JP3105824U - 段差乗り越え車輪 - Google Patents

Abstract

【課題】車椅子や手押し車のスムースな段差乗り越えとクッションによる衝撃防止となる幅広の前輪自由車輪を提供する。
【解決手段】回転軸１を本体とし，主車輪２の両横前方で主車輪２より少し上に補助車輪３を取付ける。又，回転軸本体１から出たアーム６先端と車輪取付け金具５をガススプリング８で連結する。
【効果】前進する車輪が段差に来た時，先ず補助車輪が段差に当たり，自由車本体を段差と直交する位置にしてから乗り上がる。この時，主車輪は重量を受けなく，補助車輪が上がった位置から主車輪が乗り上がる。又，段差に当たった時に衝撃を少なくする為にクッションを利用して乗り越える。従って，車椅子等で走行時に小さな段差から大きな段差を前進力のみでスムースに乗り越える事が出来る。
【選択図】図１

Description

考案の詳細な説明

この考案は，前車輪に於ての段差乗り越えをスムースに行い，段差に当たった時の衝撃を和らげる自由車輪である．

現在使用されている車椅子や搬送車等の前輪は，段差を想定されておらず，段差を越える時には，前車輪を浮かす必要が有る．
現在販売されている自由車輪には，クッション衝撃を和らげる物が有るが段差を越える為の物では無い．

考案が解決しようとする課題

現在の欠点
（イ）車椅子等で段差が有る場合，避けて遠回りをしなければ為らない．
（ロ）強引に前進すると，力も必要と共に座席が揺れる．
（ハ）車幅が狭い為，溝（側溝や踏み切りのレール）にはまり込みやすい．
（ニ）はまり込んだら出られない．（介護人が必要となる．）
この考案は，以上の欠点を解決するために考案されたものである．

課題を解決するための手段

回転軸（１）を本体とし，主車輪（２）の両横前方で主車輪（２）より少し上に補助車輪（３）を取付ける．
又，回転軸本体（１）から出たアーム（６）先端と車輪取付け金具（５）をガススプリング（８）で連結する．以上で構成された自由車輪である．

以下，この考案の実施の形態を図面に基づいて説明する．
回転軸（１）の支点軸を基準とする本体に支点ピン（４）で支持された車輪取付け金具（５）を有する．この車輪取付け金具（５）の中央に主車輪（２）を取付け，両外に補助車輪（３）を主車輪（２）の設置面より高い位置で前方に取付ける．
回転軸（１）に固定されたアーム（６）の先端を支点（７）として車輪取付け金具（５）とを，ガススプリング（８）で連結する．

考案の効果

前進する車輪が段差に来た時，先ず補助車輪が段差に当たり，自由車本体を段差と直交する位置にしてから乗り上がる．この時，主車輪（２）は重量を受けなく，補助車輪（３）が上がった位置から主車輪（２）が乗り上がる．
又，段差に当たった時に衝撃を少なくする為にクッションを利用して乗り越える．
従って，車椅子等で走行時に小さな段差から大きな段差を前進力のみでスムースに乗り越える事が出来る．
補助車輪が付く為車輪幅が広くなり側溝や，踏み切りのレール溝に車輪が落ち込まない．

本考案の三角法による正面図と側面図 本考案の実施形態側面図 本考案の実施形態側面図

符合の説明

１ 回転軸
２ 主車輪
３ 補助車輪
４ 支点ピン
５ 車輪取付け金具
６ アーム
７ 支点
８ ガススプリング

Claims (2)

1. （イ）自走行又は，運搬用の前車輪に於て，段差の乗り上がりをスムースにする為の前車輪で有る．
   （ロ）回転軸（１）の支点軸を基準とする自由車輪である．
   （ハ）本車輪は，主車輪（２）１個の両横に段差を付けた補助車輪（３）２個で構成されている．
2. （イ）主車輪（２）が当たった時の衝撃を和らげる為のクッション（４）装置を保有する請求項１記載の前車輪である．

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