JP2913509B2 - Ｐｃ部材の建込み方法 - Google Patents
Ｐｃ部材の建込み方法Info
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- JP2913509B2 JP2913509B2 JP2592490A JP2592490A JP2913509B2 JP 2913509 B2 JP2913509 B2 JP 2913509B2 JP 2592490 A JP2592490 A JP 2592490A JP 2592490 A JP2592490 A JP 2592490A JP 2913509 B2 JP2913509 B2 JP 2913509B2
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- tube
- floor
- upper floor
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はサ型、十字型等の柱梁一体部材よりなるRC積
層躯体の建込み方向に係るものである。
層躯体の建込み方向に係るものである。
（従来の技術） 従来この種のPC部材の建込みに際しては、上階のPC部
材を下階部材に対して所定位置に位置決めして仮支持
し、前記両PC部材の鉄筋を継接するとともに、中間接合
コンクリートを打設している。
材を下階部材に対して所定位置に位置決めして仮支持
し、前記両PC部材の鉄筋を継接するとともに、中間接合
コンクリートを打設している。
（発明が解決しようとする課題） しかしながら前記従来の方法においては、PC部材の建
込み時における位置決め、位置決め後におけるPC部材の
仮支持に多大の労力と時間とを要するという問題点があ
った。
込み時における位置決め、位置決め後におけるPC部材の
仮支持に多大の労力と時間とを要するという問題点があ
った。
本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑みて提案さ
れたもので、その目的とする処は、PC部材の建込みが簡
単、迅速に、しかも精度よく行なわれるPC部材の建込み
方法を提供する点にある。
れたもので、その目的とする処は、PC部材の建込みが簡
単、迅速に、しかも精度よく行なわれるPC部材の建込み
方法を提供する点にある。
（課題を解決するための手段） 前記の目的を達成するため、本発明に係るPC部材の建
込み方法によれば、下階PC部材の立上り部中央に、上端
開口部内周縁がテーパー状に形成された鞘管を植立して
おき、上階PC部材の建込み前に前記鞘管内にグラウト材
を充填しておき、次いで同鞘管内に前記上階PC部材の芯
鉄筋を挿入してグラウト材の硬化後、前記上下階PC部材
の中間部にコンクリートを打設するものである。
込み方法によれば、下階PC部材の立上り部中央に、上端
開口部内周縁がテーパー状に形成された鞘管を植立して
おき、上階PC部材の建込み前に前記鞘管内にグラウト材
を充填しておき、次いで同鞘管内に前記上階PC部材の芯
鉄筋を挿入してグラウト材の硬化後、前記上下階PC部材
の中間部にコンクリートを打設するものである。
（作用） 本発明によれば、上端開口部内周縁がテーパー状に形
成された上下階PC材の芯鉄筋継接用の鞘管を作成してお
き、同鞘管を下階PCの立上り部中央に植立し、鞘管内に
グラウト材を充填しておき、しかるのみ同鞘管に上階PC
部材の芯鉄筋を挿入することによって、同芯鉄筋と前記
鞘管とのクリヤランス部にグラウトを充填せしめ、同鞘
管に芯鉄筋を固定するようにしたので、同鞘管のテーパ
ー部によって下階PC部材上に建込まれる上階PC部材のＸ
方向及びＹ方向の位置決めが行なわれ、且つ前記鞘管上
部によって上階PC部材のＺ方向の位置決めが行なわれ、
かくして上階PC部材が所定位置に精確に位置決めされ
る。
成された上下階PC材の芯鉄筋継接用の鞘管を作成してお
き、同鞘管を下階PCの立上り部中央に植立し、鞘管内に
グラウト材を充填しておき、しかるのみ同鞘管に上階PC
部材の芯鉄筋を挿入することによって、同芯鉄筋と前記
鞘管とのクリヤランス部にグラウトを充填せしめ、同鞘
管に芯鉄筋を固定するようにしたので、同鞘管のテーパ
ー部によって下階PC部材上に建込まれる上階PC部材のＸ
方向及びＹ方向の位置決めが行なわれ、且つ前記鞘管上
部によって上階PC部材のＺ方向の位置決めが行なわれ、
かくして上階PC部材が所定位置に精確に位置決めされ
る。
この際、前記鞘管は上階PC部材の荷重を仮支持するも
のである。
のである。
かくして前記グラウトが硬化したのち、上下PC部材の
柱鉄筋を継接して、同上下PC部材の中間部コンクリート
を打設するものである。
柱鉄筋を継接して、同上下PC部材の中間部コンクリート
を打設するものである。
（実施例） 以下本発明を図示の実施例について説明する。
（ａ）は鞘管で、製作に当っては環状基板（１）の中
央に、上端に内管（２）が嵌合された椀状突起物（３）
を立設するとともに、同内管（２）と同心状に外管
（４）を立設し、同内外両管（２）（４）と前記基板
（１）とによって型枠を形成して、前記内外両管（２）
（４）間に基板（１）を貫通する鉄筋（５）を配筋し、
前記型枠内にコンクリート（６）を打設し、同コンクリ
ート（６）の硬化後に基板（１）及び椀状突起（３）を
脱型して、開口端部内周縁が、前記碗状突起物（３）に
よってテーパー面（７）に形成された鉄筋コンクリート
製の鞘管（ａ）を成型し、同鞘管（ａ）を天地転倒し
て、下階PC柱（Ａ）のコンクリート打設時天端中央部に
埋設する。
央に、上端に内管（２）が嵌合された椀状突起物（３）
を立設するとともに、同内管（２）と同心状に外管
（４）を立設し、同内外両管（２）（４）と前記基板
（１）とによって型枠を形成して、前記内外両管（２）
（４）間に基板（１）を貫通する鉄筋（５）を配筋し、
前記型枠内にコンクリート（６）を打設し、同コンクリ
ート（６）の硬化後に基板（１）及び椀状突起（３）を
脱型して、開口端部内周縁が、前記碗状突起物（３）に
よってテーパー面（７）に形成された鉄筋コンクリート
製の鞘管（ａ）を成型し、同鞘管（ａ）を天地転倒し
て、下階PC柱（Ａ）のコンクリート打設時天端中央部に
埋設する。
図中（８）は下階PC柱（Ａ）の柱鉄筋、（９）は同PC
柱（Ａ）に埋設され、前記鞘管（ａ）の中途まで嵌入さ
れた芯鉄筋、（10）は芯鉄筋受である。
柱（Ａ）に埋設され、前記鞘管（ａ）の中途まで嵌入さ
れた芯鉄筋、（10）は芯鉄筋受である。
而して上階PC柱（Ｂ）を建込む前に要すれば前記鞘管
（ａ）の上端面にライナー（11）を装架してレベルを調
整するとともに、（第３図参照）グラウト材（12）を充
填しておき、上階PC柱（Ｂ）の芯鉄筋（９′）を鞘管
（ａ）に挿入すると、グラウト材（12）が鞘管（ａ）と
芯鉄筋（９′）及び上階PC柱（Ｂ）との間に填装される
とともに、上階PC柱（Ｂ）が前記鞘管（ａ）及び芯鉄筋
（９）（９′）によって仮支持される。
（ａ）の上端面にライナー（11）を装架してレベルを調
整するとともに、（第３図参照）グラウト材（12）を充
填しておき、上階PC柱（Ｂ）の芯鉄筋（９′）を鞘管
（ａ）に挿入すると、グラウト材（12）が鞘管（ａ）と
芯鉄筋（９′）及び上階PC柱（Ｂ）との間に填装される
とともに、上階PC柱（Ｂ）が前記鞘管（ａ）及び芯鉄筋
（９）（９′）によって仮支持される。
而して前記グラウト材（12）が硬化したのち、上下階
PC柱（Ｂ）（Ａ）の各柱鉄筋（８′）（８）をエンクロ
ーズ溶接、スリーブ等によって継接し、中間部コンクリ
ートを打設する。
PC柱（Ｂ）（Ａ）の各柱鉄筋（８′）（８）をエンクロ
ーズ溶接、スリーブ等によって継接し、中間部コンクリ
ートを打設する。
前記実施例の方法によれば、下階PC柱（Ａ）の天端に
植立された鞘管（ａ）の天端によって、建込まれる上階
PC柱（Ｂ）のＺ方向の位置決め調整が行なわれ、また前
記鞘管（ａ）の上端開口部内周縁に設けられたテーパー
面（７）によって、前記上階PC柱（Ｂ）のＸ、Ｙ方向の
位置決め調整が行なわれる。
植立された鞘管（ａ）の天端によって、建込まれる上階
PC柱（Ｂ）のＺ方向の位置決め調整が行なわれ、また前
記鞘管（ａ）の上端開口部内周縁に設けられたテーパー
面（７）によって、前記上階PC柱（Ｂ）のＸ、Ｙ方向の
位置決め調整が行なわれる。
また、前記上階PC柱（Ｂ）の建込み時における荷重の
仮支持が、前記芯鉄筋（９）（９′）及び鞘管（ａ）に
よって行なわれる。
仮支持が、前記芯鉄筋（９）（９′）及び鞘管（ａ）に
よって行なわれる。
（発明の効果） 本発明よれば上端階口部内周縁がテーパー状に形成さ
れた鞘管を下階PC部材の立上り部中央に植立し、同下階
PC部材上に上階PC部材を建込む前に、同鞘管内にグラウ
ト材を充填しておき、同鞘管内周に前記上階PC部材の芯
鉄筋を挿入することによって、前記下階部材上に建込ま
れる上階PC部材のＸ、Ｙ方向及びＺ方向の位置決めが行
なわれ、同上階PC部材が所定位置に簡単且つ迅速に、し
かも精確に建込まれるとともに、同上階PC部材の荷重の
仮支持が前記鞘管及び芯鉄筋によって行なわれ、同上階
PC部材の仮支持のための仮設工事が簡略化され、工期が
縮減されるとともに、工費が節減されるものである。
れた鞘管を下階PC部材の立上り部中央に植立し、同下階
PC部材上に上階PC部材を建込む前に、同鞘管内にグラウ
ト材を充填しておき、同鞘管内周に前記上階PC部材の芯
鉄筋を挿入することによって、前記下階部材上に建込ま
れる上階PC部材のＸ、Ｙ方向及びＺ方向の位置決めが行
なわれ、同上階PC部材が所定位置に簡単且つ迅速に、し
かも精確に建込まれるとともに、同上階PC部材の荷重の
仮支持が前記鞘管及び芯鉄筋によって行なわれ、同上階
PC部材の仮支持のための仮設工事が簡略化され、工期が
縮減されるとともに、工費が節減されるものである。
請求項２の発明は先端に碗状突起を具えた内管と、同
内管と同心状に配設された外管とよりなる二重管内に補
強鉄筋を配筋するとともに、コンクリートを充填して、
先端部内周縁がテーパー状の鞘管を形成し、下階PC部材
に建込まれる上階PC部材を簡単且つ迅速に、しかも精確
に所定位置に位置決めすることができるとともに、上階
PC部材の建込時に同PC部材の荷重を仮支持し、仮設工事
を簡略化し、工期を縮減し、工費を節減しうるものであ
る。
内管と同心状に配設された外管とよりなる二重管内に補
強鉄筋を配筋するとともに、コンクリートを充填して、
先端部内周縁がテーパー状の鞘管を形成し、下階PC部材
に建込まれる上階PC部材を簡単且つ迅速に、しかも精確
に所定位置に位置決めすることができるとともに、上階
PC部材の建込時に同PC部材の荷重を仮支持し、仮設工事
を簡略化し、工期を縮減し、工費を節減しうるものであ
る。
第１図及び第２図は本発明に係るPC部材の建込み方法の
一実施例の工程を示す縦断面図、第３図は第２図の部分
IIIの拡大図、第４図は鞘管先端部分の拡大縦断面図、
第５図は鞘管製造型枠装置を示す縦断面図、第６図はそ
の底面図である。 （Ａ）……下階PC柱、（Ｂ）……上階PC柱、 （ａ）……鞘管、（２）……内管、 （３）碗状突起、（４）……外管、 （５）……鉄筋、（６）……コンクリート、 （７）テーパー面、（８）（８′）……柱鉄筋、 （９）（９′）……芯鉄筋、（11）……ライナー、 （12）……グラウト材。
一実施例の工程を示す縦断面図、第３図は第２図の部分
IIIの拡大図、第４図は鞘管先端部分の拡大縦断面図、
第５図は鞘管製造型枠装置を示す縦断面図、第６図はそ
の底面図である。 （Ａ）……下階PC柱、（Ｂ）……上階PC柱、 （ａ）……鞘管、（２）……内管、 （３）碗状突起、（４）……外管、 （５）……鉄筋、（６）……コンクリート、 （７）テーパー面、（８）（８′）……柱鉄筋、 （９）（９′）……芯鉄筋、（11）……ライナー、 （12）……グラウト材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) E04B 1/21 E04B 1/58 503 E04C 3/34
Claims (2)
- 【請求項１】下階PC部材の立上り部中央に、上端開口部
内周縁がテーパー上に形成された鞘管を植立しておき、
上階PC部材の建込み前に鞘管内にグラウト材を充填して
おき、次いで同鞘管内に前記上階PC部材の芯鉄筋を挿入
してグラウト材の硬化後、前記上下階PC部材の中間部に
コンクリートを打設することを特徴とするPC部材の建込
み方法。 - 【請求項２】前記鞘管は先端に碗状突起を具えた内管と
同内管と同心状に配設された外管との二重管よりなり、
同二重管内に補強鉄筋を埋設するとともに、コンクリー
トを充填してなる請求項１記載のPC部材の建込み方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2592490A JP2913509B2 (ja) | 1990-02-07 | 1990-02-07 | Ｐｃ部材の建込み方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2592490A JP2913509B2 (ja) | 1990-02-07 | 1990-02-07 | Ｐｃ部材の建込み方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03233037A JPH03233037A (ja) | 1991-10-17 |
| JP2913509B2 true JP2913509B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=12179326
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2592490A Expired - Lifetime JP2913509B2 (ja) | 1990-02-07 | 1990-02-07 | Ｐｃ部材の建込み方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2913509B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106968437A (zh) * | 2017-04-21 | 2017-07-21 | 中国建筑第五工程局有限公司安徽分公司 | 一种pc构件的安装方法 |
-
1990
- 1990-02-07 JP JP2592490A patent/JP2913509B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106968437A (zh) * | 2017-04-21 | 2017-07-21 | 中国建筑第五工程局有限公司安徽分公司 | 一种pc构件的安装方法 |
| CN106968437B (zh) * | 2017-04-21 | 2019-02-15 | 中国建筑第五工程局有限公司 | 一种pc构件的安装方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03233037A (ja) | 1991-10-17 |
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