JP6405172B2 - サスペンション装置 - Google Patents

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本発明は、車輪を回転自在に支持する車輪支持部材が上下のリンク部材を介して車体後部に連結されるサスペンション装置に関する。
従来から、車両のサスペンション装置として、車輪を回転自在に支持する車輪支持部材を複数のリンクを介して車体に連結する形式のものが知られている。このようなサスペンション装置には、リンクをゴムブッシュ等を介して車体に連結し、そのコンプライアンス機能によって車輪支持部材をトー角方向に揺動可能とするものがある。
例えば、特許文献1には、車輪を回転自在に支持する車輪支持部材を3本のリンクで支持するサスペンション装置であって、ショックアブソーバやサスペンションスプリングの伸縮による上下力で車輪のコンプライアンスステアをアンダーステア傾向に設定可能とすするサスペンション装置が開示されている。
特開平8−85313号公報
特許文献1に開示されるような上下力によるコンプライアンスステア可能なサスペンション装置として、従来、ダブルウィッシュボーン型サスペンション装置が知られている。このダブルウィッシュボーン型サスペンション装置は、車輪支持部材を車幅方向に延びる上下のリンク部材を介して車体に連結するものであり、例えば、図3に示すような構成を有している。
図3は、ダブルウィッシュボーン型サスペンション装置100の車体後部左側の部分を示しており、車輪101を回転自在に支持するアクスルハウジング102が、下側のロアリンク103a,103bと、上側のアッパリンク104とを介して車体後部のサブフレーム200に連結されている。また、後側のロアリンク103aの略中間部と、その上方の車体部分との間には、ショックアブソーバ106とサスペンションスプリング107とを一体的にユニット化したダンパ108が介装されている。更に、後側のロアリンク103aには、スタビライザ109の端部が連結され、左右のアクスルハウジング102に懸架されている。
尚、図3において、F,Rは車両前後方向、U,Dは車両上下方向、Oは車輪101(アクスルハウジング102)の回転中心を示している。
このような構成のダブルウィッシュボーン型サスペンション装置では、車両旋回時、旋回方向外側(外輪側)の車輪がトーイン側を向き、旋回方向内側(内輪側)の車輪はトーアウト側を向くようにサスペンションジオメトリが設定されているものが多い。この旋回時には、車両は転舵初期から微小にロールし、外輪側の車輪101に対して転舵初期から微小な路面反力がダンパ108(ショックアブソーバ106及びサスペンションスプリング107)に対してバンプ方向に作用し、車輪101をトーイン側に向ける回転モーメントが発生する。
このとき、車幅方向に延在するスタビライザ109は、中間部分で左右逆相に捻られ、ロールを抑制する方向にバネ反力が発生する。このスタビライザ9のバネ反力は、外輪側のダンパ108に対して、アクスルハウジング2をトーイン側に回転させる力を減少させる方向に作用する。このため、転舵初期の外輪側の車輪のトーイン量が小さくなってコーナリングパワーの発生が遅れ、操縦安定性を向上する上で好ましくない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、旋回時の転舵初期から外輪側の車輪の十分なトーイン量を確保して早期にコーナリングパワーを発生させ、操縦安定性を向上することのできるサスペンション装置を提供することを目的としている。
本発明によるサスペンション装置は、車輪を回転自在に支持する車輪支持部材が車幅方向に延びる上下のリンク部材を介してトー角方向に揺動可能に車体後部に連結されるサスペンション装置であって、前記車輪支持部材の回転中心に対して、車体前後方向の後方位置に前記車輪から車体に伝わる衝撃を緩和するダンパを下側の前記リンク部材を介して連結すると共に、車体前後方向の前方位置に車体のロールを抑制するスタビライザを連結している。
本発明によれば、旋回時の転舵初期から外輪側の車輪の十分なトーイン量を確保して早期にコーナリングパワーを発生させ、操縦安定性を向上することができる。
サスペンション装置の構成を模式的に示す説明図 車両旋回時の外輪側のトー角変化を示す説明図 従来のサスペンション装置の構成を模式的に示す説明図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1において、符号1は車体後部に配設されるサスペンション装置を示し、本実施の形態においては、A型アームを有するマルチリンク方式のダブルウィッシュボーン型サスペンション装置を示す。サスペンション装置1は、図示しないハブを介して車輪10を回転自在に支持する車輪支持部材としてのアクスルハウジング2を備えており、このアクスルハウジング2が車体後部のサブフレーム20に、車体上下方向に配置されて車幅方向に延びるリンク部材を介してトー角方向に揺動可能に支持されている。
尚、サスペンション装置1は車体幅方向に左右同一の構成を有し、図1においては車体後部の左側の部分を示しており、F,Rは車両前後方向、U,Dは車両上下方向、Oは車輪10(アクスルハウジング2)の回転中心を示している。
具体的には、アクスルハウジング2には、下側のリンク部材としての前後一対のロアリンク3a,3bと、ロアリンク3a,3bの上部に配置される上側のリンク部材としてのアッパリンク4とが上下方向にスイング可能にゴムブッシュ(図示せず)を介して連結され、アクスルハウジング2が車体に対してトー角方向にコンプライアンスステア可能に支持されている。また、アクスルハウジング2の下端側には、トレーリングリンク5の一端が連結され、このトレーリングリンク5が車体前方の内側に向かって斜め方向に延出されてサブフレーム20に連結されている。
一対のロアリンク3a,3bは、それぞれの外端部がアクスルハウジング2の前後の側部に設けられたアーム2a,2bに連結され、これらのロアリンク3a,3bが車幅方向内方に延出されて内端部がサブフレーム20に取り付けられている。一方、アッパリンク4は、前後一対のリンクを略三角形をなすように一体化してA字形状としたA型アームで形成されており、A字形状の先端側の部位がアクスルハウジング2の上部に連結され、A字形状の下端側の部位が車幅方向内方に延出されてサブフレーム20の上部に連結されている。
また、後側のロアリンク3bの略中間部と、その上方の車体部分との間には、ショックアブソーバ6とサスペンションスプリング7とを一体的にユニット化したダンパ8が介装されている。更に、前側のロアリンク3aが連結されるアーム2aの端部に、スタビライザ9の端部が連結され、左右のアクスルハウジング2に懸架されている。
以上の構成によるサスペンション装置1は、ダンパ8のサスペンションスプリング7によってアクスルハウジング2が車体に対して弾性的に支持され、また、ダンパ8のショックアブソーバ6によってアクスルハウジング2に入力される衝撃力が吸収され、車輪10から車体に伝わる衝撃が緩和される。
ここで、車両を旋回させると、ロールモーメントによって車体が外側へ傾き、ショックアブソーバ6及びサスペンションスプリング7は、旋回方向外側(外輪側)では圧縮方向(バンプ方向)に動作し、旋回方向内側(内輪側)では伸長方向(リバンプ方向)に動作する。このショックアブソーバ6及びサスペンションスプリング7の伸縮の反力と路面側からの反力による上下方向の入力に対して、アクスルハウジング2は、外輪側ではトーイン側を向き、内輪側ではトーアウト側を向くようにサスペンションジオメトリが設定されている。
このような車両旋回時には、転舵初期から車両が微小にロールし、外輪側の車輪10に対して、転舵初期から微小な路面反力がショックアブソーバ6及びサスペンションスプリング7に対してバンプ方向に作用する。例えば、車両が前方右側に旋回するものとすると、図1に示す外輪側のダンパ8のショックアブソーバ6及びサスペンションスプリング7には、バンプ方向の路面反力が作用する。
このとき、従来のようにスタビライザ9がアクスルハウジング2の回転中心Oに対して車体前後方向の後方位置に配置されていると、車両のロールによって左右のダンパ8が逆相方向に相対変位した際、車幅方向に延在するスタビライザ9が中間部分で捻られて、ロールを抑制する方向にバネ反力が発生する。
このスタビライザ9のバネ反力は、アクスルハウジング2の回転中心Oに対してスタビライザ9と同じ側、すなわちアクスルハウジング2の回転中心Oに対して車体前後方向の後方位置に配置されている外輪側のダンパ8に対して、トーイン側へのアクスルハウジング2の回転を減少させる方向に作用する。このため、転舵初期の外輪側のトーイン量が不十分となってコーナリングパワーの発生が遅れることとなる。
これに対して、本実施の形態においては、スタビライザ9がアクスルハウジング2の回転中心Oに対してダンパ8と逆側(車体前後方向の前方位置)に配置されているため、スタビライザ9の反力が外輪側のダンパ8によるアクスルハウジング2のトーイン側への回転を増加させる方向に作用する。その結果、転舵初期から外輪側のアクスルハウジング2を積極的にトーイン側に向けて十分なトーイン量を確保し、早期にコーナリングパワーを発生させることができる。
図2は、旋回時の外輪側の車輪10のトー角変化を示している。旋回時にハンドル角θが増加すると、このハンドル角θに応じてアクスルハウジング2のストロークWSが増加し、接地荷重が増加してアクセルハウジング2が図1に示す+方向(トーイン方向)に回転していく。このとき、従来のようにスタビライザ9がアクスルハウジング2の回転中心Oに対してダンパ8と同じ側の車体前後方向の後方位置に配置されていると、アクスルハウジング2に図1に示す−方向(トーアウト方向)にスタビライザの反力が作用し、+方向(トーイン方向)の回転が妨げられる。その結果、外輪側の車輪10のトー角度は、図2中に二点鎖線で示すようなスタビライザ9が作用しない場合に対して、破線で示すように+側(トーイン側)への変化が小さくなる。
これに対して、本実施の形態においては、スタビライザ9がアクスルハウジング2の回転中心Oに対してダンパ8と反対側の車体前後方向の前方位置に配置されているため、アクスルハウジング2の+方向(トーイン方向)への回転を促進するようにスタビライザの反力が作用する。これにより、図2中に実線で示すように、外輪側の車輪10のトー角度を、旋回初期から十分な角度でトーイン側に変化させることができる。
このように本実施の形態においては、アクスルハウジング2の回転中心Oに対して、車体前後方向の後方位置にダンパ8を配置すると共に、車体前後方向の前方位置にスタビライザ9を配置することで、旋回の転舵初期のアクスルハウジング2のトーイン側への動きを妨げることなく十分なトーイン量を確保することができる。その結果、旋回の転舵初期から早期にコーナリングパワーを発生させて操縦安定性を向上することができる。
1 サスペンション装置
2 アクスルハウジング(車輪支持部材)
3a,3b ロアリンク(下側のリンク部材)
4 アッパリンク(上側のリンク部材)
5 トレーリングリンク
6 ショックアブソーバ
7 サスペンションスプリング
8 ダンパ
9 スタビライザ
10 車輪
20 サブフレーム

Claims (2)

  1. 車輪を回転自在に支持する車輪支持部材が車幅方向に延びる上下のリンク部材を介してトー角方向に揺動可能に車体後部に連結されるサスペンション装置であって、
    前記車輪支持部材の回転中心に対して、車体前後方向の後方位置に前記車輪から車体に伝わる衝撃を緩和するダンパを下側の前記リンク部材を介して連結すると共に、車体前後方向の前方位置に車体のロールを抑制するスタビライザを連結していることを特徴とするサスペンション装置。
  2. 上側の前記リンク部材を、A型アームで形成していることを特徴とする請求項記載のサスペンション装置。
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