JPH0745364Y2 - 搬送車 - Google Patents
搬送車Info
- Publication number
- JPH0745364Y2 JPH0745364Y2 JP1987057272U JP5727287U JPH0745364Y2 JP H0745364 Y2 JPH0745364 Y2 JP H0745364Y2 JP 1987057272 U JP1987057272 U JP 1987057272U JP 5727287 U JP5727287 U JP 5727287U JP H0745364 Y2 JPH0745364 Y2 JP H0745364Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drive wheels
- casters
- vehicle body
- equalizer
- wheels
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は全方向走行可能な少なくとも4個の駆動輪を
有する搬送車、特に無人走行に適した搬送車に関するも
のである。
有する搬送車、特に無人走行に適した搬送車に関するも
のである。
第3図は例えば実開昭61-186660号に示された従来の搬
送車の下面図、第4図はその駆動輪の平面図、第5図は
その正面図である。図において、1は搬送車で、車体2
の前後の両側に4個の駆動輪3を有し、その中間に2個
のキャスタ4を有する。
送車の下面図、第4図はその駆動輪の平面図、第5図は
その正面図である。図において、1は搬送車で、車体2
の前後の両側に4個の駆動輪3を有し、その中間に2個
のキャスタ4を有する。
駆動輪3は例えば特公昭55-50830号および特公昭57-160
01号等に記載されたもので、外周に多数の紡錘状(太鼓
状)の回転体5が車軸6に対して30°〜60°、好ましく
はほぼ45°傾斜して自由回転可能に設けられ、傾斜方向
は隣接する駆動輪3間で反対方向となるように設けられ
ている。回転体5は車輪本体7から伸びるブラケット8
に取付けられている。各駆動輪3はそれぞれ独立して正
逆の回転方向および回転速度が調節できるようになって
いる。
01号等に記載されたもので、外周に多数の紡錘状(太鼓
状)の回転体5が車軸6に対して30°〜60°、好ましく
はほぼ45°傾斜して自由回転可能に設けられ、傾斜方向
は隣接する駆動輪3間で反対方向となるように設けられ
ている。回転体5は車輪本体7から伸びるブラケット8
に取付けられている。各駆動輪3はそれぞれ独立して正
逆の回転方向および回転速度が調節できるようになって
いる。
以上の構成において、各駆動輪3をモータにより駆動
し、それぞれの回転方向および回転速度を調節すると、
搬送車1は前後左右および斜方向に直進またはカーブ走
行ならびに旋回を行うことができる。
し、それぞれの回転方向および回転速度を調節すると、
搬送車1は前後左右および斜方向に直進またはカーブ走
行ならびに旋回を行うことができる。
しかしながら、上記のような従来の搬送車においては、
駆動輪3およびキャスタ4が同一平面上に取付けられて
いるので、この種の搬送車1がスムーズに走行するため
には、走行路面が平滑でなければならない。そうでなけ
れれば、四輪以上を備える搬送車の場合、一部の車輪が
宙に浮くことになり、これにより走行中に衝撃や振動が
発生し、車輪に過度の荷重が発生するため、車輪の寿命
が著しく低減するという問題点があった。
駆動輪3およびキャスタ4が同一平面上に取付けられて
いるので、この種の搬送車1がスムーズに走行するため
には、走行路面が平滑でなければならない。そうでなけ
れれば、四輪以上を備える搬送車の場合、一部の車輪が
宙に浮くことになり、これにより走行中に衝撃や振動が
発生し、車輪に過度の荷重が発生するため、車輪の寿命
が著しく低減するという問題点があった。
この考案は上記問題点を解決するためのもので、走行路
面に凹凸があったとしても、少ないイコライザ・フレー
ムにより全駆動輪およびキャスタを確実に接地させるこ
とができ、片当たりによる過大な荷重が一部の駆動輪や
キャスタにかかることがなく、このため、走行中に衝撃
や振動を発生せず、車輪の寿命を延ばすことができると
ともに、駆動輪にかかる荷重を小さくして、モータの出
力を小さくすることができる搬送車を提供することを目
的とする。
面に凹凸があったとしても、少ないイコライザ・フレー
ムにより全駆動輪およびキャスタを確実に接地させるこ
とができ、片当たりによる過大な荷重が一部の駆動輪や
キャスタにかかることがなく、このため、走行中に衝撃
や振動を発生せず、車輪の寿命を延ばすことができると
ともに、駆動輪にかかる荷重を小さくして、モータの出
力を小さくすることができる搬送車を提供することを目
的とする。
この考案は、車体と、車体に取付けられる少なくとも4
組の全方向走行可能な駆動輪およびキャスタと、2組の
駆動輪およびキャスタをそれぞれ車体に取付ける取付部
材と、少なくとも2組の他の駆動輪およびキャスタを1
点で車体に取付ける傾斜可能なイコライザ・フレームと
を備え、前記駆動輪はキャスタとともに車体またはイコ
ライザ・フレームに取付けられていることを特徴とする
搬送車である。
組の全方向走行可能な駆動輪およびキャスタと、2組の
駆動輪およびキャスタをそれぞれ車体に取付ける取付部
材と、少なくとも2組の他の駆動輪およびキャスタを1
点で車体に取付ける傾斜可能なイコライザ・フレームと
を備え、前記駆動輪はキャスタとともに車体またはイコ
ライザ・フレームに取付けられていることを特徴とする
搬送車である。
この考案の搬送車においては、各駆動輪を駆動し、それ
ぞれの回転方向および回転速度を調節すると、搬送車は
前後左右および斜方向の直進またはカーブ走行ならびに
旋回を行う。このとき駆動輪の走行に伴って、キャスタ
は荷重を分担しながらこれに追随し、輪荷重を均一化す
る。
ぞれの回転方向および回転速度を調節すると、搬送車は
前後左右および斜方向の直進またはカーブ走行ならびに
旋回を行う。このとき駆動輪の走行に伴って、キャスタ
は荷重を分担しながらこれに追随し、輪荷重を均一化す
る。
走行路面に凹凸があると、イコライザ・フレームが路面
に応じて傾斜するので、全駆動輪およびキャスタが路面
に接地し、荷重が特定の駆動輪またはキャスタに偏るこ
とがなく、これにより衝撃や振動が発生せず、車輪の寿
命の短縮を防止できる。駆動輪とキャスタを別々に車体
またはイコライザピンに取付けると、各部における路面
の凹凸に対応するために多数のイコライザ・フレームを
必要とするが、駆動輪とキャスタをペアにして取付ける
と少ないイコライザ・フレームで全駆動輪およびキャス
タを接地させることができる。
に応じて傾斜するので、全駆動輪およびキャスタが路面
に接地し、荷重が特定の駆動輪またはキャスタに偏るこ
とがなく、これにより衝撃や振動が発生せず、車輪の寿
命の短縮を防止できる。駆動輪とキャスタを別々に車体
またはイコライザピンに取付けると、各部における路面
の凹凸に対応するために多数のイコライザ・フレームを
必要とするが、駆動輪とキャスタをペアにして取付ける
と少ないイコライザ・フレームで全駆動輪およびキャス
タを接地させることができる。
この搬送車は事業所、工場、倉庫内等の比較的狭く、曲
線通路のあまりない場所で、重量物を縦横斜め方向等に
自由に搬送する用途に適し、特に無人搬送車として使用
するのに適している。
線通路のあまりない場所で、重量物を縦横斜め方向等に
自由に搬送する用途に適し、特に無人搬送車として使用
するのに適している。
第1図は実施例の正面図、第2図はその側面図であり、
第3図ないし第5図と同一符号は同一または相当部分を
示す。第4図および第5図の構造を有する駆動輪3およ
びキャスタ4のペア4組、車体2の前後の両側に配置さ
れ、1組の駆動輪3とキャスタ4がそれぞれ車体支持具
9に取付けられており、駆動輪3はギヤドモータ10によ
りチェーン11を介して駆動されるようになっている。上
記4組の駆動輪3とキャスタ4のうち、前または後の2
組の駆動輪3とキャスタ4を保持する車輪支持具9が取
付部材12により車体2に取付けられている。他の2組の
駆動輪3とキャスタ4を保持する車輪支持具9はイコラ
イザ・フレーム13の両端に取付けられ、イコライザ・フ
レーム13は中央部がピン14により車体2の後または前部
の中央部に取付けられ、傾斜可能となっている。
第3図ないし第5図と同一符号は同一または相当部分を
示す。第4図および第5図の構造を有する駆動輪3およ
びキャスタ4のペア4組、車体2の前後の両側に配置さ
れ、1組の駆動輪3とキャスタ4がそれぞれ車体支持具
9に取付けられており、駆動輪3はギヤドモータ10によ
りチェーン11を介して駆動されるようになっている。上
記4組の駆動輪3とキャスタ4のうち、前または後の2
組の駆動輪3とキャスタ4を保持する車輪支持具9が取
付部材12により車体2に取付けられている。他の2組の
駆動輪3とキャスタ4を保持する車輪支持具9はイコラ
イザ・フレーム13の両端に取付けられ、イコライザ・フ
レーム13は中央部がピン14により車体2の後または前部
の中央部に取付けられ、傾斜可能となっている。
上記の搬送車においては、ギヤドモータ10によりチェー
ン11を介して各駆動輪3を駆動し、それぞれの回転方向
および回転速度を調節すると、搬送車1は前後左右およ
び斜方向の直進またはカーブ走行ならびに旋回を行う。
このとき駆動輪3の走行に伴って、キャスタ4は荷重を
分担しながらこれに追随し、輪荷重を均一化する。
ン11を介して各駆動輪3を駆動し、それぞれの回転方向
および回転速度を調節すると、搬送車1は前後左右およ
び斜方向の直進またはカーブ走行ならびに旋回を行う。
このとき駆動輪3の走行に伴って、キャスタ4は荷重を
分担しながらこれに追随し、輪荷重を均一化する。
走行路面に凹凸があると、イコライザ・フレーム13が路
面に応じてピン14を支点として傾斜するので、全駆動輪
3およびキャスタ4が常に路面に接地し、荷重が特定の
駆動輪3またはキャスタ4に偏ることがなく、これによ
り衝撃や振動が発生せず、車輪の寿命の短縮を防止でき
る。この場合、駆動輪3は車輪支持具9との関係位置を
変えずに回転するが、キャスタ4は前後左右斜めに走行
するに際して関係位置を変えながら追随するため、キャ
スタ4も相当の荷重を分担支持し、しかもペアになった
駆動輪3とともにイコライザ・フレーム13により常に接
地し、走行を妨げない。
面に応じてピン14を支点として傾斜するので、全駆動輪
3およびキャスタ4が常に路面に接地し、荷重が特定の
駆動輪3またはキャスタ4に偏ることがなく、これによ
り衝撃や振動が発生せず、車輪の寿命の短縮を防止でき
る。この場合、駆動輪3は車輪支持具9との関係位置を
変えずに回転するが、キャスタ4は前後左右斜めに走行
するに際して関係位置を変えながら追随するため、キャ
スタ4も相当の荷重を分担支持し、しかもペアになった
駆動輪3とともにイコライザ・フレーム13により常に接
地し、走行を妨げない。
上記説明において、駆動輪3およびキャスタは4組以上
であればよく、例えば駆動輪3およびキャスタ4が6組
の場合、4組がイコライザ・フレーム13により支持され
ていれば同様の効果が得られる。また駆動輪3としては
第5図および第6図に示すものに限定されず、全方向走
行可能なものであれば、同様に使用可能である。
であればよく、例えば駆動輪3およびキャスタ4が6組
の場合、4組がイコライザ・フレーム13により支持され
ていれば同様の効果が得られる。また駆動輪3としては
第5図および第6図に示すものに限定されず、全方向走
行可能なものであれば、同様に使用可能である。
本考案によれば、少なくとも2組の駆動輪およびキャス
タをイコライザ・フレームにより車体に取り付けるよう
にしたので、走行路面に凹凸がある場合でも、少ないイ
コライザ・フレームにより全駆動輪およびキャスタを確
実に接地させることができ、片当たりによる過大な荷重
が一部の駆動輪またはキャスタにかかることがなく、こ
のため走行中に衝撃や振動が発生せず、車輪の寿命を伸
ばすことができるとともに、駆動輪にかかる荷重を小さ
くして、モータの出力を小さくすることができる。
タをイコライザ・フレームにより車体に取り付けるよう
にしたので、走行路面に凹凸がある場合でも、少ないイ
コライザ・フレームにより全駆動輪およびキャスタを確
実に接地させることができ、片当たりによる過大な荷重
が一部の駆動輪またはキャスタにかかることがなく、こ
のため走行中に衝撃や振動が発生せず、車輪の寿命を伸
ばすことができるとともに、駆動輪にかかる荷重を小さ
くして、モータの出力を小さくすることができる。
第1図は実施例の正面図、第2図はその側面図、第3図
は従来の搬送車の下面図、第4図は駆動輪の平面図、第
5図はその正面図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、1は搬
送車、2は車体、3は駆動輪、4はキャスタ、5は回転
体、9は車輪支持具、10はギヤドモータ、12は取付部
材、13はイコライザ・フレームである。
は従来の搬送車の下面図、第4図は駆動輪の平面図、第
5図はその正面図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、1は搬
送車、2は車体、3は駆動輪、4はキャスタ、5は回転
体、9は車輪支持具、10はギヤドモータ、12は取付部
材、13はイコライザ・フレームである。
Claims (2)
- 【請求項1】車体と、 車体に取付けられる少なくとも4組の全方向走行可能な
駆動輪およびキャスタと、 2組の駆動輪およびキャスタをそれぞれ車体に取付ける
取付部材と、 少なくとも2組の他の駆動輪およびキャスタを1点で車
体に取付ける傾斜可能なイコライザ・フレームとを備
え、 前記駆動輪はキャスタとともに車体またはイコライザ・
フレームに取付けられていることを特徴とする搬送車。 - 【請求項2】駆動輪およびキャスタが車輪支持具を介し
て車体またはイコライザ・フレームに取付けられた実用
新案登録請求の範囲第1項記載の搬送車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987057272U JPH0745364Y2 (ja) | 1987-04-15 | 1987-04-15 | 搬送車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987057272U JPH0745364Y2 (ja) | 1987-04-15 | 1987-04-15 | 搬送車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63164010U JPS63164010U (ja) | 1988-10-26 |
JPH0745364Y2 true JPH0745364Y2 (ja) | 1995-10-18 |
Family
ID=30886830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987057272U Expired - Lifetime JPH0745364Y2 (ja) | 1987-04-15 | 1987-04-15 | 搬送車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0745364Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5573993B1 (ja) * | 2013-03-11 | 2014-08-20 | 日本精工株式会社 | 障害物回避先導ロボット |
JP5917443B2 (ja) * | 2013-06-07 | 2016-05-11 | 濱口 栄男 | 無人搬送車 |
JP5917442B2 (ja) * | 2013-06-07 | 2016-05-11 | 濱口 栄男 | 無人搬送車 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5254555U (ja) * | 1975-10-17 | 1977-04-19 | ||
JPS59141405U (ja) * | 1983-03-09 | 1984-09-21 | 日産自動車株式会社 | 電気自動車 |
JPS61186660U (ja) * | 1985-05-15 | 1986-11-20 |
-
1987
- 1987-04-15 JP JP1987057272U patent/JPH0745364Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63164010U (ja) | 1988-10-26 |
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