JP2782483B2 - スイッチロック機構付きキャスタ - Google Patents

スイッチロック機構付きキャスタ

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JP2782483B2
JP2782483B2 JP4025711A JP2571192A JP2782483B2 JP 2782483 B2 JP2782483 B2 JP 2782483B2 JP 4025711 A JP4025711 A JP 4025711A JP 2571192 A JP2571192 A JP 2571192A JP 2782483 B2 JP2782483 B2 JP 2782483B2
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均 石原
保之 棚橋
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東海キャスター 株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スイッチの操作によっ
てキャスタの車輪を停止させ且つその停止を解除するこ
とができるスイッチロック機構付きキャスタに関し、更
に詳しくは、キャスタの取付位置から離れた位置におい
てスイッチ操作をすることができるスイッチロック機構
付きキャスタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のキャスタのロック機構
は、キャスタ自体に取り付けられた操作レバーを手や足
で操作することによってキャスタの車輪をロックして停
止させ、また、同様に操作レバーを操作することによっ
て車輪のロック状態を解除するようにしたものが一般的
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ロック機構付きキャスタは、移動させる物品の下端に取
り付けられているため、キャスタが取付位置に隠れた
り、操作レバーの操作空間が極めて狭くて操作レバーを
操作し難く、また、操作しづらいために、折角のロック
機構を殆ど使用しないという課題があった。
【0004】また、ロック機構である操作レバーがキャ
スタ自体に取り付けられているため、操作レバーを手で
操作する時にはその都度屈まなくてはならず、また、足
で操作する時にはキャスタが回転して操作レバーの位置
が安定せず、操作し難いという課題があった。
【0005】従って、本発明の目的は、キャスタの取付
位置に左右されることなく、キャスタから離れた位置で
スイッチを操作することによってキャスタをロックし、
また、ロック状態を解除することができるスイッチロッ
ク機構付きキャスタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスイッチロ
ック機構付きキャスタは、キャスタ本体両側に回転自在
に支持され内周面全周に凹凸部がそれぞれ形成された
輪と、キャビネット等の移動体の下部に取り付けられ、
これら車輪の進行方向を自在に支持する支持軸と、キャ
スタ本体に支持されて各車輪側に突出して上記車輪の凹
凸部に臨みこの凹凸部に係合して車輪を停止させる係合
体と、上記支持軸を貫通して上下動自在に支持され、下
降した際に、係合体を付勢して上記凹凸部に係合させる
上下スライド棒と、この上下スライド棒を上方に付勢す
る第1のバネと、キャスタ本体内に支持され係合体を凹
凸部から離脱した位置に保持する第2のバネと、キャビ
ネット等の移動体の適宜の位置に取り付けられ、この上
下スライド棒を第1のバネの付勢力に抗して下降させて
上記係合体を第2のバネの付勢力に抗して上記凹凸部に
係合させるスイッチと、スイッチ操作に応じてこのスイ
ッチを下降位置で保持し且つそれを解除するスイッチロ
ック機構とを備えたものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、車輪の支持軸を介してキャビ
ネット等の本体の適宜の位置に取り付けられたスイッチ
を押圧すれば、上下スライド棒が第1のバネに抗して
され、さらに上下スライド棒の下降により係合体が第
2のバネに抗して付勢され、これによって係合体が車輪
の凹凸部に係合して車輪を停止させると共にスイッイチ
ロック機構でこの停止状態を保持し、更にスイッチを押
圧すれば、スイッチロック機構が解除されて第1のバネ
作用によって上下スライド棒が上昇するとともに第2
のバネの作用によって係合体が凹凸部から離脱する方向
に付勢され係合体と車輪との係合を解除することができ
る。また、スイッチ操作時、たとえ係合体が車輪の凸部
に当たっても、スイッチは下降位置でロックされ上下ス
ライド棒が係合体を付勢しているので、車輪をわずかに
回転させるだけで係合体を凹凸部に嵌め込むことがで
き、ワンタッチのスイッチ操作で確実にロックすること
ができる。
【0008】
【実施例】以下、図1〜図に示す実施例に基づいて本
発明を説明する。尚、各図中、図1は本発明のスイッチ
ロック機構付きキャスタの一実施例を示す図で、(a)
はその要部を示す部分断面図、(b)は車輪の凹凸部を
示す側面図、図2は本発明のスイッチロック機構付きキ
ャスタをキャビネットに取り付けた一例を示す図で、
(a)はその正面図、(b)はその側面図、(c)はそ
の平面図、図3、図4、図5はそれぞれ本発明のスイッ
チロック機構付きキャスタの他の実施例を示す図1相当
図である。
【0009】本実施例のスイッチロック機構付きキャス
タは、図1(a)に示すように、キャスタ10と、キャ
スタ10の車輪11の進行を停止(ロック)させ且つそ
のロックを解除するロック機構20とを備えて構成され
ている。そして、キャスタ10は、車輪11とこの車輪
11を垂直に支持する支持軸12と、支持軸12に対し
て回転自在に嵌合されたキャスタ本体13とを備え、ま
た、ロック機構20は、後述のようにキャスタ10の支
持軸12を介してキャビネット等の移動体30の適宜の
位置に取り付けられたスイッチ25と、スイッチロック
機構26とを備えている。キャスタ本体13の両側に
は、図2(a)に示すように、各車輪11が回転自在に
支持される。車輪11には、図1(b)に示すように、
内周面全周に凹凸部がそれぞれ形成される。14はキャ
スタ10をキャビネット等の移動体30に取り付ける際
に用いられる取付板である。
【0010】上記ロック機構20は、図1(b)に示す
車輪11の内周面全周に形成された凹凸部の凹部11A
に対して弾力的に係合して車輪11を停止させる係合体
21と、この係合体21を付勢して凹部11Aに係合、
離脱させる、支持軸12に上下動自在に貫通させて設け
られた上下スライド棒22と、この上下スライド棒22
にバネ23を介して上下方向に弾力的に連結された連結
棒24と、この連結棒24を介して上下スライド棒22
を下降させて係合体21を凹部11Aに係合させるスイ
ッチ25と、このスイッチ25を下降位置でロックし且
つそれを解除するスイッチロック機構26とを備えてい
る。また、上記連結棒24と上記スイッチ25とは略扇
形を呈するカム27の両側27A、27Bに接し、且つ
このカム27は末端部が軸27Cで枢支されて揺動自在
になっている。また、このカム27は、図2に示すよう
に、伝達棒40によって他のスイッチロック機構付きキ
ャスタの連結棒に連結して2個またはそれ以上のスイッ
チロック機構付きキャスタを同時に操作できるようにす
ることができる。
【0011】また、上記スイッチ25は、小径の円柱部
25Aと大径の円柱部25Bとこれら両者の境界に形成
されたフランジ部25Cからなり、上記移動体30の表
面の押圧操作し易い適宜な位置に押圧部25Eが露出す
るように取り付けられている。そして、上記各円柱部2
5A、25B及びフランジ部25Cが上記移動体30の
内側空間に突出し、これらの部分が円筒状部材28によ
って囲まれている。この円筒状部材28は、その内面の
上記移動体30の表面側が厚肉に形成されて薄肉部との
境界に段部28Aを形成し、この段部28Aでスイッチ
25のフランジ部25Cを係止するようにしている。
【0012】また、上記スイッチロック機構26は、上
記スイッチ25の大径の円柱部25Bに形成された横長
形状の溝部25Dと、この溝部25D内に嵌合された鋼
球26Aと、この鋼球26Aが嵌入するように上記円筒
状部材28に上記溝部25Dと対向させて形成されたほ
ぼ環状の溝部28Bとからなっている。この環状溝部2
8Bは、その下方に湾曲部28Cを有し、その上方に傾
斜部28Dを有している。そして、湾曲部28Cがスイ
ッチ25の押圧操作時に鋼球26Aが係合してスイッチ
25をその下降位置に上記バネ23の付勢力によって保
持し、延いては上記上下スライド棒22をその下降位置
に保持する保持部になり、また、傾斜部28Dがスイッ
チ25の解除のための押圧操作時に鋼球26Aを湾曲部
28Cから外してスイッチ25を上記バネ23の付勢力
によって元の位置に復帰させる際に鋼球26Aをガイド
するガイド部になるようにしている。
【0013】一方、上記キャスタ10は、2個の車輪1
1、11を有し、これらの車輪11、11間の下方に上
記係合体21が配設されている。この係合体21は、キ
ャスタ10の本体13によって支持されたもので、上記
車輪11の凹部11Aに対向する係合凸部21Aと、こ
の係合凸部21Aと一体化し且つ上下スライド棒22と
直交させた左右スライド棒21Bとからなっており、こ
の左右スライド棒21Bの一端には傾斜面が形成されて
いる。また、上記上下スライド棒22は、その下端に円
錐台状に形成されたカム部22Aを有し、キャスタ10
の支持軸12の下端から突出し、スイッチ25の非押圧
時においてこのカム部22Aの下端部が左右スライド棒
21Bの傾斜面の上部に係合している。更に、左右スラ
イド棒21Bの傾斜面とは反対側端にはバネ(第2のバ
ネ)29が弾装されている。
【0014】また、上記上下スライド棒22は、移動体
30の底面を貫通し、その上端にリテーナー部22Bが
取り付けられている。そして、リテーナー部22Bの裏
面と移動体30の底面との間に上下スライド棒22を囲
むバネ(第1のバネ)23Aが弾装され、このバネ23
Aによって上下スライド棒22を上方へ常時付勢してい
る。また、上記連結棒24の下端にはリテーナー部24
Aが形成され、このリテーナー部24Aと上記リテーナ
ー部22Bとの間にバネ23Bが弾装されている。バネ
23Bは、係合体21が車輪11の凸部に当たった際、
係合体21が凹部に11Aに嵌らなくても、上下スライ
ド棒22の変位を吸収するので、スイッチ25をロック
位置まで押し下げることができる。
【0015】尚、上記スイッチロック機構付きキャスタ
は、図2(a)、(b)(c)に示すように、移動体3
0であるキャビネットに2個取り付け、それぞれのカム
27をそのジョイント27Dを介して伝達棒40によっ
て連結し、本体30の正面上端の一角に配設された1個
のスイッチ25を操作することによって左右2個のスイ
ッチロック機構付きキャスタが同時に動作するようにす
ることができる。
【0016】次に、本実施例のスイッチロック機構付き
キャスタの動作について説明する。まず、キャスタ10
の車輪11を停止させる操作について説明する。この場
合には、スイッチ25を押圧すると、鋼球26Aが環状
溝部28Bの左側に沿って下降し下部側の湾曲部28C
に達する。この際、この押圧力によってカム27が反時
計方向へ回転すると共にカム27を介して連結棒24を
下降させ、更に、上下スライド棒22をバネ23の作用
によって弾力的に下降させ、そのカム部22Aによって
左右スライド棒21Bを介して係合体21をバネ29に
抗して弾力的に右方向へ移動させて係合凸部21Aを車
輪11の内周面に係合させる。この時、係合凸部21A
が車輪11の凹部11Aに一致しないと車輪11をロッ
クすることができないが、移動体30を僅かに動かせば
車輪11の凹部11Aが移動して係合凸部21Aが凹部
に一致して嵌り込み車輪11をロックする。
【0017】この時に、既にスイッチを操作する手は離
しているから、スイッチ25はバネ23の付勢力によっ
て上昇する連結棒24、カム27を介して上方へ付勢さ
れ、その鋼球26Aが環状溝部28Bの湾曲部28Cに
嵌り込んでそれ以上スイッチは上昇せず、車輪11をロ
ック状態で保持する。
【0018】次いで、車輪11のロック状態を解除する
場合には、スイッチ25を押圧すると、環状溝部28B
に沿って鋼球26Aが右下方へ移動し、更に、上部の傾
斜部28Dに連なる部分に達するとバネ23の付勢力に
よって鋼球26Aが環状溝部28Bを上昇して傾斜部2
8Dに達し、後は鋼球26Aが溝部25Dに沿って元の
位置に復帰するとともにスイッチ25が元の位置へ復帰
する。このスイッチ25の復帰動作に伴って上下スライ
ド棒22がバネ23Aの付勢力によって上昇し、カム部
22Aと左右スライド棒21Bの傾斜面との噛み合いの
程度が徐々に浅くなると共に係合体21がバネ29の付
勢力によって左方向へ移動してその係合凸部21Aが車
輪11の凹部11Aから離脱して、車輪11のロック状
態を解除して車輪11の回転を自由にする。
【0019】以上説明したように本実施例によれば、キ
ャスタ10から離れた、キャビネット等の移動体30の
上面等の操作し易い部分に取り付けられたスイッチ25
を操作するだけでキャスタ10の車輪11を容易且つ簡
単にロックすることができ、車輪11をロックする際に
従来のような煩わしさがない。
【0020】なお、上記実施例では、スイッチ25の動
きをカム27を介して連結棒24に伝えるようにして、
ストロ−クの調整や、力の強弱の調整を可能にし、スイ
ッチ25の取付角度を自由に設定できるようにしている
が、カムを介在させず、スイッチ25によって直接連絡
棒24を上下させるようにしても良い。
【0021】図3は本発明の第2の実施例を示す図であ
る。本実施例のスイッチロック機構付きキャスタは、同
図に示すように、脚が本体から外へ出ているものの脚部
30に取り付けられたもので、脚部30にスイッチ25
を取り付け、連結棒24を省略し、更に係合体21の構
成を異にする以外は上記実施例に準じて構成されてい
る。即ち、本実施例では、脚部30に凹部30Aを設
け、この凹部30A内に円筒状部材28を配置し、この
円筒状部材28の外周にスイッチ25を嵌合させて上下
動できるようにしたものである。更に、本実施例では、
上記実施例における係合体21の係合凸部21Aに代え
てキャスタ本体13に枢支された略V字状の板バネ(第
2のバネ)21Aが用いられている。この板バネ21A
の一端には突起21Cが形成され、この板バネ21Aが
左右スライド棒21Bの左右の移動によって押されて一
端の突起21Cが車輪11の凹部11Aに嵌入して車輪
11をロックするようにしている。従って、本実施例で
は足によってスイッチ25を操作して上下スライド棒2
2を下降させて左右スライド棒21Bを右方へ移動させ
て板バネ21Aを凹部11Aに嵌入させて簡単に車輪1
1をロックあるいはその解除をすることができ、上記実
施例と同様の作用効果を期することができる。尚、キャ
スタ10は、支持軸12の螺子12Aで脚部30に取り
付けるようにしてあるが、上記実施例のように取付板
を用いて固定するようにしても良い。
【0022】また、図4は本発明の第3の実施例を示す
図である。本実施例のスイッチロック機構付きキャスタ
は、同図に示すように、基本的に係合体21の構成を異
にする以外は図3に示す実施例と同様に構成されてい
る。本実施例では、係合体21は、一端がキャスタ本体
13側に固定された板バネによって構成され、この板バ
(第2のバネ)21は、中央に下方へ湾曲する湾曲部
21Aが形成され、更にこの湾曲部21Aの下端近傍に
突起21Cが形成され、上下スライド棒22を下方へ移
動させることによって突起21Cを車輪11の凹部11
Aに嵌入させて車輪11をロックするようにしている。
従って、本実施例においても図3に示すスイッチロック
機構付きキャスタと同様の作用効果を期することができ
る。
【0023】また、図5は本発明の第4の実施例を示す
図である。本実施例のスイッチロック機構付きキャスタ
は、同図に示すように、基本的に係合体21の構成を異
にする以外は図3に示す実施例と同様に構成されてい
る。本実施例では、係合体21は、上下スライド棒22
の下降によって反時計方向へ揺動する第一揺動板(第2
のバネ)21Aと、この揺動板21Aの揺動によってそ
の他端で付勢されて揺動する第二揺動板21Bとを備え
て構成されている。第一揺動板21Aは、一端側が付勢
前の上下スライド棒22の下端に接触する水平部と、他
端側が車輪11の形状に沿って湾曲形成された湾曲部と
からなり、その中央がフレーム13に枢支されている。
また、第二揺動板21Bは、車輪11の凹凸部の内側に
沿う形状に湾曲して形成され且つその一端が第一揺動板
21Aの他端に接触し且つその他端側に突起21Cが形
成され、その中央がフレーム13に枢支されている。即
ち、本実施例における係合体21は、上下スライド棒2
2を下方へ移動させて第一揺動板21Aを反時計方向へ
揺動させると、第二揺動板21Bが時計方向へ揺動して
その突起21Cが車輪11の凹凸部に接近し、その突起
21Cが凹部11Aに一致すると突起21Cがこの凹部
11Aへ嵌入して車輪11をロックするようにしてい
る。従って、本実施例においても図3、図4に示すスイ
ッチロック機構付きキャスタと同様の作用効果を期する
ことができる。
【0024】尚、本発明は、上記実施例に何等制限され
るものではなく、ロック機構が、キャスタ本体両側に回
転自在に支持され内周面全周に凹凸部がそれぞれ形成さ
れた車輪と、キャビネット等の移動体の下部に取り付け
られ、これら車輪の進行方向を自在に支持する支持軸
と、キャスタ本体に支持されて各車輪側に突出して上記
車輪の凹凸部に臨みこの凹凸部に係合して車輪を停止さ
せる係合体と、上記支持軸を貫通して上下動自在に支持
され、下降した際に、係合体を付勢して上記凹凸部に係
合させる上下スライド棒と、この上下スライド棒を上方
に付勢する第1のバネと、キャスタ本体内に支持され
合体を凹凸部から離脱した位置に保持する第2のバネ
、キャビネット等の移動体の適宜の位置に取り付けら
れ、この上下スライド棒を第1のバネの付勢力に抗して
下降させて上記係合体を第2のバネの付勢力に抗して
記凹凸部に係合させるスイッチと、スイッチ操作に応じ
てこのスイッチを下降位置で保持し且つそれを解除する
スイッチロック機構とを備えたスイッチロック機構付き
キャスタであれば、全て本発明に包含される。また、上
記第1の実施例では、別体のバネを設けているが、第2
ないし第4の実施例に示すように、係合体自体をバネで
構成してもよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、キ
ャスタの取付位置に左右されることなく、キャスタから
離れた位置でスイッチを操作することによってキャスタ
をロックし、再びスイッチを操作することによりロック
状態を解除することができる。しかも、操作時、係合体
が凹凸部に嵌らなくても車輪をわずかに動かすだけで
イッチロックを行うことができる。また、車輪をロック
する機構がキャスタ本体内に収容されているので、キャ
スタをコンパクト化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイッチロック機構付きキャスタの一
実施例を示す図で、(a)はその要部を示す部分断面
図、(b)は車輪の凹凸部を示す側面図である。
【図2】本発明のスイッチロック機構付きキャスタをキ
ャビネットに取り付けた一例を示す図で、(a)はその
正面図、(b)はその側面図、(c)はその平面図であ
る。
【図3】本発明のスイッチロック機構付きキャスタの第
2の実施例を示す図1相当図である。
【図4】本発明のスイッチロック機構付きキャスタの第
3の実施例を示す図1相当図である。
【図5】本発明のスイッチロック機構付きキャスタの第
4の実施例を示す図1相当図である。
【符号の説明】
10 キャスタ 11 車輪 11A 凹部 12 支持軸 21 係合体 22 上下スライド棒 23 バネ23A バネ(第1のバネ) 24 連結棒 25 スイッチ 25A 円柱部 25D 細長形状の溝部 26 スイッチロック機構 26A 鋼球 28 円筒状部材 28B 環状の溝部29 バネ(第2のバネ) 30 キャビネット等の移動体
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−194803(JP,U) 実開 昭57−191604(JP,U) 実開 昭61−97069(JP,U) 実開 昭57−113277(JP,U) 実開 昭54−143563(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60B 33/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャスタ本体両側に回転自在に支持され
    内周面全周に凹凸部がそれぞれ形成された車輪と、キャ
    ビネット等の移動体の下部に取り付けられ、これら車輪
    の進行方向を自在に支持する支持軸と、キャスタ本体に
    支持されて各車輪側に突出して上記車輪の凹凸部に臨み
    この凹凸部に係合して車輪を停止させる係合体と、上記
    支持軸を貫通して上下動自在に支持され、下降した際
    に、係合体を付勢して上記凹凸部に係合させる上下スラ
    イド棒と、この上下スライド棒を上方に付勢する第1の
    バネと、キャスタ本体内に支持され係合体を凹凸部から
    離脱した位置に保持する第2のバネと、キャビネット等
    の移動体の適宜の位置に取り付けられ、この上下スライ
    ド棒を第1のバネの付勢力に抗して下降させて上記係合
    体を第2のバネの付勢力に抗して上記凹凸部に係合させ
    るスイッチと、スイッチ操作に応じてこのスイッチを下
    降位置で保持し且つそれを解除するスイッチロック機構
    とを備えたことを特徴とするスイッチロック機構付きキ
    ャスタ。
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