JP2925468B2 - ダンプの積載重量監視装置 - Google Patents

ダンプの積載重量監視装置

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JP2925468B2
JP2925468B2 JP7032801A JP3280195A JP2925468B2 JP 2925468 B2 JP2925468 B2 JP 2925468B2 JP 7032801 A JP7032801 A JP 7032801A JP 3280195 A JP3280195 A JP 3280195A JP 2925468 B2 JP2925468 B2 JP 2925468B2
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    • G01G23/3735Indicating the weight by electrical means, e.g. using photoelectric cells involving digital counting with wireless means using a digital network
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
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    • G01G19/00Weighing apparatus or methods adapted for special purposes not provided for in the preceding groups
    • G01G19/08Weighing apparatus or methods adapted for special purposes not provided for in the preceding groups for incorporation in vehicles
    • G01G19/12Weighing apparatus or methods adapted for special purposes not provided for in the preceding groups for incorporation in vehicles having electrical weight-sensitive devices

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダンプトラック(以
下、ダンプと呼ぶ)の積載重量を積込作業車両(以下、
ローダと呼ぶ)から監視するダンプの積載重量監視装置
に関するものであり、特には複数台のダンプと複数台の
ローダとが協調作業を行うシステムにおけるダンプの積
載重量監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】採石現場等の比較的広範囲の作業領域で
システム的に運行される現場では、複数台のダンプ及び
ローダが、お互いに協調しながら作業する場合が多い。
例えば、採石現場に来た空荷のダンプが作業待ちのロー
ダの近くに停止すると、このローダは岩石や土砂をダン
プの荷台(以下、ボディと呼ぶ)に積み込む。ローダの
オペレータは、ダンプの許容最大積載重量(以下、定格
積載重量と呼ぶ)まで積載したら、ダンプのオペレータ
へホーン等で積載完了の合図を送り、次の空荷のダンプ
が来るのを待機する。ダンプのオペレータは、積載した
土砂等を所定の排土場まで運搬して排出し、再び空荷に
なると採石現場に戻って来て、上記の作業手順を繰り返
す。
【0003】このようにシステム的に運行される現場で
は、各ダンプ及びローダの運転効率を上げて最大の生産
量を確保することが要求される。よって、ダンプの一回
当たりの運搬量を大きくする必要がある。一方、ダンプ
が定格積載重量を越えた、いわゆる過積載状態で走行す
ると、この重量が車体や車輪取り付け部やサスペンショ
ン等の車両各部の耐久性へ与える影響が非常に大きくな
る。このため、過積載状態で走行する場合は、その過積
載分だけ車速を制限して走行しなければならないので、
運転効率は余り上がらない。
【0004】上記の理由により、ダンプの一回当たりの
積載重量を最大にするために、従来、ローダの運転者
は、ダンプの定格積載重量になるべく近くなるように積
載重量を監視しながら積み込み作業を行なっている。こ
の積載重量監視装置として、例えば特願平6−8229
5によって提案されたものがある。この積載重量監視装
置においては、ダンプ側に積載重量を演算するコントロ
ーラと、その演算した積載重量を表示する積載重量表示
器と、積載重量を信号として発信する発信器とを設け、
またローダ側の運転室には前記積載重量信号を受信する
受信器と、受信した積載重量を表示する表示部とを設け
ている。
【0005】そして、ダンプ側のコントローラは、一回
目の積み込みによりダンプの積載重量が所定重量値以上
変化したら回線をオープンし、その後積載重量信号を送
信し続け、トランスミッションシフトレバーがニュート
ラルからニュートラル以外になったら回線を切断する。
ローダ側の受信器は、回線オープン中ならば受信した積
載重量信号を表示部へ表示し、回線が切断されたら重量
表示を他の表示へ切り換えている。こうしてローダ側の
オペレータは、表示部を見ることによって積載重量を知
ることができ、積載重量が定格積載重量に近くなったら
ローダ側のホーン等を鳴らしてダンプ側のオペレータに
積み込み完了を合図している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
積載重量監視装置では、ダンプ側とローダ側との無線周
波数は同一で且つ単一の固定周波数であるため、複数台
のダンプ及びローダが協調しながら同時に作業する場合
は、混信する事が多い。このため、混信を避けるように
他の車両同志の通信回線が切断されて回線が空くときま
で待機する等の無駄時間が生じる。また、回線がオープ
ンされたとき希望する相手ローダと回線が確実に接続さ
れているかどうかを確認しなければならず、煩わしい作
業が生じるという問題があった。
【0007】また、ローダ側の表示部には、積載重量を
現在値のまま表示しているので、ローダ側のオペレータ
は現在値から定格積載重量までの残り重量を計算し、後
どれだけ積めば積み込み完了かを考えなければならなら
ず、これはオペレータにとって煩わし作業であり操作性
が良くない。そしてまた積み込み完了と判断したとき、
ローダ側のホーン等を鳴らしてダンプ側のオペレータに
合図するが、騒音が大きい現場環境では聞き取りにくい
ことがある。このホーンの代わりに、別途音声無線を使
用して直接オペレータ同士で確認することもあるが、費
用が高価になり、また各ローダ側の音声無線周波数にダ
ンプ側の音声無線周波数をチューニングする等の操作が
煩わしいという問題もある。
【0008】また、ダンプ側のオペレータが、定格積載
重量に達する前に積み込みを終了して発車したいと独自
で判断する場合がある。このため従来の積載重量監視装
置では、ダンプ発車時にトランスミッションシフトレバ
ーがニュートラルからニュートラル以外になったら回線
を切断できるようになっている。ところが一方、この回
線切断によって、ダンプとローダとが交互に前後進を繰
り返しながら積み込みを行なう、いわゆるクロスローデ
ィング作業に対しては対応できない。
【0009】なんとなれば、クロスローディング作業を
行なうと、ダンプ発車時にトランスミッションシフトレ
バーがニュートラルからニュートラル以外になるので回
線が切断される。よって、ローダ側の表示部に最新の積
載重量を表示することができないので、定格積載重量に
近くなるように重量を管理できない。
【0010】本発明は、上記課題を解決するために、複
数台のダンプと複数台のローダが協調しながら同時に作
業する場合にも、ダンプの積載重量をローダから確実に
監視でき、それに伴うダンプ側及びローダ側のオペレー
タの操作性の向上を図ると共に、積載作業中のダンプの
自由な移動に対してフレキシブルに対応できるダンプの
積載重量監視装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、複数のダンプと複数のローダとが同時に
作業し、各ダンプと各ローダとに互いに無線通信可能な
制御器をそれぞれ備え、ダンプに設けた重量検出器1で
検出した積載重量を上記両制御器を介してローダ側の重
量表示手段32に表示することを達成してなるダンプの
積載重量監視装置において、ダンプごとに、各ローダを
選択するローダ選択手段2と、ローダ選択手段2からロ
ーダ選択信号を入力すると共に、予め準備された複数の
チャネルの中から前記ローダ選択信号に対応するローダ
の制御器35と通信可能なチャネルを選択し、このチャ
ネルで前記積載重量を送信する制御器6とを備え、ロー
ダごとに、ダンプの制御器6により選択された上記チャ
ネルで前記積載重量を受信し、この積載重量を重量表示
手段32へ表示する制御器35を備えている。
【0012】ローダ側に積載重量現在値から定格積載重
量までの残り重量を表示し、ローダ側のオペレータがこ
の表示を見て、後どれだけ積めば良いかを容易に判断で
きるようにすると、操作性が良い。よって、上記ダンプ
の積載重量監視装置において、ローダの前記制御器35
に残り重量表示手段41を付設する方が望ましい。
【0013】ローダ側のオペレータが積み込み完了と判
断したとき、この積み込み完了の合図を現場騒音に影響
されずダンプ側のオペレーターに送るため、積み込み完
了信号を無線通信によって直接ダンプ側へ送信すると良
い。そして、ダンプ側ではこの積み込み完了信号を受信
したとき発進許可音や発進許可表示等によりオペレータ
に合図することが好ましい。
【0014】よって、上記ダンプの積載重量監視装置に
おいて、ローダに、発進許可入力スイッチ33から発進
許可信号を入力したとき、この発進許可信号をダンプの
制御器6へ送信する制御器35を備え、ダンプに、ロー
ダの制御器35から前記発進許可信号を受信したとき、
発進許可報知手段3によってオペレータに発進許可を報
知する制御器6を備えた方が良い。
【0015】また、複数台のダンプ及びローダを使用し
ているシステムでは、使用中のダンプ及びローダの中か
ら、例えば保守が必要な車両をシステムから外すときが
ある。このときは、システムから外した車両が無線通信
できない状態にして置き、無駄な回線オープンによる無
線の混信を防止した方が良い。
【0016】よって、上記ダンプの積載重量監視装置に
おいて、無線交信禁止スイッチ5から入力した無線交信
禁止信号が交信禁止状態でないとき、ローダの制御器3
5との無線回線をオープンして前記積載重量を送信する
ダンプの制御器6、及びスタンバイ入力スイッチ31か
ら入力したスタンバイ信号がスタンバイ状態のとき、ダ
ンプの制御器6との無線回線をオープンして前記積載重
量を受信するローダの制御器35の少なくともいずれか
一方を備えている方が良い。
【0017】そしてまた無線通信異常が発生して、それ
をオペレーターがすぐに認識できないときは、回線オー
プンに時間がかかったり、積載重量の表示が実際より遅
れたりすることになるので、操作性が非常に低下する。
オペレーターへ通信異常を報知することにより、オペレ
ーターがすぐに異常処置の対応ができ、操作性が向上す
る。
【0018】よって、上記ダンプの積載重量監視装置に
おいて、ローダの前記制御器35及びダンプの前記制御
器6の少なくともいずれか一方に通信異常報知手段12
を付設し、通信異常報知手段12が付設されたローダの
制御器35、及びダンプの制御器6は、例えば受信デー
タの誤りの有無や、応答の有無等を比較して通信異常が
無いかを判断し、異常があれば通信異常報知手段12に
よってオペレーターに通信異常を報知することが望まし
い。
【0019】さらに積載作業中に、クロスローディング
作業時のごときダンプの自由な移動に対してフレキシブ
ルに対応できるようにし、かつ、ダンプのオペレーター
が独自で積載完了と判断して排土場へダンプを移動させ
たときは、使用していた無線回線をオープンのままにせ
ずに直ちに回線を切断した方が、無線回線の混信防止を
図ることができる。
【0020】よって、上記ダンプの積載重量監視装置に
おいて、ダンプの前記制御器6に残り重量表示手段11
と回線切断要求手段7とを付設し、ダンプの制御器6
は、予め定格積載重量を記憶すると共に、この定格積載
重量と前記積載重量とを比較し、この差を残り重量表示
手段11で表示し、かつ、回線切断要求手段7から回線
切断要求信号が入力されたとき、ローダの前記制御器3
5との無線回線を強制的に切断することが好ましい。
【0021】ダンプのオペレーターに回線切断の判断及
び操作をさせる場合は、上記ダンプの積載重量監視装置
において、前記回線切断要求手段7が、オペレーターが
操作したとき前記回線切断要求信号をダンプの前記制御
器6へ出力するスイッチであっても良い。
【0022】また、ダンプのオペレーターに上記回線切
断の判断及び操作をさせない場合は、ダンプが排土場へ
向かって移動していると判断できるときは、自動的に回
線を切断すると良い。
【0023】よって、上記ダンプの積載重量監視装置に
おいて、前記回線切断要求手段7が、ダンプの走行距離
を検出する走行距離検出器8と、走行距離検出器8から
走行距離を入力し、この走行距離が所定値以上になった
とき、前記回線切断要求信号をダンプの前記制御器6へ
出力する回線切断判断手段9とから構成されても良い。
【0024】そして、上記回線切断要求手段7によるダ
ンプ側からの強制的な回線切断機能は、ローダが1台の
場合でも有効な機能であって、これによってフレキシブ
ルな積み込み作業に対応できる。
【0025】よって、ダンプとローダとに互いに無線通
信可能な制御器を備え、ダンプに設けた重量検出器1で
検出した積載重量を上記両制御器を介してローダ側の重
量表示手段32に表示することを達成してなるダンプの
積載重量監視装置において、ローダに、発進許可入力ス
イッチ33と、発進許可入力スイッチ33から発進許可
信号を入力したとき、この発進許可信号をダンプの制御
器6へ送信する制御器35とを備え、ダンプには、回線
切断要求手段7と、回線切断要求手段7から回線切断要
求信号を入力したとき、及びローダの制御器35から前
記発進許可信号を受信したときのどちら一方のとき、ロ
ーダの制御器35との無線回線を強制的に切断する制御
器6とを備えた方が良い。
【0026】
【作用】複数台のダンプ及びローダが協調しながら同時
に作業する場合、特定のダンプ及びローダ間の無線通信
に使用するチャネルとして、複数のチャネルの中の1つ
を専有するので、混信すること無くダンプの積載重量を
ローダ側へ送信でき、ローダ側から積載重量を確実に監
視できる。
【0027】また、ローダ側のオペレータが定格積載重
量までの残り重量表示を見て、後どれだけ積めば良いか
を容易に判断できるので、ローダ側のオペレータが煩わ
しい計算をせずに済み、操作性が良い。
【0028】また、ローダ側のオペレータが積み込み完
了と判断したとき、発進許可入力スイッチを操作する
と、発進許可信号が無線通信によって直接ダンプ側へ送
信され、ダンプ側ではこの発進許可信号を受信したとき
発進許可をオペレータへ報知することができる。
【0029】さらに、使用中のダンプ及びローダの中か
ら、例えば保守が必要な車両をシステムより外す場合
は、システムより外した車両が無線通信できない状態に
して置く。例えば、ローダであればスタンバイ入力スイ
ッチを「スタンバイ−オフ状態」に、ダンプ側であれば
無線交信禁止スイッチを「無線交信禁止状態」にして置
く。これにより、システム内で使用中の他のダンプやロ
ーダとの無駄な回線オープンを行なうこと無く、無線の
混信を防止できる。
【0030】そして、無線通信異常が発生すると、通信
異常報知手段によってオペレーターへ報知できる。オペ
レーターはすぐに通信異常に対応でき、よって操作性が
向上する。
【0031】そしてさらに、積載作業中に、ダンプのオ
ペレーターが定格積載重量までの残り重量表示を見て、
積載完了しても良いと独自で判断した場合は、ローダ側
のオペレーターの発進許可を待たずに排土場へダンプを
移動できる。このとき、無線回線を切断する回線切断要
求スイッチがあればこのスイッチを操作する。また、ダ
ンプの走行距離検出器から入力した走行距離データが所
定値以上になったときは、ダンプが排土場へ向かって移
動中であると見做せるので、無線回線を切断できる。こ
れにより、無駄な回線を切断できるので、無線の混信を
防止できる。
【0032】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1及び図2は、第一実施例のダンプ側及びロ
ーダ側の基本構成をそれぞれ表した機能ブロック図であ
る。まずダンプ側において、制御器6は、重量検出器1
から積載重量を、ローダ選択手段2からローダ選択信号
を、及び無線交信禁止スイッチ5から無線交信禁止信号
を入力する。また制御器6は、発進許可報知手段3へ発
進許可信号を、及び通信異常報知手段12へ通信異常信
号を出力する。
【0033】制御器6は、入力した前記積載重量及び通
信制御信号を送信装置15aへ出力し、また受信装置1
5bから発進許可信号等を入力する。送信装置15a及
び受信装置15bは、ローダ側の送受信装置45とアン
テナ15cを介して、前記積載重量や通信制御信号を無
線通信する。
【0034】次にローダ側において、制御器35は、ア
ンテナ45c及び送受信装置45を介してダンプ側の送
受信装置15と無線通信を行なう。制御器35は、スタ
ンバイ入力スイッチ31からスタンバイ信号を、及び発
進許可入力スイッチ33から発進許可信号を入力し、受
信装置45bを介して入力した積載重量を重量表示手段
32へ出力すると共に、定格重量までの残り重量を残り
重量表示手段41へ出力する。また制御器35は、通信
異常報知手段12へ通信異常信号を出力する。
【0035】図3及び図4に、第一実施例の具体的なハ
ード構成ブロック図を図1及び図2と関連付けて示して
いる。図3及び図4に従って、詳細に構成を説明する。
まずダンプ側について説明すると、重量検出器1は、積
載重量を検出するもので、本実施例では圧力センサ1a
と重量演算装置1bとから構成されている。圧力センサ
1aは、ダンプの図示していないボディと操舵前輪との
間に装着されている前輪サスペンションシリンダ、及び
ボディと駆動後輪との間に装着されている後輪サスペン
ションシリンダのそれぞれの伸長室内の圧力を検出し、
この圧力信号は重量演算装置1bへ出力される。
【0036】重量演算装置1bでは、土砂等積載時の前
記圧力信号を入力し、予め入力していた空荷時の前記圧
力信号との差分に基づいて、そのときの積載重量を演算
する。この積載重量は、インターフェ−ス回路部21へ
出力される。尚、重量演算装置1bの演算機能を、制御
器6を構成する後述のマイクロコンピュータ20の演算
機能によって兼用し、重量演算装置1bをマイクロコン
ピュータ20の中に含ませることもできる。
【0037】ローダ選択手段2は、複数台のローダの内
から、そのダンプに積み込む相手ローダのID番号を選
択するものである。本実施例では、択一型の押しボタン
スイッチで構成しており、あるスイッチが押されたとき
他の押されていたスイッチは機械的にリセットされ、新
しく押された状態が機械的に保持されて押されたスイッ
チに対応するローダ選択信号を出力する。例えば、シス
テム内にローダが最大5台まで使用可能な場合は、図3
のごとき5連の択一型の押しボタンスイッチとなる。ま
たローダ選択手段2は、例えば回転型の切り換えスイッ
チや、相手のローダのID番号を直接数値入力できるよ
うなキ−スイッチタイプでも良い。ローダ選択手段2の
出力したローダ選択信号は、インターフェ−ス回路部2
1へ出力される。
【0038】発進許可報知手段3は、発進許可を音や音
声や表示によってオペレーターに知らせるものであり、
本実施例ではブザー3a及び文字表示器3bで構成して
いる。ブザー3aは騒音の影響を少なくしてオペレータ
ーが聞き易いように運転席内に設ける。この他にホーン
や音声発生装置等で構成してもよい。
【0039】文字表示器3bは、後述するマイクロコン
ピュータ20から、インターフェ−ス回路部21を介し
て文字表示指令を入力して文字を表示するものである。
例えば、発進許可時に図3に示すような文字「STAR
T」等で表示する。文字表示器の場合は入出力するデー
タ量が通常多いので、インターフェ−ス回路部21はパ
ラレル又はシリアル通信インターフェ−スで構成され
る。本実施例では、8bitシリアル通信インターフェ
−スで構成されている。またこの他の表示として、例え
ばパトライト、ランプ、又はLED表示等による点灯/
非点灯の切り換えによっても良い。
【0040】無線交信禁止スイッチ5は、ダンプ側から
ローダ側へ無線回線のオープン要求を出すことを禁止す
るものであり、本実施例においては押しボタンスイッチ
で構成している。すなわち、前記ローダ選択スイッチと
機械的に連動していて、無線交信禁止スイッチ5が押さ
れると、ローダ選択スイッチが全てオフするようになっ
ている。よって、この後ローダ選択信号が全く出力され
ず、このとき制御器6はローダ側へ無線通信回線のオー
プン要求を出さないようにしている。なお、無線交信禁
止スイッチ5をローダ選択スイッチと機械的に連動して
いない通常のスイッチで構成し、制御器6はこの無線交
信禁止スイッチの状態を入力して無線通信回線のオープ
ン要求を制御しても良い。
【0041】通信異常報知手段12は、ダンプのオペレ
ーターに通信異常発生を、音や音声、及び表示によって
報知するものである。通信異常報知手段12は、前述の
発進許可報知手段3と同様に、ブザー、ホーン、又は音
声発生装置等で構成しても良く、また文字表示器、パト
ライト、ランプ、又はLED表示等で構成しても良い。
【0042】本実施例では、通信異常報知手段12を発
進許可報知手段3と兼用している。そして通信異常発生
時は、音の発報方法を発進許可時と変え、例えば音の断
続時間を変えて報知する。また、文字表示器で通信異常
発生を表すエラーコードやメッセージ等を表示すると共
に、表示内容を切り換えるための表示切り換えスイッチ
10を備えている。マイクロコンピュータ20は、イン
ターフェース回路部21を介して表示切り換えスイッチ
10の切り換え信号を入力し、切り換え信号がオンとな
る度に表示内容をそれぞれ発進許可表示又は通信異常表
示に切り換える。
【0043】さて図1の制御器6は、いわゆるマイクロ
コンピュータシステムで構成しており、図3において、
マイクロコンピュータ(以後、略してCPUと呼ぶ)2
0と、データやCPU制御信号を外部と入出力するため
のバス20aと、外部のスイッチ、表示器、及び送受信
装置等のインターフェース回路部21及び22とにより
構成されている。CPU20内には、一般的な記憶部、
演算処理部、実行制御部、割り込み処理部等の他に、シ
ステムの実行手順を決めるシステムプログラムが記憶さ
れているROMや、演算及び実行時に一時的にデータ等
を記憶して置くRAMも含まれているものである。
【0044】インターフェース回路部21及び22は、
CPU20が周辺のスイッチ、表示器、及び送受信装置
等との間で信号やデータを入出力するために、CPU2
0がバス20aを介して前記信号やデータを読み書きで
きるよう、回路的な接続仕様を合わせるものである。本
実施例では、これらをまとめてインターフェース回路部
と称しているが、例えば重量演算装置1b、及び発進許
可報知手段3の文字表示器3b等とのインターフェース
回路部はいわゆる8bitシリアル通信の入出力回路で
構成し、送受信装置15及び各スイッチ等とのインター
フェース回路部はパラレル入出力回路で構成する。
【0045】送受信装置15内の送信装置15aは、C
PU20からインターフェース回路部22を介して積載
重量や無線通信制御指令を入力し、これをアンテナ15
cを介してローダ側へ無線送信する。また受信装置15
bは、アンテナ15cを介してローダ側から発進許可信
号や無線通信制御指令等を無線受信し、これをインター
フェース回路部22を介してCPU20へ出力する。
尚、無線通信の使用周波数は、CPU20から指定され
る。
【0046】次に、ローダ側について説明する。制御器
35は、制御器6と同様に、マイクロコンピュータシス
テムで構成しており、CPU50と、バス50aと、イ
ンターフェース回路部51及び52とにより構成されて
いる。CPU50内の各構成や、バス50a、インター
フェース回路部51及び52の構成及び機能等は、制御
器6と同様なので、ここでは説明を省略する。
【0047】送受信装置45の受信装置45bは、ダン
プ側の送信装置15aから送信した重量データや無線通
信制御指令をアンテナ45cを介して無線受信し、これ
らをインターフェース回路部52及びバス50aを介し
てCPU50へ出力する。また送信装置45aは、CP
U50からバス50a及びインターフェース回路部52
を介して発進許可信号や無線通信制御指令等を入力し、
これらをアンテナ45cを介してダンプ側へ無線送信す
る。尚、無線通信の使用周波数は、CPU50から指定
される。
【0048】スタンバイ入力スイッチ31は、ダンプ側
からの無線通信回線のオープン要求を受け付けるかどう
かを選択するものであり、本実施例ではオルタネート型
の切り換えスイッチで構成している。スタンバイ入力ス
イッチ31をスタンバイ状態に選択しているときは、ス
タンバイ信号がインターフェース回路部51及びバス5
0aを介してCPU50へ入力される。
【0049】発進許可入力スイッチ33は、現在積み込
み中のダンプの発進を許可するとき、ローダ側のオペレ
ーターが操作するスイッチであり、モーメンタリー型の
押しボタンスイッチで構成している。発進許可入力スイ
ッチ33が押されると、発進許可信号がインターフェー
ス回路部51を介してCPU50へ入力される。そして
この発進許可信号は、インターフェース回路部52を介
して送信装置45aへ出力される。と同時に、CPU5
0はインターフェース回路部51を介してホーン駆動リ
レー42bへホーン駆動信号を出力し、これによりホー
ン駆動リレー42bが動作してホーン42aを鳴らして
いる。
【0050】重量表示手段32及び残り重量表示手段4
1は、それぞれ積載重量現在値、及び定格積載重量まで
の残り重量値を表示するものであり、本実施例では、前
述の発進許可報知手段3と同様に文字表示器を使用して
いる。また、重量表示手段32と残り重量表示手段41
とを兼用しているので、表示内容を切り換えるための表
示切り換えスイッチ44を備えている。表示切り換えス
イッチ44はモーメンタリー型のスイッチで構成してお
り、CPU50はインターフェース回路部51を介して
表示切り換えスイッチ44の切り換え信号を入力し、切
り換え信号がオンとなる度に、それぞれ積載重量又は残
り重量をインターフェース回路部51を介して重量表示
手段32へ出力する。尚、重量表示手段32及び残り重
量表示手段41は、その他に7セグメントLEDのよう
な数値表示器であっても良い。
【0051】通信異常報知手段12は、前述のダンプ側
のものと同様である。本実施例では、ローダ側の通信異
常報知手段12を、前述のホーン42aとホーン駆動リ
レー42b、及び重量表示手段32で兼用している。よ
ってCPU50は、ホーン駆動信号の断続時間を前述の
発進許可時と変えることにより、通信異常を報知する。
またCPU50は、前述同様に表示切り換えスイッチ4
4の切り換え信号がオンとなる度に、それぞれ重量表示
データ、残り重量表示データ及びエラーメッセージを重
量表示手段32へ出力する。
【0052】さて次に、上記構成による本実施例の積載
重量監視装置の作用を説明する。本実施例では、複数台
のダンプと複数台のローダとが協調作業を同時に行なう
システムにおいて、各ダンプ及びローダが混信無く無線
通信できるようにするために、複数の無線周波数を使用
すると同時に、その複数の無線周波数を有効に使用し、
そしてシステム内の使用作業車両の増減にフレキシブル
に対応できるようにするために、いわゆるマルチチャネ
ルアクセス方式を採用している。すなわち、システム内
で使用が予想されるローダの最大の台数に対応できる複
数のデータチャネルを準備しておき、その複数のデータ
チャネルの中から、現在交信に使用されていない空きデ
ータチャネルをサーチし(いわゆる、キャリアセン
ス)、そのデータチャネルを使用してデータや通信制御
指令等を交信するものである。
【0053】いま、システム内で使用が予想されるロー
ダの最大の台数を10台、この中で実際に使用している
ローダの台数を5台と仮定する。このとき、本システム
内で使用できるデータチャネルの最大の数を、10チャ
ネル準備しておく。またデータチャネルの他に、データ
チャネルで通信を開始する前に制御情報を交信するため
の制御チャネルも準備する。制御チャネルの数は1チャ
ネルでも構わないが、通信回線のオープン時の待ち時間
を少なくするために、複数チャネル準備した方が良い。
説明の簡単のため、ここでは制御チャネル数を1チャネ
ルとする。
【0054】制御器6のCPU20、及び制御器35の
CPU50は、本実施例の積載重量監視装置の無線通信
制御機能の主要部をなしている。図5、図6及び図7
は、本実施例における、CPU20及びCPU50の通
信制御手順のフローチャートを表しており、それぞれフ
ローチャートの前部、中央部及び後部である。フローチ
ャートの左側はCPU20の処理を、また右側はCPU
50の処理を表し、中央部は送受信しているデータ又は
通信制御指令を表している。以下に、図5、図6及び図
7のフローチャートに基づいて、CPU20及びCPU
50の処理を対応させて説明する。尚、以下のフローチ
ャートの説明では、主にCPU20又はCPU50が行
なう処理内容を記述しているので、説明の簡略化のため
CPU20又はCPU50の記述をなるべく省略してい
る。
【0055】(ステップ101)CPU20は、インタ
ーフェース回路部21を介して、ローダ選択スイッチ2
からローダ選択信号を入力する。 (ステップ102)上記ローダ選択信号がオンかどうか
を判断し、オンのときはステップ103へ進み、オフの
ときはステップ101へ戻ってオンと判断されるまで上
記を繰り返す。
【0056】(ステップ103)次に、予め準備された
複数(本実施例では、10チャネル)のデータチャネル
の中から、現在交信に使用されていない空きチャネルを
順次サ−チして行く。具体的には、受信装置15bを介
して、最初にサーチするデータチャネルを使用してデー
タ又は制御信号が通信されていないかどうかを所定時間
チェックし、通信されている場合はそのデータチャネル
を使用中と判断する。本実施例では、データチャネルを
使用中は所定時間毎に積載重量をダンプ側からローダ側
へ送信しているので、少なくてもこの所定時間以上は通
信の有無をチェックする。そのデータチャネルを使用中
だと判断したときは、次のデータチャネルを同様にチェ
ックして行く。そして空きチャネルと判断したときは、
ステップ104へ進む。
【0057】(ステップ104)ローダ選択スイッチか
ら入力したローダ選択信号に対応したローダのID番号
を、CPU20内のメモリから読みだす。上記ID番号
を固定的に記憶する場合は、このメモリはROMで良
く、変更可能なように記憶する場合はRAMが良い。そ
して、制御チャネルが使用中でないときに、この制御チ
ャネルを使用して送信装置15aを介して、上記ローダ
のID番号と前述のサーチした空きデータチャネル情報
(チャネル周波数情報)とを送信する。この後、ステッ
プ105へ進む。
【0058】尚、制御チャネルが複数チャネルある場合
は、複数チャネルの内で使用中でない制御チャネルをサ
ーチし、この空き制御チャネルを使用して上記のローダ
ID番号及び空きデータチャネル情報(チャネル周波数
情報)を送信する。また、この空き制御チャネルをサー
チする方法は、前述の空きデータチャネルをサーチする
方法と同様で良い。
【0059】またステップ104において、無線交信禁
止スイッチ5が押されてローダ選択スイッチ2の全ての
スイッチが押されていないときは、ローダ選択スイッチ
2から入力したローダ選択信号は全てオフとなってい
る。このときは、上記空きデータチャネルの周波数情報
やローダのID番号等を送信しない。
【0060】一方、この間のCPU50は次の処理を行
なう。 (ステップ201)CPU50は、インターフェース回
路部51を介して、スタンバイ入力スイッチ31からス
タンバイ信号を入力する。 (ステップ202)上記スタンバイ信号がオンかどうか
を判断し、オンのときはステップ203へ進み、オフの
ときはステップ201へ戻ってオンと判断されるまで上
記を繰り返す。
【0061】(ステップ203)受信装置45bを介し
て制御チャネルを使用して、CPU20から送信された
前述のローダのID番号と空きデータチャネル情報とを
受信する。 (ステップ204)上記入力したローダのID番号が、
自分のID番号と一致しているか判断し、一致したとき
はステップ205へ進み、一致しないときはステップ2
03へ戻って一致するまで上記を繰り返す。
【0062】(ステップ205)ステップ203で入力
した空きデータチャネル情報をRAM内に記憶してお
く。また、上記と同じ制御チャネルを使用して「受信O
K」信号を送信装置45aを介して送信する。これ以降
は、データチャネルで通信が行われる。
【0063】CPU20では、ステップ104の後、以
下へ進む。 (ステップ105)CPU20は、ステップ104で空
きデータチャネル情報等を送信した制御チャネルと同じ
制御チャネルを使用して、受信装置15bを介して受信
したデータを入力する。 (ステップ106)上記受信データが、CPU50が送
信した「受信OK」信号かどうかを判断し、「受信O
K」のときはステップ107へ進み、「受信OK」でな
いときはステップ105へ戻って「受信OK」となるま
で上記処理を繰り返す。これ以降は、データチャネルで
通信が行われる。
【0064】(ステップ107)重量検出器1内の重量
演算装置1bから入力した積載重量の大きさに基づい
て、ローダが積み込みを開始したかどうかを判断する。
例えば、積載重量の現在値と、積み込み開始前の積載重
量とを比較して、その差が所定値以上になったとき積み
込み開始と判断する。前記積み込み開始前の積載重量と
しては、排土後の積載重量や、一番最近の停車時の積載
重量等を考慮すると良い。積み込み開始と判断したとき
はステップ108へ進む。そうでないときは、積み込み
開始と判断されるまで待つ。
【0065】図6のフローに移る。 (ステップ108)送信装置15a及び受信装置15b
の通信周波数を、ステップ103でサーチした空きデー
タチャネルの通信周波数に固定するように、送信装置1
5a及び受信装置15bへ上記空きデータチャネルの周
波数情報を出力する。 (ステップ206)同じくCPU50も、送信装置45
a及び受信装置45bの通信周波数を、ステップ205
で記憶した空きデータチャネルに対応する通信周波数に
固定するように、送信装置45a及び受信装置45bへ
空きデータチャネルの周波数情報を出力する。
【0066】(ステップ109)メモリ内に予め記憶し
ている自分のID番号と定格積載重量値データとを読み
出す。尚、上記自分のID番号は、例えば制御器6内の
基板上に実装されたID番号設定用スイッチ等によって
設定しても良い。この場合は、CPU20はインターフ
ェース回路を介して図示していない上記ID番号設定用
スイッチの設定データを入力し、このID番号に対応し
た定格積載重量値データをメモリ内の所定番地から読み
出せば良い。
【0067】(ステップ110)相手ローダのID番
号、自分のID番号及び定格積載重量とを、送信装置1
5aを介して前記空きデータチャネルで送信する。 (ステップ207)CPU50は、受信装置45bを介
して空きデータチャネルで上記ローダのID番号、ダン
プ側の自分のID番号、及び定格積載重量を入力する。
入力したローダのID番号と自分のID番号とが一致し
ているのを確認した後、上記各データをRAMの所定番
地へ記憶する。
【0068】(ステップ208)CPU50は、「受信
OK」信号を、送信装置45aを介して送信する。 (ステップ111)CPU20は、受信装置15bを介
して受信したデータを入力し、そのデータが「受信O
K」信号かどうか判定する。「受信OK」信号のときは
ステップ112へ進み、そうでないときはステップ11
0へ戻って上記処理を繰り返す。
【0069】(ステップ112)CPU20は、送信装
置15aを介して「ACK」信号を送信する。この「A
CK」信号は、通信が正常に行われたかどうかをお互い
が確認し合うための確認信号である。この状態で通信回
線がオープンされたことになり、この後ステップ113
へ進む。 (ステップ209)CPU50は、受信装置45bを介
して受信データを入力し、そのデータが「ACK」信号
かどうか判定する。「ACK」信号のときはステップ2
10へ進み、そうでないときはステップ209へ戻って
上記処理を繰り返し、「ACK」信号が入力されるまで
待つ。
【0070】(ステップ210)この状態で、通信回線
がオープンされたことになる。ここでCPU50は、
「積載重量データ要求」信号を送信装置45aを介して
送信する。この後、ステップ211へ進む。 (ステップ113)CPU20は、受信データを入力
し、そのデータが「積載重量データ要求」信号かどうか
判定する。「積載重量データ要求」信号のときはステッ
プ114へ進み、そうでないときはステップ113へ戻
って上記処理を繰り返し、「積載重量データ要求」信号
が入力されるまで待つ。
【0071】図7のフローに移る。 (ステップ114)CPU20は、重量検出器1内の重
量演算装置1bからインターフェ−ス回路部21を介し
て積載重量現在値を入力する。 (ステップ115)上記入力した積載重量現在値を、送
信装置15aを介して送信する。この後、ステップ11
6へ進む。
【0072】(ステップ211)CPU50は、受信装
置45bを介して積載重量現在値を入力する。 (ステップ212)入力した積載重量現在値と、前述の
RAMメモリに記憶した定格積載重量とから、数式「残
り重量=定格積載重量−積載重量現在値」に基づいて残
り重量を演算する。この残り重量及び積載重量現在値
を、重量表示手段32に出力して表示する。本実施例で
は前述のように、表示切り換えスイッチ44の状態を入
力し、このスイッチがオンする度に、表示内容を切り換
えるために残り積載重量値又は積載重量現在値を出力す
る。
【0073】(ステップ213)発進許可入力スイッチ
33の状態を入力し、発進許可信号がオンかどうかを判
断する。発進許可信号がオンのときはステップ214へ
進み、そうでないときはステップ211へ戻って上記処
理を繰り返す。 (ステップ214)「発進許可指令」を、送信装置45
aを介して送信する。この後、ステップ215へ進む。
【0074】(ステップ116)CPU20は、受信装
置15bを介して入力したデータが「発進許可指令」か
どうかを判定する。「発進許可指令」のときはステップ
118へ進み、そうでないときはステップ117へ進
む。 (ステップ117)ステップ115で積載重量を出力し
てから所定時間経ったかどうかを判定し、所定時間経っ
ているときはステップ113へ戻る。これにより、所定
時間毎に最新の積載重量の送信が繰り返されることにな
る。また、所定時間経ってないときはステップ116へ
戻る。これにより、「発進許可指令」の入力を待つこと
になる。
【0075】(ステップ118)「ACK」信号を、送
信装置15aを介して送信する。この後、ステップ11
9へ進む。 (ステップ215)CPU50は、受信装置45bを介
して入力したデータが「ACK」信号かどうかを判定す
る。「ACK」信号のときはステップ216へ進み、そ
うでないときはステップ215へ戻って「ACK」信号
を待つ。
【0076】(ステップ216)このステップで、回線
切断処理を行なう。すなわち、送信装置45a及び受信
装置45bへこれまで使用したデータチャネル情報のリ
セット指令を出力する。これによって、使用したデータ
チャネルが他の車両同士の交信のために開放される。 (ステップ217)発進許可ホーン駆動リレー42bを
介して発進許可ホーン42aを作動させ、発進許可音を
鳴らす。また、重量表示手段32へ発進許可メッセージ
等を表示する。
【0077】(ステップ218)ステップ216で回線
切断処理を行なった後、所定時間が経過するのを待つ。
所定時間が経過したら、最初の処理のステップ201へ
戻り、次のダンプ側からの回線オープン要求を待つ。
【0078】(ステップ119)CPU20は、ダンプ
側の回線切断処理をローダ側と同様に行なう。すなわ
ち、送信装置15a及び受信装置15bへこれまで使用
したデータチャネル情報のリセット指令を出力する。こ
れによって、使用したデータチャネルが他の車両同士の
交信のために開放される。 (ステップ120)発進許可ブザーへ作動信号を出力し
て発進許可音を鳴らし、また発進許可報知手段3の表示
器へ発進許可メッセージ等を表示する。この後、最初の
処理のステップ101へ戻る。
【0079】さて上記通信手順において、図示していな
いが、各データや制御信号の受信時に通信異常の有無の
チェックを行なっている。本実施例では、以下の2つの
方法により通信異常を検出している。1番目は、一般的
に行われている各データのパリティチェックである。受
信したデータや制御信号のパリティをチェックしてエラ
ーを検出したときは、相手側に「NACK」信号を送信
して再送要求を出す。そして、同じエラーが所定回数以
上連続して検出されたら、通信異常と判断する。
【0080】また2番目は、各データや制御信号の送信
に対して相手側が受信したかどうかの応答の有無チェッ
クである。データや制御信号の送信に対して所定時間経
っても相手側から何も応答が無いとき、例えば「AC
K」信号や「NACK」信号が帰って来ないときは、再
度送信する。そしてこのような応答が無い状態が所定回
数連続して発生したら、同じく通信異常と判断する。通
信異常時は、CPU20及びCPU50は各通信異常報
知手段12によってオペレータへ報知できる。これによ
り、通信の信頼性を向上できると共に、通信異常の発生
をオペレータが容易に知ることができる。
【0081】本実施例で説明したように、複数のデータ
チャネルを準備して、各ダンプの制御器6と各ローダの
制御器35との間の通信にはそれぞれ異なるデータチャ
ネルを専有的に使用するので、回線オープン時の待ち時
間が無く、また無線の混信が無くなる。
【0082】尚、複数のデータチャネルを使用する方法
として、本実施例のマルチチャネルアクセス方式以外に
も以下の方法がある。例えば、各ローダの送受信装置の
使用チャネルをお互いに異なるチャネルに固定する。そ
して、ダンプの制御器6は、ローダ選択手段2によって
選択されたローダに対応したチャネルに合わせて通信を
行なう。この通信方法によっても、本発明の効果は変わ
らない。
【0083】また、ローダ側に定格積載重量までの残り
重量を表示したので、ローダ側のオペレータがこの表示
を見て、後どれだけ積めば良いかを容易に判断できる。
尚、本実施例では、ダンプ側からローダ側へ定格積載重
量を送信し、ローダ側でこの定格積載重量に基づいて残
り重量を演算して表示しているが、ダンプ側で先に残り
重量を演算してからローダ側へこの残り重量を送信して
も良い。この場合、積載重量の現在値と同時に残り重量
も送信しても良く、または、ローダ側から残り重量の要
求指令を受信したとき残り重量を送信しても良い。
【0084】そして、ローダ側のオペレータが定格積載
重量に略近くまで積み込みしたと判断したときは、発進
許可入力スイッチを押して発進許可信号を無線通信によ
って直接ダンプ側へ送信できる。ダンプ側ではこの発進
許可信号を受信したとき発進許可音や発進許可表示によ
りオペレータに合図することができる。
【0085】使用中のダンプ又はローダをシステムより
外す場合、システムより外した車両が、ダンプのときは
無線交信禁止スイッチを無線交信禁止状態にし、ローダ
のときはスタンバイ入力スイッチをスタンバイ−オフ状
態にしておく。これによって、ダンプ側から通信回線オ
ープンの要求をすることは無く、ローダ側でダンプ側か
らの通信回線オープンの要求を受け付けることが無くな
る。この結果、無駄な回線がオープンされないので、未
使用車両との無線の混信を防止できる。
【0086】ダンプの制御器6又はローダの制御器35
が通信異常を検出したときは、各通信異常報知手段によ
って通信異常発生をオペレーターに知らせることができ
る。よって、オペレーターがすぐに異常処置の対応がで
き、また通信異常発生時の通信の応答待ち時間が短くな
るので、操作性が向上する。
【0087】次に、第二実施例を説明する。図8は、第
二実施例の基本構成ブロック図を表している。図8にお
いて、ダンプ側の回線切断要求手段7と残り重量表示手
段11以外は、第一実施例と同じなので説明を省略す
る。残り重量表示手段11は、前述のローダ側の残り重
量表示手段41と同様に定格積載重量までの残り重量を
表示するもので、制御器6から表示データを入力する。
【0088】回線切断要求手段7は、本実施例では走行
距離検出手段8と回線切断判断手段9とから構成されて
いる。この走行距離検出手段8は、ダンプの駆動車輪の
車軸に固定されて駆動車輪の回転数に比例したパルス数
のパルス信号列を出力するパルスジェネレータ8aと、
パルスジェネレータ8aから出力されるパルス信号列を
入力してこのパルス数を計数する計数手段8bと、この
計数値の積算値に基づいて走行距離を演算し、出力する
走行距離演算手段8cとから構成されている。回線切断
判断手段9は、走行距離演算手段8cから出力される上
記走行距離に基づいて通信回線を切断すべきかどうかを
判断し、切断すべきと判断したときは回線切断要求信号
を制御器6へ出力する。
【0089】図9に、ハード構成ブロック図を示す。本
実施例でも、残り重量表示手段11として文字表示器を
使用しているので、発進許可報知手段3の表示器を兼用
している。また上記計数手段8b、走行距離演算手段8
c及び回線切断判断手段9の処理は、いずれもマイクロ
コンピュータで処理できるので、制御器6のCPU20
を使用してこれらの処理を実現している。よって、パル
スジェネレータ8aからの出力されるパルス信号列は、
直接インターフェース回路部21を介して、CPU20
へ入力される。
【0090】図10及び図11には、本実施例でのCP
U20及びCPU50の通信制御手順を表したフローチ
ャートを示している。ここで、本実施例での通信制御手
順は、第一実施例のフローチャートの後半部に一部手順
を追加したフローなので、図10及び図11はこのフロ
ーチャートの後半部のみを示している。以下、このフロ
ーチャートに基づいて、本実施例で追加したフローを中
心に説明し、作用の説明を行なう。
【0091】(ステップ151)CPU20は、ステッ
プ113で積載重量データ要求指令を入力したら本ステ
ップへ進み、ダンプが停車状態かどうかを判断する。停
車状態のときは前述のステップ114へ進み、停車状態
でないときはステップ152へ進む。停車状態かどうか
の判定条件は、本実施例では、前記パルスジェネレータ
8aから出力されるパルス列信号の無い状態が所定時間
以上続いたときに停車状態と判断している。
【0092】(ステップ152)ステップ106で積み
込み開始と判断してから後、パルスジェネレータから出
力されるパルス信号を計数し、その計数積算値に基づい
て走行距離を演算する。そして、この走行距離が所定値
以上になったかをどうか判断し、所定値以上になったと
きはステップ153へ進み、そうでないときはステップ
151へ戻って上記を繰り返す。
【0093】(ステップ153)「回線切断要求指令」
を送信装置15aを介して送信する。そして、前述の回
線切断処理を同様に行なう。これによって、使用したデ
ータチャネルが他の作業車両の通信のために開放され
る。 (ステップ251)CPU50は、受信装置45bを介
して入力した受信データが「回線切断要求指令」かどう
か判断する。「回線切断要求指令」のときはステップ2
52へ進み、そうでないときは前述のステップ211へ
進む。 (ステップ252)前述の回線切断処理を同様に行な
う。これによって、使用したデータチャネルが他の作業
車両の通信のために開放される。そして、前述のステッ
プ218へ進み、以後前述のフローと同様である。
【0094】尚、ステップ114及びステップ115で
積載重量を入力してこの積載重量を積載重量現在値とし
て無線送信した後は、ステップ161へ進む。 (ステップ161)RAMメモリ内の所定番地に記憶し
た定格積載重量を読み込み、この定格積載重量と上記積
載重量現在値とによって、数式「残り重量=定格積載重
量−積載重量現在値」に基づいて残り重量を演算する。
この残り重量を、残り重量表示手段11に出力して表示
する。この後、前述のステップ116へ進む。
【0095】以上説明したように、ステップ161にお
いて、残り重量を演算して残り重量表示手段11に表示
するようにしたので、ダンプ側のオペレータが計算しな
くても容易に残り重量を確認できる。この表示をオペレ
ータが見て、自分で積み込みを完了すると判断したら、
ダンプを発進させることができる。このときステップ1
51及びステップ152において、走行距離が所定値以
上になったらダンプは排土場に向かっていると判断され
るので、回線を切断して他の車両のために回線を空け
る。
【0096】さらに、走行距離による判断以外に、ダン
プのオペレータが自分でスイッチ操作して回線切断要求
しても良い。この場合、回線切断要求スイッチを設け、
このスイッチの回線切断要求信号を制御器6へ入力す
る。CPU20は、ステップ152に相当するステップ
において、この回線切断要求信号がオンかどうか判断
し、オンのときはステップ153へ進み、そうでないと
きはステップ151へ戻ってステップ151とステップ
152を繰り返せば良い。
【0097】ところで、第二実施例で説明したような、
残り重量表示手段11と回線切断要求手段7とをダンプ
側に設け、ダンプのオペレータが残り重量表示手段11
を見て、自分の判断で積み込み完了と判断したとき回線
切断要求手段7によって通信回線を切断する機能は、複
数台のダンプと複数台のローダのシステムの場合だけに
は特に限定されない。すなわち、複数台のダンプと1台
のローダ、または1台のダンプと1台のローダが協調作
業するシステムにおいても有効となる。これによって、
ダンプ側とローダ側のそれぞれのオペレータが独自で判
断できる要素が増えるので、システムをフレキシブルに
運用することが可能となる。
【0098】
【発明の効果】以上説明して来たように、複数台のダン
プ及び複数台のローダが協調作業する場合でも、特定の
ダンプとローダ間の無線通信が混信すること無く、ダン
プの積載重量をローダから確実に監視できる。また、ロ
ーダ側のオペレータが定格積載重量までの残り重量を煩
わしい計算をせずに容易に確認できる。そして、ローダ
側のオペレータが積み込み完了と判断したときは発進許
可入力スイッチを操作することによって、発進許可信号
が直接無線通信でダンプ側へ送信され、ダンプ側では発
進許可音や表示によりオペレータに合図することができ
る。よって、オペレータの操作性が良くなる。
【0099】さらに、システムより外されたダンプ又は
ローダが、システム内で使用中の他のダンプやローダと
の無駄な回線オープンをすること無く、無線の混信が無
くなる。また、無線通信異常発生時は、オペレーターは
すぐに通信異常処置の対応ができる。そして、クロスロ
ーディング作業のごとき積載作業中のダンプの移動への
対応や、積載作業途中のダンプのオペレーターの判断に
よるダンプの排土場への移動時の通信回線切断への対応
が、可能となった。これらにより、フレキシブルなシス
テムの運用ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の基本構成を表すダンプ側
機能ブロック図である。
【図2】本発明の第一実施例の基本構成を表すローダ側
機能ブロック図である。
【図3】本発明の第一実施例のダンプ側ハード構成ブロ
ック図である。
【図4】本発明の第一実施例のローダ側ハード構成ブロ
ック図である。
【図5】第一実施例の積載重量監視装置の処理手順を表
すフローチャート図(前半部)である。
【図6】第一実施例の積載重量監視装置の処理手順を表
すフローチャート図(中央部)である。
【図7】第一実施例の積載重量監視装置の処理手順を表
すフローチャート図(後半部)である。
【図8】本発明の第二実施例の基本構成を表すダンプ側
機能ブロック図である。
【図9】本発明の第二実施例のダンプ側ハード構成ブロ
ック図である。
【図10】第二実施例の積載重量監視装置の処理手順を
表すフローチャート図(後半部)である。
【図11】第二実施例の積載重量監視装置の処理手順を
表すフローチャート図(後半部)である。
【符号の説明】
1…重量検出器 7…回線切断要
求手段 1a…圧力センサ 8…走行距離検
出器 1b…重量演算装置 8a…パルジェ
ネ 2…ローダ選択手段 8b…計数手段 3…発進許可報知手段 8c…走行距離
演算手段 3a…ブザー 9…回線切断判
断手段 3b…文字表示器 10…表示切り
換えスイッチ 5…無線交信禁止スイッチ 11…残り重量
表示手段 6…制御器 12…通信異常
報知手段 15…送受信装置 42…通信異
常報知手段 15a…送信装置 42a…ホー
ン 15b…受信装置 42b…ホー
ン駆動リレー 15c…アンテナ 44…表示切
り換えスイッチ 20…CPU 45…送受信
装置 20a…バス 45a…送信
装置 21,22…インターフェース回路部 45b…受信
装置 31…スタンバイ入力スイッチ 45c…アン
テナ 32…重量表示手段 50…CPU 33…発進許可入力スイッチ 50a…バス 35…制御器 51,52…
インターフェース回路部 41…残り重量表示手段 101〜119,151〜153,161…ダンプ側ス
テップ番号 201〜218,251〜252…ローダ側ステップ番
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−82295(JP,A) 特開 昭61−239730(JP,A) 特開 昭61−28826(JP,A) 特開 平5−227565(JP,A) 特開 昭59−107217(JP,A) 特開 昭63−187123(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01G 19/08 - 19/12 G01G 23/37 H04B 7/00 H04Q 9/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のダンプと複数のローダとが同時に
    作業し、各ダンプと各ローダとに互いに無線通信可能な
    制御器をそれぞれ備え、ダンプに設けた重量検出器1で
    検出した積載重量を上記両制御器を介してローダ側の重
    量表示手段32に表示することを達成してなるダンプの
    積載重量監視装置において、 ダンプごとに、各ローダを選択するローダ選択手段2
    と、ローダ選択手段2からローダ選択信号を入力すると
    共に、予め準備された複数のチャネルの中から前記ロー
    ダ選択信号に対応するローダの制御器35と通信可能な
    チャネルを選択し、このチャネルで前記積載重量を送信
    する制御器6とを備え、 ローダごとに、ダンプの制御器6により選択された上記
    チャネルで前記積載重量を受信し、この積載重量を重量
    表示手段32へ表示する制御器35を備えたことを特徴
    とするダンプの積載重量監視装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のダンプの積載重量監視装
    置において、ローダの前記制御器35に残り重量表示手
    段41を付設したことを特徴とするダンプの積載重量監
    視装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のダンプの積載重量
    監視装置において、 ローダに、発進許可入力スイッチ33から発進許可信号
    を入力したとき、この発進許可信号をダンプの制御器6
    へ送信する制御器35を備え、 ダンプに、ローダの制御器35から前記発進許可信号を
    受信したとき、発進許可報知手段3によってオペレータ
    に発進許可を報知する制御器6を備えたことを特徴とす
    るダンプの積載重量監視装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載のダンプの積載
    重量監視装置において、 無線交信禁止スイッチ5から入力した無線交信禁止信号
    が交信禁止状態でないとき、ローダの制御器35との無
    線回線をオープンして前記積載重量を送信するダンプの
    制御器6、及び、 スタンバイ入力スイッチ31から入力したスタンバイ信
    号がスタンバイ状態のとき、ダンプの制御器6との無線
    回線をオープンして前記積載重量を受信するローダの制
    御器35の少なくともいずれか一方を備えていることを
    特徴とするダンプの積載重量監視装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのいずれか一つの請
    求項記載のダンプの積載重量監視装置において、ローダ
    の前記制御器35及びダンプの前記制御器6の少なくと
    もいずれか一方に通信異常報知手段12を付設し、 通信異常報知手段12が付設されたローダの制御器3
    5、及びダンプの制御器6は、例えば受信データの誤り
    の有無や、応答の有無等を比較して通信異常が無いかを
    判断し、異常があれば通信異常報知手段12によってオ
    ペレーターに通信異常を報知することを特徴とするダン
    プの積載重量監視装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5までのいずれか一つの請
    求項記載のダンプの積載重量監視装置において、ダンプ
    の前記制御器6に残り重量表示手段11と回線切断要求
    手段7とを付設し、 ダンプの制御器6は、予め定格積載重量を記憶すると共
    に、この定格積載重量と前記積載重量とを比較し、この
    差を残り重量表示手段11で表示し、かつ、回線切断要
    求手段7から回線切断要求信号が入力されたとき、ロー
    ダの前記制御器35との無線回線を強制的に切断するこ
    とを特徴とするダンプの積載重量監視装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のダンプの積載重量監視装
    置において、 前記回線切断要求手段7は、オペレーターが操作したと
    き前記回線切断要求信号をダンプの前記制御器6へ出力
    するスイッチであることを特徴とするダンプの積載重量
    監視装置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載のダンプの積載重量監視装
    置において、前記回線切断要求手段7は、 ダンプの走行距離を検出する走行距離検出器8と、 走行距離検出器8から走行距離を入力し、この走行距離
    が所定値以上になったとき、前記回線切断要求信号をダ
    ンプの前記制御器6へ出力する回線切断判断手段9とか
    ら構成されていることを特徴とするダンプの積載重量監
    視装置。
  9. 【請求項9】 ダンプとローダとに互いに無線通信可能
    な制御器を備え、ダンプに設けた重量検出器1で検出し
    た積載重量を上記両制御器を介してローダ側の重量表示
    手段32に表示することを達成してなるダンプの積載重
    量監視装置において、 ローダに、発進許可入力スイッチ33と、発進許可入力
    スイッチ33から発進許可信号を入力したとき、この発
    進許可信号をダンプの制御器6へ送信する制御器35と
    を備え、 ダンプには、回線切断要求手段7と、回線切断要求手段
    7から回線切断要求信号を入力したとき、及びローダの
    制御器35から前記発進許可信号を受信したときのどち
    ら一方のとき、ローダの制御器35との無線回線を強制
    的に切断する制御器6とを備えたことを特徴とするダン
    プの積載重量監視装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のダンプの積載重量監視
    装置において、 前記回線切断要求手段7は、オペレーターが操作したと
    き前記回線切断要求信号をダンプの前記制御器6へ出力
    するスイッチであることを特徴とするダンプの積載重量
    監視装置。
  11. 【請求項11】 請求項9記載のダンプの積載重量監視
    装置において、前記回線切断要求手段7は、 ダンプの走行距離を検出する走行距離検出器8と、 走行距離検出器8から走行距離データを入力し、この走
    行距離データが所定値以上になったとき、前記回線切断
    要求信号をダンプの前記制御器6へ出力する回線切断判
    断手段9とから構成されていることを特徴とするダンプ
    の積載重量監視装置。
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