JP2961886B2 - アンチロック制御装置装着車の制動力検査方法 - Google Patents

アンチロック制御装置装着車の制動力検査方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、車載用アンチロック制御装置を備えた自
動車の制動力検査方法に関する。
〔従来の技術〕
車載用アンチロック制御装置を備えた自動車は、組立
完成して出荷する前あるいは定期点検時にアンチロック
制御装置が正しく作動するかについて検査する必要があ
る。アンチロック制御装置は自動車ブレーキを効率よく
制御する装置であり、その性質上安全確保に充分な検査
を要するからである。
かかるアンチロック制御装置の検査は、一般にアンチ
ロック制御回路(電子制御回路、以下ABS制御回路とい
う)へ車輪速センサから送られる信号系が正しく送られ
ているかの検査、制動力が所定の通り得られるかの制動
力検査等について行なわれる。
この検査に用いられる検査装置は、自動車の前輪又は
後輪に当接してこれらの車輪を回転させる回転ローラと
そのローラ回転用の駆動モータから成る車輪駆動部に制
動トルクを測定するメータを備えたブレーキテスタと、
ABS制御回路に設けられたチェック端子を介して接続さ
れ車輪速センサからABS制御回路へ送られる車輪速信号
の異常の有無を調べると共に上記ブレーキテスタの作動
を制御する検査ユニットから成る。
上記検査装置で制動力検査を行なう従来の方法では、
イグニッションをONにし電源を入れて回転ローラを始動
させ、その回転が一定の回転速度に達するとブレーキを
踏んで制動力検査が開始される。
ブレーキを踏んだまま、検査ユニットからABS制御回
路を介して電磁弁に制御信号が送られる。この制御信号
は検査ユニットの電子制御回路に予め組込まれたプログ
ラムに従って一定のパターンの信号が送られる。
この信号パターンは、例えばABSが3位置制御である
場合は減圧、保持、加圧の信号を所定の間隔で送るよう
にしたものである。2位置制御の場合は減圧、加圧の信
号を所定間隔で送るパターンとなる。
このようなパターンの制御信号が送られると、ブレー
キ制動中であるにかも拘らず制動力が変化し、この制動
力の変化はブレーキテスタで検知され、その検知信号は
検査ユニットへ送られて制動力の変化が正常であるかど
うかが判定される。そして、上記検査ユニットの判定
は、従来制動力の絶対値が使用されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した従来の制動力検査において
は、制動力の絶対値に相当する信号を検査ユニットへ送
り、これに基づいて制動力が正常であるかどうかを判定
していたから、その測定値はブレーキペダルを踏む際の
踏力により大幅に変化する。ブレーキペダルを最初強く
踏込んだ場合は、減圧値、加圧値が大きく変動し、弱い
場合はその変動が小さくなる。
従って、踏力が大きくしても小さくしても制動力が正
常であると判断するためには、その判定基準の範囲を大
きくし、ゆる目の基準を設定しなければらなず、そうす
ると場合によっては制動力不足であるにも拘らず合格と
なるような不良品が発生する可能性があった。
このような判定の誤認が生ずるのを防止する方法とし
て従来は、検査員がブレーキを踏む踏力の条件を厳しく
設定するしかないため、検査に熟練を必要とし、結果的
に作業効率が向上しないという問題もあった。
この発明は、上述したアンチロック制御装置を装備し
た自動車の従来の制動力検査方法の現状に鑑みてなされ
たものであり、その目的はアンチロック制御装置に対し
て擬似制御信号を送り、制動力の変化を検知して制動力
の値及びそれらの比を求め、所定の値及び比が基準範囲
内にあるかによって制動力検査を行ない、正確な合否判
断を行なうことができ、作業効率を向上させることので
きる制動力検査方法を提案することにある。
〔課題を解決するための手段〕 上記課題を解決するための手段としてこの発明では、
アンチロック制御装置を装着した自動車の車輪に停車状
態で回転ローラを当接し、該回転ローラを駆動させて、
前記車輪を回転させ、該車輪にブレーキを負荷し、その
負荷中にアンチロック制御装置に対して減圧、加圧また
は減圧、保持、加圧の制御信号を所定のパターンで外部
より送り込んで該アンチロック制御装置を制御弁の作動
を制御し、得られる制動力の変化を回転ローラを介して
検知して減圧後の制動力の値及び減圧前と加圧後の制動
力の比を求め、前記値及びそれぞれ所定の範囲内である
かを判定するようにしたアンチロック制御装置装着車の
制動力検査方法を採用したのである。
〔実施例〕
以下この発明の実施例について添付図を参照して説明
する。
第1図はこの発明による制動力検査方法を実施するた
めの検査装置に自動車をセットした状態を示す図であ
る。
自動車はブレーキ制動を自動制御するABS制御回路10
を備えている。ABS制御回路10は、マイクロコンピュー
タから成り、第2図に示すように、インタフェース回路
11、中央演算処理装置(CPU)12、記憶部13、駆動回路1
4、チェック端子15等を備えている。自動車走行時には
ブレーキを踏むと車輪速センサSからの車輪速信号に基
づいてCPU12内で車輪速度等が演算され、駆動回路14を
介してアクチューエータであるソレノイドバルブVの開
閉を制御する。
かゝるABS制御回路10の作動を検査する検査装置は検
査ユニット20とブレーキテスタから成り、検査ユニット
20はチェック端子15を介してABS制御回路10に接続され
る。
検査ユニット20は、接続端子21、中継ユニット22、イ
ンタフェースユニット23、シーケンサ24、25等を備えて
いる。シーケンサ24、25に対してブレーキテスタ30が接
続され、このブレーキテスタ30は、モータ31、これによ
り駆動させる回転ローラ32、ブレーキ制動力を測定する
制動力計33、車輪の有無を検知するための光電スイッチ
34等を備えている。
第3図にインタフェースユニット23の構成をブロック
図で示す。図示のように、インタフェースユニット23
は、入出力端子15′a、15′b、インタフェース回路23
1、231′、マイクロコンピュータ232、インタフェース
回路233、234等を備えている。
マイクロコンピュータ232内には、この発明による制
動力検査のための制御信号を指令するプログラム等が内
臓されている。ABS制御回路10から送られてくるシリア
ル信号を入力端子15′aを通して受けるとマイクロコン
ピュータ232から出力端子15′bを通って所定のパター
ンの検査用の制御信号がABS制御回路10へ送られる。
又、シーケンサ24内には、ブレーキテスタ30で検知さ
れた制動力を表わす信号から制動力の値及び比を求めつ
演算部及びそれらの値及び引が所定の範囲内であるかを
判定する判定部が含まれている。
以上のような検査装置により制動力検査を次のように
して行なう。
第1図のように検査装置を接続し、ブレーキテスタ30
に前輪(又は後輪)を乗せる。イグニッションIGNを投
入してABS制御回路10を起動させ、検査装置の電源をON
にしてブレーキテスタ30のモータ31を駆動し、回転ロー
ラ32を回転させて擬似走行状態にする。
ブレーキペダルを踏込むとアンチロック制御が開始さ
れるが、この場合このアンチロック制御はイグニッショ
ンIGNを投入したときに検査ユニット20へ送られるシリ
アル信号によりインタフェースユニット23のプログラム
による制御信号で行なわれるモードにセットされてい
る。
インタフェースユニット23のプログラムによる所定の
パターンの制御信号は、減圧指令と保持指令と加圧指令
を一定時間に交互に発生するもので、これによる制動力
の変化が第4図に示すような信号である。
上記制御信号により制動力が変化すると、その制動力
の変化は制動力計33で検知され、電気信号としてシーケ
ンサ24へ送られる。
シーケンサ24では、上記信号から演算部で図示の制動
力X、Y、Zの絶対値が算出される。得られた制動力の
値からZ/Xの比を求める。
次に判定部で上記制動力値と比の値を基準値と比較し
て制動状態の判定する。
例えば、 Y<30kgf Z/X>80% とする判定値の範囲内であれば制動力は正常であると判
定する。上記いずれかの範囲外であれば制動力異常とし
て不合格とする。
上記検査は、例えば右前輪、左前輪、右後輪、左後輪
というように各輪ごとに行なわれる。
制動力検査後は、ブレーキペダルの踏込を開放し、車
輪速センサの信号系やその他のスイッチ類等の作動が検
査される。
〔効果〕
以上詳細に説明したように、この発明による制動力検
査方法では制動力を減圧、保持、加圧できるアンチロッ
ク制御装置により制御される制動力の変化を検知して減
圧後の制動力及び減圧前と加圧後の制動力の比が所定の
範囲内であるかを判定して制動力が正常であるかを検知
するようにしたから、ブレーキペダル踏込時の踏力が検
査員によって種々異なっても検査結果を判断を正しく行
なえ、検査の作業効率が向上するという利点が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による制動力検査方法を実施するため
の検査装置の全体概略ブロック図、第2図はABS制御回
路の概略ブロック図、第3図はインタフェースユニット
の概略ブロック図、第4図は減圧、保持、加圧指令によ
る制動力の変化を説明する図である。 10……ABS制御回路、15……チェック端子、 20……検査ユニット、23……インタフェースユニット、 30……ブレーキテスタ、32……回転ローラ、 33……制動力計、S……車輪速センサ、 V……ソレノイドバルブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01M 17/00 - 17/007 B60T 8/88

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンチロック制御装置を装着した自動車の
    車輪に停車状態の回転ローラを当接し、該回転ローラを
    駆動させて、前記車輪を回転させ、該車輪にブレーキを
    負荷し、その負荷中にアンチロック制御装置に対して減
    圧、加圧または減圧、保持、加圧の制御信号を所定のパ
    ターンで外部より送り込んで該アンチロック制御装置の
    制御弁の作動を制御し、得られる制動力の変化を回転ロ
    ーラを介して検知して減圧後の制動力の値及び減圧前と
    加圧後の制動力を比を求め、前記値及び比がそれぞれ所
    定の範囲内であるかを判定するようにしたことを特徴と
    するアンチロック制御装置装着車の制動力検査方法。
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