JPH0661504U - 走行機構 - Google Patents

走行機構

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JPH0661504U
JPH0661504U JP449193U JP449193U JPH0661504U JP H0661504 U JPH0661504 U JP H0661504U JP 449193 U JP449193 U JP 449193U JP 449193 U JP449193 U JP 449193U JP H0661504 U JPH0661504 U JP H0661504U
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JP
Japan
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wheel
traveling
traveling mechanism
guide member
radius
Prior art date
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Pending
Application number
JP449193U
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English (en)
Inventor
晃 門脇
Original Assignee
晃 門脇
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0661504U publication Critical patent/JPH0661504U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 スムーズに走行することができる走行機構を
提供する。 【構成】 少なくとも1つの車輪11と、該車輪を回転
自在に支持する支持体15とからなり、前記車輪の少な
くとも片側には該車輪の半径よりも大きい半径からなる
ガイド部材13を、前記支持体にて周動自在に支持し、
かつその周動最下点が前記車輪の最下点に比しやや垂直
上方向に位置するように設けると共に、不使用の状態に
おいては垂直方向に対し前斜傾方向に付勢し、前方のよ
り高い路面に接面した状態においてはその進行に従い周
動するようにした前斜傾保持手段を設けたことを特徴と
する走行機構。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、走行機構、さらに詳細にはスムーズに走行可能な走行機構に関する 。
【0002】
【従来の技術】
従来、走行機構は、輸送手段の様々な用途に適応する種々の機構のものが知ら れており、これらの底面の四隅、前後、または左右等に設置され、移動を容易に するために利用されている。具体的には例えば、自動車を前後進行可能にするタ イヤ、飛行機の離陸加速を得るために使用されるタイヤ、トランクの持ち運びを 容易にするキャスター、車椅子を利用する者の移動を容易にするキャスター、ピ アノの移動に係る多大な労力を軽減するキャスター、ベビーカーの移動を容易に するキャスター、および重量物を積載する台車に用いられるキャスター等が知ら れる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来の走行機構を利用したトランク、車椅子、ピアノ、ベ ビーカー、台車等は、進行方向の走行路に凸形段差が存在した場合には、躓いた り、ぶつかったりして移動に支障を来たすという欠点があった。また、その進行 方向走行路の凸形段差を乗り越えるためには、それ自体を持ち上げなければなら ず、多大な手間と労力を要するという問題があった。
【0004】 本考案は、これら従来の技術の欠点を解決せんとしたものであり、その目的は 、進行方向の路面に存在する凸形段差に、躓いたり、ぶつかったりすることなく 、スムーズに走行することができる走行機構を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前述の目的に鑑みてなされたものであり、その要旨は、少なくとも 1つの車輪と、該車輪を回転自在に支持する支持体とからなり、前記車輪の少な くとも片側には該車輪の半径よりも大きい半径からなるガイド部材を、前記支持 体にて周動自在に支持し、かつその周動最下点が前記車輪の最下点に比しやや垂 直上方向に位置するように設けると共に、不使用の状態においては垂直方向に対 し前斜傾方向に付勢し、前方のより高い路面に接面した状態においてはその進行 に従い周動するようにした前斜傾保持手段を設けたことを特徴とする走行機構に ある。
【0006】
【作用】
本考案の走行機構は、車輪を回転自在に支持する支持体に、前記車輪の半径よ り大きい半径からなるガイド部材を、前記支持体にて周動自在に支持し、かつそ の周動最下点が前記車輪の最下点に比しやや垂直上方向に位置するように設ける と共に、不使用の状態においては垂直方向に対し前斜傾方向に付勢する。前斜傾 方向に付勢したガイド部材は前方のより高い路面に車輪より先に接して周動し、 次いで該ガイド部材に追従する車輪が高い路面に接して回転すると共に、離面し たガイド部材を再び前斜傾方向に付勢し、継続して進行する。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の走行機構をキャスターに置換した実施例を添付図面を参照して 説明するが、本考案はこれに限定されるものではない。
【0008】 図1に示す本考案によるキャスター10は、平坦走行路を進行するための車輪 11と、該車輪11を回転自在に支持する車軸12と、2つの扇体13と、該扇 体13を周動自在に支持する支持軸14と、前記車軸12および前記扇体13を 支持する支持体15と、離面状態にある前記扇体13を垂直方向に対し前斜傾方 向に保持するバネ16とで構成される。
【0009】 車輪11は、前記支持体15に固定された車軸12により回転自在に支持され ており、平坦走行路において進行方向に従い回転することにより、前記キャスタ ー10を進行させることができる。
【0010】 扇体13は、前記車輪11の半径より大きい半径で形成され、前記支持体15 に固定された支持軸14により平坦走行路においては路面に接しないよう周動自 在に支持される。扇体13の側面には前記バネ16を連結固定するための連結片 13aが設けられ、該扇体13を垂直方向に対し前斜傾方向に保持する。また、 扇体13の弧部には進行方向の走行路の段差に接した際スムーズに進行できるよ う滑り止13bが設けられる。
【0011】 支持体15は、前記車軸12を支持する軸受15aと、前記支持軸14を支持 する軸受15bと、設置対象物に固定するための固定孔を有する固定部15cと 、前記バネ16を連結固定すると共に該バネ16により前方向に引張られた前記 扇体13を止めるための止片15dとを備え、該固定部15cを設置対象物の所 望箇所に螺子等で固定することにより、当該キャスター10を設置することがで きる(図示せず)。
【0012】 次に、キャスター10の進行の様子を、図2(a)〜(f)を参照して説明す る。
【0013】 キャスター10は、平坦走行路においては車輪11が回転することにより進行 する(図2(a))。進行方向の走行路に段差が存在した際、車輪11が段差に 接するより先に前斜傾方向に保持される扇体13が接する(図2(b))。段差 に接した扇体13は、その接点を支点として、該キャスター10を上段すなわち 進行方向に移動させる(図2(c))。次いで該扇体13に追従する車輪11が 上段走行路に接面する(図2(b))。また接面した車輪11が回転すると共に 、上段走行路から扇体13が離面する(図2(e))。さらに離面した扇体13 がバネ16により前斜傾方向に再び保持され、該車輪11が回転することにより 継続して進行する。(図2(f))。
【0014】 本実施例では、平坦走行路を進行するための1つの車輪11に、2つの扇体1 3を設けた構造としたが、車輪11、扇体13の数は、これに限定されるもので はない。また連結片13a、止片15d、およびバネ16からなる前斜傾保持手 段(図1参照)は、接面状態時には前記扇体13を周動可能にし、離面状態時に は前斜傾方向に保持するものであれば、どのような構造としても構わない。
【0015】
【考案の効果】
本考案の走行機構は、車輪を回転自在に支持するキャスターに、前記車輪の半 径より大きい半径を有するガイド部材が、周動自在に路面よりやや上に位置する よう設置され、垂直方向に対し前斜傾方向に保持する前斜傾保持手段がさらに設 けられるため、進行方向に存在する段差に車輪より先にガイド部材が接して周動 し、容易に段差を乗り越えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の走行機構の実施例を示す全体斜視図で
ある。
【図2】図1のキャスターの進行の様子を示す概略側面
図である。
【符号の説明】
10 キャスター 11 車輪 12 車軸 13 扇体 14 支持軸 15 支持体 16 バネ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの車輪と、該車輪を回転
    自在に支持する支持体とからなり、前記車輪の少なくと
    も片側には該車輪の半径よりも大きい半径からなるガイ
    ド部材を、前記支持体にて周動自在に支持し、かつその
    周動最下点が前記車輪の最下点に比しやや垂直上方向に
    位置するように設けると共に、不使用の状態においては
    垂直方向に対し前斜傾方向に付勢し、前方のより高い路
    面に接面した状態においてはその進行に従い周動するよ
    うにした前斜傾保持手段を設けたことを特徴とする走行
    機構。
JP449193U 1993-02-15 1993-02-15 走行機構 Pending JPH0661504U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP449193U JPH0661504U (ja) 1993-02-15 1993-02-15 走行機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP449193U JPH0661504U (ja) 1993-02-15 1993-02-15 走行機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0661504U true JPH0661504U (ja) 1994-08-30

Family

ID=11585562

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP449193U Pending JPH0661504U (ja) 1993-02-15 1993-02-15 走行機構

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JP (1) JPH0661504U (ja)

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