JP3008289B2 - 自動車用アンチスキッド装置の作動チェック方法 - Google Patents
自動車用アンチスキッド装置の作動チェック方法Info
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- JP3008289B2 JP3008289B2 JP63023528A JP2352888A JP3008289B2 JP 3008289 B2 JP3008289 B2 JP 3008289B2 JP 63023528 A JP63023528 A JP 63023528A JP 2352888 A JP2352888 A JP 2352888A JP 3008289 B2 JP3008289 B2 JP 3008289B2
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- signal
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車用のアンチスキッド装置の作動チェッ
ク方法に関するものである。
ク方法に関するものである。
従来の技術 あらかじめ選択された複数個の車輪の周速度のうち最
低速度に応じてアンチロック制御を行うアンチロック制
動装置に対して、車両の停車中に、擬似信号発生器から
の擬似車輪速度信号の入力によるアンチロック制御系の
作動に基づいて発生する油圧振動を検知することによ
り、通常の減速状態においてはアンチロック制御が行わ
れないことやあらかじめ選択された複数個の車輪の周速
度のうち常に最低速度に応答して確実にアンチロック制
御が行われることを確認する検査工程よりなるアンチロ
ック制動機能検査方法は既に開発され公開されている
(特開昭59−184052号公報参照)。
低速度に応じてアンチロック制御を行うアンチロック制
動装置に対して、車両の停車中に、擬似信号発生器から
の擬似車輪速度信号の入力によるアンチロック制御系の
作動に基づいて発生する油圧振動を検知することによ
り、通常の減速状態においてはアンチロック制御が行わ
れないことやあらかじめ選択された複数個の車輪の周速
度のうち常に最低速度に応答して確実にアンチロック制
御が行われることを確認する検査工程よりなるアンチロ
ック制動機能検査方法は既に開発され公開されている
(特開昭59−184052号公報参照)。
又車両に搭載した電子装置の自己診断装置において、
自己診断開始用スイッチ手段を運転者が操作可能な位置
に取り付け、且つ自己診断開始用スイッチ手段のスイッ
チ信号が所定時間以内に所定回数以上得られるときに、
自己診断を開始させる自己診断開始制御手段を設けるこ
とにより、自己診断の開始を運転席から直接指示するこ
とができると共に、通常走行状態での誤動作を防止する
ようにしたものも開発され公開されている(例えば特開
昭61−36008号公報参照)。
自己診断開始用スイッチ手段を運転者が操作可能な位置
に取り付け、且つ自己診断開始用スイッチ手段のスイッ
チ信号が所定時間以内に所定回数以上得られるときに、
自己診断を開始させる自己診断開始制御手段を設けるこ
とにより、自己診断の開始を運転席から直接指示するこ
とができると共に、通常走行状態での誤動作を防止する
ようにしたものも開発され公開されている(例えば特開
昭61−36008号公報参照)。
発明が解決しようとする課題 上記の第1の先行技術(特開昭59−184052号公報にて
開示された発明)のようにアンチロック制動機能検査に
ホイールシリンダ内に発生する油圧振動を検知する方式
を採るものにおいては当然のことながら各ホイールシリ
ンダに油圧振動検知器を付設する必要が生じる他に、ア
ンチロック制動機能検査装置を単体で構成し、車両から
切り離して自由に持ち運び得るようにした場合には該ア
ンチロック制動機能検査装置に含まれる確認ランプを上
記ホイールシリンダに付設された油圧振動検知器と接続
端子を介して接続しなければならない。
開示された発明)のようにアンチロック制動機能検査に
ホイールシリンダ内に発生する油圧振動を検知する方式
を採るものにおいては当然のことながら各ホイールシリ
ンダに油圧振動検知器を付設する必要が生じる他に、ア
ンチロック制動機能検査装置を単体で構成し、車両から
切り離して自由に持ち運び得るようにした場合には該ア
ンチロック制動機能検査装置に含まれる確認ランプを上
記ホイールシリンダに付設された油圧振動検知器と接続
端子を介して接続しなければならない。
又上記の第2の先行技術(特開昭61−36008号公報に
開示された発明)においては、電子制御装置の演算処理
が正常に行われるか否かを自己診断するに過ぎず、該電
子制御装置の演算処理によって実際に作動する機構が正
常に動いているかどうかの測定は行い得ない。
開示された発明)においては、電子制御装置の演算処理
が正常に行われるか否かを自己診断するに過ぎず、該電
子制御装置の演算処理によって実際に作動する機構が正
常に動いているかどうかの測定は行い得ない。
本発明は、アンチロック制動装置の装備の有無に拘ら
ず自動車が製造ラインを出たところでブレーキテスタ上
で制動力試験をすることに着目し、ホイールシリンダに
油圧振動検知器等を付設することなく、車載状態のまま
でアンチロック制動装置の誤配管,誤配線の有無,なら
びに各種加減圧バルブ等の故障を総合的にチェックし得
る作動チェック方法を提供することを目的とするもので
ある。
ず自動車が製造ラインを出たところでブレーキテスタ上
で制動力試験をすることに着目し、ホイールシリンダに
油圧振動検知器等を付設することなく、車載状態のまま
でアンチロック制動装置の誤配管,誤配線の有無,なら
びに各種加減圧バルブ等の故障を総合的にチェックし得
る作動チェック方法を提供することを目的とするもので
ある。
課題を解決するための手段 本発明は、液圧供給により車体速度に対し車輪速度を
低下させ、その後液圧を解放し路面反力による車輪速度
の回復をまって再加圧すると言う制動液圧制御パターン
を繰り返す制御方法を採る自動車用アンチスキッド装置
の制御回路において、該制御回路に、複数のチェック端
子と、エンジン始動後一定時分以内に上記複数のチェッ
ク端子に入力されるチェック信号のアンド条件によりあ
る一定の順序に組み合わされた減圧信号および保持,加
圧信号よりなるシーケンス信号を車輪ごとにある決めら
れた順序に従って他の一定時分間隔で順繰りに発する擬
似信号発生回路とを設け、該擬似信号発生回路から発せ
られる減圧信号および保持,加圧信号よりなるシーケン
ス信号に基づき各車輪に発生する制動力をブレーキテス
タ上にて計測することにより正常なアンチスキッド制御
が行われていることを確認するようにしたことを特徴と
するものである。
低下させ、その後液圧を解放し路面反力による車輪速度
の回復をまって再加圧すると言う制動液圧制御パターン
を繰り返す制御方法を採る自動車用アンチスキッド装置
の制御回路において、該制御回路に、複数のチェック端
子と、エンジン始動後一定時分以内に上記複数のチェッ
ク端子に入力されるチェック信号のアンド条件によりあ
る一定の順序に組み合わされた減圧信号および保持,加
圧信号よりなるシーケンス信号を車輪ごとにある決めら
れた順序に従って他の一定時分間隔で順繰りに発する擬
似信号発生回路とを設け、該擬似信号発生回路から発せ
られる減圧信号および保持,加圧信号よりなるシーケン
ス信号に基づき各車輪に発生する制動力をブレーキテス
タ上にて計測することにより正常なアンチスキッド制御
が行われていることを確認するようにしたことを特徴と
するものである。
作用 上記により、通常走行中に誤ってアンチスキッド制御
チェックモード用のシーケンス信号に基づく制動力が車
輪に発生するのを防ぐと共に制動液圧配管系に設けられ
た制動液圧制御装置の失陥状態や誤配管,誤配線の有無
を検出できる。
チェックモード用のシーケンス信号に基づく制動力が車
輪に発生するのを防ぐと共に制動液圧配管系に設けられ
た制動液圧制御装置の失陥状態や誤配管,誤配線の有無
を検出できる。
実施例 本発明の一実施例を附図を参照して説明する。
第1図において、1は自動車に装備されたアンチスキ
ッド装置の制御回路であり、該制御回路1は、ブレーキ
ペダル2を踏み込みマスタシリンダ3が作動して該マス
タシリンダ3より各車輪4のブレーキ装置5(1輪のみ
を表示し他は省略した)に液圧が供給され車体速度に対
し車輪速度を低下させた制動時、車輪速度センサ6から
得られる車輪速度の低下率がある値になったとき制動液
圧配管系に設けたハイドロリックユニット7の加圧バル
ブを閉作動させてブレーキ装置5内液圧を保持させる保
持信号を発して制動力保持状態とし、それにも拘らず車
輪速度が低下してある値になったときハイドロリックユ
ニット7の減圧バルブを作動させてブレーキ装置5内液
圧を減圧させる減圧信号を発して制動力軽減状態とし、
それに伴い車輪速度が減少の度合を減じて最小値に達し
たとき上記減圧信号を中止して制動力保持状態とし、そ
の後車輪速度が路面反力にて増加して車体速度に近いと
ころまで回復したときハイドロリックユニット7の加圧
バルブを作動させてブレーキ装置5内液圧を段階的に増
加させる加圧信号を発して再び制動力を発生させ、この
ようにブレーキ装置5内液圧の加圧と減圧を繰り返す制
御パターンにて的確な車体減速度を得るよう制動液圧制
御指令を発するものであり、以上のようなアンチスキッ
ド制御は従来公知のものと同じであるので上記以上の詳
しい説明は省略する。
ッド装置の制御回路であり、該制御回路1は、ブレーキ
ペダル2を踏み込みマスタシリンダ3が作動して該マス
タシリンダ3より各車輪4のブレーキ装置5(1輪のみ
を表示し他は省略した)に液圧が供給され車体速度に対
し車輪速度を低下させた制動時、車輪速度センサ6から
得られる車輪速度の低下率がある値になったとき制動液
圧配管系に設けたハイドロリックユニット7の加圧バル
ブを閉作動させてブレーキ装置5内液圧を保持させる保
持信号を発して制動力保持状態とし、それにも拘らず車
輪速度が低下してある値になったときハイドロリックユ
ニット7の減圧バルブを作動させてブレーキ装置5内液
圧を減圧させる減圧信号を発して制動力軽減状態とし、
それに伴い車輪速度が減少の度合を減じて最小値に達し
たとき上記減圧信号を中止して制動力保持状態とし、そ
の後車輪速度が路面反力にて増加して車体速度に近いと
ころまで回復したときハイドロリックユニット7の加圧
バルブを作動させてブレーキ装置5内液圧を段階的に増
加させる加圧信号を発して再び制動力を発生させ、この
ようにブレーキ装置5内液圧の加圧と減圧を繰り返す制
御パターンにて的確な車体減速度を得るよう制動液圧制
御指令を発するものであり、以上のようなアンチスキッ
ド制御は従来公知のものと同じであるので上記以上の詳
しい説明は省略する。
上記のようなアンチスキッド制御を行う制御回路1
は、アンチスキッド装置の各種機器や接続回路等の断線
或はショート等の異常をチェックする自己診断機能を持
っており(該自己診断機能も従来より公知であるので具
体的説明は省略する)、断線やショートが発生したとき
は図示しないフェールセーフリレーのコイルへの通電を
断って前記ハイドロリックユニット7の電源回路を断と
し、これによりアンチスキッド制御は停止しマスタシリ
ンダ3から直接各車輪4のブレーキ装置5に制動液圧が
供給される状態(即ち通常ブレーキ状態)とし、上記断
線やショートに基づくアンチスキッド制御の誤作動を防
止することはできるが、制動液圧を制御するハイドロリ
ックユニット7の加圧バルブ,減圧バルブの故障および
電気系,液圧配管系の誤配線,誤配管等に基づく機械的
な機能(制動力が正しく制御されているか等)の失陥状
態は検出することはできなかった。
は、アンチスキッド装置の各種機器や接続回路等の断線
或はショート等の異常をチェックする自己診断機能を持
っており(該自己診断機能も従来より公知であるので具
体的説明は省略する)、断線やショートが発生したとき
は図示しないフェールセーフリレーのコイルへの通電を
断って前記ハイドロリックユニット7の電源回路を断と
し、これによりアンチスキッド制御は停止しマスタシリ
ンダ3から直接各車輪4のブレーキ装置5に制動液圧が
供給される状態(即ち通常ブレーキ状態)とし、上記断
線やショートに基づくアンチスキッド制御の誤作動を防
止することはできるが、制動液圧を制御するハイドロリ
ックユニット7の加圧バルブ,減圧バルブの故障および
電気系,液圧配管系の誤配線,誤配管等に基づく機械的
な機能(制動力が正しく制御されているか等)の失陥状
態は検出することはできなかった。
そこで本発明では第1図に示すように、制御回路1に
2個のチェック端子1a,1bを設け、第3図のフローチャ
ートに示すようにイグニッションスイッチの操作による
エンジン始動後一定時分(例えば10秒間)以内に上記2
個のチェック端子1a,1bの双方にABSチェックモード切換
用のチェック信号を入力(例えば電源電圧である12ボル
トを付加)したとき、第2図に示すような順序に組み合
された減圧信号および保持,加圧信号よりなるABSチェ
ックモードシーケンス信号を車輪ごとにある決められた
順序(例えば右前輪FtRH,左前輪FtLH,右後輪RrRH,左後
輪RrLHの順)に従って他の一定時分(例えば1分間)間
隔で順繰りに発する擬似信号発生回路1cを制御回路1に
設け、該擬似信号発生回路1cから発せられた上記ABSチ
ェックモードシーケンス信号に基づくハイドロリックユ
ニット7の作動により各車輪4に発生した制動力を、該
車輪4を載置し図示しない動力源により駆動されるダブ
ルローラ81,82と、制動時に該ダブルローラ81,82に発生
する反力により車輪4の制動力を表示する動力計83とか
らなるブレーキテスタ8上にて計測することにより正常
なアンチスキッド制御が行われていることを確認するよ
うにしたものである。
2個のチェック端子1a,1bを設け、第3図のフローチャ
ートに示すようにイグニッションスイッチの操作による
エンジン始動後一定時分(例えば10秒間)以内に上記2
個のチェック端子1a,1bの双方にABSチェックモード切換
用のチェック信号を入力(例えば電源電圧である12ボル
トを付加)したとき、第2図に示すような順序に組み合
された減圧信号および保持,加圧信号よりなるABSチェ
ックモードシーケンス信号を車輪ごとにある決められた
順序(例えば右前輪FtRH,左前輪FtLH,右後輪RrRH,左後
輪RrLHの順)に従って他の一定時分(例えば1分間)間
隔で順繰りに発する擬似信号発生回路1cを制御回路1に
設け、該擬似信号発生回路1cから発せられた上記ABSチ
ェックモードシーケンス信号に基づくハイドロリックユ
ニット7の作動により各車輪4に発生した制動力を、該
車輪4を載置し図示しない動力源により駆動されるダブ
ルローラ81,82と、制動時に該ダブルローラ81,82に発生
する反力により車輪4の制動力を表示する動力計83とか
らなるブレーキテスタ8上にて計測することにより正常
なアンチスキッド制御が行われていることを確認するよ
うにしたものである。
即ち、第1図に示すように車両をブレーキテスタ8上
にセットし、該ブレーキテスタ8を起動させたあとでブ
レーキペダル2を踏み込んでマスタシリンダ3から各車
輪4のブレーキ装置5に制動液圧を供給しブレーキテス
タ8の動力計83が計測した制動力が第2図に示すように
所定値A(例えば100Kgf程度)となるようにした状態
で、図示しないイグニッションスイッチの操作によるエ
ンジン始動後一定時分(例えば10秒間)以内にチェック
端子1a,1bにチェック信号を入力すると、制御回路1は
該チェック端子1a,1bへ入力されるチェック信号のアン
ド条件によってABSチェックモードシーケンス信号を発
する。
にセットし、該ブレーキテスタ8を起動させたあとでブ
レーキペダル2を踏み込んでマスタシリンダ3から各車
輪4のブレーキ装置5に制動液圧を供給しブレーキテス
タ8の動力計83が計測した制動力が第2図に示すように
所定値A(例えば100Kgf程度)となるようにした状態
で、図示しないイグニッションスイッチの操作によるエ
ンジン始動後一定時分(例えば10秒間)以内にチェック
端子1a,1bにチェック信号を入力すると、制御回路1は
該チェック端子1a,1bへ入力されるチェック信号のアン
ド条件によってABSチェックモードシーケンス信号を発
する。
第3図に示すように決められた車輪の順序に従って順
ぐりに減圧信号および保持,加圧信号よりなるABSチェ
ックモードシーケンス信号を入力されたハイドロリック
ユニット7は最初の車輪4例えば右前輪FtRHのブレーキ
装置5へ供給される制動液圧を制御する減圧バルブおよ
び保持,加圧バルブを開閉作動させるので、該開閉作動
による制動液圧の変動パターンは第2図の右前輪制動力
のタイムチャートに示されるように制動力の変動パター
ンとしてブレーキテスタ8の動力計83にて計測される
が、該計測された制動パターン中の各値が予じめ設定さ
れている基準値の誤差範囲内であれば上記右前輪FtRHの
ブレーキ装置5への制動液圧配管系に介装された減圧バ
ルブおよび保持,加圧バルブに失陥がなく規定通りの減
圧能力,加圧能力を備えていることおよび誤配線や誤配
管がないことを確認することができる。
ぐりに減圧信号および保持,加圧信号よりなるABSチェ
ックモードシーケンス信号を入力されたハイドロリック
ユニット7は最初の車輪4例えば右前輪FtRHのブレーキ
装置5へ供給される制動液圧を制御する減圧バルブおよ
び保持,加圧バルブを開閉作動させるので、該開閉作動
による制動液圧の変動パターンは第2図の右前輪制動力
のタイムチャートに示されるように制動力の変動パター
ンとしてブレーキテスタ8の動力計83にて計測される
が、該計測された制動パターン中の各値が予じめ設定さ
れている基準値の誤差範囲内であれば上記右前輪FtRHの
ブレーキ装置5への制動液圧配管系に介装された減圧バ
ルブおよび保持,加圧バルブに失陥がなく規定通りの減
圧能力,加圧能力を備えていることおよび誤配線や誤配
管がないことを確認することができる。
次いで予じめ決められた車輪の順序に従って例えば左
前輪FtLH,右後輪RrRH,左後輪RrLHの各ブレーキ装置5に
至る制動液圧配管系に介装された減圧バルブおよび保
持,加圧バルブ等に失陥がないかどうかを上記の手順に
従い他の一定時分(例えば1分間)間隔での繰り返しに
より確認して第3図のフローチャートに示すようにABS
チェックモードの全過程を終了する。
前輪FtLH,右後輪RrRH,左後輪RrLHの各ブレーキ装置5に
至る制動液圧配管系に介装された減圧バルブおよび保
持,加圧バルブ等に失陥がないかどうかを上記の手順に
従い他の一定時分(例えば1分間)間隔での繰り返しに
より確認して第3図のフローチャートに示すようにABS
チェックモードの全過程を終了する。
発明の効果 上記のように本発明によれば、液圧供給により車体速
度に対し車輪速度を低下させ、その後液圧を解放し路面
反力による車輪速度の回復をまって再加圧すると言う制
動液圧制御パターンを繰り返す制御方法を採る自動車用
アンチスキッド装置の制御回路において、該制御回路
に、複数のチェック端子と、エンジン始動後一定時分以
内に上記複数のチェック端子に入力されるチェック信号
のアンド条件によりある一定の順序に組み合わされた減
圧信号および保持,加圧信号よりなるシーケンス信号を
車輪ごとにある決められた順序に従って他の一定時分間
隔で順繰りに発する擬似信号発生回路とを設け、該擬似
信号発生回路から発せられる減圧信号および保持、加圧
信号よりなるシーケンス信号に基づき各車輪に発生する
制動力をブレーキテスタ上にて計測することにより正常
なアンチスキッド制御が行われていることを確認するよ
うにしたことにより、通常走行中に誤ってアンチスキッ
ド制御チェックモード用のシーケンス信号を基づく制動
力が車輪に発生するのを防ぐと共に、制動液圧配管系に
設けられた制動液圧制御装置の失陥状態や誤配管,誤配
線の有無を検出できるもので、ホイールシリンダ等のブ
レーキ装置に油圧検出手段を付設する必要がないなど実
用上多大の効果をもたらし得るものである。
度に対し車輪速度を低下させ、その後液圧を解放し路面
反力による車輪速度の回復をまって再加圧すると言う制
動液圧制御パターンを繰り返す制御方法を採る自動車用
アンチスキッド装置の制御回路において、該制御回路
に、複数のチェック端子と、エンジン始動後一定時分以
内に上記複数のチェック端子に入力されるチェック信号
のアンド条件によりある一定の順序に組み合わされた減
圧信号および保持,加圧信号よりなるシーケンス信号を
車輪ごとにある決められた順序に従って他の一定時分間
隔で順繰りに発する擬似信号発生回路とを設け、該擬似
信号発生回路から発せられる減圧信号および保持、加圧
信号よりなるシーケンス信号に基づき各車輪に発生する
制動力をブレーキテスタ上にて計測することにより正常
なアンチスキッド制御が行われていることを確認するよ
うにしたことにより、通常走行中に誤ってアンチスキッ
ド制御チェックモード用のシーケンス信号を基づく制動
力が車輪に発生するのを防ぐと共に、制動液圧配管系に
設けられた制動液圧制御装置の失陥状態や誤配管,誤配
線の有無を検出できるもので、ホイールシリンダ等のブ
レーキ装置に油圧検出手段を付設する必要がないなど実
用上多大の効果をもたらし得るものである。
第1図は本発明の一実施例を示す回路図、第2図はマス
タシリンダ制動液圧,各車輪に働らく制動力の変動状
況,チェック端子入力条件およびシーケンス信号間の関
連を示すタイムチャート、第3図は本発明の制御態様を
示すフローチャートである。 1……制御回路、1a,1b……チェック端子、1c……擬似
信号発生回路、2……ブレーキペダル、3……マスタシ
リンダ、4……車輪、5……ブレーキ装置、6……車輪
速度センサ、7……ハイドロリックユニット、8……ブ
レーキテスタ。
タシリンダ制動液圧,各車輪に働らく制動力の変動状
況,チェック端子入力条件およびシーケンス信号間の関
連を示すタイムチャート、第3図は本発明の制御態様を
示すフローチャートである。 1……制御回路、1a,1b……チェック端子、1c……擬似
信号発生回路、2……ブレーキペダル、3……マスタシ
リンダ、4……車輪、5……ブレーキ装置、6……車輪
速度センサ、7……ハイドロリックユニット、8……ブ
レーキテスタ。
Claims (1)
- 【請求項1】液圧供給により車体速度に対し車輪速度を
低下させ、その後液圧を解放し路面反力による車輪速度
の回復をまって再加圧すると言う制動液圧制御パターン
を繰り返す制御方法を採る自動車用アンチスキッド装置
の制御回路において、該制御回路に、複数のチェック端
子と、エンジン始動後一定時分以内に上記複数のチェッ
ク端子に入力されるチェック信号のアンド条件によりあ
る一定の順序に組み合わされた減圧信号および保持,加
圧信号よりなるシーケンス信号を車輪ごとにある決めら
れた順序に従って他の一定時分間隔で順繰りに発する擬
似信号発生回路とを設け、該擬似信号発生回路から発せ
られる減圧信号および保持,加圧信号よりなるシーケン
ス信号に基づき各車輪に発生する制動力をブレーキテス
タ上にて計測することにより正常なアンチスキッド制御
が行なわれていることを確認するようにしたことを特徴
とする自動車用アンチスキッド装置の作動チェック方
法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63023528A JP3008289B2 (ja) | 1988-02-03 | 1988-02-03 | 自動車用アンチスキッド装置の作動チェック方法 |
GB8902003A GB2215418B (en) | 1988-02-03 | 1989-01-30 | Method of testing an anti-lock brake control system of a motor vehicle |
DE3903070A DE3903070C2 (de) | 1988-02-03 | 1989-02-02 | Verfahren und Vorrichtung zum Prüfen der Bremsventilansteuerung eines Antiblockierregelsystems eines Motorfahrzeugs |
US07/464,689 US5005405A (en) | 1988-02-03 | 1990-01-16 | Method of testing an anti-lock brake control system of a motor vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63023528A JP3008289B2 (ja) | 1988-02-03 | 1988-02-03 | 自動車用アンチスキッド装置の作動チェック方法 |
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