JP6121230B2 - 車両 - Google Patents

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Description

本発明は、左右一対の前輪を操向する操向ハンドルがステアリングシャフトの上端に取付けられ、車体フレームの一部を構成するヘッドパイプに前記ステアリングシャフトが回動可能に支承される車両に関する。
ヘッドパイプで回動可能に支承されるステアリングシャフトの上端に操向ハンドルが取付けられ、ステアリングシャフトの下端に取付けられたレバーが、ヘッドパイプに回動可能に支持される前フレームに操向可能に支承されるとともに相互に連結ロッドで連結される左右一対の前輪の一方にタイロッドを介して連結され、ヘッドパイプを自立状態の保持するための左右一対のスプリングが前記ヘッドパイプおよび前記前フレーム間に設けられるようにした三輪車が、特許文献1で知られている。
特開2010−064560号公報
上記特許文献1で開示された三輪車では、操向ハンドルの操作に応じて左右一対の前輪を転舵することができるとともに、左右一対の前輪を転舵可能に支承する前フレームがヘッドパイプに回動可能に支持されるので、ヘッドパイプを倒し込みながらの旋回が可能である。しかるにヘッドパイプを倒し込みながらの旋回操作時に、ステアリングシャフトの下端に取付けられるレバーに前記倒し込みによって作用する力の方向はステアリングシャフトの操作方向とは逆方向であり、充分な旋回性能を発揮することが困難である。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、操舵可能な前二輪を備える三輪車や四輪車等の車両において、車体の倒し込みによる良好な旋回を可能とし、操作に応じた良好な転舵を可能とすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、左右一対の前輪を操向する操向ハンドルがステアリングシャフトの上端に取付けられ、車体フレームの一部を構成するヘッドパイプに前記ステアリングシャフトが回動可能に支承される車両において、前記車体フレームは、前記ヘッドパイプから前方に延出する前フレームを備え、上下に延びる中心軸線を有する内筒と、該内筒を囲繞する外筒とが弾性部材を介して接続されて成るブッシュの前記内筒が、前記前フレームの車幅方向中央部に支持され、車幅方向に延びる左右一対のステアリングアームの車幅方向に沿う内端部が前記外筒に固定され、左右一対の前記ステアリングアームの車幅方向に沿う外端部に設けられるナックル支持部に、左右一対の前記前輪を個別に軸支する左右一対のナックルが転舵可能に支承され、前記ステアリングシャフトとともに回動するようにして該ステアリングシャフトの下端部に取付けられる第1レバーが、前記内筒を回動可能に貫通するサブステアリングシャフトの上端部に取付けられる第2レバーに連結ロッドを介して連結され、前記サブステアリングシャフトの下端部に設けられる第3レバーが、左右一対の前記ナックルに個別のタイロッドを介して連結され、前記外筒の後部に固定される第4レバーおよび前記車体フレームに、伸縮不能なロッドの両端部が自在継手を介して連結されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記前フレームが、前記ヘッドパイプの両側下部に連設されて下方に延びる左右一対の第1フレーム部と、前記前輪の車軸よりも下方に配置されて第1フレーム部の下端から前方に延びる左右一対の第2フレーム部と、前記ステアリングアームよりも前方に配置されて第2フレーム部の前端から上方に延びる左右一対の第3フレーム部と、前記車軸の軸線よりも高い位置に配置されて左右一対の第3フレーム部の前端部から車幅方向内方に延びる左右一対の第4フレーム部とを有し、前後方向で前記ステアリングシャフトの中心軸線を通る鉛直平面に関して対称となる形状に形成されることを第2の特徴とする。
本発明は、第1または第2の特徴の構成に加えて、前記前フレームの前端部の車幅方向中央部に、車体後方に向かって開放したU字状のブラケットが支持され、前記ブッシュの前記内筒が前記ブラケットに固定されることを第3の特徴とする。
本発明は、第3の特徴に加えて、前記ブラケットおよび前記前フレーム間にダンパ機構が配設されることを第4の特徴とする。
本発明は、第1〜第の特徴の構成のいずれかに加えて、乗員が座る乗員用シートを支持するようにして上下に延びるシートチューブを備える前記車体フレームに、電動モータで駆動される単一の後輪が懸架され、前記シートチューブもしくは前記ヘッドパイプに、前記電動モータに電力を供給するためのバッテリが配設されることを第の特徴とする
発明は、第の特徴の構成に加えて、前記車体フレームの後部に、左右一対の折り畳み式の補助輪が、その使用状態では前記後輪よりも後方で地面に接地するようにして回動可能に支持されることを第6の特徴とする。
本発明は、第の特徴の構成に加えて、前記車体フレームは、前記ヘッドパイプと、該ヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、該メインフレームの前後方向中間部に立設される前記シートチューブと、該シートチューブの中間部および前記メインフレームの後端部間を結ぶ懸架フレームとを備え、前記乗員用シートに座った乗員が足を載せるためのステップフロアが前記シートチューブよりも前方に少なくとも一部が配置されるようにして前記メインフレーム上に固定され、前記メインフレームの後端部および前記懸架フレームの連設部に前記後輪が回転可能に軸支されることを第7の特徴とする。
本発明は、第の特徴の構成に加えて、前記メインフレームの前部に、前記ヘッドパイプが前後に揺動することを可能とした第1揺動点が設定され、前記シートチューブの中間部に、前記乗員用シートを含むシートチューブの上部が前後に揺動することを可能とした第2揺動点が設定され、第1および第2揺動点を結ぶ直線と平行に延びるサブフレームの両端部が、第1および第2揺動点の揺動軸線と平行な軸線を有する連結ピンを介して前記ヘッドパイプもしくは前記メインフレームと、前記シートチューブとに回動可能に連結され、前記車体フレームの一部および前記サブフレームで平行リンクが構成されることを第8の特徴とする。
本発明は、第8の特徴の構成に加えて、前記平行リンクにサスペンションが設けられることを第9の特徴とする。
さらに本発明は、第9の特徴の構成に加えて、前記サスペンションが、前記平行リンクの1対角線上に位置するようにして、前記サブフレームの一端部と、第1および第2揺動点の一方との間に設けられることを第10の特徴とする。
なお実施の形態のサドル11が本発明の乗員用シートに対応し、実施の形態のゴム39が本発明の弾性部材に対応し、実施の形態の第5および第6の自在継手68,69が本発明の自在継手に対応する。
本発明の第1の特徴によれば、操向ハンドルを操作すると、ステアリングシャフトの回動が第1レバー、連結ロッド、サブステアリングシャフト、第2レバーおよび左右一対のタイロッドを介して左右一対のナックルに伝達され、左右一対のナックルに軸支される前記前輪が転舵されることになる。しかも上下に延びる中心軸線を有する内筒ならびに該内筒を囲繞する外筒が弾性部材を介して接続されて成るブッシュの内筒がヘッドパイプから前方に延出する前フレームの車幅方向中央部に支持されており、左右一対のナックルを転舵可能に支承するナックル支持部が車幅方向外端部に設けられる左右一対のステアリングアームの車幅方向内端部が前記ブッシュの外筒に固定され、外筒の後部に固定される第4レバーおよび車体フレームに伸縮不能なロッドの両端部が自在継手を介して連結されるので、乗員が旋回内側に車体を倒し込もうとすると、ブッシュの外筒には車体側から前記ロッドを介して旋回内側に回動する側の力が作用することになり、前記外筒から左右一対のステアリングアームを介して左右一対のナックルに前記旋回内側に回動する側の力が作用するので、前記倒し込みによって作用する力の方向がステアリングシャフトの操作方向と同一方向となり、充分な旋回性能を発揮することができる。
また本発明の第2の特徴によれば、前フレームを、前記ブッシュを含む操向機構を囲むようにしてコンパクトに構成することができる。
本発明の第3の特徴によれば、前フレームに支持されたU字状のブラケットにブッシュの内筒を固定するようにして、内筒および外筒間に弾性部材が介装されて成るブッシュの内筒をコンパクトに車体フレームに固定することができる。
本発明の第4の特徴によれば、ブラケットおよび前フレーム間にダンパ機構が配設されることによって、ブッシュによる減衰効果に加えて、車両走行時の車体側の振動がステアリングハンドルに及ぶのを効果的に抑制することができる。
本発明の第の特徴によれば、車体フレームの一部を構成するシートポストもしくはヘッドパイプに、単一の後輪を駆動する電動モータに電力を供給するためのバッテリが配設されるので、バッテリの配設によって車両が大型化することを避けながらコンパクトにバッテリを配置することができる。
本発明の第6の特徴によれば、左右一対の折り畳み式補助輪がその使用状態で後輪よりも後方で地面に接地するので、安定した走行が可能であり、特に坂道等での傾斜走行時における車体姿勢の安定化に寄与することができる。
本発明の第7の特徴によれば、ヘッドパイプと、ヘッドパイプから後方に延びるメインフレームと、該メインフレームの前後方向中間部に立設されるシートチューブと、該シートチューブの中間部およびメインフレームの後端部間を結ぶ懸架フレームとを備えるように車体フレームを構成することで、前2輪の車両に適したコンパクトな車体フレームとすることができ、ステップフロアがシートチューブよりも前方に少なくとも一部が配置されるようにしてメインフレーム上に固定されるので、乗員用シートに座った乗員の足を安定して載せることができ、さらにメインフレームの後端部および懸架フレームの連設部に後輪が回転可能に軸支されるので、後輪を安定的に軸支することができる。
本発明の第8の特徴によれば、前記メインフレームの前部に設定される第1揺動点と、シートチューブの中間部に設定される第2揺動点とを結ぶ直線と平行に延びるサブフレームの両端部が、ヘッドパイプもしくはメインフレームと、シートチューブとに回動可能に連結され、車体フレームの一部およびサブフレームで平行リンクが構成されるので、坂道等の傾斜路面の走行時にヘッドパイプおよび乗員用シートを前後に傾動させることを可能として、乗車姿勢を維持することができる。
本発明の第9の特徴によれば、平行リンクに設けられるサスペンションによって、平行リンクの基本的なフレーム骨格を維持しつつ、所定荷重の入力時にフレーム形態を変形することで振動を吸収することができる。
さらに本発明の第10の特徴によれば、平行リンクの1対角線上にサスペンションを配置することで、サスペンションの効果的な配置が可能となる。
第1の実施の形態の三輪車の左側面図である。 三輪車の左斜め後方から見た斜視図である。 図1の3矢視図である。 図1の4矢視図である。 図3の5−5線断面図である。 補助輪を接地した状態での三輪車の図2に対応した斜視図である。 第2の実施の形態の三輪車の左側面図である。 第3の実施の形態の一部切欠き左側面図である。 第4の実施の形態の図8に対応した一部切欠き左側面図である。 第5の実施の形態の図5に対応した断面図である。
本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお以下の説明で、前後、左右および上下は、車両に乗車した乗員から見た方向を言うものとする。
本発明の第1の実施の形態について図1〜図6を参照しながら説明すると、先ず図1〜図4において、この車両は、乗員用シートであるサドル11に座った乗員がバー状の操向ハンドル12を操向操作することで転舵される前2輪WF,WFを備える三輪車であり、その車体フレームFAは、操向ハンドル12が上端に取付けられるステアリングシャフト13を回動可能に支承するヘッドパイプ14と、該ヘッドパイプ14から前方に延びる前フレーム15と、前記ヘッドパイプ14から後方に延びるメインフレーム16Aと、該メインフレーム16Aの前後方向中間部に立設されるシートチューブ17Aと、該シートチューブ17Aの中間部および前記メインフレーム16Aの後端部間を結ぶ左右一対の懸架フレーム18,18と、前記ヘッドパイプ14の中間部および前記シートチューブ17Aの中間部間に設けられるサブフレーム19Aとを備え、前記サドル11を上端部に有するシートポスト20が、前記シートチューブ17Aへの差し込み長さを調節可能として前記シートチューブ18Aに差し込み固定される。
前記メインフレーム16Aは、前記ヘッドパイプ14の後部に前端部が連設される左右一対の第1および第2フレームパイプ21,22で構成されるものであり、第1フレームパイプ21は、前記ヘッドパイプ14の中間部から後下がりに傾斜して後方に延びる第1前部傾斜部21aと、第1前部傾斜部21aの傾斜角度よりも急激な傾斜角度で第1前部傾斜部21aの後端から後下がりに延びる第2前部傾斜部21bと、第2前部傾斜部21bの後端から後方に向けて水平に延びる中間水平部21cと、該中間水平部21cの後端から後上がりに延びる後部傾斜部21dとを一体に有して屈曲形成され、第2フレームパイプ22は、前後方向で前記ヘッドパイプ14および前記ステアリングシャフト13の中心軸線を通る鉛直平面PL(図3および図4参照)に関して前記一方のフレームパイプ21と対称形状に形成される。第1および第2フレームパイプ21,22の後端部は単一の後輪WRを両側から挟むように配置され、左右一対の前記懸架フレーム18…の後端部が第1および第2フレームパイプ21,22の後端部に連設される。
前記シートチューブ17Aは、第1フレームパイプ21における中間水平部21cの後部に対応する位置で第1および第2フレームパイプ21,22間に設けられるクロスメンバ23(図1参照)に下端部が固定されるようにして、前記メインフレーム16Aの前後方向中間部からわずかに後上がりに傾斜するように立設される。
また第1フレームパイプ21の前記中間水平部21cに対応する位置で前記メインフレーム16Aにおける第1および第2フレームパイプ21,22上には、前記サドル11に座った乗員が足を載せるためのステップフロア24が前記シートチューブ17Aよりも前方に少なくとも一部が配置されるようにして固定される。また前記メインフレーム16Aの後端部すなわち第1および第2フレームパイプ21,22の後端部および前記懸架フレーム18…の連設部に、単一の後輪WRの車軸25が回転可能に軸支される。しかも前記後輪WRのホイール26内には、後輪WRを駆動する動力を発揮する電動モータ27(図1参照)が収容される。
また前記シートチューブ17Aもしくは前記ヘッドパイプ14、この第1の実施の形態では前記ヘッドパイプ14に、前記電動モータ27に電力を供給するためのバッテリ28が配設される。すなわち前記ヘッドパイプ14の下部背面にバッテリ受け台30が設けられ、前記バッテリ28を内蔵したバッテリボックス29が前記バッテリ受け台30で支持されるようにして前記ヘッドパイプ14に配設される。また前記バッテリボックス29に、前記電動モータ27の作動を制御する制御ユニットが収容されるようにしてもよい。
図5を併せて参照して、前記前フレーム15は、前記ヘッドパイプ14の両側下部に連設される左右一対のフレーム部材33,34で構成されるものであり、両フレーム部材33,34は、パイプが屈曲成形されて成り、前記ヘッドパイプ14の両側下部に連設されて下方に延びる第1フレーム部33a,34aと、前記前輪WF…の車軸35…の軸線よりも下方に配置されて第1フレーム部33a,34aの下端から前方に延びる第2フレーム部33b,34bと、第2フレーム部33b,34bの前端から上方に延びる第3フレーム部33c,34cと、前記前輪WF…の車軸35…の軸線よりも高い位置に配置されて第3フレーム部33c,34cの上端から車幅方向内方に延びる第4フレーム部33d,34dとを一体に有し、前後方向で前記ヘッドパイプ14および前記ステアリングシャフト13の中心軸線を通る前記鉛直平面PLに関して対称となる形状に形成される。しかもこの実施の形態では左右一対の第4フレーム部33d,34dの車幅方向内端部が相互に突き合わせ接合される。
前記前フレーム15の車幅方向中央部には、わずかに前上がりに傾斜しながら上下に延びる中心軸線を有する内筒37と、該内筒37を囲繞する外筒38とが、弾性部材であるゴム39を介して接続されて成るブッシュ36の前記内筒37が支持される。
前記前フレーム15の前端部の車幅方向中央部、すなわち前フレーム15における左右一対の第4フレーム部33d,34dの車幅方向内端部には、車体後方に向かって開放したU字状のブラケット40が支持されるものであり、この実施の形態で前記ブラケット40は、同軸の挿通孔41,42がそれぞれ設けられた上板部40aおよび下板部40bを一体に有して、第4フレーム部33d,34dの車幅方向内端部に固定される。
前記ブッシュ36の前記内筒37は前記ブラケット40に固定される。すなわち前記ブラケット40における上板部40aおよび下板部40bの挿通孔41,42に挿通される前記内筒37の上端部には、前記上板部40aに上方から重なる鍔部37aが一体に設けられており、前記ブッシュ36における前記ゴム39の下端に下方から当接する前記下板部40bからの前記内筒37の突出部外面に刻設される雄ねじ43に螺合するナット44を締めつけて前記下板部40bの下面に係合、当接することで前記内筒37が前記ブラケット40に固定される。
前記ブッシュ36の外筒38には、前後一対のパイプ45,46;45,46でそれぞれ構成されて車幅方向に延びる左右一対のステアリングアーム47,47の車幅方向に沿う内端部が固定される。これらのステアリングアーム47,47の車幅方向外端部には円筒状のナックル支持部48,48がそれぞれ設けられており、左右一対の前記前輪WF,WFを個別に軸支する左右一対のナックル49,49が、前記ナックル支持部48…にキングピン50,50を介して転舵可能に支承される。而して前記ステアリングアーム47…は、前記前フレーム15における第3フレーム部33c,34よりも後方に配置されるものであり、第3フレーム部33c,34は前記ステアリングアーム47…よりも前方で第2フレーム部33b,34bの前端から上方に延びるように配置される。
ところで左右一対の前記前輪WF,WFには、当該前輪WF…のホイール51,51に取付けられるブレーキディスク52,52と、該ブレーキディスク52,52を跨ぐようにして前記ナックル49,49に支持されるキャリパ53,53とを備えるディスクブレーキ54,54がそれぞれ装着される。
前記ヘッドパイプ14を貫通した前記ステアリングシャフト13の下端部には該ステアリングシャフト13とともに回動する第1レバー56が取付けられ、前記ブッシュ36の前記内筒37を回動可能に貫通するサブステアリングシャフト57の上端部には第2レバー58が取付けられており、連結ロッド59の一端部が第1の自在継手60を介して第1レバー56に連結され、前記連結ロッド59の他端部が第2の自在継手61を介して第2レバー58に連結される。
また前記サブステアリングシャフト57の下端部に設けられる第3レバー62に、左右一対の前記前輪WF…に個別に対応した左右一対のタイロッド63,63の一端部が第3の自在継手64,64を介してそれぞれ連結される。また両タイロッド63,63の他端部は、左右一対の前記ナックル49,49に第4の自在継手65,65を介して連結される。
また前記外筒38の後部には第4レバー66が固定されており、この第4レバー66と、前記車体フレームFAとに、伸縮不能なロッド67の両端部が第5および第6の自在継手68,69を介して連結される。而してこの実施の形態では、第4レバー66と、前記車体フレームFAの前フレーム15における右側の第2フレーム部34に固定された支持板70とに、前記ロッド67の両端部が第5および第6の自在継手68,69を介して連結される。
しかも図1および図5で明示するように、前記ステアリングアーム47,47の揺動中心すなわち前記ブッシュ36の中心CAおよび後輪WRの接地点を結ぶ仮想車体揺動軸線LA(地面に対する)と、車体の傾動を第4レバー66に伝達するようにして前記ロッド67および車体フレームFA間に設けられる第6の自在継手69の中心CBおよび前記ステアリングアーム47…の揺動中心CAを結んで前記仮想車体揺動軸線LAよりも急角度で前上がりとなるように傾斜した仮想アーム揺動軸線LB(車体に対する)とが、側面視で交わるようにして前記仮想車体揺動軸線LAの下方に第6の自在継手69が配置される。
前記車体フレームFAにおけるメインフレーム16Aの後部には、左右一対の補助輪支持アーム71,71の一端部が支軸72…を介して回動可能に支持されており、それらの補助輪支持アーム71,71の他端部に補助輪73,73が回転可能に軸支される。
しかも前記補助輪支持アーム71…は、補助輪7…を図1で示すように後輪WRの上方に配置した非使用位置と、図6で示すように、補助輪7…を前記後輪WRの後方で地面に接地するようにした使用位置との間で回動可能なものであり、両補助輪支持アーム71,71の前記非使用位置および使用位置は固定的に保持される。
また前記両補助輪支持アーム71…は、その非使用位置で、前記補助輪73…が相互に近接するようにして前記メインフレーム16Aの後部に支承されており、このように非使用位置で両補助輪73…を相互に近接させることで車体幅からの補助輪73…の出っ張りを抑制することが可能である。
次にこの第1の実施の形態の作用について説明すると、車体フレームFAは、ヘッドパイプ14から前方に延出する前フレーム15を備え、上下に延びる中心軸線を有する内筒37と、該内筒37を囲繞する外筒38とがゴム39を介して接続されて成るブッシュ36の前記内筒37が、前記前フレーム15の車幅方向中央部に支持され、車幅方向に延びる左右一対のステアリングアーム47…の車幅方向に沿う内端部が前記外筒38に固定され、左右一対の前記ステアリングアーム47…の車幅方向に沿う外端部に設けられるナックル支持部48…に、左右一対の前輪WF…を個別に軸支する左右一対のナックル49…が転舵可能に支承され、前記ステアリングシャフト13とともに回動するようにして該ステアリングシャフト13の下端部に取付けられる第1レバー56が、前記内筒37を回動可能に貫通するサブステアリングシャフト57の上端部に取付けられる第2レバー58に、第1および第2の自在継手60,61ならびに連結ロッド59を介して連結され、前記サブステアリングシャフト57の下端部に設けられる第3レバー62が、左右一対の前記ナックル49…に個別のタイロッド6…ならびに第3および第4の自在継手64…,65…を介して連結され、前記外筒38の後部に固定される第4レバー66および前記車体フレームFAに、伸縮不能なロッド67の両端部が第5および第6の自在継手68,69を介して連結される。
したがって操向ハンドル12を操作すると、ステアリングシャフト13の回動が第1レバー56、連結ロッド59、サブステアリングシャフト57、第2レバー58および左右一対のタイロッド6…を介して左右一対のナックル49…に伝達され、左右一対のナックル49…に軸支される前輪WF…が転舵されることになり、四輪車に近い操向安定性を得ることができる。また乗員が降車して操向ハンドル12から手を離しても車両の自立状態を維持することができる。
また乗員が旋回内側に車体を倒し込もうとすると、ブッシュ36の外筒38には車体側から前記ロッド67を介して旋回内側に回動する側の力が作用することになり、前記外筒38から左右一対のステアリングアーム47…を介して左右一対のナックル49…に前記旋回内側に回動する側の力が作用するので、前記倒し込みによって作用する力の方向がステアリングシャフト13の操作方向と同一方向となり、充分な旋回性能を発揮することができる。
しかも前記ステアリングアーム47,47の揺動中心CAおよび後輪WRの接地点を結ぶ仮想車体揺動軸線LA(地面に対する)と、車体の傾動を第4レバー66に伝達するようにして前記ロッド67および車体フレームFA間に設けられる第6の自在継手69の中心CBおよび前記ステアリングアーム47…の揺動中心CAを結んで前記仮想車体揺動軸線LAよりも急角度で前上がりとなるように傾斜した仮想アーム揺動軸線LB(車体に対する)とが、側面視で交わるようにして前記仮想車体揺動軸線LAの下方に第6の自在継手69が配置されるので、乗員が旋回内側に車体を倒し込もうとすると、ブッシュ36の外筒38には車体側から旋回内側に回動する側の力が確実に作用し、車体の記倒し込みによって作用する力の方向をステアリングシャフト13の操作方向に確実に合わせるようにして、より充分な旋回性能を発揮することができる。
また前フレーム15が、ヘッドパイプ14の両側下部に連設されて下方に延びる左右一対の第1フレーム部33a,34aと、前輪WF…の車軸35…よりも下方に配置されて第1フレーム部33a,34aの下端から前方に延びる左右一対の第2フレーム部33b,34bと、前記ステアリングアーム47…よりも前方に配置されて第2フレーム部33b,34bの前端から上方に延びる左右一対の第3フレーム部33c,34cと、前記車軸35…の軸線よりも高い位置に配置されて左右一対の第3フレーム部33c,34cの上端から車幅方向内方に延びる左右一対の第4フレーム部33d,34dとを有し、前後方向で前記ステアリングシャフト13の中心軸線を通る鉛直平面PLに関して対称となる形状に形成されるので、前フレーム15を、ブッシュ36を含む操向機構を囲むようにしてコンパクトに構成することができる。
また前フレーム15の前端部の車幅方向中央部に、車体後方に向かって開放したU字状のブラケット40が支持され、ブッシュ36の内筒37がブラケット40に固定されるので、内筒37および外筒38間にゴム39が介装されて成るブッシュ36の内筒37をコンパクトに車体フレームFAに固定することができる。
また車体フレームFAに、電動モータ27で駆動される単一の後輪WRが懸架され、電動モータ27に電力を供給するためのバッテリ28がヘッドパイプ14に配設されるので、バッテリ28の配設によって車両が大型化することを避けながらコンパクトにバッテリ28を配置することができる。
また車体フレームFAの後部に、左右一対の折り畳み式の補助輪73…が、その使用状態では後輪WRよりも後方で地面に接地するようにして回動可能に支持されるので、安定した走行が可能であり、特に坂道等での傾斜走行時における車体姿勢の安定化に寄与することができる。
また車体フレームFAは、ヘッドパイプ14と、該ヘッドパイプ14から後方に延びるメインフレーム16Aと、該メインフレーム16Aの前後方向中間部に立設されるシートチューブ17Aと、該シートチューブ17Aの中間部および前記メインフレーム16Aの後端部間を結ぶ懸架フレーム18,18とを備え、サドル11に座った乗員が足を載せるためのステップフロア2がシートチューブ17Aよりも前方に少なくとも一部が配置されるようにしてメインフレーム16A上に固定され、メインフレーム16Aの後端部および前記懸架フレーム18,18の連設部に後輪WRが回転可能に軸支されるので、サドル11に座った乗員の足を安定して載せることができ、後輪WRを安定的に軸支することができる。
本発明の第2の実施の形態について図7を参照しながら説明すると、車体フレームFAの一部を構成するシートチューブ17Aに、後輪WRを駆動する動力を発揮する電動モータに電力を供給するためのバッテリ28が配設される。
すなわち前シートチューブ17Aの下部前面にバッテリ受け台75が設けられ、前記バッテリ28を内蔵したバッテリボックス29が前記バッテリ受け台75で支持されるようにして前記シートチューブ17Aに配設される。
この第2の実施の形態によれば、バッテリ28の配設によって車両が大型化することを避けながらコンパクトにバッテリ28を配置することができ、しかも、バッテリ28が第1の実施の形態に比べて電動モータ27により近い位置に配置されることになり、配線をより短くすることができる。
本発明の第3の実施の形態について図8を参照しながら説明すると、車体フレームFBは、ヘッドパイプ14と、該ヘッドパイプ14から前方に延びる前フレーム15と、前記ヘッドパイプ14から後方に延びるメインフレーム16Bと、該メインフレーム16Bの前後方向中間部に立設されるシートチューブ17Bと、該シートチューブ17Bの中間部および前記メインフレーム16Bの後端部間を結ぶ左右一対の懸架フレーム18,18と、前記メインフレーム16Bヘッドパイプ14の中間部および前記シートチューブ17Aの中間部間に設けられるサブフレーム19Bとを備え、前記サドル11を上端部に有するシートポスト20が、前記シートチューブ17Aへの差し込み長さを調節可能として前記シートチューブ18Bに差し込み固定される。
前記メインフレーム16Bの前部には第1揺動点P1が設定されており、前記メインフレーム16Bのうち第1揺動点P1よりも前方の部分および前記ヘッドパイプ14は第1揺動点P1を支点として前後に揺動可能である。また懸架フレーム18の連設部よりも上方で前記シートチューブ17Bの中間部には第2揺動点P2が設定されており、前記シートチューブ17Bのうち第2揺動点P2よりも上方の部分ならびにサドル11が上端部に設けられるシートポスト20は第2揺動点P2を支点として前後に揺動可能である。
また第1および第2揺動点P1,P2を結ぶ直線Lと平行に延びるサブフレーム19Bの両端部が、第1および第2揺動点P1,P2の揺動軸線と平行な軸線を有する連結ピン76,77を介して前記ヘッドパイプ14もしくは前記メインフレーム16B(この第3の実施の形態ではヘッドパイプ14)と、前記シートチューブ17Bとに回動可能に連結される。
而して前記車体フレームFBの一部および前記サブフレーム19Bで平行リンク78が構成されるものであり、この第3の実施の形態では、車体フレームFBのうち前記メインフレーム16Bの一部、前記ヘッドパイプ14の一部および前記シートチューブ17Bの一部で前記平行リンク78が構成される。
而して前記メインフレーム16Bのうち第1揺動点P1よりも前方の部分および前記ヘッドパイプ14の姿勢、ならびに前記シートチューブ17Bのうち第2揺動点P2よりも上方の部分およびサドル11を含むシートポスト20の姿勢は、たとえば第1および第2揺動点P1,P2での摩擦力によって維持され、その摩擦力よりも大きな荷重を与えることで姿勢変化が可能となる。
この第3の実施の形態によれば、坂道等の傾斜路面の走行時にヘッドパイプ14およびサドル11を前後に傾動させることを可能として乗車姿勢を維持することができる。
本発明の第4の実施の形態について図9を参照しながら説明すると、車体フレームFBの一部および前記サブフレーム19Bで構成される平行リンク78には、サスペンション79が設けられる。このサスペンション79は、前記平行リンク78の1対角線上に位置するようにして、前記サブフレーム19Bの一端部と、第1および第2揺動点P1,P2の一方との間に設けられており、この実施の形態では、前記ヘッドパイプ14にサブフレーム19Bの一端部を連結する連結ピン76と、シートチューブ17Bの中間部の第2揺動点P2との間にサスペンション79が設けられる。
この第4の実施の形態によれば、平行リンク78に設けられるサスペンション79によって、平行リンク78の基本的なフレーム骨格を維持しつつ、所定荷重の入力時にフレーム形態を変形することで振動を吸収することができ、しかも平行リンク78の1対角線上にサスペンション79を配置することで、サスペンション79の効果的な配置が可能となる。
本発明の第5の実施の形態について図10を参照しながら説明すると、前フレーム15の車幅方向中央部と、前記ブラケット40との間にダンパ機構80が配設される。このダンパ機構80は、前記前フレーム15の車幅方向中央部に設けられて前記ブラケット40の上方に配置される上支持板83および前記ブラケット40間に設けられる油圧ダンパ81と、前記前フレーム15の車幅方向中央部に設けられて前記ブラケット40の下方に配置される下支持板84および前記ブラケット40間に設けられるばね82とで構成される。
この第5の実施の形態によれば、ブッシュ36による減衰効果に加えて、車両走行時の車体側の振動がステアリングハンドル12に及ぶのを効果的に抑制することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上記実施の形態では、後輪WRを電動モータ27で駆動するようにしたが、電動モータ27およびステップフロア24を省略し、三輪自転車やスケートボードのような車両として構成することも可能であり、また電動アシスト自転車とすることも可能である。また補助輪支持アーム71および補助輪73は必須のものではなく、省略することが可能である。
また本発明は、前2輪の三輪車に限定されるものではなく、四輪車として構成することも可能である。
11・・・乗員用シートであるサドル
12・・・操向ハンドル
13・・・ステアリングシャフト
14・・・ヘッドパイプ
15・・・前フレーム
16A,16B・・・メインフレーム
17A,17B・・・シートチューブ
18・・・懸架フレーム
19B・・・サブフレーム
24・・・ステップフロア
27・・・電動モータ
28・・・バッテリ
33a,34a・・・第1フレーム部
33b,34b・・・第2フレーム部
33c,34c・・・第3フレーム部
33d,34d・・・第4フレーム部
36・・・ブッシュ
37・・・内筒
38・・・外筒
39・・・弾性部材であるゴム
40・・・ブラケット
47・・・ステアリングアーム
48・・・ナックル支持部
49・・・ナックル
56・・・第1レバー
57・・・サブステアリングシャフト
58・・・第2レバー
59・・・連結ロッド
62・・・第3レバー
63・・・タイロッド
66・・・第4レバー
67・・・ロッド
68・・・第5の自在継手
69・・・第6の自在継手
73・・・補助輪
76,77・・・連結ピン
78・・・平行リンク
79・・・サスペンション
80・・・ダンパ機構
CA・・・ステアリングアームの揺動中心
CB・・・自在継手の中心
FA,FB・・・車体フレーム
L・・・直線
LA・・・仮想車体揺動軸線
LB・・・仮想アーム揺動軸線
P1・・・第1揺動点
P2・・・第2揺動点
PL・・・鉛直平面
WF・・・前輪
WR・・・後輪

Claims (10)

  1. 左右一対の前輪(WF)を操向する操向ハンドル(12)がステアリングシャフト(13)の上端に取付けられ、車体フレーム(FA,FB)の一部を構成するヘッドパイプ(14)に前記ステアリングシャフト(13)が回動可能に支承される車両において、
    前記車体フレーム(FA,FB)は、前記ヘッドパイプ(14)から前方に延出する前フレーム(15)を備え、上下に延びる中心軸線を有する内筒(37)と、該内筒(37)を囲繞する外筒(38)とが弾性部材(39)を介して接続されて成るブッシュ(36)の前記内筒(37)が、前記前フレーム(15)の車幅方向中央部に支持され、車幅方向に延びる左右一対のステアリングアーム(47)の車幅方向に沿う内端部が前記外筒(38)に固定され、左右一対の前記ステアリングアーム(47)の車幅方向に沿う外端部に設けられるナックル支持部(48)に、左右一対の前記前輪(WF)を個別に軸支する左右一対のナックル(49)が転舵可能に支承され、前記ステアリングシャフト(13)とともに回動するようにして該ステアリングシャフト(13)の下端部に取付けられる第1レバー(56)が、前記内筒(37)を回動可能に貫通するサブステアリングシャフト(57)の上端部に取付けられる第2レバー(58)に連結ロッド(59)を介して連結され、前記サブステアリングシャフト(13)の下端部に設けられる第3レバー(62)が、左右一対の前記ナックル(49)に個別のタイロッド(63)を介して連結され、前記外筒(38)の後部に固定される第4レバー(66)および前記車体フレーム(FA,FB)に、伸縮不能なロッド(67)の両端部が自在継手(68,69)を介して連結されることを特徴とする車両。
  2. 前記前フレーム(15)が、前記ヘッドパイプ(14)の両側下部に連設されて下方に延びる左右一対の第1フレーム部(33a,34a)と、前記前輪(WF)の車軸(35)よりも下方に配置されて第1フレーム部(33a,34a)の下端から前方に延びる左右一対の第2フレーム部(33b,34b)と、前記ステアリングアーム(47)よりも前方に配置されて第2フレーム部(33b,34b)の前端から上方に延びる左右一対の第3フレーム部(33c,34c)と、前記車軸(35)の軸線よりも高い位置に配置されて左右一対の第3フレーム部(33c,34c)の上端から車幅方向内方に延びる左右一対の第4フレーム部(33d,34d)とを有し、前後方向で前記ステアリングシャフト(13)の中心軸線を通る鉛直平面(PL)に関して対称となる形状に形成されることを特徴とする請求項1記載の車両。
  3. 前記前フレーム(15)の前端部の車幅方向中央部に、車体後方に向かって開放したU字状のブラケット(40)が支持され、前記内筒(37)が前記ブラケット(40)に固定されることを特徴とする請求項1または2記載の車両。
  4. 前記ブラケット(40)および前記前フレーム(15)間にダンパ機構(80)が配設されることを特徴とする請求項記載の車両。
  5. 乗員が座る乗員用シート(11)を支持するようにして上下に延びるシートチューブ(17A,17B)を備える前記車体フレーム(FA,FB)に、電動モータ(27)で駆動される単一の後輪(WR)が懸架され、前記シートチューブ(17A,17B)もしくは前記ヘッドパイプ(14)に、前記電動モータ(27)に電力を供給するためのバッテリ(28)が配設されることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の車両。
  6. 前記車体フレーム(FA,FB)の後部に、左右一対の折り畳み式の補助輪(73)が、その使用状態では前記後輪(WR)よりも後方で地面に接地するようにして回動可能に支持されることを特徴とする請求項記載の車両。
  7. 前記車体フレーム(FA)は、前記ヘッドパイプ(14)と、該ヘッドパイプ(14)から後方に延びるメインフレーム(16A,16B)と、該メインフレーム(16A,16B)の前後方向中間部に立設される前記シートチューブ(17A,17B)と、該シートチューブ(17A,17B)の中間部および前記メインフレーム(16A,16B)の後端部間を結ぶ懸架フレーム(18)とを備え、前記乗員用シート(11)に座った乗員が足を載せるためのステップフロア(24)が前記シートチューブ(17A,17B)よりも前方に少なくとも一部が配置されるようにして前記メインフレーム(16A,16B)上に固定され、前記メインフレーム(16A,16B)の後端部および前記懸架フレーム(18)の連設部に前記後輪(WR)が回転可能に軸支されることを特徴とする請求項記載の車両。
  8. 前記メインフレーム(16B)の前部に、前記ヘッドパイプ(14)が前後に揺動することを可能とした第1揺動点(P1)が設定され、前記シートチューブ(17B)の中間部に、前記乗員用シート(11)を含むシートチューブ(17B)の上部が前後に揺動することを可能とした第2揺動点(P2)が設定され、第1および第2揺動点(P1,P2)を結ぶ直線(L)と平行に延びるサブフレーム(19B)の両端部が、第1および第2揺動点(P1,P2)の揺動軸線と平行な軸線を有する連結ピン(76,77)を介して前記ヘッドパイプ(14)もしくは前記メインフレーム(16B)と、前記シートチューブ(17B)とに回動可能に連結され、前記車体フレーム(FB)の一部および前記サブフレーム(19B)で平行リンク(78)が構成されることを特徴とする請求項記載の車両。
  9. 前記平行リンク(78)にサスペンション(79)が設けられることを特徴とする請求項8記載の車両。
  10. 前記サスペンション(79)が、前記平行リンク(78)の1対角線上に位置するようにして、前記サブフレーム(19B)の一端部と、第1および第2揺動点(P1,P2)の一方との間に設けられることを特徴とする請求項9記載の車両。
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