JP4336782B2 - 運搬用台車 - Google Patents

運搬用台車 Download PDF

Info

Publication number
JP4336782B2
JP4336782B2 JP18529099A JP18529099A JP4336782B2 JP 4336782 B2 JP4336782 B2 JP 4336782B2 JP 18529099 A JP18529099 A JP 18529099A JP 18529099 A JP18529099 A JP 18529099A JP 4336782 B2 JP4336782 B2 JP 4336782B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
caster
brake
floor
floor panel
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP18529099A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001010501A (ja
Inventor
俊安 石井
Original Assignee
ヤマト・インダストリー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヤマト・インダストリー株式会社 filed Critical ヤマト・インダストリー株式会社
Priority to JP18529099A priority Critical patent/JP4336782B2/ja
Publication of JP2001010501A publication Critical patent/JP2001010501A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4336782B2 publication Critical patent/JP4336782B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Handcart (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、フレーム下面に6つのキャスターを有する運搬用台車に関する。
【0002】
【従来の技術】
床フレームの四隅にキャスターを取り付け、更に中央部に1対のキャスター取付けて、搬送中の直進性を高めたいわゆる6輪台車が知られている。これらの台車では、中央部のキャスターを昇降可能とし、非搬送時に中央部のキャスターを4隅のキャスターり上方に位置させ、4隅のキャスターのみにより接地して台車の小回り性能を高めた工夫が成されている(特開平10−305705号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記中央部が昇降するキャスターを使用した台車では、中央部のキャスターは、昇降するキャスター付近のレバー操作で昇降を制御させており、床フレーム上で、腰をかがめて操作しなければならない問題点があった。また、車輪のブレーキは、個々のキャスターのに取り付けられており、対応する1対のキャスターを夫々操作しなければならなかった。
【0004】
また、従来の台車では、床フレームに設けた1本の受筒型に、側面パネルの1本の支柱を嵌挿して着脱する構造であり、走行時の側面パネルの安定性が保てない場合もある問題点ががあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
然るにこの発明では、床フレームに回動自在に床パネルを取り付け、床パネルの起伏により第二キャスターの昇降操作レバーを操作したので、前記問題点を解決した。また、床フレーム端部に設けたペダル操作部により、第二キャスターの車輪のブレーキを操作するので、更に、床フレームに固定した横支持材の両端部に側面パネルの柱材を受ける縦受材を固定したので、前記各問題点を解決した。
【0006】
即ちこの発明は、側面パネルを立設した床フレームの四隅に第一キャスターを設けると共に、該床フレームの中間部に1対の昇降自在の第二キャスターを設け前記床フレームに床パネルを載置してなる6輪の台車において、以下のような要件を総て具備したことを特徴とする運搬用台車である。
(1) 前記第二キャスターは、操作軸の回動により上昇位置及び下降位置をとることができように形成し、
(2) 前記操作軸に操作突板の基端部を固着し、該操作突板の先端片は、第二キャスターの下降位置で略水平状態にあり、第二キャスターの上昇位置で前記床フレームより上方に突出するように形成し、
(3) 前記床パネルを、一端の軸を中心に回動して起伏可能に床フレームに取り付け、
(4) 前記床パネルの下面に前記操作突板の回動を案内できる操作案内具を設け、
(5) 前記床パネルの伏状態で前記第二キャスターが下方位置にあり、床パネルの起状態で前記第二キャスターが上方位置にあるように前記操作案内具及び前記操作突板を構成し、
(6) 前記操作案内具及び操作突板は、前記床パネルを伏状態から起状態に起こす際に、前記操作案内具が前記操作突板の先端片に係止して前記操作突板を引き起こし、前記操作軸を回動して前記第二車輪を上昇位置とさせることができるように構成し、かつ
(7) 前記操作案内具及び操作突板は、前記床パネルを起状態から伏状態にするに従って、前記操作案内具が前記操作突板に当接して、前記操作突板の先端片を略水平に位置させ、前記操作軸を回動させ、前記第二車輪を下降位置とすることができるように構成した。
【0007】
前記において、床フレーム端部に設けたペダル操作部により、ブレーキ操作具を介して、第二キャスターの車輪のブレーキを操作することを特徴とする運搬用台車である。また、ペダル操作部は、ブレーキを作動させるONペダル片と、ブレーキを解除するOFFペダル片と並列して、第一基板又は第二基板に設けてなり、ブレーキ操作具をフレーム基材の両パイプ間に配置した運搬用台車である。
【0008】
また、前記において、床フレームは、並列したパイプからなるフレーム基材の両端部に、両端部に第一キャスターを夫々固定した第一基材、第二基材を取付け、前記フレーム基材の中間部に、両端部に第二キャスターを設けてなる昇降キャスターユニットを取り付けて、平面「王」字状の床フレームを構成し、前記フレーム基材の下面より下方に、第一第二基板及び昇降キャスターユニットの上面を位置させたことを特徴とする運搬用台車である。また、床フレームの操作突板、床パネルの操作案内具を床フレームのパイプ間に配置した運搬用台車である。
【0009】
また、前記において、ブレーキ操作具は、フレーム基材間に配置され、フレーム基材方向に摺動するブレーキ操作基材の一端をペダル操作部に連結し、該ブレーキ操作基材の他端を昇降キャスターユニット内に配置したブレーキ操作横材の中央部に連結し、該ブレーキ操作横材の両端部を、第二キャスターのブレーキ片に夫々連結した運搬用台車である。
【0010】
また、前記において、キャスターを固定した第一第二基板上の中央部に短い柱材を立設し、該短い柱材の側面にフレーム基材の端縁を固定すると共に、前記短い柱材の上端に、前記基板平行な横支持材の中央部を固定し、該横支持材の両端部に、側面パネルの柱材を受ける受縦材を固定した運搬用台車である。また、前記において、第一基板第二基板の下面中央部に保護材を固定し、該保護材の下面と昇降キャスターユニットの下面とを同一高さに形成した運搬用台車である。
【0011】
【発明の実施の形態】
並列したパイプからなるフレーム基材の両端部に、両端部に自在式の第一キャスターを夫々固定した第一基材、第二基材を夫々取付ける。フレーム基材の中間部に、両端部に第二キャスターを設けてなる昇降キャスターユニットを取り付けて、平面「王」字状の床フレームを構成する。フレーム基材の下面より下方に、第一第二基板及び昇降キャスターユニットの上面を位置させてある。床フレームの第一基材、第二基材上に側面パネルを着脱自在に立設する。床フレームに載置した床パネルを、第一基材側の軸を中心に回動して起伏自在に取り付けて6輪の運搬用台車を構成する。
【0012】
床パネルの下面に設けた操作案内具により、床パネルの伏状態で前記第二キャスターが下方位置にあり、床パネルの起状態で前記第二キャスターが上方位置にあるように、昇降キャスターユニットに昇降操作レバーが取付けてある。
【0013】
また、フレーム基材間に配置され、フレーム基材方向に摺動するブレーキ操作基材の一端が、第一基材に設けたペダル操作部に連結されている。ブレーキ操作基材の他端を昇降キャスターユニット内に配置したブレーキ操作横材の中央部に連結され、ブレーキ操作横材の両端部が、第二キャスターのブレーキ片に夫々連結されている。以上のブレーキ操作具により、ペダル操作部のON、OFF操作で、第二ユニットの回動を制御する。
【0014】
【実施例1】
図面に基づきこの発明の実施例を説明する。
【0015】
(1)床フレーム70の構成
【0016】
所定間隔を開けて並列した2本の角パイプ1、1からなるフレーム基材2の両端部下面3に、下面両端部に自在キャスター6、6を取り付けた第一基板7、第二基板8の上面9、9を夫々固定する。また、前記フレーム基材2の中央部に、前記基板7、8と並列して昇降キャスターユニット10を固定して、床フレーム70を構成する。前記フレーム基材2、第一第二基板7、8、昇降キャスターユニット10とで、平面略「王」字状に形成される(図3、4)。
【0017】
前記第一第二基板7、8の上面9、9、昇降キャスターユニット10の上面11とフレーム基材2の下面3との間は所定距離を空けて固定され、フレーム基材2の下方に、他の台車の昇降キャスターユニット10、第一第二基板7、8が通過できるように形成されている。
【0018】
また、前記第一第二基板7、8には下方に突出した断面U字状の保護材117が固定されている。
【0019】
(1−a) 昇降キャスターユニット10
【0020】
前記昇降キャスターユニット10は、下方に開口を有する「リップ溝型鋼」状の本体12の両端部に、断面を塞ぐように2枚の塞ぎ板13、13を、夫々嵌挿固定する。前記塞ぎ板13は、下端部が前記本体12の開口より下方に膨出した突出部14が形成されている。また、前記本体12の中央部上面には操作開口15が穿設されている。前記本体12の下面12aは、前記第一第二基板7、8の保護材117の下面118と同一高さで構成されている(図3)。
【0021】
両側の塞ぎ板13、13間に、車輪23を軸止した車軸受16、16を夫々配置し、該車軸受け16の上部一側端部の軸25を介して回動自在に塞ぎ板13、13に取り付けられている。前記車軸受16は、車軸22を軸止した受板17、17の上端部を結ぶように「く」字状に屈曲した制動板18が連接されている。制動板18は軸側の斜面19と他側の斜面20とかなる「く」字状に屈曲した形状となっており、斜面19、20間を底部21とする。車軸受け16の受板17の他側(軸の他側)にピン27を横方向に突設して、該ピン27は塞ぎ板13の円弧状の長孔26内に位置している。前記車軸受け16は前記軸25を中心にして、前記長孔26内でピン27に案内されて回動する。また、車軸受け16はバネ(図示していない)により、車輪23が上昇位置となる方向に付勢されている。
【0022】
また、前記本体12内の略中央部に本体12に沿って、前記塞ぎ板13、13を貫通して角棒状の操作軸29が取付られ、該操作軸29の両端部に前記制動板18を操作するカム30、30が夫々固定されている。前記カム30の先端にローラー31が取り付けられている。
【0023】
前記カム30のローラー31が制動板18の底部21に位置した状態で、他側の斜面20は略水平に配置され、車軸受け16のピン27は長孔26の下縁に当接して、車輪23は下降位置にある。
【0024】
また、この状態で、操作軸29(カム30の軸)と車輪23の軸22を結ぶ線120より、車軸受け16の軸25側にあるので、バネに抗して、現状の車軸受け16の位置が保持される(図12(a))。
【0025】
また、操作軸29を矢示121方向に回動するとカム30が回動して、カム30のローラー31は斜面20を底部21から先端側に移動する。ローラー31が、車輪23の軸22を結ぶ線120を越えたところで、バネにより車軸受け16が付勢されているので、カム30のローラー31を更に斜面20を先端側に移動させ、操作軸29が約90度回動したところで、車軸受け16のピン27は長孔26の上縁に当接して、車輪23は上昇位置にある(図12(b))。
【0026】
また、図1(b)の車輪23が上昇した状態から逆に、矢示122方向に回動すると、バネに抗して、ローラー31が斜面20を底部21側に移動しながら車軸受け16を徐々に回動させ、ローラー31が前記線120を越えたところで、ローラー31は底部21に当接して、前記のように車輪23は下降位置を保つ(図12(a))。
【0027】
また、前記操作軸29の略中央部には、操作軸29の回動を操作する操作突板32の基端部が固着されている。前記操作突板32は、板材を屈曲して、先端片33と基端片35との2片が直角より若干小さな角度で配置された一体形状であり、先端片33の中間部に略直角に補助突板36が突設されている。前記車輪23が下降状態で操作突板32の先端片33は略水平に位置し、補助突板36は略鉛直上方に向いている(図12(a)。また、車輪23が上昇位置で、操作突板32の先端片33は略鉛直上方の位置にあり、補助突板36は略水平位置にある(図12(b))。また、前記操作突板32は、フレーム基材2の角パイプ1、1間に位置し(図8(a))、前記上向した位置で角パイプ1より上方に突出できるようになっている(図12(b))。
【0028】
前記車軸受16の受板17、17間で、前記軸25の下方位置に前記軸25(車軸23)と平行に、ブレーキ作動杆39を軸止する。前記昇降キャスターユニットの両側の車輪23、23に対応して夫々前記ブレーキ作動杆39が取り付けられている。前記ブレーキ作動杆39の内側(角パイプ1側)は略直角に屈曲された屈曲部39aが形成されている。また、前記ブレーキ作動杆39の車輪23に対応した位置に放射状の突起40を有し、ブレーキ作動杆39の回動により、突起40が車軸受け16に固定されたブレーキ片41を、車輪23の外周に押圧して車輪23の回動を止めることができる(図9)。前記ブレーキ片41の基端部は前記車軸受け16の斜面20の先端側に固定され、ブレーキ片41の先端部には車輪23に当接する摩擦凸部42を有する。またブレーキ片41はバネ性を有する材料からなり、常時は、摩擦凸部42が車輪23に当接しない方向に付勢されている。
【0029】
(1−b)ブレーキ機構
【0030】
横方向に配置した棒材の両端部に、上下に中空部を向けた丸パイプ38a、38aを固着してブレーキ操作横材38を構成する。前記昇降キャスターユニット10の本体12内で、前記両車軸受け16、16間に、前記ブレーキ操作横材38を配置し、該ブレーキ操作横材38の丸パイプ38a、38a内に、ブレーキ片41を操作する前記ブレーキ作動杆39の屈曲部39aを夫々摺動自在に挿入する(図9(a)、図10)。即ち、両側の車輪23、23に対応したブレーキ作動杆39、39は、前記ブレーキ操作横材38により連結されている。
【0031】
次に、床フレーム70のフレーム基材2に沿って(各パイプ1、1間に)、前記昇降キャスターユニット10と第二基板8との間に、ブレーキ操作基材43を配置する。前記ブレーキ操作基材43は、その基端部に位置する第二基板8側のペダル操作部61の操作により、フレーム基材2に沿って摺動して、その先端部に連結される前記ブレーキ操作横材38を操作できるように形成されている。
【0032】
前記ブレーキ操作基材43は、前記ペダル操作部61と当接する第一部材44と、ブレーキ操作横材38に連結する第二部材49とを連結して構成される(図8)。前記第一部材44は、管材45のペダル操作部61側に、縦に配置した操作板46を固定してなり、該操作板46は中央部(高さ方向)に横方向の切り欠き48が形成されている。
【0033】
前記第二部材49は、縦に配置した連結板50の一面(第一部材44側)に前記第一部材44の管材45に嵌挿できる連結棒51を突設し、他面に、平面U字状の棒材52の開放端53を固着してなる。前記平面U字状の棒材52の閉塞側は略鉛直に屈曲されて下方屈曲部54を形成し、該下方屈曲部54の下縁に断面逆U字状の逆U状操作部55を固着する。また、前記第二部材49の下方屈曲部54は昇降キャスターユニット10の本体12の操作開口15を貫通して、逆U状操作部55の操作溝56が前記ブレーキ操作横材38の中央部に遊嵌している。また、平面U字状の棒材52の中央開口部に操作突板32が配置され、前記操作突板32の起伏に支障がないように配置されている(図8(a))。
【0034】
また、前記第一部材44は、フレーム基材2の角パイプ1、1間に架設した補強板57、57貫通孔58、58内に遊嵌され、角パイプ1方向に摺動自在に配置され、第一部材44の管材45内に、第二部材部材49の連結棒51が嵌挿され、ピン59により固定連結されている。従って、ブレーキ操作基材43の第一第二部材44、49、ブレーキ操作横材38は、着脱自在に組み合わされている。
【0035】
また、ブレーキ操作基材43は、第二基板8(ペダル操作部61)側の補強板57と操作板46との間に嵌装したバネ60により、常にペダル操作部61側に付勢され、ブレーキが作用していない状態(車輪23が回転する状態)となっている。
【0036】
次に、前記ペダル操作部61は、帯状の板を略直角に屈曲し、内側に三角形の支持板63を固着したペダル片62、62を並列配置してなる。前記ペダル片62の帯材は上側が凸になるように配置され、ブレーキ操作基材43の操作板46側の端縁に横方向の棒材が固着され先端部が曲面状に形成され作動部64を構成し、前記帯材の他側は凸側に屈折されて踏込部65が形成されている。
【0037】
前記第二基板8上に並列して突設した縦板66、66間にペダル片62、62が並列配置され、ペダル片62、62の支持板63を貫通した軸67が前記縦板66、66に軸止され、ペダル片62、62は回動自在に取り付けれれている。前記縦板66、66間で、軸67の下方に、固定軸68が固定され固定軸68、軸67間に嵌装されたバネ69、69により、ペダル片62、62の踏込部65が常に上昇位置にあり、ペダル片62、62の作動部64が略鉛直位置にあるように付勢されている。従って、通常位置で両ペダル片62、62の作動部64は、ブレーキ操作基材43の操作板46の下端部に位置している。
【0038】
また、前記ペダル片62の一方はバネ69に抗して回動して作動部64が、操作板46に沿って上昇し、切り欠き48内に収容され、「ON」ペダル62aを構成する。また他方のペダル片62は、操作板46の切り欠きの無い側に位置し、「OFF」ペダル62bを構成する(図11(a)(b))。
【0039】
前記において、ブレーキ操作基材43を第一部材44と第二部材49とから構成し、ブレーキ操作横材38を第二部材43の逆U字状操作部55内に収容し(固定していない)、各車輪23のブレーキ片41を操作するブレーキ作動杆39の屈曲部39aをブレーキ操作横材38の丸パイプ38a内に挿入して(固定していない)構成したので、組立容易であると共に、各部材38、43、39は着脱自在であり、ブレーキ操作機能をオプション設定できる。
【0040】
(1−c)側面パネル取付部
【0041】
第一基板7の上面9中央部に、フレーム基材2の角パイプ1、1に対応して、短い角パイプ71、71を立設し、該短い角パイプ71、71の上縁に横支持パイプ72を連結固定する。該横支持パイプ72の下面74aは、前記フレーム基材2の上面4より上方に位置し、横支持パイプ72とフレーム基材2との間に、他の台車のフレーム基材2が通過できるように形成されている。
【0042】
前記横支持パイプ72の両端73、73は、第一基材7の両端と略同一位置に位置させてあり、前記横支持パイプ72の上面74の両端部に、側面パネル嵌挿用の受パイプ75、75が上方に向けて突設されている。前記横支持パイプ72の上面74で、前記受パイプ75、75より内方に床パネル80の水平軸片90(回動軸)を受ける支持筒76、76が、横支持パイプ72の長さ方向に開口を向けて固着されている。
【0043】
前記第二基板8にも同様に短い角パイプ71、71、横支持パイプ72、受パイプ75、75を固着する。前記第二基板8の横支持パイプ72の上面で、受パイプ75、75の内方に、床パネル80の係止棒96を係止する受金具77、77が突設固着されている。前記受金具77は、平面L字状の基部78の上部一縁に斜面を有する係止片79が形成されている。前記係止片79は下方に向けて傾斜し、下端部を横方向に屈曲して補強されている(図3、4、5)。
【0044】
(2)床パネル80の構成
【0045】
床パネル80は、樹脂材料などにより軽量に形成された床パネル本体81の基端82側に、クランク状の軸金具86の基端部が埋設固定され、床パネル本体81の先端83側に係止金具91の基端部が埋設固定されて、構成されている(図6、図7)。
【0046】
前記床パネル本体81は、基端82側から先端83側の全長に亘り中央部下面に、凹入部84が形成され、基端部及び先端部の下面、及び中央部の下面に、夫々膨出部85、85が形成されている。
【0047】
前記軸金具86は、床パネル本体81に埋設される基端水平材87、床パネル本体81の端面に沿って上向する中間垂直材88、先端水平材89からなり、該先端水平材89の先端には、外方に向けた水平軸片90が固着されている。前記水平軸片90は、床パネル本体81の上面より上方に位置し、かつ端面より外方に位置している。
【0048】
また、前記係止金具91は、床パネル本体81に埋設される基端水平材92、床パネル本体81の端面に沿って上向する中間垂直材93、先端水平材94からなり、該先端水平材94の下面には、断面U字状の部材が固着され、棒支持孔95が形成されている。前記両係止金具91、91の棒支持孔95、95間に係止棒96の両端部が遊嵌されている。前記係止棒95の中間部は横方向内方に屈曲した屈曲部97を有し、また係止棒96の両端部に横方向の突片98が夫々突設され、該突片98は棒支持孔95内に位置している。また、前記係止棒96は係止金具91、91の対向する縁付近に抜け防止のためのストッパー99、99が嵌装してある。従って、係止棒96が棒支持孔95内で移動して、床パネル本体81の端面から離接する方向に水平移動可能に形成され、水平移動の際に屈曲部97がほぼ水平を保つようになっている。
【0049】
また、前記凹入部84内のほぼ中央部に、前記床フレーム70の操作突板32の回動を案内できる屈曲案内具100が取り付けてある。前記屈曲案内具100は、前記床パネル80の基端側から先端側にかけて、床パネル80の底面から表面側に向けて傾斜する斜面部101、斜面部101の先端側に続く水平部102、水平部102の先端側から略直角に下方に屈曲した垂直部103、垂直部103の先端から基端側に水平に屈曲した引き起こし片104とから構成する。斜面部101、水平部102で、床パネル80の開き状態から横状態へ回動させるに従って、操作突板32、補助突板36とに当接して、操作軸29の回動を案内する。また、引き起こし片104は、床パネル80を横状態から開く状態に起こす際に、水平状態の操作突板32の先端片33を係止して引き起こす。
【0050】
また、前記床パネル80には、上下に貫通する貫通孔131、131が穿設されている(図1(b))。前記貫通孔131は、後に説明する中間棚125の貫通孔131と同様の構造であり(図16(b))、滑り止め具132が嵌挿される(図17)。
【0051】
(3)側面パネル110、112
【0052】
パイプを屈曲して柱材106、106の上端を水平連結材107で連結して門型に形成し、両柱材106、106間に水平中間材108、108を並列して架設固定し、側面パネル本体を形成する。前記パネル本体の面内で、柱材106の上端部内面側に下方に向けた係止爪109、109を突設して、側面パネル110を構成する。前記係止爪109は、下部に向けて細くなるようにテーパーに形成されて、かつ最上の水平中間材108より上方に位置している。
【0053】
また、他の側面パネル本体の最上に位置する水平中間材108に上方に向けた係止爪111を固定して側面パネル112を構成する。
【0054】
(4)中間棚125
【0055】
中間棚125は、樹脂製の本体の両側部に長さ方向ほぼ全長に亘る補強パイプ126、126を取り付けて構成する(図16(a)(b))。補強パイプ126は、両端部を板状に押し潰して形成してある。中間棚125は、両側面パネル110、112の水平中間材108、108間に架設でき、四隅部に水平中間材108に係止できるフック127、127を有する。また、中間棚125の上面側(水平中間材に架設した状態で)で、両端部に長円状の係止凹入部128、128を形成し、該係止凹入部128内の一側に透孔129を穿設し、該透孔129の形成されてない係止凹入部128の底を係止部130とする(図16(a)(c))。
【0056】
図16中131は、上面側から下面側に貫通する貫通孔であり、貫通孔131内には滑り止め具132が嵌挿される(図7)。前記滑り止め具132は、貫通孔131内に嵌挿され中間棚125の上面に臨む滑り止め面132aを有する滑り止め部と、その下面に、貫通孔131内に弾性支持又は貫通孔131の縁に弾性係止される脚部132aとからなる(図7(a)〜(d))。尚、前記床パネル80の貫通孔131も中間棚125の貫通孔131と同様の構造であり、同様に滑り止め具132が嵌挿される。
【0057】
(5)組 立
【0058】
床フレーム70の第一基板7上方の横支持パイプ72の支持筒77、77に床パネル80の基端側の軸金具86、86の水平軸片90を夫々嵌挿して、床パネル80を床フレーム70上に載置する。床パネル80先端側の係止棒96の屈曲部97が、床フレーム70の第二基板8上方の横支持パイプ72の受金具77に係止して固定される。この際、床フレーム70のフレーム基材2は、床パネル80の凹入部84内に位置する。
【0059】
また、床フレーム70の第一基板7上方の横支持パイプ72の受パイプ75、75に側面パネル110の柱材106、106の下端部を嵌装する。同様に、床フレーム70の第二基板8上方の横支持パイプ72の受パイプ75、75に側面パネル112の下端部を嵌装する。
【0060】
以上のようにして、運搬用台車115を構成する(図1、図2)。
【0061】
(6)作 動
【0062】
次に、図面に基づきこの発明の運搬用台車115の使用について説明する。
【0063】
(6−a)運搬時
【0064】
床パネル80上に荷物を載置して、搬送に使用する。この際、昇降キャスターユニット10の車輪23、23は下降状態にあり、車輪(固定)23と、第一基板又は第二基板のいずれか一方の自在キャスター6、6とで接地するので、直行性の良い搬送ができる。
【0065】
また、2台の台車115、115を並列して、パレットトラック(ローリフト)のフレーム(フォーク)119、119を差し込んで、台車115、115を運搬する際には、フレーム119は夫々第一第二基板7、8の保護材117の下面118及び昇降キャスターユニット10の本体12の下面12aに当接して、台車115、115を持ち上げる事ができるので、台車がバランスを失うことなく、かつ第一第二基板7、8を破損することもない(図15(a)(b))。
【0066】
また、荷崩れ防止用に、両側面パネル100、102の対応する柱材106、106間にベルトや各種パネルを取り付けることもできる(図示していない)。
【0067】
また、両側面パネル110、112の水平中間材108、108間に中間棚125を架設して使用することもできる(図16(a)(b))。また、中間棚125を使用しない場合には、取り外した中間棚125を側面パネル102の外面側に沿わせ、側面パネル102の係止爪111を中間棚125の透孔129から挿入して係止部129に係止することもできる(図16(c)、図1鎖線図示125)。
【0068】
また、不要であれば、受パイプ75、75から側面パネル110(112)の柱材106、106を引き抜けば、容易に側面パイプ110(112)を取り外すことができる。
【0069】
(6−b)ブレーキの作動
【0070】
荷物の積み下ろしの為や、トラック等で輸送中の移動防止の為に、ブレーキペダルの操作により、昇降キャスターユニット10の車輪23の回転を規制することができる。
【0071】
ペダル操作部61の操作片62a、62bはバネ69により踏込部65が常時上がり、作動部64が下がった状態に付勢されて、ブレーキ操作基材43の操作板46は最もペダル操作部61(第二基板8)側に位置している(図8(a)(b)、図11(b)鎖線図示46)。
【0072】
一方の操作片62a(ON)の踏込部65を足で踏めば、操作片62aは軸67廻りに回動して、操作板46はバネ(補強板57と操作板46間)に抗して矢示133方向に移動し(図11(c))、操作片62aの作動部64が操作板46の切欠き48に嵌挿され、操作板46、ペダル操作片62の位置を保持する。
【0073】
ブレーキ操作基材43の操作板46の矢示133方向への移動は、ブレーキ操作基材43(第一部材44、第二部材49)も矢示133方向に移動し、U字棒材52の下方屈曲部54を矢示133方向に移動させる(図8鎖線図示54)。下方屈曲部54の移動によりこれに固定されて逆U字状操作部55も移動し、これに遊嵌されたブレーキ操作横材38を矢示133方向に平行移動させて、車軸受け16の受板17、17に軸止されたブレーキ作動杆39の屈曲部39aを傾動させて、ブレーキ作動杆39を回転させる。ブレーキ作動杆39の回転により放状の突起40がブレーキ片41を押圧して、ブレーキ片41の摩擦凸部42を車輪23の外周24に押圧して、車輪23の回転を規制する(図9(a)、図10)。
【0074】
ブレーキを解除する際には、ペダル操作部61の他方の操作片62bの踏込部65を踏み込み、操作片62bを回動させて、作動部64で操作板46を押圧して、図11(b)の位置から若干矢示133方向に移動させれば、操作板46の切欠き48と操作片62aの係止を解除すれば、操作片62aはバネ69により初期位置の戻り、操作板46もバネにより、矢示139方向に戻る(図11(b))。ブレーキ操作基材43の矢示134方向の移動に伴い、第二基材49の下方屈曲部54、逆U字状操作部55、ブレーキ操作横材38も平行移動させる。
【0075】
これに伴いブレーキ操作横材38の丸パイプ38a、38aに遊嵌されたブレーキ作動杆39の屈曲部39aを傾動させ、ブレーキ作動杆39を回転して突起40によるブレーキ片41の押圧が解除されて、摩擦凸部42の車輪23の押圧が解除される(図9(b))。
【0076】
前記において、一般に側面パネル102(100)を握って、運搬用台車115の走行を操作するので、以上のようなブレーキの操作を、ペダル操作部61のある第二基板8(側面パネル102)の側から操作できるので、運搬用台車115の操作性を高めることができる。
【0077】
(6−c)非運搬時 ネスティング
【0078】
運搬用台車を使用しない時には、床パネル80を跳ね上げ、ネスティングして保管する。
【0079】
床パネル80の先端83側の係止棒96の屈曲部97を握り、基端82側に動かせば、棒支持孔95内の突片98に案内され、かつ、ストッパー99、99が設けられているので、係止棒96は、先端82側に平行移動する(図6)。従って係止棒96の両端部は同時に、第二基板8上の係止片79、79から外れ、屈曲部97をそのまま持ち上げれば、支持筒76、76内の水平軸90、90を中心にして床パネル80は回動する(図7、図4)。
【0080】
床パネル80の回動に従って、床パネル80の屈曲案内具100の引き起こし片104が、昇降キャスターユニット10(床フレーム70)の操作突板32の先端片33を係止して、操作突板32を回動させ、操作軸29を矢示121方向に回動させる。操作軸29の回動に従って、カム30も回動して、カム30のローラー31が、操作軸29と車軸22とを結ぶ線120と一致するようになる(図12(a)→図14)。
【0081】
更に、床パネル80を回動させれば、屈曲案内具100の引き起こし片104と操作突板32の先端片33の先端34との係止は外れるが、カム30のローラー31が前記線120を越えるので(図14)、スプリングにより、車軸受け16(車輪23)は軸25廻りに回動して、車輪23は上昇する。車軸受け16の回動に従って、車軸受け16の制動板18の斜面20の先端側に向けてローラー31が案内され、カム30と共に操作軸29は矢示121方向に回動して、操作突板32の先端片33は略垂直上方を向いた状態になる(図14→図12(b))。
【0082】
この際、車輪23は最上位置になり、その接地面は、自在キャスター6、6の接地面を結ぶ線123より上方に位置するので、運搬用台車125は自在キャスター6、6のみで接地するので、操作性の良い状態になる。
【0083】
跳ね上げた床パネル80は、係止棒96の両端部を側面パネル110の係止爪109に係止して、側面パネル110の内面に沿って保持できる(図1(a)鎖線図示80)。また、この際、床パネル80の係止金具96は、側面パネル110の面内に収容されるので、邪魔にならない。
【0084】
床パネル80を側面パネル110に重ねた状態で、一方の運搬用台車115の床フレーム70のフレーム基材2の下方を他方の運搬用台車115の昇降キャスターユニット10、第一第二基板7、8が通過できるので、床フレーム70、70のフレーム基材2、2を並列できるので、保管スペースを大幅に縮小できる。運搬用台車115を、10台で1/2.6程度、50台で1/3.4程度のネスティング効率を得られる。また、自在キャスター6、6のみで接地するので、小廻りができ、ネスティング作業がし易い。
【0085】
(6−d)非運搬時 ネスティング解除
【0086】
次に、保管状態から再度運搬状態に戻す際には、まず、床パネル80の係止棒96を押し下げ、側面パネル110の係止爪109との係止を外し、徐々に床パネル30を、水平軸片90廻りに回動させて、横にする。床パネルの回動に従って、床パネル80の屈曲案内具100が床フレーム70の昇降キャスターユニットの10の操作突板32に当接する(図12(b))。この際、操作突板32の先端片33はほぼ鉛直上方を向いており、その先端は屈曲案内具100の斜面部101に角度θ1 で当接する。
【0087】
更に、床パネル80の回動に従って、操作突板32の先端34は、屈曲案内具100の斜面部101から水平部102に当接して、操作突板32は更に傾動する(図13(a))。また、操作突板32の先端34が屈曲案内具100の水平部102の中間付近を通過した状態で、操作突板32の補助突板36が屈曲案内具100の斜面部102に当接して、引き続き操作突板32を傾動させる(図13(b))。更に、屈曲案内具100の傾斜部101続いて水平部102で操作突板32の補助突板36を押圧して、操作突板32の先端片33をほぼ水平に位置させ、初期位置に戻る(図12(a))。
【0088】
図12(b)→図13(a)→図13(b)→図12(a)の一連の操作で、床パネル80の回動(屈曲案内具100の下降)に従い、操作突板32の傾動に従って操作軸29は矢示122方向に回転し、操作軸29に固定されたカム30のローラー31は車軸受け16の斜面20を底部21側に進み、車軸受け16を軸25廻りに矢示122方向に回動させ、カム30のローラー31車軸受け16の底部21に至った状態で、初期位置に戻る(図12(a))。この状態で、ローラー31が、操作軸29と車軸22とを結ぶ線120より軸25側に位置するので、この位置が保たれる。
【0089】
前記において、屈曲案内具100が操作突板32の傾動を滑らかに案内できるためには、角θ1 はできるだけ小さく、かつ斜面部101と水平部102とが成す角θ2 ができるだけ180度に近くなるようにすることが望ましい。更に操作突板32の先端34が、斜面部101、水平部102に当接でき、かつ操作突板32及び屈曲案内具100が床パネル80の厚さ内に収容されなければならないので、実施例では、前記角θ1 は45〜60度程度としてある(図12(b))。
【0090】
(7)他の構成
【0091】
前記実施例において、ペダル操作部61は第二基板8側に設けたが、第一基板7側に設けることもできる(図示していない)。
【0092】
【発明の効果】
床パネルを、一端の軸を中心に回動して起伏可能に床フレームに取り付け、床パネルの下面に設けた操作金具により、床パネルの伏状態で第二キャスターが下方位置にあり、床パネルの起状態で第二キャスターが上方位置にあるように昇降操作レバーを操作したので、床パネルの起伏操作により、かがむことなく第二キャスターを昇降させることができ、運搬用台車の走行切替が容易にできる効果がある。また、床フレームの端部に設けたペダル操作部により第二キャスターのブレーキを操作するので、荷の上げ下ろし時、運搬用台車をトラックに積み下ろす際に、運搬用台車の走行操作から位置を変えることなく、第二キャスターの制御ができるので、運搬用台車の効率的な使用ができる効果がある。また、ペダル操作部を、並列するONペダル片とOFFペダル片とから構成すれば、更にブレーキ操作を容易にできる。
【0093】
また、平面「王」字状の床フレームとし、フレーム基材の下面より下方に、第一第二基板及び昇降キャスターユニットの上面を位置させたので、他の運搬用台車の第一第二基板及び昇降キャスターユニットが、フレーム基材の下方を通過でき、複数の運搬用台車をフレーム基材を並列してネスティングできるので、ネスティング効率の良い台車を提供できる。
【0094】
床フレームに並列したパイプからなるフレーム基材を設け、該パイプ間に床フレームの昇降操作レバー、床パネルの操作案内具及びブレーキ操作基材の各部材を配置すれば、フレーム基材から各部材が突出せず、運搬用台車の走行、運搬、ネスティング時等に各操作の障害にならず、かつ各部材が破損することを防止できる効果がある。
【0095】
また、第一第二基板上に基板に平行な横支持材を設け、横支持材の両端部に、側面パネルの柱材を受ける受縦材を固定したので、側面パネルが床フレームと一体に取り付られ、走行中、特にローリフト等で運搬用台車を持ち上げる際に側面パネルの揺れを防止して、安定走行・運搬できる効果がある。また、第一基板第二基板の下面中央部に保護材を固定し、保護材の下面と昇降キャスターユニットの下面とを同一高さに形成した場合には、ローリフト等で並列した運搬用台車を持ち上げる際に位置合わせが容易となると共に、床フレームの破損を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の運搬用台車で、(a)は正面図、(b)は平面図である。
【図2】同じく(a)は左側面図、(b)は右側面図である。
【図3】床フレームの拡大正面図である。
【図4】同じく床フレームの拡大平面図である。
【図5】同じく床フレームの拡大右側面図(キャスター省略)である。
【図6】床パネルの拡大底面図で、四隅部を破切した図である。
【図7】図6のA−A線における断面図である。
【図8】この発明の実施例のブレーキ機構を説明する図で、(a)は床パネルの一部拡大平面図、(b)は同じく一部拡大正面図である。
【図9】同じくブレーキ機構を説明する図で、キャスター周辺の一部拡大正面図で、(a)はブレーキ作動時、(b)はブレーキ解除時を表す。
【図10】図9(a)のC−C線における一部を省略した断面図である。
【図11】同じくブレーキ機構のペダル操作部で(a)は平面図、(b)は(a)のB−B線における断面図でブレーキ作動時を表し、(c)は同じくブレーキ作動途中又は解除途中を表す。
【図12】昇降キャスターの昇降を説明する図で、(a)は下降状態、(b)は上昇状態を夫々表す。
【図13】(a)(b)はキャスターの操作突板とパネルの屈曲案内具との作用を説明する概略した正面図である。
【図14】同じく床パネルを閉じた状態から開く過程の概略した正面図である。
【図15】運搬用台車を並列して、パレットトラックで搬送する状態を説明する図で、(a)は一部正面図、(b)は平面図である。
【図16】この発明の実施例に使用する中間棚で、(a)は平面図、(b)は(a)のD−D線における断面図、(c)取り外した中間棚を側面パネルに取り付けた状態の一部拡大断面図である。
【図17】この発明の実施例に使用する滑り止め具で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、(d)は底面図である。
【符号の説明】
1 角パイプ
2 フレーム基材
6 自在キャスター
7 第一基板
8 第二基板
10 昇降キャスターユニット
12 本体
13 塞ぎ板
16 車軸受
18 制動板
19 斜面(制動板)
20 斜面(制動板)
21 底部(制動板)
22 車軸
23 車輪
25 軸(昇降)
29 操作軸
30 カム
31 ローラー
32 操作突板(昇降操作レバー)
33 先端片(操作突板)
35 基端片(操作突板)
36 補助突板(操作突板)
38 ブレーキ操作横材
41 ブレーキ片
43 ブレーキ操作基材
44 第一部材(ブレーキ操作基材)
49 第二部材(ブレーキ操作基材)
61 ペダル操作部
62a 操作片(ON)
62b 操作片(OFF)
70 床フレーム
71 短い角パイプ(短い柱材)
72 横支持パイプ(横支持材)
75 受パイプ(受縦材)
80 床パネル
86 軸金具(床パネル)
91 係止金具(床パネル)
96 係止棒(床パネル)
100 屈曲案内具(床パネル)
101 斜面部(屈曲案内具)
104 引き起こし片(屈曲案内具)
106 柱材(側面パネル)
107 水平連結材(側面パネル)
108 水平中間材(側面パネル)
110 側面パネル
112 側面パネル
115 運搬用台車
117 保護材
119 ローリフト
125 中間棚
131 貫通孔(中間棚、床パネル)
132 滑り止め具

Claims (8)

  1. 側面パネルを立設した床フレームの四隅に第一キャスターを設けると共に、該床フレームの中間部に1対の昇降自在の第二キャスターを設け前記床フレームに床パネルを載置してなる6輪の台車において、以下のような要件を総て具備したことを特徴とする運搬用台車。
    (1) 前記第二キャスターは、操作軸の回動により上昇位置及び下降位置をとることができように形成し、
    (2) 前記操作軸に操作突板の基端部を固着し、該操作突板の先端片は、第二キャスターの下降位置で略水平状態にあり、第二キャスターの上昇位置で前記床フレームより上方に突出するように形成し、
    (3) 前記床パネルを、一端の軸を中心に回動して起伏可能に床フレームに取り付け、
    (4) 前記床パネルの下面に前記操作突板の回動を案内できる操作案内具を設け、
    (5) 前記床パネルの伏状態で前記第二キャスターが下方位置にあり、床パネルの起状態で前記第二キャスターが上方位置にあるように前記操作案内具及び前記操作突板を構成し、
    (6) 前記操作案内具及び操作突板は、前記床パネルを伏状態から起状態に起こす際に、前記操作案内具が前記操作突板の先端片に係止して前記操作突板を引き起こし、前記操作軸を回動して前記第二車輪を上昇位置とさせることができるように構成し、かつ
    (7) 前記操作案内具及び操作突板は、前記床パネルを起状態から伏状態にするに従って、前記操作案内具が前記操作突板に当接して、前記操作突板の先端片を略水平に位置させ、前記操作軸を回動させ、前記第二車輪を下降位置とすることができるように構成した。
  2. 床フレーム端部に設けたペダル操作部により、ブレーキ操作具を介して、第二キャスターの車輪のブレーキを操作することを特徴する請求項1記載の運搬用台車。
  3. 床フレームは、並列したパイプからなるフレーム基材の両端部に、両端部に第一キャスターを夫々固定した第一基材、第二基材を取付け、前記フレーム基材の中間部に、両端部に第二キャスターを設けてなる昇降キャスターユニットを取り付けて、平面「王」字状の床フレームを構成し、前記フレーム基材の下面より下方に、第一第二基板及び昇降キャスターユニットの上面を位置させたことを特徴とする請求項1記載の運搬用台車。
  4. 床フレームの操作突板、床パネルの操作案内具を床フレームのパイプ間に配置した請求項3記載の運搬用台車。
  5. ペダル操作部は、ブレーキを作動させるONペダル片と、ブレーキを解除するOFFペダル片と並列して、第一基板又は第二基板に設けてなり、ブレーキ操作具をフレーム基材の両パイプ間に配置した請求項2又は3記載の運搬用台車。
  6. ブレーキ操作具は、フレーム基材間に配置され、フレーム基材方向に摺動するブレーキ操作基材の一端をペダル操作部に連結し、該ブレーキ操作基材の他端を昇降キャスターユニット内に配置したブレーキ操作横材の中央部に連結し、該ブレーキ操作横材の両端部を、第二キャスターのブレーキ片に夫々連結した請求項2乃至5記載の運搬用台車。
  7. キャスターを固定した第一第二基板上の中央部に短い柱材を立設し、該短い柱材の側面にフレーム基材の端縁を固定すると共に、前記短い柱材の上端に、前記基板平行な横支持材の中央部を固定し、該横支持材の両端部に、側面パネルの柱材を受ける受縦材を固定した請求項1又は3記載の運搬用台車。
  8. 第一基板第二基板の下面中央部に保護材を固定し、該保護材の下面と昇降キャスターユニットの下面とを同一高さに形成した請求項3記載の運搬用台車。
JP18529099A 1999-06-30 1999-06-30 運搬用台車 Expired - Lifetime JP4336782B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18529099A JP4336782B2 (ja) 1999-06-30 1999-06-30 運搬用台車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18529099A JP4336782B2 (ja) 1999-06-30 1999-06-30 運搬用台車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001010501A JP2001010501A (ja) 2001-01-16
JP4336782B2 true JP4336782B2 (ja) 2009-09-30

Family

ID=16168277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18529099A Expired - Lifetime JP4336782B2 (ja) 1999-06-30 1999-06-30 運搬用台車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4336782B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3778047B2 (ja) * 2001-10-18 2006-05-24 株式会社ダイフク 搬送用台車
JP3823099B2 (ja) * 2003-06-26 2006-09-20 中日産業株式会社 キャリーカート
JP2007030882A (ja) * 2006-08-24 2007-02-08 Porinesu:Kk 台車
ES2446094T3 (es) * 2006-11-30 2014-03-06 Tld (Canada) Inc. Sistema de barrera para un dispositivo de carga para aviones
JP4690298B2 (ja) * 2006-12-14 2011-06-01 耕一 岡本 棚付きキャリーカート
JP5221989B2 (ja) * 2008-03-14 2013-06-26 ジーオーピー株式会社 運搬台車
JP2012091557A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Gop Kk ロールボックスパレット
JP5967808B2 (ja) * 2012-05-09 2016-08-10 ヤマト・インダストリー株式会社 6輪の運搬用台車

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001010501A (ja) 2001-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6397445A (ja) トレ−ラ−
JPH06199242A (ja) 押しグリップを備えたプラットホーム付き台車
CN107914937B (zh) 物流系统、适配托盘和装载机构
JP4336782B2 (ja) 運搬用台車
US4613272A (en) Method of operation for loading a motorized floor truck and support carriage therefor
JP4019183B2 (ja) 運搬用台車及び昇降キャスター
US20060225963A1 (en) Fork-lift truck
US11273857B2 (en) Tugger cart assembly
JP4328121B2 (ja) 運搬用6輪台車
JP3889215B2 (ja) ローダ
JP2000255723A (ja) 昇降荷受け部を有する台車装置
JPH0736866Y2 (ja) 車両用台車
JP2010195069A (ja) 荷物運搬台車
JP3226073U (ja) ドリー
JPH1160184A (ja) 搬送車
JPH07242176A (ja) 運搬用台車
JP3593573B2 (ja) 運搬用台車
JP4048282B2 (ja) 運搬用台車
JPH09302974A (ja) 車両搭載用パレットとそれを使用する立体駐車場
JP7320300B2 (ja) 運搬台車
JP3039549U (ja) 手押し台車
JP3520755B2 (ja) 車輪装置付き物品搬送具
JP3518311B2 (ja) 車輪装置付き物品搬送具
JPH04130238U (ja) 移載装置
JP3600979B2 (ja) ロック装置付き運搬車

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060331

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090303

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090304

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090331

R155 Notification before disposition of declining of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R155

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090605

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4336782

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130710

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term