JP3026467B2 - 車両のアンチロックブレーキ装置の検査方法 - Google Patents

車両のアンチロックブレーキ装置の検査方法

Info

Publication number
JP3026467B2
JP3026467B2 JP4211259A JP21125992A JP3026467B2 JP 3026467 B2 JP3026467 B2 JP 3026467B2 JP 4211259 A JP4211259 A JP 4211259A JP 21125992 A JP21125992 A JP 21125992A JP 3026467 B2 JP3026467 B2 JP 3026467B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
lock brake
brake device
inspection method
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4211259A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0658845A (ja
Inventor
利栄 蛭田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UD Trucks Corp filed Critical UD Trucks Corp
Priority to JP4211259A priority Critical patent/JP3026467B2/ja
Publication of JPH0658845A publication Critical patent/JPH0658845A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3026467B2 publication Critical patent/JP3026467B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Regulating Braking Force (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも3つの車輪
の回転速度を回転センサで検出してその回転センサから
の信号によって制御装置で疑似車体速度を演算し、車輪
のロックを検知し、そのロックされた車輪のブレーキ圧
を解除する弁を有する車両のアンチロックブレーキ装置
の検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車輪を1対のローラ上に乗せて回転さ
せ、ブレーキを掛けてブレーキトルクを発生させブレー
キ力を検査する検査方法は広く行われている。そして、
アンチロックブレーキ装置を有するブレーキの場合、コ
ントロールユニットの機能試験と、上記と同様に車輪を
1対のローラ上に乗せて回転させた後、ブレーキペダル
を踏んでブレーキトルクを発生させ、外部試験機から入
力されている疑似車体速信号を大きく急変させる事でア
ンチロック機能の動作を検査する検査方法は知られてい
る(例えば特開平3−211439号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法は、アンチロックが作動する、しないは検査可能で
あるが、各輪に設ける輪速センサまたは、油空圧回路の
左右の誤接続は、左右輪共に同じローラに乗るため検出
できないと言う問題が有った。
【0004】
【知見】アンチロックブレーキ装置は車輪の回転センサ
および制御装置を有しているので、制御装置を用いて各
車輪の弁の開閉指示を行えば、アンチロックブレーキ装
置の良否を検知できることが解った。
【0005】したがって、本発明は上記の知見に基き、
従来の検査装置を使用してアンチロックブレーキ装置の
各輪毎の良否を検査する車両のアンチロックブレーキ装
置の検査方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、少なく
とも3つの車輪の回転速度を回転センサで検出してその
回転センサからの信号によって制御装置で疑似車体速度
を演算し、車輪のロックを検知し、そのロックされた車
輪のブレーキ圧を解除する弁を有する車両のアンチロッ
クブレーキ装置の検査方法において、1対の回転するロ
ーラ上にそれぞれ左右の車輪を乗せ、そのローラを回転
させ、ブレーキ作動時に制御装置により指定車輪のブレ
ーキ回路の弁を開け、指定車輪をローラと同速度で回転
せしめ、他方の車輪が所定のスリップ分だけ遅く回転し
た時に指定輪のアンチロックブレーキ装置が正常である
と判断することを特徴とする車両のアンチロックブレー
キ装置の検査方法を提供している。
【0007】
【作用】上記のように構成された車両のアンチロックブ
レーキ装置の検査方法において、アンチロックブレーキ
装置を構成する部材または接続等に不具合が在れば、ブ
レーキ作動時に指定車輪の弁を開いてもその車輪のブレ
ーキ力が解除されないので、部材の故障、誤配管、誤配
線等を容易に知ることができる。
【0008】また、上記の検査方法は、従来の試験装置
を使用して検査出来る。
【0009】
【好ましい実施の態様】制御装置にデータ通信手段を設
け、外部からの信号により遠隔テスト操作をすることが
できる。
【0010】制御装置のROM、RAMの容量が足りな
い時は外部の制御装置により補うことができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して、本考案の実施例を説
明する。
【0012】図1はアンチロックブレーキシステム(A
BS)の構成を示し、エアリザーバタンク1はブレーキ
ペダル2とブレーキペダル2に連動したダブルチェック
バルブ3(DCV)介してリアブースタ5に接続され
る。また、前輪の油圧を変える電磁弁MV1、MV2は
フロントブースタ4を介してブレーキペダル2に接続さ
れ、後輪の油圧を変える電磁弁MV3、MV4はリヤブ
ースタ5、ダブルチェックバルブ3を介しブレーキペダ
ル2に接続されている。
【0013】そして、各輪の輪速センサSSからの信号
により疑似車体速と各輪のスリップ率の計算を行い、各
輪の油圧を制御する制御装置6で構成されている。
【0014】図3は検査指示器のブロックダイヤグラム
を示し、外部機器とのデータの授受を行うデータ通信手
段7、輪指定パラメータとプログラム8、モニタデータ
解釈手段(ROM、RAMを含む)9、キーボード解釈
手段10、画面表示手段11がそれぞれ制御ユニット1
2に接続されている。
【0015】図2は制御装置6のブロックダイヤグラム
を示し、インプット、アウトプット手段(I/O手段)
15には前記電磁弁MV1〜MV4と輪速センサSSが
接続されている。
【0016】また、制御ユニット20は指定輪のABS
モード実行手段16、輪速、電磁弁位置、ポンプモニタ
手段18とをそれぞれ介してI/O手段に接続され、そ
の制御ユニット20はデータ通信手段17、パラメータ
解釈手段19(ROM、RAMを含む)にそれぞれ接続
されている。
【0017】以下、図4の作動のフローチャートと図6
をも参照して検査の方法についてABS制御装置6側か
ら説明する。
【0018】まず、通信バッファ着信か否か判断する
(ステップS1)。NOの場合は500ミリセカンド
(ms)時間切れか否か判断し(ステップS2)、YE
Sだったら通信不良回復処理に送り、NOの場合は戻り
データ通信を確認する。ステップ1でYESだったら、
OA(Hex)着信か否か判断する(ステップS3)。
NOの場合は30(Hex)着信か否か判断する(ステ
ップS4)。NOの場合は着信不良回復処理に送り、Y
ESだったら、30(Hex)を500ms以内に診断
機に送信して終る(ステップS5)。
【0019】ステップS3でYESだったら、OA(H
ex)を500ms以内に通信手段17により図3の診
断機に送信する(ステップS6)。すなわち、試験を開
始する。続いて、通信バッファ着信か否か判断する(ス
テップS7)。NOの場合波500ミリセカンド時間切
れか否か判断し(ステップS8)、YESだったら通信
不良回復処理に送り、NOの場合は戻る。
【0020】ステップS7でYESだったら、パラメー
タ(試験輪と電磁弁の方向指定)を保管する(ステップ
S9)。続いて、パラメータを図3の診断器へエコーバ
ックする(ステップS10)。
【0021】続いて、通信バッファ着信か否かを判断す
る(ステップS11)。NOの場合は500ミリセカン
ド時間切れか否か判断し(ステップS12)、YESだ
ったら通信不良回復処理に送り、NOの場合は戻る。ス
テップS11でYESだったら、FF(Hex)着信か
否か判断する(ステップS13)。NOの場合は通信不
良回復処理に送り、YESだったら、指示パラメータの
変更を実行し(ステップS14)、指定モニタ項目を診
断機に送信し(ステップS15)、ステップ1にもどり
同様の制御を繰返して、各輪のABSの検査を実行す
る。
【0022】すなわち、どの車輪の開閉弁を、例えば図
7に示すように変化させてモニタ項目を実行するかを指
示して各輪の検査を繰返す。
【0023】ついで、図5を参照してABSの制御装置
に試験を指示する試験指示器の作動について説明する。
【0024】まず、テスト項目情報ガイドを送信する
(ステップS1)。そして、正常に送信されたか否かを
チェックし、送信されていれば、パラメータ情報ガイド
を送る(ステップS2)。
【0025】同様に、着信のチェックをしてから、FO
(Hex)送信開始で(ステップS3)、検査を実施す
る。
【0026】上記の間、試験指示器の画面表示手段であ
るモニタには、作業項目としてABS検査を選択し、作
業準備としてエア抜き、前輪の左から右、後輪の左から
右の順序で試験し、駐車ブレーキを解除し、ブレーキペ
ダルを踏んでから検査開始キーにタッチするよう画面で
指示される。
【0027】検査が開始されると、例えば、シャリンソ
クFL 2km/h、ABSバルブFL ホジ、油
圧ポンプ OFF、開始、終了、等の表示がモニタ表
示される(ステップS4)。そして、終了画面の次に異
常の有無の画面がでる。
【0028】ついで、パラメータ設定変更か否かを判断
し(ステップS5)、YESだったら、ステップS1に
戻って試験を継続し、NOの場合はテスト終了か否か判
断する(ステップS6)。YESだったら、制御を終了
し、NOの場合は12(Hex)送信してステップS4
の前に戻り(ステップS7)、モニタを継続する。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、アンチロックブレーキ装置に異状があれ
ば、各輪毎に検査する事ができ、故障、誤配管、誤配線
等を容易に知ることができる。
【0030】また、試験指示器により前輪から逐次試験
するようにしておけば、製造ラインでオフライン検査に
使用でき、検査員が車両に乗車したままで検査できるの
で余分な工数を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すABS構成図。
【図2】図1の電子制御装置のブロック図。
【図3】検査指示器のブロック図。
【図4】図2の作動フローチャート図。
【図5】図3の作動フローチャート図。
【図6】ABS機能試験の項目とパラメータとを例示す
る図。
【図7】機能試験のトルク変化の例を示す図。
【符号の説明】
1…エアリザーバ 2…ブレーキペダル 3…ダブルチェックバルブ 4、5…ブースタ 6…電子制御ユニット 7、17…データ通信手段 9…モニタデータ解釈手段 11…画面表示手段 16…指定輪のABSモード実行 19…パラメータ解釈手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも3つの車輪の回転速度を回転
    センサで検出してその回転センサからの信号によって制
    御装置で疑似車体速度を演算し、車輪のロックを検知
    し、そのロックされた車輪のブレーキ圧を解除する弁を
    有する車両のアンチロックブレーキ装置の検査方法にお
    いて、1対の回転するローラ上にそれぞれ左右の車輪を
    乗せ、そのローラを回転させ、ブレーキ作動時に制御装
    置により指定車輪のブレーキ回路の弁を開け、指定車輪
    をローラと同速度で回転せしめ、他方の車輪が所定のス
    リップ分だけ遅く回転した時に指定輪のアンチロックブ
    レーキ装置が正常であると判断することを特徴とする車
    両のアンチロックブレーキ装置の検査方法。
JP4211259A 1992-08-07 1992-08-07 車両のアンチロックブレーキ装置の検査方法 Expired - Lifetime JP3026467B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4211259A JP3026467B2 (ja) 1992-08-07 1992-08-07 車両のアンチロックブレーキ装置の検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4211259A JP3026467B2 (ja) 1992-08-07 1992-08-07 車両のアンチロックブレーキ装置の検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0658845A JPH0658845A (ja) 1994-03-04
JP3026467B2 true JP3026467B2 (ja) 2000-03-27

Family

ID=16602952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4211259A Expired - Lifetime JP3026467B2 (ja) 1992-08-07 1992-08-07 車両のアンチロックブレーキ装置の検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3026467B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3327342B2 (ja) * 1992-05-01 2002-09-24 安全自動車株式会社 車両の性能検査方法
CN102607861A (zh) * 2012-03-05 2012-07-25 广州市科密汽车制动技术开发有限公司 一种abs系统模拟检测装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0658845A (ja) 1994-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6021365A (en) Method of testing regenerative braking force in electric vehicle
US6360592B1 (en) Detection and identification of pressure-sensor faults in electro-hydraulic (EHB) braking systems
US6705683B2 (en) Method for monitoring the emergency braking capability of an electrohydraulic braking system
US5705744A (en) Vehicle brake system checking method
JPH07196029A (ja) 前後加速度センサ異常検出装置
JPH09216556A (ja) 車両ブレーキ装置の検査方法および装置
JPH10129446A (ja) 車両ブレーキ装置の制御方法及び装置
JP3026467B2 (ja) 車両のアンチロックブレーキ装置の検査方法
JP3008289B2 (ja) 自動車用アンチスキッド装置の作動チェック方法
JP2902026B2 (ja) 車両のアンチロックブレーキシステムの検査方法
JP2961887B2 (ja) アンチロック制御装置装着車の制動力検査方法
JP4648661B2 (ja) 車両用ブレーキ装置の故障診断装置および車両用ブレーキ装置における故障診断の診断方法
JP3693867B2 (ja) 車両の挙動安定化機構の検査方法
JP3384295B2 (ja) アンチロックブレーキシステムの検査方法
JP2002308087A (ja) ブレーキ診断装置、および方法
JP2961886B2 (ja) アンチロック制御装置装着車の制動力検査方法
DE19858373A1 (de) Vorrichtung zur Erkennung einer Pedalposition
JPH01195168A (ja) 加速度センサの故障検出装置およびそれを用いるアンチスキツド制御装置
KR100353989B1 (ko) 에이비에스 검사 방법
JPH08104225A (ja) アンチロックブレーキ制御用の故障診断装置
JPS6274757A (ja) アンチスキツド評価用疑似信号出力装置
JP2002220040A (ja) 車両のブレーキ装置の監視方法及びシステム
JPH09193780A (ja) 車両用ブレーキシステムの液圧系検査装置
JPH05319250A (ja) ブレーキスイッチの故障検出装置
JPH06144213A (ja) ブレーキ装置のシュークリアランス過大時警報装置