JPH1043246A - 車椅子 - Google Patents

車椅子

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JPH1043246A
JPH1043246A JP8210319A JP21031996A JPH1043246A JP H1043246 A JPH1043246 A JP H1043246A JP 8210319 A JP8210319 A JP 8210319A JP 21031996 A JP21031996 A JP 21031996A JP H1043246 A JPH1043246 A JP H1043246A
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lift
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wheelchair
support arm
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Hisashi Furukawa
久四 古川
Makoto Furuya
誠 古屋
Fumiaki Kato
文彰 加藤
Tatsuhiko Oya
龍彦 大家
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Araco Co Ltd
Nissin Medical Industries Co Ltd
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Araco Co Ltd
Nissin Medical Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車椅子の車幅を広い狭い調整して狭隘場所で
も走行できる車椅子を提供すること。 【解決手段】 車輪着脱機構35を介してフレーム1に
着脱自在に軸支されるとともに常には走行面に接地する
大径の後輪30と、フレーム1下部に設けられ非接地位
置と接地位置との間を移動可能なリフトアップ車輪55
を備え、リフトアップ車輪55が接地位置において後輪
30を走行面から離隔した位置へ上昇可能なリフトアッ
プ装置50とを備えてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車椅子の車幅を
広狭調整できる車幅調整可能な車椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】図13,14は、一般的な車椅子の側面
図,後面図を示している。
【0003】この従来の車椅子は、手押しハンドル10
2およびアームレスト103等を備えたフレーム101
に、キャスター車輪からなる前輪104と、大径の後輪
105とが軸支され、後輪105には、搭乗者の腕で回
転駆動する自走用のハンドリム106と、制動用のブレ
ーキ装置107を備えて構成されていた。そして、搭乗
者がハンドリム106を回転し、または、介助者が手押
しハンドル102を押して走行が行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来構成の車椅子は、例えば、列車内通路等の狭い場所を
走行する場合、図14に示す車幅Wが通路幅より広いた
め、通路を通ることができないという問題があった。
【0005】本発明は、上記にかんがみてなされたもの
であり、その目的とするところは、車椅子の車幅を広狭
調整して狭隘場所でも走行できる車椅子、および車椅子
後輪のリフトアップ装置を提供しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するためになされたものであり、本発明に係る車椅子
の第1の構成上の特徴は、車輪着脱機構を介してフレー
ムに着脱自在に軸支されるとともに常には走行面に接地
する大径の後輪と、前記フレーム下部に設けられ前記後
輪を走行面から離隔した位置へ上昇可能なリフトアップ
装置と、を備え、前記リフトアップ装置は、前端部が車
椅子のフレーム下部に枢着されて揺動可能に設けられた
支持アームと、前記支持アームの自由端部の下部に設け
られたリフトアップ車輪と、ペダル部を有し上端部が前
記フレーム下部に枢着された第1リンクバーと、下端部
が前記支持アームの自由端部に枢着され上端部が前記第
1リンクバー下端部に枢着された第2リンクバーと、前
記支持アームを前記フレーム下部方向へ回動付勢するば
ねと、を備え、前記リフトアップ車輪が、前記フレーム
下部に接近した非接地位置と走行面に接地した接地位置
との間を昇降可能に形成され、該接地位置において前記
フレームの高さ位置を上昇可能に形成されてなることに
ある。
【0007】また、本発明に係る車椅子の第2の構成上
の特徴は、車輪着脱機構を介してフレームに着脱自在に
軸支されるとともに常には走行面に接地する大径の後輪
と、前記フレーム下部に設けられ非接地位置と接地位置
との間を移動可能なリフトアップ車輪を備え、該リフト
アップ車輪が接地位置において前記後輪を走行面から離
隔した位置へ上昇可能なリフトアップ装置と、を備えて
なることにある。
【0008】また、前記リフトアップ車輪を圧接して制
動可能に設けられたブレーキ機構を備えて車椅子を構成
してもよい。
【0009】さらに、本発明に係る車椅子後輪のリフト
アップ装置の構成上の特徴は、前端部が車椅子のフレー
ム下部に枢着されて揺動可能に設けられた支持アーム
と、前記支持アームの自由端部の下部に設けられたリフ
トアップ車輪と、ペダル部を有し上端部が前記フレーム
下部に枢着された第1リンクバーと、下端部が前記支持
アームの自由端部に枢着され上端部が前記第1リンクバ
ー下端部に枢着された第2リンクバーと、前記支持アー
ムを前記フレーム下部方向へ回動付勢するばねと、を備
え、前記リフトアップ車輪が、前記フレーム下部に接近
した非接地位置と走行面に接地した接地位置との間を昇
降可能に形成され、該接地位置において前記フレームの
高さ位置を上昇可能に形成されてなることにある。
【0010】また、前記リフトアップ車輪を圧接して制
動可能に設けられたブレーキ機構を備えて車椅子後輪の
リフトアップ装置を構成してもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0012】本実施形態の車椅子は、図1〜2に示すよ
うに、シート部7,背もたれ部8,前輪29,後輪30
を支持するフレーム1と、後部着脱機構11a,前部着
脱機構11bを備えた1対のアームレスト10と、格納
自在なグリップ部21を備えた手押しハンドル20と、
フレーム1に旋回自在に支持された1対の前輪29と、
車輪着脱機構35を備えフレーム1に着脱自在に軸支さ
れた1対の後輪30と、後輪30を制動可能に設けられ
たブレーキ装置45と、フレーム1下部に設けられ非接
地位置と接地位置との間を移動可能なリフトアップ車輪
55を備えた1対のリフトアップ装置50とを具備して
構成されている。なお以下の説明では、車椅子の左側部
分について記し、対称的な右側部分については説明を省
略する。
【0013】フレーム1は、本例では、パイプ部材によ
り長方形の枠形状に形成され、左右対称的なフレーム
1,1が相対して配設され、両フレーム1,1は、折た
たみ機構5により連結されている。
【0014】フレーム1は、前後方向に延びる上フレー
ム1a,下フレーム1b、およびそれらを連結して上下
方向に延びる前フレーム1c,後フレーム1d,ならび
に斜め下前方へ張出した足フレーム1eとから構成され
ている。
【0015】シート部7は、例えば、布状部材からな
り、折たたみ機構5の上端部に張設されて、本車椅子が
使用状態のとき、シート部7上面が上フレーム1a上面
とほぼ同一面をなすように形成されている。また、左右
の後フレーム1d,1d間には、布状部材からなる背も
たれ部8が張設され、足のせフレーム1eの下端部に
は、はね上げ式の足のせ部9が設けられている。
【0016】アームレスト10は、パイプ部材により長
方形の枠形状に形成され、図3に示す後部着脱機構11
a,前部着脱機構11bとからなるアームレスト着脱機
構を備え、フレーム1に着脱可能に設けられている。
【0017】後部着脱機構11aは、後フレーム1dに
設けられた筒状部12と、アームレスト10後部に設け
られた嵌入部15とから構成されている。筒状部12
は、上端が開口した円筒状部材からなり、軸線を上下方
向にして、背フレーム1dの所定位置に固着されてい
る。嵌入部15は、筒状部12に嵌入可能な円柱状部材
からなり、軸線を上下方向にして、アームレスト10の
後端部に固着されている。
【0018】前部着脱機構11bは、上フレーム1aに
設けられた被係止部13と、アームレスト10前下部に
設けられた係止レバー16とから構成されている。被係
止部13は、上フレーム1aの所定位置に係止溝状に形
成されている。係止レバー16は、回動して被係止部1
3に係脱可能なL字形鉤部を有して形成されている。な
お、アームレスト10は、フレーム1に溶着等により固
定されたものであってもよい。
【0019】手押しハンドル20は、図4に示す如く筒
状部材からなるグリップ部21を備え、後フレーム1d
上端に取付けられた基部25に、水平方向へ回動可能に
設けられている。グリップ部21の前端部には、水平方
向の軸線を有し、図示しないばねにより、外方へ突出す
るように付勢されたロックピン22、およびロックピン
22の突出を解除するロック解除レバー23が設けられ
ている。基部25は、側面にグリップ部21の使用位置
を規定する側壁25a、およびロックピン22が嵌入可
能なロック孔26を備えて形成されている。そして、グ
リップ部21前端部が、軸27により基部25に枢着さ
れている。なお、グリップ部21は、後フレーム1d上
端が後方へ延長屈曲されたものであってもよい。
【0020】前輪29は、キャスタ車輪からなり、フレ
ーム1の前フレーム1c下端に、水平面上を旋回自在に
設けられている。
【0021】後輪30は、自走用のハンドリム31を備
え、車軸34には、図5に示すように車輪着脱機構35
が内装されおり、車軸34が、後フレーム1dに固着さ
れたスリーブ43に嵌合して、着脱可能に軸支されてい
る。
【0022】車軸34は、円筒状部材からなり、その外
半部が玉軸受33,33を介してハブ32に枢支される
とともに、Cリング(図符号省略)により抜け止めが図
られている。車軸34の内方端部には、径方向に貫通す
るとともに、外周側開口部が僅かに窄まった複数のボー
ル孔(図符号省略)が穿設されている。なお各ボール孔
には、車輪着脱機構35を構成する係止ボール40が、
それぞれ径方向へ移動自在に内装されている。なお、係
止ボール40はボール孔開口の窄まりにより、外方への
抜け出しが規制されている。
【0023】車輪着脱機構35は、車軸34に内装され
軸線方向に移動可能に設けられ操作軸36と、車軸34
のボール孔に内装された複数の係止ボール40と、操作
軸36を一方向へ付勢する戻しばね41とから構成され
ている。
【0024】操作軸36は、押釦状の頭部37から内方
へ向かって延びる細径部38、および端部につば部を有
する太径の係止段部39を有して形成されている。な
お、(細径部38の直径+係止ボール40の直径×2)
は車軸34の外径よりも小さく、また、(係止段部39
の直径+係止ボール40の直径×2)は車軸34の外径
よりも大きくなるように形成されている。
【0025】この操作軸36は、頭部37と車軸34と
の間に戻しばね41が介装されて、外方へ向けて付勢さ
れている。そして、操作軸36は、常には、係止段部3
9のつば部が車軸34内端に当接し、頭部37は車軸3
4外端より突出した位置にある。そして、係止段部39
が各係止ボール40に当接して、各々の球頂部が車軸3
4外周より突出している。なお、頭部37および外側の
玉軸受33外方部分を軟質のカバーで覆ってもよい。
【0026】ブレーキ装置45は、図3,6,7に示す
如く、上フレーム1aの下部に設けられ、後輪30に圧
接可能なブレーキレバー46と、リンクバー47を介し
てブレーキレバー46を駆動する操作レバー48とから
構成されている。
【0027】ブレーキレバー46は、後輪30を圧接す
る制動位置と、平面視において上フレーム1aより内方
へ後退する非制動位置との間を、水平面を回動するよう
に形成されている。
【0028】操作レバー48は、ブレーキレバー46を
制動位置へ回動する操作位置と、ブレーキレバー46を
非制動位置へ回動操作するとともに、平面視において上
フレーム1aより内方へ後退する格納位置との間を、水
平面を回動するように形成されている。
【0029】リフトアップ装置50は、図8〜10に示
す如く、一端が下フレーム1bに枢着された支持アーム
51と、支持アーム51に軸着されたリフトアップ車輪
55と、支持アーム51を回動する第1リンクバー6
0,第2リンクバー65,ばね57、およびブレーキ機
構70とを備えて構成されている。
【0030】支持アーム51は、前端部が下フレーム1
bのほぼ中央部に軸52により枢着され、後端部下部に
は、リフトアップ車輪55が車軸56により軸着されて
いる。また、下フレーム1bの後方延出部と支持アーム
51後端部との間には、第1リンクバー60,第2リン
クバー65、およびばね57が介装されている。
【0031】第1リンクバー60は、後方へ突出したペ
ダル部61を有し、上端部が軸62により下フレーム1
bに枢着されている。第2リンクバー65は、上端部が
ピン63により第1リンクバー60下端部に枢着され、
また第2リンクバー65の下端部は、軸66により支持
アーム51後端部に枢着されている。
【0032】ばね57は、引張りコイル状ばねからな
り、下フレーム1b後端部に設けられたばね掛け58
と、支持アーム51後端のばね掛け59との間に介装さ
れて、支持アーム51を下フレーム1bに接近する方向
へ付勢している。
【0033】ブレーキ機構70は、支持アーム51のリ
フトアップ車輪55近傍に設けられ、軸72により回動
可能なブレーキレバー71と、フレーム1後部に設けら
れた操作レバー73と、両者を連結するワイヤ74とを
備え、リフトアップ車輪55を制動可能に構成されてい
る。
【0034】次に、このように構成された車椅子の動作
を説明する。
【0035】通常の使用状態においては、図1〜3に示
すように、1対のアームレスト10は、後部着脱機構1
1a,前部着脱機構11bを介して、フレーム1上部に
装着されており、手押しハンドル20のグリップ部21
は、後方へ突出した使用位置にある。また、1対の後輪
30は、車輪着脱機構35を介してフレーム1のスリー
ブ43に軸支され、リフトアップ装置50は、リフトア
ップ車輪55が引っ込んだ非接地位置にある。従って、
後輪30は接地しており、ハンドリム31による自走が
可能であり、また介助者による手押し走行も可能であ
る。なおブレーキ装置45は随意に操作可能である。
【0036】この通常の使用状態で、アームレスト10
は、後部着脱機構11aの筒状部12と嵌入部15が嵌
合し、前部着脱機構11bの被係止部13には係止レバ
ー16が下向きに回動されて係合して装着されている。
この状態で、アームレスト10は嵌入部15を軸とした
回動、および上方への抜脱を防止している。
【0037】グリップ部21は、ロックピン22が基部
25のロック孔26に嵌入して、使用位置をロックして
いる。
【0038】車輪着脱機構35は、操作軸36が外方位
置にあって、係止段部39が複数の係止ボール40に当
接して遠心方向へ押出し、各係止ボール40の球頂部が
車軸34外周より突出して、スリーブ43端部に係合し
ている。これにより、車軸34は、抜け止めされてスリ
ーブ43により保持されている。
【0039】リフトアップ装置50は、ペダル部61が
上方にあり、支持アーム51がばね57に引張されて下
フレーム1bに接近し、リフトアップ車輪55が非接地
状態にある(図1,8参照)。この状態で車椅子の車幅
は、図2にW1 で示す如く、左右の後輪30,30の両
側面間距離(詳しくはハンドリム31,31の外側面間
距離)である。
【0040】車椅子を狭車幅態様にするには、まず、1
対のリフトアップ機構50の各ペダル部61を押下げ操
作する。ペダル部61の押下げに伴って、第1リンクバ
ー60が軸62を中心として図8の時計回り方向へ回動
し、その回動がピン63を介して第2リンクバー65へ
伝達され、第2リンクバー65が、軸66を中心として
反時計回り方向へ回動する。
【0041】この第1リンクバー60,第2リンクバー
65の回動に伴って、支持アーム51が、ばね57の付
勢力に抗して下フレーム1bより離れるように下降し、
それに伴って、リフトアップ車輪55が下降する。そし
て、第1リンクバー60,第2リンクバー65が死点を
通過したとき、最大下降位置となりリフトアップ車輪5
5が接地し、フレーム1が上昇して後輪30は床面より
離れ宙に浮く(図9参照)。この状態は、ばね57の付
勢力により安定して保持され、車椅子は、前輪29,2
9とリフトアップ車輪55,55によって床面に接地し
ている。
【0042】次いで、ブレーキ装置45の操作レバー4
8を非制動位置へ回動する。この回動操作により、ブレ
ーキレバー46は後輪30の圧接を解除し、ブレーキレ
バー46と操作レバー48は、平面視において、上フレ
ーム1aより内側に入った格納位置へ移動する。
【0043】次に、車輪着脱機構35の各操作軸36を
押込み操作する。操作軸36の押込みに伴って、操作軸
36は戻しばね41の付勢力に抗して内方へ移動し、係
止段部39が図5の右方へ移動して、細径部38が係止
ボール40に相対する。この状態で後輪30全体を軸方
向外方へ引張すると、係止ボール40の球頂部は、スリ
ーブ43端部に押されて車軸34の中心方向へ引込み、
スリーブ43との係合が解除されて、車軸34がスリー
ブ43から抜脱する。
【0044】これにより、後輪30は、フレーム1から
切り離され(図11参照)、車椅子の車幅は、後輪3
0,30の分だけ小さくなる。すなわち、車幅は図12
にW2で示すように、左右のアームレスト10,10の
両側面間距離(左右の両フレーム1側面間距離とほぼ同
じ)となり、介助者の手押しにより、列車内通路等の狭
い場所を走行できる。また、ブレーキ機構70,70の
操作により、リフトアップ車輪55,55の制動、およ
び制動解除が可能となる。
【0045】なお、アームレスト10、手押しハンドル
20は、それぞれ、随意に着脱、または格納することが
できる。すなわち、アームレスト10は、前部着脱機構
11bの係止レバー16を回動して、被係止部13との
係合を解除する。そして、アームレスト10を、その前
部を外方へ回動するとともに、上方へ持上げて後部着脱
機構11bの嵌入部15を筒状部12から抜脱する。こ
れにより、シート部7側方を解放することができる。
【0046】また、手押しハンドル20のグリップ部2
1は、ロック解除レバー23を押してロックピン22を
ロック孔26から抜脱し、グリップ部21を内方へ回動
する。これにより、各グリップ部21は背もたれ部8に
添う位置に格納され、車椅子後方への突出がなくなる。
【0047】狭車幅態様の車椅子を通常の使用態様にす
るには、後輪30,リフトアップ装置50等を、上述と
は逆の順序で操作、装着を行う。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車椅子に
よれば、後輪を簡単な操作で着脱して、後輪の幅だけ車
椅子の車幅を広狭調整することができる。従って、広車
幅でハンドリムの回転により自走できるとともに、狭隘
場所に遭遇したら、簡単に狭車幅に転換して、狭隘場所
を走行することができる。
【0049】また、リフトアップ車輪にブレーキ機構を
設けることにより、狭車幅態様での走行時の制動を適確
に行うことができる。
【0050】さらに、車椅子後輪のリフトアップ装置に
よれば、簡単な操作によりリフトアップ車輪を接地位置
へ迅速に移動して、車椅子後輪を走行面から離隔位置へ
上昇させることができるとともに、その接地位置を安定
して保持することができる効果を奏する。。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の車椅子の左側面図。
【図2】図1の後面図。
【図3】アームレスト着脱機構を説明する左側面図。
【図4】手押しハンドルの左側のグリップ部を説明する
平面図。
【図5】車輪着脱機構を示す断面図。
【図6】ブレーキ装置の制動解除状態を示す平面図。
【図7】ブレーキ装置の制動状態を示す平面図。
【図8】リフトアップ車輪非接地状態のリフトアップ装
置を示す左側面図。
【図9】リフトアップ車輪接地状態のリフトアップ装置
を示す左側面図。
【図10】図9のA−A矢視断面図。
【図11】車椅子の狭幅態様時を示す左側面図。
【図12】図11の後面図。
【図13】従来の車椅子の一例を示す左側面図。
【図14】図13の後面図。
【符号の説明】
1 フレーム 30 後輪 35 車輪着脱機構 45 ブレーキ装置 50 リフトアップ装置 51 支持アーム 55 リフトアップ車輪 57 ばね 61 第1リンクバー 65 第2リンクバー 70 ブレーキ機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古屋 誠 愛知県西春日井郡西春町大字沖村字権現35 番の2 日進医療器株式会社内 (72)発明者 加藤 文彰 愛知県豊田市吉原町上藤池25番地 アラコ 株式会社内 (72)発明者 大家 龍彦 愛知県豊田市吉原町上藤池25番地 アラコ 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪着脱機構を介してフレームに着脱自
    在に軸支されるとともに常には走行面に接地する後輪
    と、 前記フレーム下部に設けられ前記後輪を走行面から離隔
    した位置へ上昇可能なリフトアップ装置と、を備え、 前記リフトアップ装置は、 前端部が車椅子のフレーム下部に枢着されて揺動可能に
    設けられた支持アームと、 前記支持アームの自由端部の下部に設けられたリフトア
    ップ車輪と、 ペダル部を有し上端部が前記フレーム下部に枢着された
    第1リンクバーと、 下端部が前記支持アームの自由端部に枢着され上端部が
    前記第1リンクバー下端部に枢着された第2リンクバー
    と、 前記支持アームを前記フレーム下部方向へ回動付勢する
    ばねと、を備え、 前記リフトアップ車輪が、前記フレーム下部に接近した
    非接地位置と走行面に接地した接地位置との間を昇降可
    能に形成され、該接地位置において前記フレームの高さ
    位置を上昇可能に形成されてなることを特徴とする車椅
    子。
  2. 【請求項2】 車輪着脱機構を介してフレームに着脱自
    在に軸支されるとともに常には走行面に接地する後輪
    と、 前記フレーム下部に設けられ非接地位置と接地位置との
    間を移動可能なリフトアップ車輪を備え、該リフトアッ
    プ車輪が接地位置において前記後輪を走行面から離隔し
    た位置へ上昇可能なリフトアップ装置と、 を備えてなることを特徴とする車椅子。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の車椅子であっ
    て、 前記リフトアップ車輪を圧接して制動可能に設けられた
    ブレーキ機構を備えてなることを特徴とする車椅子。
  4. 【請求項4】 前端部が車椅子のフレーム下部に枢着さ
    れて揺動可能に設けられた支持アームと、 前記支持アームの自由端部の下部に設けられたリフトア
    ップ車輪と、 ペダル部を有し上端部が前記フレーム下部に枢着された
    第1リンクバーと、 下端部が前記支持アームの自由端部に枢着され上端部が
    前記第1リンクバー下端部に枢着された第2リンクバー
    と、 前記支持アームを前記フレーム下部方向へ回動付勢する
    ばねと、を備え、 前記リフトアップ車輪が、前記フレーム下部に接近した
    非接地位置と走行面に接地した接地位置との間を昇降可
    能に形成され、該接地位置において前記フレームの高さ
    位置を上昇可能に形成されてなることを特徴とする車椅
    子後輪のリフトアップ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の車椅子後輪のリフトアッ
    プ装置であって、 前記リフトアップ車輪を圧接して制動可能に設けられた
    ブレーキ機構を備えてなることを特徴とする車椅子後輪
    のリフトアップ装置。
JP21031996A 1996-08-08 1996-08-08 車椅子 Expired - Fee Related JP3818699B2 (ja)

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