JP2011201659A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011201659A
JP2011201659A JP2010071063A JP2010071063A JP2011201659A JP 2011201659 A JP2011201659 A JP 2011201659A JP 2010071063 A JP2010071063 A JP 2010071063A JP 2010071063 A JP2010071063 A JP 2010071063A JP 2011201659 A JP2011201659 A JP 2011201659A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
roll
post
image forming
correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010071063A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Miyoshi
則行 三好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2010071063A priority Critical patent/JP2011201659A/ja
Publication of JP2011201659A publication Critical patent/JP2011201659A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

【課題】
記録媒体の反りを矯正しつつ記録媒体の搬送を安定化した画像形成装置を提供する。
【解決手段】
画像形成装置において、記録媒体に画像を形成する画像形成部と、画像形成部によって画像が形成された記録媒体が通過していくことで記録媒体の反りを矯正する媒体矯正部と、画像形成部および媒体矯正部が収容された筐体であって、媒体矯正部を通過した記録媒体に対して処理を行う後処理装置が接続自在な筐体と、媒体矯正部が用紙を矯正する量を制御する制御部であって、後処理装置が筐体に接続されている場合には、後処理装置が筐体に接続されていない場合に比べて小さな矯正量で上記媒体矯正部に記録媒体を矯正させる制御部とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図8

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
画像形成装置には、記録媒体のカール(反り)を除去するカール取り手段と、画像形成された記録媒体の後処理を行う後処理装置とを備え、後処理装置における動作モードに応じて、カール取り手段の動作条件を制御する装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−309971号公報
本発明は、記録媒体の反りを矯正しつつ記録媒体の搬送を安定化した画像形成装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る画像形成装置は、
記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
上記画像形成部によって画像が形成された記録媒体が通過していくことでこの記録媒体の反りを矯正する媒体矯正部と、
上記画像形成部および上記媒体矯正部が収容された筐体であって、この媒体矯正部を通過した記録媒体に対して処理を行う後処理装置が接続自在な筐体と、
上記媒体矯正部が用紙を矯正する量を制御する制御部であって、上記後処理装置が上前記筐体に接続されている場合には、この後処理装置がこの筐体に接続されていない場合に比べて小さな矯正量でこの媒体矯正部に記録媒体を矯正させる制御部とを備えたことを特徴とする。
請求項2に係る画像形成装置は、
上記後処理装置の上記筐体への接続を検知する検知部を備え、
上記制御部が、上記検知部によって上記後処理装置の接続が検知された場合には、この検知部によってこの後処理装置の接続が検知されない場合に比べて小さな矯正量でこの媒体矯正部に記録媒体を矯正させるものであることを特徴とする。
請求項1に係る画像形成装置は、記録媒体の反りを矯正しつつ記録媒体の搬送を安定化することができる。
請求項2に係る画像形成装置は、特別な操作無しに、記録媒体の搬送を安定化することができる。
本発明の画像形成装置の一実施形態である複写機を示す概略断面図である。 図1に示す複写機に給紙装置および後処理装置が接続された状態を示す図である。 複写機と後処理装置との間のコネクタの接続状態を表すブロック図である。 図1に示す定着器および反り矯正装置を示す構成図である。 図4に示す反り矯正装置の内部機構を示す構成図である。 定着器を通過した後の用紙の反りの変化を測定したグラフである。 定着器を通過した後の用紙の温度の変化を測定したグラフである。 制御部における制御を説明するフローチャートである。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態である複写機を示す概略断面図である。
図1に示す複写機1は、原稿から画像を読み取って画像データを生成する画像読取部10と、画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成部20と、用紙を搬送する用紙搬送部30と、用紙の反りを矯正する反り矯正装置70と、複写機1の各部を制御する制御部1Aと、操作者の設定操作を受ける操作部1Bとを備えている。画像形成部20、反り矯正装置70、および制御部1Aは、複写機1全体の構造を支持する筐体F内に収容されている。筐体Fは、複写機1の構造を支持する図示しないフレーム、および複写機1の外装用のカバーを有している。画像読取部10は筐体Fの上部に設けられている。筐体F側面には、後述する後処理装置に電力および信号を供給するための電源コネクタ1Dおよび信号コネクタ1Eが配置されている。また、複写機1には、用紙を収容する用紙収容部50A,50B,50C、および画像の形成に用いるYMCK各色のトナーを収容するトナー収容器60Y,60M,60C,60Kも備えられている。
画像形成部20は、画像データに基づいて変調された露光光を照射する露光器20Lと、イエロー(Y)色、マゼンタ(M)色、シアン(C)色、およびブラック(K)色それぞれのトナー像が形成される4つの像形成部20Y、20M、20C、20Kとを備えている。4つの像形成部20Y〜20Kは同様の構成を有しているため、これらを代表してイエローに対応する像形成部20Yを取り上げて説明すると、像形成部20Yは、感光体21と、感光体21表面を帯電させる帯電器22と、感光体21表面をトナーで現像する現像器24と、トナー像を中間転写ベルトに転写する一次転写器25とを備えている。感光体21は円筒状の表面を有しており、円筒の軸周りである矢印a方向に回転する。
また、画像形成部20には、像形成部20Y〜20Yの感光体11からトナー像が転写される中間転写ベルト26と、中間転写ベルト26からトナー像を用紙に転写する二次転写器28と、トナーを用紙に定着する定着器29も備えられている。中間転写ベルト26は、ベルト支持ロール261,262,263によって支持された無端の帯状部材であり、像形成部20Y〜20K、および二次転写器280をこの順に経由する矢印bの方向に循環移動する。
用紙搬送部30は、用紙を搬送経路R1および表裏反転経路R2に沿って搬送する。用紙搬送部30は、用紙収容部50A,50B,50Cから用紙を取り出す取出ロール31A,31B,31Cと、用紙を搬送する搬送ロール32と、二次転写器28がトナー像を転写するタイミングに合わせて二次転写器28に用紙を送り込むレジストレーションロール35と、用紙を吸着させながら二次転写器28から定着器29まで搬送するベルト搬送器36と、用紙を複写機1の外に排出する排出ロール37と、用紙の搬送の向きを切り換えて搬送する切換搬送ロール38と、用紙を両面印刷のため表裏反転経路R2に沿って搬送する両面搬送ロール39とを備えている。
図1に示す画像形成部20の基本動作を説明する。代表として例えばイエロー(Y)に対応する像形成部20Yについて説明すると、感光体21が矢印a方向に回転駆動され、感光体21の表面に帯電器22によって電荷が付与される。露光器20Lは、画像データ
に基づく露光光を感光体21に照射することで感光体21の表面に静電潜像を形成する。現像器24は、静電潜像をイエローのトナーで現像することで、トナー像を形成する。像形成部20Yの現像器24には、トナー収容器60Yからトナーが供給される。感光体21は、トナー像の形成を受けてこのトナー像を保持する。感光体21の表面に形成されたトナー像は、一次転写器25によって中間転写ベルト26に転写される。
イエロー以外の色に対応する3つの像形成部20M〜20Kも、イエローに対応する像形成部20Yと同様にしてそれぞれの色に対応するトナー像を形成する。中間転写ベルト26は矢印bの方向に循環移動しており、像形成部20Y〜20Kは、中間転写ベルト26に、それぞれの色のトナー像を重畳して転写していく。中間転写ベルト26には、このようにして画像データに応じたトナー像が形成され、トナー像を保持して移動する。
用紙収容部50A〜50Cに収容された用紙は、取出ロール31A〜31Cによって取り出され、搬送ロール32によって、搬送経路R1を図の矢印C方向に搬送される。この後、用紙は、レジストレーションロール35によって二次転写器28に送り込まれ、トナー像が転写される。この用紙は、ベルト搬送器36によって定着器29に搬送され、定着器29でトナーが用紙上に定着される。この後、用紙は、反り矯正装置70を通過することによって反りが矯正され、排出ロール37によって排出され、積載トレイTに積載される。
複写機1で両面印刷が実行される場合、用紙搬送部30は、搬送経路R1から分岐して搬送経路R1に戻る表裏反転経路R2に沿って用紙を搬送し、表裏反転経路R2の途中で用紙の進行を折返しさせることによって表裏面を反転させる。より詳細には、反り矯正装置70を経由した用紙は、切換搬送ロール38によって搬送される途中で、切換搬送ロール38の搬送方向切換わりによって逆向きに搬送され、続いて、両面搬送ロール39により、表裏反転経路R2に沿って図の矢印D方向に搬送される。表裏反転経路R2を搬送された用紙は、搬送経路R1に戻り、搬送ロール32、レジストレーションロール35を再び経て、二次転写器28で裏面すなわちトナー像が未転写の面にトナー像が転写される。
制御部1Aは、画像読取部10、画像形成部20、用紙搬送部30、および反り矯正装置70の動作を制御する。制御部1Aは、操作部1Bが受ける操作に応じて、各部の動作を制御する。
図2は、図1に示す複写機に給紙装置および後処理装置が付加された状態を示す図である。
図2に示すように複写機1には、付加機能を実現する装置として、大容量の給紙装置80、および、後処理装置90が付加される。
給紙装置80には、複写機1に備えられた用紙収容部50A,50B,50Cよりも多くの用紙が収容される。給紙装置80は、収容された用紙を複写機1内に供給する。複写機1内に供給された用紙は搬送経路R1に沿って搬送され、用紙収容部50A,50B,50Cから取り出された用紙と同様に、画像が形成される。
後処理装置90は、複写機1の画像形成部20で画像が形成され、反り矯正装置70を通過した用紙に対し、その後の加工処理を行う装置である。後処理装置90は、例えばカバーとなる用紙を供給する用紙供給部91と、用紙に綴じ穴を形成するパンチ部92と、複数の用紙からなる用紙束を綴じ針で綴じるステープラ93と、用紙束を折りたたんで製本する製本部94と、用紙が積載される3つの排出トレイ95,96,97と、用紙を搬送する搬送ロール98とを備えている。搬送ロール98は、パンチ部92、ステープラ9
3、および製本部94を経由して、排出トレイ95,96,97に至る搬送経路R3に沿って用紙を搬送する。後処理装置90の各部は、排出トレイ95,96,97からの用紙の取出しが容易で、後処理装置90自体の容積および設置面積が小型化する位置に配置されている。搬送経路R3は、後処理装置90の各部を経由するよう曲がっており、用紙は、この曲がった搬送経路R3に沿って搬送される。また、後処理装置90には、後処理装置90の各部に供給される電力を中継するケーブルの電源コネクタ99Aと、後処理装置90の各部を制御するための信号を中継する信号コネクタ99Bとが備えられている。
後処理装置90を複写機1に付加するには、図1に示す複写機1から積載トレイTを取り外し、複写機1の筐体Fに後処理装置90を接続し、電源コネクタ99Aおよび信号コネクタ99Bを、複写機1の電源コネクタ1Dおよび信号コネクタ1Eにそれぞれ接続する。これによって、複写機1の制御部1Aが後処理装置90の各部を、複写機1の画像形成部20、用紙搬送部30、および反り矯正装置70と連動するよう制御する。
図3は、複写機と後処理装置との間のコネクタの接続状態を表すブロック図である。
後処理装置90の電源コネクタ99Aが、複写機1の電源コネクタ1Dに接続され、後処理装置90の信号コネクタ99Bが、複写機1の信号コネクタ1Eにそれぞれ接続されることで、用紙供給部91、パンチ部92、ステープラ93、製本部94、搬送ロール98等の各部が複写機1の電源部Pから電源の供給を受けるとともに、制御部1Aによって制御される。
複写機1の電源コネクタ1Dには、後処理装置90の電源コネクタ99Aが接続されたことを検知する検知部Sが設けられている。検知部Sは、例えば、電源コネクタ1Dと接続する際の電源コネクタ99Aによって押される機械的なスイッチである。制御部1Aは、検知部Sからの検知信号によって、後処理装置90の電源コネクタ99Aが接続されたことを検知する。このようして、制御部1Aは、後処理装置90が複写機1の筐体Fに接続されているか否かを検知し、接続の状態によって、反り矯正装置70の動作を制御する。制御部1Aによる反り矯正装置70の制御については後述する。
図4は、図1に示す定着器および反り矯正装置を示す構成図である。
定着器29は、加熱ロール291および加圧ロール292を備えている。加熱ロール291および加圧ロール292は、周面が互いに接して回転し、用紙を挟んで回転することにより、用紙を搬送する。加熱ロール291は円筒状であり内部にヒーターランプ291aを備えている。加熱ロール291および加圧ロール292に挟み込まれる用紙上に形成されたトナー像は、加熱ロール291の表面に接し、ヒーターランプ291aからの熱によって加熱されて、用紙上に定着する。
定着器29には、用紙が搬送される方向における加熱ロール291および加圧ロール292よりも下流側に、加熱ロール291および加圧ロール292によって搬送された用紙を反り矯正装置70に向けて案内する案内部材293,294が設けられている。案内部材293,294は、搬送される用紙の表裏面双方に対向する位置に配置されている。
反り矯正装置70は、アッパーカール矯正部71とダウンカール矯正部72とを備えている。アッパーカール矯正部71は、用紙の搬送方向における上流側に配置されており、中央部分が下向きに膨らみ、端部分が上に巻いた形状の(以降、単に上向きに反ったとも称する。)用紙を平らに矯正する。すなわち、用紙の反りを、中央部分が上向きに膨らみ、端部分が下向きに巻いた(以降、単に下向きに反ったとも称する。)向きに矯正する。ダウンカール矯正部72は、下流側に配置されており、下向きに反った形状の用紙を平ら
に矯正する。すなわち、用紙の反りを、中央部分が下向きに膨らみ端部分が上向きに巻いた向きに矯正する。アッパーカール矯正部71は、第1ロール711および第2ロール712を有しており、ダウンカール矯正部72は、第3ロール713および第4ロール714を有している。
第1ロール711から第4ロール714までの4つのロールは、いずれも回転の中心に沿って延びた丸棒形状を有している。アッパーカール矯正部71の第1ロール711および第2ロール712のうち、下側に配置された第1ロール711は金属製であり、周面に樹脂のチューブが被せられている。樹脂は例えば、パーフルオロアルコキシアルカン(PFA)である。上側に配置された第2ロール712は、第1ロール711よりも大きな径を有しており、第1ロール711に反って延びている。第2ロール712は、第1ロール711よりも柔らかいスポンジ製であり周面に樹脂のチューブが被せられている。第1ロール711および第2ロール712のいずれの周面も樹脂製の層を有するが、これらの層は薄いため、周面の硬さは、これらの層の下の材料(金属/スポンジ)による。したがって、第1ロール711および第2ロール712が互いに押し付けられると、第2ロール712が変形し、第1ロール711が第2ロール712に食い込む。
第1ロール711は駆動ロールであり、第2ロール712は従動ロールである。第2ロール712は、上下動するように支持されており、下方に移動することで第1ロール711に押し付けられる。このとき、第1ロール711が押付力に応じて第2ロール712に食い込む。用紙は、第1ロール711と第2ロール712との間に挟みこまれて搬送される際に、第1ロール711が第2ロール712に食い込むことで形成された、上向きに膨らんだ、つまり下向きに反った経路の形に沿って矯正される。
ダウンカール矯正部72は、アッパーカール矯正部71と上下反対の構成となっている。すなわち、上側に配置された第3ロール713は金属製の棒であり、周面に樹脂のチューブが被せられている。下側に配置された第4ロール714は、第3ロール713よりも大きな径を有しており、第3ロール713に沿って延びている。第4ロール714は、第3ロール713よりも柔らかいスポンジ製であり周面に樹脂のチューブが被せられている。
第3ロール713は駆動ロールであり、第4ロール714は従動ロールである。第4ロール714は、上下動するように支持されており、上方に移動することで第3ロール713に押し付けられる。第3ロール713は、第4ロール714より硬いので、第3ロール713が第4ロール714に食い込む。用紙は、第3ロール713と第4ロール714との間に挟みこまれて搬送される際に、第3ロール713が第4ロール714に食い込むことで形成された、下向きに膨らんだ、すなわち上向きに反った形に沿って矯正される。
図5は、図4に示す反り矯正装置の内部機構を示す構成図である。
第1ロール711および第3ロール713は、第1の駆動力伝達部材721を介して、モータM1に駆動される。モータM1は、図1に示した複写機1の本体部に設けられており、反り矯正装置70が本体部に装着される際に、図示しないカップリングを介して駆動力伝達部材721に機械的に結合される。
また、モータM1は、第2の駆動力伝達部材722を介して第1のカム723と回転駆動する。第1の駆動力伝達部材721および第2の駆動力伝達部材722は図示しないギアや一方向クラッチを有しており、モータM1の回転方向によって、第1ロール711および第3ロール713を駆動するか、または第1のカム723を駆動するかが切り替わる。
第2ロール712は、第1の軸受部材725に対し回転自在に保持されている。第1の軸受部材725は、回転軸725aを中心として予め定めた角度範囲での回転が自在に支持されている。ロッカーアーム724は、第1のカム723に対するカムフォロワとして機能し、第1のカム723の回転角度に応じて、第1の軸受部材725を、第2ロール712が第1ロール711に向かう向きに押し付ける。
モータM1は、制御部1A(図1)の制御に基づいて回転し、第1ロール711および第3ロール713を予め定めた駆動速度で回転駆動する。また、モータM1が逆回転すると第1のカム723が回転し、第1のカム723がロッカーアーム724および第1の軸受部材725を介して第2ロール712を上下動させる。第1のカム723の回転軸には、図示しない回転位置検出センサが設けられており、制御部1Aは、回転位置検出センサからの検出信号に基づいて第1のカム723の回転位置を制御する。第2ロール712の上下動によって第1ロール711と第2ロール712との押付力が制御される。押付力は、第1のカム723の回転によって制御される。
第4ロール712は、第2の軸受部材727に回転自在に保持されている。第2の軸受部材727は回転軸727aを中心として予め定めた角度範囲での回転が自在に支持されている。モータM2は、第2のカム726を回転駆動する。第2の軸受部材727自身は、第2のカム726に対するカムフォロワとして機能し、第2のカム726の回転角度に応じて、第4ロール714を第3ロール713に向かって押し付ける。モータM2は、制御部1A(図1)の制御に基づいて回転し、第2のカム726を回転させる。モータM2もまた、図1に示した複写機1の本体部に設けられており、反り矯正装置70が本体部に装着される際に、図示しないカップリングを介して第2のカム726に機械的に結合される。第2のカム726の回転軸にも、図示しない回転位置検出センサが設けられており、制御部1Aは、回転位置検出センサからの検出信号に基づいて第2のカム726の回転位置を制御する。押付力は、第2のカム726の回転によって制御される。
反り矯正装置70による用紙の反り矯正の量である矯正量は、アッパーカール矯正部71で第1ロール711が第2ロール712に押し付けられる押付力と、ダウンカール矯正部72で第3ロール713が第4ロール714に押し付けられる押付力に依存する。また、反り矯正装置70によって用紙の反りが矯正される向きは、第1ロール711が第2ロール712に押し付けられる押付力と、第3ロール713が第4ロール714に押し付けられる押付力との大小関係による。すなわち、第1ロール711が第2ロール712に押し付けられる押付力が第3ロール713が第4ロール714に押し付けられる押付力よりも大きい場合、用紙は最終的に下向きに反る向きに矯正される。この逆に、第1ロール711が第2ロール712に押し付けられる押付力が第3ロール713が第4ロール714に押し付けられる押付力よりも小さい場合、用紙は上向きに反る向きに矯正される。
制御部1Aは、第1ロール711が第2ロール712に押し付けられる押付力と、第3ロール713が第4ロール714に押し付けられる押付力とを制御することによって、反り矯正装置70による矯正量を制御する。矯正量は、第3ロール713が第4ロール714に押し付けられる押付力が最小の状態で、第1ロール711が第2ロール712に押し付けられる押付力が最小の第1段階から最大の第5段階まで5段階で調整されることで、矯正量が下向きに5段階で制御される。この逆に、第1ロール711が第2ロール712に押し付けられる押付力が最小の状態で、第3ロール713が第4ロール714に押し付けられる押付力が最小の第1段階から最大の第5段階まで5段階で調整されることで、矯正量が上向きに5段階で制御される。制御部1Aは、用紙や画像の種類、両面印刷実行の有無、および、後処理装置90が付加されているか否かといった設定条件に応じて矯正量を決定する。
なお、アッパーカール矯正部71およびダウンカール矯正部72の一方が矯正を行っている場合、他方はロール間に隙間を空けて用紙を通過させるようにしてもよいが、搬送の安定性から、一方が矯正を行っている場合に他方でも押付力を付与することがより好ましい。例えば、反りの矯正が禁止された状態でも、アッパーカール矯正部71およびダウンカール矯正部72の双方の押付力が、用紙を搬送する程度の最小の段階に設定される。
ところで、画像形成部20により画像が形成された用紙の反りは、典型的には、定着器29の加熱および加圧によって用紙上に定着されたトナーが、温度の低下に伴い収縮することで生じる。
図6は、定着器を通過した後の用紙の反りの変化を測定したグラフである。また、図7は、定着器を通過した後の用紙の温度の変化を測定したグラフである。
図6のグラフは、用紙を定着器から排出させた後、反り矯正は行わずに平らな台の上に載せ、反りによって持ち上がる用紙の角の端の、台からの高さを測定した結果が示されている。このときの用紙には、上面全体に亘りベタ画像が形成されている。図6のグラフには2回の測定値が示されている。また図7には、定着器から排出された用紙の表面の温度測定値が示されている。図7には、ベタ画像(全300%)が形成された用紙と、参考例として画像が形成されない白紙の用紙について、温度が示されている。なお、図7のグラフにおけるスパイク状の突起は、測定器が受けたノイズによるものである。
図6のグラフに示されるように、定着器からの排出直後は、用紙に反りはない。用紙は、排出後2〜3秒経過後に反り始め、反りの量が漸増していく。反りの量は、排出後約12秒で安定する。すなわち、排出後12秒経過以降では、用紙の端まで台からの高さが約15mmで安定する。また、この反りの量の変化は、図7に示す用紙の温度の変化に対応している。すなわち、定着器から排出された後、温度の低下に対応して反りの量が増加し、温度が安定した状態では、反りの量も安定する。すなわち、反った状態が固定する。
図1に示す複写機1において、反り矯正装置70による押付力は、用紙の温度と反りが安定した時点おける自然の反りによって、押付力による反りが相殺するように設定される。例えば、図6に示した画像形成の条件では、矯正しない場合に、用紙の端の高さが、安定した状態で約15mmとなるので、反り矯正装置70による押付力は、平らな用紙が通過した場合には、下向きに反るように設定される。
複写機1において、上記設定がなされた場合、画像形成部20によって上面にベタ画像が形成され反り矯正装置70を通過して排出された用紙は、積載トレイT上に排出された直後は、反り矯正装置70の矯正により、下向きに反っている。この用紙は、温度の低下とともに、上向きに反る方向に変形して反りが戻り、最終的にほぼ平らな状態となる。つまり、反り矯正装置70による矯正によって、最終的に反りの少ない平らな用紙が得られる。
続いて、図2に示すように、複写機1に後処理装置90が付加された場合について説明する。後処理装置90が付加された場合、複写機1によって画像が形成された用紙は、複写機1から排出された直後、後処理装置90内の搬送経路R3を経由し、3つの排出トレイ95,96,97のいずれかに排出される。例えば、綴じ針で綴じる設定がなされている場合には、用紙は搬送経路R3を経由しステープラ93によって綴じ針で綴じられ、中段の排出トレイ96上に排出される。綴じ針や綴じ穴といった後処理装置90の加工機能が使用されない場合、複写機1から排出された用紙は、後処理装置90内の搬送経路R3を経由し、上段の排出トレイ95上に排出される。つまり、後処理装置90における編集
加工機能の使用/不使用に拘わらず、用紙は、後処理装置90内の搬送経路R3に沿って搬送される。用紙は、複写機1から排出されてから少なくとも約3秒以内の直後に処理装置90内の搬送経路R3に沿って搬送される。
ここで、仮に、上述したように反り矯正装置70が、後処理装置90が接続されていない場合と同等の矯正量で用紙を矯正するように設定されていたとすると、画像形成部20および反り矯正装置70を通過して複写機1から排出された直後の用紙は、下向きに反った状態で、後処理装置90内の搬送経路R3を搬送されることとなる。用紙の下向きに矯正された反りは、搬送経路R3に沿って搬送される間も、温度の低下に伴い徐々に戻っていくが、搬送経路R3を搬送される時間は短いため、用紙は下向きに反った状態で搬送経路R3に沿って搬送されることとなる。曲がった搬送経路R3に沿って搬送される用紙の矯正による反りが大きいと、用紙が搬送経路R3で詰まる原因となる。
本実施形態の複写機1では、制御部1Aが、検知部Sからの信号によって、後処理装置90の接続を検知した場合には、後処理装置の接続が検知されない場合に比べて小さく、搬送経路R3を安定して搬送される程度の反りとなる矯正量で、反り矯正装置70に矯正を行わせる。
図8は、制御部1Aにおける制御を説明するフローチャートである。
制御部1Aは、後処理装置の接続状態を検知する(S1)。このステップで制御部1Aは、検知部Sから供給された信号を読み出す。次に、制御部1Aは、後処理装置が接続されているか否か判定する(S2)。後処理装置が接続されてないと判定した場合(No)、制御部1Aは、反り矯正装置70に反りを矯正させるための設定を行う(S3)。つまり、アッパーカール矯正部71およびダウンカール矯正部72の押付力を画像形成の条件に応じた押付力に設定することで、矯正量を設定する。例えば、図6に反り量を示した用紙の条件では、矯正しないと用紙が上向きに反り、用紙の端の高さが約15mmとなるので、反り矯正装置70に対し、用紙を下向きに反るよう矯正し、矯正量を、上記約15mmの高さを打ち消すよう最大の第5段階に設定する。この後、制御部1Aは、画像形成部20、反り矯正装置70、および用紙搬送部30を制御して、画像形成を行わせる(S5)。これにより、図1に示す積載トレイTには、温度が安定した状態で反りが矯正されたほぼ平らな用紙が積載される。
この一方、上記ステップS2の判定で、後処理装置が接続されていると判定した場合(Yes)、制御部1Aは低減された矯正量を設定する(S4)。このステップで、御部1Aは、後処理装置90が接続されていない場合に比べ小さな矯正量で、反り矯正装置70に用紙を矯正させる設定を行う。矯正量としては、搬送経路R3を詰まり無く安定して搬送される程度の矯正量に設定される。例えば、後処理装置が接続されてない場合の設定(S3)における矯正量が最大の第5段階であるのに対し、第2段階の矯正量とする。この後、制御部1Aは、画像形成部20、反り矯正装置70、および用紙搬送部30を制御して、画像形成を行わせる(S5)。この場合、用紙は、反り矯正装置70によって下向きに反るよう矯正されるが、矯正量が、後処理装置90が接続されていない場合に比べ小さく、搬送経路R3での詰まりが回避される程度となり、用紙の搬送が安定化する。
ここで、仮に、後処理装置に、複写機1内の反り矯正装置70とは別の反り矯正装置が内蔵されている場合には、複写機1内の反り矯正装置70で矯正し切れなかった分の矯正を、後処理装置内の矯正装置によって行わせる制御、すなわち、複写機1内の反り矯正装置70による矯正と後処理装置内の矯正装置による矯正の双方によって用紙の矯正を行ってもよい。
なお、上述した実施形態では、本発明にいう制御部の例として、処理装置が接続されてない場合の矯正量を第2段階の矯正量とする例で示したが、本発明はこれに限られず、処理装置が接続されてない場合の矯正量は、後処理装置が接続されている場合に比べて小さく、矯正された用紙が後処理装置の搬送経路で詰まらない程度であればよい。例えば、処理装置が接続されてない場合の矯正量はゼロ、すなわち矯正を行わないものとしてもよい。
また、上述した実施形態では、本発明にいう検知部の例として、電源コネクタ99Aが接続されたことを検知する機械的なスイッチを示したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、信号コネクタが接続されたことを検知するであってもよい。また、検知部は例えば、コネクタが中継する電気信号の状態を検知するものであってもよい。また、検知部は、コネクタの接続を検知するものに限られず、例えば、接続された後処理装置自体に押されて動作するスイッチであってもよい。
また、上述した実施形態では、本発明にいう制御部の例として、検知部Sによって接続が検知された場合に矯正を禁止する制御部1Aを示したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、後処理装置が接続されているか否かは、実際の接続の際に、操作者が操作部1Bの操作によって入力された、後処理装置が接続されていることを表すデータに基づいて矯正を禁止するものであってもよい。
また、上述した実施形態では、本発明にいう、後処理装置の例として、用紙供給部91、パンチ部92、ステープラ93、および製本部94を備えた後処理装置90を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、用紙供給部、パンチ部、ステープラ、および製本部からなる群のうちいずれか1つまたは2つ以上の装置を備えたものであってもよい。
また、上述した実施形態では、画像形成装置の例としてカラー複写機を示したが、本発明にいう画像形成装置はこれに限られず、例えば、モノクロ複写機やプリンタ、ファクシミリであってもよい。
また、上述した実施形態では、記録媒体の例として、紙製の用紙について説明したが、本発明にいう記録媒体はこれに限られず、例えば、樹脂製のシートであってもよい。
1A 制御部
1 複写機
20 画像形成部
70 矯正装置
71 アッパーカール矯正部
72 ダウンカール矯正部
90 後処理装置
F 筐体
S 検知部

Claims (2)

  1. 記録媒体に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部によって画像が形成された記録媒体が通過していくことで該記録媒体の反りを矯正する媒体矯正部と、
    前記画像形成部および前記媒体矯正部が収容された筐体であって、該媒体矯正部を通過した記録媒体に対して処理を行う後処理装置が接続自在な筐体と、
    前記媒体矯正部が用紙を矯正する量を制御する制御部であって、前記後処理装置が前記筐体に接続されている場合には、該後処理装置が該筐体に接続されていない場合に比べて小さな矯正量で該媒体矯正部に記録媒体を矯正させる制御部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記後処理装置の前記筐体への接続を検知する検知部を備え、
    前記制御部が、前記検知部によって前記後処理装置の接続が検知された場合には、該検知部によって該後処理装置の接続が検知されない場合に比べて小さな矯正量で該媒体矯正部に記録媒体を矯正させるものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
JP2010071063A 2010-03-25 2010-03-25 画像形成装置 Pending JP2011201659A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010071063A JP2011201659A (ja) 2010-03-25 2010-03-25 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010071063A JP2011201659A (ja) 2010-03-25 2010-03-25 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011201659A true JP2011201659A (ja) 2011-10-13

Family

ID=44878763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010071063A Pending JP2011201659A (ja) 2010-03-25 2010-03-25 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011201659A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05309971A (ja) * 1992-05-12 1993-11-22 Canon Inc 画像形成装置
JPH09227007A (ja) * 1996-02-23 1997-09-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置の搬送装置
JP2005096892A (ja) * 2003-09-22 2005-04-14 Canon Inc カール補正装置及び画像形成装置
JP2006151688A (ja) * 2004-10-29 2006-06-15 Canon Inc 画像形成装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05309971A (ja) * 1992-05-12 1993-11-22 Canon Inc 画像形成装置
JPH09227007A (ja) * 1996-02-23 1997-09-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置の搬送装置
JP2005096892A (ja) * 2003-09-22 2005-04-14 Canon Inc カール補正装置及び画像形成装置
JP2006151688A (ja) * 2004-10-29 2006-06-15 Canon Inc 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7865127B2 (en) Image forming apparatus
KR101421076B1 (ko) 픽업 롤러를 구비한 시트 급지 장치 및 화상 형성 장치
JP5624913B2 (ja) 定着部材及びこれを備えた画像形成装置
JP5742489B2 (ja) 後処理装置及び画像形成装置
JP5358593B2 (ja) シート給紙装置およびそれを備えた画像形成装置
CN105388720B (zh) 手动供给装置以及包括该手动供给装置的图像形成装置
US8353508B2 (en) Image forming apparatus
JP2010208757A (ja) 用紙分離装置、給紙装置、原稿搬送装置、画像形成装置
JP2009249169A (ja) 画像形成装置およびカール矯正装置
US8750756B2 (en) Image forming apparatus for performing fixing processing by induction heating system
US9891571B2 (en) Post-processing device and image forming apparatus
JP5823454B2 (ja) 給紙装置および画像形成装置
US20070017397A1 (en) Image printing system, image printing method, and image printing program
JP5800973B2 (ja) 定着部材及びこれを備えた画像形成装置
JP2009288452A (ja) 画像形成装置
JP2009249168A (ja) カール矯正装置および画像形成装置
JP2020033115A (ja) 媒体搬送装置および画像形成装置
JP2005206338A (ja) 画像形成装置
JP2008074571A (ja) 画像形成装置
JP6051314B2 (ja) シート給紙装置、およびこれを備えた画像形成装置
JP5328504B2 (ja) 搬送装置及び該搬送装置を組み込んだ画像形成装置
JP4786502B2 (ja) 原稿読取り装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2011201659A (ja) 画像形成装置
JP5514761B2 (ja) シート給紙装置及び画像形成装置
JP2017146381A (ja) 定着装置、転写装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140107

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140310

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140708