JP6384525B2 - 自動車のリヤサスペンション構造 - Google Patents

自動車のリヤサスペンション構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6384525B2
JP6384525B2 JP2016132654A JP2016132654A JP6384525B2 JP 6384525 B2 JP6384525 B2 JP 6384525B2 JP 2016132654 A JP2016132654 A JP 2016132654A JP 2016132654 A JP2016132654 A JP 2016132654A JP 6384525 B2 JP6384525 B2 JP 6384525B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
vehicle body
shaft support
lower arm
arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016132654A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018002000A (ja
Inventor
安藤 文隆
文隆 安藤
宜良 浅野
宜良 浅野
宏治 ▲高▼橋
宏治 ▲高▼橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2016132654A priority Critical patent/JP6384525B2/ja
Priority to US15/596,039 priority patent/US10106006B2/en
Priority to DE102017006216.1A priority patent/DE102017006216B4/de
Priority to CN201710521687.7A priority patent/CN107571699B/zh
Publication of JP2018002000A publication Critical patent/JP2018002000A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6384525B2 publication Critical patent/JP6384525B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G7/00Pivoted suspension arms; Accessories thereof
    • B60G7/04Buffer means for limiting movement of arms
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G7/00Pivoted suspension arms; Accessories thereof
    • B60G7/001Suspension arms, e.g. constructional features
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G13/00Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of vibration dampers
    • B60G13/001Arrangements for attachment of dampers
    • B60G13/005Arrangements for attachment of dampers characterised by the mounting on the axle or suspension arm of the damper unit
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G3/00Resilient suspensions for a single wheel
    • B60G3/18Resilient suspensions for a single wheel with two or more pivoted arms, e.g. parallelogram
    • B60G3/20Resilient suspensions for a single wheel with two or more pivoted arms, e.g. parallelogram all arms being rigid
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G3/00Resilient suspensions for a single wheel
    • B60G3/18Resilient suspensions for a single wheel with two or more pivoted arms, e.g. parallelogram
    • B60G3/28Resilient suspensions for a single wheel with two or more pivoted arms, e.g. parallelogram at least one of the arms itself being resilient, e.g. leaf spring
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G7/00Pivoted suspension arms; Accessories thereof
    • B60G7/008Attaching arms to unsprung part of vehicle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2200/00Indexing codes relating to suspension types
    • B60G2200/10Independent suspensions
    • B60G2200/18Multilink suspensions, e.g. elastokinematic arrangements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/10Mounting of suspension elements
    • B60G2204/12Mounting of springs or dampers
    • B60G2204/128Damper mount on vehicle body or chassis
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/10Mounting of suspension elements
    • B60G2204/12Mounting of springs or dampers
    • B60G2204/129Damper mount on wheel suspension or knuckle
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/10Mounting of suspension elements
    • B60G2204/14Mounting of suspension arms
    • B60G2204/143Mounting of suspension arms on the vehicle body or chassis
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/40Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
    • B60G2204/422Links for mounting suspension elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2206/00Indexing codes related to the manufacturing of suspensions: constructional features, the materials used, procedures or tools
    • B60G2206/01Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
    • B60G2206/10Constructional features of arms
    • B60G2206/121Constructional features of arms the arm having an H or X-shape

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Description

自動車のリヤサスペンション構造に関する。
一般にリヤサスペンション構造は、車体側の前後各側の車体側連結部に設けた弾性ブッシュのコンプライアンスが小さい方、すなわち弾性ブッシュが硬い方が車輪の支持剛性が高まり、特にコーナリング時において操作に機敏に反応するため車両のコントロール性(操安性)の観点で好ましいとされるが、その一方で弾性ブッシュを硬くしすぎると路面追従性や乗り心地性が悪化するという背反の問題を有している。
ところで従来のリヤサスペンション構造には、例えば、特許文献1に例示されるようにロアアームとしてH型アームを採用したものが知られている。このH型のロアアームは、車体側および車輪側ともに前後2箇所で連結されているため、前後方向、車幅方向、回転方向(ワインドアップ方向)の荷重入力に対して優れた車輪支持剛性を確保できるものである。
そして特許文献1のH型のロアアームは、前後各側の車体側連結部に設けた弾性ブッシュの軸が、後輪のピッチセンタをアンチリフトジオメトリの観点で好ましい位置に設定する等の理由により平面視で車両前後方向に対し傾斜するように構成したものである(特許文献1の図3中の軸線8a参照)。
しかしこのような構成においては、後輪に伝わる前後方向の荷重に対してロアアームの前後各側の車体側連結部に拗れが発生するおそれがあった。そしてこのような拗りを解消するために、従来は、車体側連結部に設けた弾性ブッシュを前後各側で異なる特性にするなど弾性ブッシュの特性を変えることが行われていた。
ところが、ロアアームの前後各側の車体側連結部が拗れないように車体側連結部に設けた弾性ブッシュをコンプライアンスがより大きな特性のものとした場合には、ロアアームの車幅方向のコンプライアンスが大きくなり、ロアアームとして車幅方向の車輪支持剛性(横力に対する剛性)が高い特徴を有するH型アームを採用するメリットが損なわれ、操安性を高めることができないおそれがあった。
その一方で車体側連結部に設けた弾性ブッシュをコンプライアンスが小さな特性のものに設定する、すなわち硬質化すると路面追従性や乗り心地性が悪化し、結果的に上述した背反の問題が生じるおそれがあった。
欧州特許第1937498号明細書
そこでこの発明は、コスト上昇を抑えながら、操安性と、路面追従性および乗り心地性との両立を図ることができる自動車のリヤサスペンション構造の提供を目的とする。
この発明は、車体側と車輪側とに連結されたアッパアームおよびH型のロアアームと、補助リンクと、前記ロアアームと車体とに連結されたダンパと、を備えた自動車のリヤサスペンション構造であって、前記ダンパを前記ロアアームに対して側面視で垂直に設け、前記上下両アームの車体に対する連結部を、弾性ブッシュを介して車体側へ軸支する軸支部で構成するとともに、これら車体側の全ての前記軸支部における前記弾性ブッシュの軸が平面視で車両前後方向の基準線に対し平行とし、前記ロアアームの車輪側の前後各側の連結部のうち一方は前記補助リンクを介して車輪側に連結され、他方は前記補助リンクを介さずに直接、車輪側に連結されており、これら車輪側の前後各側の連結部の中心を結ぶ仮想軸線が、前方程車幅方向内側に傾斜して延び、前記ロアアームの車輪側の前側連結部と前記アッパアームの車輪側の連結部とを後輪駆動軸よりも前方に配し、トーコントロールリンクを前記後輪駆動軸よりも後側に配したものである。
上記構成によれば、ロアアームとダンパの拗れを最小化して上下動を円滑化し弾性ブッシュの車輪支持剛性の高剛性化とストロークのし易さを両立できる。
さらに上述したように、前記ロアアームの車輪側の前側連結部と前記アッパアームの車輪側の連結部とを後輪駆動軸(デファレンシャルの出力軸)よりも前方に配し、トーコントロールリンクを前記後輪駆動軸よりも後側に配したものであるため、車幅方向の車輪支持剛性を高めてトーインのコントロールをより正確に行うことができる。
この発明の態様として、前記ダンパ上部は、平面視で車両前後方向の基準線に対して平行な枢支軸を介して車体へ枢着され、前記上下両アームと前記ダンパ上部の夫々の車体側への枢支軸が車両前後方向の基準線に対し後下に傾斜して延びるものである。
上記構成によれば、耐ピッチング性と弾性ブッシュの車輪支持剛性の高剛性化を容易に両立することができる
この発明によれば、コスト上昇を抑えながら、操安性と、路面追従性および乗り心地性との両立を図ることができる。
本実施例のリヤサスペンション装置の斜視図 本実施例のリヤサスペンション装置を車幅方向内側から見た側面図 本実施例のリヤサスペンション装置を車幅方向外側から見た側面図 本実施例のリヤサスペンション装置の平面図 本実施例のリヤサスペンション装置の底面図 本実施例のリヤサスペンション装置の背面図 ピッチセンタおよびこれを特定するための各種点や軸の説明図
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
以下の説明においては、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車幅方向の内側を示し、矢印OUTは車幅方向の外側を示し、矢印Uは車両上方を示すものとし、図5において緩衝装置5の図示を省略するものとする。
また車体後部の左右各側に備えたリヤサスペンション装置1は、左右対称形状であって、同様の構造であるため、左側のリヤサスペンション装置1について説明する。
本実施例のリヤサスペンション装置1は、図1に示すように、車体側と車輪(ホイールサポート9)側とに連結されたI型のアッパアーム2およびH型のロアアーム3と、補助リンク4と、該ロアアーム3と車体とに連結された緩衝装置5と、トーコントロールリンク6と、を備えている。
図1、図2、図4に示すように、アッパアーム2は、サスペンションアームとして上方に配置されたI型(直線状)のアームであり、その車幅方向内端2aには、車体側に軸支する車体側軸支部21を構成している。この車体側軸支部21には、円筒状の弾性ブッシュ22が嵌装されている。
そして、図4に示すように、アッパアーム2の車体側軸支部21に設けられた弾性ブッシュ22は、その中心軸L2に前後方向に延びるボルトB1等を介して車体側の強度部材(図示省略)に取り付けた取付ブラケット74に軸支されている。
一方、図1、図3、図4に示すように、アッパアーム2の車幅方向外端2bは、ホイールサポート9の本体部の前方領域から前上方へ延設した前上アーム部93の上端93aにボルトB2および円筒状の弾性ブッシュ24を介して軸支された車輪側軸支部23を構成している。
図4、図5に示すように、上述したロアアーム3は、サスペンションアームとして下方に配置されたH型アームであり、該ロアアーム3の車体側で前後に離間した各位置から車体側へ延びる前後各側の車体側アーム部31(車体前側アーム部31fおよび車体後側アーム部31r)をロアアーム3の本体部36に対して一体に設けている。図2、図4、図5に示すように、車体前側アーム部31fの車幅方向内端31aおよび車体後側アーム部31rの車幅方向内端31bには、車体側に軸支する車体側軸支部32(車体前側軸支部32fおよび車体後側軸支部32r)を夫々構成し、これら前後各側の車体側軸支部32f,32rには、円筒状の弾性ブッシュ33(33f,33r)が嵌装されている。
そして、図4に示すように、ロアアーム32の車体前側軸支部32fに設けられた弾性ブッシュ33fは、その中心軸L4fに前後方向に延びるボルトB3等を介して車体側の強度部材(図示省略)に取り付けた取付ブラケット75fに軸支されるとともに、車体後側軸支部32rに設けられた弾性ブッシュ33rは、その中心軸L4rに前後方向に延びるボルトB4等を介して車体側の強度部材に取り付けた取付ブラケット75rに軸支されている。
本実施例においては、図2、図4、図5に示すように、ロアアーム3の車体前側軸支部32fの軸L4fと車体後側軸支部32rの軸L4rとを同軸に配している。ここで、ロアアーム3の車体前側軸支部32fの軸L4fと車体後側軸支部32rの軸L4rとを通過するように直線状に延びる軸線をロアアーム車体側軸L4に設定する。
一方、図3、図5に示すように、ロアアーム3の車輪側には、前後に離間した各位置から車輪側へ延びる車輪側アーム部34(車輪前側アーム部34fおよび車輪後側アーム部34r)をロアアーム3の本体部36に対して一体に設けている。これら前後各側の車輪側アーム部34f,34rのうち車輪前側アーム部34fの車幅方向外端34aは、ホイールサポート9の前側領域から前下方へ延出する前下アーム部91の下端91a(図3参照)に、ボルトB5および円筒状の弾性ブッシュ35aを介して軸支され、車輪前側軸支部35fを構成している。
これに対して図1、図3、図5に示すように、ロアアーム3の車輪後側アーム部34rの車幅方向外端34bと、ホイールサポート9とは、直線状の補助リンク4を介して連結されている。
具体的には、補助リンク4はロアアーム3に対して垂直に延び(図3参照)、ロアアーム3の車輪後側アーム部34rの車幅方向外端34bと補助リンク4の下端部4dとは、円筒状の弾性ブッシュ35bおよび軸(ボルトB6)を介して互いに軸支され、車輪後下側軸支部35rを構成している。図1、図3に示すように、補助リンク4の上端部4uと、ホイールサポート9の後側領域から後方へ延出する後方アーム部92の基端部92a(図1参照)とは、円筒状の弾性ブッシュ61aおよび軸(ボルトB7)を介して互いに軸支され(図3参照)、車輪後上側軸支部61を構成している。
図3中符号94は、図示しないブレーキキャリパを取り付けるキャリパ取付孔である。
ここで図6に示すように、車輪後下側軸支部35rの上方に位置する車輪後上側軸支部61は、該車輪後下側軸支部35rに対して若干車幅方向内側の位置に配設している。これにより、制動時に後輪100がトーインに変化し、車両を安定させる効果が期待できる。
なお、本実施例のリヤサスペンション装置1は、ロアアーム3に剛性の高いH型アームを採用することで、剛性を高めることができる一方でトー変化し難くなるおそれがある。そこで、図1、図3、図5に示すように、本実施例のリヤサスペンション装置1は、ロアアーム3の前後方向の一方側(本実施では後方側)においてホイールサポート9(ナックル部材)に補助リンク4を介して連結することでトー変化に対するコンプライアンスを高めておき、後輪100に上下方向、前後方向、車幅方向の荷重が加わった時に、トーコントロールリンク6を用いて後輪100が極力トーインになるような特性としたものである。
また補助リンク4の上端部4uを軸支するホイールサポート9の基端部92a(図1参照)に対し、補助リンク4の下端部4bを軸支するロアアーム3の車輪後側アーム部34rが車幅方向外側に配置されており、制動時にブレーキキャリパを支持するホイールサポート9が前転しようとした際に、補助リンク4の上端部4aが車幅方向外側に振れてホイールサポート9の後部が車幅方向外側に変位し、後輪100がトーインになるような特性としたものである。
図1、図2〜図4、図6に示すように、上述した緩衝装置5は、車体とロアアーム3との間に連結し、ダンパ51およびコイルスプリング52を備えている。図2、図3、図6に示すように、緩衝装置5は、これらダンパ51とコイルスプリング52との互いの中心軸L6が同軸になるようにコイルスプリング52をダンパ51の上部外側に備え、中心軸L6が側面視でロアアーム3の軸線L4f、L4rに対し直交するように上下方向に延びている(図2参照)。車体とロアアーム3との間に備えた緩衝装置5(ダンパ51)は、該ダンパ51の上端部5aに車体側に軸支するダンパ上端軸支部53を構成している。
また、図4に示すように、上下両アーム2,3の車体側の全ての軸支部21,32f,32r(アッパアーム2の車体側軸支部21、ロアアーム3の前後各側の車体側軸支部32f,32r)の各弾性ブッシュ22,33f,33rを軸支するボルトB1,B3,B4(軸L2,L4f,L4r)は、平面視で車両前後方向基準線L1に対し平行に配している。
さらに本実施例においては、図4に示すように、アッパアーム2の車輪側軸支部23、ダンパ上端軸支部53およびダンパ下端軸支部56においても夫々の弾性ブッシュ22,54,55を軸支するボルトB2,B8(図2),B9(軸L3,L7a,L7b)が平面視で車両前後方向基準線L1に対し平行に配している。
また図5に示すように、ロアアーム3の前車輪前側軸支部35fの中心35fcと車輪後下側軸支部35r中心35rcとを結ぶ仮想軸線L9(ロアアーム車輪側軸L9)は、底面視で前方程車幅方向内側に傾斜して延びている。
ここでロアアーム3の車輪前側軸支部35fの中心35fcは、車輪前側軸支部35fの前後方向に延びる軸線L5f上であって、該車輪前側軸支部35fの前後方向の中間位置を示すとともに、車輪後側軸支部35rの中心35rcは、車輪後側軸支部35rの前後方向に延びる軸線L5r上であって、該車輪後側軸支部35rの前後方向の中間位置を示す。
また図2に示すように、上下両アーム2,3とダンパ上端部5aとの夫々の車体側への軸支部21,32f,32r,53の各軸L2,L4f,L4r,L7aは、車両前後方向基準線L1に対し後下に傾斜して延びる。
具体的に、アッパアーム2の車体側軸支部21の軸L2、ロアアーム3の前後各側の車体側軸支部32f,32r(車体前側軸支部32fおよび車体後側軸支部32r)の各軸L4f,L4r、ダンパ上端軸支部53の軸L7aは、車両前後方向基準線L1に対し後下に傾斜して互いに平行に延びている(図2参照)。
また、図3に示すように本実施例においては、アッパアーム2の車輪側軸支部23、ロアアーム3の前後各側の車輪側軸支部35(車輪前側軸支部35fおよび車輪後下側軸支部35r)および車輪後上側軸支部61の各軸L3,L5f,L5r,L8においても車両前後方向基準線L1に対し後下に傾斜して延して互いに平行に延びている。
また上述した緩衝装置5(ダンパ51)は、図2、図3に示すように、ロアアーム3に対して側面視で垂直に設けている。具体的には、緩衝装置5の中心軸L6は、ロアアーム車体側軸L4に対して側面視で垂直な軸線上に配している(図2参照)。
また、緩衝装置5の上部、すなわち、ダンパ51上部、および該ダンパ51上部に併設されたコイルスプリング52は、不図示のリヤサイドフレームと上下位置で重複するように該リヤサイドフレームに対して車幅方向外側に配設されている。なお、リヤサイドフレームは、車両後部の左右各側で車両前後方向に延びる車体強度部材である。
また、図1、図4、図5に示すように、上述したトーコントロールリンク6は、車幅方向に延びるように配されたリンクであり、図1、図3、図5に示すように、その車幅方向の外端6aがホイールサポート9の後方アーム部92の後端92b(先端)にボールジョイントを介して取り付けられている。
図3〜図5に示すように、上述したロアアーム3の車輪前側軸支部35fとアッパアーム2の車輪側軸支部23とは、後輪駆動軸L10(デファレンシャルの出力軸L10)よりも前方に配する一方で、トーコントロールリンク6はブレーキ時やコーナリング時のトー角の変化を好ましい特性に変えるために後輪駆動軸L10よりも後側に配している。
なお、ホイールサポート9のホイールセンタHc(図3参照)は、後輪駆動軸L10上に位置している。
上述した本実施例の自動車のリヤサスペンション装置1は、車体側と車輪側とに連結されたI型のアッパアーム2およびH型のロアアーム3と、補助リンク4と、ロアアーム3と車体とに連結された緩衝装置5(ダンパ51)と、を備えたものであって(図1参照)、該緩衝装置5をロアアーム3に対して側面視で垂直に設け(図2、図3参照)、上下両アーム2,3の車体に対する連結部を、アッパアーム2の弾性ブッシュ22を介して車体側へ軸支する車体側軸支部21およびロアアーム3の弾性ブッシュ33f、33rを介して車体側へ軸支する前後各側の車体側軸支部32f,32rで構成するとともに(図4参照)、これら全ての車体側軸支部21,32f,32rにおける弾性ブッシュ22,33f、33rの軸L2,L4f,L4rが平面視で車両前後方向基準線L1に対し平行とし(同図参照)、ロアアーム3の前後各側の車輪側軸支部35f,35rのうち後側の車輪後下軸支部35rは補助リンク4を介して車輪側に連結され(図1、図3、図5参照)、前側の車輪前側軸支部35fは補助リンク4を介さずに直接、車輪側(ホイールサポート9)に連結されており(同図参照)、これら車輪前側軸支部35fの中心35fcと車輪後下軸支部35rの中心35rcとを結ぶ仮想軸線L9が、前方程車幅方向内側に傾斜して延びるものである(図5参照)。
上記構成によれば、ロアアーム3とダンパ51の拗れを最小化して上下動を円滑化し弾性ブッシュ22,33f、33r,54の車幅方向における車輪の支持剛性の高剛性化と、乗り心地性とを両立できる。
加えて、本実施においては図5に示すように、ロアアーム3の車輪前側軸支部35fの中心35fcと車輪後下軸支部35rの中心35rcとを結ぶ仮想軸線L9(ロアアーム車輪側軸L9)が、前方程車幅方向内側に傾斜して延びるものであるため、図7(b)に示すように、ロアアーム車輪側軸L9とロアアーム車体側軸L4との交点X1を確実に生成することができ、効果的にピッチセンタPc(点Xpc)を適切に設定することができる。
図7(b)はリヤサスペンション装置1のピッチセンタの底面視位置およびこの位置を特定するために用いる各種点や軸を底面視により模式的にあらわした説明図である。図7(b)において、軸L9はロアアーム車輪側軸であり、軸L4はロアアーム車体側軸であり、点X1は軸L9と軸L4との交点である。軸Laは車輪中心Hc(ホイールセンタ)を通過するように車幅方向に延びる車輪車幅方向軸であり、点Xrcは車輪車幅方向軸La上に有するロールセンタRcの底面視位置であり、軸Lbは、車輪中心Hcを通過するように前後方向に延びる車輪前後方向軸であり、点Xpcは、直線Ldと軸Lbとの交点であってピッチセンタPcの底面視位置である。
上記構成によれば、ピッチセンタPcを適切に設定しつつ、上下両アーム2,3とダンパ51の上下動の円滑化による路面追従性と乗り心地性を高めつつ、車幅方向の車輪の支持剛性向上により、キャンバー角などの車幅方向のジオメトリを維持しながら車体コントロール性を高めることができる。
この発明の態様として、ダンパ51の上端部5aは、図4に示すように、平面視で車両前後方向基準線L1に対して平行な枢支軸としてのボルトB8(図2参照)を介して車体へ軸支され、図2に示すように、上下両アーム2,3とダンパ51の上端部5aとの夫々の車体側へのボルトB3(図4参照),B4,B8が車両前後方向基準線L1に対し後下に傾斜して延びるものである。
上記構成によれば、耐ピッチング性と弾性ブッシュ54の硬質化を容易に両立することができる。
詳述すると、上記構成によれば、H型ロアアーム3の前後各側の車体側軸支部32f,32rの軸L4f,L4rすなわちロアアーム車体側軸L4を、車両前後方向基準線L1に対し側面視で後下に傾斜させた構成とすることで(図2参照)、図7(a)に示すように、ピッチセンタPc(点Hpc)を後輪100に対して前斜め上方位置、すなわち車輪前後方向軸Lbよりも上方位置に設定することができる(すなわち、リセッション角を確保できる)。
そしてこのようにピッチセンタPcの位置を高めることで車両の急制動時、急発進時等においてアンチリフト、アンチスコットを維持することができる。
図7(a)はリヤサスペンション装置1のピッチセンタの側面視位置およびこの位置を特定するために用いる各種点や軸を側面視により模式的にあらわした説明図であり、図7(a)において、軸L4はロアアーム車体側軸であり、点H1は軸L4と直線Lcとの交点である。軸Leは車輪中心Hcを通過する上下方向に延びる車輪上下方向軸であり、点Hrcは車輪上下方向軸Le上に有するロールセンタRcの側面視位置であり、直線Lgは点H1と点Hrcとを通過する直線であり、点Hpcは、直線Lgと直線Lfとの交点であってピッチセンタPcの側面視位置である。また、図7(a)中において、点Hpcと後輪100の接地点Hoとを結ぶ直線Liと、路面Sとのなす角は、アンチリフト角αを示し、点HpcとホイールセンタHcとを結ぶ直線Lhと、車輪前後方向軸Lbのなす角βは、アンチスコット角を示す。
さらに本実施例においては、上述したように、H型ロアアーム3の前後各側の車体側軸支部32f,32rの軸L4(L4f,L4r)に加えてI型のアッパアーム2の車体側軸支部21の軸L2やダンパ上端軸支部53の軸L7aについても、車両前後方向基準線L1に対し側面視で後下に傾斜させた構成としている(図2参照)。例えば、アッパアーム2の車体側軸支部21については、図7(a)に示すように、車体側軸支部21の軸L2(アッパアーム車輪側軸L2)が、ピッチセンタPc(点Hpc)を通過するように後下に傾けている。
上記構成により、アッパアーム2やダンパ5がロアアーム3に対して拗ることがなく該ロアアーム3に対して垂直方向にスムーズにストローク(揺動)可能となるため、該垂直方向についてのコンプライアンスを高めることができる。
よって本実施例においては、ピッチセンタPcの高さを確保しつつ、上下両アーム2,3及びダンパ5の車体への全ての軸支部21,32f,32r,5aが後輪100のワインドアップ時に拗れることがなく素早く可動することで耐ピッチング性や路面追従性、乗り心地性をより高めることができる。また、路面追従性がより向上することでスリップ等を防ぎ、惹いては車両コントロール性をさらに高めることができる。
具体的には、本実施例のリヤサスペンション装置1は、後輪100が段差を乗り越える際に段差から受ける荷重、すなわち後方に引張られるような荷重をいなすように後斜め上方へ滑らかにストローク(揺動)することで段差から受ける荷重を低減することができる。
さらにダンパ51はロアアーム3に対して垂直に設けたため(図2、図3参照)、ダンパ51の上端部5aの拗れを最小化することができる。
またこの発明の態様として、ロアアーム3の車輪側の前側連結部としての車輪前側軸支部35fとアッパアーム2の車輪側の連結部としての車輪側軸支部23とを後輪駆動軸L10よりも前方に配し、トーコントロールリンク6を後輪駆動軸L10よりも後側に配したものである(図4参照)。
上記構成によれば、車幅方向の支持剛性を高めてトーインのコントロールを正確に行うことができる。
詳述すると、上述した特許文献1(欧州特許第1937498号明細書)のリヤサスペンション装置においては、ロアアーム(5)の車輪前側軸支部(6b)を後輪駆動軸(4)(デファレンシャルの出力軸(4))よりも前方に配している。(特許文献1の図3参照)一方、アッパアーム(10)は、後輪駆動軸(4)に前後方向において略一致する位置に車幅方向に延びており、その車幅方向の外端に有するハブサポート(3)に連結する車輪側軸支部が後輪駆動軸(4)の略真上に配している(同図参照)。さらにトーコントロールリンク(11)は、その車幅方向外端が後輪駆動軸(4)よりも後方においてハブサポートに連結することで、平面視で後輪駆動軸(4)よりも後側位置に配している(同図参照)。
そうすると、特許文献1のものにおいては、アッパアーム(10)が上述したように、後輪駆動軸(4)に前後方向において略一致する位置に車幅方向に延びているため、トーコントロール性を高めることができる一方で、後輪によりトーイン側へ作用する上述した車幅方向内側の力をアッパアーム(10)によって効率よく受け止めることができないおそれがある。
これに対して本実施例では、上述したように、ロアアーム3の前側の車幅方向外端に有する車輪前側軸支部35fだけでなくアッパアーム2の車幅方向外端2bに有する車輪側軸支部23についても後輪駆動軸L10よりも前方に配している。すなわち、本実施例においてはトーコントロールリンク6とアッパアーム2の前後方向のピッチを先行技術文献のものと比較してよりも大きく確保することができる。
これにより、例えば、後輪100がよりトーイン(車輪前部がより車幅方向内側を向く姿勢)になるように作用する上述した力(モーメント)をI型のアッパアーム2によって効率よくしっかりと受け止めることができる。
従って、車幅方向の剛性が高いH型ロアアーム3だけでなく、I型のアッパアーム2とともに車幅方向の荷重に対する支持剛性を高めつつ、弾性ブッシュ24の剛性に依存せずにトーインのコントロールを正確かつ容易に行うことができる。
この発明のリヤサスペンション構造は、本実施例のリヤサスペンション装置1に対応し、以下同様に、
車体側へ軸支する軸支部は、アッパアーム2の車体側軸支部21およびロアアーム3の車体前側軸支部32f、車体後側軸支部32rに対応し、
ロアアームの車輪側の前後各側の連結部のうち一方は、車輪後下側軸支部35rに対応し、
ロアアームの車輪側の前後各側の連結部のうち他方は、車輪前側軸支部35fに対応し、
上下両アームの車体側への枢支軸は、ボルトB1,B3,B4(軸L2,L4f,L4r)に対応し、
ダンパ上部の車体側への枢支軸は、ボルトB8(軸L7a)に対応し、
ロアアームの車輪側の前側連結部は、車輪前側軸支部35fに対応し、
アッパアームの車輪側の連結部は、車輪側軸支部23に対応するも、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
例えば、アッパアームは、本実施例のようにI型のアッパアーム2に限らず、A型やH型のリンクで構成してもよい。H型リンクで構成する場合には、図示省略するがロアアーム3だけでなくアッパアーム2についても、車輪側の前後各側の連結部の中心を結ぶ仮想軸線が、前方程車幅方向内側に傾斜して延びるように構成することが好ましい。
また本実施例においては、ロアアーム3の前後各側の車輪側軸支部35f,35rのうち後側の車輪後下軸支部35rを補助リンク4を介して車輪側に連結し(図1、図3、図5参照)、前側の車輪前側軸支部35fを補助リンク4を介さずに直接、車輪側(ホイールサポート9)に連結したが(同図参照)、この実施形態に限定せず、図示省略するが、ロアアームの車輪側の前後各側の連結部のうち前側の連結部を補助リンクを介して車輪側に連結し、後側の連結部を補助リンクを介さずに直接、車輪側に連結した構成としてもよい。
さらにまた上述した実施例のように、アッパアーム2の車体側連結部を、弾性ブッシュ22やボルトB1を備えた車輪側軸支部22で構成する(図4参照)、ロアアーム3の車体側連結部を、弾性ブッシュ33f,33rやボルトB3,B4を備えた車体前側軸支部32f,32rで構成する(同図参照)、ロアアームの車輪前側連結部を、弾性ブッシュ35aおよびボルトB5を備えた車輪前側軸支部35fで構成する(図5参照)、アッパアーム2の車輪側連結部を、弾性ブッシュ24やボルトB2を備えた車輪側軸支部23で構成する(図4参照)、補助リンク4の下端部4dとロアアーム3とを連結する連結部を、弾性ブッシュ35bやボルトB6を備えた車体後下側軸支部35rで構成する(図3、図5参照)、或いは補助リンク4の上端部4uとホイールサポート9の後方アーム部92の基端部92aとを連結する連結部を、上述した実施例のように弾性ブッシュ61aやボルトB7を備えた車輪後上側軸支部61で構成する(図3参照)に限らず、これらのうち少なくとも1つの連結部をピローボールジョイント(球面軸受け、ボールブッシュ)で構成してもよい。
また本実施例では、ロアアーム3の車輪前側軸支部35fの軸線L5fおよび車輪後側軸支部35rの軸線L5rは、平面視で車両前後方向基準線L1に平行に延びる軸であるとともに、ロアアーム3の前車輪前側軸支部35fの中心35fcと車輪後下側軸支部35rの中心35rcとを結ぶ仮想軸線L9が、平面視で前方程車幅方向内側に傾斜して延びるように構成としたが(図5参照)、これに限らず、車輪前側軸支部35fの軸線L5fおよび車輪後側軸支部35rの軸線L5r自体が平面視で前方程車幅方向内側に傾斜して延びるように構成してもよい。
なお、車輪前側軸支部35fと車輪後側軸支部35rの夫々を、ピローボールジョイントを用いた車輪前側連結部、車輪後側連結部で構成した場合には、これら車輪後側連結部や車輪前側連結部の中心は、ボールの中心35fc,35rc(回動中心)に設定することができる。
以上説明したように、本発明は、車体側と車輪側とに連結されたアッパアームおよびH型のロアアームと、補助リンクと、ロアアームと車体とに連結されたダンパと、を備えたリヤサスペンション装置について有用である。
1…リヤサスペンション装置(リヤサスペンション構造)
2…アッパアーム
3…ロアアーム
4…補助リンク
6…トーコントロールリンク
21…車体側軸支部(アッパアームの車体側へ軸支する軸支部)
22,33f,33r…弾性ブッシュ
23…車輪側軸支部(アッパアームの車輪側の連結部)
32f…車体前側軸支部(ロアアームの車体側へ軸支する軸支部)
32r…車体後側軸支部(ロアアームの車体側へ軸支する軸支部)
35f…車輪前側軸支部(ロアアームの車輪側の前後各側の連結部のうち他方、ロアアームの車輪側の前側連結部)
35fc…車輪前側軸支部の中心
35r…車輪後下側軸支部(ロアアームの車輪側の前後各側の連結部のうち一方)
35rc…車輪後下側軸支部の中心
51…ダンパ
B1,B3,B4…ボルト(上下両アームの車体側への枢支軸)
B8…ボルト(ダンパ上部の車体側への枢支軸)
L1…車両前後方向基準線
L2,L4f,L4r…弾性ブッシュの軸
L9…仮想軸線
L10…後輪駆動軸

Claims (2)

  1. 車体側と車輪側とに連結されたアッパアームおよびH型のロアアームと、補助リンクと、前記ロアアームと車体とに連結されたダンパと、を備えたリヤサスペンション構造であって、
    前記ダンパを前記ロアアームに対して側面視で垂直に設け、
    前記上下両アームの車体に対する連結部を、弾性ブッシュを介して車体側へ軸支する軸支部で構成するとともに、これら車体側の全ての前記軸支部における前記弾性ブッシュの軸が平面視で車両前後方向の基準線に対し平行とし、
    前記ロアアームの車輪側の前後各側の連結部のうち一方は前記補助リンクを介して車輪側に連結され、他方は前記補助リンクを介さずに直接、車輪側に連結されており、
    これら車輪側の前後各側の連結部の中心を結ぶ仮想軸線が、前方程車幅方向内側に傾斜して延び
    前記ロアアームの車輪側の前側連結部と前記アッパアームの車輪側の連結部とを後輪駆動軸よりも前方に配し、トーコントロールリンクを前記後輪駆動軸よりも後側に配した
    自動車のリヤサスペンション構造。
  2. 前記ダンパ上部は、平面視で車両前後方向の基準線に対して平行な枢支軸を介して車体へ枢着され、
    前記上下両アームと前記ダンパ上部の夫々の車体側への枢支軸が車両前後方向の基準線に対し後下に傾斜して延びる
    請求項1に記載の自動車のリヤサスペンション構造。
JP2016132654A 2016-07-04 2016-07-04 自動車のリヤサスペンション構造 Active JP6384525B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016132654A JP6384525B2 (ja) 2016-07-04 2016-07-04 自動車のリヤサスペンション構造
US15/596,039 US10106006B2 (en) 2016-07-04 2017-05-16 Rear suspension structure of automotive vehicle
DE102017006216.1A DE102017006216B4 (de) 2016-07-04 2017-06-30 Hinterradaufhängungsstruktur eines Kraftfahrzeugs und Verfahren zum Tragen eines Hinterrads eines Fahrzeugs
CN201710521687.7A CN107571699B (zh) 2016-07-04 2017-06-30 汽车的后悬架构造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016132654A JP6384525B2 (ja) 2016-07-04 2016-07-04 自動車のリヤサスペンション構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018002000A JP2018002000A (ja) 2018-01-11
JP6384525B2 true JP6384525B2 (ja) 2018-09-05

Family

ID=60662266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016132654A Active JP6384525B2 (ja) 2016-07-04 2016-07-04 自動車のリヤサスペンション構造

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10106006B2 (ja)
JP (1) JP6384525B2 (ja)
CN (1) CN107571699B (ja)
DE (1) DE102017006216B4 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015211529A1 (de) * 2015-06-23 2016-12-29 Zf Friedrichshafen Ag Einzelradaufhängung
DE102016220786B4 (de) * 2016-10-24 2024-03-28 Ford Global Technologies, Llc Hinterradaufhängung für Kraftfahrzeuge
JP6278096B1 (ja) * 2016-11-21 2018-02-14 マツダ株式会社 車両用懸架装置
DE102017100169B4 (de) * 2017-01-05 2020-09-10 Benteler Automobiltechnik Gmbh Radlenker für die Aufnahme eines Lagers in einem Fahrzeug
DE102018207616B4 (de) 2018-05-16 2020-01-02 Audi Ag Radaufhängung für ein Kraftfahrzeug
CN111890863B (zh) * 2020-06-28 2022-05-06 东风汽车集团有限公司 一种模块化弹性支架、悬架系统及汽车
KR102313267B1 (ko) * 2021-04-14 2021-10-14 서한산업(주) 전동식 독립 조향장치
CN113119671B (zh) * 2021-04-15 2022-04-01 宿州德润机械有限公司 一种全地形油气弹簧可升降式液压悬架车轴系统
US11772442B2 (en) * 2021-07-23 2023-10-03 Rivian Ip Holdings, Llc Offset steering axis knuckle system
DE102021122012A1 (de) 2021-08-25 2023-03-02 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Radaufhängung eines Fahrzeuges
JP2023160024A (ja) 2022-04-21 2023-11-02 マツダ株式会社 車両のサスペンション装置
JP2023160016A (ja) * 2022-04-21 2023-11-02 マツダ株式会社 車両のサスペンション装置

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2518349B2 (ja) * 1988-04-19 1996-07-24 トヨタ自動車株式会社 車輌用リヤサスペンション
JP3694961B2 (ja) * 1996-03-15 2005-09-14 日産自動車株式会社 フロントサスペンション装置
DE19756065A1 (de) * 1997-12-17 1999-07-01 Daimler Chrysler Ag Einzelradaufhängung mit einem über eine Koppelstange abgestützten Radträger
DE20023581U1 (de) * 1999-03-06 2004-12-02 Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag Radaufhängung für angetriebene Hinterräder eines Kraftfahrzeuges
JP3736184B2 (ja) * 1999-03-16 2006-01-18 三菱自動車工業株式会社 サスペンション装置
SE9901476L (sv) * 1999-04-26 2000-10-27 Volvo Personvagnar Ab Arrangemang för hjulupphängning i fordon
US8690177B2 (en) * 2012-08-16 2014-04-08 Ford Global Technologies, Llc Front wheel suspension for a motor vehicle
JP4138461B2 (ja) * 2002-11-22 2008-08-27 株式会社エフテック 車両用サスペンション
JP3944907B2 (ja) * 2003-03-14 2007-07-18 マツダ株式会社 自動車のフロントサスペンション装置
DE102005049947A1 (de) * 2005-10-19 2007-05-16 Bayerische Motoren Werke Ag Radaufhängung für die angetriebenen Hinterräder eines Kraftfahrzeugs
US7770907B2 (en) * 2006-01-20 2010-08-10 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha All terrain vehicle
US7959171B2 (en) * 2007-11-26 2011-06-14 Nissan Motor Co., Ltd. Lower spring seat mounting structure for vehicle suspension
US7896369B2 (en) * 2008-02-04 2011-03-01 Hendrickson Usa, L.L.C. Vehicle suspension assembly with unique geometry
JP5427621B2 (ja) * 2010-01-15 2014-02-26 本田技研工業株式会社 車両
DE102012011868A1 (de) * 2012-06-14 2013-12-19 Daimler Ag Radaufhängung
JP6030521B2 (ja) 2013-08-30 2016-11-24 本田技研工業株式会社 後輪サスペンション装置

Also Published As

Publication number Publication date
DE102017006216A1 (de) 2018-01-04
DE102017006216B4 (de) 2024-06-27
US10106006B2 (en) 2018-10-23
CN107571699A (zh) 2018-01-12
JP2018002000A (ja) 2018-01-11
US20180001725A1 (en) 2018-01-04
CN107571699B (zh) 2020-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6384525B2 (ja) 自動車のリヤサスペンション構造
US9399384B2 (en) Coupled torsion beam axle type of suspension system
JP5514808B2 (ja) サスペンション装置
JP5005067B2 (ja) サスペンション装置
JP4821454B2 (ja) 車両の走行制御装置
JP4765484B2 (ja) サスペンション装置
JP6121230B2 (ja) 車両
JP4939310B2 (ja) ストラット式サスペンション装置
JP2006347338A (ja) 自動車のリヤサスペンション装置
KR20130125062A (ko) 커플드 토션빔 액슬 현가장치
JP2006347337A (ja) 自動車のリヤサスペンション装置
JP2005119601A (ja) トーションビーム式サスペンション
JP4366822B2 (ja) トレーリングアーム式リアサスペンション
JP2010126014A (ja) フロント・サスペンション装置
JP4664796B2 (ja) 操舵輪用サスペンション装置
JP6405172B2 (ja) サスペンション装置
JP5237474B2 (ja) ストラット式サスペンション装置
JP4370518B2 (ja) 自動車のフロントサスペンション装置
JP5145892B2 (ja) リヤサスペンション装置
KR20130033208A (ko) 삼륜차량의 후륜서스펜션 장치
JP4534153B2 (ja) 自動車のリヤサスペンション装置
KR20130039558A (ko) 삼륜차량의 후륜서스펜션 구조
JP6938998B2 (ja) リヤサスペンション装置
JP5078647B2 (ja) 車両用サスペンション装置
JP4529975B2 (ja) 自動車の後輪サスペンション装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180404

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180710

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180723

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6384525

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150