JPH06191686A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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Publication number
JPH06191686A
JPH06191686A JP4344428A JP34442892A JPH06191686A JP H06191686 A JPH06191686 A JP H06191686A JP 4344428 A JP4344428 A JP 4344428A JP 34442892 A JP34442892 A JP 34442892A JP H06191686 A JPH06191686 A JP H06191686A
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JP
Japan
Prior art keywords
paper
sheet
guide member
fixing
waist
Prior art date
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Pending
Application number
JP4344428A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Katsuki
政徳 香月
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙の紙厚等にかかわらず撓みを安定して形
成する。 【構成】 薄紙1aの給紙時には薄紙1aが搬送ローラ
4により搬送されてその先端がレジストローラ3の周面
に当接すると、薄紙1aは腰が弱いのでスプリング13
の附勢力F1 に負けて上側ガイド板11が上方に回動せ
ずに弾性体10のみを押し上げ、湾曲部9内で比較的小
さな撓みが形成される。厚紙1bの給紙時には厚紙1b
が搬送ローラ4により搬送されてその先端がレジストロ
ーラ3の周面に当接すると、厚紙1bは腰が強いのでス
プリング13の附勢力F1 に勝って上側ガイド板11の
みが上方に回動して弾性体10が押し上げられず、上側
ガイド板11のカーブ形状に応じた比較的大きな撓みが
形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用紙の撓みによる弾性
力を利用して先端をレジストローラに当接させることに
より用紙の傾き、いわゆる斜行(スキュー)を矯正する
給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置では、給紙部から送り出さ
れる用紙の先端を停止状態の一対のレジストローラのニ
ップ部に当接させることにより用紙のスキューを矯正す
るとともに、感光ドラム上のトナー像に一致するように
給紙タイミングを制御している。したがって、用紙のス
キューを確実に矯正するためには用紙の先端の後方側を
撓ませ、この撓みによる弾性力いわゆる用紙の腰を利用
して先端の全てをレジストローラに当接させなければな
らない。なお、ここでは用紙の両端に互いに対向するよ
うな力を加えて湾曲させているので、「撓み」と称して
いるが、「弛み」と称する場合もあり、この種の技術に
おいては、これらは同義である。
【0003】従来、この種の装置としては例えば実公昭
59−28428号公報、特開平2−43145号公
報、特公平4−18303号公報、実公昭62−102
78号公報、実公平4−363号公報、実開平1−11
1648号公報、特公平1−58092号公報、特開昭
55−115532号公報、特公平1−281227号
公報、特開昭57−85737号公報などに開示されて
いる。
【0004】図32を参照してこれらの従来例の構成を
説明すると、用紙1の先端の後方側に撓み5を形成する
ためにはその形成場所に弾性体2を配置し、この弾性体
2により用紙1をガイドしながらレジストローラ3に当
接させ、撓み5を発生させるともに弾性体2を揺動させ
る方法が知られている。
【0005】この構成を詳細に説明すると、中継搬送ロ
ーラ4からレジストローラ3までの搬送路にはカーブ状
の下側ガイド板8が配置され、また、この下側ガイド板
8に対して平行に対向するように上流側の上側ガイド板
6と、上記弾性体2と下流側の上側ガイド板7がこの順
番で配置されている。また、弾性体2は搬送路の曲がり
角近傍において先端が自由端になるように、後端が上流
側の上側ガイド板6に固定されている。
【0006】したがって、用紙1が搬送ローラ4により
搬送されて弾性体2に当接すると、弾性体2の先端が開
いて弾性体2の先端と下流側の上側ガイド板7の間に開
口2aが形成され、この開口2aにおいて撓み5が発生
し、用紙1の先端が停止状態のレジストローラ3のニッ
プ部に当接するとスキューが矯正される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの方法
では、用紙1には薄紙1aと厚紙1bが存在し、厚さに
応じて撓み5のでき方が異なるので、先端の全てを必ず
レジストローラ3に当接させることは困難である。
【0008】すなわち、図33に示すように上流側の上
側ガイド板6がカーブ状に形成され、その先(図示部分
A)において弾性体2の後端が支持されている例では、
腰が強い厚紙1bの場合には厚紙1bの先端がガイド板
6の部分Aにより曲げられて弾性体2に当接することな
くそのまま下流側の上側ガイド板7の方向に進行するの
で撓み5が発生しない。
【0009】そこで、図34に示すように上記部分Aが
存在しないように弾性体2の後端を支持すると、腰が強
い厚紙1bの場合には厚紙1bの先端が弾性体2に当接
してそのまま進行し、下流側のガイド板7の方向に進行
しなくなるので問題外となる。
【0010】また、図35に示すように腰が強い厚紙1
bが当接しても下流側のガイド板7の方向に進行して撓
み5aが形成される強さの弾性体2を選択すると、腰が
弱い薄紙1aの場合には薄紙1aがこの弾性体2を押し
上げることができないので、撓み5aが波打ち状にな
り、レジストローラ3を通過する際に薄紙1aが折れた
りする不具合が発生する。したがって、図34および図
35に示す従来例では薄紙1aと厚紙1bにかかわらず
安定した撓み5を形成することは困難である。
【0011】さらに、図36に示すように弾性体2の支
点を下流側に設けると、弾性体2が用紙1の撓み5を上
流側に押し戻すので逆効果となる。また、弾性体2の先
端と下流側のガイド板7の間には、弾性体2の先端を揺
動させるためにある程度のクリアランスが設けられてい
るので、用紙1の先端にカール癖が有する場合には図3
7に示すように、先端がこの隙間に進入してジャムや先
端折れが発生する。
【0012】ここで、熱ローラにより用紙1上のトナー
像を定着する画像形成装置では、熱はトナーが印加され
るのみならず用紙1にも奪われるが、同熱量では薄紙1
aに比べて厚紙1bの定着性が劣る。このため、この種
の画像形成装置では、厚紙1bの場合の定着性を向上さ
せるためにニップ時間を長くして熱ローラ対の接触圧を
高くし、ニップ幅を広くするように構成されているが、
この場合には薄紙1aに対して過剰なストレスが印加さ
れるのでシワが発生しやすくなる。
【0013】また、接触圧が高い熱ローラ対では、薄紙
1aのように腰が弱い用紙1は硬さが小さく、また、湿
度の影響を受けやすく表面が波状の凹凸であるので、定
着部の入口のガイド部材を傾斜させて用紙1を熱ローラ
の周面に当接させて折り曲げることにより凹凸やシワを
除去することが行われる。しかしながら、この構成で
は、厚紙1bの場合には腰が強いので熱ローラの周面に
当接して搬送不良が発生したり、傾斜したガイド部材に
より折れが発生する。
【0014】さらに、接触圧が高い熱ローラ対を通過し
た薄紙1aは、腰の弱さにより先端にカールが発生する
と、自動両面供給装置にスタックした場合にこのカール
によりスタック不良が発生し、再給紙不良が発生する。
【0015】また、レジストローラ対により用紙1を押
し当てて撓み5を形成する場合、同じ紙厚であっても用
紙1を送り出す中継搬送ローラが経時的に劣化してロー
ル径が小さくなったり、摩擦係数が減少すると用紙1が
スリップする。また、ローラの膨潤によりロール径が大
きくなると同一の回転数の送り量では撓み5を安定して
形成することができなくなる。
【0016】また、原稿を多数複写する場合には、ユー
ザ側において製本等により紙厚が選択され、用紙の確認
がない状態で最初に選択された給紙段の用紙の不適切な
紙厚で多数の複写が行われると、複写紙が全て無駄とな
る。さらに、紙厚が異なる用紙がある給紙段にセットさ
れた状態で多数の複写が行われると、製本上もバラバラ
となる。
【0017】本発明は上記従来の問題点に鑑み、用紙の
紙厚等にかかわらず撓みを安定して形成することができ
る給紙装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】第1の手段は上記目的を
達成するために、用紙の給紙タイミングを制御するとと
もに用紙の撓みによる弾性力を利用して斜行を防止する
ためのレジストローラと、用紙の先端が前記レジストロ
ーラに当接した場合に用紙の腰の強さに応じて回動する
ガイド部材と、腰が比較的弱い用紙の先端が前記レジス
トローラに当接した場合に用紙の撓み部分を収納するた
めに前記ガイド部材に形成された湾曲部と、用紙が当接
した場合に前記湾曲部内に撓む弾性部材とを備えたこと
を特徴とする。
【0019】第2の手段は、第1の手段の前記ガイド部
材が用紙の搬送路の下流側を支点とし、先端を自由端と
して前記レジストローラの近傍で回動可能に配置されて
いることを特徴とする。
【0020】第3の手段は、第1または第2の手段にお
いて用紙の搬送方向の前記弾性部材の長さが前記湾曲部
より長く、前記湾曲部と前記ガイド部材には用紙が前記
レジストローラに当接した場合に前記弾性部材が突き抜
けるための開口が形成されていることを特徴とする。
【0021】第4の手段は、第1ないし第3の手段にお
いて前記ガイド部材の上下にそれぞれ前記湾曲部が形成
されるとともに前記弾性部材が取り付けられ、用紙が複
数の給紙手段の1つから前記ガイド部材の上または下に
選択的に搬送された場合に前記ガイド部材は給紙された
方の反対側に回動することを特徴とする。
【0022】第5の手段は、第1ないし第4の手段にお
いて前記ガイド部材の回動角度により用紙の腰の強さを
検出する検出手段と、定着ローラ対のニップ部により用
紙上のトナー像を定着する定着手段と、前記検出手段に
より検出された腰の強さに応じて前記ローラ対のニップ
部の幅を変更するニップ幅制御手段とを備えたことを特
徴とする。
【0023】第6の手段は、第1ないし第5の手段にお
いて前記ガイド部材の回動角度により用紙の腰の強さを
検出する検出手段と、画像形成後の用紙を選択的に搬送
するための複数の搬送路と、前記検出手段により検出さ
れた腰の強さに応じて前記搬送路を選択する搬送路選択
手段とを備えたことを特徴とする。
【0024】第7の手段は、第1ないし第6の手段にお
いて前記ガイド部材の回動角度により用紙の腰の強さを
検出する検出手段と、熱により用紙上のトナー像を定着
する定着手段と、前記検出手段により検出された腰の強
さに応じて前記定着手段の温度を制御する定着温度制御
手段とを備えたことを特徴とする。
【0025】第8の手段は、第1ないし第7の手段にお
いて前記ガイド部材の回動角度により用紙の腰の強さを
検出する検出手段と、熱により用紙上のトナー像を定着
する定着手段と、定着手段の用紙受入れ側に設けられ、
用紙を定着手段側に案内する搬送路に対して上下方向に
揺動可能な揺動案内部材と、前記検出手段により検出さ
れた腰の強さに応じて揺動案内部材を揺動させる揺動制
御手段とを備えたことを特徴とする。
【0026】第9の手段は、第1ないし第8の手段にお
いて前記ガイド部材の回動角度により用紙の腰の強さを
検出する検出手段と、前記検出手段により検出された腰
の強さに応じて用紙の撓みの大きさを検知し、この検知
した撓みの大きさから給紙部からレジストローラに用紙
をわたす中継搬送ローラの用紙送り量を制御する用紙送
り量制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0027】第10の手段は、第1ないし第9の手段に
おいて前記ガイド部材の回動角度により用紙の腰の強さ
を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された
腰の強さに応じた紙厚を表示する表示手段と、検知した
紙厚に応じて給紙の続行、あるいは給紙の変更を行わせ
る制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0028】
【作用】第1の手段では、ガイド部材は用紙の先端がレ
ジストローラに当接した場合に用紙の腰の強さに応じて
回動し、さらに腰が比較的弱い用紙では用紙の撓みは湾
曲部に収納される。
【0029】第2の手段では、ガイド部材は、紙の搬送
路の下流側を支点として先端がレジストローラの近傍で
回動して腰が強い用紙の先端をレジストローラのニップ
部に導く。
【0030】第3の手段では、弾性部材の長さが湾曲部
より長く、用紙がレジストローラに当接して湾曲する
と、変形した押圧部材は開口から突き抜け、カールした
用紙の先端の湾曲部内での引っ掛かりが防止される。
【0031】第4の手段では、湾曲部がガイド部材の上
下にそれぞれ形成され、また、ガイド部材は給紙された
方の反対側に回動するので、複数の給紙カセットを有す
る複写機等を小さなスペースで構築できる。
【0032】第5の手段では、検出手段はガイド部材の
回転により用紙の腰の強さを検出し、ニップ幅制御手段
はこの腰の強さに応じて定着ローラ対のニップ部の幅を
変更する。
【0033】第6の手段では、検出手段はガイド部材の
回転により用紙の腰の強さを検出し、この検出結果に応
じて搬送路選択手段は用紙を搬送する搬送路を選択す
る。
【0034】第7の手段では、検出手段はガイド部材の
回転により用紙の腰の強さを検出し、この検出結果に応
じて定着温度制御手段は定着温度を制御する。
【0035】第8の手段では、検出手段はガイド部材の
回転により用紙の腰の強さを検出し、この検出結果に応
じて揺動制御手段は揺動案内部材を揺動させる。
【0036】第9の手段では、検出手段はガイド部材の
回転により用紙の腰の強さを検出し、この検出結果に応
じて用紙送り量制御手段は中継搬送ローラの用紙送り量
を制御する。
【0037】第10の手段では、検出手段はガイド部材
の回転により用紙の腰の強さを検出し、この検出結果に
応じて表示手段は紙厚を表示し、制御手段は給紙の続行
あるいは変更を指示する。
【0038】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明に係る給紙装置の一実施例を示す側
面図、図2は図1の給紙装置を示す外観図、図3は図1
の給紙装置の薄紙給紙時の動作を説明するための側面
図、図4は図1の給紙装置の薄紙給紙時の撓み形成動作
を説明するための側面図、図5は図1の給紙装置の厚紙
給紙時の動作を説明するための側面図、図6は厚紙給紙
時の撓み形成動作を説明するための側面図である。な
お、以下の説明において、各実施例において同等とみな
せる各部には同一の参照符号を付し、重複する説明は省
略する。
【0039】図1および図2において、搬送ローラ4か
らレジストローラ3までの搬送路にはカーブ状の下側ガ
イド板8が配置され、この下側ガイド板8の上には略平
行に対向するように上側ガイド板11が配置されてい
る。上側ガイド板11は搬送ローラ4により直進してき
た用紙1の先端が当接可能に、かつ先端がレジストロー
ラ3の近傍まで延びる長さで形成され、また、上流側を
支点12とし、レジストローラ3の近傍の先端を自由端
として揺動可能に取り付けられている。
【0040】さらに、上側ガイド板11の先端はスプリ
ング13により、下側ガイド板8の方向に附勢され、ス
トッパ15に当接して下側ガイド板8に対して位置決め
されている。なお、ストッパ15はゴム等の吸音材を用
いることにより、上側ガイド板11の衝撃音を消すこと
ができる。
【0041】そして、この上側ガイド板11には用紙1
に撓み5を形成するために、湾曲部9が形成されるとと
もに、弾性体10がこの湾曲部9の内側を覆うように取
り付けられ、この弾性体10は上流側を支点とし、下流
側の先端を自由端として揺動可能に取り付けられてい
る。また、湾曲部9と弾性体10の先端の間には、ある
程度のクリアランスが設けられている。
【0042】つぎに、図3〜図6を参照して上記実施例
の構成および動作を詳細に説明する。まず、薄紙1aの
給紙時には図3に示すように、薄紙1aが搬送ローラ4
により搬送されてその先端がレジストローラ3の周面に
当接すると、薄紙1aは腰が弱いのでスプリング13の
附勢力F1 に負けて上側ガイド板11が上方に回動せず
に弾性体10のみを押し上げ、したがって、湾曲部9内
で比較的小さな撓みが形成される。
【0043】この場合、図4において薄紙1aの腰の力
をF2 、弾性体10の反力をF3 、上側ガイド板11の
支点12からスプリング13の作用点までの距離を
1 、上側ガイド板11の支点12から弾性体10の作
用点までの距離をL2 、弾性体10の支点からその作用
点までの距離をL3 とすると、 F1 1 >F2 2 ,F2 2 >F3 3 となる。
【0044】他方、厚紙1bの給紙時には図5に示すよ
うに、厚紙1bが搬送ローラ4により搬送されてその先
端がレジストローラ3の周面に当接すると、厚紙1bは
腰が強いのでスプリング13の附勢力F1 に勝って上側
ガイド板11のみが上方に回動して弾性体10が押し上
げられず、したがって、上側ガイド板11のカーブ形状
に応じた比較的大きな撓みが形成される。
【0045】この場合、図6において厚紙1bの腰の力
をf2 、上側ガイド板11の支点12から厚紙1bの当
接位置までの距離をl2 とすると、 F1 1 >f2 2 となる。
【0046】したがって、上記実施例によれば、用紙1
の先端がレジストローラ3に当接した場合に上側ガイド
板11が用紙1の腰の強さに応じて回動するので、用紙
1の紙厚等にかかわらず撓みを安定して形成することが
できる。また、上側ガイド部材11が用紙1の搬送路の
下流側を支点とし、先端がレジストローラ3の近傍で回
動するので、腰が強い厚紙1bの先端をレジストローラ
3のニップ部に導く力が発生し、したがって、腰が強い
厚紙1bの撓みを安定して形成することができる。
【0047】つぎに、図7〜図10を参照して第2の実
施例を説明する。図7はその側面図、図8は図7の給紙
装置を示す外観図、図9は図7の給紙装置を示す平面
図、図10は図7の給紙装置の撓み形成動作を説明する
ための側面図である。この実施例では、弾性体14は上
側ガイド板11aの湾曲部9aより長くなるように形成
され、また、湾曲部9aには弾性体14が上方に突き抜
け可能なように開口9cが形成されている。
【0048】したがって、この第2実施例によれば、弾
性体14の長さが湾曲部9aより長いので、カールした
用紙の先端が湾曲部9a内で引っ掛かることを防止する
ことができ、したがって、腰が弱い薄紙1aの撓みを安
定して形成することができる。
【0049】つぎに、図11〜図15を参照して第3の
実施例を説明する。図11はその要部である中央ガイド
板を示す外観図、図12は薄紙が上側ルートを介して給
紙される場合の動作を説明するための側面図、図13は
厚紙が上側ルートを介して給紙される場合の動作を説明
するための側面図、図14は薄紙が下側ルートを介して
給紙される場合の動作を説明するための側面図、図15
は厚紙が下側ルートを介して給紙される場合の動作を説
明するための側面図である。
【0050】この実施例では2つの搬送路を介してレジ
ストローラ3まで搬送される画像形成装置に好適なよう
に、撓み形成用の2つの湾曲部9a、9bがそれぞれ中
央ガイド板11bの上下に形成されている。この中央ガ
イド板11bは図11に示すように、上流側を支点12
aとし、レジストローラ3の近傍の先端がスプリング1
3a、13bにより上下方向に附勢されて自由端として
揺動可能に取り付けられている。そして、この中央ガイ
ド板11の湾曲部9a、9bにはそれぞれ、第1の実施
例と同様な弾性体10a、10bが取り付けられてい
る。
【0051】そして、この実施例では薄紙1aが上側ル
ートまたは下側ルートを介して給紙される場合にはそれ
ぞれ図12、図14に示すように、薄紙1aが搬送ロー
ラ4a、4bにより搬送されてその先端がレジストロー
ラ3の周面に当接すると、薄紙1aは腰が弱いのでスプ
リング13a、13bの附勢力に負けて中央ガイド板1
1bが上方または下方に回動せずに弾性体10a、10
bのみを押し下げまたは押し上げ、したがって、湾曲部
9a、9b内で比較的小さな撓みが形成される。
【0052】また、厚紙1bが上側ルートまたは下側ル
ートを介して給紙される場合にはそれぞれ図13、図1
5に示すように、厚紙1bが搬送ローラ4a、4bによ
り搬送されてその先端がレジストローラ3の周面に当接
すると、厚紙1bは腰が強いのでスプリング13a、1
3bの附勢力に勝って中央ガイド板11bのみが下方ま
たは上方に回動して弾性体10が変位せず、したがっ
て、中央ガイド板11bの形状に応じた比較的大きな撓
みが形成される。
【0053】したがって、この実施例によれば、1つの
中央ガイド板11bにより上側ルートまたは下側ルート
を介して給紙された用紙1の撓みによる弾性力を利用し
て斜行を防止することができるので、複数の給紙カセッ
トを有する複写機等の省スペース化を図ることができ
る。
【0054】つぎに、図16ないし図26を参照して第
4の実施例を説明する。図16はその薄紙給紙時の動作
を説明するための側面図、図17は厚紙給紙時の動作を
説明するための側面図であり、概略的な構成は第1の実
施例と同様である。図18は電子写真方式の複写機にお
ける定着器を示す構成図、図19は図18の入口ガイド
部材202の初期状態を示す側面図、図20は図18の
入口ガイド部材202の厚紙の場合の状態を示す側面
図、図21は図18の加圧ローラの駆動機構を示す側面
図、図22は定着ローラ対のニップ部の初期状態を示す
説明図、図23は厚紙の場合の定着ローラ対のニップ部
を示す説明図、図24は定着器の入口ガイド部材を制御
する場合の動作を説明するためのフローチャート、図2
5は定着器の加圧力を制御する場合の動作を説明するた
めのフローチャート、図26は定着器の温度を制御する
場合の動作を説明するためのフローチャートである。
【0055】図16および図17に示すように、この実
施例では、第1の実施例と同様に上側ガイド板101は
上流側を支点102とし、レジストローラ3の近傍の先
端スプリング103により下方向に附勢されて自由端と
して揺動可能に取り付けられているが、加えて上側ガイ
ド板101の先端側には検出部105が設けられ、ま
た、上側ガイド板101の回動位置を検出するためにセ
ンサ104が固定されている。なお、これらのセンサ1
04および検出部105からなる検出手段は、遮蔽式フ
ォトインタラプタや反射型フォトセンサ等で構成するこ
とができる。
【0056】この検出信号は薄紙1aかまたは厚紙1b
かを示す信号として画像形成処理部に出力され、また、
一例として検出手段104、105が一致した場合すな
わち薄紙1aの場合にオン、一致しない場合にすなわち
厚紙1bの場合にオフとして説明する。
【0057】図18において、用紙1は搬送ローラ4等
により搬送されてその先端がレジストローラ3の周面に
当接すると撓みが形成され、ついで感光ドラム106上
にトナー像に一致するようにレジストローラ3により搬
送され、感光ドラム106上のトナー像が用紙1に転写
される。
【0058】そして、この用紙1は定着器201の入口
ガイド部材202に搬送されて加熱(定着)ローラ20
3と加圧ローラ209のローラ対によりトナー像が定着
される。この用紙1は切り換え爪210により、片面モ
ードではそのまま外部に排出され、両面モードでは自動
両面供給部211上にスタックされ、搬送ローラ4等に
より再給紙される。なお、図18では用紙1の裏表を反
転する機構等は省略されている。
【0059】入口ガイド部材202は初期状態では図1
9に示すように、用紙1の先端が定着ローラ203の周
面に当接するように上向きにセットされ、したがって、
用紙1は定着ローラ203の周面に当接した後ニップ部
204に進む。この初期状態は上記検出手段104、1
05が一致した場合、すなわち薄紙1aの場合に設定さ
れ、検出手段104、105が一致しない場合、すなわ
ち厚紙1bの場合には図20に示すように、用紙1の先
端がニップ部204に直接進むようにセットされる。
【0060】また、加圧ローラ209は図21に示すよ
うにソレノイド205と、連結レバー206と、加圧ス
プリング207と加圧レバー208により、その上の定
着ローラ203に対して加圧力が2段階で変更可能に構
成されている。図21および図22は加圧ローラ209
の初期状態すなわち薄紙1aの場合の状態を示し、ソレ
ノイド205はオフである(図示実線)。したがって、
薄紙1aの場合には図22に示すように、ニップ幅x1
が比較的短くなる。
【0061】他方、厚紙1bの場合にソレノイド205
がオンになると(図示破線)、加圧レバー208により
加圧ローラ209が定着ローラ203に対して加圧さ
れ、図22に示すようにニップ幅x2 (>x1 )が比較
的長くなる。
【0062】つぎに、図24を参照して入口ガイド部材
202を制御する制御部200の動作を説明すると、ま
ず、電源が投入されると(ステップS21)定着ローラ
203を加熱するための定着ヒータ203a(図19参
照)を点灯し(ステップS22)、入口ガイド部材20
2を上向きにセットする(ステップS23)。そして、
定着温度が設定温度に到達すると(ステップS24)こ
の設定温度を維持する(ステップS25)。
【0063】ついでコピー可能状態か否かをチェック
し、コピー可能な状態でコピーがスタートすると(ステ
ップS26〜S28)、検出手段104、105がオフ
か否かすなわち厚紙1bか否かを判別し(ステップS2
9)、厚紙1bの場合には入口ガイド部材202を下向
きにセットし(ステップS30)、レジストローラ3を
駆動して用紙1を画像形成位置に進行させる(ステップ
S31)。
【0064】なお、薄紙1aの場合にはそのまま画像形
成位置に進行させる(ステップS29→S31)。そし
て、コピー動作の完了まで待機し(ステップS32)、
完了すると定着ヒータを制御し(ステップS33)、ス
テップS23に戻る。
【0065】したがって、この実施例によれば、薄紙1
aの場合に定着ローラ203の周面に当接した後ニップ
部204に進み、厚紙1bの場合にニップ部204に直
接進むので、定着不良を防止することができる。
【0066】つぎに、図25を参照して加圧ローラ20
9の加圧力の制御を説明する。まず、電源が投入される
と(ステップS41)定着ヒータ203aを点灯し(ス
テップS42)、ソレノイド205をオフにして加圧力
を低圧側にセットする(ステップS43)。そして、定
着温度が設定温度に到達すると(ステップS44)この
設定温度を維持する(ステップS45)。
【0067】そして、コピー可能な状態でコピーがスタ
ートすると(ステップS46〜S48)、検出手段10
4、105がオフか否かすなわち厚紙1bか否かを判別
し(ステップS49)、厚紙1bの場合にはソレノイド
205をオンにして加圧力を高圧側にセットし(ステッ
プS50)、レジストローラ3を駆動して用紙1を画像
形成位置に進行させる(ステップS51)。
【0068】なお、薄紙1aの場合には低圧でそのまま
画像形成位置に進行させる(ステップS49→S5
1)。そして、コピー動作の完了まで待機し(ステップ
S52)、完了すると定着ヒータを制御し(ステップS
53)、ステップS43に戻る。
【0069】したがって、用紙1の腰の強さを検出して
加圧ローラ209の加圧力を制御するので、用紙1の紙
厚等にかかわらず撓みを安定して形成することができる
とともに定着不良を防止することができる。
【0070】つぎに、図26を参照して定着ローラ20
3の加熱温度を制御する場合について説明する。まず、
電源が投入されると(ステップS1)、定着ヒータ20
3aを設定温度に到達するまで高電圧側で点灯し(ステ
ップS2、S3)、設定温度に到達すると低電圧側で点
灯してこの温度を維持する(ステップS4)。
【0071】そして、コピー可能な状態でコピーがスタ
ートすると(ステップS5〜S7)、検出手段104、
105がオフか否かすなわち厚紙1bか否かを判別し
(ステップS8)、厚紙1bの場合には定着ヒータを厚
紙用の設定温度に到達するまで高電圧側で点灯し(ステ
ップS9、S10)、設定温度に到達するとレジストロ
ーラ3を駆動して用紙1を画像形成位置に進行させる
(ステップS11)。
【0072】なお、薄紙1aの場合にはそのまま画像形
成位置に進行させる(ステップS8→S11)。そし
て、コピー動作の完了まで待機し(ステップS12)、
完了すると定着ヒータを低電圧側で点灯し(ステップS
13)、ステップS3に戻る。
【0073】したがって、用紙1の腰の強さを検出して
定着温度を制御するので、用紙1の紙厚等にかかわらず
撓みを安定して形成することができるとともに定着不良
を防止することができる。
【0074】また、この用紙1を自動両面供給装置21
1にスタックして再給紙する自動両面モードが設定され
ている場合には、図18に示すように定着後の薄紙1a
(検出手段104、105がオンの場合)がそのまま外
部に排出されるように切り換え爪210が制御され(図
示実線)、他方、厚紙1b(検出手段104、105が
オン)の場合には切り換え爪210により自動両面供給
部211上にスタックされるように制御される(図示破
線)。また、画像形成後の用紙1の排出経路を3以上設
け、センサ104により薄紙1aか厚紙1bを検出して
その1つに選択的に排出するように構成してもよい。
【0075】さらに、この第4の実施例では、同一また
は複数の原稿を多数枚複写する場合にセンサ104によ
り1枚の用紙1が薄紙1aか厚紙1bを検出し、この検
出された紙厚をユーザに対して表示することにより、ユ
ーザが紙厚を確認して希望の紙厚である場合に例えばス
タートボタンを押して給紙すなわち複写を続行するよう
に構成してもよく、また、不適切な紙厚である場合には
1枚の用紙を自動的に排出してユーザに対して他の給紙
段の選択を促すように表示するように構成してもよい。
【0076】つぎに、図27ないし図30を参照して第
5の実施例を説明する。図27は無給紙状態を示す側面
図、図28は厚紙1bの撓みの正常状態を示す側面図、
図29は厚紙1bの撓みが正常状態より小さい状態を示
す側面図、図30は厚紙1bの撓みが正常状態より大き
い状態を示す側面図、図31は図27〜図30の各状態
における制御を示す説明図である。
【0077】上記第4の実施例では、検出手段104、
105がオンか否かにより薄紙1aか厚紙1bを検出す
るように構成されているが、この実施例では、矢印で示
すセンサ304、305と検出部306、307により
上側ガイド部301の回動位置を4段階で検出可能に構
成されている。なお、符号308はレジスト前センサを
示す。
【0078】図27に示す無給紙状態では、上側ガイド
部301が用紙により回動しないのでレジスト前センサ
308、センサ304、305が共にオフであり、図2
8に示す正常状態では、上側ガイド部301が厚紙1b
により正常状態に回動してレジスト前センサ308がオ
ン、センサ304が検出部306の領域Aを検出してオ
ン、センサ305が検出部307の領域Dを検出してオ
ンである。ここで、検出部306の領域Aと検出部30
7の領域Dの各幅は同一であり、この幅の分の回動が厚
紙1bの撓みによるものとする。
【0079】他方、図29に示す状態では、上側ガイド
部301の回動が小さく、厚紙1bの撓みが正常状態よ
り小さい状態を示しており、この状態ではレジスト前セ
ンサ308がオン、センサ304が検出部306の領域
Bを検出してオン、センサ305が検出部307を検出
しないのでオフである。
【0080】また、図30に示す状態では、上側ガイド
部301の回動が大きく、厚紙1bの撓みが正常状態よ
り大きい状態を示しており、この状態ではレジスト前セ
ンサ308がオン、センサ304が検出部306を検出
しないのでオフ、センサ305が検出部307の領域C
を検出してオンである。
【0081】そして、この実施例では図31に示すよう
に、撓みが正常状態より小さい状態では搬送ローラ4の
送り量を増加させ、撓みが正常状態より大きい状態では
搬送ローラ4の送り量を減少させることにより、図28
に示す正常状態に補正することが出来る。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、上述のように構成
された本発明によれば、以下に述べるような効果を奏す
る。
【0083】請求項1記載の発明によれば、用紙の先端
が前記レジストローラに当接した場合に、ガイド部材が
用紙の腰の強さに応じて回動するので、用紙の紙厚等に
かかわらず撓みを安定して形成することができる。
【0084】請求項2記載の発明によれば、ガイド部材
が用紙の搬送路の下流側を支点とし、先端を自由端とし
て前記レジストローラの近傍で回動するので、腰が強い
用紙の先端をレジストローラのニップ部に導く力が発生
し、したがって、腰が強い用紙の撓みを安定して形成す
ることができる。
【0085】請求項3記載の発明によれば、弾性部材の
長さが湾曲部より長く、湾曲部とガイド部材には用紙が
レジストローラに当接した場合に弾性部材が突き抜ける
ための開口が形成されているので、カールした用紙の先
端が湾曲部内で引っ掛かることを防止することができ、
したがって、腰が弱い用紙の撓みを安定して形成するこ
とができる。
【0086】請求項4記載の発明によれば、ガイド部材
の上下にそれぞれ湾曲部を形成し、また、弾性部材が取
り付けられ、用紙が複数の給紙手段の1つからガイド部
材の上または下に選択的に搬送された場合に、ガイド部
材は給紙された方の反対側に回動するので、複数の給紙
カセットを有する複写機等の省スペース化を図ることが
できる。
【0087】請求項5記載の発明によれば、ガイド部材
の回動角度により用紙の腰の強さを検出して定着ローラ
対のニップ部の幅を変更するので、用紙の紙厚等にかか
わらず撓みを安定して形成することができるとともに定
着不良を防止することができる。
【0088】請求項6記載の発明によれば、ガイド部材
の回動角度により用紙の腰の強さを検出して搬送路を選
択するので、カールした用紙のジャムを防止することが
できる。
【0089】請求項7記載の発明によれば、ガイド部材
の回動角度により用紙の腰の強さを検出し、検出された
腰の強さに応じて定着手段の温度を制御するので、用紙
の紙厚等にかかわらず撓みを安定して形成することがで
きるとともに定着不良を防止することができる。
【0090】請求項8記載の発明によれば、ガイド部材
の回動角度により用紙の腰の強さを検出し、検出された
腰の強さに応じて揺動案内部材を揺動させて用紙の定着
ローラに対する進入経路を変更するので、薄紙による皺
や厚紙による定着不良をなくすことができる。
【0091】請求項9記載の発明によれば、ガイド部材
の回動角度により用紙の腰の強さを検出し、この検出し
た腰の強さから用紙の撓みの大きさを検知し、この検知
した撓みの大きさから中継搬送ローラの用紙送り量を制
御するので、安定した撓みが形成できる。
【0092】請求項10記載の発明によれば、ガイド部
材の回動角度により用紙の腰の強さを検出し、この検出
した腰の強さから紙厚を表示手段に表示し、さらに、こ
の紙厚から給紙の続行あるいは却下、または給紙部を変
更するので、同一原稿や複数原稿の同一の複写束内に紙
厚の異なった用紙が混在することを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給紙装置の一実施例を示す側面図
である。
【図2】図1の給紙装置を示す外観図である。
【図3】図1の給紙装置の薄紙給紙時の動作を説明する
ための側面図である。
【図4】図1の給紙装置の薄紙給紙時の撓み形成動作を
説明するための側面図である。
【図5】図1の給紙装置の厚紙給紙時の動作を説明する
ための側面図である。
【図6】厚紙給紙時の撓み形成動作を説明するための側
面図である。
【図7】第2の実施例を示す側面図である。
【図8】図7の給紙装置を示す外観図である。
【図9】図7の給紙装置を示す平面図である。
【図10】図7の給紙装置の撓み形成動作を説明するた
めの側面図である。
【図11】第3の実施例の要部である中央ガイド板を示
す外観図である。
【図12】薄紙が上側ルートを介して給紙される場合の
動作を説明するための側面図である。
【図13】厚紙が上側ルートを介して給紙される場合の
動作を説明するための側面図である。
【図14】薄紙が下側ルートを介して給紙される場合の
動作を説明するための側面図である。
【図15】厚紙が下側ルートを介して給紙される場合の
動作を説明するための側面図である。
【図16】第4の実施例の薄紙給紙時の動作を説明する
ための側面図である。
【図17】厚紙給紙時の動作を説明するための側面図で
ある。
【図18】第4の実施例における電子写真方式の複写機
における定着器を示す構成図である。
【図19】図18の入口ガイド部材の初期状態を示す側
面図である。
【図20】図18の入口ガイド部材の厚紙の場合の状態
を示す側面図である。
【図21】図18の加圧ローラの駆動機構を示す側面図
である。
【図22】定着ローラ対のニップ部の初期状態を示す説
明図である。
【図23】厚紙の場合の定着ローラ対のニップ部を示す
説明図である。
【図24】定着器の入口ガイド部材を制御する場合の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図25】定着器の加圧力を制御する場合の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図26】定着器の温度を制御する場合の動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図27】第5の実施例の無給紙状態を示す側面図であ
る。
【図28】厚紙の撓みの正常状態を示す側面図である。
【図29】厚紙の撓みが正常状態より小さい状態を示す
側面図である。
【図30】厚紙の撓みが正常状態より大きい状態を示す
側面図である。
【図31】図27〜図30の各状態における制御を示す
説明図である。
【図32】従来の給紙装置を示す側面図である。
【図33】図32の厚紙給紙時の動作を説明するための
側面図である。
【図34】従来の他の給紙装置を示す側面図である。
【図35】図34の薄紙給紙時の動作を説明するための
側面図である。
【図36】従来の他の給紙装置を示す側面図である。
【図37】カール癖を有する用紙給紙時の動作を説明す
るための側面図である。
【符号の説明】
1,1a,1b 用紙 3 レジストローラ 9,9a,9b 湾曲部 10,10a,10b 弾性体 11,11a,11b,101,301 ガイド板 12,12a,102,302 支点 13,13a,13b,103,303 スプリング 104,304,305 センサ 105,306,307 検出部 200 制御部 202 入口ガイド部材 203 定着(加熱)ローラ 204 ニップ部 205 ソレノイド 209 加圧ローラ 210 切り換え爪

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙の給紙タイミングを制御するととも
    に用紙の撓みによる弾性力を利用して斜行を防止するた
    めのレジストローラと、 用紙の先端が前記レジストローラに当接した場合に用紙
    の腰の強さに応じて回動するガイド部材と、 腰が比較的弱い用紙の先端が前記レジストローラに当接
    した場合に用紙の撓み部分を収納するために前記ガイド
    部材に形成された湾曲部と、 用紙が当接した場合に前記湾曲部内に撓む弾性部材と、 を備えた給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部材は、用紙の搬送路の下流
    側を支点とし、先端を自由端として前記レジストローラ
    の近傍で回動可能に配置されていることを特徴とする請
    求項1記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 用紙の搬送方向の前記弾性部材の長さが
    前記湾曲部より長く、前記湾曲部と前記ガイド部材には
    用紙が前記レジストローラに当接した場合に前記弾性部
    材が突き抜けるための開口が形成されていることを特徴
    とする請求項1または2記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド部材の上下にそれぞれ前記湾
    曲部が形成されるとともに前記弾性部材が取り付けら
    れ、用紙が複数の給紙手段の1つから前記ガイド部材の
    上または下に選択的に搬送された場合に前記ガイド部材
    は給紙された方の反対側に回動することを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれかに記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 前記ガイド部材の回動角度により用紙の
    腰の強さを検出する検出手段と、定着ローラ対のニップ
    部により用紙上のトナー像を定着する定着手段と、前記
    検出手段により検出された腰の強さに応じて前記ローラ
    対のニップ部の幅を変更するニップ幅制御手段とを備え
    たことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載
    の給紙装置。
  6. 【請求項6】 前記ガイド部材の回動角度により用紙の
    腰の強さを検出する検出手段と、画像形成後の用紙を選
    択的に搬送するための複数の搬送路と、前記検出手段に
    より検出された腰の強さに応じて前記搬送路を選択する
    搬送路選択手段とを備えたことを特徴とする請求項1な
    いし5のいずれかに記載の給紙装置。
  7. 【請求項7】 前記ガイド部材の回動角度により用紙の
    腰の強さを検出する検出手段と、熱により用紙上のトナ
    ー像を定着する定着手段と、前記検出手段により検出さ
    れた腰の強さに応じて前記定着手段の温度を制御する定
    着温度制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1な
    いし6のいずれかに記載の給紙装置。
  8. 【請求項8】 前記ガイド部材の回動角度により用紙の
    腰の強さを検出する検出手段と、熱により用紙上のトナ
    ー像を定着する定着手段と、定着手段の用紙受入れ側に
    設けられ、用紙を定着手段側に案内する搬送路に対して
    上下方向に揺動可能な揺動案内部材と、前記検出手段に
    より検出された腰の強さに応じて揺動案内部材を揺動さ
    せる揺動制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1
    ないし7のいずれかに記載の給紙装置。
  9. 【請求項9】 前記ガイド部材の回動角度により用紙の
    腰の強さを検出する検出手段と、前記検出手段により検
    出された腰の強さに応じて用紙の撓みの大きさを検知
    し、この検知した撓みの大きさから給紙部からレジスト
    ローラに用紙をわたす中継搬送ローラの用紙送り量を制
    御する用紙送り量制御手段と備えたことを特徴とする請
    求項1ないし8のいずれかに記載の給紙装置。
  10. 【請求項10】 前記ガイド部材の回動角度により用紙
    の腰の強さを検出する検出手段と、前記検出手段により
    検出された腰の強さに応じた紙厚を表示する表示手段
    と、検知した紙厚に応じて給紙の続行、あるいは給紙の
    変更を行わせる制御手段とを備えたことを特徴とする請
    求項1ないし9のいずれかに記載の給紙装置。
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