JP5890722B2 - 懸架装置 - Google Patents

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Description

この発明は、懸架装置の改良に関する。
周知のように、二輪車は、車体を傾斜させ重心位置をコーナー内側にずらすことにより、遠心力を相殺しながらコーナリングする特性を持っており、この二輪車特有の操縦性を有することが二輪車を操縦することの楽しさにつながり、使用者の支持を得ている。
そして、三輪車においても二輪車のような操縦性を実現するため、各種提案がなされている。例えば、特許文献1には、前輪二輪型の三輪車において左右一対の前輪を懸架する懸架装置が開示されている。
上記懸架装置は、図5に示すように、ハンドルが連結されるハンドル支持軸100の傾斜に伴い基軸600を中心に回転するアーム101と、アーム101の上側に揺動可能に連結されて左右に延びる一対の上段サスペンションアーム200,201と、アーム101の下側に揺動可能に連結されて左右に延びる一対の下段サスペンションアーム300,301と、これら下段サスペンションアーム300,301の間に介装されるクッション部材500とを備え、上段サスペンションアーム200,201と下段サスペンションアーム300,301で前輪TL,TRを支持している。
そして、上記基軸600がシャシの前後の中心線上に配置され、車体(ハンドル支持軸100)の傾斜に伴い、アーム101がクッション部材500の反力を受けることなく回転する。このため、特許文献1に開示の懸架装置は、前輪二輪型の三輪車でありながら二輪車のような操縦性を実現することが可能となり、さらにカーブ走行時の安定性を確保することができる。
特開2002−160687号
しかしながら、上記従来の懸架装置においては、車体の傾斜に伴いアーム101が常にクッション部材500の反力を受けることなく回転してしまうため、二輪車と同様に、停車時や低速時に車体が倒れないように足を着いて支える必要がある。
そこで、本発明の目的は、左右一対の車輪を備えた三輪車等においても二輪車のような操縦性を実現するとともに、停車時や低速時に足を着く必要がない懸架装置を提供することである。
上記課題を解決するための手段は、左右一対の車輪を懸架する懸架装置において、車体に回転不能に取り付けられて上記車体の傾斜に伴って上記車体と同じ傾斜角度で左右方向に回転可能な支持アームと、上記支持アームの上側に上下方向に回転可能に連結されて左右に延びる左右一対の上段サスペンションアームと、上記支持アームの下側に上下方向に回転可能に連結されて左右に延びる左右一対の下段サスペンションアームと、上記支持アームに対して左右方向に相対回転可能な回転体と、上記回転体の反回転中心側と上記各下段サスペンションアームとの間に介装される左右一対のクッション部材と、上記回転体と上記支持アームとの相対回転を阻止するロック手段と、上記車体の上記下段サスペンションアームに対する回転中心に配置される基軸とを備え、左側の上記上段サスペンションアームと左側の上記下段サスペンションアームで左側の上記車輪支持され、右側の上記上段サスペンションアームと右側の上記下段サスペンションアームで右側の上記車輪支持され、上記基軸に相対回転できないように上記支持アームが取り付けられるとともに、上記基軸に相対回転可能に上記回転体が取り付けられ、上記ロック手段がロータリダンパからなり、上記基軸を上記ロータリダンパのシャフトとして機能させ、上記回転体を上記ロータリダンパのハウジングとして機能させることを特徴とする。
本発明によれば、車両が左右一対の車輪を備えている三輪車等においても二輪車のような操縦性を実現するとともに、停車時や低速時に足を着く必要がない。
本発明の一実施の形態に係る懸架装置を三輪車に搭載した状態を模式的に示した正面図である。 本発明の一実施の形態に係る懸架装置を拡大し、模式的に示した斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る懸架装置のロック手段を原理的に示した図である。 (a)は、図1の懸架装置の、車体を傾斜させたときの状態を模式的に示した正面図である。(b)は、図1の懸架装置の、路面凹凸により左右の前輪が上下にずれたときの状態を模式的に示した正面図である。 従来の懸架装置を三輪車に搭載した状態を示した正面図である。
以下に本発明の一実施の形態に係る懸架装置について、図面を参照しながら説明する。いくつかの図面を通して付された同じ符号は、同じ部品か対応する部品を示す。また、各図面は符号の向きに見るものとし、「前」、「後」、「左」、「右」は、運転者から見た方向に従う。
図1に示すように、本実施の形態に係る懸架装置Sは、三輪車の左右一対の前輪(車輪)TL,TRを懸架するものであり、車体Bの傾斜に伴い左右方向に回転可能な支持アーム1と、この支持アーム1の上側に上下方向に回転可能に連結されて左右に延びる左右一対の上段サスペンションアーム2L,2Rと、上記支持アーム1の下側に上下方向に回転可能に連結されて左右に延びる左右一対の下段サスペンションアーム3L,3Rと、上記支持アーム1に対して左右方向に相対回転可能な回転体4と、この回転体4の反回転中心側と上記各下段サスペンションアーム3L.3Rとの間に介装される左右一対のクッション部材5L,5Rと、上記回転体4と上記支持アーム1との相対回転を阻止するロック手段A(図3)とを備えている。
そして、左側の上記上段サスペンションアーム2Lと左側の上記下段サスペンションアーム3Lで左側の上記前輪TLを支持し、右側の上記上段サスペンションアーム2Rと右側の上記下段サスペンションアーム3Rで右側の上記前輪TRを支持している。
以下、詳細に説明すると、本実施の形態に係る懸架装置Sが搭載される上記三輪車は、左右で対となる二つの前輪TL,TRと一つの図示しない後輪とを備え、図示しない原動機(エンジン)で後輪を駆動する前輪二輪、後輪駆動型の三輪オートバイである。そして、本実施の形態に係る懸架装置Sは、上記左右の前輪TL,TRを懸架している。
また、上記三輪車の車体Bは、カウルで覆われて、フルカバーされているため、三輪車は全天候性を有しているが、フルカバーされていなくてもよい。さらに、上記車体Bは回転中心Xを中心に揺動し、左右に傾斜することができる。
つづいて、本実施の形態に係る懸架装置Sは、図2に示すように、車体Bの下段サスペンションアーム3L,3Rに対する回転中心X(図1)に配置される基軸6と、この基軸6の上側に水平に配置されるとともに上記車体Bの前後方向の中心線上に配置される上側軸7とを備えており、この上側軸7と基軸6との間に支持アーム1が介装されている。
そして、上記支持アーム1は、その下端が基軸6に対して回転できないように連結されており、車体Bが左側若しくは右側に傾斜して、上側軸7が基軸6を中心に左側若しくは右側に移動すると、この上側軸7の移動に伴って基軸6を中心に基軸6とともに回転する。したがって、支持アーム1と車体Bの傾斜角度が同じになり、支持アーム1は車体Bの傾斜に伴い左右方向に回転することができる。
つづいて、支持アーム1の上側に上下方向に回転可能に連結されて左右に延びる左右一対の上段サスペンションアーム2L,2Rは、上側軸7を介して支持アーム1に連結されている。他方、支持アーム1の下側に上下方向に回転可能に連結されて左右に延びる左右一対の下段サスペンションアーム3L,3Rは、基軸6を介して支持アーム1に連結されている。
また、本実施の形態において、上段サスペンションアーム2L,2R及び下段サスペンションアーム3L,3Rは、平面視でコ字状に形成されており、二又に分かれる前後の枝部20,21,30,31と、これら枝部20,21,30,31の基端を繋ぐ支持部22,32とをそれぞれ備え、上記枝部20,21,30,31を向い合せて配置されている。
そして、各上段サスペンションアーム2L,2Rの両枝部20,21の先端が上側軸7に回転可能に取り付けられるとともに、各下段サスペンションアーム3L,3Rの両枝部30,31の先端が基軸6に回転可能に取り付けられている。尚、左右の上段サスペンションアーム2L,2Rや左右の下段サスペンションアーム3L,3Rがそれぞれ同軸に配置されることが好ましいが、前後方向に多少ずれていてもよい。
また、本実施の形態に係る懸架装置Sは、左側の上段サスペンションアーム2Lと左側の下段サスペンションアーム3Lの各支持部22,32の間、及び、右側の上段サスペンションアーム2Rと右側の下段サスペンションアーム3Rの各支持部22,32の間にそれぞれ介装される前輪支持部材8L,8Rを備えている。
そして、各前輪支持部材8L,8Rは、上段サスペンションアーム2L,2Rと下段サスペンションアーム3L,3Rにそれぞれ回転可能に連結されている。また、各前輪支持部材8L,8Rには、前輪TL,TRがそれぞれ連結されており、左側の上段サスペンションアーム2Lと左側の下段サスペンションアーム3Lで左側の前輪TLを支持し、右側の上段サスペンションアーム2Rと右側の下段サスペンションアーム3Rで右側の前輪TRを支持することができる。
つづいて、上記支持アーム1に対して左右方向に相対回転可能な回転体4は、本実施の形態において、反回転中心側(上側)にかけて左右幅が狭くなり正面視で略水滴状に形成されており、回転中心側(下側)に位置する基部40と、この基部40から起立する搖動部41とを備えている。
そして、上記基部40には、前後方向に基軸6が回転可能に貫通しており、基部40が上記基軸6を中心に左右方向に回転することで、搖動部41は、上記基軸6を中心に左右方向に搖動することができる。つまり、回転体4は、基軸6と、この基軸6とともに回転する支持アーム1に対して左右方向に相対回転することができる。
つづいて、上記回転体4の反回転中心側(上側)に位置する搖動部41と各下段サスペンションアーム3L,3Rとの間に介装される左右一対のクッション部材5L,5Rは、図示しないが、所定の反力を発生するコイルスプリングと、所定の減衰力を発生するダンパとを備えている。このため、前輪側から入力される衝撃をコイルスプリングで吸収するとともに、この衝撃吸収に伴う伸縮運動をダンパで抑制することができる。尚、クッション部材の構成はこの限りではなく、如何なる周知の構成を選択するとしてもよい。
また、各クッション部材5L,5Rの一方端は、上記回転体4の搖動部41にそれぞれ回転可能に連結されている。他方、各クッション部材5L,5Rの他方端は、本実施の形態において、各下段サスペンションアーム3L,3Rの二つの枝部30,31の間にそれぞれ架設される補助アーム9L,9Rにそれぞれ回転可能に連結されている。
つづいて、上記回転体4と上記支持アーム1との左右方向の相対回転を阻止するロック手段Aは、本実施の形態において、ロータリダンパからなり、図3に示すように、基軸6をロータリダンパのシャフトとして機能させ、回転体の基部40をロータリダンパのハウジングとして機能させている。
そして、上記ロータリダンパからなるロック手段Aは、上記基軸6と上記回転体40との間に形成されて作動流体が収容される一方室42及び他方室43と、上記基軸6の軸方向に沿って起立して上記基軸6の回転方向に従い上記一方室42または上記他方室43を加圧するベーン60と、上記一方室42と他方室43とを連通する流路44と、この流路44を通過する作動流体の移動を許可したり阻止したりする開閉弁Vとを備えている。
このため、上記開閉弁Vが開いているときには、ベーン60で一方室42が加圧されたとき、一方室42の作動流体が流路44を介して他方室43に移動し、また、ベーン60で他方室43が加圧されたとき、他方室43の作動流体が流路44を介して一方室42に移動するため、基軸6と回転体4は相対回転することができる。
しかし、上記開閉弁Vを閉じると、ベーン60で一方室42または他方室43が加圧されたとしても、作動流体が流路44を通過することができないため、ロック手段Aは、基軸6と回転体4の相対回転を阻止することができる。つまり、オイルロックをすることにより、回転体4に対する基軸6の回転を阻止し、回転体4と基軸6に固定される支持アーム1との相対回転を阻止することができる。
尚、上記上記開閉弁Vは、常開型の機械操作弁であるがこの限りではない。また、上記ロータリダンパの構成も図示する限りではなく、如何なる周知の構成を採用するとしてもよい。
次に、本実施の形態に係る懸架装置Sの作用効果について説明する。本実施の形態に係る懸架装置Sは、車体Bの傾斜に伴い左右方向に回転可能な支持アーム1と、この支持アーム1の上側に上下方向に回転可能に連結されて左右に延びる左右一対の上段サスペンションアーム2L,2Rと、上記支持アーム1の下側に上下方向に回転可能に連結されて左右に延びる左右一対の下段サスペンションアーム3L,3Rと、上記支持アーム1に対して左右方向に相対回転可能な回転体4と、この回転体4の反回転中心側と上記各下段サスペンションアーム3L,3Rとの間に介装される左右一対のクッション部材5L,5Rと、上記回転体4と上記支持アーム1との左右方向の相対回転を阻止するロック手段Aとを備えている。
このため、車体Bを傾斜させていない状態においては、図1に示すように、支持アーム1が直立して、支持アーム1の上側と下側が鉛直方向に配置されており、左右の上段サスペンションアーム2L,2Rが長方形の略上辺上に配置され、左右の下段サスペンションアーム3L,3Rが長方形の略下辺上に配置され、左右の前輪TL,TRが長方形の略左右辺上に配置されている。
そして、図4(a)に示すように、コーナリングの際に車体Bを傾斜させると、車体Bの傾斜に伴い支持アーム1が傾斜して、支持アーム1の上側と下側が左右にずれ、これに伴い左右の上段サスペンションアーム2L,2Rと、左右の下段サスペンションアーム3L,3Rが左右にずれる。これにより、上段サスペンションアーム2L,2Rと下段サスペンションアーム3L,3Rと左右の前輪TL,TRとの位置関係が、略平行四辺形になるように変形する。
また、このとき、回転体4に対して支持アーム1が相対回転し、左右の下段サスペンションアーム3L,3Rと回転体4との位置関係は、車体Bが傾斜していない状態(図1)と変化しておらず、回転体4は左右のクッション部材5L,5Rに支えられて起立した状態に維持されている。
つまり、回転体4と支持アーム1の相対回転がロック手段Aで阻止されていない状態においては、車体Bが傾斜して支持アーム1が回転したとしてもクッション部材5L,5Rが連結される回転体4が回転しないため、クッション部材5L,5Rの反力が支持アーム1(車体B)に作用しない。したがって、三輪車であっても二輪車のような操縦性を実現することが可能となる。
また、図4(b)に示すように、路面凹凸により左右の前輪TL,TRが上下方向にずれた場合には、回転体4が回転するとともに左右のクッション部材5L,5Rが圧縮される。このため、上記クッション部材5L,5Rで路面凹凸による衝撃が車体に伝達されることを抑制することが可能となる。
さらに、ロック手段Aで回転体4と支持アーム1との相対回転を阻止した場合、車体Bの傾斜に伴い支持アーム1が左右方向に回転しようとすると、回転体4も支持アーム1と同じ方向に回転しようとするため、支持アーム1がクッション部材5L,5Rによる反力を受け、車体Bの傾斜を抑制することができる。
したがって、三輪車の停車時や低速時に、ロック手段Aで回転体4と支持アーム1の相対回転を阻止することで、足をつかなくてもクッション部材5L,5Rで車体Bが倒れないように支えることが可能となる。したがって、車体Bをカウルで覆ってフルカバーすることが可能となり、全天候性を有する三輪車とすることが可能となる。
また、本実施の形態の懸架装置Sは、車体Bが傾斜するときの回転中心に配置される基軸6を備え、この基軸6に相対回転できないように支持アーム1が取り付けられ、上記基軸6に相対回転可能に回転体4が取り付けられている。このため、支持アーム1の回転中心と回転体4の回転中心が同軸上に配置され、懸架装置Sの構造を複雑化させることがない。
また、本実施の形態の懸架装置Sは、基軸6の上側に水平に配置されるとともに車体Bの前後方向の中心線上に配置される上側軸7を備えており、基軸6と上側軸7との間に支持アーム1が介装されている。そして、左右の上段サスペンションアーム2L,2Rが上側軸7を介して支持アーム1に連結されるとともに、左右の下段サスペンションアーム3L,3Rが基軸6を介して支持アーム1に連結されている。
したがって、支持アーム1に回転可能に上段サスペンションアーム2L,2R及び下段サスペンションアーム3L,3Rを連結するための構成を簡易にすることが可能となる。
また、本実施の形態においては、ロック手段Aが、ロータリダンパからなり、回転体4をロータリダンパのハウジングとして機能させ、基軸6をロータリダンパのシャフトとして機能させていることから、余計な電子制御システムを介在させることなく、回転体4と支持アーム1の相対回転を阻止することができる。
また、本実施の形態においては、各上段サスペンションアーム2L,2Rと、各下段サスペンションアーム3L,3Rが二又に分かれた枝部20,21,30,31を備えており、上段サスペンションアーム2L,2R及び下段サスペンションアーム3L,3Rの強度を確保することが可能となる。
また、本実施の形態の懸架装置Sは、左右の下段サスペンションアーム3L,3Rの二つの枝部30,31の間に補助アーム9L,9Rをそれぞれ介装し、各補助アーム9L,9Rに左右のクッション部材5L,5Rを連結させていることから、上段サスペンションアーム2L,2Rと下段サスペンションアーム3L,3Rの間のスペースを利用してクッション部材5L,5Rを設けることが可能となり、懸架装置Sをコンパクトにすることが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明したが、特許請求の範囲から逸脱することなく改造、変形及び変更を行うことができることは理解すべきである。
例えば、上記実施の形態に係る懸架装置Sが、前輪二輪型の三輪車に搭載され、左右一対の前輪を懸架しているが、後輪二輪型の三輪車に搭載され、左右一対の後輪を懸架するとしてもよい。また、上記実施の形態に係る懸架装置Sが四輪車に搭載され、左右一対の前輪や左右一対の後輪を懸架するとしてもよい、
また、上記実施の形態において、ロック手段Aは、基軸6の回転をロックすることで回転体4と支持アーム1の相対回転を阻止するロータリダンパであるが、回転体4と支持アーム1とを直接連結する図示しない連結装置であるとしてもよく、ロック手段Aの構成は、適宜選択することが可能である。
また、上記実施の形態において、支持アーム1と回転体4は、基軸6に取り付けられて回転中心が同じであるが、支持アーム1と回転体4が別々の部材に取り付けられていてもよい。
また、上記実施の形態において、上段サスペンションアーム2L,2Rが上側軸7を介して支持アーム1に連結されており、コ字状に形成されているが、この限りではなく、支持アーム1への連結方法や上段サスペンションアーム2L,2Rの形状は適宜選択することが可能である。
また、上記実施の形態において、下段サスペンションアーム3L,3Rが基軸6を介して支持アーム1に連結されており、コ字状に形成されているが、この限りではなく、支持アーム1への連結方法や下段サスペンションアーム3L,3Rの形状は適宜選択することが可能である。
また、上記実施の形態においては、基軸6をロータリダンパのシャフトとして機能させ、回転体の基部40をロータリダンパのハウジングとして機能させているがこの限りではなく、基軸6をロータリダンパのハウジングとして機能させ、回転体の基部49をロータリダンパのシャフトとして機能させるとしてもよい。
A ロック手段
B 車体
S 懸架装置
TL,TR 前輪(車輪)
V 開閉弁
1 支持アーム
2L,2R 上段サスペンションアーム
3L,3R 下段サスペンションアーム
4 回転体
5L,5R クッション部材
6 基軸
7 上側軸
8L,8R 車輪支持部材
9L,9R 補助アーム
20,21,30,31 枝部
22,32 支持部
40 基部
41 搖動部
42 一方室
43 他方室
44 流路
60 ベーン

Claims (4)

  1. 左右一対の車輪を懸架する懸架装置において、
    車体に回転不能に取り付けられて上記車体の傾斜に伴って上記車体と同じ傾斜角度で左右方向に回転可能な支持アームと、
    上記支持アームの上側に上下方向に回転可能に連結されて左右に延びる左右一対の上段サスペンションアームと、
    上記支持アームの下側に上下方向に回転可能に連結されて左右に延びる左右一対の下段サスペンションアームと、
    上記支持アームに対して左右方向に相対回転可能な回転体と、
    上記回転体の反回転中心側と上記各下段サスペンションアームとの間に介装される左右一対のクッション部材と、
    上記回転体と上記支持アームとの相対回転を阻止するロック手段と
    上記車体の上記下段サスペンションアームに対する回転中心に配置される基軸とを備え、
    左側の上記上段サスペンションアームと左側の上記下段サスペンションアームで左側の上記車輪支持され
    右側の上記上段サスペンションアームと右側の上記下段サスペンションアームで右側の上記車輪支持され、
    上記基軸に相対回転できないように上記支持アームが取り付けられるとともに、上記基軸に相対回転可能に上記回転体が取り付けられ、
    上記ロック手段がロータリダンパからなり、上記基軸を上記ロータリダンパのシャフトとして機能させ、上記回転体を上記ロータリダンパのハウジングとして機能させる
    ことを特徴とする懸架装置。
  2. 上記車体の上記下段サスペンションアームに対する回転中心に配置される基軸を備え、
    上記基軸に相対回転できないように上記支持アームが取り付けられるとともに、上記基軸に相対回転可能に上記回転体が取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の懸架装置。
  3. 上記基軸の上側に水平に配置されるとともに上記車体の前後方向の中心線上に配置される上側軸を備えており、上記基軸と上記上側軸との間に上記支持アームが介装されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の懸架装置。
  4. 上記各上段サスペンションアームが上記上側軸を介して上記支持アームに連結されるとともに、上記各下段サスペンションアームが上記基軸を介して上記支持アームに連結されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の懸架装置。
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