JPH079728Y2 - 移載用補助台車 - Google Patents

移載用補助台車

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JPH079728Y2
JPH079728Y2 JP1988079437U JP7943788U JPH079728Y2 JP H079728 Y2 JPH079728 Y2 JP H079728Y2 JP 1988079437 U JP1988079437 U JP 1988079437U JP 7943788 U JP7943788 U JP 7943788U JP H079728 Y2 JPH079728 Y2 JP H079728Y2
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carriage
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trolley
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正裕 井尻
眞一 大坪
元 小板
誠一 石井
丈二 田中
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三田工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 本考案は、複写機の如き移載物を台車に載せる際に使用
する移載用補助台車に関する。
〈従来技術及びその欠点〉 例えば、複写機の組立ラインにおいては、複数の台車が
無端状の移動経路に沿って組付開始域から複数の組付域
を通して製品搬出域まで移動される。組付開始域では、
複写機のフレーム体(種々の部品が装着されていないフ
レーム本体)が台車の上面に載置される。この台車が各
組付域を通して搬送される間に、上記フレーム体に種々
の構成要素が装着され、かくの通りにして製品搬出域ま
で移動されると、台車上のフレーム体に実質上全ての構
成要素が組付けられる。製品搬出域では、組立てられた
製品としての複写機が台車から搬出され、包装箱に所要
の通り梱包される。
しかしながら、組立開始域においては、予め組立てられ
たフレーム体を作業員が手で持上げて台車上に載置して
おり、それ故に、比較的小型の複写機の組立作業におい
ては上述のフレーム体の載置作業を容易に遂行すること
ができるが、比較的大型の複写機の組立作業においては
上記載置作業が比較的困難になり、上記フレーム体を台
車上に移載するための補助台車の出現が望まれていた。
〈考案の目的〉 本考案の主目的は、複写機の如き製品の組立作業におい
て、比較的小型あるいは比較的大型にかかわらず、複写
機のフレーム体の如き移載物を床面から台車の上面に位
置付ける移載作業を、容易かつ円滑に、しかも安全に遂
行することを可能とする、新規かつ優れた移載用補助台
車を提供することである。
〈考案の概要〉 本考案によれば、移載物を台車に載せるための移載用補
助台車にして、該台車に接触乃至近接して位置付けられ
る実質上矩形の補助台車本体を具備し、 該補助台車本体は、底部に設けられた複数の自在キャス
タと、一端側中央に設けられた実質上矩形の凹部と、該
一端から該台車側の他端に向けて上方に傾斜して延びる
傾斜上面及び該傾斜上面の上端から該台車方向に水平に
延びる水平上面とにより規定された上面と、該凹部を挟
んだ位置における該上面において該一端から該他端まで
実質上直線状に延びるように設けられた一対の案内部材
と、該他端の上端部において該水平上面に続いて該台車
方向に突出するよう設けられた上補助プレートと、該凹
部を挟んだ該一端の各々の上端部において該傾斜上面に
続いて該台車方向と反対方向に突出するよう設けられた
下補助プレートと、一側部から上方に延びるよう設けら
れた移動用のハンドルとを含み、 該上補助プレートは、その一端が該補助台車本体の該他
端に旋回自在に支持されると共に、その下面が該台車の
上面の上方に間隔を置いた上昇位置と、該下面が該台車
の該上面に接触乃至近接する下降位置との間を移動自在
であり、該上補助プレートは偏倚手段により常時該上昇
位置に位置付けられると共に該偏倚手段の付勢力に抗し
て該下降位置に位置付けられたとき上面が該水平上面と
実質上同一面上に位置付けられ、 該下補助プレートの各々は、それぞれの一端が該補助台
車本体の該一端に旋回自在に支持されると共に、それぞ
れの他端が床面の上方に間隔を置いた上昇位置と、該他
端が該床面に接触する下降位置との間を移動自在であ
り、該下補助プレートの各々は、偏倚手段により常時該
上昇位置に位置付けられると共に該偏倚手段の付勢力に
抗して該下降位置に位置付けられたとき各々の上面が該
傾斜上面と実質上同一面上に位置付けられるよう構成さ
れたことを特徴とする移載用補助台車、が提供される。
〈具体例〉 以下、添付図面を参照して、本考案に従って構成された
補助台車の一具体例について説明する。
第1図乃至第3図において、図示の補助台車は全体を番
号2で示す補助台車本体を具備している。補助台車本体
2は略矩形状であり、その一部、第2図においても右端
部中央に矩形状の凹部4が設けられている。補助台車本
体2は略コ字状の底壁6(第3図)を有し、この底壁6
の端部には側壁8a乃至8h(第1図)が設けられ、これら
側壁8a乃至8hの上端に上壁10が設けられている。この底
壁6の4角部には、任意の方向に方向転換可能なキャス
タ9が設けられている(第3図に2個示す)。上壁10の
上面は、第1図及び第3図に示す通り、第1図において
下から上、また第2図及び第3図において右から左に向
けて上方に傾斜して延びる傾斜上面12aと傾斜上面12aの
上端から略水平に延びる水平上面12bによって規定され
ている。
補助台車本体2の上面には、幅方向(第1図において左
右方向、第2図において上下方向、また第3図において
紙面に垂直な方向)に間隔を置いて一対の案内部材14及
び16が配設されている。片方の案内部材14は補助台車本
体2の一側端部に配設され、その上面の一端(第1図に
おける下端、第2図及び第3図における右端)から上記
上面の他端(第1図における上端、第2図及び第3図に
おける左端)まで直線状に延びている。また、他方の案
内部材16は補助台車本体2の他側部に配設され、案内部
材14と同様に、補助台車本体2の上面一端からその他端
まで直線状に延びている。案内部材14及び16は、夫々、
補助台車本体2の上面から実質上垂直上方に突出する案
内部14a及び16aを有し、これら案内部14a及び16aは案内
部材14及び16の一端からそれらの他端まで実質上所定高
さで延びている。
具体例では、複写機のフレーム体20の如き移載物は、次
の通りに補助台車本体2の上面に位置付けられる。例え
ば、フレーム体20の底壁下面の4角部に任意の方向に方
向転換可能な4個のキャスタ22(第2図において前部の
2個を示し、第3図において片側の2個を示す)が設け
られている場合には、フレーム体20の片側に配設された
2個のキャスタ22が案内部材14の案内部14aの外側に位
置付けられ、フレーム体20の他側に配設された2個のキ
ャスタ22が他方の案内部材16の案内部16aの外側に位置
付けられる(第2図)。尚、フレーム体20に装着された
4個のキャスタのうち前部の2個が任意の方向に方向転
換可能で後部の2個が方向転換不可な場合でも、上述と
同様に位置付けられる。そして、フレーム体20がかく位
置付けられることに関連して、更に次の通り構成されて
いる。即ち、案内部材14及び16の案内部14a及び16aにお
ける一端部(第2図及び第3図においても右端部)の各
々が、夫々、内側に直線状に傾斜している。かく構成す
ることによって、補助台車本体2の一端における案内部
14a及び16a間の間隙が他の部分よりも幾分小さくなり、
それ故にフレーム体20のキャスタ22を案内部14a及び16a
の外側に容易に位置付けることができる。また、補助台
車本体2の傾斜上面12aの上部における案内部14a及び16
aの配設部位の外側には、接触防止用突起部24及び26が
設けられている。突起部24及び26は比較的薄いブロック
片等から構成することができ、それらの上面は、傾斜上
面12aの上方にて上記傾斜上面12aと実質上平行に延びる
中間持上面、傾斜上面12aから上記中間持上面の一端ま
で延びる下傾斜面及び上記中間持上面の他端から傾斜上
面12aまで延びる上傾斜上面によって規定されている。
かかる突起部24及び26の上面を幾分上方に突出する弧状
にすることもできる。かく突起部24及び26を設けること
によって、後述する如くフレーム体20の前部に配設され
ているキャスタ22が台車(後述する)に移載されたとき
にその後部に配設されているキャスタ22が突起部24及び
26に乗上げるようになり、かくしてフレーム体20の後部
が幾分持上げられ、フレーム体20の底壁が案内部材14及
び16に接触することが回避される。尚、フレーム体20の
案内部材14及び16の接触が全く生じないときには、これ
ら突起部24及び26を省略することもできる。図示の例で
は、フレーム体20のキャスタ22を案内部14a及び16aの外
側に位置付けているが、これに代えて、キャスタ22の案
内部の内側に位置付けるようにしてもよい。かく構成し
た場合には、各案内部の一端部を外側に傾斜せしめるの
が好ましく、また突起部は案内部の内側の所定部位に設
ける必要がある。
補助台車本体2の他端部には、フレーム体20を台車28
(第2図、第3図参照)に導くための上補助プレート30
が配設されている。第4図及び第5図をも参照して、上
補助プレート30は細長い矩形状のプレートから構成さ
れ、その長手方向の長さは補助台車本体2の全幅に実質
上対応している。具体例では、上補助プレート30の一側
部には、長手方向に間隔を置いて一対のブラケット32が
設けられている(第4図では、理解を容易にするため
に、上補助プレート30は表裏を逆にして示している)。
また、補助台車本体2の側壁8aの上端にも幅方向に間隔
を置いて一対のブラケット34が設けられており、これら
ブラケット32及び34を貫通して軸部材36を装着すること
によって、上補助プレート30が旋回自在に装着されてい
る。軸部材36には、偏倚手段を構成する捩りコイルばね
37(第5図)が装着され、このコイルばね37の一端部が
上補助プレート30に係止され、その他端部が補助台車本
体2の側壁8aに係止されている。このコイルばね37は、
上補助プレート30を上方に、即ち第3図において時計方
向に弾性的に偏倚せしめる。側壁8aの上端部には、更
に、上補助プレート30が第3図に実線で示す上昇位置を
越えて時計方向に旋回するのを阻止する一対の阻止片38
が設けられている。従って、上補助プレート30は、通常
その下面が一対の阻止片38に当接することによって上記
上昇位置に弾性的に保持され、かかる状態においては、
捩りコイルばね37の弾性偏倚作用に抗して第3図におい
て反時計方向に回動することが許容される。
補助台車本体2の側壁8aの下部には、更に、例えばゴム
から形成することができる弾性片40が配設されている。
弾性片40は補助台車本体2の幅方向に間隔を置いて2個
設けられており、台車28に衝突した際の衝撃を緩衝す
る。また、側壁8aの下部の一対の弾性片40間の部位に
は、係合爪部材42が設けられている。係合爪部材42はそ
の先端部に略U字状の爪部42aを有する。
補助台車本体2の一端部には、フレーム体20を例えば床
面44(第3図)から補助台車本体2に導くための下補助
プレート46が設けられている。具体例では、補助台車本
体2の一端部における幅方向中央部に凹部4が形成さ
れ、その幅方向両側部が第2図及び第3図において右方
に突出しており、従って、下補助プレート46は補助台車
本体2の上述する如く突出する一端部に夫々配設されて
いる。尚、補助台車本体2に凹部4を設けない場合に
は、上補助プレート3と同様に、補助台車本体2の実質
上全幅に渡って延びる下補助プレートをその一端部に配
設するようにしてもよい。各下補助プレート46は矩形状
のプレート部材から構成され、明確に図示していない
が、上補助プレート30と実質上同様にして補助台車本体
2に装着されている。即ち、下補助プレート46の一側部
には長手方向に間隔を置いて一対のブラケットが設けら
れ、また補助台車本体2の側壁8c及び8g(第1図)の上
端部にも間隔を置いて一対のブラケットが設けられ、こ
れら対応するブラケットを通して軸部材を装着すること
によって、各下補助プレート46が旋回自在に装着されて
いる。各軸部材には偏倚手段を構成する捩りコイルばね
が装着され、各コイルばねの一端部が対応する下補助プ
レート46に係止され、その他端部が対応する側壁8c及び
8gに係止されている。コイルばね下補助プレート46を上
方に、即ち第3図において反時計方向に弾性的に偏倚せ
しめる。側壁8c及び8gには、更に、下補助プレート46が
第3図に実線で示す上昇位置を越えて反時計方向に旋回
するのを阻止する阻止片が設けられている。従って、下
補助プレート46は上記阻止片に当接することによって、
上記上昇位置に弾性的に保持され、かかる上昇位置にあ
るときには、その下端(第3図において右端)は床面44
から幾分離れて(間隔を置いて)その上方に位置する。
それ故に、補助台車本体2を移動せしめても下補助プレ
ート46が床面44に接触乃至衝突することが確実に防止さ
れる。そして、この状態においては、捩りコイルばねの
弾性偏倚作用に抗して下補助プレート47が第3図におい
て時計方向に回動することが許容される。
補助台車本体2には、更に、移動用ハンドル48が設けら
れている。具体例では、側壁8hには取付部材50(第2
図)が装着され、この取付部再50に略U字形のハンドル
48の両端が固定されている。ハンドル48は斜め上方に延
び、その上端には把持部48aが設けられている。
かかる補助台車本体2は、例えば第2図及び第3図に示
す台車28にフレーム体20を移載する際に好都合に用いる
ことができる。台車28は組立ラインに沿って例えば矢印
54で示す方向に移動され、組立作業時等においては駆動
を解除して係止できるようになっている。図示の台車28
は、フレーム体20が位置付けられる台車本体56を備えて
いる。台車本体56の上面は実質上水平に延びており、上
記上面には間隔を置いて一対の案内部材58及び60が配設
されている。案内部材58及び60は補助台車本体2の案内
部材14及び16に対応して配設され、台車28と補助台車本
体2を第2図及び第3図に示す所定の位置関係に保持す
ると、案内部材58及び60と案内部材14及び16は補助台車
本体2の幅方向に整合する。また、台車28の上面までの
高さは補助台車本体2の他端部における上面、即ち水平
上面12bまでの高さと実質上等しくなっている。従っ
て、第3図に示す通り、上記位置にあるときには、上補
助プレート39は台車28の上面から幾分離れて(間隔を置
いて)その上方に位置し、かくして補助台車本体2を台
車28に近づける際にも上補助プレート30が台車28に接触
乃至衝突することが確実に防止される。この台車28の側
壁(補助台車本体2を第2図及び第3図に示す如く接触
せしめた際にその側壁8aと対向する側壁)には、また、
係止用の開口(図示せず)が形成されている。補助台車
本体2を台車28に接触乃至近接せしめると、補助台車本
体2に設けられた係合爪部材42を上記開口に解除自在に
係止せしめることができ、かかる係止状態においては補
助台車本体2は台車28に牽引されてこれと一体に矢印54
で示す方向に移動されるようになる。
次に、主として第2図及び第3図を参照して、上記補助
台車本体の作用効果について説明する。
フレーム体20を台車28の上面に位置付けるには、まず、
移動用ハンドル48を操作して補助台車本体2を第2図及
び第3図に示す如く台車28に接触乃至近接せしめ、案内
部材14及び16と案内部材58及び60を所要の通り整合せし
める。尚、補助台車本体2と台車28の位置付けを容易に
するために、相互に整合するように、両上面に特定色
(例えば白色等)を施す、又は両上面に色テープを貼付
けるようにしてもよい。そして、台車28の移動に伴って
補助台車本体2も移動させる場合には、補助台車本体2
の係止爪部材42を台車28の係止用開口(図示せず)に係
止させる。
次いで、床面44上に位置しているフレーム体20を第3図
に示す如く補助台車本体2の上面に位置付ける。かかる
位置付けに関して、次の点が注目される。即ち、フレー
ム体20の前部(又は後部)のキャスタ22が対応する下補
助プレート46の上面に作用すると、下補助プレート46は
フレーム体20の自重によって捩りコイルばね37の偏倚作
用に抗して下方に、即ち第3図において時計方向に旋回
され、その下端が床面44に当接することによって第3図
に二点鎖線で示す下降位置に保持される。かかる下降位
置においては、各下補助プレート46の上面は床面44から
補助台車本体2の傾斜上面12aの一端まで実質上直線状
に傾斜して延び、かくしてフレーム体20のキャスタ22を
床面44から傾斜上面12aに容易に導くことができる。
上述した如く補助台車本体2上に位置付けると、フレー
ム体20の片側のキャスタ22は案内部材14の案内部14aの
外側に位置し、またその他側のキャスタ22は他方の案内
部材16の案内部16aの外側に位置し、これらキャスタ22
は案内部14a及び16aに案内されて傾斜上面12a及び水平
上面12b上を台車28に向けて移動される。
しかる後に、かかるフレーム体20を補助台車本体2から
台車28に位置付ける。この位置付けに関連しても次の点
が注目される。即ち、フレーム体20の前部(又は後部)
のキャスタ22が上補助プレート30の上面に作用すると、
上補助プレート30はフレーム体20の自重によって捩りコ
イルばね37の偏倚作用に抗して下方に、即ち第3図にお
いて反時計方向に旋回され、その下面が台車28の上面に
当接することによって第3図に二点鎖線で示す下降位置
に保持される。(尚、上補助プレート30が直接台車28の
上面に当接するように、かかる当接部位には案内部材58
及び60は存在しない)。下降位置においては、上補助プ
レート30の上面は補助台車本体2の水平上面12bから台
車28の上面まで実質上水平に延び、かくしてフレーム体
20のキャスタ22を補助台車本体2の水平上面12bから台
車28の上面に容易に導くことができる。また、補助台車
本体2に凹部4が設けられている故に、作業者はこの凹
部4を通して床面を踏み、この凹部4内に立つことがで
き、このことによってもフレーム体20を容易に台車28上
に位置付けることができる。
フレーム体20を台車28の上に位置付けると、容易に理解
される如く、フレーム体20の片側のキャスタ22は案内部
材58の外側に位置し、またその他側のキャスタ22は他方
の案内部材60の外側に位置し、キャスタ22は案内部材58
及び60に案内されて所定の位置に位置付けられる。
以上の通りであるので、上述の補助台車を用いることに
よって、キャスタ22を備えるフレーム体20を台車28上に
容易に且つ安全に移載することができ、従来に比して作
業性及び安全性を著しく向上させることができる。
以上、本考案に従って構成された補助台車の一具体例に
ついて説明したが、本考案はかかる具体例に限定される
ものではなく、本考案の範囲を逸脱することなく種々の
変形乃至修正が可能である。
例えば、必要に応じて、上補助プレート30の上面に、案
内部材14及び16から案内部材58及び60にキャスタ22を導
くための一対の補助案内部材を設けるようにしてもよ
い。また、同様に、下補助プレート46の上面に、床面44
から案内部材14及び16に向けてキャスタ22を案内する補
助案内部材を設けるようにしてもよい。
〈考案の効果〉 本考案によれば、次のような効果が達成される。
(1) 補助台車本体は、一端から台車側の他端に向け
て上方に傾斜して延びる傾斜上面及び傾斜上面の上端か
ら台車方向に水平に延びる水平上面とにより規定された
上面と、凹部は挟んだ位置における上面において一端か
ら他端まで実質上直線状に延びるよう設けられた一対の
案内部材とを備えているので、移載物のキャスタを傾斜
上面及び水平上面に沿って台車の方向に容易かつ円滑に
導くことができる。
(2) 上補助プレートは偏倚手段により常時該上昇位
置に位置付けられ、この上昇位置において、上補助プレ
ートはその下面が台車の上面の上方に間隔を置いた状態
にあるので、補助台車本体を台車に接近させる際、上補
助プレートが台車に接触乃至衝突することが確実に防止
される。
(3) 上補助プレートは、偏倚手段の付勢力に抗して
下降位置に位置付けられたとき上面が水平上面と実質上
同一面上に位置付けられ、この下降位置において、上補
助プレートは台車の上面に接触乃至近接するので、移載
物のキャスタを水平上面から台車の上面に容易かつ円滑
に導くことができる。
(4) 下補助プレートの各々は、偏倚手段により常時
上昇位置に位置付けられ、この上昇位置において、下補
助プレートの各々の他端は床面の上方に間隔を置いた状
態にあるので、補助台車本体の移動の際、下補助プレー
トの各々の他端が床面に接触乃至衝突することが防止さ
れ、円滑な移動が保証される。
(5) 下補助プレートの各々は、偏倚手段に付勢力に
抗して下降位置に位置付けられたとき各々の上面が傾斜
上面と実質上同一面上に位置付けられ、この下降位置に
おいて、下補助プレートの各々の他端は床面に接触する
ので、移載物のキャスタを床面から傾斜上面に容易かつ
円滑に導くことができる。
(6) 補助台車本体は一端側中央に設けられた実質上
矩形の凹部を備えているので、移載物を台車の上面に移
動させる作業を容易かつ安全に行なうことができる。
(7) 補助台車本体は、複数の自在キャスタと移動用
のハンドルとを備えているので、これらを利用すること
により、きわめて容易に、補助台車本体を任意の方向に
移動させることができる。
(8) 前記(1)〜(7)を総合すると、複写機の如
き製品の組立作業において、比較的小型あるいは比較的
大型にかかわらず、複写機のフレーム体の如き移載物を
床面から台車の上面に位置付ける移載作業を、容易かつ
円滑に、しかも安全に遂行することを可能とするもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に従う補助台車の一具体例を示す斜視
図。 第2図は、第1図に示す補助台車の平面図。 第3図は、第1図に示す補助台車の側面図。 第4図は、第1図の補助台車の他端部を一部分解して示
す分解斜視図。 第5図は、第1図の補助台車における上補助プレートの
装着部位を拡大して示す拡大側面図。 2……補助台車本体 12a……傾斜上面 12b……水平上面 14及び16……案内部材 20……フレーム体 28……台車 30……上補助プレート 40……弾性片 42……係合爪部材 46……下補助プレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 石井 誠一 大阪府大阪市東区玉造1丁目2番28号 三 田工業株式会社内 (72)考案者 田中 丈二 大阪府大阪市東区玉造1丁目2番28号 三 田工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭56−137989(JP,U) 実開 昭59−182460(JP,U) 実公 昭45−22829(JP,Y1)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】移載物を台車に載せるための移載用補助台
    車にして、該台車に接触乃至近接して位置付けられる実
    質上矩形の補助台車本体を具備し、 該補助台車本体は、底部に設けられた複数の自在キャス
    タと、一端側中央に設けられた実質上矩形の凹部と、該
    一端から該台車側の他端に向けて上方に傾斜して延びる
    傾斜上面及び該傾斜上面の上端から該台車方向に水平に
    延びる水平上面とにより規定された上面と、該凹部を挟
    んだ位置における該上面において該一端から該他端まで
    実質上直線状に延びるよう設けられた一対の案内部材
    と、該他端の上端部において該水平上面に続いて該台車
    方向に突出するよう設けられた上補助プレートと、該凹
    部を挟んだ該一端の各々の上端部において該傾斜上面に
    続いて該台車方向と反対方向に突出するよう設けられた
    下補助プレートと、一側部から上方に延びるよう設けら
    れた移動用のハンドルとを含み、 該上補助プレートは、その一端が該補助台車本体の該他
    端に旋回自在に支持されると共に、その下面が該台車の
    上面の上方に間隔を置いた上昇位置と、該下面が該台車
    の該上面に接触乃至近接する下降位置との間を移動自在
    であり、該上補助プレートは偏倚手段により常時該上昇
    位置に位置付けられると共に該偏倚手段の付勢力に抗し
    て該下降位置に位置付けられたとき上面が該水平上面と
    実質上同一面上に位置付けられ、 該下補助プレートの各々は、それぞれの一端が該補助台
    車本体の該一端に旋回自在に支持されると共に、それぞ
    れの他端が床面の上方に間隔を置いた上昇位置と、該他
    端が該床面に接触する下降位置との間を移動自在であ
    り、該下補助プレートの各々は、偏倚手段により常時該
    上昇位置に位置付けられると共に該偏倚手段の付勢力に
    抗して該下降位置に位置付けられたとき各々の上面が該
    傾斜上面と実質上同一面上に位置付けられるよう構成さ
    れたことを特徴とする移載用補助台車。
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