JPH0640481Y2 - 振子式台車構造 - Google Patents

振子式台車構造

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JPH0640481Y2
JPH0640481Y2 JP1988116630U JP11663088U JPH0640481Y2 JP H0640481 Y2 JPH0640481 Y2 JP H0640481Y2 JP 1988116630 U JP1988116630 U JP 1988116630U JP 11663088 U JP11663088 U JP 11663088U JP H0640481 Y2 JPH0640481 Y2 JP H0640481Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は振子式台車構造に係り、台車の台枠を上下操作
することによりキャスタの出入れを行なうことを可能と
した振子式台車構造に関する。
〔従来の技術〕
一般に、台車は、通常四角形の台板および台枠の下部に
3個あるいは4個のキャスターを配設し、台板上の荷物
を前後あるいは左右に自在に運搬できるようにしたもの
である。
しかし、このような台車においては、運搬が必要でない
場合に台車を移動させないようにするためのブレーキ装
置等が必要であることから、本考案者は、実願昭58-132
328号において台車の上下操作により容易に車輪を出入
れすることのできる台車を考案した。
第7図および第8図はこの台車を示したもので、軸台1
は、台車の台枠に取付ける台板2を有しており、この台
板2の一側面には、取付状態で水平に保持される水平板
3と背板4とをL字状に一体に形成してなる支持板5が
溶接等により固着されている。前記支持板5の背板4の
上端部両側には、後方に突出された1対の軸支突起6,6
が形成されており、これら各軸支突起6,6には、軸受孔
7がそれぞれ穿設されている。
また、振子車8は、水平板9と垂直板10とをL字状に一
体に形成してなる振子11を有し、この振子板11の前記垂
直板10の上端部には、前記各軸支突起6の間に配置され
前記軸支突起6の軸受孔7に対応する軸穴12が形成され
た筒状の軸支部13が形成されている。この軸支部13に
は、前記軸穴12まで貫通するねじ孔14が形成されてお
り、さらに、前記振子板11の水平板9の下面には、回転
自在なキャスタ15が首振り自在に取付けられている。
そして、前記軸台1の台板2を台車の台枠16にねじ等に
より固定し、前記軸台1の軸支突起6,6の間に振子車8
の軸支部13を配置した状態で、前記軸台1の軸受孔7お
よび振子車8の軸支部13の軸孔12に支持軸17を貫通さ
せ、前記ねじ孔14に止めねじ18を螺合させることによ
り、支持軸17に対して振子車8を固定する。これによ
り、前記振子車8は、支持軸17を中心として揺動自在と
され、キャスタ使用時は、軸台1の水平支持板3の下面
と振子板11の水平体9の上面とが面接触してキャスタ15
に加わる荷重を前記軸台1の支持板5より支持するよう
になされている。
そして、前記従来の台車において第8図に示す状態から
キャスタ15を収納する場合は、まず、台枠16を上方にわ
ずかに持ち上げ、これにより、振子車8はその重心の位
置により後方側に揺動する。その後、振子車8のキャス
タ15が支持軸17の鉛直下方より後側に揺動した時に台枠
16を下方に降ろすと、振子車8はキャスタ15の転がりに
より後方へ回動し、振子車8は収納される。
次に、台枠16を上方向に持上げると、振子車8はその重
心の位置により前方側へ揺動運動を開始する。そして、
振子車8のキャスタ15が支持軸17の鉛直方向より前側に
揺動した時に台枠16を下げると、振子車8の水平板9と
軸台1の水平支持板3とが合致して固定され、キャスタ
15を使用可能な状態に保持する。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、前記従来の台車においては、台枠16の上下操作
により容易にキャスタ15の出入れを行なうことができる
が、第8図において、台枠16が左行している場合に、キ
ャスタ15が段部を乗り越えようとすると、振子板11を支
持軸17を中心に反時計方向に回動させる力が作用し、振
子板11が支持板5から外れるようにして回動されてしま
い、場合によっては、キャスタ使用時にもかかわらず、
キャスタ15が収納されてしまうおそれがあるという問題
を有している。
本考案は前記した点に鑑みてなされたもので、台枠の上
下操作により容易にキャスタの出入れを行なうことがで
き、かつ、段差等をキャスタが通過した場合であって
も、確実にキャスタを保持することができる振子式台車
構造を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するため本考案に係る振子式台車構造
は、台枠の内側に取付けられた軸台に、下面にキャスタ
が配設された振子板を水平な支持軸を介して上記軸台に
対して揺動自在に、かつ、上記支持軸に吊下された自由
状態において上記キャスタの使用位置と収納位置との間
に位置するように枢着してなる振子式台車構造におい
て、上記軸台に上記支持軸を上下動自在に支持させると
ともに、上記軸台に上記キャスタの使用位置で上記振子
板を支持する支持部を設け、上記振子板に上記キャスタ
の使用位置で上記支持部に係合して上記支持部による振
子板の支持を保持する係合部を設けたことを特徴とす
る。
〔作用〕
本考案によれば、キャスタ使用時には、振子車の振子板
が軸台の支持部に当接して、振子板のキャスタに加わる
荷重を前記軸台の支持部が支持し、軸台および振子車の
係合部は互いに係合させられている。そして、台枠を上
方に持上げると、支持軸が軸台に対して下方にずれて軸
台および振子車の係合部の係合が解除されることにより
振子車が揺動し、その後、台枠を下方に降ろすことによ
り振子車が収納される。逆にこの状態から台枠を上方向
に持上げ、振子車が揺動した後に台枠を下げると、振子
板と軸台の支持部とが合致して固定されるものである。
したがって、台枠を上下操作することにより、容易にキ
ャスタの出入れ操作を行なうことができ、しかも、キャ
スタ使用時に軸台および振子車の係合部が互いに係合さ
れるので、多少段差がある場所を通過することによりキ
ャスタがわずかに地面から離れた場合であっても、振子
車は、前記軸台および振子板の係合部の係合により揺動
することがなく、適正にキャスタを支持することができ
るものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図から第6図を参照し、第
7図および第8図と同一部分には、同一符号を付して説
明する。
第1図は本考案の一実施例を示したもので、軸台1は、
互いに対向する側板19および上板20とにより断面形状は
ほぼコ字状に形成されており、この軸台1の一端縁に
は、上下方向に沿って外方に曲成されたフランジ21が形
成されている。なお、このフランジ21を軸台1の内側に
曲成させるようにすれば、前記軸台1を台枠の内側面に
沿って取付けることができる。前記軸台1の内部下方に
は、振子車8の支持部となる2本の支持棒22,22が所定
間隔を有しかつ平行に取付けられており、前記軸台1の
両側板19の上部後方側には、縦方向に延びる長穴23がそ
れぞれ対称位置に形成されている。
また、振子車8は、水平板9と垂直板10とをL字状に一
体に形成してなる振子板11を有し、この振子板11の前記
垂直板10の上端部には、前記軸台1の内部に配置され前
記長穴23に対応する軸穴12が形成された筒状の軸支部13
が形成されている。この軸支部13には、前記軸穴12まで
貫通するねじ孔14が形成されており、また、前記振子板
11の水平板9の下面には、回転自在なキャスタ15が首振
り自在に取付けられている。さらに、この水平板9の前
端部上面には、断面形状L字状の係止片24が取付けら
れ、この係止片24の縦板部24aが、キャスタ使用時にお
いて前記軸台1の支持棒22の一方に接するようになされ
ている。この係合片24および支持軸17は互いに係合し
て、支持棒22による振子板11の支持を保持する係合部と
なる。
そして、前記軸台1のフランジ21を台枠16の内側面にね
じ等により固定し、前記軸台1の内側に振子車8をその
軸支部13の軸穴12が軸台1の長穴23に対応するように配
置した状態で、前記軸台1の長穴23および振子車8の軸
支部13の軸穴12に支持軸17を貫通させ、前記ねじ孔14に
止めねじ18を螺合させることにより、支持軸17に対して
振子車8を固定する。これにより、前記振子車8は、支
持軸17を中心として揺動自在とされるものである。
次に、本実施例の作用を説明する。
本実施例においてキャスタ使用時は、第2図に示すよう
に、軸台1の支持棒22に対して振子車8の水平板9の上
面が密接してキャスタ15に加わる荷重を前記軸台1の支
持棒22が支持するようになされており、この状態で、前
記支持棒22の前方側の支持棒22は、振子車8の係止片24
に当接されている。
そして、キャスタ15を収納する場合は、まず、台枠16を
上方に持上げると、第3図に示すように、支持軸17が長
穴23の下方にずれて振子車8を残して軸台1のみが台枠
16とともに持上げられるとともに、振子車8の係止片24
が支持棒22から解除される。この状態で、台枠16をさら
に上方に持上げると、第4図に示すように、振子車8の
重心の位置により、振子車8は、支持軸17を中心として
揺動する。その後、振子車8のキャスタ15が支持軸17の
鉛直下方より後方側に揺動した時に台枠16を下方に降ろ
すと、振子車8はキャスタ15の転がりによりさらに後方
へ回動し、第5図に示すように、振子車8は収納され
る。
次に、台枠16を上方向に持上げると、振子車8はその重
心の位置により前方側へ揺動運動を開始する。そして、
振子車8のキャスタ15が支持軸17の鉛直方向より前側に
揺動した時に台枠16を下げると、支持軸17が軸台1の長
穴23内で上方に移動しながら、振子車8の水平板9と軸
台1の支持棒22とが合致して固定されるとともに、振子
板11の係止片24が軸台1の支持棒22に当接されて、キャ
スタ15を使用可能な状態に保持する。
したがって、本実施例においては、台枠16を上下操作す
ることにより、容易にキャスタ15の出入れ操作を行なう
ことができ、しかも、台車使用時に振子車8の係止片24
が軸台1の支持棒22に係止されるので、多少段差がある
場所を通過することによりキャスタ15がわずかに地面か
ら離れた場合であっても、振子車8は、前記係止片24と
支持棒22との係合により揺動することがなく、適正にキ
ャスタ15を支持することができる。
なお、前記軸台1は、台枠16の4隅に設置するようにし
てもよいし、台枠16の一端側に2つ他端側中央部に1つ
の合計3つ設置するようにしてもよい。
また、第6図に示すように、係止片24を前記実施例の縦
板部24aの上端部に傾斜面、弯曲面等からなる案内面24b
を後方に連続形成したブロック体とし、振子車8を使用
状態に移行させる場合に、前記案内面24bを支持棒22の
下部に当接させながら係止片24を支持棒22に次第に係合
させるようにして、円滑な係合動作を図るようにしても
よい。
また、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、
必要に応じて変更することができる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案に係る振子式台車構造は、台枠
を上下操作することにより、容易にキャスタの出入れ操
作を行なうことができ、しかも、キャスタ使用時に振子
車および軸台の係合部が係合しているので、多少段差が
ある場所を通過することによりキャスタがわずかに地面
から離れた場合であっても、振子車が不用意に揺動する
ことがなく、適正にキャスタを支持することができる等
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図は本考案の一実施例を示したもので、
第1図は分解斜視図、第2図はキャスタ使用状態を示す
縦断面図、第3図は台枠を持上げた直後の状態を示す縦
断面図、第4図は振子車が揺動した状態を示す縦断面
図、第5図は振子車収納状態を示す縦断面図、第6図は
本考案の他の実施例を示す分解斜視図、第7図は従来の
振子式台車を示す分解斜視図、第8図は従来の振子式台
車の一部の斜視図である。 1……軸台、8……振子車、9……水平板、10……垂直
板、11……振子板、12……軸穴、13……軸支部、14……
ねじ孔、15……キャスタ、16……台枠、17……支持軸、
18……止めねじ、19……側板、20……上板、21……フラ
ンジ、22……支持棒、23……長穴、24……係止片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】台枠の内側に取付けられた軸台に、下面に
    キャスタが配設された振子板を水平な支持軸を介して上
    記軸台に対して揺動自在に、かつ、上記支持軸に吊下さ
    れた自由状態において上記キャスタの使用位置と収納位
    置との間に位置するように枢着してなる振子式台車構造
    において、上記軸台に上記支持軸を上下動自在に支持さ
    せるとともに、上記軸台に上記キャスタの使用位置で上
    記振子板を支持する支持部を設け、上記振子板に上記キ
    ャスタの使用位置で上記支持部に係合して上記支持部に
    よる振子板の支持を保持する係合部を設けたことを特徴
    とする振子式台車構造。
JP1988116630U 1988-09-05 1988-09-05 振子式台車構造 Expired - Lifetime JPH0640481Y2 (ja)

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JPH0238274U JPH0238274U (ja) 1990-03-14
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