自走式ロボットに係り、特に狭路や段差、傾斜面や路面状態が急激に変化する場所を含む一般公共空間を進行する自走式ロボットの走行装置に関するものである。
自走式ロボットの走行装置としては、ロッカーボギー機構やクローラ機構、二足歩行や多足歩行、あるいは倒立振子ロボットにおける二輪駆動方式の走行装置などが考えられるが、階段の昇降などを考慮せず数十ミリメートルの段差の乗り越えを想定した走路を進行する走行装置の構成を考えた場合、左右独立二輪駆動の大径駆動輪と一輪または二輪の小径補助輪を備えた車輪操舵方式を採用することが、コスト面や制御の簡易性を考慮したときに有効である。
車輪操舵方式の走行装置としては、例えば車椅子などの走行装置のように左右二つの駆動輪と、その前方に左右二つの補助輪を配置した走行装置が考えられる。しかし、駆動輪と補助輪の配置距離を大きくとって、転倒に対する安定性を確保しようとしたとき、最小旋回半径が大きくなり、狭路での小回り性が悪くなる。
ここで最小旋回半径とは、走行装置を、その場で360°方向転換させるのに最低限必要な円形スペースの半径のことを指し、最小旋回半径が小さいほど小回り性がよいということになる。
そこで、自走式ロボットの走行装置の車輪配置構成として、左右二つの駆動輪と、その前後に各1個ずつの補助輪を配置した走行装置が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
図9は特許文献1に記載された従来の走行装置の概略構成を示す構成図である。
図9において、車輪101が移動機構ベース板102に取り付けられており、車輪101は、駆動ベルト103を介して駆動制御部104の回転を車輪101に伝達している。また、補助輪105は移動機構ベース板102の下面に固定され、移動平面と接触することで移動ロボット100の直立を補助する。なお、補助輪105は移動ロボット100の前後に一個ずつ備えられている。
このような車輪配置構成を有する走行装置では、前記車椅子などの走行装置における車輪配置構成と同等の支持脚多角形面積を確保したとき、最小旋回半径を大幅に小さくすることができ、小回り性を向上することができる。
ここで、支持脚多角形とは、各車輪の接地点を線分で結んで形成される多角形のことを指し、静止状態において重心位置が、この支持脚多角形の内部にあるとき、ロボットは転倒することなく直立姿勢を保持することができる。
特開2006−150537号公報
しかしながら、前記従来の走行装置では、補助輪が段差を乗り上げた際に、どちらか一方の補助輪が路面より浮いた状態となるため、片側の補助輪の回転トルクのみで、ロボットの推進力と、補助輪が段差を乗り越えるために必要な推進力とを負担しなければならず、また、左右の補助輪の回転速度比を変化させることにより、進行方向を制御しているため、任意の方向にロボットを進行させることが不可能になるという問題があった。
また、小回り性を向上させるために、あるいは支持脚多角形の面積を大きくとり車体の安定性を良くするためには、補助輪の車輪をできるだけ小径にすることが望ましいが、それがゆえに補助輪は、段差衝突時に段差部より抵抗力を受けると容易に旋回してしまうため、直進性を保持することができない。また、車輪半径が小さくなるほど段差乗り越えに必要な推進トルクが大きくなり、車輪の半径よりも大きな段差は乗り越えることができないため、車輪を小さくするほど乗り越え可能な段差高さが低くなってしまうという問題もあった。
前記問題は、例えば手動式の車椅子などのように、人為的に不具合を回避することを想定した製品の走行装置としてはさほど問題とはならないが、自走式ロボットの走行装置としては不可避の問題である。
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、小径の車輪を有する補助輪においても高い段差乗り越え性能と段差乗り越え時の直進性を確保し、また補助輪が段差を乗り越える際にも駆動輪の接地状態を保持して走行安定性を確保することのできる走行装置、および自走式ロボットを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の走行装置は、走行台と、前記走行台に取り付けられた第1駆動輪と、前記走行台に取り付けられた第2駆動輪と、第1移動回転軸と第1旋回軸とを有する第1補助輪と、第2移動回転軸と第2旋回軸とを有する第2補助輪と、前記走行台と前記第1補助輪とを連結する第1弾性体と、前記走行台と前記第2補助輪とを連結する第2弾性体とにより構成したことを特徴とする。
このような構成により、前記第1補助輪または前記第2補助輪が段差に乗り上げた状態においても、前記第1駆動輪および前記第2駆動輪を接地した状態に保持することができる。
本発明の走行装置において、好適には前記第1駆動輪の車輪の円と重なる平面と、前記第2駆動輪の車輪の円と重なる平面と、の間でかつ、前記第1駆動輪の駆動軸あるいは前記第2駆動輪の駆動軸から任意の距離離れた位置に、前記第1補助輪および前記第2補助輪を配置することが望ましい。さらに好適には前記第1駆動輪の車輪と前記第2駆動輪の車輪との中点を通り、前記第1駆動輪の駆動軸あるいは前記第2駆動輪の駆動軸に垂直な直線の延長線上に、前記第1補助輪および前記第2補助輪を配置することが望ましい。さらに好適には、前記第1駆動輪の駆動軸と前記第2駆動輪の駆動軸は同軸であり、前記第1駆動輪の駆動軸から同じ距離離れた位置に前記第1旋回軸と前記第2旋回軸を配置することが望ましい。
本発明の走行装置において、好適には前記第1駆動輪と前記第2駆動輪における回転速度あるいは回転方向を各々に独立制御可能な回転駆動手段を備えていることが望ましい。さらに好適には前記回転駆動手段が、前記第1駆動輪および前記第2駆動輪の回転速度検出部と、該回転速度検出装置により検出された信号により前記第1駆動輪および前記第2駆動輪の駆動トルクを変化させるトルク制御部とを有することが望ましい。
このような構成により、走行抵抗の変化に応じ、前記第1駆動輪および前記第2駆動輪の回転速度を任意に制御することができる。
本発明の走行装置において、好適には前記第1補助輪の車輪および前記第2補助輪の車輪が走行面の段差に接触する前に、該段差を検出する段差検出手段と、前記段差検出手段の段差検出により、前記第1旋回軸と前記第2旋回軸を固定する旋回固定手段とを設けることが望ましい。さらに好適には前記段差検出手段は、前記第1補助輪および前記第2補助輪の半径よりも大きい曲率半径で移動するスライド機構を有し、前記旋回固定手段は前記段差検出手段の前記スライド機構とリンクにて連結されていることが望ましい。
このような構成により、前記第1補助輪および前記第2補助輪が段差を乗り越える際に、補助輪車輪が単独で段差を乗り越えるときよりも小さな推進力で、かつ直進性を保持したまま段差を乗り越えることができる。
本発明の走行装置において、好適には前記走行台と前記第1駆動輪とを連結する第1駆動弾性体と、前記走行台と前記第2駆動輪とを連結する第2駆動弾性体とを有し、前記第1駆動弾性体と前記第2駆動弾性体の合成ばね定数の鉛直方向成分が、前記第1弾性体と前記第2弾性体の合成ばね定数の鉛直方向成分よりも大きいことが望ましい。
このような構成により、前記第1駆動輪および前記第2駆動輪の接地状態を安定させ、走行時の振動を吸収することができる。
また、本発明の自走式ロボットは、前記構成の本発明に係る走行装置と、物体載置手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、小径の車輪を有する補助輪においても、高い段差乗り越え性能と段差乗り越え時の直進性を確保することができ、また補助輪が段差を乗り越える際にも、駆動輪の接地状態を保持して走行安定性を確保することのできる走行装置および自走式ロボットが実現する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における自走式ロボットの走行装置を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。
図1において、走行台1には、第1駆動輪2,第2駆動輪3,第1補助輪4、および第2補助輪5が取り付けられている。
前記第1駆動輪2の駆動輪車輪6は駆動軸7を介して回転駆動手段である回転駆動装置8に取り付けられており、駆動軸7は駆動輪軸受9によって保持されている。そして、駆動輪軸受9が走行台1に取り付けられることによって、第1駆動輪2は走行台1に連接されている。また、回転駆動装置8には、回転速度検出部、および該回転速度検出部により検出された信号により駆動トルクを変化させるトルク制御部が備えられている。なお、回転速度検出部とトルク制御部は、回転駆動装置8に備えられているものであって、図示を省略する。
前記第2駆動輪3は、第1駆動輪2と同様の構成を有し、第1駆動輪2と同様の方法で走行台1に取り付けられており、第1駆動輪2と第2駆動輪3の駆動軸7は互いに同軸上となるように配置されている。また、第1駆動輪2と第2駆動輪3に備えられた回転駆動装置8はそれぞれ独立に制御可能になっている。
第1補助輪4の補助輪車輪10は、第1移動回転軸11を介して第1ブラケット12に取り付けられており、また、第1旋回軸13が第1補助輪軸受14を介して第1補助輪取付板15に取り付けられている。ここで、第1移動回転軸11と第1旋回軸13とは互いにねじれの位置に配置されており、第1補助輪4は、第1旋回軸13の回転により、進行方向前方に第1旋回軸13が、また進行方向後方に第1移動回転軸11が来るように構成されている。
なお、以下の説明において、図1の左側を進行方向前方、右側を進行方向後方と定義し説明を行う。なお、本実施の形態において、第1補助輪4は段差検出手段として段差乗り越えスライド機構16および旋回固定手段として旋回ロック機構17を備えているが、その具体的構成については後述する。
第2補助輪5は第1補助輪4と同様の構成を有し、第2移動回転軸11を介して第2ブラケット12に取り付けられており、また、第2旋回軸13が第2補助輪軸受14を介して第2補助輪取付板15に取り付けられている。第1補助輪4および第2補助輪5は、それぞれ第1弾性体および第2弾性体としてサスペンション18を介して走行台1に連接されている。なお、本実施の形態においては、補助輪取付板15にサスペンション18を前後2箇所固定し、それを介して走行台1へ第1補助輪4および第2補助輪5を連接している。
第1補助輪4および第2補助輪5は、第1駆動輪2の駆動輪車輪6の円に重なる平面と第2駆動輪3の同様の平面との間に配置されており、かつその旋回軸13の取付位置をそれぞれ路面に投影した点が、第1駆動輪2と第2駆動輪3との接地点を結ぶ線分の垂直二等分線上かつ、線分を挟んで互いに対称となるように配置されている。
以上、本実施の形態において第1駆動輪1からサスペンション18までを総称して走行装置19と称す。本実施の形態においては、図2に示すように、走行台1に物体載置手段として筐体取付板20を備え、ロボット筐体部21を載置する。
本実施の形態において、ロボットの重心位置を路面に投影した点が、第1駆動輪2と第2駆動輪3の接地点の中点にあることが望ましい。そのときロボットの重心位置は、第1駆動輪2,第2駆動輪3,第1補助輪4、および第2補助輪5の接地点を結んで形成される支持脚多角形の中心付近にあるため、ロボットの転倒に対する安定性が高くなる。また、補助輪と駆動輪の荷重配分において駆動輪にかかる荷重が最大となり、さらに第1駆動輪2と第2駆動輪3にかかる荷重が均等となる。
ここで重心位置が前記条件にあるとして、第1補助輪4が高さtの段差Mに乗り上げたとき、仮に第1補助輪4が走行台1に剛性体で接続されているとすると、図3(a)に示すように、第1駆動輪2および第2駆動輪3は路面Rから浮いてしまう。そして通常はロボットを傾け、第1駆動輪2または第2駆動輪3のどちらかを路面Rに接地させた状態でロボットは静止する。
このとき、第1駆動輪2および第2駆動輪3をともに接地状態に保持しようとするとき、サスペンション18の合成ばね定数Kの選定条件は、段差乗り上げによる車体の傾きを無視すると、以下のように算出される。
なお、本実施の形態においては、第1補助輪4および第2補助輪5はともに2本のサスペンション18を並列に配置することによりにより接続されているので、サスペンション18のばね定数をkとしたとき、サスペンション18の合成ばね定数はK=2kとなる。
図3(a)において、ロボットの重量をW、第1駆動輪2と第2駆動輪3の接地点の中点をO,第1補助輪4の接地点をA、第2補助輪5の接地点をBとしたとき、第1補助輪4にかかる荷重Wおよび第2補助輪5に加わる荷重Wは、下記(数1)の式で算出される。
Figure 2008254588
また、第1駆動輪2および第2駆動輪3の最下点と路面Rとの距離xは下記(数2)の式で算出される。
Figure 2008254588
図3(b)のように第1補助輪4のサスペンション18がxA、第2補助輪5のサスペンション18がxそれぞれ圧縮されたとき、第1駆動輪2および第2駆動輪3がちょうど路面に接地するとすると、下記(数3)の式が成り立つ。
Figure 2008254588
以上よりKを求めると、下記(数4)の式のようになる。
Figure 2008254588
Kが(数4)を満たすとき、第1駆動輪2および第2駆動輪3は路面Rに接地する。また同様に、第2補助輪5が段差Mを乗り越えるときに、第1駆動輪2および第2駆動輪3がちょうど路面Rに接地するときのKは下記(数5)の式で算出される。
Figure 2008254588
なお、前記(数4)および(数5)の条件においては、第1補助輪4または第2補助輪5が高さtの段差を乗り越える際、第1駆動輪2および第2駆動輪3は接地しているが、路面Rから受ける垂直抗力は0である。第1駆動輪2および第2駆動輪3にかかる荷重配分を大きくして、より大きな推進力を得るためには、(数4)および(数5)よりもKをさらに小さくとらなければならないことは言うまでもない。
図4は本実施の形態における第1補助輪4および第2補助輪5の平地走行時の状態を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。以下、第一補助輪4および第二補助輪5に備えられた段差乗り越えスライド機構16および旋回ロック機構17の具体的構成について、詳細な説明を行う。
ブラケット12には進行方向に対して左右両側にそり22が備えられ、このそり22のスライド動作を案内するためのガイド23が取り付けられている。そり22は、該そり22に取り付けられたスライドブロック24をガイド23に沿わせて移動することによりスライド動作するが、そのとき、そり22が補助輪車輪10よりも大きい曲率半径をもってスライド動作をするように構成されている。
ガイド23のそれぞれ進行方向前方と進行方向後方には、前ストッパ25および後ストッパ26が取り付けられている。ブラケット12とそり22は第1スプリング27で接続されており、そり22に進行方向後方への力が加わっていないときには、第1スプリング27の引張力によってスライドブロック24が、図3に示すように、前ストッパ25に当接して、そり22のスライド動作が停止するように構成されている。
また、そり22に対して第1スプリング27の引張力よりも大きな力が進行方向後方へ作用したとき、すなわち、そり22の路面上への段差衝突を想定したとき、そり22はガイド23に沿って進行方向後方へスライド移動し、スライドブロック24が後ストッパ26に当接して、そり22のスライド動作が停止するように構成されている。
図5は、そのときの第1補助輪4および第2補助輪5の状態を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。
なお、図4(a)および図5(a)において、第1スプリング27はブラケット12の左右両側に取り付けられているが、便宜上片側のみの図示としてある。
ここで、そり22,ガイド23,スライドブロック24,前ストッパ25,後ストッパ26、および第1スプリング27を総称して、段差乗り越えスライド機構16と称する。
また、補助輪取付板15の下部には内歯車28が取り付けられている。ブラケット12には先端部に小歯車29が取り付けられたアーム30が、ピン31を介してブラケット12に取り付けられており、アーム30はピン31を軸として回転運動をすることができる。アーム30とブラケット12は第2スプリング32で接続される一方、アーム30とそり22は第3スプリング33で接続されている。
そり22に進行方向後方への力が作用していないときには第3スプリング32の引張力によってアーム30は図4の位置で釣り合い、そり19に進行方向後方への力が作用すると、第3スプリング33の引張力の方が大きくなり、アーム30は図5の位置で釣り合うように構成されている。
なお、図4(a)および図5(a)において、第3スプリング33は左右両側のそり22に取り付けられているが、便宜上片側のみの図示としてある。
ここで、内歯車28,小歯車29,アーム30,ピン31,第2スプリング32、および第3スプリング33を総称して、旋回ロック機構17と称す。
かかる構成によれば、静止状態から第1駆動輪2および第2駆動輪3を回転駆動させると、ロボットは任意の進行方向に向かって移動を開始する。ロボットの進行方向は、それぞれ回転駆動装置8の回転速度により制御される。
平地において第1補助輪4および第2補助輪5は、ロボットの進行方向の変化に応じて旋回軸13を回転させることによって適時旋回動作を行い、ロボットの車体支持を補助しながら補助輪車輪10は回転移動する。
ここで、以下、本実施の形態における自走式ロボットの走行装置の段差乗り越え動作を、図6を参照しながら説明する。
ロボットが路面R上の段差Mに向かって進行し、第1補助輪4が段差に達すると、補助輪車輪10よりも先にそり22が段差Mに接触する。図6(a)にそのときの走行装置19および第1補助輪4の状態図を示す。そのまま第1駆動輪2および第2駆動輪3を回転駆動し続けて推進力を加え続けると、そり22は、段差から進行方向後方への反力を受け、その反力が第1スプリング27の引張力よりも大きくなると、ガイド23に沿って進行方向後方へのスライド移動を開始し、そのままさらに推進力が加わり続けると、スライドブロック24が後ストッパ26に当たって、そり22のスライド動作が停止する。
そり22が進行方向後方へスライド移動するのに伴い、第3スプリング33は進行方向後方へ引張られ、第3スプリング33の引張力の方が第2スプリング32の引張力よりも大きくなると、アーム30が図4の位置から図5の位置まで回転し、内歯車28と小歯車29がかみ合って旋回軸13は旋回不能となる。図6(b)にそのときの走行装置19および第1補助輪4の状態図を示す。
さらにそのまま、第1駆動輪2および第2駆動輪3を回転駆動し続けて進行方向への推進力を加え続けると、第1補助輪4はそり22と段差との接点を支点として、段差乗り上げ動作を開始する。このとき、第1補助輪4は進行方向へ移動するとともに、鉛直方向へ上昇移動する。
第1補助輪4が鉛直方向へ上昇動作をすると、第1補助輪4がロボットの自重より受ける接地方向への荷重が徐々に大きくなるため、それに伴い第1補助輪4が段差Mから受ける垂直抗力も徐々に大きくなる。するとサスペンション18は圧縮され、第1駆動輪2および第2駆動輪3は接地状態を保持したまま、第1補助輪4の段差乗り上げ動作が完了するまで回転駆動を続け、推進力を加え続ける。
第1補助輪4が段差へ乗り上げ、補助輪車輪10が段差上に着地すると、そり22にかかっていた進行方向後方への力は解放され、そり22は第1スプリング27の引張力によってガイド23に沿って進行方向前方に引き戻され、スライドブロック24が前ストッパ25に当接して、図4に示す位置に戻る。
そり22が引き戻されることにより、第3スプリング33に加わっていた引張力は解放され、アーム30は第2スプリング32の引張力によって図4に示す位置へ戻る。それに伴い、小歯車29と内歯車27との噛み合わせが解除される。すると旋回軸13は、再び自由に旋回することができるようになる。図6(c)に、そのときの走行装置19および第1補助輪4の状態を示す。
さらに第1駆動輪2および第2駆動輪3を回転駆動し続けて進行方向への推進力を加え続けると、第1補助輪4の補助輪車輪10は段差Mを越えて路面へと着地する。するとサスペンション18にかかっていた段差からの垂直抗力は解放され、サスペンション18はもとの状態に戻る。図6(d)にそのときの走行装置19および第1補助輪4の状態図を示す。
そして、第2補助輪5が段差を乗り越える際にも同様の動作が行われる。
前記の段差乗り越え動作中は、水平方向への推進力に加え、第1補助輪4が段差Mを乗り上げるための推進力も必要となるため、第1駆動輪2および第2駆動輪3が受ける走行抵抗は随時変化するが、回転駆動装置8に備えられた回転速度検出部によって検出された信号を、同じく回転駆動装置8に備えられたトルク制御部にフィードバックすることによって第1駆動輪2および第2駆動輪3を任意の回転速度に保持する。また、この動作は、斜面走行時などの重心移動による各車輪への荷重配分の変化、あるいは路面Rとの摩擦係数の変化により走行抵抗に変化が生じたときにも同様に行われる。
前記動作により、本自走式ロボットの走行装置は、段差乗り越え時に第1補助輪4および第2補助輪5は、補助輪車輪10よりも大きな曲率半径でスライド動作をする段差乗り越えスライド機構16により段差Mを乗り上げるため、そり22がスライド移動する曲率半径と同等の車輪径をもつ車輪が段差Mを乗り上げるのに必要な駆動トルクと同程度まで段差乗り上げに必要な駆動トルクを低減することができ、また補助輪車輪10のみでは乗り越えか不可能な車輪半径以上の高い段差Mも乗り上げることが可能となる。
また、第1補助輪4および第2補助輪5は、平地においては第1駆動輪2および第2駆動輪3の回転速度によって制御される進行方向の変化に応じて自在にその向きを旋回させることができる一方、段差乗り越え時には段差Mより受ける反力に屈することなく、その向きを一定に保持することができる。
また、第1補助輪4および第2補助輪5が段差Mに乗り上げた状態でも、第1駆動輪2および第2駆動輪3は接地状態を保持しているため、両駆動輪2,3の回転駆動による推進力を得ることができ、また走行抵抗に変化が生じても、任意の回転速度を保持することができる。
前記作用により、小径の車輪を有する補助輪においても高い段差乗り越え性能と段差乗り越え時の直進性を確保し、また補助輪が段差を乗り越える際にも駆動輪の接地状態を保持して走行安定性を確保することのできる自走式ロボットの走行装置を提供することができる。
本実施の形態において、第1補助輪4および第2補助輪5に設ける弾性体としては、本実施の形態で用いたサスペンションに限らず、スイングアーム式のショックアブソーバーなどを備えてもよい。その際には、合成ばね定数の鉛直方向成分を前記条件式(数4)および(数5)よりも小さくなるように構成すればよい。
また、本実施の形態においては、旋回ロック機構17は段差乗り越えスライド機構16の動作に機械的に連動させる構成としたが、例えば段差検出手段として接触センサーを備え、接触センサーの信号に応答して旋回固定手段を作動させるような構成にしてもよく、また、旋回固定手段としては、歯車の噛み合わせのみならず、例えばディスクブレーキやドラムブレーキのように摩擦力を利用したもの、あるいはカム機構を利用したものでもよい。
(実施の形態2)
図7は本発明の実施の形態2における自走式ロボットの走行装置を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。
図7において、図1から図6と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図7において、走行台1には、第1駆動輪2,第2駆動輪3,第1補助輪4および第2補助輪5が取り付けられている。
前記第1駆動輪2の駆動輪車輪6は駆動軸7を介して回転駆動手段である回転駆動装置8に取り付けられており、駆動軸7は駆動輪軸受9によって保持されている。そして、駆動輪軸受9を駆動輪サスペンション34を介して走行台1に取り付けることによって、第1駆動輪2は走行台1に連接されている。第2駆動輪3は第1駆動輪2と同様の構成を有し、第1駆動輪2と同様の方法で走行台1に取り付けられており、第1駆動輪2と第2駆動輪3の駆動軸7は互いに同軸となるように配置されている。
なお、本実施の形態においては、駆動輪軸受9に駆動輪サスペンション34を前後2箇所固定し、それを介して走行台1へ第1駆動輪2および第2駆動輪3を固定している。
第1補助輪4および第2補助輪5は、それぞれ第1弾性体および第2弾性体としてサスペンション18を介して走行台1に連接されている。なお、本実施の形態においては、取付板15にサスペンション18を前後2箇所固定し、それを介して走行台1へ第1補助輪4および第2補助輪5を固定している。
第1補助輪4および第2補助輪5は、その旋回軸13の取付位置をそれぞれ路面に投影した点が、第1駆動輪2と第2駆動輪3との接地点を結ぶ線分の垂直二等分線上にあり、かつ線分を挟んで互いに対称となるように配置されている。
ここで、サスペンション18の合成ばね定数をK、駆動輪サスペンション34の合成ばね係数をK´とする。本実施の形態においては、第1駆動輪2,第2駆動輪3,第1補助輪4および第2補助輪5は、すべて2本のサスペンション18または駆動輪サスペンション34を並列に2本配置することにより連接されているため、サスペンション18および駆動輪サスペンション34のばね定数をそれぞれkおよびk´としたとき、サスペンション18および駆動輪サスペンション34の合成ばね係数は、それぞれK=2k、およびK´=2k´となる。
ここで重心位置が実施の形態1と同様に点Oにあるとする。このとき車体の傾きを無視すると、第1駆動輪2および第2駆動輪3の駆動輪サスペンション34がx、第1補助輪4のサスペンション18がxA、第2補助輪5のサスペンション18がxB、それぞれ圧縮されたとして、力の釣り合いの条件式(数4)、点Oについてのモーメントの釣り合い式(数5)、およびサスペンションのたわみ量の関係式は下記(数6)に示すようになる。
Figure 2008254588
これをxについて解くと、下記(数7)に示すようになる。
Figure 2008254588
ここで、簡便のため、条件式(数7)において、補助輪のオフセットを無視してOA=OBとおきK=K´としたとき、第1駆動輪2および第2駆動輪3に加わる荷重WO1およびWO2は下記(数8)の式で算出される。
Figure 2008254588
すなわち、K=K´とすると、第1駆動輪2および第2駆動輪3には、合わせてロボットの半分の荷重しか加わらず、また、その分、第1補助輪4および第2補助輪5には、大きな荷重が加わることとなる。この条件においては、明らかに駆動輪に加わる荷重が小さ過ぎるために推進力が低下し、また、補助輪に加わる荷重が大き過ぎるため、進行方向の変化に応じて車輪を自由に旋回させることが困難になり、制御性が低下する。
以上の理由により本実施の形態において、駆動輪サスペンション34の合成ばね定数K´は、サスペンション18の合成ばね定数Kよりも大きくしておくことが望ましい。
かかる構成によれば、第1駆動輪2および第2駆動輪3が段差Mや起伏の激しい路面Rを走行する際にも、路面Rの凸部では駆動輪サスペンション34が縮み、凹部では駆動輪サスペンション34が伸びるために、より安定した接地性を確保することができ、またロボットの振動を低減することができる。
なお、実施の形態2の自走式ロボットの走行装置におけるその他の構成,動作,作用および効果は、実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
(実施の形態3)
図8は本発明の実施の形態3における自走式ロボットの走行装置であって、(a)は平面図、(b)は平地における第1補助輪4および第2補助輪5の平面図、(c)はそり22が進行方向後方へスライド移動した状態における第1補助輪4および第2補助輪5の平面図である。図8において、図1から図7と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
図8(a)において、第1駆動輪2と第2駆動輪3を路面に投影したとき、その外接円の半径をRとする。第1駆動輪2と第2駆動輪3との駆動軸7が同軸であるとき、駆動軸外接円の中心点は点Oになる。また、図8(b)において第1補助輪4および第2補助輪5を旋回軸13に対して旋回させたときに、最外端部が描く軌跡円の半径をr、同様に図8(c)のときの半径をrとする。また、第1補助輪4および第2補助輪5の旋回軸13の中心軸を路面に投影した点を、それぞれ点C,点Dとする。
ここで、OC=ODとして、第1補助輪4および第2補助輪5を下記(数9)の条件式を共に満たす位置に配置する。
Figure 2008254588
かかる構成において、第1駆動輪2および第2駆動輪3を、それぞれ逆方向に等速で回転駆動させ、点Oを中心としてロボットを、その場で360°旋回させると、第1補助輪4および第2補助輪5は、ロボットの進行方向の変化に応じて旋回軸13を回転させて適時旋回し、ロボットの車体支持を補助しながら補助輪車輪10を回転させるが、このとき、第1補助輪4および第2補助輪5の旋回動作は、常に中心点O,半径Rの円の内側で行われる。
すなわち、第1補助輪4および第2補助輪5は、いかなる場合においても第1駆動輪2および第2駆動輪3が通過する軌跡よりも外側に出ることはない。
よって本実施の形態においては、実施の形態1の効果に加えて、同様の駆動輪の配置構成を具備する倒立振子ロボットの二輪駆動方式の走行装置と同等の最小旋回半径を実現することができる。
なお、実施の形態3の自走式ロボットの走行装置におけるその他の構成,動作,作用、および効果は、実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
本発明の自走式ロボットの走行装置は、狭路での高い小回り性能と、段差や斜面、あるいは路面状態に急激な変化のある走路でも、制御不能となることなく優れた走行安定性を発揮することから、一般公共空間などを移動する自走式ロボットの走行装置としてのみならず、工場内を巡回する産業用ロボットあるいは電動車椅子の走行装置にも適用できる。
本発明の実施の形態1における自走式ロボットの走行装置を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図 本発明の実施の形態1における自走式ロボットの全体構成図 (a),(b)は本発明の実施の形態1における自走式ロボットの走行装置が段差に乗り上げた状態の説明図 本発明の実施の形態1における第1補助輪4および第2補助輪5の平地走行時の状態を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図 本発明の実施の形態1における第一補助輪および第二補助輪の段差乗り越え時の詳細図であって、(a)は平面図、(b)は側面図 (a)〜(d)は本発明の実施の形態1における自走式ロボットの走行装置の段差越え動作説明図であって、(a)〜(d)において上図が側面図、下図が要部拡大側面図 本発明の実施の形態2における自走式ロボットの走行装置を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図 本発明の実施の形態3における自走式ロボットの走行装置を示す図であって、(a)は平面図、(b)は平地における第1補助輪4および第2補助輪5の平面図、(c)はそり22が進行方向後方へスライド移動した状態における第1補助輪4および第2補助輪5の平面図 従来の自走式ロボットの走行装置の全体構成図
符号の説明
1 走行台
2,3 駆動輪
4,5 補助輪
6 駆動輪車輪
7 駆動軸
8 回転駆動装置(回転駆動手段)
9 駆動軸軸受
10 補助輪車輪
11 移動回転軸
12 ブラケット
13 旋回軸
14 旋回軸軸受
15 補助輪取付板
16 段差乗り越えスライド機構(段差検出手段)
17 旋回ロック機構(旋回固定手段)
18 サスペンション(弾性体)
19 走行装置
20 筐体取付板
21 ロボット筐体部
22 そり
23 ガイド
24 スライドブロック
25 前ストッパ
26 後ストッパ
27 第1スプリング
28 内歯車
29 小歯車
30 アーム
31 ピン
32 第2スプリング
33 第3スプリング
34 駆動輪サスペンション(駆動弾性体)
111 車輪
113 移動機構ベース板
110 駆動ベルト
109 駆動制御部
113 補助輪
100 移動ロボット

Claims (10)

  1. 2つの駆動輪を駆動させ走行する走行装置において、
    走行台と、
    前記走行台に取り付けられた第1駆動輪と、
    前記走行台に取り付けられた第2駆動輪と、
    第1移動回転軸と第1旋回軸とを有する第1補助輪と、
    第2移動回転軸と第2旋回軸とを有する第2補助輪と、
    前記走行台と前記第1補助輪とを連結する第1弾性体と、
    前記走行台と前記第2補助輪とを連結する第2弾性体と、
    により構成したことを特徴とする走行装置。
  2. 前記第1駆動輪の車輪の円と重なる平面と、前記第2駆動輪の車輪の円と重なる平面との間で、かつ前記第1駆動輪の駆動軸あるいは前記第2駆動輪の駆動軸から任意の距離離れた位置に、前記第1補助輪と前記第2補助輪とを配置したことを特徴とする請求項1に記載の走行装置。
  3. 前記第1駆動輪の車輪と前記第2駆動輪の車輪との中点を通り、前記第1駆動輪の駆動軸あるいは前記第2駆動輪の駆動軸に垂直な直線の延長線上に、前記第1補助輪と前記第2補助輪とを配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の走行装置。
  4. 前記第1駆動輪の駆動軸と前記第2駆動輪の駆動軸は同軸であり、前記第1駆動輪の駆動軸から同じ距離離れた位置に、前記第1旋回軸と前記第2旋回軸とを配置したことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の走行装置。
  5. 前記第1駆動輪と前記第2駆動輪における回転速度あるいは回転方向を各々に独立制御可能な回転駆動手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の走行装置。
  6. 前記回転駆動手段は、前記第1駆動輪と前記第2駆動輪との回転速度検出部と、該回転速度検出装置により検出された信号により前記第1駆動輪と前記第2駆動輪の駆動トルクを変化させるトルク制御部とを有することを特徴とする請求項5に記載の走行装置。
  7. 前記第1補助輪の車輪と前記第2補助輪の車輪とが走行面の段差に接触する前に、該段差を検出する段差検出手段と、
    前記段差検出手段の段差検出により、前記第1旋回軸と前記第2旋回軸とを固定する旋回固定手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜6いずれか1項に記載の走行装置。
  8. 前記段差検出手段は前記第1補助輪と前記第2補助輪との半径よりも大きい曲率半径で移動するスライド機構を有し、
    前記旋回固定手段は前記段差検出手段の前記スライド機構とリンクにて連結されていることを特徴とする請求項7に記載の走行装置。
  9. 前記走行台と前記第1駆動輪とを連結する第1駆動弾性体と、
    前記走行台と前記第2駆動輪とを連結する第2駆動弾性体とを有し
    前記第1駆動弾性体と前記第2駆動弾性体との合成ばね定数の鉛直方向成分が、前記第1弾性体と前記第2弾性体の合成ばね定数の鉛直方向成分よりも大きいことを特徴とする請求項1〜8いずれか1項に記載の走行装置。
  10. 請求項1〜9いずれか1項に記載の走行装置と、物体載置手段とを備えたことを特徴とする自走式ロボット。
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