JP3810500B2 - ストックカート - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はダンボール箱等に収納された商品の運搬や商品の保管収納等に使用され、ネスティング効率の高いストックカートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のストックカートは図6(a)及び(b)に示すように、略四角枠形状又は略M字型枠形状の台車フレームの四隅部の底面に自在キャスター20を取り付けるとともに、ほぼ中央両側部の底面に固定キャスター30が取り付けられた台車と、この台車の前後部に脱着可能に取り付けられた一対の可動棚枠とで構成されている(図では省略)。この台車を収納保管するためネスティング状態にするには固定キャスターの一方向性から長手方向でネスティングを行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかるネスティングの場合、長手方向にスペースが広く必要とされるため、空間の有効利用と言う点で問題があった。
【0004】
従って、本発明の目的は、短手方向にネスティングが可能なストックカートを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる実情において、本発明者は鋭意検討を行った結果、本発明を完成するに至った。すなわち本発明は、ネスティング構造を有する台車フレームと、該台車フレームの四隅寄りの底面に取付られた自在キャスターと、該台車フレームのほぼ中間部底面に取り付けられた回転部に係合片を有する自在固定変換キャスターと、前記台車フレームの後端部寄りの部位に回動可能に取り付けられた台板とを備え、該係合片は、車輪の回転方向に沿ってほぼ水平に突出し、ほぼ中央に係合孔を有する係合片本体と、該係合片本体の両端から斜め下方に突出する左右の一対の平板状の係合翼部を有し、該台板の裏面に水平棒部を台板の短手方向に延びるように且つ棒軸中心に回動自在に架設し、該水平棒部から水平面上90度曲げられ、次に鉛直方向に90度曲げられ形成される鉛直棒部の係止部を有し、自在固定変換キャスターにおける自在キャスターから固定キャスターへの変換は、該係止部が該係合翼部に当接しながら、該係合孔に導かれ嵌ることにより行われることを特徴とするストックカートを提供するものである。また、本発明は、台車フレームが、Z字状又は逆Z字状に形成されたストックカート、更に、前記台車フレームの少なくとも後端部に脱着可能又は固定的に取り付けられた側枠を備えるストックカートを提供するものである。また、本発明は、六輪車であるストックカートを提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図5を参照して説明する。図1は本発明のストックカートの正面図、図2は斜視図、図3、図4及び図5は自在固定変換キャスターの係合部及び係合状態を説明するための裏から見た斜視図を示す。図1〜図5において、ストックカート10はキャスター付き台車フレーム1、一対の側面枠5及び台板4を備える。
台車フレーム1は、所定間隔離して平行にかつ左右対称に配置した一対の部材101と、この左右両部材101の対角線上に位置する端部間を一体的に連結する連結部材202とによりZ字状に成形されている。この台車フレーム1の両部材101の両端部底面には自在キャスター2、2、2、2がそれぞれ取り付けられ、連結部材202の中央底面には支持板7を介して回転部に係合片33を有する自在固定変換キャスター3、3が取り付けられている。
更に、左右各部材101の端部に両端を固着することにより形成された側面枠5a、5bが設けられている。
【0007】
自在固定変換キャスター3は固定部31と、車輪支持部321及び係合片33を有する回転部32とからなる。係合片33は回転部32の上方で車輪の回転方向に沿ってほぼ水平に突出した構造であり、斜め下方に突出する左右一対の平板331a、331bと、ほぼ中央に係合孔333を有する係合片本体332とからなっている。係合孔333の大きさは後述する係合棒の係止部443の直径よりやや大きめの寸法である。このように係合片33は、自在固定変換キャスター3が回転すれば同様に回転する構造となっている。
【0008】
台板4は前記係合片33の係合孔333と係合する係合部材44を有し、前記台車フレーム1の後端部寄りの部位に回動可能に取り付けられる矩形状の平板である。
【0009】
係合部材44は前記台板4の裏面ほぼ中央よりやや先端部に固定される左右一対の係合棒支持部40、係合棒支持孔42を貫通する水平棒部441及び水平棒部441から水平面上90度曲げられ442とし、次に鉛直方向に90度曲げられ形成される係止部443とからなる。また、係止部443が係合孔333に入り込みすぎないように回転を抑制する係合棒回り止め突起43を有する。
【0010】
上記のように構成された実施の形態例のストックカート10において、これを使用する場合は、まず、台板4を倒しフレーム1上に乗せる。この場合、図5に示すように、キャスター係合片33は水平面で回転自在状態に、係合棒の係止部443は水平棒部441の回転により水平棒部441を中心とした円周方向に自由に移動可能状態にある。しかし、係合棒の係止部443はその自重により係合棒回り止め突起43に当接する位置で停止状態となる。この状態で係合棒の係止部443の下端面はキャスターの係合片本体332の底面とほぼ同等かそれよりやや下方に位置する。次に、キャスターの回転部32を回せば係合棒の係止部443はキャスターの係合翼部331a又は331bに当接しながら係合孔333へ導かれ、図4に示すような係合状態となる。
【0011】
これにより、自在固定変換キャスター3は固定キャスターとなり、該キャスターを中心にシーソ型の動きが出来、方向変換等が自由に行える。台板4は台車フレーム1上に単に乗せるだけでもよいし、固定具で固定しても良い。また、自在キャスター2及び自在固定変換キャスター3の接地面は同一面であっても、自在固定変換キャスター3の接地面が自在キャスター2の接地面より下方側であってもいずれの場合でも良い。
【0012】
また、ネスティングするには、台板4を起こし係合棒の係止部443と係合孔333との係止を解き、次いで後端部寄りに形成された側面枠5aに図では省略するが、例えば鎖や紐で固定する。
【0013】
このようにしたストックカートはネスティングの際、六輪は自在キャスターのみで走行するため、自由方向に移動でき、短手方向でのネスティングが可能となる。このため、スペースの有効利用を図ることができる。
【0014】
本発明において、側面枠は台車フレームの少なくとも後端部に取り付けられていればよく、前後端部に一対の側面枠を取りつけてもよい。この場合、側面枠5a、5bの上部に側面枠を連結するハンガー引っ掛け用のバー部材を形成することもできる。
【0015】
また、本発明において、台車フレームはネスティング構造を有していれば前記Z字状に限定されず、逆Z字状等のものが使用できる。
【0016】
また、本発明において、ネスティングの際、台板4を起こし側面枠5aに固定するが、係合棒部材44は台板に設けられた孔(図では省略)を通し、前記側面枠5aの補強部材に引っ掛けるようにして収納すればネスティング効率が向上することから好ましい。
【0017】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によればネスティング構造を有する台車フレームの中央底面に特定構造の自在固定変換キャスターを取付、また係止部を有する台板を台車フレームの後端部寄りの部位に回転可能に取り付けたため、ネスティングの際には台板を後方部に取り付けた側面枠に固定し、自在固定変換キャスターを自在キャスターに切替え、自在キャスターのみの走行で短手方向に移動させるため、ネスティング効率が上がり、スペースの有効利用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のストックカートの全体構成を示す正面図である。
【図2】本発明のストックカートの全体構成を示す斜視図である。
【図3】本発明のストックカートの裏面から見た一部の斜視図である。
【図4】自在固定変換キャスターの変換方法を説明するための図である。
【図5】自在固定変換キャスターの変換方法を説明するための図である。
【図6】従来のストックカートのネスティング状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 台車フレーム
2、20 自在キャスター
3 自在固定変換キャスター
4 台板
5 側面枠
7 自在固定変換キャスター支持板
10 ストックカート
30 固定キャスター
31 固定部
32 回転部
33 係合片
331a,b 係合翼部
332 係合片本体
333 係合孔
40 係合棒支持部
41 支持部本体
43 係合棒回り止め突起
44 係合部材
443 係合棒の係止部
Claims (4)
- ネスティング構造を有する台車フレームと、該台車フレームの四隅寄りの底面に取付られた自在キャスターと、該台車フレームのほぼ中間部底面に取り付けられた回転部に係合片を有する自在固定変換キャスターと、前記台車フレームの後端部寄りの部位に回動可能に取り付けられた台板とを備え、
該係合片は、車輪の回転方向に沿ってほぼ水平に突出し、ほぼ中央に係合孔を有する係合片本体と、該係合片本体の両端から斜め下方に突出する左右の一対の平板状の係合翼部を有し、
該台板の裏面に水平棒部を台板の短手方向に延びるように且つ棒軸中心に回動自在に架設し、該水平棒部から水平面上90度曲げられ、次に鉛直方向に90度曲げられ形成される鉛直棒部の係止部を有し、
自在固定変換キャスターにおける自在キャスターから固定キャスターへの変換は、該係止部が該係合翼部に当接しながら、該係合孔に導かれ嵌ることにより行われることを特徴とするストックカート。 - 台車フレームが、Z字状又は逆Z字状に形成されたものである請求項1記載のストックカート。
- 更に、前記台車フレームの少なくとも後端部に脱着可能又は固定的に取り付けられた側枠を備える請求項1又は2記載のストックカート。
- 六輪車である請求項1〜3のいずれか1項に記載のストックカート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33507796A JP3810500B2 (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | ストックカート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP33507796A JP3810500B2 (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | ストックカート |
Publications (2)
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JPH10157628A JPH10157628A (ja) | 1998-06-16 |
JP3810500B2 true JP3810500B2 (ja) | 2006-08-16 |
Family
ID=18284513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP33507796A Expired - Lifetime JP3810500B2 (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | ストックカート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3810500B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103434548A (zh) * | 2013-08-14 | 2013-12-11 | 六安索伊电器制造有限公司 | 双层u壳侧板工装车 |
JP7133147B2 (ja) * | 2018-10-29 | 2022-09-08 | 大日本印刷株式会社 | 台車 |
-
1996
- 1996-11-29 JP JP33507796A patent/JP3810500B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10157628A (ja) | 1998-06-16 |
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