JP2579512Y2 - 台 車 - Google Patents

台 車

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JP2579512Y2
JP2579512Y2 JP1993005057U JP505793U JP2579512Y2 JP 2579512 Y2 JP2579512 Y2 JP 2579512Y2 JP 1993005057 U JP1993005057 U JP 1993005057U JP 505793 U JP505793 U JP 505793U JP 2579512 Y2 JP2579512 Y2 JP 2579512Y2
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JP
Japan
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turning
operation lever
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caster
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Inventor
佐千男 平田
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ハンマーキャスター株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、旋回規制キャスター
を備えた台車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、前方側に備えた左右のキャス
ターの車輪を常時旋回自在とし、後方側に備えた左右の
キャスターの車輪を旋回自在にしたり旋回停止にしてお
けるようにした台車が、一般的に使用されている。これ
は、台車の使用時には、前方向に押したり引いたりする
場合が多いため、この場合は後方側のキャスターの車輪
を旋回停止状態にしておくと直進性を安定させることが
でき、また台車の不使用時に倉庫などに収納する際、前
方、後方を問わず不規則な方向に移動させる場合が多い
ため、この場合は後方側のキャスターの車輪も旋回自在
にして不規則な方向に移動し易くできるからである。
【0003】従来、前記後方側のキャスターに、車輪の
旋回を自在にしたり停止するようにした旋回規制キャス
ターを備えた台車には、例えば図6に示したようなもの
が存在する。この台車のキャスターは、基板1の下面の
一端に固定されており、台座10の下部に旋回自在とし
て取り付けたフレーム11に車輪2を回転自在に取り付
け、上下動可能とした操作レバー9をフレーム11より
突出させると共に基板1の一端より突出させ、操作レバ
ー9の上下動に応じて上下動する係合部30を設け、台
座10の下部に固定した固定板13の一部に前記係合部
30が係脱する凹部31を形成している。そして、操作
レバー9の上下操作によって係合部30を凹部31に係
脱させることにより、車輪2の旋回を自在または停止す
るようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の台車に備えられているキャスターは、手や足などで
操作レバー9を操作しなければ、車輪2の旋回の自在ま
たは停止の切り換えが行えず、面倒であるという課題を
有していた。また、前記操作レバー9を基板1の一端よ
り突出させているため、この操作レバー9を不用意に操
作してしまったり、操作レバー9に何かが当たったりし
て誤操作してしまうという課題を有していた。
【0005】そこで、この考案は、上記従来の台車が有
する課題を解決するためになされたものであり、台車を
使用するときの天板の起倒によりキャスターの操作レバ
ーを操作できるようにし、手や足などで操作レバーを操
作することなく車輪の旋回を自在または停止することが
できる旋回規制キャスターを備えた台車を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため、この考案の台
車は、基板1に天板5および前板6を起倒自在に設置
し、前記天板5を倒したときに基板1に重なる範囲に、
基板1を貫通して上下動する操作ピン8を基板1の上下
面から出没自在に取り付け、さらに前記操作ピン8の下
方に、基板1の下面に設置した旋回規制キャスター4の
操作レバー9を位置させたものとしている。
【0007】
【作用】この考案の台車は、上記手段を施したため、天
板2の起倒により操作ピン8が上下動して旋回規制キャ
スター4の操作レバー9が操作される。
【0008】
【実施例】以下、この考案の台車の構成を、実施例とし
て示した図面に基づいて説明する。図1、2に示したよ
うに、この考案の台車は、基板1の前方側の左右の下面
に車輪2を常時旋回自在とした通常のキャスター3を設
置し、基板1の後方側の左右の下面に車輪2を旋回自在
にしたり旋回停止にしておけるようにした旋回規制キャ
スター4を設置している。
【0009】前記基板1には、天板5および前板6をヒ
ンジなどにより回動自在に取り付けると共に任意手段に
より起立状態を維持できるようにして、これら天板5お
よび前板6を起倒自在に設置する一方、後板7を起立状
態に固着して設置している。そして、前記天板5を倒し
たときに基板1に重なる範囲に、スプリング8aの作用
により基板1を貫通して上下動する操作ピン8を基板1
の上下面から出没自在に取り付けている。さらにこの操
作ピン8の下方には、前記旋回規制キャスター4の操作
レバー9を近接して位置させ、前記天板5の起倒により
前記操作ピン8が上下動して操作レバー9を操作するよ
うにしている。
【0010】前記旋回規制キャスター4には、台座10
の下部にフレーム11が旋回自在に取り付けられてい
る。さらに、前記台座10の下部には固定枠12および
固定板13が固定されており、固定板13の一端には係
合溝14が形成されている。そして、前記フレーム11
の下部には支軸孔15が設けられており、この支軸孔1
5に架設した車軸16に車輪2を軸支し、前記フレーム
11を一方向に傾斜させたものにすることにより、車輪
2が一方向のみ回転する構造(ワンウェイクラッチ)と
している。さらに、前記フレーム11の上部には上部支
軸孔17が設けられており、この上部支軸孔17に架設
した支軸18に、前記操作レバー9を作動体19と共に
揺動自在に軸支している。
【0011】前記操作レバー9は、内端の両側部に前記
支軸18に軸支するための軸支孔20を設けており、支
軸18に巻着したスプリング21、21により外端が上
方向に押し付けられている。また、前記作動体19も、
内端の両側部に前記支軸18に軸支するための軸支孔2
2を設けると共に外端に係合部23を突設しており、前
記支軸18に巻着したスプリング21、21により外端
が上方向に押し付けられている。そして、前記操作レバ
ー9と作動体19は、釣り合いがとられ略水平状態を維
持するようにしており、前記作動体19の外端に突設し
た係合部23が、前記台座10の固定板13の係合溝1
4の下方に配されている。なお、車輪2と車軸16の間
に埃や塵などが付着しないように、車軸16に車輪カバ
ー24を取付けている。
【0012】したがって、このように構成されたこの考
案の台車は、使用時または不使用時には、以下に示すよ
うに旋回規制キャスターの操作レバーが操作される。先
ず、台車の使用時には、台車を前方向に押したり引いた
りする場合が多いため、後方側の旋回規制キャスター4
の車輪2を旋回停止状態にしておくと直進性を安定させ
ることができる。したがってこの場合、図1に示した状
態から、前板6を起こすと共に天板5を倒し、図2に示
した状態にする。
【0013】すると、この天板5により操作ピン8が下
方に押され、基板1の下面から操作ピン8が大きく飛び
出す。そして、この状態で台車を前方向(図2中の矢印
方向)に押したり引いたりすると、旋回規制キャスター
4が進行方向に向くと共に操作レバー9も進行方向に向
く。このとき、操作ピン8が操作レバー9に載り上げる
ので、この操作ピン8により操作レバー9が押し下げら
れる。そして、操作レバー9が押し下げられることによ
り、スプリング21、21の作用で作動体19が押し上
げられ、この外端に突設した係合部23が台座10の固
定板13の係合溝14に係合して、図5に示したよう
に、旋回規制キャスター4の車輪2は旋回しない状態と
なる。
【0014】また、台車の不使用時に倉庫などに収納す
る際、前方、後方を問わず不規則な方向に移動させる場
合が多いため、前記旋回規制キャスター4の車輪2も旋
回自在にしておくと不規則な方向に移動し易くできる。
したがってこの場合は、図2に示した状態から、天板5
を起こすと共に前板6を倒し、図1に示した状態にす
る。
【0015】すると、操作ピン8がスプリング8aによ
り元の位置に戻されるので、この操作ピン8による操作
レバー9の押し下げも解除される。そして、操作レバー
9の押し下げが解除されることにより、スプリング2
1、21の作用で作動体19が元に戻り略水平状態を維
持するようになるので、作動体19の外端に突設した係
合部23が台座10の固定板13の係合溝14から外
れ、図4に示したように、旋回規制キャスター4の車輪
2は旋回自在な状態となる。
【0016】
【考案の効果】この考案の台車は、以上に述べたように
構成されているので、この台車に備えられているキャス
ターは、手や足などで操作レバーを操作することなく、
車輪の旋回の自在または停止の切り換えが行うことがで
きる。そして、この考案の台車では、旋回規制キャスタ
ーの操作レバーの操作は、天板の起倒によるため、操作
レバーを誤操作することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の台車の不使用時の状態を示す側面図
である。
【図2】この考案の台車の使用時の状態を示す側面図で
ある。
【図3】この考案の台車に設置した旋回規制キャスター
の分解斜視図である。
【図4】この考案の台車に設置した旋回規制キャスター
の操作レバーの操作状態を示す説明図である。
【図5】この考案の台車に設置した旋回規制キャスター
の操作レバーの操作状態を示す説明図である。
【図6】従来の台車に設置した旋回規制キャスターの断
面図である。
【符号の説明】
1 基板 4 旋回規制キャスター 5 天板 6 前板 8 操作ピン 9 操作レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62B 3/02 B60B 33/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板(1)に天板(5)および前板
    (6)を起倒自在に設置し、前記天板(5)を倒したと
    きに基板(1)に重なる範囲に、基板(1)を貫通して
    上下動する操作ピン(8)を基板(1)の上下面から出
    没自在に取り付け、さらに前記操作ピン(8)の下方
    に、基板(1)の下面に設置した旋回規制キャスター
    (4)の操作レバー(9)を位置させたことを特徴とす
    る台車。
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JP6797418B2 (ja) * 2018-02-27 2020-12-09 ハンマーキャスター株式会社 キャスター
JP6912693B1 (ja) * 2021-02-17 2021-08-04 旭エンジニアリング株式会社 荷物運搬台車

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