JP2018043681A - 三輪自転車 - Google Patents
三輪自転車 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018043681A JP2018043681A JP2016180611A JP2016180611A JP2018043681A JP 2018043681 A JP2018043681 A JP 2018043681A JP 2016180611 A JP2016180611 A JP 2016180611A JP 2016180611 A JP2016180611 A JP 2016180611A JP 2018043681 A JP2018043681 A JP 2018043681A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- steering shaft
- parallel
- steering
- tricycle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】 通常の二輪自転車は低速走行時にふらつきやすく,三輪固定式の三輪自転車は高速でカーブを切ると転倒しやすいという問題があったので,二輪車と三輪車の両方の長所を備え,短所を改善した安全な三輪自転車を提供する。【解決手段】 前輪を二輪とし,平行リンク機構により前輪が平行に傾くようにし,この平行リンクとハンドルを非平行リンクで結合し,ハンドルに加える上下荷重操作で停止時にも直立でき,低速走行時にはふらつかずに走行でき,通常走行時には普通の二輪自転車と同じ感覚でカーブでも操舵によりバランスがとれる三輪自転車を実現する。【選択図】図1
Description
本発明は,前輪に二輪を有する三輪自転車に係り,人力によるハンドル操作で自立することができ,停止時,低速走行時,通常走行時のいずれにおいても安定して乗車できる三輪自転車に関する。
従来の二輪自転車は最も普及している自転車であるが,前後には二輪で安定しているが左右には支えるものがないため自立することは不可能である。このため停止時には地面に足をつくか,サドルの高さにより足が地面につきにくい場合は自転車から降りる必要があった。信号の多い都会ではこの動作は身体の疲労を増す原因となる。また,上り坂ではスピードが出ず低速走行になってしまうが,二輪車の場合は低速での左右の倒れに対する安定を保つためには小刻みなハンドル操作を強いられ,蛇行してふらつく原因ともなっていた。これは自動車の交通量が増加した今日では車道の端を走る自転車にとっては危険が伴う現象であり,自動車側から見ても事故の危険を感じることの一つになっており,双方にとって精神的苦痛を伴い,現にひっかけ事故が多く発生している事実もある。
一方,停止時にも走行時にも自立できる安全な自転車として三輪とも固定された前二輪あるいは後ろ二輪の三輪自転車がある。停止時や直進時には足をつく必要がなくふらつくこともないので安定しているが,カーブを曲がるときには逆に危険性が生じる。それは,カーブでは外側に向かって遠心力が作用するので重力と遠心力の合力は外側へ向かって斜め下方向に働く。スピードがある速度を越えると,合力と地面の交点が三輪の接地点を結ぶ三角形の辺より外側に出るようになる。こうなるとカーブの内側の車輪は地面から浮きあがって,自転車はカーブの外側へ向かって転倒する。
この問題を解決する先行技術として特許文献1に示したものがある。これは前輪を2輪とし,リンク機構により前輪が平行に傾くことができるようにして,このリンク機構とハンドルバーをコントロールケーブルで繋ぎ,ハンドルの上下回転操作で前輪の傾きを調整できるものである。これにより,カーブで車体にバンクをつけることができ,転倒を防止することができる。また,左右に傾斜した路面でも車体の直立を保つことができる。
特許文献1に示されたものは,左右各4か所の支持点間にワイヤーチューブとワイヤーを固定し,ハンドルと車輪を傾斜させるリンク機構を操作するものである。支持点が多いのでその剛性も低くなりがちで,ワイヤーという弾性体を介在しているのでさらに剛性は落ちる。このため,ハンドルの操作量が的確に車輪の操作量として伝わりにくい。また車輪の傾きも確実にハンドルに伝わりにくい。このため,操作にオーバーシュートが生じやすく,操作性が悪い。また,ワイヤーチューブとワイヤーの長さが適切でなかったり,経時変化でワイヤーが延びたりすると,動きに遊びが生じ操作が不安定になる。
本発明では参考文献1で生じるような課題を解決するために,すべて剛で遊びのないリンク機構を用いる。前輪を支持する2つのフォークは前輪が平行に位置する状態で平行四辺形状の平行リンクにピン結合される。このリンク機構により,2つの前輪は前後と回転方向には相対移動できず,平行を保ったまま左右に倒れることのみ許される。平行リンクの上下の横バーは操舵軸とピン結合され,操舵軸とリンクは左右の倒れのみを許容し,軸方向および軸の回転方向への相対変位はできないようになっている。操舵軸は車体に軸方向の動きを規制され,回転自由に支持される。
ハンドルは操舵軸の上端に左右方向に相対変位できない状態で,交差面内で回転自由に,操舵軸周りに回転固定に支持される。ハンドルと平行リンクの一部は,操舵軸とも互いにも非平行の縦バーによりリンク結合される。この機構により,車輪が垂直の状態では平行リンクの横バーもハンドルも水平であるが,車輪が傾くと平行リンクの横バーは水平移動するのに対してハンドルは傾きながら横移動する。
ハンドルと平行リンクの一部を操舵軸と非平行リンクで結合したので,ハンドルに上下方向の偶力を与えるとハンドルと平行リンクの間には横方向の偶力が発生する。車体の傾きがない状態で一方のハンドルを押し下げ,他方のハンドルを持ち上げる荷重を加えると偶力により操舵軸が傾こうとする。逆に車体が傾いているときに前記と逆方向に荷重を加えると車体の傾きが復元する。
車体が静止した状態でもハンドルに加える上下荷重により車体の傾きを復元できるので,自転車を停止した状態でもハンドルの荷重操作のみで車体を直立させることができ,足を地面につけなくてもバランスを保つことができる。低速走行時にも同様に車体を直立に保つことができ,不安定になりがちな操舵によるバランスとりが不要になる。通常走行時にはハンドルに上下荷重を加えず,従来の二輪自転車と同じ感覚でハンドルの操舵のみによりバランスを保つことができる。したがって常に安定した安全な自転車を提供することができる。
本発明の実施の形態を図1乃至図8を使用して説明する。
(実施例1)
図1に本発明の実施例1の全体構造を示す。車体1に後輪2,サドル3,ペダル4,チェーン組み品5などが装備されており,この構造は従来の二輪自転車と同様である。前輪7L,7Rをそれぞれ支持する前輪フォーク6L,6Rは平行に配置され,平行をなす上横バー8Uと下横バー8Dとピン結合され,平行リンク8を形成している。上横バー8Uの中央と下横バー8Dの中央は操舵軸9とピン結合している。操舵軸9はフレーム1の前方に位置する上の操舵軸受1Aと下の操舵軸受1Bに支持されて軸回りに回転自由であり,スラスト方向には移動しないように図示しないスラスト受けが装備されている。
図1に本発明の実施例1の全体構造を示す。車体1に後輪2,サドル3,ペダル4,チェーン組み品5などが装備されており,この構造は従来の二輪自転車と同様である。前輪7L,7Rをそれぞれ支持する前輪フォーク6L,6Rは平行に配置され,平行をなす上横バー8Uと下横バー8Dとピン結合され,平行リンク8を形成している。上横バー8Uの中央と下横バー8Dの中央は操舵軸9とピン結合している。操舵軸9はフレーム1の前方に位置する上の操舵軸受1Aと下の操舵軸受1Bに支持されて軸回りに回転自由であり,スラスト方向には移動しないように図示しないスラスト受けが装備されている。
前輪フォーク6Lおよび6Rの上端は縦バー11Lおよび11Rとピン結合している。縦バー11Lはハンドル13とピン12Lにより,縦バー11Rはハンドル13とピン12Rにより,それぞれピン結合している。縦バー11Lおよび11Rとハンドル13との結合位置は上横バー8Uとの結合位置よりも操舵軸9に近い位置である。すなわち,縦バー11Lおよび11Rは操舵軸9と非平行であり,上横バー8Uと縦バー11L,11Rおよびハンドル13の結合点間は上辺が下辺より短い台形の非平行リンクを形成している。
図2は実施例1のハンドル13の部分を正面から見た図を示している。縦バー11Lおよび11Rはそれぞれピン12Lと12Rにより,位置が固定され,回転自由のピン結合になっている。しかし操舵軸9に設けられたピン穴9Aは縦長の穴になっていて,横方向にはピン10と余裕がなく,縦方向にはピン10と余裕があり,ハンドル13と操舵軸9は横方向には相対移動できないが,縦方向にはある程度移動できるようになっている。ここではピン10をハンドル13に固定する前提で述べたが,ピン10を操舵軸9に固定して,ハンドル13側をピン穴とし,このピン穴を縦長にしても同様の作用効果を得ることができる。ハンドル13は操舵軸9の軸方向に多少移動できるので,上横バー8U,操舵軸9,縦バー11L,11Rで形成されるリンク機構に不静定は生じない。
本発明の実施例1の操作と効果を説明するために,図3に前輪組み立て部分の正面図を示す。図3の(a)は自転車が停止時あるいは低速走行時を想定し,本来直立すべきところ乗り手にとって左側であるL側に少し傾いた状態を示す。2輪自転車の場合,停止時ならば足を地面について傾きを止めるしかなく,低速走行時には前輪の大きな操舵でバランスを取り車体1を直立状態に戻すことになるが,これがふらつきの原因になる。本発明の実施例1の場合の操作と効果を説明する。車体1がL側に倒れるとL側のグリップ14Lは上に上がり,R側のグリップ14Rは下に下がる。そこでこのハンドル13の倒れに抗する感覚で,グリップ14Lを下に押し下げ,グリップ14Rを上に引き上げるような白抜き矢印の荷重を体と腕により与える。そうすると縦バー11L,11R,ハンドル13および上横バー8Uには黒矢印で示すような軸力が発生する。このとき,ハンドル軸力13Fと横バー軸力8Fは互いに逆向きで,偶力となり,この力は操舵軸9を立てようとする荷重になる。操舵軸9と前輪フォーク6Lおよび6Rは常に平行を保つ構造であるから,操舵軸9を立てるということは前輪フォーク6Lおよび6Rを立てることであり,結局車体全体を立てることになる。
その結果自転車の車体1を図3の(b)で示すように直立状態に復帰させることができる。車体1がR側に傾こうとした場合は前記の操作と逆の荷重をかける操作を行うことによって,やはり(b)で示す直立状態に復帰することができる。このように,車体1が左右どちらに傾こうとしても体が倒れかけるのを支えようとする自然な動作により車体1を直立状態に復帰させることができる。また,ハンドル13に傾きが生じないようにグリップ14Lと14Rをしっかり支えていれば車体1はどちらへも傾かず,直立状態を保つことができる。したがって,停止状態でも足を地面につける必要がなくなる。また,低速走行時にもこの操作により直立を保っていれば操舵でバランスをとる必要はなくなり,車体1のふらつきがなくなる。また,通常走行時にはハンドル13には上下の荷重をかけないで通常の二輪自転車と同様に操舵により車体1のバランスをとることができる。
(実施例2)
図4は本発明の実施例2のハンドル13の部分を正面から見た図を示している。ハンドル13は運転者から見て左側の左ハンドル13Lと右側の右ハンドル13Rに分割されている。左ハンドル13Lの中央端13Aと右ハンドル13Rの中央端13Bは共に操舵軸9の上端にピン10で位置を固定されて回転自由に結合している。この部分で左ハンドル13Lと右ハンドル13Rは相対的に傾きを持つことができるので,上横バー8U,操舵軸9,縦バー11L,11Rで形成されるリンク機構に不静定は生じない。
図4は本発明の実施例2のハンドル13の部分を正面から見た図を示している。ハンドル13は運転者から見て左側の左ハンドル13Lと右側の右ハンドル13Rに分割されている。左ハンドル13Lの中央端13Aと右ハンドル13Rの中央端13Bは共に操舵軸9の上端にピン10で位置を固定されて回転自由に結合している。この部分で左ハンドル13Lと右ハンドル13Rは相対的に傾きを持つことができるので,上横バー8U,操舵軸9,縦バー11L,11Rで形成されるリンク機構に不静定は生じない。
図5は本発明の実施例2の別の形態のハンドル13の部分を正面から見た図を示している。ハンドル13は運転者から見て左側の左ハンドル13Lと右側の右ハンドル13Rに分割されている。左ハンドル13Lの中央端13Aは操舵軸9の上端にピン10Aで位置を固定されて回転自由に結合している。右ハンドル13Rの中央端13Bは操舵軸9の上端にピン10Bで位置を固定されて回転自由に結合している。この部分で左ハンドル13Lと右ハンドル13Rは相対的に傾きを持つことができるので,上横バー8U,操舵軸9,縦バー11L,11Rで形成されるリンク機構に不静定は生じない。
(実施例3)
図6に本発明の実施例3の全体構造を示す。本実施例では操舵軸9と縦バー11L,11Rがすべて交差している。操舵軸9は中間部を中抜けの軸通し枠15で繋ぎ,空間部を軸が通せるようになっている。この空間を貫通して,縦バー11Lは上横バー8UのR側とハンドル13のL側をリンク結合し,縦バー11Rは上横バー8UのL側とハンドル13のR側をリンク結合している。縦バー11Lと11Rは中ほどを互いにくりぬいてあり,干渉しないようになっている。
図6に本発明の実施例3の全体構造を示す。本実施例では操舵軸9と縦バー11L,11Rがすべて交差している。操舵軸9は中間部を中抜けの軸通し枠15で繋ぎ,空間部を軸が通せるようになっている。この空間を貫通して,縦バー11Lは上横バー8UのR側とハンドル13のL側をリンク結合し,縦バー11Rは上横バー8UのL側とハンドル13のR側をリンク結合している。縦バー11Lと11Rは中ほどを互いにくりぬいてあり,干渉しないようになっている。
本発明の実施例3の操作と効果を説明するために,図7に前輪組み立て部分の正面図を示す。図7の(a)は自転車が停止時あるいは低速走行時を想定し,本来直立すべきところ乗り手にとって左側であるL側に少し傾いた状態を示す。車体1がL側に倒れるとL側のグリップ14Lは下に下がり,R側のグリップ14Rは上に上がる。このとき,水平線に対するハンドル13の傾きは垂直線に対する操舵軸9の傾きよりも大きくなる。そこでこのハンドル13の倒れに抗する感覚で,グリップ14L上に引き上げ,グリップ14Rを下に押し下げるような白抜き矢印の荷重を体と腕により与える。そうすると縦バー11L,11R,ハンドル13および上横バー8Uには黒矢印で示すような軸力が発生する。このとき,ハンドル軸力13Fと横バー軸力8Fは互いに逆向きで,偶力となり,この力は操舵軸9を立てようとする荷重になる。操舵軸9と前輪フォーク6Lおよび6Rは常に平行を保つ構造であるから,操舵軸9を立てるということは前輪フォーク6Lおよび6Rを立てることであり,結局車体全体を立てることになる。
その結果自転車の車体1を図7の(b)で示すように直立状態に復帰させることができる。車体1がR側に傾こうとした場合は前記の操作と逆の荷重をかける操作を行うことによって,やはり(b)で示す直立状態に復帰することができる。このように,車体1が左右どちらに傾こうとしても車体1を引き起こそうとする動作により車体1を直立状態に復帰させることができる。また,ハンドル13に傾きが生じないようにグリップ14Lと14Rをしっかり支えていれば車体1はどちらへも傾かず,直立状態を保つことができる。したがって,停止状態でも足を地面につける必要がなくなる。また,低速走行時にもこの操作により直立を保っていれば舵操作でバランスをとる必要はなくなり,車体1のふらつきがなくなる。また,通常走行時にはハンドル13には上下の荷重をかけないで通常の二輪自転車と同様に操舵により車体1のバランスをとることができる。
(実施例4)
図8に本発明の第4の実施例の全体構造を示す。前輪フォーク6L,6Rは平行リンク8とは切り離されており,フォーク受け16L.16Rに回転自由に結合している。フォーク受け16L,16Rは平行に配置され,平行をなす上横バー8Uと下横バー8Dとピン結合され,平行リンク8を形成している。横バー8Uと下横バー8Dは中央で車体1と一体になった操舵軸受1Cとピン結合している。平行リンク8より上でハンドル13より下の位置にサブリンク17が設けられている。平行リンク8の上横バー8Uの中間部とサブリンク17の中間部は操舵軸9と非平行の縦バー11Lおよび11Rとリンク結合している。縦バー11Lと11Rの結合点間の距離は下側より上側の方が狭くなっており,上横バー8Uとサブリンク17の間で台形状になっている。サブリンク17の両端はハンドル回転リンク18L,18Rを介してハンドル13と連結している。ハンドル回転リンク18L,18Rはそれぞれ”く”の字型に結合した2部材からなっており,ハンドル13の平面内回転は自由で,左右への倒れに対してはサブリンク17を拘束し,サブリンク17はハンドル13の回転面と平行を保つ。
図8に本発明の第4の実施例の全体構造を示す。前輪フォーク6L,6Rは平行リンク8とは切り離されており,フォーク受け16L.16Rに回転自由に結合している。フォーク受け16L,16Rは平行に配置され,平行をなす上横バー8Uと下横バー8Dとピン結合され,平行リンク8を形成している。横バー8Uと下横バー8Dは中央で車体1と一体になった操舵軸受1Cとピン結合している。平行リンク8より上でハンドル13より下の位置にサブリンク17が設けられている。平行リンク8の上横バー8Uの中間部とサブリンク17の中間部は操舵軸9と非平行の縦バー11Lおよび11Rとリンク結合している。縦バー11Lと11Rの結合点間の距離は下側より上側の方が狭くなっており,上横バー8Uとサブリンク17の間で台形状になっている。サブリンク17の両端はハンドル回転リンク18L,18Rを介してハンドル13と連結している。ハンドル回転リンク18L,18Rはそれぞれ”く”の字型に結合した2部材からなっており,ハンドル13の平面内回転は自由で,左右への倒れに対してはサブリンク17を拘束し,サブリンク17はハンドル13の回転面と平行を保つ。
操舵軸9は操舵軸受1Cを下まで貫通しており,その下端に設けたアームは前輪回転リンク19L,19Rとピン結合している。前輪回転リンク19L,19Rは前輪フォーク6L,6Rに設けたアームとピン結合している。この機構によりハンドル13を回すと前輪フォーク6L,6Rが回転し,前輪7L,7Rが回転する。前輪回転リンク19L,19Rの長さやアームの長さおよび角度を適正にして,前輪7L,7Rの回転時にはその中心軸の延長線および後輪2の中心軸の延長線がすべてほぼ1点に集中するようにそれぞれ適正な角度で回転することにより,カーブでの安定性を確保している。
実施例4の車体1の倒れに対するハンドル13の上下荷重による回復操作は実施例1と同じであるが,前輪7L,7Rの接地点が転動しないのでより走行安定性が増す。
本発明は三輪自転車として説明してきたが,この機構は自転車に限ったものではなく,本発明は原動機付三輪自転車や電動機付き三輪自転車,さらには自動三輪車にも適用範囲が及ぶものである。
1 車体
1A,1B,1C 操舵軸受
6L,6R 前輪フォーク
7L,7R 前輪
8 平行リンク
8U 上横バー
8D 下横バー
9 操舵軸
11L,11R 縦バー
13 ハンドル
14L,14R グリップ
16L,16R フォーク受け
17 サブリンク
18L,18R ハンドル回転リンク
19L,19R 前輪回転リンク
1A,1B,1C 操舵軸受
6L,6R 前輪フォーク
7L,7R 前輪
8 平行リンク
8U 上横バー
8D 下横バー
9 操舵軸
11L,11R 縦バー
13 ハンドル
14L,14R グリップ
16L,16R フォーク受け
17 サブリンク
18L,18R ハンドル回転リンク
19L,19R 前輪回転リンク
Claims (3)
- 前二輪,後一輪の三輪自転車において,前輪を支持する2つの前輪フォーク(6L,6R)またはフォーク受け(16L,16R)と横バー(8U,8D)により平行四辺形状の平行リンク(8)を形成し,前輪(7L,7R)が平行に相対移動できるようにし,ハンドル(13)は操舵軸(9)に横方向に固定されて交差面内で回転自由に,かつ軸回りに回転固定に結合され,操舵軸(9)は操舵軸受(1A,1B,1C)に軸回転自由に取り付けられ,操舵軸(9)または操舵軸受(1C)は平行リンク(8)の上下の横バー(8U,8L)の中間に交差面内で回転自由に,かつ軸回りに回転固定に結合され,前輪フォーク(6L,6R)の上端または横バー(8Uまたは8D)とハンドル(13)またはハンドルと平行運動するサブリンク(17)とは,操舵軸(9)と平行でない左右対称形で1対の非平行リンク(11L,11R)で結合されていることを特徴とする三輪自転車。
- 請求項1において,ハンドル(13)は一体であり,前記非平行リンク(11L,11R)とハンドル(13)またはハンドルと平行運動するサブリンク(17)とは相対位置固定のピン結合になっていて,前記操舵軸(9)とハンドル(13)とは操舵軸(9)の軸方向には移動でき,操舵軸(9)の直角方向には移動できないピン結合になっていることを特徴とする三輪自転車。
- 請求項1において,ハンドル(13)は左ハンドル(13L)と右ハンドル(13R)に二分割されており,それぞれ中央端で操舵軸(9)と相対位置固定のピン結合になっていることを特徴とする三輪自転車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016180611A JP2018043681A (ja) | 2016-09-15 | 2016-09-15 | 三輪自転車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016180611A JP2018043681A (ja) | 2016-09-15 | 2016-09-15 | 三輪自転車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018043681A true JP2018043681A (ja) | 2018-03-22 |
Family
ID=61694237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016180611A Pending JP2018043681A (ja) | 2016-09-15 | 2016-09-15 | 三輪自転車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018043681A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102341753B1 (ko) * | 2020-11-09 | 2021-12-20 | 이종호 | 틸팅억제 기능이 있는 역삼륜 이동수단 |
KR102358414B1 (ko) * | 2020-11-09 | 2022-02-07 | 이종호 | 틸팅억제 기능이 있는 역삼륜 이동수단 |
-
2016
- 2016-09-15 JP JP2016180611A patent/JP2018043681A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102341753B1 (ko) * | 2020-11-09 | 2021-12-20 | 이종호 | 틸팅억제 기능이 있는 역삼륜 이동수단 |
KR102358414B1 (ko) * | 2020-11-09 | 2022-02-07 | 이종호 | 틸팅억제 기능이 있는 역삼륜 이동수단 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101594767B1 (ko) | 3바퀴형 후방조향 스쿠터 | |
US7467802B2 (en) | Structure for enabling independently suspended wheels to lean with vehicle hull | |
JP2012056503A (ja) | 車体をロールさせる車両 | |
ES2294024T3 (es) | Vehiculo. | |
JP3743762B1 (ja) | 前二車輪車 | |
US20090289437A1 (en) | Vehicle with three wheels | |
EP1872981B1 (en) | Structure for enabling independently suspended wheels to lean with vehicle hull | |
JP2009526681A (ja) | カーブで傾斜する車両、特に三輪車 | |
JPS637993B2 (ja) | ||
JPH0214233B2 (ja) | ||
CN106184538B (zh) | 一种主动控制双前轮三轮车车身倾斜的装置 | |
JP4297967B1 (ja) | 前二輪自転車 | |
KR102042759B1 (ko) | 차량의 전륜 현가장치 | |
JP2018043681A (ja) | 三輪自転車 | |
JP6647920B2 (ja) | 車両 | |
CN111559452A (zh) | 一种手动式三轮摩托车 | |
JP2017013662A (ja) | 自転車用操向装置及びこれを備えた三輪自転車 | |
CN210011830U (zh) | 一种双前轮车辆的前轮悬挂倾斜机构 | |
JP5890722B2 (ja) | 懸架装置 | |
JPH0382689A (ja) | 前二輪式三輪車 | |
CN216401638U (zh) | 一种转向可倾斜的倒三轮自行车 | |
CN201907587U (zh) | 可侧斜小车的双轮结构 | |
TWI775494B (zh) | 前二輪式三輪車前懸吊結構 | |
CN212332844U (zh) | 一种手动式三轮摩托车 | |
TWI710492B (zh) | 雙前輪轉向結構 |