JP2902130B2 - カール取り装置 - Google Patents

カール取り装置

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JP2902130B2
JP2902130B2 JP2416797A JP41679790A JP2902130B2 JP 2902130 B2 JP2902130 B2 JP 2902130B2 JP 2416797 A JP2416797 A JP 2416797A JP 41679790 A JP41679790 A JP 41679790A JP 2902130 B2 JP2902130 B2 JP 2902130B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やプリンタ及び
ファクシミリ等において使用する用紙に発生したカール
の補正を行うカール取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等において熱ローラ定着を行った
後の用紙にはカールが発生するものであり、カールが発
生した用紙を反転装置や両面トレイ等の後工程へそのま
ま搬送すると、種々の障害を生ずる。例えば、搬送中に
おいてはカール部分がガイド板に引っ掛かることによっ
てジャムを生じ、また、両面コピーを行う際にはカール
部分が感光体に密着し過ぎて分離性が悪くなったり逆向
きのカールであるために感光体との間に隙間が生じて白
抜け画像となったりし、両面トレイからの再給紙する際
に重送や不送りの原因となり、さらに、スタッキング中
にはカールによりスタッキング不良が発生する。
【0003】そこで、このようなカールを補正するため
に種々のカール取り装置が提案されており、例えば、特
開昭61ー2654号公報、特開昭63ー134464
号公報、特開昭56ー48343号公報、特開昭63ー
147765号公報に記載されたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭61ー
2654号公報に記載されたカール取り装置において
は、用紙の搬送中においてカール量の検知を行うもので
あり、カール量の検知を正確に行うことが困難である。
【0005】また、特開昭63ー134464号公報、
特開昭56ー48343号公報に記載されたカール取り
装置においては、カール方向(フェイスカール又はバッ
クカール)の検知を行うことはできるが、カール量を検
知することができない。
【0006】さらに、特開昭63ー147765号公報
に記載されたカール取り装置においては、用紙の厚みに
基づいてカール補正量を調整するものであるが、用紙の
種類や用紙の含水率によってカール量は変化するもので
あり、カール補正を確実に行うことができない。
【0007】ここで、用紙のカール補正に際しては、例
えば、バックカールしている用紙に対してはフェイス方
向へカールさせる向きの圧力を加えるものであり、加え
る圧力はカール量に応じて調整する必要がある。そし
て、この圧力が弱すぎる場合にはバックカール状態が残
り、強過ぎる場合には逆にフェイスカールとなってしま
う。従って、カール補正を確実に行うためには、用紙の
カール量とカール方向とを検知することが必要である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
用紙の含水率を検知する含水率検知手段と、用紙の種類
ごとのカール特性と用紙の一般的なカール特性とを記憶
した紙種別カール特性記憶手段と、前記含水率検知手段
からの検知結果と前記紙種別カール特性記憶手段から呼
び出したカール特性とを比較して前記用紙のカール状態
を予測するカール状態予測手段と、このカール状態予測
手段が予測したカール状態に応じてカール補正量を調整
するカール補正量調整手段と、用紙の種類の入力が行わ
れた場合には入力された用紙のカール特性が呼び出され
るとともに用紙の種類の入力が行われない場合には一般
的なカール特性を自動的に選択して呼び出す自動選択手
段を備えたカール補正手段とより構成した。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【作用】用紙の含水率が含水率検知手段により検知さ
れ、含水率検知手段からの検知結果と紙種別カール特性
記憶手段から呼び出された紙種に応じたカール特性とに
基づいてカール状態予測手段により用紙のカール状態が
予測され、予測されたカール状態に基づいてカール補正
手段のカール補正量調整手段が調整され、カール補正手
段により用紙のカール状態に応じたカール補正が行わ
、また、用紙の種類の入力が行われない場合は、紙種
別カール特性記憶手段から用紙の一般的なカール特性が
自動選択手段により選択されて呼び出され、呼び出され
た一般的なカール特性と含水率検知手段からの検知結果
とに基づいてカール状態予測手段により用紙のカール状
態が予測され、予測されたカール状態に基づいてカール
補正手段のカール補正量調整手段が調整され、カール補
正手段により用紙のカール状態に応じたカール補正が行
われる。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【実施例】図1乃至図6に基づいてこの種のカール取り
装置の一例を説明する。まず、複写機本体(図示せず)
内には用紙1を収納する用紙収納部(図示せず)と、こ
の用紙収納部内の湿度を検知する湿度検知手段2とが設
けられている。さらに、前記湿度検知手段1からの検知
結果と用紙の一般的なカール特性とを比較して前記用紙
1のカール状態(カール量とカール方向)を予測するカ
ール状態予測手段3が設けられており、このカール状態
予測手段3には、カール状態予測手段3が予測したカー
ル量とカール方向とに応じてそのカールを補正するため
に必要な補正量を演算するとともに後述するカール補正
量調整手段を駆動する制御部4が接続されている。
【0019】つぎに、前記複写機本体内には定着装置
(図示せず)が設けられており、この定着装置に対する
前記用紙1の搬送方向下流側には用紙1に発生したカー
ルを補正するためのカール補正手段5が設けられてい
る。このカール補正手段5は、一対のローラ6,7と、
これらのローラ6,7の間に巻回されたベルト8と、ベ
ルト8の外周面に接離自在に圧接される一対の剛性ロー
ラ9,10と、これらの剛性ローラ9,10を回転自在
に保持するとともにラック11が形成されたブラケット
12と、ラック11に噛み合ったピニオン13と、前記
ローラ6に対する前記用紙1の搬送方向上流側に位置し
て用紙1の送り込み方向を切換える切換爪14と、前記
制御部4、後述するカール補正量調整手段等より構成さ
れている。なお、剛性ローラ9,10同士の間隔は、一
方の剛性ローラ9がベルト8の外周面に接触するときに
他方の剛性ローラ10もベルト8の外周面に接触する状
態に設定されている。
【0020】ここで、前記ピニオン13にはカール補正
量調整手段である正逆回転自在な圧接用モータ15が連
結されており、この圧接用モータ15は前記制御部4に
接続されている。また、前記ローラ6にはカール補正量
調整手段である正逆回転自在な搬送用モータ16が連結
されており、この搬送用モータ16は前記制御部4に接
続されている。さらに、前記切換爪14にはカール補正
量調整手段である切換クラッチ17が連結されており、
この切換クラッチ17は前記制御部4に接続されてい
る。
【0021】なお、図示しないが、前記複写機本体に
は、前記制御部4が演算した補正量を表示するための補
正量表示部と、この表示に基づいて前記圧接用モータ1
5と搬送用モータ16と切換クラッチ17とを手動操作
するための操作部が設けられている。
【0022】このような構成において、まず、用紙を収
納する用紙収納部内の湿度と用紙の含水率との関係を図
4のグラフに示す。このグラフにおいて示すように、用
紙収納部内の湿度と用紙の含水率とは正の相関関係を有
し、常温常湿の状態(23℃,65%)では、用紙の含
水率は用紙の種類による差を生ずるものの約6.5%と
なる。つぎに、用紙の含水率と用紙のカール状態(カー
ル量とカール方向)との関係(用紙のカール特性)を図
5のグラフに示す。カール方向は、含水率が低い場合に
はフェイスカールとなり、含水率が高い場合にはバック
カールとなる。また、含水率が上昇することに伴ってバ
ックカールのカール量も大きくなり、含水率が6.5%
の場合にはバックカール量が20mmとなる。なお、グラ
フ中のA,B,Cは異なる種類の用紙におけるカール特
性を示したものである。
【0023】ここで、フェイスカールとは図6(a)に
示すように画像面が凹状にカールした状態をいい、バッ
クフェースとは図6(b)に示すように画像面が凸状に
カールした状態をいう。なお、両面コピーの場合は、直
前にコピーされた画像面に対して規定する。
【0024】従って、湿度検知手段2によって用紙収納
部内の湿度を検知することにより、湿度検知手段2から
の検知結果と図5のグラフに基づいて得られる用紙の一
般的なカール特性とを比較することにより、用紙のカー
ル方向とカール量とを予測することができる。
【0025】つぎに、用紙1のカール補正について図3
のフローチャートに基づいて説明する。まず、湿度検知
手段2により用紙収納部内の湿度が検知され、この検知
結果に基づいてカール状態予測手段3において用紙1の
含水率が予測され、さらに、予測された含水率と用紙の
一般的なカール特性とが比較されるとともに用紙1のカ
ール量とカール方向とが予測される。そして、カール状
態予測手段3において予測されたカール量とカール方向
とに基づいて必要な補正量が制御部4において演算さ
れ、この演算結果に基づいて自動的に、又は、手動によ
り、圧接用モータ15と搬送用モータ16と切換クラッ
チ17とが駆動され、カールの補正が行われる。
【0026】ここで、用紙1がバックカールであると予
測された場合には、切換クラッチ17の駆動により切換
爪14は図2に示すように支軸の回りに反時計回り方向
へ回動され、定着装置側から搬送されてきた用紙1はロ
ーラ6の上方側へ送り込まれる。また、搬送用モータ1
6の駆動によりローラ6の回転方向が時計回り方向へ規
制され、ベルト8が矢印a方向へ回転されるとともに送
り込まれた用紙1はベルト8によりローラ7側へ搬送さ
れる。また、圧接用モータ15の駆動によりピニオン1
3が反時計回り方向へ回転され、ブラケット12が剛性
ローラ9,10とともに下方へ移動するとともに剛性ロ
ーラ9がベルト8の外周面に圧接される。そして、この
ベルト8と剛性ローラ9との圧接個所の間を用紙1が通
過する際に、用紙1に対してフェイスカール方向の圧力
が加えられ、用紙1のバックカールが補正される。さら
に、ピニオン13の回転量は予測された用紙1のカール
量に応じて調整され、予測されたカール量が大きい場合
にはピニオン13の回転量が大きくなるとともに剛性ロ
ーラ9とベルト8との圧接圧が大きくなり、一方、予測
されたカール量が小さい場合にはピニオン13の回転量
が小さくなるとともに剛性ローラ9とベルト8との圧接
圧が小さくなる。従って、用紙1のカール量に応じたカ
ール補正を行えることになる。
【0027】つぎに、用紙1がフェイスカールであると
予測された場合には、切換爪14が支軸の回りに時計回
り方向へ回動されることにより用紙1はローラ6の下方
側へ送り込まれ、ローラ6の回転方向が反時計回り方向
へ規制されることによりベルト8が矢印b方向へ回転さ
れるとともに送り込まれた用紙1はベルト8によりロー
ラ7側へ搬送される。また、ピニオン13が時計回り方
向へ回転されることによりブラケット12が上方へ移動
するとともに剛性ローラ10がベルト8の外周面に圧接
される。そして、このベルト8と剛性ローラ10との圧
接個所の間を用紙1が通過する際に、用紙1に対してバ
ックカール方向の圧力が加えられ、用紙1のフェイスカ
ールが補正される。なお、剛性ローラ10のベルト8に
対する圧接力は、予測されたカール量に応じて調整さ
れ、用紙1のカール量に応じたカール補正が行われる。
【0028】なお、本実施例においては、カール補正手
段5の中心的な部材としてベルト8と剛性ローラ8,9
とを用いたものを例に挙げて説明したが、これらのベル
ト8と剛性ローラ8,9とに代えて、図7に示すように
弾性ローラ18とこの弾性ローラ18に選択的に圧接さ
れる剛性ローラ19,20とを用いてもよい。
【0029】また、剛性ローラ9,10,19,20に
冷却手段を組込むことにより、カール補正をより一層効
果的に行える。
【0030】ついで、この種のカール取り装置の他の
を図8及び図9に基づいて説明する。なお、図1乃至図
7において説明した部分と同一部分は同一符号で示し、
説明も省略する。複写機本体内には用紙1を収納する用
紙収納部が設けられており、用紙収納部内には用紙1の
含水率を検知する含水率検知手段21が設けられてい
る。この含水率検知手段21は、マイクロ波長が水分変
化に応じて減衰することを利用したものであり、水以外
の要因に影響されにくいために用紙1の含水率の測定を
高精度で行える。さらに、前記含水率検知手段21から
の検知結果と用紙の一般的なカール特性とを比較して前
記用紙1のカール状態(カール量とカール方向)を予測
するカール状態予測手段22が設けられており、このカ
ール状態予測手段22には、カール状態予測手段22が
予測したカール量とカール方向とに応じてそのカールを
補正するために必要な補正量を演算するとともに演算さ
れた補正量に基づいて圧接用モータ15と搬送用モータ
16と切換クラッチ17とを駆動する制御部4が接続さ
れている。
【0031】このような構成において、図5のグラフに
示すように、用紙の含水率と用紙のカール状態(カール
量とカール方向)との間には一定の関係(用紙のカール
特性)があり、含水率検知手段21によって検知された
用紙1の含水率と用紙の一般的なカール特性とをカール
状態予測手段22で比較することにより、用紙1のカー
ル状態を予測できる。
【0032】つぎに、用紙1のカール補正について図9
のフローチャートに基づいて説明する。含水率検知手段
21により用紙1の含水率が検知され、この検知結果と
用紙の一般的なカール特性とがカール状態予測手段22
において比較されるとともに用紙1のカール量とカール
方向とが予測される。そして、カール状態予測手段22
において予測されたカール量とカール方向とに基づいて
必要な補正量が制御部4において演算され、この演算結
果に基づき自動的に、又は、手動により、圧接用モータ
15と搬送用モータ16と切換クラッチ17とが駆動さ
れ、カールの補正が行われる。
【0033】ついで、発明の一実施例を図10乃至図
12に基づいて説明する。なお、図1乃至図9において
説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も省略
する。複写機本体内には用紙1を収納する用紙収納部が
設けられており、用紙収納部内には用紙1の含水率を検
知する含水率検知手段21が設けられている。この含水
率検知手段21は、マイクロ波長が水分変化に応じて減
衰することを利用したものであり、水以外の要因に影響
されにくいために用紙1の含水率の測定を高精度で行え
る。
【0034】つぎに、図5のグラフにおいて示したよう
に、用紙のカール特性は用紙の種類に応じて異なるもの
であり、前記複写機本体内には用紙の種類ごとのカール
特性と一般的なカール特性とを記憶した紙種別カール特
性記憶手段23が設けられている。なお、この紙種別カ
ール特性記憶手段23に記憶されている用紙の種類ごと
のカール特性は、用紙収納部に収納した用紙に対応する
No.を入力することにより呼び出される。また、この
紙種別カール特性記憶手段23においては、新たな種類
の用紙のカール特性のデータを登録して記憶させること
ができ、この登録はサービスマン等が必要に応じて行
う。さらに、前記紙種別カール特性記憶手段23には、
用紙の種類の入力が行われない場合において、一般的な
カール特性を自動的に選択して呼び出す自動選択手段
(図示せず)が設けられている。
【0035】さらに、前記含水率検知手段からの検知結
果と前記紙種別カール特性記憶手段23から呼び出した
カール特性とを比較して前記用紙1のカール状態(カー
ル量とカール方向)を予測するカール状態予測手段22
が設けられている。そして、このカール状態予測手段2
2には、カール状態予測手段22が予測したカール量と
カール方向とに応じてそのカールを補正するために必要
な補正量を演算するとともに演算された補正量に基づい
て圧接用モータ15と搬送用モータ16と切換クラッチ
17とを駆動する制御部4が接続されている。
【0036】このような構成において、用紙1のカール
補正について図11のフローチャートに基づいて説明す
る。まず、カール補正手段5を“オン”させると、図1
2に示すように表示部に“紙種入力No.を入力して下
さい”と表示される。用紙収納部に収納した用紙1の種
類に対応したNo.を入力すると、その用紙1のカール
特性が紙種別カール特性記憶手段23に記憶されている
か否かが判断され、記憶されている場合にはそのカール
特性が呼び出される。つぎに、含水率検知手段21によ
り用紙1の含水率が検知され、この検知結果と呼び出さ
れたカール特性とがカール状態予測手段22において比
較され、用紙1のカール量とカール方向とが予測され
る。そして、カール状態予測手段22において予測され
たカール量とカール方向とに基づいて必要な補正量が制
御部4において演算され、この演算結果に基づき自動的
に、又は、手動により、圧接用モータ15と搬送用モー
タ16と切換クラッチ17とが駆動され、カールの補正
が行われる。
【0037】一方、用紙1の種類が不明である等の理由
から用紙1の種類に対応したNo.の入力が行われない
場合は、自動選択手段により一般的なカール特性が呼び
出され、含水率検知手段21の検知結果と一般的なカー
ル特性とを比較することにより、用紙1のカール量とカ
ール方向とが予測され、この予測に基づいたカールの補
正が行われる。
【0038】また、用紙1の種類に対応したNo.を入
力したが、その用紙1のカール特性が記憶されていない
場合には、新規にカール特性を登録するか否かが判断さ
れる。そして、新規に登録した場合は、登録して記憶さ
れたカール特性を呼び出してカール状態の予測が行わ
れ、登録を行わない場合には一般的なカール特性を呼び
出してカール状態の予測が行われる。
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【発明の効果】本発明は、上述のように用紙の含水率を
検知する含水率検知手段と、用紙の種類ごとのカール特
と用紙の一般的なカール特性とを記憶した紙種別カー
ル特性記憶手段と、前記含水率検知手段からの検知結果
と前記紙種別カール特性記憶手段から呼び出したカール
特性とを比較して前記用紙のカール状態を予測するカー
ル状態予測手段と、このカール状態予測手段が予測した
カール状態に応じてカール補正量を調整するカール補正
量調整手段と、用紙の種類の入力が行われた場合には入
力された用紙のカール特性が呼び出されるとともに用紙
の種類の入力が行われない場合には一般的なカール特性
を自動的に選択して呼び出す自動選択手段を備えたカー
ル補正手段とより構成したので、用紙の含水率が含水率
検知手段により検知され、含水率検知手段からの検知結
果と紙種別カール特性記憶手段から呼び出された紙種に
応じたカール特性とに基づいてカール状態予測手段によ
り用紙のカール状態が予測され、予測されたカール状態
に基づいてカール補正手段のカール補正量調整手段が調
整され、カール補正手段により用紙のカール状態に応じ
たカール補正が行われ、また、用紙の種類の入力が行わ
れない場合は、紙種別カール特性記憶手段から用紙の一
般的なカール特性が自動選択手段により選択されて呼び
出され、呼び出された一般的なカール特性と含水率検知
手段からの検知結果とに基づいてカール状態予測手段に
より用紙のカール状態が予測され、予測されたカール状
態に基づいてカール補正手段のカール補正量調整手段が
調整され、カール補正手段により用紙のカール状態に応
じたカール補正を行うことができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】カール取り装置の一例を示すブロック図であ
る。
【図2】カール補正手段を示す正面図である。
【図3】カール補正の過程を説明するフローチャートで
ある。
【図4】湿度と用紙の含水率との関係を示すグラフであ
る。
【図5】用紙のカール特性を示すグラフである。
【図6】フェイスカールとバックカールとを説明する説
明図である。
【図7】カール補正手段の変形例の一部を示す正面図で
ある。
【図8】カール取り装置の他の一例を示すブロック図で
ある。
【図9】カール補正の過程を説明するフローチャートで
ある。
【図10】発明の一実施例を示すブロック図である。
【図11】カール補正の過程を説明するフローチャート
である。
【図12】カール補正手段を“オン”させた際の表示部
の表示状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 用紙 5 カール補正手段 15,16,17 カール補正量調整手段 21 含水率検知手段 22 カール状態予測手段 23 紙種別カール特性記憶手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙の含水率を検知する含水率検知手段
    と、用紙の種類ごとのカール特性と用紙の一般的なカー
    ル特性とを記憶した紙種別カール特性記憶手段と、前記
    含水率検知手段からの検知結果と前記紙種別カール特性
    記憶手段から呼び出したカール特性とを比較して前記用
    紙のカール状態を予測するカール状態予測手段と、この
    カール状態予測手段が予測したカール状態に応じてカー
    ル補正量を調整するカール補正量調整手段と、用紙の種
    類の入力が行われた場合には入力された用紙のカール特
    性が呼び出されるとともに用紙の種類の入力が行われな
    い場合には一般的なカール特性を自動的に選択して呼び
    出す自動選択手段を備えたカール補正手段とよりなるこ
    とを特徴とするカール取り装置。
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