JP7253987B2 - リーン型車両及び車両用リーンユニット - Google Patents

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Description

本発明は、リーン型車両及び車両用リーンユニットに関する。
従来から、左右1対の前輪を備える車両が知られている。特許文献1は、この種の車両を開示する。
特許文献1の車両は、車体に左右内側を揺動可能に支持され左右外側に左右一対の前輪をそれぞれ転舵可能に支持する上下のアーム部材と、ステアリングリンク機構にそれぞれ左右のタイロッドを介して連結される左右のナックル部材と、を備える構成となっている。上下のアーム部材は左右の外リンク部材とともに平行リンク状に配置されて、上下のアーム部材の上下揺動時に、左右の外リンク部材、左右のナックル部材及び左右の前輪が略平行に上下動するようになっている。
特許第6170086号公報
しかし、特許文献1のような2つの前輪を備える車両は、リーン及び旋回(進行方向の変更)を実現するための構造として、上下のアーム部材と左右の外リンク部材とを平行リンク状に配置する構成と、ステアリングリンク機構と、の両方を個別に備えていたので、複雑な構造となっていた。そのため、構成の簡素化を図ることが望まれていた。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、車両のリーン及び進行方向の変更を簡素な構造で実現することにある。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第1の観点によれば、以下の構成のリーン型車両が提供される。即ち、このリーン型車両は、車体と、ベース部材と、上アームと、下アームと、第1支持部材と、第2支持部材と、第1車輪と、第2車輪と、ステアリング操作部材と、を備える。前記ベース部材は、前記車体に支持される。前記上アームの長手方向途中部が、前記ベース部材に回転可能に支持される。前記下アームの長手方向途中部が、前記上アームが支持される高さよりも低い高さで、前記ベース部材に回転可能に支持される。前記第1支持部材は、前記ベース部材に対して車幅方向一方に配置される。前記第2支持部材は、前記ベース部材に対して車幅方向他方に配置される。前記第1車輪は、前記第1支持部材に回転可能に支持される。前記第2車輪は、前記第2支持部材に回転可能に支持される。前記ステアリング操作部材は、前記ベース部材を旋回させるために操作される。前記上アーム、前記下アーム、前記第1支持部材、及び前記第2支持部材によって、平行リンク機構が構成される。前記第1車輪は、旋回方向において前記第1支持部材と一体的に動作可能である。前記第2車輪は、旋回方向において前記第2支持部材と一体的に動作可能である。前記ベース部材を旋回させることにより、前記上アーム、前記下アーム、前記第1支持部材、前記第2支持部材、前記第1車輪及び前記第2車輪を含めた全体が、前記ベース部材の旋回中心を中心として旋回する。前記第1車輪及び前記第2車輪を介して路面から前記車体に伝わる衝撃を緩和するための緩衝装置を備える。前記緩衝装置の下部に前記ベース部材が設けられている。
これにより、ベース部材を旋回させることで、平行リンク機構と2つの車輪を含めた全体が旋回し、進行方向が変化する。従って、車両のリーン及び進行方向の変更を、簡素な構造で実現することができる。よって、部品点数の低減及び低コスト化を図ることができる。また、ステアリング操作部材の操作に応じて平行リンクとともに第1車輪及び第2車輪が旋回するので、ステアリング操作部材の操作と、第1車輪及び第2車輪の旋回と、の間の遊びを少なくでき、ダイレクト感が高い操作を実現することができる。
本発明の第2の観点によれば、以下の構成の車両用リーンユニットが提供される。即ち、この車両用リーンユニットは、ベース部材と、上アームと、下アームと、第1支持部材と、第2支持部材と、第1車輪と、第2車輪と、を備える。上アームの長手方向途中部が、前記ベース部材に回転可能に支持される。下アームの長手方向途中部が、前記上アームが支持される高さよりも低い高さで、前記ベース部材に回転可能に支持される。第1支持部材は、前記ベース部材に対して車幅方向一方に配置される。第2支持部材は、前記ベース部材に対して車幅方向他方に配置される。第1車輪は、前記第1支持部材に回転可能に支持される。第2車輪は、前記第2支持部材に回転可能に支持される。前記上アーム、前記下アーム、前記第1支持部材、及び前記第2支持部材によって、平行リンク機構が構成される。前記第1車輪は、旋回方向において前記第1支持部材と一体的に動作可能である。前記第2車輪は、旋回方向において前記第2支持部材と一体的に動作可能である。前記ベース部材を旋回させることにより、前記上アーム、前記下アーム、前記第1支持部材、前記第2支持部材、前記第1車輪及び前記第2車輪を含めた全体が、前記ベース部材の旋回中心を中心として旋回する。前記第1車輪及び前記第2車輪を介して路面から伝わる衝撃を緩和するための緩衝装置を備える。前記緩衝装置の下部に前記ベース部材が設けられている。
これにより、ベース部材を旋回させることで、平行リンク機構と2つの車輪を含めた全体が旋回し、進行方向が変化する。従って、車両用リーンユニットを車両に適用することで、車両のリーン及び進行方向の変更を、簡素な構造で実現することができる。よって、部品点数の低減及び低コスト化を図ることができる。
本発明によれば、車両のリーン及び進行方向の変更を、簡素な構造で実現できる。
本発明の一実施形態に係るリーン型車両の構成を示す側面図。 リーン型車両における車両用リーンユニットを正面やや斜め下から見た様子を示す図。 車両用リーンユニットを背面から見た様子を示す斜視図。 図1と比較して第1回転軸及び第2回転軸の向きを異ならせた第1の例を説明する側面図。 第1回転軸及び第2回転軸の向きを異ならせた第2の例を説明する側面図。 車両用リーンユニットのリーン状態の一例を示す図。 車両用リーンユニットのリーン状態の他の例を示す図。 車両用リーンユニットの旋回状態を、旋回軸に沿って上から見た様子を示す図。 リーン型車両の重心を示す概略平面図。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るリーン型車両1の構成を示す側面図である。
図1に示すリーン型車両(鞍乗り型車両)1は、車体3と、前輪6を有する車両用リーンユニット5と、後輪7と、ステアリングハンドル(ステアリング操作部材)8と、を備える。なお、車両用リーンユニット5を備える車両の種類については、これに限定されない。
運転者は、車体3に跨がった状態でリーン型車両1を運転する。以下の説明では、特別な記載がない限り、前、後、左及び右とは、リーン型車両1に乗車した運転者から見た前、後、左及び右を意味する。左右方向は車幅方向に一致し、前後方向は車長方向に一致する。
車両用リーンユニット5の前輪6は、車体3に対して左右1対で2つ設けられている。後輪7は、車体3に対して左右方向(車幅方向)の中央に1つ設けられている。車両用リーンユニット5については後述する。
車体3は、リーン型車両1を走行させる駆動源を支持する。本実施形態では、駆動源として、図1に示すエンジン11が用いられる。エンジン11は、駆動輪である後輪7を駆動するパワーユニットとして機能し、例えばガソリンエンジンとして構成される。エンジン11で発生する駆動力は、図略の変速ギアによって変速され、ドライブチェーン12を介して後輪7に伝達される。なお、エンジン11の代わりに例えば電動モータを駆動源として用いても良い。
車体3は、車体フレームを備える。車体3の上部に、運転者が座るシート14が設けられている。車体3の前上部に、運転者が操作するステアリングハンドル8が設けられている。
車体3において、車体フレームは、エンジン11等を支持する骨格となる強度部品であって、例えば金属パイプにより構成されている。この車体フレームの前部には、ヘッドパイプ(回転支持部材)15が備えられている。
車体3の車体フレームには、フロントフォーク16と、スイングアーム17と、が取り付けられている。フロントフォーク16は、車体フレームのヘッドパイプ15に取り付けられている。フロントフォーク16の先端部に、前輪6を有する車両用リーンユニット5が設けられている。スイングアーム17の先端部に、後輪7が回転可能に支持されている。
次に、車両用リーンユニット5について説明する。図2は、車両用リーンユニット5を正面やや斜め下から見た様子を示す図である。図3は、車両用リーンユニット5を背面から見た様子を示す斜視図である。
図2には、車両用リーンユニット5を図1のA方向で見た様子が示されている。図2に示すように、車両用リーンユニット5は、左右の前輪6に加えて、ベース部材20と、上アーム21と、下アーム22と、第1支持部材23と、第2支持部材24と、を備える。車両用リーンユニット5においては、左右の前輪6の間に、ベース部材20と、上アーム21と、下アーム22と、第1支持部材23と、第2支持部材24と、が配置されている。
以下の説明では、左右の前輪6のうち左側のものを左前輪(第1車輪)6Lと呼び、右側のものを右前輪(第2車輪)6Rと呼ぶことがある。
ベース部材20は、車体3に支持されている。ベース部材20は、ステアリングハンドル8の操作により旋回可能に設けられている。ベース部材20と、ステアリングハンドル8と、の間には、フロントフォーク(伝達部材)16が配置されている。
図3にも示すように、ベース部材20は、本実施形態では、フロントフォーク16の先端部に固定されている。フロントフォーク16は、左右1対で2つ設けられている。左右のフロントフォーク16は、それぞれ、ステアリングハンドル8側から前輪6へ向かって上下方向に延びるように設けられており、左右方向に所定間隔をあけて配置されている。フロントフォーク16は、ステアリングハンドル8の回転をベース部材20に伝達する。
ベース部材20は、固定部31と、支持部33と、を有する。固定部31は、左右1対で設けられている。左右の固定部31のそれぞれは、筒状に形成されて、左右のフロントフォーク16の先端部を収容する。左右の固定部31は、フロントフォーク16の先端部に固定されている。これにより、フロントフォーク16が、ヘッドパイプ15に取り付けられた状態でベース部材20を支持している。
支持部33は、左右の固定部31の間に配置され、正面視で上下方向に延びるように設けられている。支持部33は、左右の固定部31のそれぞれに固定されている。
本実施形態では、左右のフロントフォーク16は、それぞれ、フロントサスペンション(緩衝装置)35を備える。それぞれのフロントサスペンション35は、リーン型車両1が路面を走行するとき、前輪6を介して当該路面から車体3に伝わる衝撃を緩和することができる。
それぞれのフロントサスペンション35は、アウターチューブ36と、インナーチューブ37と、を有する。アウターチューブ36は、各フロントサスペンション35の上部に配置されて、ステアリングステムに固定されている。インナーチューブ37は、各フロントサスペンション35の下部に配置されている。
インナーチューブ37の上側部分はアウターチューブ36に挿入されており、アウターチューブ36に対して長手方向(上下方向)に移動可能である。そして、インナーチューブ37の先端部(下側端部)が、フロントフォーク16の先端部をなし、ベース部材20における左右の固定部31の一方に収容された状態で固定されている。
アウターチューブ36とインナーチューブ37は、スプリングを介して接続されている。このスプリングにより、フロントフォーク16は、前輪6を弾発的に支持する。各フロントサスペンション35は上下方向に伸縮可能であり、これに伴って、前輪6は車体3に対して上下方向で変位可能である。前記のスプリングは、フロントサスペンション35の伸縮に抗する向きの弾性力を作用させる。これによって、前輪6が、予め車体3との関係で設定される基準位置に対して上下方向に移動する量を小さくすることができる。
また、ベース部材20と、ステアリングハンドル8と、の間には、左右のフロントフォーク16に加えて、図1に示すように、ヘッドパイプ15が配置されている。ヘッドパイプ15は、ステアリングハンドル8をステアリングシャフト(回転支持軸)38により旋回可能に支持する。ヘッドパイプ15は、ステアリングハンドル8の下方に配置されている。
ステアリングシャフト38は、ヘッドパイプ15に挿入されている。ステアリングシャフト38は、ヘッドパイプ15の中心軸線まわりに回転可能に設けられている。ステアリングシャフト38は、ステアリングハンドル8の中央部に固定されている。また、ステアリングシャフト38は、左右のフロントフォーク16に連結されている。
従って、ステアリングハンドル8を操作することによって、ベース部材20を、ステアリングハンドル8及び左右のフロントフォーク16と一体的に旋回させることができる。ベース部材20は、旋回中心となる旋回軸39を中心として、図3の太線矢印で示す方向である旋回方向に旋回する。この旋回軸39は、ステアリングシャフト38と平行である。
上アーム21は、長手方向途中部でベース部材20に回転可能に支持されている。上アーム21は、ベース部材20(左右のフロントフォーク16)よりも前方に配置されている。上アーム21は、1本のアームからなる。上アーム21は、直線状に形成され、左前輪6Lと右前輪6Rとの間において左右方向に延びるように設けられている。
上アーム21の長手方向中途部は、本実施形態では左右方向中央部であり、ベース部材20の支持部33の上部に第1回転軸41により回転可能に連結されている。上アーム21とベース部材20とが連結されている部分が、第1連結部51に相当する。図3に示すように、上アーム21のうち、第1連結部51よりも左側の部分が第1左アーム21Lであり、右側の部分が第1右アーム21Rである。第1左アーム21Lと第1右アーム21Rは一体的に結合されている。第1回転軸41は、やや前下がり方向に延びている。
図1に示すように、第1回転軸41は、概ね前後方向に向けられているが、前端部と後端部とで高さが異なるように、傾斜して配置されている。具体的には、第1回転軸41の前端部は後端部よりも少し低くなっている。ステアリングハンドル8が中立位置にあるとき、第1回転軸41は、前側がやや下方となるように斜めに向けられる。上アーム21は、第1回転軸41を中心として、シーソーのように回転することができる。
下アーム22は、上アーム21が支持される高さよりも低い高さにおいて、長手方向途中部でベース部材20に回転可能に支持されている。下アーム22は、ベース部材20(左右のフロントフォーク16)よりも前方に配置されている。下アーム22は、1本のアームからなる。下アーム22は、直線状に形成され、左前輪6Lと右前輪6Rとの間において左右方向に延びるように設けられている。
下アーム22は、本実施形態では上アーム21と同一の形状を有する。そして、下アーム22は、上下方向(高さ方向)において、上アーム21よりも下方に配置されるとともに、上アーム21に対して所定距離をあけて略平行に配置されている。下アーム22の左右の端部は、それぞれ、左右方向において上アーム21の左右の端部と略一致するように並べられている。
下アーム22の長手方向中途部は、本実施形態では左右方向中央部であり、ベース部材20の支持部33の下部に第2回転軸42により回転可能に連結されている。下アーム22とベース部材20とが連結されている部分が、第4連結部54に相当する。図3に示すように、下アーム22のうち、第4連結部54よりも左側の部分が第2左アーム22Lであり、右側の部分が第2右アーム22Rである。第2左アーム22Lと第2右アーム22Rは一体的に結合されている。第2回転軸42は、やや前下がり方向に延びており、第1回転軸41と平行に配置されている。
図1に示すように、第2回転軸42は、概ね前後方向に向けられているが、軸方向の一端部と反対側の端部とで高さが異なるように、傾斜して配置されている。具体的には、第2回転軸42の前端部は後端部よりも少し低くなっている。下アーム22は、第2回転軸42を中心として、シーソーのように回転することができる。
第1支持部材23は、ベース部材20に対して左方(車幅方向一方)に配置されている。第1支持部材23は、直線状に形成され、上アーム21及び下アーム22の各々と略垂直な方向(概ね上下方向)に延びるように設けられている。第1支持部材23は、旋回軸39に沿う向きで見たときにU字形状を有しており、開口部が車幅方向中央を向くように配置されている。第1支持部材23の内部に、上アーム21の左端部及び下アーム22の左端部が配置されている。
そして、第1支持部材23の上端部が、上アーム21の左端部に第3回転軸43により回転可能に連結されている。第1支持部材23と上アーム21とが連結されている部分が、第2連結部52に相当する。第3回転軸43は、第1回転軸41及び第2回転軸42と同じ方向に延びている。
第1支持部材23の下端部は、下アーム22の左端部に第4回転軸44により回転可能に連結されている。第1支持部材23と下アーム22とが連結されている部分が、第5連結部55に相当する。第4回転軸44は、第1回転軸41及び第2回転軸42と同じ方向に延びており、第3回転軸43と平行に配置されている。
第2支持部材24は、ベース部材20に対して右方(車幅方向他方)に配置されている。第2支持部材24は、直線状に形成され、上アーム21及び下アーム22の各々と略垂直な方向(概ね上下方向)に延びるように設けられている。第2支持部材24は、旋回軸39に沿う向きで見たときにU字形状を有しており、開口部が車幅方向中央を向くように配置されている。第2支持部材24の内部に、上アーム21の右端部及び下アーム22の右端部が配置されている。
そして、第2支持部材24の上端部が、上アーム21の右端部に第5回転軸45により回転可能に連結されている。第2支持部材24と上アーム21とが連結されている部分が、第3連結部53に相当する。第5回転軸45は、第1回転軸41及び第2回転軸42と同じ方向に延びている。
第2支持部材24の下端部は、下アーム22の左端部に第6回転軸46により回転可能に連結されている。第2支持部材24と下アーム22とが連結されている部分が、第6連結部56に相当する。第6回転軸46は、第1回転軸41及び第2回転軸42と同じ方向に延びており、第5回転軸45と平行に配置されている。
第2支持部材24は、第1支持部材23と上アーム21及び下アーム22のそれぞれ長手方向中途部に対して左右対称に設けられている。第2支持部材24は、左右方向において第1支持部材23に対して所定距離をあけて略平行に配置されている。
左前輪6Lは、第1支持部材23に回転可能に支持されている。左前輪6Lは、ベース部材20の旋回方向において第1支持部材23と一体的に動作可能に設けられている。左前輪6Lは、本実施形態では、第1ブレーキ機構61及び左固定部材62を介して第1支持部材23に支持されている。左固定部材62は、第1支持部材23の左部に固定されている。
第1ブレーキ機構61においては、左固定部材62に、ブレーキキャリパー63が取り付けられている。ブレーキキャリパー63としては、例えば油圧によりブレーキパッドを押し付けるタイプのキャリパーを用いることができる。ブレーキキャリパー63は、図略のブレーキパッドを左前輪6Lのブレーキディスク64に押さえ付けることで発生する摩擦によって、左前輪6Lを制動する。
右前輪6Rは、第2支持部材24に回転可能に支持されている。右前輪6Rは、ベース部材20の旋回方向において第2支持部材24と一体的に動作可能に設けられている。右前輪6Rは、本実施形態では、第2ブレーキ機構66及び右固定部材67を介して第2支持部材24に支持されている。右固定部材67は、第2支持部材24の右部に固定されている。
第2ブレーキ機構66においては、右固定部材67に、ブレーキキャリパー68が取り付けられている。ブレーキキャリパー68としては、例えば油圧によりブレーキパッドを押し付けるタイプのキャリパーを用いることができる。ブレーキキャリパー68は、図略のブレーキパッドを右前輪6Rのブレーキディスク69に押さえ付けることで発生する摩擦によって、右前輪6Rを制動する。
そして、上アーム21、下アーム22、第1支持部材23、及び第2支持部材24によって、平行リンク機構70が構成されている。平行リンク機構70の少なくとも一部(本実施形態では全部)は、リーン型車両1の正面視で、左前輪6Lと右前輪6Rとの間に配置されている。
平行リンク機構70においては、上アーム21、下アーム22、第1支持部材23、及び第2支持部材24が、第2連結部52、第3連結部53、第5連結部55及び第6連結部56により適宜連結されることで矩形枠状に組み合わされている。平行リンク機構70は、第1連結部51、第4連結部54を支点として、例えば図6及び図7に示すように動作することができる。
本実施形態では、上アーム21における第2連結部52と第3連結部53との間の左右方向長さと、下アーム22における第5連結部55と第6連結部56との間の左右方向長さと、が等しい。第1支持部材23における第2連結部52と第5連結部55との間の上下方向長さと、第2支持部材24における第3連結部53と第6連結部56との間の上下方向長さと、が等しい。
このような構成で、平行リンク機構70が動作する場合、上アーム21が第1回転軸41を中心として回転するとともに、下アーム22が第2回転軸42を中心として回転する。また、上アーム21が、第3回転軸43を中心として回転するとともに、第5回転軸45を中心として回転する。また、下アーム22が、第4回転軸44を中心として回転するとともに、第6回転軸46を中心として回転する。このとき、左前輪6L及び右前輪6Rは、ベース部材20に対する向きを保ったまま、ベース部材20に対して上下に移動することができる。
また、平行リンク機構70では、第1連結部51と第2連結部52との間の左右方向長さと、第1連結部51と第3連結部53との間の左右方向長さと、が等しい。第4連結部54と第5連結部55との間の左右方向長さと、第4連結部54と第6連結部56との間の左右方向長さと、が等しい。これにより、平行リンク機構70の動作に関して、左前輪6L及び右前輪6Rの上下移動の対称性を確保でき、リーン型車両1の円滑なリーンを実現できる。
図1の構成では、第1回転軸41及び第2回転軸42の向きは、水平よりも前下がり状に配置されている。従って、側面視で、第1回転軸41及び第2回転軸42の向きは、旋回軸39と垂直な向きよりも前下がり状となっている。
図4の例に示すように、第1回転軸41及び第2回転軸42が水平よりも前上がり状に向いて配置されても良い。この例では、第1回転軸41及び第2回転軸42が旋回軸39と垂直に向けられているが、側面視で旋回軸39に対して垂直とは異なる角度に向けられても良い。
更に、図5の例に示すように、第1回転軸41及び第2回転軸42が実質的に水平に(言い換えれば、路面に対して略平行に)向けられても良い。この場合は、リーン型車両1のステアリングとロール運動との独立性が高まり、外乱によるステアリング入力が減るので、車体3の安定性が良くなる。
発生する復元力を大きくして走行安定性を高める観点から言えば、第1回転軸41及び第2回転軸42の向きは、図1、図4及び図5の中では図1が最も好ましく、次いで図4が好ましい。
本実施形態では、第1連結部51、第2連結部52、及び第3連結部53は、平行リンク機構70の回転軸となる第3回転軸43、第4回転軸44、第5回転軸45、及び第6回転軸46に沿う向きで見たときに直線状に並んで配置されている。上記と同じ向きで見たときに、第4連結部54、第5連結部55、及び第6連結部56は、直線状に並んで配置されている。
このような構成により、ステアリングハンドル8が操作された場合、ベース部材20、上アーム21、下アーム22、第1支持部材23、第2支持部材24、左前輪6L及び右前輪6Rを含めた車両用リーンユニット5全体が、旋回軸39を旋回中心として旋回する。即ち、ステアリングハンドル8の操作に応じて、車両用リーンユニット5の各部材が旋回方向において一体的に動作する。従って、図8に示すように、リーン型車両1の操舵を行って進行方向を変更することができる。なお、図8には、第1回転軸41及び第2回転軸42が旋回軸39とほぼ垂直に配置された図4の構成の例が示されている。
また、平行リンク機構70の動作に連動して、左前輪6L及び右前輪6Rは、図6及び図7に示すように上下方向で互いに逆向きに移動する。即ち、上アーム21及び下アーム22と、第1支持部材23及び第2支持部材24と、の相対回転により、図6に示すように左前輪6Lが上昇するときは右前輪6Rが下降し、図7に示すように左前輪6Lが下降するときは右前輪6Rが上昇する。一方の前輪6がある距離だけ上昇する場合、反対側の前輪6は、等しい距離だけ下降する。
図1、図6及び図7では、左右の前輪6の高低差を分かり易く示すために車体3が直立した状態で車両用リーンユニット5が描かれているが、実際は、左右の前輪6の高低差の分だけ、車体3が路面に対して傾斜することになる。このように、本実施形態のリーン型車両1は、車体3が傾斜している状態(リーン状態)における走行を簡単な構成で実現できる。
また、本実施形態において、車両用リーンユニット5は、規制機構を備えている。この規制機構は、上アーム21及び下アーム22の少なくとも一方の回転角度範囲を規制するために、少なくとも1つの規制部材90を備えている。本実施形態において、規制部材90は左右1対で2つ設けられ、各規制部材90が平行リンク機構70の動作時に上アーム21及び下アーム22の双方の回転角度範囲を規制する。
左右の規制部材90は、上アーム21及び下アーム22のそれぞれの左右中央部に対して左右対称に設けられている。以下の説明では、左右の規制部材90のうち左側のものを左規制部材90Lと呼び、右側のものを右規制部材90Rと呼ぶことがある。
左規制部材90Lは、第1支持部材23に対する上アーム21及び下アーム22の回転角度範囲を規制する。左規制部材90Lは、本体部91と、上突出部92と、下突出部93と、を有する。
本体部91は、第1支持部材23に固定されている。本体部91は、第1支持部材23の上端部と下端部との間にわたって配置されており、第1支持部材23に沿って延びている。本体部91の上端部には上突出部92が設けられ、本体部91の下端部には下突出部93が設けられている。
上突出部92は、本体部91の上端部から上アーム21の左側部分の上方に位置するように斜めに突出し、この上アーム21の左側部分と所定間隔をあけて対向するように配置されている。下突出部93は、本体部91の下端部から下アーム22の左側部分の下方に位置するように斜めに突出し、この下アーム22の左側部分と所定間隔をあけて対向するように配置されている。
右規制部材90Rは、第2支持部材24に対する上アーム21及び下アーム22の回転角度範囲を規制する。右規制部材90Rは、本体部96と、上突出部97と、下突出部98と、を有する。
本体部96は、第2支持部材24に固定されている。本体部96は、第2支持部材24の上端部と下端部との間にわたって配置されており、第2支持部材24に沿って延びている。本体部96の上端部には上突出部97が設けられ、本体部96の下端部には下突出部98が設けられている。
上突出部97は、本体部96の上端部から上アーム21の右側部分の上方に位置するように斜めに突出し、この上アーム21の右側部分と所定間隔をあけて対向するように配置されている。下突出部98は、本体部96の下端部から下アーム22の右側部分の下方に位置するように斜めに突出し、この下アーム22の右側部分と所定間隔をあけて対向するように配置されている。
このような構成で、左前輪6Lが上昇しかつ右前輪6Rが下降する場合に、上アーム21及び下アーム22がそれぞれ第1支持部材23及び第2支持部材24に対して所定角度を超えて回転しようとすると、図6に示すように、左規制部材90Lの下突出部93が下アーム22の左側部分に当たるとともに、右規制部材90Rの上突出部97が上アーム21の右側部分に当たる。これにより、上アーム21及び下アーム22が所定角度を超えて回転できなくして、上アーム21及び下アーム22の回転角度を規制することができる。即ち、左前輪6Lの上昇位置及び右前輪6Rの下降位置を規制することができる。
一方、左前輪6Lが下降しかつ右前輪6Rが上昇する場合に、上アーム21及び下アーム22がそれぞれ第1支持部材23及び第2支持部材24に対して所定角度を超えて回転しようとすると、図7に示すように、左規制部材90Lの上突出部92が上アーム21の左側部分に当たるとともに、右規制部材90Rの下突出部98が下アーム22の右側部分に当たる。これにより、上アーム21及び下アーム22が所定角度を超えて回転できなくして、上アーム21及び下アーム22の回転角度を規制することができる。即ち、左前輪6Lの下降位置及び右前輪6Rの上昇位置を規制することができる。
従って、車体3のリーンが大きくなり過ぎることを規制して、車体3の安定性を確保することができる。ベース部材20に対して第1支持部材23又は第2支持部材24が相対的に上昇し過ぎないので、左前輪6L又は右前輪6Rがリーン型車両1の他の部分へ干渉することを防止できる。なお、上アーム21及び下アーム22の回転角度範囲は、車体3のリーンが大きくなり過ぎないように任意に設定可能である。
また、本実施形態において、リーン型車両1は、第1ブレーキ機構61及び第2ブレーキ機構66を備えることに加えて、図9に示すように、当該リーン型車両1の重心101が左前輪6L、右前輪6R、及び後輪7を結ぶ平面視3角形の内側に位置するように構成されている。
ここでのリーン型車両1の重心は、リーン型車両1単体での重心や、運転者による運転中のリーン型車両1の重心に相当する。リーン型車両1の重心101は、例えば、平面視でエンジン11の前端部付近に位置する。左前輪6Lと右前輪6Rとの間の距離(トレッド)は、適宜の値(例えば1m程度)に設定されている。
このような構成により、リーン型車両1が第1ブレーキ機構61及び第2ブレーキ機構66を用いて停止状態にある場合に、リーン型車両1を安定した状態で自立させ易くなっている。従って、例えば、リーン型車両1を駐車するとき、及び、リーン型車両1を一時停止させたとき等において、運転者がリーン型車両1の転倒防止を目的としてリーン型車両1の姿勢を維持するために何らかの動作を特に行わずに済む。
以上に説明したように、本実施形態のリーン型車両1は、車体3と、ベース部材20と、上アーム21と、下アーム22と、第1支持部材23と、第2支持部材24と、左前輪6Lと、右前輪6Rと、ステアリングハンドル8と、を備える。ベース部材20は、車体3に支持される。上アーム21の左右中央部が、ベース部材20に回転可能に支持される。下アーム22の左右中央部が、上アーム21が支持される高さよりも低い高さで、ベース部材20に回転可能に支持される。第1支持部材23は、ベース部材20に対して左方に配置される。第2支持部材24は、ベース部材20に対して右方に配置される。左前輪6Lは、第1支持部材23に回転可能に支持される。右前輪6Rは、第2支持部材24に回転可能に支持される。ステアリングハンドル8は、ベース部材20を旋回させるために操作される。上アーム21、下アーム22、第1支持部材23、及び第2支持部材24によって、平行リンク機構70が構成される。左前輪6Lは、旋回方向において第1支持部材23と一体的に動作可能である。右前輪6Rは、旋回方向において第2支持部材24と一体的に動作可能である。ベース部材20を旋回させることにより、上アーム21、下アーム22、第1支持部材23、第2支持部材24、左前輪6L及び右前輪6Rを含めた全体が、ベース部材20の旋回中心を中心として旋回する。
これにより、ベース部材20を旋回させることで、平行リンク機構70と2つの前輪6を含めた全体が旋回し、リーン型車両1の進行方向が変化する。従って、リーン型車両1のリーン及び進行方向の変更を、簡素な構造で実現できる。よって、部品点数の低減及び低コスト化を図ることができる。また、ステアリングハンドル8の操作に応じて平行リンク機構70とともに左前輪6L及び右前輪6Rが旋回するので、ステアリングハンドル8の操作と、左前輪6L及び右前輪6Rの旋回と、の間の遊びを少なくでき、ダイレクト感が高い操作を実現できる。
また、本実施形態のリーン型車両1において、第1連結部51、第2連結部52、及び第3連結部53が、第3回転軸43、第4回転軸44、第5回転軸45及び第6回転軸46(平行リンク機構70の回転軸)に沿う向きで見たときに直線状に並んで配置されている。第1連結部51は、上アーム21の左右中央部がベース部材20に回転可能に連結されている部分である。第2連結部52は、上アーム21の左端部(長手方向一方側)が第1支持部材23に回転可能に連結されている部分である。第3連結部53は、上アーム21の右端部(長手方向他方側)が第2支持部材24に回転可能に連結されている部分である。また、第4連結部54、第5連結部55、及び第6連結部56が、第3回転軸43、第4回転軸44、第5回転軸45及び第6回転軸46に沿う向きで見たときに直線状に並んで配置されている。第4連結部54は、下アーム22の左右中央部がベース部材20に回転可能に連結されている部分である。第5連結部55は、下アーム22の左端部(長手方向一方側)が第1支持部材23に回転可能に連結されている部分である。第6連結部56は、下アーム22の右端部(長手方向他方側)が第2支持部材24に回転可能に連結されている部分である。
これにより、円滑なリーンを実現できる。
また、本実施形態のリーン型車両1は、規制部材90を備える。規制部材90は、上アーム21及び下アーム22の少なくとも一方の回転角度範囲を規制する。
これにより、車体3のリーンが大きくなり過ぎることを規制して、車体3の安定性を確保することができる。ベース部材に20対して第1支持部材23又は第2支持部材24が相対的に上昇し過ぎないので、左前輪6L及び右前輪6Rがリーン型車両1の他の部分へ干渉することを防止できる。
また、本実施形態のリーン型車両1において、正面視で、前記平行リンク機構70の少なくとも一部が、左前輪6L及び右前輪6Rの間に配置されている。
これにより、全体としてコンパクトな構成を実現できる。
また、本実施形態のリーン型車両1において、第1回転軸(ベース部材20に対する上アーム21の回転軸)41、及び、第2回転軸(ベース部材20に対する下アーム22の回転軸)42は、何れも、軸方向の一端部が反対側の端部と高さが異なるように傾斜している。
これにより、リーン型車両1を直進させようとする復元力を前輪6に対して良好に働かせることができる。
また、図1のリーン型車両1において、第1回転軸41及び第2回転軸42のそれぞれの方向が、水平よりも前下がりに傾斜している。
これにより、前述の復元力を前輪6に対して更に良好に働かせることができる。
本実施形態のリーン型車両1において、第1回転軸(ベース部材20に対する上アーム21の回転軸)41、及び、第2回転軸(ベース部材20に対する下アーム22の回転軸)42を、何れも、路面に対して平行に配置することもできる。
この構成では、リーン型車両1のステアリング運動とロール運動との独立性を高めることができ、外乱によるステアリング入力が減って車体3の安定性が良くなる。
また、本実施形態のリーン型車両1において、ステアリングハンドル8と、ベース部材20と、の間にフロントフォーク16が配置されている。ステアリングハンドル8、フロントフォーク16、及びベース部材20は一体的に回転する。
これにより、フロントフォーク16を用いる簡単な構成で、リーン型車両1の進行方向の変更を実現できる。
また、本実施形態のリーン型車両1において、フロントフォーク16は、フロントサスペンション35を備える。このフロントサスペンション35は、左前輪6L及び右前輪6Rを介して路面から車体3に伝わる衝撃を緩和する。
これにより、リーン型車両1の走行時に路面から車体3に伝わる衝撃を緩和することができる。緩衝装置を第1支持部材23及び第2支持部材24にそれぞれ配置するレイアウトと比較して、構成を簡素化できる。
また、本実施形態のリーン型車両1において、上アーム21は、第1左アーム21Lと、第1右アーム21Rと、から構成される。第1左アーム21Lは、上アーム21の左右中央部に対して第1支持部材23側に配置されている。第1右アーム21Rは、上アーム21の左右中央部に対して第2支持部材24側に配置されている。また、下アーム22は、第2左アーム22Lと、第2右アーム22Rと、から構成される。第2左アーム22Lは、下アーム22の左右中央部に対して第1支持部材23側に配置されている。第2右アーム22Rは、下アーム22の左右中央部に対して第2支持部材24側に配置されている。
これにより、上アーム21及び下アーム22をそれぞれベース部材20に対して左前輪6L側と右前輪6R側とで個別に支持することができるので、左前輪6L及び右前輪6Rを介して路面から車体3に伝わる衝撃をより効果的に緩和することができる。
また、本実施形態のリーン型車両1において、上アーム21及び下アーム22は、何れも、左前輪6L及び右前輪6Rの間でベース部材20よりも前方に配置されている。
これにより、リーン型車両1において、平行リンク機構70と車体3との干渉を回避し易くなる。従って、リーン型車両1のレイアウトに関する設計の自由度を向上させることができる。
また、本実施形態のリーン型車両1において、左前輪6L及び右前輪6Rが配置されるとともに、後輪7は左右中央(車幅中央)に1つ配置されている。
これにより、簡素な構成の、3輪型の車両を実現できる。
また、本実施形態のリーン型車両1は、第1ブレーキ機構61と、第2ブレーキ機構66と、を備える。第1ブレーキ機構61は、左前輪6Lを制動する。第2ブレーキ機構66は、右前輪6Rを制動する。
これにより、リーン型車両1が停止しているときに、ステアリングハンドル8を中立に保持し、かつ、左前輪6L及び右前輪6Rの回転を制動することで、リーンを行わせないように車体の姿勢を実質的に固定することができる。この結果、リーンロック機構等の特別な構成を備えなくても、リーン型車両1の自立状態を実現できる。
また、本実施形態の車両用リーンユニット5は、ベース部材20と、上アーム21と、下アーム22と、第1支持部材23と、第2支持部材24と、左前輪6Lと、右前輪6Rと、を備える。上アーム21の左右中央部が、ベース部材20に回転可能に支持される。下アーム22の左右中央部が、上アーム21が支持される高さよりも低い高さで、ベース部材20に回転可能に支持される。第1支持部材23は、ベース部材20に対して左方に配置される。第2支持部材24は、ベース部材20に対して右方に配置される。左前輪6Lは、第1支持部材23に回転可能に支持される。右前輪6Rは、第2支持部材24に回転可能に支持される。上アーム21、下アーム22、第1支持部材23、及び第2支持部材24によって、平行リンク機構70が構成される。左前輪6Lは、旋回方向において第1支持部材23と一体的に動作可能である。右前輪6Rは、旋回方向において第2支持部材24と一体的に動作可能である。ベース部材20を旋回させることにより、上アーム21、下アーム22、第1支持部材23、第2支持部材24、左前輪6L及び右前輪6Rを含めた全体が、ベース部材20の旋回中心を中心として旋回する。
これにより、ベース部材20を旋回させることで、平行リンク機構70と2つの前輪6を含めた全体が旋回し、進行方向が変化する。従って、車両用リーンユニット5を車両に適用することで、車両のリーン及び進行方向の変更を、簡素な構造で実現することができる。よって、部品点数の低減及び低コスト化を図ることができる。
以上に本発明の好適な実施の形態及び変形例を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
車両用リーンユニット5において、左前輪6Lは旋回方向において第1支持部材23と一体的に動作可能であればよく、左前輪6Lを第1支持部材23に回転可能に支持するための構成は特に限定されない。
車両用リーンユニット5において、右前輪6Rは旋回方向において第2支持部材24と一体的に動作可能であればよく、右前輪6Rを第2支持部材24に回転可能に支持するための構成は特に限定されない。
上記の実施形態では、規制部材90は、上アーム21及び下アーム22の両方の回転角度範囲を規制するものであるが、これに限定されるものではなく、例えば、上アーム21の回転角度範囲のみを規制するものであっても良いし、下アーム22の回転角度範囲のみを規制するものであっても良い。
上記の実施形態では、ステアリング中立状態で、1対のフロントフォーク16は左右方向に並べて配置されている。これに代えて、1対のフロントフォーク16を前後方向に並べて配置しても良い。
上述の教示を考慮すれば、本発明が多くの変更形態及び変形形態をとり得ることは明らかである。従って、本発明が、添付の特許請求の範囲内において、本明細書に記載された以外の方法で実施され得ることを理解されたい。
1 リーン型車両
3 車体
5 車両用リーンユニット
6 前輪
6L 左前輪(第1車輪)
6R 右前輪(第2車輪)
8 ステアリングハンドル(ステアリング操作部材)
16 フロントフォーク(伝達部材)
20 ベース部材
21 上アーム
22 下アーム
23 第1支持部材
24 第2支持部材
35 フロントサスペンション(緩衝装置)
38 ステアリングシャフト(回転支持軸)
39 旋回軸
41 第1回転軸
42 第2回転軸
43 第3回転軸(平行リンク機構の回転軸)
44 第4回転軸(平行リンク機構の回転軸)
45 第5回転軸(平行リンク機構の回転軸)
46 第6回転軸(平行リンク機構の回転軸)
51 第1連結部
52 第2連結部
53 第3連結部
54 第4連結部
55 第5連結部
56 第6連結部
61 第1ブレーキ機構
66 第2ブレーキ機構
70 平行リンク機構
90 規制部材
90L 左規制部材
90R 右規制部材

Claims (14)

  1. 車体と、
    前記車体に支持されるベース部材と、
    長手方向途中部が前記ベース部材に回転可能に支持される上アームと、
    前記上アームが支持される高さよりも低い高さで、長手方向途中部が前記ベース部材に回転可能に支持される下アームと、
    前記ベース部材に対して車幅方向一方に配置される第1支持部材と、
    前記ベース部材に対して車幅方向他方に配置される第2支持部材と、
    前記第1支持部材に回転可能に支持される第1車輪と、
    前記第2支持部材に回転可能に支持される第2車輪と、
    前記ベース部材を旋回させるために操作されるステアリング操作部材と、
    を備え、
    前記上アーム、前記下アーム、前記第1支持部材、及び前記第2支持部材によって、平行リンク機構が構成され、
    前記第1車輪は、旋回方向において前記第1支持部材と一体的に動作可能であり、
    前記第2車輪は、旋回方向において前記第2支持部材と一体的に動作可能であり、
    前記ベース部材を旋回させることにより、前記上アーム、前記下アーム、前記第1支持部材、前記第2支持部材、前記第1車輪及び前記第2車輪を含めた全体が、前記ベース部材の旋回中心を中心として旋回し、
    前記第1車輪及び前記第2車輪を介して路面から前記車体に伝わる衝撃を緩和する緩衝装置を備え、
    前記緩衝装置の下部に前記ベース部材が設けられていることを特徴とするリーン型車両。
  2. 請求項1に記載のリーン型車両であって、
    前記緩衝装置が前記旋回中心に対して左右1対で設けられることを特徴とするリーン型車両。
  3. 請求項1又は2に記載のリーン型車両であって、
    前記ベース部材に前記上アームが支持されている部分、及び、前記ベース部材に前記下アームが支持されている部分が、何れも前記緩衝装置よりも前方に配置されていることを特徴とするリーン型車両。
  4. 請求項1から3までの何れか一項に記載のリーン型車両であって、
    前記上アーム及び前記下アームの少なくとも一方の回転角度範囲を規制する規制部材を備えることを特徴とするリーン型車両。
  5. 請求項1から4までの何れか一項に記載のリーン型車両であって、
    前記ベース部材に対する前記上アームの回転軸、及び、前記ベース部材に対する前記下アームの回転軸は、何れも、軸方向の一端部が反対側の端部と高さが異なるように傾斜していることを特徴とするリーン型車両。
  6. 請求項5に記載のリーン型車両であって、
    前記上アームの回転軸、及び、前記下アームの回転軸のそれぞれの方向が、水平よりも前下がりに傾斜していることを特徴とするリーン型車両。
  7. 請求項1から4までの何れか一項に記載のリーン型車両であって、
    前記ベース部材に対する前記上アームの回転軸、及び、前記ベース部材に対する前記下アームの回転軸は、何れも、路面に対して平行であることを特徴とするリーン型車両。
  8. 請求項4から7までの何れか一項に記載のリーン型車両であって、
    前記ステアリング操作部材と、前記ベース部材と、の間に伝達部材が配置され、
    前記ステアリング操作部材、前記伝達部材、及び前記ベース部材が一体的に回転することを特徴とするリーン型車両。
  9. 請求項8に記載のリーン型車両であって、
    前記緩衝装置が前記伝達部材に備えられることを特徴とするリーン型車両。
  10. 請求項9に記載のリーン型車両であって、
    前記上アームは、当該上アームの長手方向中途部に対して前記第1支持部材側に配置された第1左アームと、当該上アームの長手方向中途部に対して前記第2支持部材側に配置された第1右アームと、から構成され、
    前記下アームは、当該下アームの長手方向途中部に対して前記第1支持部材側に配置された第2左アームと、当該下アームの長手方向途中部に対して前記第2支持部材側に配置された第2右アームと、から構成されていることを特徴とするリーン型車両。
  11. 請求項5から10までの何れか一項に記載のリーン型車両であって、
    前記第1車輪及び前記第2車輪は、何れも前輪であり、
    後輪は車幅中央に1つ配置されていることを特徴とするリーン型車両。
  12. 請求項1から11までの何れか一項に記載のリーン型車両であって、
    前記第1車輪を制動する第1ブレーキ機構と、
    前記第2車輪を制動する第2ブレーキ機構と、
    を備えることを特徴とするリーン型車両。
  13. 車体と、
    前記車体に支持されるベース部材と、
    長手方向途中部が前記ベース部材に回転可能に支持される上アームと、
    前記上アームが支持される高さよりも低い高さで、長手方向途中部が前記ベース部材に回転可能に支持される下アームと、
    前記ベース部材に対して車幅方向一方に配置される第1支持部材と、
    前記ベース部材に対して車幅方向他方に配置される第2支持部材と、
    前記第1支持部材に回転可能に支持される第1車輪と、
    前記第2支持部材に回転可能に支持される第2車輪と、
    前記ベース部材を旋回させるために操作されるステアリング操作部材と、
    を備え、
    前記上アーム、前記下アーム、前記第1支持部材、及び前記第2支持部材によって、平行リンク機構が構成され、
    前記第1車輪は、旋回方向において前記第1支持部材と一体的に動作可能であり、
    前記第2車輪は、旋回方向において前記第2支持部材と一体的に動作可能であり、
    前記ベース部材を旋回させることにより、前記上アーム、前記下アーム、前記第1支持部材、前記第2支持部材、前記第1車輪及び前記第2車輪を含めた全体が、前記ベース部材の旋回中心を中心として旋回し、
    前記ベース部材は、上下方向に延びる2本の伝達部材の下端部に設けられ、
    前記ベース部材にアームが設けられる部分が、前記伝達部材よりも前方に配置されることを特徴とするリーン型車両。
  14. ベース部材と、
    長手方向途中部が前記ベース部材に回転可能に支持される上アームと、
    前記上アームが支持される高さよりも低い高さで、長手方向途中部が前記ベース部材に回転可能に支持される下アームと、
    前記ベース部材に対して車幅方向一方に配置される第1支持部材と、
    前記ベース部材に対して車幅方向他方に配置される第2支持部材と、
    前記第1支持部材に回転可能に支持される第1車輪と、
    前記第2支持部材に回転可能に支持される第2車輪と、
    を備え、
    前記上アーム、前記下アーム、前記第1支持部材、及び前記第2支持部材によって、平行リンク機構が構成され、
    前記第1車輪は、旋回方向において前記第1支持部材と一体的に動作可能であり、
    前記第2車輪は、旋回方向において前記第2支持部材と一体的に動作可能であり、
    前記ベース部材を旋回させることにより、前記上アーム、前記下アーム、前記第1支持部材、前記第2支持部材、前記第1車輪及び前記第2車輪を含めた全体が、前記ベース部材の旋回中心を中心として旋回し、
    前記第1車輪及び前記第2車輪を介して路面から伝わる衝撃を緩和するための緩衝装置を備え、
    前記緩衝装置の下部に前記ベース部材が設けられていることを特徴とする車両用リーンユニット。
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