JP2945541B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2945541B2
JP2945541B2 JP4146193A JP14619392A JP2945541B2 JP 2945541 B2 JP2945541 B2 JP 2945541B2 JP 4146193 A JP4146193 A JP 4146193A JP 14619392 A JP14619392 A JP 14619392A JP 2945541 B2 JP2945541 B2 JP 2945541B2
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置、なかでも
カール取り手段を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】(第1の従来例) 従来よりのこの種の後処理装置を具備した第1の従来例
に係る画像形成装置は図9(a)に示すように構成され
ている。図9(a)において、画像形成装置としての複
写機1000の排出側には転写材を複数ビンへ分配する
後処理装置であるソータ1060が接続されている。
【0003】そして、複写機1000の画像形成は以下
のように行われる。プラテン1001上にセットされた
原稿を光学手段1002により読取り、スキャンしレン
ズ1003でCCD1004上に結像する。CCD10
04上の光学情報は電気信号に変換されポリゴンスキャ
ナ1005に送られレーザ光に変換されて感光ドラム1
006上に結像される。
【0004】感光ドラム1006回りには現像器ユニッ
ト1007,クリーナユニット1008等が配設されて
おり、感光ドラム1006上の潜像をトナーにより現像
し、転写材を感光ドラム1006に当接,転写すること
で画像形成を行なう。
【0005】一方、転写材はカセット1010,101
1よりピックアップローラ1012により給紙され、分
離ローラ対1013により1枚づつ分離され、搬送ロー
ラ1014によりレジストローラ1015まで送られ
る。次にレジストローラ1015で所定のタイミングど
りされた後、ドラム1006方向へ送られ、画像が転写
される。そして搬送ベルト1020によって定着器10
21へ搬送されて画像が定着される。定着後の転写紙は
ソータ1060内へ搬送され、ソータ1060の排出ロ
ーラ1062によりビン1061上へ排出される。
【0006】ここで転写材を1つのビンに排出するモー
ド(ノンソートモード)が選択されていると、ソータ1
060のビン群1063は最下位置、すなわちソータ排
出ローラ1062が最上ビン1061aに対応する位置
まで下降してから画像形成が行われ、設定された枚数の
転写材はすべて最上部のビン1061aに排出,積載さ
れる(図10(a))。
【0007】一方、ソートモードが選択されていると、
ソータ1060のビン群1063がソータ排出ローラ1
062がビン1061bに対応する位置まで移動して画
像形成が行われる。転写材がビン1061に排出される
ごとにビン群1063が上方へシフトし、転写材は1枚
づつ次のビンへと排出される。設定枚数の排出が終了す
ると、次にビン群1063を下方へ1ビンづつシフト
し、転写材を各ビンへ排出する。そしてこれをくり返し
転写材の分配を行う(図10(b))。
【0008】他方、コレートモードが選択されている
と、ビン群1063はソータ排出ローラ1062がビン
1061bに対応する位置に移動して画像形成が行われ
る。所定枚数の転写材がビン1061bに排出される
と、ビン群1063は1ビン分シフトし、ビン1061
cに転写材を排出する。所定枚数の転写材がビン106
1dに排出されるとビン群1063を1ビン分シフト
し、これを繰り返す(図10(c))。
【0009】このようにノンソートモード,ソートモー
ド,コレートモードと3種のソータの処理モードで後処
理が行われるが、各モードによってビン1061上の積
載状態が異なる。
【0010】ノンソートモードにおいてはビン1061
a上にのみ排出が行われる。ビン1061aは最上ビン
であるため、その上方をさえぎるものがなく、転写材が
多少のカールをしていても積載性の低下はおこらない。
【0011】ソートモードにおいては、ビン1061b
の上方にはビン1061aがあるためビン間のせまい空
間に転写材を排出することになり、排出される枚数が多
くなると、押し出しや落下、もぐり込みやジャムが発生
し、ノンソートモードに比べて積載性が低下する傾向に
ある。
【0012】さらにコレートモードにおいては、ビン間
のせまい空間に排出することと、連続的に同一ビンに排
出するため、転写材のカールがおちつかないうちに次の
転写材が排出され、ソートモードに比べてさらに積載性
が低下する傾向にある。
【0013】一方カール除去のためのカール取り手段1
030を定着器ユニット1021の下流に持つことも提
案されている。図9(b)に示したのがカール取り手段
1030の代表的構成であり比較的硬度の低い(発泡ウ
レタン等)上ローラ1031と1031より硬度の高い
(CRゴム70°等)下ローラ1032を加圧圧接する
ことでニップ1033をつくり、転写材の定着でのカー
ルと逆方向にカールづけすることでカールを除去しよう
とするものである。ここでは定着器ユニット1021で
上に凹の上方向のカールが発生したときそれを除くため
下に凹の下方向にカールづけを行うよう構成した例であ
る。 (第2の従来例)従来よりのこの種の画像形成装置は図
17に示すように構成されている。図17は電子写真方
式を用いた複写機の主断面である。
【0014】一方転写材はカセット1110,1111
よりピックアップローラ1112により給紙分離ローラ
対1113により1枚づつ分離され搬送ローラ1114
によりレジストローラ1115まで送られる。次にレジ
ストローラ1115で所定のタイミングどりされた後ド
ラム1106方向へ送られ画像が転写される。そして搬
送ベルト1120によって定着器1121へ搬送され、
画像が定着される。その後排紙トレイ1122上に排出
される。このように画像形成が行われる。
【0015】複写機1100の画像形成は以下のように
行われる。プラテン1101上にセットされた原稿を光
学手段1102により読取りスキャンしレンズ1103
でCCD1104上に結像する。CCD1104上の光
学情報は電気信号に変換されポリゴンスキャナ1105
に送られ、レーザ光に変換されて感光ドラム1106上
に結像される。
【0016】感光ドラム1106回りには現像器ユニッ
ト1107,クリーナユニット1108等が配設されて
おり、感光ドラム1106上の潜像をトナーにより現像
し、転写材を感光ドラム1106に当接,転写すること
で画像形成を行なう。
【0017】また、この種の画像形成装置は高温,高湿
例えば(30℃,95%)の条件から低温,低湿例えば
(10℃,10%)の条件まで比較的広い環境条件にお
いて使用されているが、個々の環境条件において排出さ
れる転写材のカールの状態が異なりその転写材の排出積
載性,整合性も一定せず、最悪の環境下ではカールによ
るまるまりやもぐり込み、トレイよりの落下、押し出
し、ジャム等の不具合が発生している。
【0018】即ち、常温,常湿例えば(20℃,60
%)において積載性および整合性ともに良好な場合にお
いても、高温,高湿環境下では排出される転写材が大き
く上方向に凹にカールし、上記の不具合が発生したり、
低温,低湿環境下でも排出される転写材が大きく上方向
凹にカールしたり端部が波うちカールになり上記の不具
合が発生している。
【0019】一方カール除去のためのカール取り手段1
030を定着器ユニット1121の下流に持つことも提
案されている。図 に示したのがカール取り手段の代表
的構成であり、比較的硬度の低い(発泡ウレタン等)上
ローラ1131と1131より硬度の高い(CRゴム7
0°等)下ローラ1132を加圧圧接することでニップ
1133をつくり、転写材の定着でのカールと逆方向に
カールづけすることでカールを除去しようとするもので
ある。ここでは定着器ユニット1121で上方向に凹の
カールが発生したときそれを除くため下方向に凹のカー
ルづけを行うよう構成した例である。 (第3の従来例) 従来よりのこの種の装置は図22(a)に示すようなも
のが知られている。図22(a)は電子写真方式を用い
た複写機主断面図であり、転写材の片面に画像形成を行
う片面複写モードと転写材の両面に画像形成を行う両面
複写モードと転写材の片面に複数回画像形成を行う多重
複写モードを有している。図22(a)においてプラテ
ン1201上にセットされた原稿を光学手段1202に
より読取りスキャンしレンズ1203でCCD1204
上に結像する。CCD1204上の光学情報は電気信号
に変換されポリゴンスキャナ1205に送られ、レーザ
光に変換されて感光ドラム1206上に結像される。感
光ドラム1206回りには現像器ユニット1207,ク
リーナユニット1208等が配設されており、感光ドラ
ム1206上の潜像をトナーにより現像し、転写材を感
光ドラム1206に当接,転写することで画像形成を行
なう。
【0020】ここで片面モード(A)で複写を行うと、
以下のようになる。
【0021】A−1 転写材はカセット1210,12
11よりピックアップローラ1212により給紙分離ロ
ーラ対1213により1枚づつ分離され搬送ローラ12
14によりレジストローラ1215まで送られる。
【0022】A−2 レジストローラ1215で所定の
タイミングどりされた後ドラム1206方向へ送られ、
画像が転写される。
【0023】A−3 搬送ベルト1220によって定着
器1221へ搬送され、画像が定着される。
【0024】A−4 排紙トレイ1222上に排出され
る。こうして複写が完了する。
【0025】両面モード(B)で複写を行うと図23に
示すようになる。
【0026】B−1 A−1〜A−3と同様。
【0027】B−2 フラッパ1243が切換わり、搬
送ローラ1241によりスイッチバックされて中間トレ
イ1240上に画像面を上にして排出される。
【0028】B−3 中間トレイピックアップローラ1
244,分離ローラ1245,搬送ローラ1214によ
りレジストローラ1215まで送られる。
【0029】B−4 レジストローラ1215で所定の
タイミングどりされた後、ドラム1206方向へ送られ
第2面目の画像が転写される。
【0030】B−5 A−3と同様。
【0031】B−6 再びフラッパ1243が切換わ
り、排紙トレイ1222上に排出される。こうして両面
の複写が完了する。
【0032】多重モード(C)で複写を行うと図24に
示すようになる。
【0033】C−1 A−1〜A−3と同様。
【0034】C−2 フラッパ1243が切換わり、搬
送ローラ1241により反転されて中間トレイ1240
上に画像面を下にして排出される。
【0035】C−3 中間トレイピックアップローラ1
244,分離ローラ1245,搬送ローラ1214によ
りレジストローラ1215まで送られる。
【0036】C−4 レジストローラ1215で所定の
タイミングどりされた後、ドラム1206方向へ送られ
第1面目に再び画像が転写される。
【0037】C−5 A−3と同様。
【0038】C−6 再びフラッパ1243が切換わ
り、排紙トレイ1222上に排出される。こうして多重
の複写が完了する。
【0039】以上のように(A)片面モード,(B)両
面モード,(C)多重モードの複写が行なわれるが各モ
ードごとに排紙トレイ1222上に排紙された転写紙の
カールの状態が異なる。
【0040】(A)の片面モードにおいては転写材の片
面に画像形成を行うためトナー面が片面となり転写紙は
上向きのカール(上方に凹)を示す傾向にある。
【0041】(B)の両面モードにおいては転写材の両
面に画像形成を行うためトナー面が両面となり転写材は
下向きのカール(下方に凹)を示す傾向にある。
【0042】(C)の多重モードにおいては転写材の片
面に画像形成後再び同じ面に画像形成を行うためのトナ
ー面が特に片面に偏り又定着器1221を2回同方向で
通過するため、転写材は(A)よりもさらに大きなカー
ルを示す傾向にある。
【0043】このように各モードによってカールの状態
が異なるため排紙積載が不良となり、排紙トレイ122
2上でのまるまり、もぐり込み、落下等が発生したり、
カールによる搬送パス内のジャムも発生していた。特に
ソータ等の後処理装置を接続すると転写材の積載空間が
排紙トレイ1222に比べて狭くなりこの傾向が一層顕
著になっていた。
【0044】一方カール除去のためのカール取り手段1
230を定着器ユニット1221の下流に持つことも提
案されている。図22(b)に示したのがカール取り手
段1230の代表的構成であり比較的硬度の低い(発泡
ウレタン等)上加圧ローラ1231と上加圧ローラ12
31より硬度の高い(CRゴム70°等)下加圧ローラ
1232を加圧圧接することでニップ1233をつくり
転写材の定着でのカールと逆方向にカールづけすること
でカールを除去しようとするものである。ここでは定着
器1221で上方向の(上方が凹の)カールが発生した
ときそれを除くため下方向に(下方に凹に)カールづけ
を行うよう構成した例である。 (第4の従来例) 図33に複数の光走査手段を有するレーザビームプリン
タの一例である4ドラムレーザビームプリンタを示す。
【0045】該プリンタは、潜像担持体たる電子写真感
光体(以下、感光ドラムとする)の周囲に、現像装置等
を有して構成される画像形成手段たる画像形成ステイシ
ョンが四個設けられ、該各画像形成ステイションにて形
成された感光ドラム上の画像が、該感光ドラムに隣接し
て移動通過する搬送手段上の転写材へ転写される構成と
なっている。
【0046】図33に示すようにマゼンタ,シアン,イ
エロー,ブラックの各色の画像を形成する各画像形成ス
テイションPm,Pc,Py,Pkには、それぞれ感光
ドラム1301M,1301C,1301Y,1301
Kが配置されており、各感光ドラムは矢印方向に回転自
在となっている。また、各感光ドラム1301M,13
01C,1301Y,1301Kの周囲には、帯電器1
302M,1302C,1302Y,1302K及び走
査光学装置1303M,1303C,1303Y,13
03K並びに現像装置1304M,1304C,130
4Y,1304K、そして、クリーナ1305M,13
05C,1305Y,1305Kが上記感光ドラムの回
転方向に沿って順次配設されており、さらに、各感光ド
ラムの下方に転写部1306が配設されている。該転写
部1306は、各画像形成ステイションに共通の転写材
搬送手段たる転写ベルト1306a及び転写用帯電器1
306M,1306C,1306Y,1306Kを有し
ている。
【0047】以上のようなプリンタにおいて、転写材供
給手段たる給紙カセット1307から供給された転写材
Pは、転写ベルト1306a上に支持されて各画像形成
ステイションへ搬送され、上記各感光ドラム上に形成さ
れた各色のトナー像を順次転写される。この転写工程が
終了すると、上記転写材Pは転写ベルト1306aから
分離されて後述の定着手段たる定着装置1308に転写
材案内手段たる搬送ベルト1309から搬送され、該転
写材P上にフルカラー画像が形成される。 (第5の従来例) 従来、電子写真方式等による画像形成装置において、転
写材として紙やOHP等の樹脂シートを用いている。電
子写真を例にとると、転写材は環境,定着条件,画像濃
度等により、画像形成終了後にカールを生じる。よって
上記カールを除去するため、あるいは装置に対して有利
な方向へのカールづけを行なうために、比較的軟らかめ
ローラ及び硬めのローラを組み合せたり、ベルトとロー
ラを組み合せたカール取り装置がある。 (第6の従来例) 従来、画像形成装置には、転写材の表裏(両面)又は片
面に複数回(多重)画像を形成できる、両面,多重装置
が装備されていることが少なくなく、転写材を有効に利
用するためにも裏面を使用することが増えるなど、両
面,多重装置の装備率が増加しつつある。
【0048】その中でも、複数色の画像を得られる画像
形成装置には、両面,多重装置が有効である。
【0049】例えば、感光ドラムのような回転円筒状あ
るいはエンドレスベルト状の像担持体を連続走行させ、
その表面感光層に所定のプロセスを介して、複数色のト
ナーによるカラートナー像を順次形成してゆき、これら
トナー像を前記像担持体表面に近接配置した転写ドラム
のような、転写材担持部材に保持された用紙などのシー
ト状転写材に重畳転写してカラー画像を得るように構成
されたカラー画像形成装置がすでに提案され実用化され
ている。このようなカラー画像形成装置はカラー画像だ
けでなくモノトーン(白黒)画像等でもできるため、両
面,多重との組合せでいろいろな画像情報を転写材上に
形成できる利点がある。 (第7の従来例) 図52(a)に示したのが第7の従来例に係る画像形成
装置であるカラー複写装置の断面図である。
【0050】図52(b)において画像形成装置はリー
ダ部Xと画像形成部としてのプリンタ部Yによって構成
されている。
【0051】リーダ部Xにおいてプラテン1657上に
セットされた原稿をランプ1651と第1ミラー165
2を速度VP で矢印方向に走査することで読み取る。ラ
ンプ1651と、第1ミラー1652で第1ミラー台1
653を構成する。原稿反射光は第1ミラー1652か
ら第2ミラー1654,第3ミラー1655を介しレン
ズ1658によりCCD1659上に結像される。第2
ミラー1654,第3ミラー1655で構成される第2
ミラー台1656は速度1/2VP で矢印方向へ移動す
る。
【0052】プリンタ部YにおいてCCD1659上に
結像された画像情報は、画像処理部を介し電気信号に変
換されレーザースキャナ1661により光学的信号とな
り出力される。レーザスキャナよりの光はミラー166
2a,1662bを介し感光ドラム1663上にあてら
れる。ドラム回りには帯電器,クリーナ等のプロセスユ
ニットが配設されている。現像器1665はM,C,
Y,BKの4色のトナーを有する4種があり矢印A方向
に一色づつ移動することによって順次現像を行ない画像
形成を行う。
【0053】一方カセット1671内に収納された転写
1672は給紙分離手段1673により1枚くり出さ
れレジストローラ1674によりタイミングどりを行っ
た後吸着ローラ1675により転写ドラム1677に吸
着担持される。
【0054】転写材1672は転写ドラム1677の回
転により画像転写位置まで搬送され、画像情報が転写材
に転写される。ここで感光ドラム1663,転写ドラム
1677の周速及び吸着ローラ1675,レジストロー
ラ1674の周速はプロセススピードVP となってい
る。
【0055】Mの像が転写されるとつぎに現像器166
5Cが現像位置に移動し上述のように転写材にCの像を
転写する。これをY,BKについても行ない4色のトナ
ーが転写された転写材は分離爪1678により転写ドラ
ム1677より剥離され、ベルト1679により定着ユ
ニット1676方向に搬送される。定着ローラ1676
によりトナー像は定着され排紙トレイ1680上に排出
される。
【0056】さてここで画像形成される画像条件につい
て考えてみる。前述説明においては、4色の現像を行な
い、4色のトナーを転写材上にのせるフルカラーモード
について述べたが、フルカラーモードだけでなく1色の
トナーだけで画像形成を行う単色モードや、2色,3色
のトナーを転写材上にのせて画像形成を行う、2色,3
色モードで画像形成する場合もある。
【0057】一般的に転写材の1面にトナー像をのせて
加圧,加熱ローラを通過させて定着するとトナー面上面
において上向きのカールが発生する(図52(b))。
この傾向は転写材上にのせられるトナー量と相関があ
り、トナー量が多くなると転写材のカール量も大きく逆
にトナー量が少ないと転写材のカール量も小さくなる。
【0058】さらに詳しく述べれば、 (A)画像濃度が濃く、画像密度の高い画像を4色フル
カラーで画像形成するとトナー量が多くなり転写材のカ
ール量も大きくなる。逆に、 (B)画像濃度がうすく、画像密度の低い画像を単色モ
ード画像形成する場合には、トナー量が少なくなり転写
材のカール量も小さくなる。 (第8の従来例)従来よりのこの種の装置は図56に示
すように構成されている。
【0059】図56は電子写真方式を用いた複写機17
00の主断面図で、プラテン1701上にセットされた
原稿を光学手段1702により読み取りスキャンしレン
ズ1703でCCD1704上に結像する。CCD17
04上の光学情報は電気信号に変換されポリゴンスキャ
ナ1705に送られ、再びレーザ光に変換され感光ドラ
ム1706上に結像される。
【0060】感光ドラム1706回りには現像器ユニッ
ト1707,クリーナユニット1708等が配設されて
いる。
【0061】一方転写材は第1のカセット1710、手
差しトレイ1711、第2,3,4のカセット171
2,1713,1714よりローラ1715,171
6,1717,1718,1719等を介して給紙さ
れ、ドラム1706上の画像情報が転写され搬送ベルト
1720により定着器ユニット1721に送られ、画像
定着後排紙トレイ1722上に排出される。
【0062】このようにして画像形成がおこなわれてい
る。
【0063】ここで手差しトレイ1711,第1のカセ
ット1710から給紙される場合(A)と第2,3,4
のカセット1712,1713,1714から給紙され
る場合(B)とを考えてみる。
【0064】一般的に転写材(記録紙)のセットは50
0枚ほどにパックされた転写材束のパックを開封し開封
した面を上向きにしたままカセットに入れる動作をユー
ザーは行う。ここで開封した面を第1の面としてその反
対側の面を第2の面とすると、(A)の場合は第1の面
を上にしたまま給紙され画像形成(転写)されそのまま
定着,排紙される。すなわち第1の面に画像形成される
モードである。
【0065】一方、(B)の場合は、第1の面を上にし
て給紙された後反転されて画像形成(転写)され定着,
排紙される。すなわち第2の面に画像形成されるモード
である。
【0066】ここで転写材の特性として第1の面と第2
の面とでその製造上の問題で差があることが知られてお
り、第1の面に転写,定着した場合と第2の面に転写,
定着した場合とでは、転写材のカールに差が生じる。具
体的には第1面に画像形成する場合の方が第2面に画像
形成する場合よりカールが少なくなる傾向がある。
【0067】
【発明が解決しようとする課題】
(第1の課題) しかしながら、第1の従来例に係るカール取り手段10
30を設けた場合においても次のような不具合が生じ
る。すなわちすべての後処理モードの積載性を向上させ
るためには、その最悪条件であるコレートモードの場合
にカール取り手段1030の条件を設定しなければなら
ない。
【0068】この場合には他のノンソートモードとソー
トモードのときには、過度のカール取りとなり、積載性
は向上しても必要以上のストレスを転写材にあたえてい
たり、カール取り手段1030の負荷が必要以上に大き
くなってしまう無駄が発生している。
【0069】又、カール取り手段1030が常に大きい
力で圧接されているため、カール取り手段1030の耐
久性も低下させている。
【0070】このように同一装置内で複数の後処理モー
ドが混在する場合では、単一のカール取り手段の動作条
件では効率の悪いカール取りが行なわれ、排紙積載性を
向上させることはできなかった。 (第2の課題) また、第2の従来例に係るカール取り手段1130を設
けた場合において、次のような不具合が生じる。すなわ
ちすべての環境条件の積載性を向上させるにはその最悪
条件である、高温,高湿又は低温,低湿場合にカール取
り手段1130の条件を設定しなければならない。この
場合には他の常温,常湿環境下のときには、過度のカー
ル取りとなり積載性は向上しても必要以上のストレスを
転写材にあたえていたり、カール取り手段1130の負
荷が必要以上に大きくなってしまう無駄が発生してい
る。
【0071】又高温高湿と低温低湿でカールの方向が異
なってしまった場合などにはどちらかの条件に固定する
ことはできなくなってしまう。
【0072】又、カール取り手段1130が常に大きい
力で圧接されているためカール取り手段1130の耐久
性も低下させている。
【0073】このように広い環境条件下で画像形成装置
が使用される場合では単一のカール取り手段1130の
動作条件では効率のよいカール取りを行ない排紙積載性
を向上させることはできなかった。 (第3の課題) また、第3の従来例に係るカール取り手段1230を設
けた場合においても以下のような不具合が生じる。
【0074】すなわち、(C)の場合に大きな上方向の
カールが発生しているのでこれを除くため図22(b)
のように下方向にカールづけを行い(C)のカールを除
き排紙積載性を向上させようとすると、反対に(B)の
場合のカールが下方向の大きなカールとなってしまい、
(B)の場合排紙積載性が悪化することや、ジャムの発
生等の不具合が発生してしまう。
【0075】このように同一装置内で片面モード,両面
モード又は多重モードが混在する場合では単一のカール
取り手段ではすべてのモードの排紙積載性を満足させる
ことができなかった。 (第4の課題) また、第4の従来例のカラー画像形成装置において、単
位時間当りのコピー枚数cpm(copy per mi
nute)が多いものでソーターを装着した機種の場
合、以下の様な問題が生じていた。即ち、カラー画像形
成後の記録材表面にはトナーが多層に形成されており、
これが定着装置1308において溶融され定着されるわ
けであるが、定着後の一度溶融したトナーは、冷却する
と凝集する。すなわち定着後、ある時間経過すると記録
材の表面にのみトナーの凝集による力がかかりその結果
記録材が、表面側に丸まってしまい(以下カール)ソー
ター内で充分な排紙ができていなかった。 (第5の課題) また、第5の従来例では、装置においてよく使用される
転写材、例えば普通紙(60〜100g/m2 )に合わ
せてローラ形状や材質、構成に設定してある。
【0076】近年では、ユーザーの要望により多種多様
の転写材、例えば厚紙(100〜230g/m2 程度)
やCHPシート、白色樹脂シート等にも対応した画像形
成装置が望まれている。
【0077】また、装置のシステム化により、ソータ
ー,ステープラー,製本等の画像形成後の転写材をハン
ドリングする装置の需要も高まってきている。上記ハン
ドリング装置において、転写材のカールは非常に悪影響
を及ぼし、ジャムやその他不良の原因となる。
【0078】そこで上記の様によく使用される普通紙に
対してカール対策を行なった場合、その他の転写材であ
る厚紙を使用した場合、必要以上に逆カールをつけてし
まい、かえって品位を落してしまったり、ジャムを起こ
してしまうという様に、多種の転写材に対応できないと
いう欠点があった。 (第6の課題) また、第6の従来例で、特にカラー画像形成装置では、
転写材を静電的な吸着力(クーロン力)により転写材担
持部材に保持させたり、複数色の異なるトナーを使用し
たり、モノトーン(白黒)画像形成装置よりも定着部で
のオイル量を多く使用したりするので、転写材の二回目
以降の使用は困難である。例えば、複数色の異なるトナ
ーを使用しているため、画像情報の量により転写材の定
着部通過後のカール量が異なり中間トレイへの搬送,再
給紙ができなかったり、転写材が転写材担持部材に吸着
できなかったりして、転写材がつまり(ジャム)作業性
が悪い欠点があった。 (第7の課題) また、第7の従来例にあっては、画像形成装置の画像条
件が種々におよぶため、単色モードでトナー量が少ない
(B)の場合のようにカール量が小さい場合には排紙積
載が良好に行われるが、フルカラーモードでトナー量が
多い(A)の場合のようにカール量が大きい場合には排
紙積載が不良となり排紙トレイ上でのまるまり,もぐり
込み,落下等が発生したり、カールによる搬送パス内の
ジャムも発生していた。特にソータ等の後処理装置を接
続すると転写材の積載空間がトレイに比べて狭くなりこ
の傾向が一層顕著になっていた。
【0079】一方カール除去のためのカール取り手段1
630を定着器ユニット1676の下流に持つことも提
案されている。
【0080】図52(c)に示したのがカール取り手段
の代表的構成であり、比較的硬度の低い(発泡ウレタン
等)上加圧ローラ1631と上加圧ローラ1631より
硬度の高い(CRゴム70°等)下加圧ローラ1632
を加圧圧接することでニップ1633をつくり、転写材
の定着でのカールと逆方向にカールづけすることでカー
ルを除去しようとするものである。ここでは定着器16
31で上方向に凹のカールが発生したときそれを除くた
め下方向に凹にカールづけを行うよう構成した例であ
る。
【0081】このカール取り手段1630を設けた場合
においても以下のような、不具合が生じる。すなわち
(A)の場合のように大きな上方向のカールが発生した
ときにこれを除くため図52(c)のように下方向にカ
ールづけを行い、(A)の場合のカールを除き排紙積載
性を向上させようとすると、反対に(B)の場合のカー
ルが下方向のカールとなってしまい(B)の場合排紙積
載性が悪化することや、ジャムの発生等の不具合が発生
してしまう。
【0082】このように同一の装置内で種々の画像条件
が混在するため単一のカール取り手段ではすべての場合
の排紙積載性を満足させることができなかった。 (第8の課題) また、第8の従来例にあっては、このように同一の装置
において第1面に画像形成する場合と、第2面に画像形
成する場合が混在するため(A)の場合には排紙積載が
良好に行われるが(B)の場合には排紙積載が不良とな
り排紙トレイ上でのまるまりや、もぐり込み,落下等が
発生していた。特にソータ等の後処理装置を接続する
と、転写材の積載空間がトレイ1722に比べて狭くな
りこの傾向が一層顕著になっていた。又、カールによる
搬送パス内のジャムも発生していた。
【0083】一方カール除去のためのカール取り手段1
730を定着器ユニット1721の下流に持つことも提
案されている。
【0084】図56(b)に示したのがカール取り手段
の代表的構成であり、比較的硬度の低い(発泡ウレタン
等)上加圧ローラ1731と上加圧ローラ1731より
硬度の高い(CRゴム70°等)下加圧ローラ1730
を加圧圧接することでニップ1733をつくり転写材
定着でのカールと逆方向にカールづけすることでカール
を除去しようとするものである。ここでは定着器で上方
向に凹のカールが発生したときそれを除くため下方向に
凹にカールづけを行うよう構成した例である。
【0085】このカール取り手段1730を設けた場合
においても前述のような不具合が生じる。すなわち
(B)の場合に大きな上方向に凹のカールが発生したと
する。これを除くため図56(b)のように下方向に凹
にカールづけを行い(B)のカールを除き排紙積載性を
向上させようとすると反対に(A)の場合のカールが下
方向に凹のカールとなってしまい、(A)の場合排紙積
載性が悪化することや、ジャムの発生等の不具合が発生
してしまう。
【0086】このように同一の装置内で第1面に画像形
成する場合(A)と第2面に画像形成する場合(B)が
混在するため単一のカール取り手段ではすべての場合の
排紙積載性を満足させることができなかった。
【0087】又、第1のカセット1710からの給紙さ
れても第2〜4のカセット1712,1713,171
4から給紙されても第1の面に画像形成させるには第1
のカセット1710には開封面を上にしてセットして第
2〜4のカセット1712,1713,1714には開
封面を下に向けてセットすればよいが、ユーザーのオペ
レートがカセットごとに異なり煩雑になってしまう不具
合も発生していた。
【0088】本発明は上記課題を解決するためになされ
たもので、その目的とするところは、後処理装置が複数
の後処理モードを備えている場合にあっても効率の良い
適切なカール取りを行いうる画像形成装置を提供するこ
とにある。
【0089】また他の目的は、広く異なる環境下におい
ても、効率のよい適切なカール取りを行いうる画像形成
装置を提供することにある。
【0090】さらに他の目的は、複数の複写モードを備
えている場合にあっても、効率の良い適切なカール取り
を行いうる画像形成装置を提供することにある。
【0091】また、加熱定着後の転写材のカールを、画
像の種類或はトナー量に応じて適切に除去しうる画像形
成装置を提供することも目的としている。
【0092】また、転写材の種類、画像濃度、環境、画
像形成後の転写材のハンドリングモード等に応じ転写材
の最適なカール取りを行うことで、転写材のハンドリン
グを容易に行えるようにする。
【0093】また、転写材のカール量を検知することで
画像形成モードのシーケンスを変更できるようにするこ
とを目的とする。
【0094】また、転写材の画像形成条件に応じて転写
材のカール取りを適切に行えるようにする。
【0095】また、第1面に画像形成する場合(A)と
第2面に画像形成する場合(B)が混在してカールの程
度が異なる場合でも、適切なカール取りが行えるように
する。
【0096】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、定着装置を通過して未定着画像の
加熱定着が行われ画像形成された転写材に対するカール
矯正力を変更可能としたカール取り手段と、 前記カール
取り手段によるカール矯正が行われた転写材を複数ビン
の少なくとも1つに排出可能とする後処理装置と、 を備
えた画像形成装置において、 前記後処理装置は、処理モ
ードとして転写材を1枚ずつ順次複数ビンへ排出するソ
ートモードと、所定枚の転写材を1つのビンへ排出し次
に他のビンへ所定枚の転写材を排出するコレートモード
とを有し、 前記後処理装置の処理モードがソートモード
とコレートモードとの間で切り換えを行った場合、前記
カール取り手段によるカール矯正力を変更するように前
記カール取り手段を制御する制御部を有することを特徴
とする。
【0097】像担持体の潜像を可視像化する複数の現像
手段を有し、この複数の現像手段の少なくとも1つを選
択し、単色あるいは複数色の画像を転写材上に形成し、
前記転写材上の未定着画像を定着装置により加熱定着し
て画像形成を行う画像形成手段と、 画像形成された転写
材に対するカール矯正力を変更可能としたカール取り手
段と、 を備えた画像形成装置において、 選択された前記
現像手段の数に応じて前記カール取り手段によるカール
矯正力を変更する制御部を有することを特徴とする。
【0098】前記カール取り手段を制御する制御部は、
選択された現像手段の数と形成される画像の画像濃度に
応じ、前記カール取り手段を制御することも好適であ
る。
【0099】前記カール取り手段を制御する制御部は、
選択された現像手段の数と形成される画像の画像密度に
応じ、前記カール取り手段を制御することも好適であ
る。
【0100】前記カール取り手段を制御する制御部は、
選択された現像手段の数ごとの画像濃度または画像密度
と、前記カール取り手段の制御条件との対応を示すテー
ブルを備え、 前記テーブルに基づいて前記カール取り手
段を制御することも好適である。
【0101】前記カール取り手段は、転写材を挟持して
加圧する加圧手段と、前記加圧手段の加圧力を変更する
加圧力調整手段と、 を備えることも好適である。
【0102】前記加圧手段は、硬度の異なる回転体対で
あることも好適である。
【0103】前記カール取り手段は、転写材の一方の面
側より冷却または加熱する手段と、前記冷却または加熱
する手段と転写材との間で授受される熱量を変更する制
御手段と、 を備えることも好適である。
【0104】前記カール取り手段は、転写材を異なる側
に撓ませる手段を有し、カール取り方向を変更すること
によりカール矯正力を変更することも好適である。
【0105】
【作用】上記構成の本発明にあっては、後処理装置の後
処理モードがソートモードとコレートモードとの間で切
り換えを行った場合、前記カール取り手段によるカール
矯正力を変更するので、各後処理モードに対応した適切
なカール取りを行うことが可能となり、過度のストレス
を転写材にあたえることなく、カール取り手段の負荷が
必要以上に大きくなるという無駄の発生のない効率のよ
いカール取りが可能となり、後処理装置における排紙・
積載性が向上する。
【0106】また、複数の現像手段のうちの選択された
現像手段の数に応じて転写材に対するカール矯正力を変
更することにより、形成される画像条件に応じた適切な
カー ル取りを行うことが可能となる。
【0107】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。発明
を理解する上で参照されるべき様々な実施例を以下詳細
に説明するが、各請求項にかかる発明に対応する実施例
は以下の通りである。 請求項1は実施例1及び2と、請
求項2は実施例20〜25と、請求項3は実施例20
と、請求項4は実施例21と、請求項5は実施例20〜
22と、請求項6は実施例1,20及び21と、請求項
7は実施例1,20及び21と、請求項8は実施例2及
び22と、請求項9は実施例23,24及び25と対応
している。 (第1の実施例) 以下第1の実施例に係る画像形成装置を図1及び図2を
用いて電子写真複写装置に使用される場合について説明
する。
【0108】なお、基本構成,基本動作は図9(a)で
示した第1の従来例と同様であるため詳細説明ははぶ
く。ここではカール取り手段の制御について詳しく述べ
る。
【0109】図はカール取り手段15の一実施例の主断
面であり、本体画像形成装置1000(図9(a))の
定着器1021の下流におかれている。
【0110】発泡ウレタン等の比較的硬度の低い材質で
つくられている加圧上ローラ1をクロロプレンゴム70
°等の1に比べて硬度の高い材質でつくられている加圧
下ローラ2に加圧変形させてニップ11をつくり、この
間に転写材を通過させることによってカール取りを行う
ものである。この場合は転写材は下方向(下に凹)へ曲
げられるため上方向のカール(上に凹)を矯正すること
になる。
【0111】加圧下ローラ2は不図示の側板に回転可能
にとりつけられ、不図示の駆動手段によりシート搬送方
向(矢印C方向)に回転する。加圧上ローラ1は加圧下
ローラ1に圧接されることにより従動回転し、補助側板
4に回転可能に支持されている。一方補助側板4は側板
に対し支点3を中心に揺動自在になっており、また支点
3と反対側には扇形ギア部4aがある。扇形ギア部4a
には,ギア5,6,7がかみ合っており、加圧モータ8
の駆動を補助側板4に伝達している。すなわち加圧モー
タ8がA方向に回転すると補助側板4はA方向に回転
し、したがって加圧ローラ1は加圧方向に移動する。
【0112】一方加圧モータ8がB方向に回転すると補
助側板4はB方向に回転し、したがって加圧上ローラ1
は加圧が弱くなる方向に移動する。
【0113】補助側板4の上下端面近くには、センサ
9,10,13が設けられており、第1の加圧位置(実
線示)と第2の加圧位置(二点破線示)とその中間の第
3の加圧位置とを検知している。センサ9,10,13
の検知信号は画像形成装置の制御部12へ送られる。そ
して、加圧上ローラ1の加圧の制御は制御部12によっ
て行われる。
【0114】図1(b)はブロック線図であり、入力側
には操作部等のモード入力手段14とセンサ9,10,
13がつながれている。一方出力側には加圧モータ8が
つながれており、制御部12によってその回転方向及び
回転角度が制御される。
【0115】図2はフローチャートで、これを用いて制
御動作の説明を行う。ここで画像形成装置として図に示
した構成のものとする。まず不図示の操作部より所定の
後処理モード(ノンソート,ソート,コレート)を入力
する。このデータは制御部12へ送られる。コピースタ
ートボタン(不図示)の押下により加圧ローラ1をホー
ムポジション(二点サ線示)へ戻す動作を行う。センサ
10がONしているかチェックし、ONしていれば次の
ステップ、ONしていなければ加圧モータ8をB方向に
回転させて補助側板4がセンサ10をよぎってONさせ
て停止する。これで加圧ローラ1のホームポジションへ
の移動は完了する(ステップ1)。このホームポジショ
ンでは加圧上ローラ1と加圧下ローラ2とは弱く接して
いるためカール取り性能は弱い。
【0116】次にステップ2〜3で後処理モードを決定
する。
【0117】ソートモードが設定されていればステップ
2でYとなり、加圧上ローラ1の移動を行う。ここでソ
ートモードでは転写材はビン内の狭い空間に排出される
ため、加圧上ローラ1を第3の加圧位置にして、ホーム
ポジションよりもカール矯正力をあげる。即ち、ステッ
プ4でセンサ13がOFFになるまですなわち補助側板
4がセンサ13を抜けるまでモータ8をA方向に回転さ
せる。そして、センサ13OFFにより第3の加圧位置
に加圧上ローラ1が移動したことを検知すると通常のコ
ピー動作が開始される。
【0118】ノンソートモードが設定されていればステ
ップ2でN、ステップ3でYとなり、加圧上ローラ1は
ホームポジションのまま移動は行わずに通常コピー動作
を開始する。ノンソートモードでは転写材は最上ビンの
広い空間に排出されるため、加圧上ローラ1の加圧を弱
くしてカール矯正力を弱める。
【0119】コレートモードが設定されていると、ステ
ップ2でN、ステップ3でNとなり、加圧上ローラ1の
移動を行う。コレートモードでは転写材はビン内の狭い
空間に連続的に排出されるため上ローラ1を第1の加圧
位置にしてカール矯正力を高める。ステップ5でセンサ
9がONになるまで、すなわち補助側板4がセンサ9を
よぎるまで加圧モータ8をA方向に回転させる。センサ
9ONにより、第1の加圧位置に上ローラ1が移動した
ことを検知すると通常のコピー動作が開始される。この
ように、後処理モードに応じて必要最低限のカール取り
手段の加圧力をあたえる。 (第2の実施例) カール取り手段の動作条件とは加圧ローラの加圧力に限
られるものではなく、転写材を冷却又は加温する温度で
あってもよい。図3に示したのがファン23により画像
面を冷却しカール取りを行うタイプのカール取り手段1
5である。設置される位置は同じく定着器下流である。
シートパスは上ガイド板21と下ガイド板22によって
構成され、それぞれのガイド板21,22には冷却穴2
1a,22aが空けられている。上ガイド板21の上方
には冷却ファン23がとりつけられており、矢印方向に
冷却風を送るようになっている。なお24,25は転写
排出ローラである。
【0120】ここで第1の実施例(図2)と同様にステ
ップ2〜3でソートモードであると判断されるとファン
を1/2デューティー(例えば24V定格を12Vで駆
動)で駆動し、コレートモードであると判断されるとフ
ァンを100%デューティー(24V定格を24Vで駆
動)で駆動する。ノンソートモードであると判断される
とファンをOFFする。
【0121】すなわち1/2デューティーであればファ
ンの風量は減り、転写材の冷却が弱くなりカール取り効
果がよわまり、100%デューティーでは風量は増し冷
却が強くなりカール取り効果が強まる。ファンOFFで
はカール取り手段は非動作となる。よって第1の実施例
と同様にそれぞれのモードに適したカール取りを行うこ
とができる。
【0122】前述の場合には冷却ファン23を用いて
写材の上面を冷却したが、冷却ローラを用いて転写材
上面を冷却するものでもよい。
【0123】また加熱ローラを用いて転写材の下面を加
熱してカール取りを行うタイプのカール取り手段であっ
てもよい。この場合カール取りの必要が大きいコレート
モードであるとき加熱温度を高くソートモードでは低く
し、ノンソートモードでOFFするようにする。
【0124】なお、後処理装置としてはソータだけに限
られるものではなく綴じ具例えばステイプラを有する後
処理装置であってもよい。具体的にはステイプラソータ
を例に説明を行う。
【0125】図4(a)に示したのはステイプラ付ソー
タの主断面図である。図4(b)はビン上視図、図4
(c)は排出口拡大図である。図において後処理装置と
してのステイプラソータ30内にはソート排出口30a
の1ビン下にステイプラユニット31が取付けられてい
る。ステイプラユニット31は、ビン34内に出没可能
になっており、ステイプル時にはビン34内へ出てビン
シフト時には退避する。ビンユニット33は複数枚のビ
ン34を有し、上下方向へ1ビン分づつシフトする。ま
たビンユニット33にはビン34を貫通し回動可能な整
合バー35が設けられ、対向する整合壁36に排出され
転写材を押しつけて整合を行う。
【0126】又、ステイプラユニット31のとなりには
転写材の端部を押圧してステイプル時ステイプラユニッ
ト31が転写材端部にひっかからない様にする紙押えア
ーム36が設けられている。
【0127】ノンソートモード,コレートモード,ソー
トモードの動作は前述と同じである。ステイプルソート
モードの動作は図5に示すようになされる。 1)ソートモードと同様動作でコピー用紙をすべてビン
34に分配排出する(図5(a))。 2)整合バー35が揺動し転写材を整合する(同図
(b))。 3)整合バー35が転写材を押え、紙押えアーム36が
転写材を押える。ステイプラユニット31がステイプル
位置へ移動(同図(c)( d))。 4)ステイプラユニット31が転写材にステイプルを行
う。 5)整合バー35,紙押えアーム36,ステイプラユニ
ット31が退避する。 6)1ビンシフト(同図(e))。 7)動作3)〜6)を繰り返す。
【0128】図6のフローチャートで制御動作の説明を
行う。これは図2のフローチャートのステップ1とステ
ップ2の間にステップ1′が入ったものである。コピー
スタートによりステップ1で加圧ローラ1のホームポジ
ションへの移動を行う。ステップ1′で複写モードのう
ちステイプルを行うか否かを判断する。ステイプルを行
わなければステップ2へ進み、前述と同様な動作に入
る。ステイプルを行うモードではビンの間隔よりもステ
イプラの上下の間隔の方がせまいため、ステイプルを行
わないモードよりもカール矯正力をあげる必要がある。
このためステイプルを行うモードではすべてのソートモ
ードであってもコレートモードであっても加圧上ローラ
1を第1の加圧位置にしてカール矯正力を上げる。そし
て、ステップ5でセンサ9がONになるまで加圧モータ
8をA方向に回転させて加圧上ローラ1を第1の加圧位
置に移動させる。その後通常のコピー動作が開始され
る。
【0129】このようにステイプラ等の綴じ具を有する
ものは通常のソータのビン間よりもステイプラの上下間
が狭いため少しのカールが発生してもステイプル不良等
の不具合が生じやすいが、ステイプルモードのときは通
常よりカール矯正力を大きくし、カールの除去を行う。
【0130】なお、後処理装置として折り機を有するも
のであってもよい。図7は折り機40とフィニッシャ5
0が組合わされた後処理装置の主断面である。
【0131】複写機0の下流に取り付けられた折り機4
0は折りを行わない紙パス41と折りを行う紙パス4
2,43,44を有し、折りは3本の折りローラ45に
よって行われる。
【0132】さらに下流にはフィニッシャ50があり、
スタックトレイ54に転写材を積載するスタックモード
パス51とステイプルトレイ57に転写材を排出するス
テイプルモードパス52を有している。ステイプルトレ
イ側部にはステイプラユニット55が設けられ、ステイ
プル後の転写材はパス53を通過し、落下トレイ56に
積載される。この後処理装置のモードは下記の4モード
である。 1)折りなしスタックモード 2)折りなしステイプルモード 3)折りありスタックモード 4)折りありステイプルモード 各モードの転写材の動きを説明する。 1)折りなしスタックモード(図7(a)) 複写機0より排出された転写材はパス41,51を通
り、スタックトレイ54にすべて積載される。スタック
トレイ54は積載される枚数により順次下降して行き、
多数の転写材を積載する。本モードではスタックトレイ
54が下降して行くため排出口からの高さが比較的あり
転写材のカールに対する余裕は大きい。 2)折りなしスタックモード(図7(a)) 複写機0より排出された転写材はパス41,52を通り
ステイプルトレイ57に排出される。所要枚の転写材
排出積載されると、ステイプラ55が動作し、ステイプ
ルを行ない、パス53を通り、落下トレイ56に積載さ
れる。
【0133】本モードではステイプルを行うため積載さ
れた転写材厚みが、ステイプラ55の上下の開口部
より、小さくなければならない。そのためカールに対す
る余裕は1)のモードよりも小さくなる。 3)折りありスタックモード(図7(b))転写材 はパス42,43,44を通り折りローラ45に
より折りが行われ、スタックトレイ54に排出、積載さ
れる。
【0134】モード1)と同様にスタックトレイ54は
積載される枚数により順次下降して行くため排出口から
の高さはとれるが、転写材が折られているため転写材
に空気層が入り、転写材の積載高さは高くなりやすくな
る。このため転写材カールがあると多数枚の積載を阻害
することになり、カールに対する余裕は1)のモードよ
りも小さくなる。ここではモード2)と同レベルである
ことにする。 4)折りありスタックモード(図7(b))転写材 はパス42,43,44を通り、折りローラ45
により折りが行われ、ステイプルトレイ57に排出され
る。所要枚の転写材が排出積載されると、ステイプラ5
5が動作し、ステイプルを行ない、パス53を通り、ト
レイ56に積載される。本モードでは、折られた転写材
束の厚みがステイプラ55の上下の開口部より小さくな
ければならず、カールに対する余裕は小さくモード
2),3)よりも小さい。
【0135】図8フローチャートを用いて制御動作の
説明を行う。不図示の操作より所定の後処理モード(折
りアリ,ナシ,ステイプル,スタック)を入力する。こ
のデータは制御部12へ送られる。コピースタートボタ
ン(不図示)の押下により、加圧ローラ1をホームポジ
ションへもどす。図2,6のステップ1と同じ動作を行
う。このホームポジションでは上加圧ローラ1と下加圧
ローラ2は弱く接しているため、カール取り性能(矯正
力)は弱い。
【0136】そして、ステップ2〜4で後処理モードを
判定する。ステップ2で折りモードがあるかないかを判
定する。折りモードがなければステップ3へ進み、折り
モードがあればステップ4へ進む。ステップ3ではステ
イプルを行うか行わないかを判定する。ステイプルをし
なければステップ7へ、ステイプルを行うときはステッ
プ5へ進む。ステップ4でもステイプルを行うか行わな
いかを判定する。ステイプルを行わなければステップ5
へ、行うときはステップ6へ進む。 1)折りなしスタックモードが選択されていれば、ステ
ップ2でN、ステップ3でNとなり、上加圧ローラ1は
ホームポジションのまま移動は行わず、通常コピー動作
を開始する。このモードではカールに対する余裕がある
ため、弱いカール矯正力にとどめ過度のカール取りは行
わない。 2)折りなしステイプルモードが選択されていればステ
ップ2でN、ステップ3でYとなり、上加圧ローラ1の
移動を行う。上加圧ローラ1を第3の加圧位置にしてホ
ームポジションよりカール矯正力をあげる。ステップ5
で上加圧ローラ1の移動を行う。このモードではステイ
プルを行うためモード1)よりもカールに対する余裕が
ないため、カール矯正力を高くする。 3)折りありスタックモードが選択されていればステッ
プ2でY、ステップ4でNとなり、上加圧ローラ1の移
動を行う。上記2)の動作と同様にステップ5で上加圧
ローラ1を第3の加圧位置にして、カール矯正力をホー
ムポジションより上げる。このモードでは折りが行われ
るためモード1)よりもカールに対する余裕がなく、カ
ール矯正力を高くする。ここでモード2),3)と加圧
位置を同じにしているが、それぞれ別の加圧位置にして
もよい。 4)折りありステイプルモードが選択されていればステ
ップ2でY,ステップ4でYとなり、上加圧ローラ1を
第1の加圧位置にしてカール矯正力をさらに高める。ス
テップ6で上加圧ローラ1の移動を行う。このモードで
は折りまげられた転写材の束をステイプルするためモー
ド2),3)よりさらにカールに対する余裕度がなく、
カール矯正力をさらに高くするそれぞれのモードで上加
圧ローラ1の移動が所要位置まで完了するとステップ7
へ進み、通常コピー動作が開始される。このようにそれ
ぞれの後処理モードに適した必要最低限のカール取り手
段の加圧力を与えている。 (第3の実施例) 以下本第3の実施例を図11〜図13を用いて説明す
る。基本構成,基本動作は図9で示した第1の従来例と
同様であるため詳細説明は除く、ここでは環境条件の検
知、及びカール取り手段の制御について詳しく述べる。
【0137】図11は本実施例断面図で画像形成装置の
使用環境を検知する環境センサ120が本体内所要位置
に設置されている。ここでは環境センサ120は温度セ
ンサである。環境センサ120によって検知された温度
は電圧出力されて本体画像形成装置制御部112へ送ら
れる。
【0138】図12(a)は本実施例のカール取り手段
115の一実施例主断面であり本体画像形成装置100
(図11参照)の定着器1021の下流におかれてい
る。
【0139】発泡ウレタン等の比較的硬度の低い材質で
つくられている上加圧ローラ101をクロロプレンゴム
70°等の上加圧ローラ101に比べて硬度の高い材質
でつくられている下加圧ローラ102に加圧変形させて
ニップ111を作り、この間に転写材を通過させること
によってカール取りを行うものである。この場合はシー
トは下方向に凹へ曲げられるため上方向に凹のカールを
矯正することになる。
【0140】下加圧ローラ102は不図示の側板に回転
可能にとりつけられ、不図示の駆動手段によりシート搬
送方向(矢印C方向)に回転する。
【0141】上加圧ローラ101は下加圧ローラ102
に圧接されることにより従動回転し、補助側板104に
回転可能に支持されている。
【0142】一方補助側板104は側板に対し支点10
3を中心に揺動自在になっておりまた支点と反対側には
扇形ギア部104aがある。
【0143】扇形ギア部104aにはギア105,10
6,107がかみ合っており、加圧ステッピングモータ
108の駆動を補助側板104に伝達している。
【0144】すなわち加圧ステッピングモータ108が
A方向に回転すると104はA方向に回動ししたがって
上加圧ローラ101は加圧方向に移動する。
【0145】一方加圧モータ108がB方向に回転する
と104はB方向に回動し、従って上加圧ローラ101
は加圧が弱くなる方向に移動する。
【0146】補助側板104の上近くにはセンサ110
が設けられており、加圧ローラのホームポジション(2
点鎖線示)を検知する。
【0147】上加圧ローラ101の加圧の制御は制御部
112によって行われる。
【0148】図12(b)はブロック線図であり、入力
側には環境センサ120とセンサ110がつながれてい
る。一方出力側には加圧ステッピングモータ108がつ
ながれており、制御部112によってその回転方向及び
回転角度が制御される。
【0149】図13(a)はフローチャート、図13
(b),(c)は環境センサ120の出力電圧より加圧
モータ108のステップ角nを決定するテーブルで、制
御部112のメモリー内に記憶されている。不図示のコ
ピースタートボタンの押下によりスタートし、ステップ
1で加圧ローラ101をホームポジション(2点鎖線)
へもどす動作を行う。センサ110がONしているかチ
ェックし、ONしていれば次のステップへ進みONして
いなければ加圧ステッピングモータ108をB方向に回
転させて補助側板104がセンサ110をよぎってON
すると停止する。これで加圧ローラ101のホームポジ
ションへの移動は完了する。(ステップ1)次にステッ
プ2で加圧モータ108のステップ角(加圧ローラ1の
移動量)を決定する。環境センサ120の出力電圧と温
度との関係は図13(a)の関係になっている。例えば
環境センサ120出力電圧がV1 のとき温度はt1 ℃、
V2のときt2 ℃である。図13(b)は温度と加圧モ
ータ108のステップ角との関係を示している。すなわ
ち温度がt1 ℃のときステップ角はn1 、t2 ℃のとき
n2 であると決定する。図13(c)に示すようにテー
ブルは凹形をしており、常温近くはカール量が小さいた
め、ステップ角を小さくして加圧ローラ108の加圧を
弱くし低温,高温になるにしたがってカール量が大きく
なるため、ステップ角を順次大きくして行き加圧ローラ
108の加圧を強くし、カール矯正力を高める。
【0150】このようにステップ2で加圧モータ108
のステップ角を環境センサ120出力より決定すると、
ステップ3で加圧ローラ108の移動を行う。そして、
ステップ2で決定したステップ角nに至るまで加圧モー
タ108をA方向に回転させ停止させる。これにより加
圧ローラ101は環境条件にあった適正な加圧条件に設
定される。カール取り手段115の条件設定が完了する
と通常のコピー動作を開始する。 (第4の実施例) カール取り手段の動作条件とは加圧ローラ108の加圧
力に限られるものではなく、転写材を冷却、又は加温す
る熱量であってもよい。又、環境条件は温度に限られる
ものではなく湿度であってもよい。画像形成装置100
内の環境センサ120を湿度センサにし、カール取り手
段として冷却ファンを用いた場合について説明する。
【0151】図14(a)に示したのが冷却ファン12
3により画像面を冷却し、カール取りを行うタイプのカ
ール取り手段115である。設置される位置は同じく定
着器1021下流である。シートパスは上ガイド板12
1と下ガイド板122によって構成され、それぞれのガ
イド板121,122には冷却穴121a,122aが
空けられている。上ガイド板121の上方には冷却ファ
ン123が取り付けられており、矢印方向に冷却風を送
る様になっている。124,125は転写材排出ローラ
である。この場合には前述の第3の実施例の温度データ
のかわりに湿度データを用い、それにもとづきステッピ
ングモータ回転角のかわりに、冷却ファン123の駆動
電圧を制御する。冷却ファン123は駆動電圧を上げて
風量を上げると、カール矯正力は上がり、逆に駆動電圧
を下げて風量を弱めるとカール矯正力は低下する。
【0152】図14(b)はブロック線図であり、入力
側には環境センサ120である湿度センサがつながれて
いる。一方出力側には冷却ファン123がつながれてお
り、制御部112によってその駆動電圧が制御される。
【0153】図15(a)はフローチャート、図15
(b),(c)は環境センサ120の出力電圧より冷却
ファン123の駆動電圧dを決定するテーブルで、制御
部112のメモリー内に記憶されている。不図示のコピ
ースタートボタンの押下によりスタートし、次にステッ
プ2で冷却ファン123の駆動電圧を決定する。環境セ
ンサ120の出力電圧と湿度との関係は図15(b)の
関係になっている。例えば環境センサ120の出力電圧
がV1 のとき湿度はh1 %、V2 のときh2 %である。
図15(c)は温度ァン駆動電圧との関係を示してい
る。すなわち、湿度がh1 %のとき駆動電圧はd1 、h
2 %のときd2 であると決定する。図15(c)に示す
ようにテーブルは凹形をしており、常湿近くはカール量
が小さいため駆動電圧を下げて冷却力を弱くし、低湿,
高湿になるにしたがってカール量が大きくなるため駆動
電圧を順次大きくして行き、冷却力を強くし、カール矯
正力を高める。このようにステップ2でファンの駆動電
圧を環境センサ出力より決定するとステップ3で冷却フ
ァン123の駆動を行う。ステップ2で決定した電圧d
に至るまで駆動電圧を上げる。これにより冷却ファン1
23は環境条件にあった適正な冷却条件に設定される。
カール取り手段115の条件設定が完了すると通常のコ
ピー動作を開始する。
【0154】ここで環境条件の検知に各センサを用いた
例を示したが、画像形成装置の操作部より入力するよう
にしてもよい。
【0155】また温度,湿度の両方を検知し、その情報
をもとに、例えば絶対湿度等を算出しカール取り手段1
15を制御してもよい。
【0156】前述の場合には冷却ファン123を用いて
転写材の上面を冷却したが、冷却ローラを用いて転写材
の上面を冷却するものでもよい。
【0157】また加熱ローラを用いて転写材の下面を加
熱してカール取りを行うタイプのカール取り手段であっ
てもよい。
【0158】さらにカール取り手段の動作条件とはカー
ル取り方向であってもよい。
【0159】図16に示したものが各環境によってカー
ル方向が異なる場合に適用できる実施例である。例えば
低温低湿環境の場合には大きく下へ凹のカール、高温高
湿環境の場合には大きく上に凹のカールというようにカ
ール方向までも異なっても使用できる。 (第5の実施例) 図16(a)は中加圧ローラ102の上,下に発泡ウレ
タン製の上,下加圧ローラ101a,101bが加圧圧
接しており、パスは上パス136,下パス137の2つ
のパスを有する。入口側にはフラッパ131が取り付け
られ、パス136,137を切換える。切換はばね13
4に取付けられているリンク132を介してソレノイド
133によって行われる。又、中加圧ローラ102は正
逆転可能で、パス136が選択されるとX方向、パス1
37が選択されるとY方向に回転する。 (第6の実施例) 図16(b)は上下加圧ローラ101a,101bの代
りにピンチローラ141と142を用いた3本ローラタ
イプのカール取り手段であり、パス,切換,動作は同一
構成である。ここで前述同様低温低湿環境であると判断
されると、下に凹のカールであるため上に凹のカールづ
をするパス137が選択される。すなわちソレノイド
133がOFFし、フラッパー131は2点鎖線位置に
なり、中加圧ローラ102はY方向に回転する。高温高
湿環境であると判断されると、上に凹のカールであるた
め下方カールづけをするパス136が選択される。ソレ
ノイド133がONしフラッパ131は実線位置にな
り、中加圧ローラ102はX方向に回転する。 (第7の実施例) 図16(c)はパスの曲率でカールの矯正を行うもの
で、シートパス141で下方カールづけをしてシートパ
ス142で上方カールづけをする。ソレノイド等のフラ
ッパ131回りの構成は図16(a),(b)と同様で
ある。
【0160】ここではパスの曲率をシートパス141と
142とで変えてあり、シートパス141で強い下方カ
ールづけをしてシートパス142で弱い上方カールづけ
を行る。
【0161】図16(a),(b),(c)いづれの場
合においても中加圧ローラ102の加圧力やピンチロー
ラ141,142位置や径パスの曲率を上下のシートパ
スによって変更することでカールの方向だけでなくその
大きさにも対応できる。
【0162】又第3の実施例と組合わせて上下の加圧ロ
ーラの加圧力を可変としてもよい。 (第8の実施例) 以下本実施例を図18を用いて電子写真複写装置に使用
される場合について説明する。基本構成,基本動作は図
22で示した従来例と同様であるため詳細説明ははぶ
く。ここではカール取り手段の制御について詳しく述べ
る。
【0163】図18(a)はカール取り手段215の一
実施例主断面であり本体画像形成装置1200の定着器
1221の下流におかれている。発泡ウレタン等の比較
的硬度い材質でつくられている上加圧ローラ201をク
ロロプレンゴム70°等の上加圧ローラ201に比べて
硬度い材質でつくられている下加圧ローラ202に加圧
変形させてニップ211をつくりこの間に転写材を通過
させることによってカール取りを行うものである。この
場合は転写材は下方向に凹へ曲げられるため上方向のカ
ールを矯正することになる。
【0164】下加圧ローラ202は不図示の側板に回転
可能にとりつけられ不図示の駆動手段によりシート搬送
方向(矢印C方向)に回転する。
【0165】上加圧ローラ201は下加圧ローラ202
に圧接されることにより従動回転し、補助側板204に
回転可能に支持されている。
【0166】一方補助側板204は側板に対し支点20
3を中心に揺動自在になっておりまた支点203と反対
側には扇形ギア部204aがある。
【0167】扇形ギア部204aにはギア205,20
6,207がかみ合っており加圧モータ208の駆動を
補助側板204に伝達している。
【0168】すなわち加圧モータ208がA方向に回転
すると補助側板204はA方向に回動ししたがって上加
圧ローラ201は加圧方向に移動する。
【0169】一方加圧モータ208がB方向に回転する
と補助側板204はB方向に回動し、したがって上加圧
ローラ201は加圧が弱くなる方向に移動する。
【0170】補助側板204の上下端面はセンサ20
9,210,213が設けられており、第1の加圧位置
(実線示)と第2の加圧位置(2点破線とその中間の第
3の加圧位置とを検知している。センサ209,21
0,213の検知信号は画像形成装置の制御部212へ
送られる。上加圧ローラ201の加圧の制御は制御部2
12によって行われる。図18(b)はブロック線図で
あり、入力側には操作部等のモード入力手段214とセ
ンサ9,10,13がつながれている。一方出力側には
加圧モータ208がつながれており、制御部212によ
ってその回転方向及び回転角度が制御される。
【0171】図19はフローチャートでこれを用いて制
御動作の説明を行う。ここで画像形成装置として図22
に示した構成のものとする。
【0172】まず不図示の操作部より所定の複写モード
(片面,両面,多重)を入力する。このデータは制御部
212へ送られる。コピースタートボタン(不図示)の
押下により加圧ローラ201をホームポジション(2点
鎖線示)へもどす動作を行う。
【0173】センサ210がオンしているかチェック
し、ONしていれば次のステップ、ONしていなければ
加圧ステッピングモータ208をB方向に回転させて、
補助側板204がセンサ210をよぎってONさせて停
止する。これで加圧ローラ201のホームポジションへ
の移動は完了する。(ステップ1)。
【0174】このホームポジションでは上加圧ローラ2
01と下加圧ローラ202は弱く接しているためカール
取り性能は弱い。
【0175】次にステップ2〜3で複写モードを決定す
る。片面複写モードが設定されていればステップ2でY
となり上加圧ローラ201の移動を行う。ここで片面モ
ードでは転写材は上カールになるため、上加圧ローラ2
01を第3の加圧位置にして、ホームポジションよりも
カール矯正力をあげる。
【0176】ステップ4でセンサ213がOFFになる
まですなわち補助側板204がセンサ213を抜けるま
で加圧モータ208をA方向に回転させる。センサ21
3がOFFにより第3の加圧位置に上加圧ローラ201
が移動したことを検知すると通常のコピー動作が開始さ
れる。
【0177】両面コピーモードが設定されていればステ
ップ2でN、ステップ3でYとなり、上加圧ローラ20
1はホームポジションのまま移動は行なわずに通常コピ
ー動作を開始する。両面モードでは転写材は下方向にカ
ールするため上加圧ローラ201の加圧を弱くしてカー
ル矯正力を弱める。
【0178】多重モードが設定されているとステップ2
でN、ステップ3でYとなり、上加圧ローラ201の移
動を行う。多重モードでは転写材は大きく上カールする
ため上加圧ローラ201を第1の加圧位置にしてカール
矯正力を高める。ステップ5でセンサ209がONにな
るまですなわち補助側板204がセンサ209をよぎる
まで加圧モータ208をA方向に回転させる。センサ2
09ONにより、第1の加圧位置に上加圧ローラ201
が移動したことを検知すると、通常のコピー動作が開始
される。
【0179】このように片面モードや両面モードのよう
に転写材のカール量が少ない場合にはカール取り手段2
15の加圧力を弱くし、多重モードのように転写材のカ
ール量が多い場合には、カール取り手段215の加圧力
を強くするように制御され、モードに適したカール取り
を行う。ここで両面モードのときは加圧ローラ201,
202を第3の加圧位置にして加圧力を弱くしてカール
取り手段215を動作させているが、上加圧ローラ20
1を離間させてカール取り手段を非動作として駆動負荷
を軽減してもよい。 (第9の実施例) カール取り手段215の動作条件とは加圧ローラの加圧
力に限られるものではなく、転写材を冷却又は加温する
温度であってもよい。図20に示したのが冷却ファン2
23により画像面を冷却しカール取りを行うタイプのカ
ール取り手段である。設置される位置は同じく定着器1
221下流である。シートパスは上ガイド板221と下
ガイド板222によって構成され、それぞれのガイド板
221,222には冷却穴221a,222aがあけら
れている。上ガイド板221の上方には冷却ファン22
3がとりつけられており、矢印方向に冷却風を送る様に
なっている。224,225はシート材排出ローラであ
る。
【0180】ここで第8の実施例図18と同様にステッ
プ2〜3で片面モードであると判断されるとファンを1
/2デューティー(例えば24V定格を12Vで駆動)
で駆動し、多重モードであると判断されるとファンを1
00%デューティー(24V定格を24Vで駆動)で駆
動する。両面モードであると判断されるとファンをOF
Fする。すなわち1/2デューティであればファンの風
量は減り、転写材の冷却が弱くなり、カール取り効果が
よわまり、100%デューティーでは風量は増し冷却が
強くなりカール取り効果が強まる。冷却ファン223が
OFFではカール取り手段215は非動作となる。よっ
て第8の実施例と同様にそれぞれのモードに適したカー
ル取りを行うことができる。
【0181】前述の場合には冷却ファン213を用いて
転写材の上面を冷却したが冷却ローラを用いて転写材
上面を冷却するのでもよい。
【0182】また加熱ローラを用いて転写材の下面を加
熱してカール取りを行うタイプのカール取り手段であっ
てもよい。
【0183】この場合上向きのカールが大きい多重モー
ドであるとき加熱温度を高く、片面モードでは低くし、
両面モードでOFFするようにする。
【0184】さらにカール取り手段の動作条件とはカー
ル取り方向であってもよい。
【0185】図21に示したものが各モードによってカ
ール方向が異なる場合に適用できる実施例である。たと
えば両面モードの場合には大きく下カール、多重モード
の場合には大きく上カールというようにカール方向まで
も異なっても適用できる。 (第10の実施例) 図21(a)は中加圧ローラ202の上,下に発泡ウレ
タンローラ201a,201bを加圧圧接しており、シ
ートパスは上パス236,下パス237の2つパスを有
する。入口側にはフラッパ231がとりつけられ、パス
236,237を切換える。切換はばね234のとりつ
けられたリンク232を介してソレノイド233によっ
て行われる。又、中加圧ローラ202は正逆転可能で、
パス236が選択されるとX方向、パス237が選択さ
れるとY方向に回転する。(第11の実施例) 図21(b)は上下ローラ201a,201bのかわり
にピンチローラ241、と242を用いた3本ローラタ
イプのカール取り手段であり、パス,切換,動作は同一
構成である。ここで前述同様両面モードであると判断さ
れると、下カールであるため上方カールづけをするパス
237が選択される。すなわちソレノイド233がOF
Fし、フラッパー231は2点鎖線位置になり、中加圧
ローラ202はY方向に回転する。片面,多重モードで
あると判断されると上カールであるため下方カールづけ
をするパス236が選択される。ソレノイド233がO
Nし、フラッパ231は実線位置になり中加圧ローラ2
02はX方向に回転する。 (第12の実施例) 図21(c)はパスの曲率でカールの矯正を行うもの
で、シートパス241で下方カールづけをしてシートパ
ス242で上方カールづけをする。ソレノイド等のフラ
ッパ231回りの構成は図21(a),(b)と同様で
ある。ここではパスの曲率をシートパス241と242
とで変えてありシートパス241で強い下方カールづけ
をして、シートパス242で弱い上方カールづけを行え
る。
【0186】図21いづれの場合においても中加圧ロー
ラ202の加圧力やピンチローラ241,242位置や
径パスの曲率を上下のシートパス236,237によっ
て変更することでカールの方向だけでなくその大きさに
も対応できる。又第8の実施例と組合せてもよい。
【0187】ここでは片面モード,両面モード,多重モ
ードの3つのモードをもつものについて説明したがこれ
に限られるものではなく、片面モードと両面モード又は
片面モードと多重モード等2つのモードをもつものでも
適用される。 (第13の実施例) 第4の従来例と同一の構成部分には同一の番号を付して
説明を省略する。
【0188】13実施例を図25に基づいて説明す
る。本実施例は図33に示した第4の従来例に係る装置
の定着装置1308の後にカール取り装置313と後処
理装置としてのソーター314を配置したものである。
ソーター314は、対のコロ314aで定着装置308
から排紙された転写材を搬送し、上下に移動可能なトレ
イ314bによって転写材を分ける構成となっている。
【0189】図26においてカール取り装置313を説
明する。カール取り装置313は2本の回転可能な上側
回転体としてのローラ313a、下側回転体としてのロ
ーラ313bから構成されている。ローラ313aはス
ポンジゴム等の硬度の軟らかいもので、ローラ313b
は金属ローラ等のローラ313aより硬度の硬いもので
構成されている。これによってローラ対313a,31
3bの間のニップの形状はローラ313bがローラ31
3aに若干食い込んだ形となり、定着後の転写材はこの
ローラ対313a,313bの間を通ることにより、カ
ールとは逆方向に型付けされることになる。これによっ
てトナーの凝集によるカールは弱められ、ソーター31
4内の転写材はほぼストレートになり充分な排紙が可能
となった。 (第14の実施例) 図27は第14の実施例を示す制御図である。カールは
トナーの凝集力によって発生する為、トナーが多層にわ
たって画像形成されるカラー画像と、黒のみの単層で画
像形成が行われる白黒画像とではカール量は異なり、カ
ラー画像の方がカール量が多く、白黒画像についてはト
ナーの凝集力より転写材のコシの方が強くほとんどカー
ルは発生しない状態である。この様な状態において第1
3の実施例の様なカラー画像のカールを取り去る装置を
常に使用するとカラー画像の場合は良好にカールを取り
去ることができるが、白黒画像の場合はカール取り装置
313での型付け力の方が強くなり逆方向へのカールが
発生してしまい充分な排紙ができなくなることがあっ
た。そこで本実施例においてはカール取り装置313の
ローラ対313a,bに接離手段315を設け、カラー
画像の時はローラ対313a,bを接触させてカール取
りを行い白黒画像の時はローラ対313a,bを離脱さ
せカール取りを行わない様にしたものである。この様に
制御することにより転写材は白黒画像、カラー画像共に
排紙後ソーター314内でストレートになり充分な排紙
を行うことが可能となった。 (第15の実施例) 図28第15の実施例を示す制御図である。カールは
トナーの凝集力によって発生する為、転写材上のトナー
量によってカールの量は異なる。本実施例はコピー時に
ビデオカウント方式により画素毎のデジタル画素信号の
出力レベルを積算し、カール取りローラの接離を制御し
たものである。
【0190】図29は本実施例の概略構成を示す図であ
りリーダ317からの入力画素信号をA/D変換し、画
素毎にそのデジタル信号の出力レベルを積算してビデオ
カウンタ318にてビデオカウント数とする。このビデ
オカウント数によって図30の様にカール取りローラの
接離を換算し、ビデオカウント数が多い、すなわちトナ
ー量の多い場合はカール取りローラを接触させカール取
りを行い、ビデオカウント数が少ないすなわちトナー量
が少ない場合にはカール取りローラを離脱させカール取
りを行わない様にしたものである。
【0191】この様に制御としてのCPUによって制御
することにより転写材はトナー量が多い場合も、少ない
場合も共に排紙後ソーター314内でストレートになり
充分な排紙を行なうことが可能となった。 (第16の実施例) 図31第16の実施例を示す制御図である。一般に転
写材のコシの強さは坪量によって異なり、坪量の大きな
転写材の方がコシが強くなる。カールはトナーの凝集力
によって発生するが転写材の坪量が大きな場合はトナー
量が多い場合でも転写材のコシの力の方が強く、カール
は発生しない。この様な場合においてもカール取りを行
うと坪量の大きな転写材の場合はカール取り装置313
による型付け力の方が強くなり逆カールが発生してしま
う。本実施例においては図32に示す様な転写材厚さ検
知手段を設けることにより、転写材の坪量を読み取り、
その坪量に応じてカール取りローラの接離を制御したも
のである。
【0192】上記転写材厚さ検知手段324は、図32
に示すように、軸支されたレジストローラ319と、上
部からばね321で該レジストローラ319に押えられ
た上下に移動可能なレジストローラ320を有してい
る。この319,320の二つのレジストローラの間を
坪量の異なる転写材Pが通過するとレジストローラ32
0の位置が変化しクラッチ322によってポテンシオメ
ータ323に伝わり転写材Pの厚さが検知される。
【0193】この転写材厚さ検知手段を図25の給紙部
に配置することにより転写材厚さが検知できる。この検
知によりある一定坪量より小さい転写材の場合にはカー
ル取りローラ対313a,bを接触させ、カール取りを
行ない、大きい場合にはカール取りローラ対313a,
bを離脱させカール取りを行わないように制御すること
ができる。この様に制御することにより坪量の異なる転
写材の場合においても排紙後ソーター314内で転写材
はストレートになり、充分な排紙を行なうことが可能と
なった。 (第17の実施例) 図34第17の実施例に係る画像形成装置としての電
子写真装置を示し、以下にその構成及び、機能を述べ
る。また、電子写真プロセスは周知であるために詳細は
割愛する。
【0194】転写材P1 ,P2 をユーザー操作により、
給紙手段420より選択搬送し、レジストローラ対42
6により、感光ドラム401上に担持されたトナー像に
タイミングを合わせて転写材に転写し、像形成を行な
う。トナー像は露光手段404により潜像の形成を経
て、現像器406によって現像される。402は一次帯
電器、410はドラムクリーニング装置、408は転写
帯電器である。画像を担持した転写材は搬送装置430
によりローラ対442a,442bを有する画像形成手
段としての定着装置440へ送られ、定着装置440に
よってトナー像は転写材へ熱定着されることにより一連
の画像形成の工程を終了する。
【0195】給紙装置420から転写位置へと転写材P
を送給する経路には転写材Pの種類を検知する転写材検
知手段が設けられる。本実施例によると、該検知手段は
2種のセンサ422,424とされ、図35(a)及び
図35(b)にその構成の一例が示される。
【0196】図35(a)において第1のセンサ422
は転写材搬送路中に延在したレバー422aと、該レバ
ー422aの一端に配置されたフォトインタラプタ42
2bとを有し、転写材Pの通過によりレバー426aが
回動され、該レバー422aの一端がインタラプタ42
2bのセンサ面をさえぎることにより転写材の通過を検
出する。第2のセンサ424はフォトトランジスタ42
4aとLED424bとが搬送路をはさむように配置し
て構成され、LED424bからフォトトランジスタ4
24aへの光を転写材がさえぎることにより生ずるフォ
トトランジスタ424aの電圧レベルの変化を検知する
ことにより転写材の紙質の判断をなす。例えば転写材P
が紙厚が厚い厚紙の場合には、光がさえぎられるためフ
ォトトランジスタ424aの電圧レベルが変化する。
又、OHP用紙のような透明紙の場合には光がさえぎら
れないためフォトトランジスタ424aの電圧レベルが
変化しない。従って、図35(c)〜(f)に示す如く
センサ422及び424のレベルが両者とも変化する際
には不透明紙と判断し、第1のセンサ422のみのレベ
ルが変化する際には透明紙と判断する。又、不透明紙に
おいても、紙厚によってLED424bからフォトトラ
ンジスタ424aへの光量が異なり、不透明紙相互間の
紙厚の相違を判断することができる。
【0197】又、紙厚検知方法として、より高精度な手
段としては、図36に示すように、ポテンショメータ4
51とレバー452より構成されるものがある。すなわ
ち、転写材Pがガイド453のギャップ部分を通過する
と、その紙厚に応じレバーが揺動し、そのレバーの動き
をテコの原理により増幅し、ポテンショメータ451の
電圧レベルとして出力し、この出力レベルによって紙厚
を検知するものである。勿論、紙厚,紙質検知手段は上
記構成の検知手段に限定されるものではなく、任意の好
適な手段が選択され得る。又、特に紙質の厚さ特性のみ
を問題とするような場合に、上記構成の検知手段にて正
確な判断が不十分か又は不可能とされる場合には、検知
手段としては、上記構成の検知手段に代えて、又は補充
手段として、操作者が手動で斯る信号を各装置の制御装
置に入力し得るように構成することも可能である。
【0198】又、別の手段としては、厚紙専用カセット
等、選択されている給紙装置の紙送りカセットの種類に
よって、通紙される紙種が判別可能な場合においては、
この信号を、検知手段として代用することも可能であ
る。
【0199】また、定着器装置440の下流には2つの
搬送路461及び462が分岐し、ソレノイド464に
連結されたガイド463が支点465を中心にソレノイ
ド464のON,OFFにより揺動し、いずれかの搬送
路に転写材を誘導する。搬送路462側には、矯正手段
としてのカール矯正ローラ対466a,466bが設置
されている。カール矯正ローラ466aは不図示の駆動
伝達手段により、駆動を受け、スポンジの様な軟かい弾
性部材である。カール矯正ローラ466bは硬い金属ロ
ーラであり、図37(b)の様に転写材Pが前記ローラ
対466a,466bに挾持されたとき、ローラ対46
6a,466bの圧力によりカール矯正を行なう。次に
搬送路467を経て、搬送路461に合流し、排紙ロー
ラ対468によってソーター470へと送られる。
【0200】前記、転写材検知手段422,424の信
号により、普通紙(60〜100g/m2 )の場合はカ
ール矯正のためソレノイド464をOFFし、搬送路4
62側へと普通紙を案内する制御を制御部471により
行う。厚紙(100〜230g/m2 )を検知した場合
は、普通紙のカール矯正手段を通過させると、基本的に
カールし難いこと及び紙折れやしわの原因となり、かえ
ってソーター470でのジャムを引き起こしたり、画像
の品位を落とすことがあるため、図37(a)の様にカ
ール矯正を行なわない搬送路461側へとソレノイドO
Nによって案内する。OHPシートの場合も同様に、定
着時の熱により、シートが柔かくなっている状態でカー
ル矯正を行なうとかえってカールした状態でシートが硬
くなり、ソーター470でのジャムや、品位を落とすこ
とになるため、厚紙と同じく基本的にカールし難いこと
もあり搬送路462側へと導く。
【0201】以上述べた様に転写材の種類に応じて搬送
路を選択しカール矯正の有無を選択することにより、多
種の転写材のカールを最適にすることが可能であり、ソ
ーター470でのジャム防止、画像品位の劣化防止に有
効である。本実施例においてはソーター470を使用し
ているが、排紙トレイ上の積載ステープラー、製本、穴
開け等、画像形成後の転写材のハンドリングに対してい
ずれも有利である。
【0202】また前述したように、操作者が自動で転写
材の種類を入力する装置構成の場合は、その入力信号に
応じて搬送路の切換を行なってもよい。
【0203】さらに転写材の画像形成後のハンドリング
装置に応じて搬送路を選択してもよい。例えば、転写材
にカールが生じたとしても転写材が1枚のみで、ソータ
ーに複数枚の積載を行わない場合は特に問題は生じな
い。よって普通紙を検知したり、入力信号により判断し
た場合でも枚数設定モードにより、カール矯正しない搬
送路461へ導くことも可能である。
【0204】以上はモノクロの電子写真装置について述
べたが、シアン,マゼンタ,イエロー,ブラックの4色
のトナーを多重転写を行ないフルカラー画像を得る装置
においては画像の濃度によりカール量が大きく影響され
る。この様な装置においては、転写材に転写すべき画像
のデータを判別手段によって検知してメモリーに取り込
み画像濃度や画像領域を判定し、装置の制御部としての
マイコンにより搬送路の選択制御を行なう。図38はト
ナー量及び画像域の関係を表わすグラフであり、単位面
積あたりのトナーの最大使用量は限界がある為直角三角
形に囲まれた部分が実際にありうる範囲である。そこ
で、多少トナー量が少くともある領域にかたまっている
場合カールは生じ易いことを考慮して、斜線部の範囲に
あたる画像を形成した時はカール矯正搬送路へと導く。
【0205】また、前述した転写材の検知と組み合せ
て、例えば普通紙を使用した場合でも画像低い時はカー
ル矯正を行なう必要がないため、カール矯正用搬送路4
62へは送らずに不必要な逆方向へのカールづけを行な
わないようにすることもできる。さらに環境検知手段に
よって環境を検知し、例えばインクジェット方式の画像
形成装置用の転写材は湿度の低い場合は紙自体のもつカ
ールが強くなるので、その情報をフィードバックするこ
とにより、最適なカール矯正を行なうことが可能とな
る。 (第18の実施例) 図39は第18の実施例を表わす図であり、第17実施
例と同一記号は同様の機能をもつものとする。
【0206】本実施例の装置は第18実施例の様な転写
材検知手段は備えていなく、転写材のカールの大きさに
より、自動的に搬送経路を選択するものである。搬送路
461の方はストレートパスであり搬送路462の方に
カール取り手段が設けられていることは第17の実施例
と同様である。搬送路461、及び462の分岐部に比
較的摩擦係数の小さな選択手段としての分岐ローラ48
1が設けられ、矢印の方向に駆動を受けその周速は転写
材Pの搬送速度Pよりも速く設定されている。よって定
着部440を通過した転写材Pのカールが大きな場合は
図36の様に搬送路462側へと案内され、カール矯正
ローラ466a,bにより、カールを矯正される。ここ
で転写材Pが分岐ローラ481に接触しても、ローラ4
81の摩擦係数が低いために、ジャムを生じることはな
い。
【0207】また、転写材のカールが小さい場合は転写
材Pは搬送路461へと案内される。分岐ローラ481
に転写材がつき当った場合は分岐ローラ481の回転に
よりやはり搬送路461側へと案内される。
【0208】カール量に対してどちらの搬送路を選択さ
せるかは分岐ローラ481の径及び分岐ローラ481と
搬送路461の隙間の大きさによって決定される。本実
施例においては分岐ローラ481に突き当った転写材は
搬送路461側へ案内しているか、分岐ローラ481の
回転方向を逆にすることにより、分岐ローラ481に突
き当った転写材を搬送路462側へと案内することも可
能である。 (第19の実施例) 19の実施例について添付図面の図40〜図42を用
いて説明する。
【0209】図40は、画像形成装置の要部概略を示し
たもので、画像形成プロセスを簡単に説明する。まず、
原稿は循環式原稿送り装置516により原稿台ガラス5
17上に搬送され、光学系518によりCCD等による
原稿読みとり装置519により画像情報を得る。また、
回転自在に軸支され矢印方向に回転する像担持体として
の感光体ドラム520に一次帯電器521を用いて均一
に帯電し、例えばレーザービーム露光装置から成る露光
手段を用いて光像522を照射して感光ドラム520上
に近接配置される移動式現像装置523を用いて可視像
化(トナー像化)する。ここで、移動式現像装置523
は、マゼンタ,シアン,イエロー,ブラックの4色の現
像剤を各別に収納する4個の現像器とこれらの現像器を
保持し、かつ回転移動し所望の現像器を感光ドラム52
0の外周面と対向する位置に搬送し各色に対応した静電
潜像の現像を行なう。
【0210】一方、転写材Pはカセット等より給紙され
てレジストローラ524に突き当たり、ここで一時停止
させて、可視画像とタイミングを見計って転写ドラム5
25へ送り出され、トナー像が転写材P上に転写され
る。転写工程終了後、転写材Pは搬送部531により定
着器532に送られ、画像を定着させる。定着器532
には定着ローラと転写材上のトナーとのハク離性を高め
たり、定着ローラを保護するためにシリコンオイル等を
塗布する装置533を備える。
【0211】画像を定着後、転写材Pの片面のみの画像
形成モード(第1面だけに画像を形成)の場合は画像形
成装置外へ排出される。
【0212】転写材Pの両面又は片面に二重の画像を形
成するモードの場合、第1面画像形成がされた転写材P
が定着器532を通過後、両面多重用パス552に送ら
れ各モードに対応して中間トレイ540上に排出され
る。ここで中間トレイ540上の転写材Pは給紙カセッ
トのときと同様にして送られ、第2面用の画像を同様の
プロセスで形成し、転写材Pは画像形成装置外へ搬出さ
れる。
【0213】ここで、両面多重用パス552,中間トレ
イ540,フラッパー538,ローラ539等にて両面
・多重装置550が構成される。
【0214】次に本実施例では、定着器532の下流側
の転写材ガイドの中に転写材Pのカール量を検知するカ
ール量検知手段としてのセンサS1 もしくはS2 を持っ
ている。
【0215】センサS1 ,S2 の部分は図41(a)に
示すように、転写材Pのカール部分によりガイド外側へ
移動するレバーガイド501、そのレバーガイド501
の回転中心軸502、レバーガイド501を固定の搬送
ガイド5O5に押しつけるバネ503、レバーガイド5
01の移動量を検出するセンサS、レバーガイド501
が移動しても転写材の搬送が問題ないように入口側が外
側に開いている搬送ガイド504を備えている。
【0216】転写材Pのカールは転写材上のトナーの成
分が樹脂等からできているため、定着後転写材の収縮率
とトナーの収縮率が異なり収縮率の大きいトナー側(表
面側)にカールを生じるのが主な原因である。また転写
材Pのカール量は、図41(b)に示すように測定する
と、図41(c)に示すように転写材Pが定着器通過後
早い時間ではトナーの収縮が始まらずカール量が少な
い、そしてしばらくしてトナーの収縮が始まり、ある一
定量で安定する。トナー量とカール量の関係は図41
(d)に示すようになり、特にカラー画像形成装置は4
色となりトナー量が多いためカール量が増すのがわか
る。紙厚とカール量の関係は図41(e)に示すよう
に、転写材の腰が強くなると、カール量が少なくなる。
さらにカールをした転写材を両面・多重装置550の中
間トレイ540上にストックされたときは、画像を上に
向けたとき(両面用)を図41(f)、画像を下に向け
たとき(多重用)を図41(g)に示す。このとき転写
材Pの再給紙側端部が画像を上に向けたときは規制する
ものが無く再給紙が困難であり、画像を下に向けたとき
は転写材Pの中央にかかる自重と中間トレイ540には
さまれ少しは再給紙がしやすくなっている。
【0217】これらのことより本発明の動作について図
42のフローチャートにより説明する。まず本画像形成
装置を使用するのに一枚又は複数枚の原稿を原稿循環装
置516に入れ、複写する枚数等のモードを設定する。
設定されたモードが片面のときは、そのまま通常の複写
をする。両面又は多重モードを設定した場合、使用され
る転写材が両面又は多重をしてもカールが問題あるかど
うか、あらかじめ今回の複写以前に複写されたものをセ
ンサS1 部又はセンサS2 により測定しておき利用す
る。その際カセット等が開けられ異種の転写材に交換さ
れたときは、そのつどカールの測定値を変更してカセッ
トごとにおぼえておく。ここで使用される転写材が問題
なければそのまま使用し、問題があれば片面のみしかで
きないことを表示するなどして作業者に知らせる。また
カセットの転写材が交換された直後でデータが無い場合
は、転写材片面に画像を形成し定着器532を通過後セ
ンサS1 でカール量を測定し、両面,多重ができるかど
うか選択して、画像形成装置外へそのまま片面画像だけ
にするか、再び両面,多重にするかを制御手段551に
よってフラッパー534の切り換えを制御することによ
り決める。さらに図41(c)でもわかるように定着通
過後カール量が増加してゆくためセンサS1 部では測定
しきれなくともセンサS2 部までで測定して、両面,多
重ができそうもないときは、ソーター用フラッパー53
6で画像形成装置外へ転写材を搬出するようになってい
る。
【0218】また、トナー量と両面,多重モードと転写
材の種類により中間トレイに積載できる枚数も変わって
くる。そのため確実にできる枚数nを決めておき、その
モードでのn枚づつ転写材を使用し、最終的に目標の複
写枚数にする。その間もし、カール量が著しく変化して
両面,多重ができそうもないときは前述した方法でセン
サS1 部又はセンサS2 部で検知しフラッパー534,
536の切り換えで、画像形成装置外へ搬送し、確実に
一回に作成できる枚数nの値を変更して作成を続ける。 (第20の実施例) 以下第20の実施例を図43〜45まで用いて電子写真
複写装置に使用される場合について説明する。
【0219】基本構成,基本動作は図52で示した第7
の従来例と同様であるため詳細説明ははぶき、ここでは
カール取り手段の制御について詳しく述べる。
【0220】図43は本発明のカール取り手段の一実施
例主断面であり本体画像形成装置の定着器1676の下
流におかれている。
【0221】発泡ウレタン等の比較的硬度の低い材質で
つくられている上加圧ローラ601をクロロプレンゴム
70°等の上加圧ローラ601に比べて硬度の高い材質
でつくられている下加圧ローラ602に加圧変形させて
ニップ611をつくり、この間に転写材を通過させるこ
とによってカール取りを行うものである。この場合は
写材は下方向に凹へ曲げられるため、上方向に凹のカー
ルを喬正することになる。
【0222】下加圧ローラ602は側板に回転可能にと
りつけられ駆動手段によりシート搬送方向(矢印方向)
に回転する。
【0223】上加圧ローラ601は下加圧ローラ602
に圧接されることにより従動回転し、補助側板604に
回転可能に支持されている。
【0224】一方補助側板604は側板に対し支点60
3を中心に揺動自在になっておりまた支点603と反対
側には扇形ギア部604aがある。
【0225】扇形ギア部604aにはギア605,60
6,607がかみ合っており加圧ステッピングモータ6
08の駆動を補助側板604に伝達している。すなわち
加圧ステッピングモータ608がA方向に回転すると補
助側板604はA方向に回動し、したがって上加圧ロー
ラ601は加圧方向に移動する。
【0226】一方加圧モータ608がB方向に回転する
と補助側板604はB方向に回動し、したがって上加圧
ローラ601は加圧が弱くなる方向に移動する。
【0227】補助側板604の上近くにはセンサ610
が設けられており上加圧ローラ601のホームポジショ
ン(2点鎖線示)を検知する。上加圧ローラ601の加
圧の制御は制御部612によって行われる。
【0228】図43(b)はブロック線図であり入力側
には操作部等のモード入力手段614とセンサ610が
つながれている。一方、出力側には加圧ステッピングモ
ータ608がつながれており制御部612によってその
回転方向及び回転角度が制御される。
【0229】図44はフローチャートでこれを用いて制
御動作の説明を行う。ここで画像形成装置として図52
に示した構成のものとする。
【0230】まず不図示の操作部より所定の複写モード
(画像濃度設定,現像色数)を入力する。このデータは
制御部612へ送られる。コピースタートボタン(不図
示)の押下により上加圧ローラ601をホームポジショ
ン(2点鎖線示)へ戻す動作を行う。センサ610がO
Nしているかチェックし、ONしていれば次のステッ
プ、ONしていなければ加圧ステッピングモータ608
をB方向に回転させて補助側板604がセンサ610を
よぎってONさせて停止する。これで上加圧ローラ60
1のホームポジションへの移動は完了する。(ステップ
1)次にステップ2〜ステップ4でカラーモードを決定
する。単色モードが設定されていればステップ2でYと
なり、次のモータ回転角の決定へすすむ。モータ回転角
は制御部612内にあらかじめ記憶されているテーブル
(図45)に基ずいて設定された濃度とカラーモード
(現像色数)によって決定される。
【0231】たとえば設定濃度がD1 であれば単色モー
ドのテーブル(45−a)のラインによって加圧ステッ
ピングモータ608の回転角はd1 であることが決定さ
れる。モータ回転角がd1 であると決定すると次に加圧
モータ608をA方向に回転させてd1 角度回転させた
ところで停止させる。これにより上加圧ローラ601と
下加圧ローラ602は画像条件にあった適正なニップに
設定される。カール取り手段の条件設定が完了すると通
常のコピー動作を開始する。
【0232】2色モードであればStep2でN,St
ep3でYとなり、2色モードのテーブル45−bのラ
インによって加圧モータ608の回転角を決定する。設
定濃度がD2 であればモータ回転角はd2 である。
【0233】3色モードであればStep2でN,St
ep3でN,Step4でYとなり3色モードのテーブ
ル45−cのラインで加圧モータ608の回転角を決定
する。設定濃度D3 であれば回転角はd3 である。
【0234】4色フルカラーモードであればStep2
でN,Step3でN,Step4でNとなり4色モー
ドのテーブル45−dのラインで加圧モータ608の回
転角を決定する。設定濃度D4 であれば回転角はd4 で
ある。
【0235】このように45−a〜45−dまでのテー
ブルは設定濃度が濃くなるにしたがってモータ回転角を
大きくしカール取り手段の加圧力を強くしてカール取り
効果を大きくし又、単色モードからフルカラーモード
(4色)になるにしたがって同じくモータ回転角を大き
くしカール取り手段の加圧力を強くしてカール取り効果
を大きくするように設定されている。これによりそれぞ
れの画像条件に適したカール取りができる。
【0236】
【0237】
【0238】
【0239】
【0240】
【0241】
【0242】
【0243】
【0244】
【0245】
【0246】
【0247】
【0248】ここでカール取り手段の上加圧ローラ60
1のホームポジションは弱い力で下加圧ローラ602と
接している状態であるが上加圧ローラ601を離間させ
てカール取り手段を非動作として駆動負荷を軽減しても
よい。 (第21の実施例) 画像形成される画像条件とは設定された画像濃度に限ら
れるものではなく、画像密度であってもよい。
【0249】カール取り手段の構成は図43と同様で図
46〜48を用いて画像条件として画像密度を用いた場
合を説明する。
【0250】図46はブロック線図であり入力側には操
作部等のモード入力手段とセンサ610とリーダ部Xよ
りの画像密度データとがつながれている。
【0251】一方出力側には加圧ステッピングモータ6
08がつながれており制御部612によってその回転方
向及び回転角度が制御される。
【0252】図47はフローチャートでこれを用いて制
御動作の説明を行う。ここで画像形成装置として図 に
示した構成のものとする。
【0253】まず不図示の操作部より所定の複写モード
(画像濃度設定,現像色数)を入力する。このデータは
制御部612へ送られる。次に光学系1651,165
2,1654,1655をプレスキャンさせてプラテン
1657上の原稿を読みとり原稿情報をCCD1659
上に結像し電気信号に変換する。この画像情報により画
像密度(G)を算出する。このプレスキャンによって算
出された画像密度(G)は制御部612へ送られる。
(ステップ1′)次に上加圧ローラ601をホームポジ
ション(2点鎖線示)へもどす動作を行う。
【0254】センサ610がONしているかチェックし
ONしていれば次のステップONしていなければ加圧ス
テッピングモータ608をB方向に回転させて補助側板
604がセンサ610をよぎってONさせて停止する。
これで上加圧ローラ601のホームポジションへの移動
は完了する。(ステップ1)次にステップ2〜ステップ
4でカラーモードを決定する。単色モードが設定されて
いればステップ2でYとなり、次のモータ回転角の決定
へすすむ。モータ回転角は制御部612内にあらかじめ
記憶されているテーブル(図48)に基ずいて設定され
た画像密度とカラーモード(現像色数)によって決定さ
れる。
【0255】たとえば画像密度がG1 であれば単色モー
ドのテーブル(48−a)のラインによって加圧ステッ
ピングモータ608の回転角はd1 であることが決定さ
れる。モータ回転角がd1 であると決定すると次に加圧
モータ608をA方向に回転させてd1 角度回転させた
ところで停止させる。これにより加圧上ローラ601と
下加圧ローラ602は画像条件にあった適正なニップに
設定される。カール取り手段の条件設定が完了すると通
常のコピー動作を開始する。
【0256】2色モードであればStep2でN,St
ep3でYとなり2色モードのテーブル48−bのライ
ンによって加圧モータ608の回転角を決定する。画像
密度がG2 であればモータ回転角はd2 である。
【0257】3色モードであればStep2でN,St
ep3でN,Step4でYとなり3色モードのテーブ
ル48−cのラインで加圧モータ608の回転角を決定
する。画像密度G3 であれば回転角はd3 である。
【0258】4色フルカラーモードであればStep2
でN,Step3でN,Step4でNとなり4色モー
ドのテーブル48−dのラインで加圧モータ608の回
転角を決定する。画像密度G4 であれば回転角はd4 で
ある。
【0259】このように48−a〜48−dまでのテー
ブルは画像密度が高くなるにしたがってモータ回転角を
大きくしカール取り手段の加圧力を強くしてカール取り
効果を大きくし又、単色モードからフルカラーモード
(4色)になるにしたがって同じく加圧モータ回転角を
大きくしカール取り手段の加圧力を強くしてカール取り
効果を大きくするように設定されている。これによりそ
れぞれの画像条件に適したカール取りができる。
【0260】ここでもカール取り手段の上加圧ローラ6
01のホームポジションは弱い力で下加圧ローラ602
と接している状態であるが上加圧ローラ601を離間さ
せてカール取り手段を非動作として駆動負荷を軽減して
もよい。 (第22の実施例)カール取り手段の動作条件とは加圧
ローラの加圧力に限られるものではなく、転写材を冷却
又は加温する熱量であってもよい。
【0261】図49に示したのがファン623により画
像面を冷却しカール取りを行うタイプのカール取り手段
である。設置される位置は同じく定着器下流である。シ
ートパスは上ガイド板621と下ガイド板622によっ
て構成されそれぞれのガイド板621,622には冷却
穴621a,622aがあけられている。上ガイド板6
21の上方には冷却ファン623がとりつけられており
矢印方向に冷却風をおくる様になっている。624,6
25は転写材排出ローラである。
【0262】この場合には前述第20の実施例の加圧ス
テッピングモータ608の回転角のかわりに冷却ファン
623の駆動電圧(V)を制御すればよい。
【0263】図45のテーブルと同様に図50のテーブ
ルにもとずき各設定濃度,カラーモードに応じて冷却フ
ァンの駆動電圧(V)を制御する。
【0264】たとえば単色モードで設定濃度がD1 であ
れば冷却ファン623をV1 で駆動、2色モードで設定
濃度がD2 であれば冷却ファン623をV2 で駆動、3
色モードで設定濃度がD3 であれば冷却ファン623を
V3 で駆動、4色モードで設定濃度がD4 であれば冷却
ファン623をV4 で駆動する。
【0265】これにより画像条件にあった適正な冷却風
量が設定される。
【0266】このように50−a〜50−dまでのテー
ブルは設定濃度が濃くなるにしたがってファン駆動電圧
を大きくしカール取り手段の冷却風量を多くしてカール
取り効果を大きくし又、単色モードからフルカラーモー
ド(4色)になるにしたがって同じく冷却ファン駆動電
圧を大きくしカール取り手段の冷却風量を多くしてカー
ル取り効果を大きくするように設定されている。これに
よりそれぞれの画像条件に適したカール取りができる。
【0267】前述の場合には冷却ファンを用いて転写材
の上面を冷却したが冷却ローラを用いて転写材の上面を
冷却するものでもよい。
【0268】また加熱ローラを用いて転写材の下面を加
熱してカール取りを行うタイプのカール取り手段であっ
てもよい。
【0269】らにカール取り手段の動作条件とはカー
ル取り方向であってもよい。図51に示したものが各モ
ードによってカール方向が異なる場合に適用できる実施
例である。たとえば単色モードの場合には下カール、フ
ルカラーモードの場合には上カールというようにカール
方向までも異なっても適用できる。 (第23の実施例) 図51(a)は中加圧ローラ602の上,下に発泡ウレ
タンローラ601a,601bを加圧圧接しておりパス
は上パス636,下パス637の2つパスを有する。入
口側にはフラッパ631がとりつけられパス636,6
37を切換える。切換はばね634を有するリンク63
2を介してソレノイド633によって行われる。又中加
圧ローラ602は正逆転可能で上パス636が選択され
るとX方向、下パス637が選択されるとY方向に回転
する。 (第24の実施例) 図51(b)は上下ローラのかわりにピンチローラ64
1、と642を用いた3本ローラタイプのカール取り手
段でありパス,切換,動作は同一構成である。ここで前
述同様単色モードであると判断されると下カールである
ため上方カールづけをするパス637が選択される。す
なわちソレノイド633がOFFしフラッパーは2点鎖
線位置になり中加圧ローラ602はY方向に回転する。
【0270】フルカラーモードであると判断されると上
カールであるため下方カールづけをするパス636が選
択される。ソレノイド633がONしフラッパ631は
実線位置になり中加圧ローラ602はX方向に回転す
る。 (第25の実施例) 図51(c)はパスの曲率でカールの喬正を行うもので
シートパス641で下方カールづけをしてシートパス6
42で上方カールづけをする。ソレノイド等のフラッパ
回りの構成は図51(a),(b)と同様である。
【0271】ここではシートパスの曲率を641と64
2とで変えてありシートパス641で強い下方カールづ
けをしてシートパス642で弱い上方カールづけを行え
る。
【0272】図51いづれの場合においても加圧ローラ
の加圧力やピンチローラ位置や径パスの曲率を上下のパ
スによって変更することでカールの方向だけでなくその
大きさにも対応できる。
【0273】前述の説明はフルカラー複写機を例にとっ
て行ったが本発明はこれに限られるものではなく白黒の
複写機において画像条件として設定濃度を用いてこれに
もとずきカール取り手段の動作条件を制御したり画像密
度を用いてこれにもとずきカール取り手段の動作条件を
制御してもよい。
【0274】又、設定濃度と画像密度の2つの情報を組
合せたテーブルを用いてカール取り手段の動作条件を制
御してもよい。 (第26の実施例) 以下本実施例を図53〜54(a)まで用いて電子写真
複写装置に使用される場合について説明する。なお、基
本構成,基本動作は図56で示した従来例と同様である
ため詳細説明ははぶく。
【0275】ここではカール取り手段の制御について詳
しく述べる。
【0276】図53は本実施例のカール取り手段の一実
施例主断面であり本体画像形成装置1700の定着器1
721の下流におかれている。
【0277】発泡ウレタン等より成る比較的硬度の低い
材質でつくられている上加圧ローラ701をクロロプレ
ンゴム70°等の上加圧ローラ701に比べて硬度の高
い材質でつくられている下加圧ローラ702に加圧変形
させてニップ711をつくりこの間に転写材を通過させ
ることによってカール取りを行うものである。この場合
転写材は下方向へ凹に曲げられるため上方向に凹のカ
ールを喬正することになる。
【0278】下加圧ローラ702は側板に回転可能にと
りつけられ駆動手段によりシート搬送方向(矢印方向)
に回転する。
【0279】上加圧ローラ701は下加圧ローラ702
に圧接されることにより従動回転し、補助側板704に
回転可能に支持されている。
【0280】一方補助側板704は側板に対し支点70
3を中心に揺動自在になっておりまた支点703と反対
側には扇形ギア部704aがある。
【0281】扇形ギア部704aにはギア705,70
6,707がかみ合っており加圧モータ708の駆動を
補助側板704に伝達している。すなわち加圧モータ7
08がA方向に回転すると補助側板704はA方向に回
動ししたがって上加圧ローラ701は加圧方向に移動す
る。
【0282】一方加圧モータ708がB方向に回転する
と補助側板704はB方向に回動ししたがって上加圧ロ
ーラ701は加圧が弱くなる方向に移動する。
【0283】補助側板704の上下端面近くにはセンサ
709,710が設けられており第1の加圧位置(実
線)と第2の加圧位置(2点破線)を検知している。セ
ンサ709,710の検知信号は制御部712へ送られ
る。
【0284】上加圧ローラ701の加圧の制御は制御部
712によって行われる。
【0285】図53(b)はブロック線図であり入力側
には操作部等のモード入力手段714とセンサ709,
710がつながれている。一方出力側には加圧モータ7
08がつながれており制御部712によってその回転方
向及び回転角度が制御される。
【0286】図54(a)はフローチャートでこれを用
いて制御動作の説明を行う。ここでは複写装置として図
56に示した構成のものとし、転写材はすべてのカセッ
トともにパックより開封した面(第1の面)を上向きに
してセットされていることとする。このような場合第1
の面に画像形成される場合転写材は上方に凹のカールを
示しさらに第1の面と反対側の第2の面に画像形成され
る場合転写材はさらに大きな上方に凹のカールを示す傾
向にある。まず不図示の本体操作部より所定の複写モー
ドを選択し給紙するカセットを選択しコピースタートボ
タンを押下する。
【0287】まず第1のカセット710又は手差しより
給紙されるか否かを判断する(Step1)。Yesで
あれば、第1の面に画像形成されるモード((A)モー
ド)であると判断する。そして(A)モードであればカ
ール量が少ないため加圧力は弱くてよい。ここで第2の
加圧位置(2点鎖点)まで上加圧ローラ701を移動さ
せる。センサ710が補助側板704によってよぎられ
ていないときはモータ708をB方向に回転させてセン
サ710をよぎってONになるまで回転させる。
【0288】センサ710がONにより第2の加圧位置
に上加圧ローラ701が移動したことを検知すると通常
のコピー動作が開始される。Step1でNoであれば
第2の面に画像形成をされるモードの(B)モードであ
ると判断する。(B)モードは(A)モードに比べてカ
ール量が大きくなるため加圧力を強くする。第1の加圧
位置(実線)まで上加圧ローラ701を移動させる。セ
ンサ709が補助側板704によってよぎられていない
ときはモータ708をA方向に回転させてセンサ709
をよぎってONになるまで回転させる。センサ709が
ONになり第1の加圧位置に上加圧ローラ701が移動
したことを検知すると通常のコピー動作を開始する。
【0289】このように第1の面に画像形成されるモー
ド((A)モード)のようにカール量が少ない場合には
カール取り手段715の加圧力を弱くし、第2の面に画
像形成されるモード((B)モード)のようにカール量
が大きい場合にはカール取り手段715の加圧力を強く
してそれぞれのモードに適したカール取りを行う。ここ
で(A)モードのときは加圧力を弱くしているがカール
が微少な場合は上加圧ローラ701を離間させてカール
取り手段715を非動作として駆動負荷を軽減してもよ
い。 (第27の実施例) カール取り手段の動作条件とは加圧ローラの加圧力に限
られるものではなく、転写材を冷却又は加温する温度で
あってもよい。
【0290】図54(b)に示したのが冷却ファン72
3により画像面を冷却しカール取りを行うタイプのカー
ル取り手段である。設置される位置は同じく定着器17
21下流である。シートパスは上ガイド板721と下ガ
イド板722によって構成され、それぞれのガイド板7
21,722には冷却穴721a,722bがあけられ
ている。上ガイド板721の上方には冷却ファン723
がとりつけられており矢印方向に冷却風をおくる様にな
っている。724,725は転写材排出ローラである。
【0291】ここで前述第26の実施例図53と同様に
ステップ1で(A)モードであると判断されると冷却フ
ァン723を1/2デューティー(例えば24V定格を
12Vで駆動)で駆動し(B)モードであると判断され
ると冷却ファン723を100%デューティー(24V
定格を24Vで駆動)で駆動する。
【0292】すなわち1/2デューティーであれば冷却
ファン723の風量は減り、転写材の冷却が弱くなりカ
ール取り効果がよわまり、100%デューティでは風量
は増し冷却が強くなりカール取り効果がつよまる。よっ
て第26の実施例と同様にそれぞれのモードに適したカ
ール取りを行うことができる。
【0293】前述の場合には冷却ファンを用いて転写材
の上面を冷却したが冷却ローラを用いて転写材の上面を
冷却するものでもよい。
【0294】また加熱ローラを用いて転写材の下面を加
熱してカール取りを行うタイプのカール取り手段であっ
てもよい。この場合上向きのカールが大きい(B)モー
ドであるとき加熱温度を高く(A)モードでは低くまた
はOFFするようにする。さらにカール取り手段の動作
条件とはカール取り方向であってもよい。図55に示し
たものが各モードによってカール方向が異なる場合に適
用できる実施例である。
【0295】たとえば(A)モードの場合には下に凹の
カール、(B)モードの場合には上に凹のカールという
ようにカール方向までも異なっても適用できる。 (第28の実施例) 図55(a)は中加圧ローラ702の上,下に発泡ウレ
タンローラ701a,701bを加圧圧接しておりパス
は上パス736,下パス737の2つパスを有する。入
口側にはフラッパ731がとりつけられパス736,7
37を切換える。切換はばね734に取付けられたリン
ク732を介してソレノイド733によって行われる。
又中加圧ローラ702は正逆転可能でパス736が選択
されるとX方向、パス737が選択されるとY方向に回
転する。 (第29の実施例) 図55(b)は上下加圧ローラのかわりにピンチローラ
741、と742を用いた3本ローラタイプのカール取
り手段でありパス,切換,動作は同一構成である。ここ
で前述同様(A)モードであると判断されると下カール
であるため上方カールづけをするパス737が選択され
る。すなわちソレノイド733がOFFしフラッパー7
31は2点鎖線位置になり中加圧ローラ702はY方向
に回転する。
【0296】(B)モードであると判断されると上カー
ルであるため下方カールづけをするパス736が選択さ
れる。ソレノイド733がONしフラッパ731は実線
位置になり中加圧ローラ702はX方向に回転する。 (第30の実施例) 図55(c)はパスの曲率でカールの喬正を行うもので
シートパス741で下方カールづけをしてシートパス7
42で上方カールづけをする。ソレノイド等のフラッパ
回りの構成は図55(a),(b)と同様である。
【0297】ここではパスの曲率を741,742とで
変えてありパス741で強い下方カールづけをしてパス
742で弱い上方カールづけを行える。
【0298】なお図55(a)〜(c)のいづれの場合
においても加圧ローラの加圧力やピンチローラ位置や径
パスの曲率を上下のパスによって変更することでカール
の方向だけでなくその大きさにも対応できる。
【0299】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
後処理装置の後処理モードがソートモードとコレートモ
ードとの間で切り換えを行った場合、前記カール取り手
段によるカール矯正力を変更するので、各後処理モード
に対応した適切なカール取りを行うことが可能となり、
過度のストレスを転写材にあたえることなく、カール取
り手段の負荷が必要以上に大きくなるという無駄の発生
のない効率のよいカール取りが可能となり、後処理装置
における排紙・積載性が向上する。 また、複数の現像手
段のうちの選択された現像手段の数に応じて転写材に対
するカール矯正力を変更することにより、形成される画
像の単色または複数色の画像形成モードの変更に応じた
適切なカール取りを行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】1の実施例に係る画像形成装置のカール取り
手段を示し、(a)は同手段の概略構成図、(b)は同
装置のブロック図である。
【図2】同装置の作用説明図である。
【図3】2の実施例に係る画像形成装置のカール取り
手段の概略構成図である。
【図4】1の実施例に係る画像形成装置の後処理装置
の他の例を示す概略構成図である。
【図5】同後処理装置の作用説明図である。
【図6】同後処理装置が用いられた場合の同画像形成装
置の作用説明図である。
【図7】同画像形成装置のさらに他の後処理装置の例を
示す概略構成図である。
【図8】同後処理装置が用いられた場合の同画像形成装
置の作用説明図である。
【図9】従来の画像形成装置に係り、(a)は同装置の
概略構成図、(b)は同装置のカール取り手段を示す図
である。
【図10】一般の画像形成装置のソータの作用説明図で
ある。
【図11】3の実施例に係る画像形成装置の概略構成
図である。
【図12】(a)は同装置のカール取り手段の概略構成
図、(b)は同装置のブロック図である。
【図13】(a)は同装置の作用を示すフローチャー
ト、(b),(c)は同装置の制御テーブルを示すグラ
フである。
【図14】2の実施例に係る画像形成装置に係り、
(a)は同装置のカール取り手段の概略構成図、(b)
は同装置のブロック図である。
【図15】(a)は同装置の作用説明図、(b),
(c)は同装置の制御テーブルを示すグラフである。
【図16】(a)は5の実施例に係る画像形成装置の
カール取り手段の概略構成図、(b)は6の実施例に
係る画像形成装置の概略構成図、(c)は7の実施例
に係る画像形成装置の概略構成図である。
【図17】第2の従来技術に係る画像形成装置の概略構
成図である。
【図18】8の実施例に係る画像形成装置のカール取
り手段を示し、(a)は同手段の概略構成図、(b)は
同装置のブロック図である。
【図19】同装置の作用説明図である。
【図20】9の実施例に係る画像形成装置のカール取
り手段の概略構成図である。
【図21】 (a)は10の実施例に係る画像形成装置のカール取
り手段の概略構成図、 (b)は11の実施例に係る画像形成装置の概略構成
図、(c)は12の実施例に係る画像形成装置の概略
構成図である。
【図22】第3の従来例に係る画像形成装置に係り、
(a)は同装置の概略構成図、(b)は同装置のカール
取り手段の概略構成図である。
【図23】同装置の両面複写の作用説明図である。
【図24】同装置の多重複写の作用説明図である。
【図25】13の実施例に係る画像形成装置の概略構
成図である。
【図26】同装置の要部拡大図である。
【図27】14の実施例に係る画像形成装置の概略構
成図である。
【図28】15の実施例に係る画像形成装置の概略構
成図である。
【図29】同装置の概略構成図である。
【図30】同装置の画像情報量とカール取りローラ接離
の関係を示すグラフである。
【図31】16の実施例に係る画像形成装置の作用を
示すフローチャートである。
【図32】同装置の要部概略構成図である。
【図33】第4の従来例に係る画像形成装置の概略構成
図である。
【図34】17の実施例に係る画像形成装置の概略構
成図である。
【図35】(a),(b)は同装置の転写材検知手段の
概略構成図、(c)〜(f)は同転写材検知手段の作用
を説明する図である。
【図36】同装置の他の転写材検知手段を示す図であ
る。
【図37】同装置の要部作用説明図である。
【図38】同装置のトナー量及び画像域の関係を示すグ
ラフである。
【図39】18の実施例に係る画像形成装置の要部作
用説明図である。
【図40】19の実施例に係る画像形成装置の概略構
成図である。
【図41】(a)は同装置の要部概略斜視図、(b)は
同装置におけるカール量の測定を説明する図、(c)は
カール量と定着後時間との関係を示すグラフ、(d)は
カール量とトナー量との関係を示すグラフ、(e)はカ
ール量と紙厚との関係を示すグラフ、(f)は同装置の
中間トレイ上に画像面を上向きに置いた状態を示す図、
(g)は同トレイ上に画像面を下向きに置いた状態を示
す図である。
【図42】同装置の作用を示すフローチャートである。
【図43】20の実施例に係る画像形成装置のカール
取り手段を示し、(a)は同手段の概略構成図、(b)
は同装置のブロック図である。
【図44】同装置の作用説明図である。
【図45】同装置の制御テーブルに係るグラフである。
【図46】21の実施例に係る画像形成装置のブロッ
ク図である。
【図47】同装置の作用説明図である。
【図48】同装置の制御テーブルに係るグラフある。
【図49】22の実施例に係る画像形成装置のカール
取り手段の概略構成図である。
【図50】同装置の制御テーブルに係るグラフである。
【図51】 (a)は23の実施例に係る画像形成装置のカール取
り手段の概略構成図、 (b)は24の実施例に係る画像形成装置のカール取
り手段の概略構成図、(c)は25の実施例に係る画
像形成装置のカール取り手段の概略構成図である。
【図52】(a)は第7の従来例に係る画像形成装置の
概略構成図、(b)はシート材のカールした状態を示す
図、(c)は同装置のカール取り手段の概略構成図であ
る。
【図53】26の実施例に係る画像形成装置のカール
取り手段を示し、(a)は同手段の概略構成図、(b)
は同装置のブロック図である。
【図54】(a)は同装置の作用説明図、(b)は
7の実施例に係る画像形成装置のカール取り手段の概略
構成図である。
【図55】(a)は28の実施例に係る画像形成装置
のカール取り手段の概略構成図、(b)は29の実施
例に係る画像形成装置のカール取り手段の概略構成図、
(c)は30の実施例に係る画像形成装置のカール取
り手段の概略構成図である。
【図56】(a)は第8の従来例に係る画像形成装置の
概略構成図、(b)は同装置のカール取り手段の概略構
成図である。
【符号の説明】
15 カール取り手段 30 後処理装置 12 制御部 30 ステイプラソータ(後処理装置) 115 カール取り手段 120 環境センサ(環境検知手段) 112 制御部 215 カール取り手段 212 制御部 308 定着装置 313a ローラ(上側回転体) 313b ローラ(下側回転体) 313 カール取り装置 316 CPU(制御部) 440 定着装置(画像形成手段) 424 センサ(転写材検知手段) 471 制御部 461,462 搬送路 466a,466b カール矯正ローラ 481 分岐ローラ(選択手段) 520 感光ドラム(像担持体) S1 ,S2 センサ(カール量検知手段) 550 両面・多重装置 551 制御手段 615 カール取り手段 Y プリンタ部(画像形成部) 612 制御部 715 カール取り手段 712 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65H 29/70 G03G 15/00 534 G03G 15/00 534 B41J 29/00 H (72)発明者 木 村 浩 司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−249858(JP,A) 特開 昭61−151664(JP,A) 特開 昭63−134464(JP,A) 特開 昭62−130967(JP,A) 特開 平3−152057(JP,A) 特開 昭60−31464(JP,A) 特開 昭63−287863(JP,A) 特開 平4−251067(JP,A) 特開 平4−365739(JP,A) 特開 平4−338060(JP,A) 実開 平3−66953(JP,U) 実開 昭61−108251(JP,U) 実開 昭64−6641(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/00 303 G03G 15/36 G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/02 - 21/04 G03G 21/14 G03G 21/20 G03G 15/00 510 - 534

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着装置を通過して未定着画像の加熱定
    着が行われ画像形成された転写材に対するカール矯正力
    を変更可能としたカール取り手段と、 前記カール取り手段によるカール矯正が行われた転写材
    を複数ビンの少なくとも1つに排出可能とする後処理装
    置と、 を備えた画像形成装置において、 前記後処理装置は、処理モードとして転写材を1枚ずつ
    順次複数ビンへ排出するソートモードと、所定枚の転写
    材を1つのビンへ排出し次に他のビンへ所定枚の転写材
    を排出するコレートモードとを有し、 前記後処理装置の処理モードがソートモードとコレート
    モードとの間で切り換えを行った場合、前記カール取り
    手段によるカール矯正力を変更するように前記カール取
    り手段を制御する制御部を有することを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 像担持体の潜像を可視像化する複数の現
    像手段を有し、この複数の現像手段の少なくとも1つを
    選択し、単色あるいは複数色の画像を転写材上に形成
    し、前記転写材上の未定着画像を定着装置により加熱定
    着して画像形成を行う画像形成手段と、 画像形成された転写材に対するカール矯正力を変更可能
    としたカール取り手段と、 を備えた画像形成装置において、 選択された前記現像手段の数に応じて前記カール取り手
    段によるカール矯正力を変更するように前記カール取り
    手段を制御する制御部を有することを特徴とする画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 前記カール取り手段を制御する制御部
    は、選択された現像手段の数と形成される画像の画像濃
    度に応じ、前記カール取り手段を制御することを特徴と
    する請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記カール取り手段を制御する制御部
    は、選択された現像手 段の数と形成される画像の画像密
    度に応じ、前記カール取り手段を制御することを特徴と
    する請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記カール取り手段を制御する制御部
    は、選択された現像手段の数ごとの画像濃度または画像
    密度と、前記カール取り手段の制御条件との対応を示す
    テーブルを備え、 前記テーブルに基づいて前記カール取り手段を制御する
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記カール取り手段は、転写材を挟持し
    て加圧する加圧手段と、前記加圧手段の加圧力を変更す
    る加圧力調整手段と、 を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1
    項に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記加圧手段は、硬度の異なる回転体対
    であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 前記カール取り手段は、転写材の一方の
    面側より冷却または加熱する手段と、前記冷却または加
    熱する手段と転写材との間で授受される熱量を変更する
    制御手段と、 を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1
    項に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記カール取り手段は、転写材を異なる
    側に撓ませる手段を有し、カール取り方向を変更するこ
    とによりカール矯正力を変更することを特徴とする請求
    乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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