JP2871908B2 - 塩化ビニル単または共重合体およびポリアクリル酸エステルをベースとする熱可塑性材料の製造方法 - Google Patents

塩化ビニル単または共重合体およびポリアクリル酸エステルをベースとする熱可塑性材料の製造方法

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JP2871908B2 JP3219468A JP21946891A JP2871908B2 JP 2871908 B2 JP2871908 B2 JP 2871908B2 JP 3219468 A JP3219468 A JP 3219468A JP 21946891 A JP21946891 A JP 21946891A JP 2871908 B2 JP2871908 B2 JP 2871908B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塩化ビニル単または共重
合体およびポリアクリル酸エステルをベースとする耐衝
撃性改質のためのポリマーからなる熱可塑性材料を製造
する方法に関する。現状技術に比較して粒度分布、かさ
比重の再現性および特に重合過程での器壁付着の量の改
良を達成した。
【0002】
【従来の技術】現状技術によるエマルジョンで製造され
るゴム弾性のポリマー粒子に懸濁液中での塩化ビニル−
グラフト重合の製造方法は未だ若干の欠点を有する。
【0003】耐衝撃性改質に使用されるポリアクリル酸
アルキルエステルに塩化ビニルを重合させるグラフト重
合体の製造は公知である。西ドイツ特許第108273
4号、同第1090856号及び同第1090857号
明細書では、グラフト重合体をアクリルエステルゴム約
2〜25重量%で取得する方法が記載されている。この
種のグラフト重合体の製造の際、反応器壁はただ取り除
くのに骨の折れる層を持つ。粒度分布(ジェット空気篩
で測定)はなお微細部分は40μmより細かく粗粒部分
は250μmより大きい。微細部分は濁りひいてはまた
水相から懸濁重合体の分離の際に排水の汚濁におよび乾
燥粉末の取扱の際には塵埃問題を引き起す。粗大部分は
高性能加工機では表面品質を低下させる。
【0004】西ドイツ特許出願公開第2162615号
明細書からはアクリルエステルタイプのポリマーに塩化
ビニルのグラフト重合体の製造が公知であり、その際最
終重合体はアクリル酸エステル単位の30〜60重量%
を含有している。これと同時にアクリル酸エステルをエ
マルジョン中で多官能エチレンの不飽和モノマーの少量
の存在で重合する。乳化重合のためには、例えばスルホ
コハク酸−ビス−(トリデシルエステル)のナトリウム
塩(HLB=4〜7)またはナトリウム−2−エチルヘ
キシルスルフェート(HLB約50)のような短いアル
キル鎖を有するアルキルスルホン酸塩のような低いHL
B−値(2〜12)または高い値(>40)を有する乳
化剤を使用すべきである。ゴム粒子の水性エマルジョン
に塩化ビニル、適当な懸濁剤およびモノマーで可溶性の
開始剤を加える。該pH値を3〜9に調整する。壁層の
生成を妨げるためには、有利には高粘性のメチルヒドロ
キシプロピルセルロースを使用する。塩化ビニルグラフ
ト重合を懸濁液中で行う。この方法における欠点は高分
子のひいてはそれによる取扱いにくい懸濁剤の使用であ
る。さらに該グラフト重合体のかさ密度は通常の加工方
法のためには十分でなくポリ塩化ビニルとの混合で押出
機での加工の際に比較的低い耐衝撃性、劣悪な表面およ
び低生産能力を有する成形部品を得る。
【0005】ヨーロッパ特許出願公開第0313507
号明細書からは塩化ビニルの70〜40重量%重合化さ
れた単位および少なくともアクリル酸エステルの30〜
60重量%重合化された単位ならびに場合によりさらに
アクリル酸エステルで共重合され得るモノマーを有する
重合体を得る方法が公知である。その際第一段階で水性
エマルジョン中でアクリル酸エステルおよび場合により
別のモノマーを少なくとも2つのエチレン不飽和の、非
共役二重結合を有するモノマーを加えながら開始剤およ
び乳化剤としてC原子12〜18を含有する脂肪酸の水
溶性塩の存在で初期pH値9より上でガラス転移温度0
℃より低いポリマーに変化せしめる。さらに脂肪酸塩に
加えてアルキル基でC原子8〜20を有するアルキルス
ルホン酸および/またはC原子3〜16を有するアルキ
ルアクリルスルホン酸の少なくとも1種のアルカリ金属
またはアンモニウム塩の存在で重合する。
【0006】第2の段階では重合容器で水、懸濁剤、乳
化重合の際に使用した乳化剤のための沈殿剤、開始剤、
場合によりそのほかの助剤ならびに塩化ビニルを取りこ
れに水性ポリアクリルエステル分散体を加える。
【0007】第二の乳化剤および沈殿剤の添加は正常の
操業過程を妨げる。そのほかこれによって保存および注
ぎ移す費用の増加が必要である。
【0008】
【発明が解決しょうとする課題】従って本発明の課題は
前記記載の方法の欠点のない方法を提供することであっ
た。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題は、本発明によ
り、最終重合体の本発明による製造を二段階で行い、そ
の際第一段階では乳化重合でゴム弾性の耐衝撃改質剤お
よび第二段階で改質すべき母材を生成するモノマーを懸
濁液でゴム弾性粒子の存在で重合し、その際第二段階で
母材を生成するモノマーを開始剤、懸濁剤および場合に
より凝結体を取り温度30℃以上に加熱しついで乳化ラ
テックスを導入することで解決される。該エマルジョン
ラテックスは生産技術的理由からふつう温度30〜40
℃を持っている。
【0010】第一段階では少なくとも1種のアクリル酸
エステルを網状化作用する、アクリル酸エステルで共重
合できる少なくとも2つの非共役二重結合を有する化合
物の存在で水性エマルジョン中で重合する。
【0011】水性エマルジョン中の重合は乳化作用する
塩の存在で生起する。
【0012】アクリル酸エステルとしては、ポリマーの
うちでガラス転移温度−20°より低いものが考えられ
るが、その際またアクリル酸エステル混合物または共重
合できるモノマーを有する混合物も使用することができ
る。
【0013】模範例として挙げることのできるアクリル
酸エステルとして:例えばブチルアクリレート、2−エ
チルヘキシルアクリレート、オクチルアクリレートのよ
うなアルキル鎖に炭素原子2〜10を有するアルキルエ
ステルおよび類似のアクリル酸アルキルエステルまた
は、例えばフェノールプロピルアクリレートのようなア
クリル酸アルキルアリルエステル、または例えばフェノ
オキシエトオキシエチルアクリレートのようなアクリル
酸ポリエーテルエステルである。
【0014】網状化作用する物質としては模範例として
挙げれば:例えばエチレングリコールジメタクリレー
ト、ブチレングリコールジメタクリレート、ペンタエリ
トリットテトラアクリレート等のような多価アルコール
の(メタ)クリレートまたはアリルメタクリレート、ま
たは例えばフタール酸ジアリルエステル、マレイン酸ジ
アリルエステル、フマル酸ジアリルエステルのような多
価酸のアリルエステルである。
【0015】網状化作用する化合物を第一段階の有機相
の0.1〜5.0重量部の量で使用するが、その際該量
は粒子のゲル含有量が90%以上であるように多く選択
する。
【0016】アクリル酸エステルで共重合できる化合物
に適するのは例えばスチロール、ビニルアセテート、炭
素原子1から10を有するメタクリル酸エステル、ビニ
ルエーテルである。
【0017】乳化作用する化合物として使用できるのは
炭素原子12〜18を有する脂肪酸のまたは炭素原子1
2〜18を有するアルキルスルホン酸のまたはアルキル
アリールスルホン酸のまたは鎖に炭素原子12〜18を
有する硫酸アルキル半エステルのアルカリ金属またはア
ンモニウム塩である。
【0018】模範的例としてはナトリウムラウレート、
ナトリウムラウリルスルホネート、ナトリウムドデシル
ベンゾルスルホネートおよびナトリウムラウリルスルフ
ェートが挙げられる。ふつうにはこれらは、第一段階の
モノマーに対して、0.3〜2.5重量%の量で使用さ
れる。
【0019】乳化重合における開始剤ではペルオキソ二
硫酸アンモニウム、過酸化水素、または例えばアゾジイ
ソブチロニトリル等のようなアゾ化合物を該モノマーに
対して0.05〜0.5重量%の量で使用する。
【0020】必要ある場合に、開始剤とレドックスシス
テムを生成できる還元作用の化合物および金属塩、例え
ばアルカリ金属亜硫酸塩、アルカリアルデヒドスルホキ
シレート、アスコルビン酸のような有機酸および例えば
硫酸鉄および硫酸銅のような金属塩を加えることができ
る。
【0021】乳化重合を断続的、連続的または半連続的
に行うことができるが、その際半連続的重合の方法が有
利である。
【0022】この際に重合温度40〜90℃でモノマ
ー、乳化剤および開始剤(ないしはレドックスシステム
の)水の一部をとり重合が進行し始めた後で反応混合物
の残りの部分を連続的にまたは断続的に加える。
【0023】99.9%より多い反応率で重合は終了す
る。第二段階で第一段階で製造したゴム弾性粒子に水性
懸濁液中で塩化ビニルまたは共重合できるモノマーの2
0重量%までを有する塩化ビニルを重合させる。
【0024】最終重合体の有利な特性を得るためには最
初にVCの懸濁体を水性相中で製造しその後で始めてエ
マルジョンラテックスを導入することが必要である。そ
の際驚くべきことに、添加温度30℃より高いところで
始めて反応器壁への析出量が激しく低下することを見出
した。
【0025】適当な共重合できるモノマーは例えばビニ
ルエステル(例えばビニルアセテート、ビニルラウレー
ト)、ハロゲン化ビニル(例えば塩化ビニリデン)、不
飽和酸およびその無水物(例えばフマール酸、マレイン
酸)、(メタ)クリル酸ならびにそのエステル(モノお
よびジエステル)およびマレイン酸のイミドならびにそ
のN−誘導体である。
【0026】懸濁剤としてはふつうに使用される、例え
ばヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ポリ
ビニルアルコール、部分鹸化のポリビニルアセテート、
マレイン酸のアルキルビニルエテールとの共重合体、ポ
リビニルピロリドンのようものを単独でまたは混合物と
して使用する。そのほかなお、例えば脂肪酸エトキシレ
ート、ソルビタンエステル、脂肪アルコールエトキシレ
ートのような1または多価のアルコールの脂肪酸エステ
ルを0.05〜1.0%の量で加えることができる。
【0027】懸濁重合は塩化ビニルに可溶の基を生成す
る開始剤の存在で行う。ここで模範例としてはジラウロ
イルペルオキシド、ジベンゾイルペルオキシドのような
ジアシルペルオキシド;ジクミルペルオキシドのような
ジアルキルペルオキシド;t−ブチルペルピバレート、
イソプロピル、ブチル、ミリスチル、シクロヘキシル等
アルキル基を有するシアルキルペルオキシジカルボネー
トのようなペルオキシエステル;アセチルシクロヘキシ
ルスルホニルペルオキシドのような有機スルホン酸;ま
たはまたアゾ−ビス−(イソブチロニトリル)のような
アゾ開始剤である。塩化ビニルの反応率は使用した塩化
ビニルに対して75〜95%であるべきである。所望の
最終反応率の際には残余のモノマーを除去し、水性の分
散体からの固体を遠心分離機を介して分離しこうして得
た固体を例えば気流乾燥機で乾燥する。
【0028】壁層を制御する際に、本発明による方法の
際には重合の後また多数のバッチの後でもほんのわず
か、容易に除去できる付着物が重合反応器の壁に付着し
ていることが目立った。ポリアクリル酸エステルラテッ
クスを塩化ビニルの前にまたは塩化ビニルの後で但し3
0℃より下の温度で加える本発明によらない方法では夫
々の反応器毎に、ただ除去するのが困難で既述のように
重合中排熱を明らかに妨げる数センチメートルの厚さま
での大きい焼付が観測される。
【0029】このようにして得られた改質されたPVC
粉末は狭い粒度分布、同時に十分な多孔度においての高
いかさ比重および良好な脱モノマー化可能性によってす
ぐれる。
【0030】該重合体はポリアクリルエステル成分約1
0%までにおいてふつうの化工助剤、顔料および場合に
よりほかの添加剤を添加して例えば押出し、カレンダー
リング、射出等により形材に加工される。
【0031】ポリアクリル酸アルキルエステルの成分4
0%までにおいて耐衝撃性改質されてないポリ塩化ビニ
ルで成分3〜10%に、有利には3〜7%に混合してつ
いで前のように加工する。
【0032】本発明による重合方法からの形部品は良好
な加工性、高耐衝撃性および良好な表面品質ですぐれ
る。
【0033】
【実施例】以下に本発明を例1〜3および比較例1〜4
により詳細に説明する。
【0034】所定の値は次の方法に従って測定した。
【0035】ポリアクリレートのゲル含有量:テトラヒ
ドロフランに不溶性の成分; (ゲル含有量および膨潤指数を凍結乾燥物質で測定し
た)残留モノマー含有量:ヘッド−スペース−ガスクロ
マトグラフィー 粉末のK−値:DIN53726 かさ比重 :DIN53468 流動性 :漏斗法(φ2〜16mm) 粒度分布 :DIN53734による空気シエット篩 可塑性吸収量:DIN53417 形部品の表面:目視判定 耐衝撃性 :DIN53453、刻目入標準小片例1 a)ポリアクリル酸エステル分散体の製造 仕込原料 配量成分 部=kg 部=kg 脱イオン水 200=60 100=30 ブチルアクリレート − 99=29.7 アリルメタクリレート − 1=0.3 アンモニウムペルスルフェート 0.04=0.012 0.06=0.018 ラウリン酸 0.36=0.108 0.54=0.162 水酸化ナトリウム 0.083=0.025 0.123=0.037 薄板撹拌器を備えた150 l重合反応器で空気酸素を
排気かつ窒素で排除し、脱イオン水(VE−水)57k
g、ラウリン酸0.108kgおよび水酸化ナトリウム
0.025kgを取り80℃に加熱した。
【0036】固体成分が溶解した後に3kgVE−水に
溶けた状態のアンモニウムペルスルフェート12gを加
えこれに次いでブチルアクリレート/アリルメタクリレ
ート混合物を加えた。重合が始て5分の後に4時間以内
にモノマー混合物の残りの29.7kgおよびこれに平
行してVE水30kg中のラウリン酸0.162kg、
NaOH0.037kgおよびアンモニウムペルスルフ
ェート0.018kgの溶液を加えた。さらに2時間再
重合した。
【0037】こうして次の価を確定した。
【0038】残留モノマー含有量: <500pp
m(すなわち反応率>99.95%) 固形物のゲル含有量: 95% 膨潤指数 : 5% 固形物含有量: 25.1% b)ポリアクリレートに塩化ビニルの重合 引き続いての懸濁重合のため羽根車撹拌機および加熱冷
却ジャケットを有する235 l重合反応器に 脱イオン水: 112.1部=89.4kg メチルヒドロキシプロピルセルロース: 0.16部=0.128kg (粘度50mpa.s2重量%溶液) ソルビタンモノラウレート 0.12部=0.096kg ラウロイルペルオキシド 0.10部=0.080kg を取った。
【0039】該空気酸素を排気および窒素で排除した。
次いで 塩化ビニル: 94部=75kg および32℃に加熱した後、 ポリブチルアクリレートラテックス(19.07kg) 固形成分: 6部=4.79kg 水性成分: 17.9部=14.28kg を導入した。
【0040】引き続いて重合温度60℃に加熱しこの温
度で塩化ビニル圧3.5バールまで重合した。その後で
該バッチを冷却し、残留モノマーを分離し固形物を濾過
により水性相から分離した。濾液は透明であった。
【0041】反応器壁は付着物からまぬがれた。
【0042】該固形物を流動床乾燥器で乾燥した。こう
して次の価を確定した: ポリアクリレートエステル含有量: 6.7重量%(塩化ビニル反応89%に 相応) 篩分析: 成分<63μm:3% 成分>250μm:2% かさ比重: 680g/l 流動性: 2mm 可塑剤吸収量: 8g/100g 付着のため洗浄が必要になるまでに、洗浄なしに該反応
器でなお20バッチ行ったが、その際熱排出はなお十分
であった。
【0043】比較例1 ポリアクリル酸ブチルエステルラテックスを例1に記載
したように製造した。引き続いてのVC−グラフト重合
においては例1に対照的に該ラテックスを塩化ビニルの
前に加えた。仕上げ加工は同様に同じであった。該濾液
はやや濁っていた。
【0044】該反応器壁は著しい層を示した。3バッチ
の該には洗浄を必要とした。というのは厚い層を通して
の排熱は、次の続いてのバッチでは内部温度はもはや一
定に保持することができない程著しく損われたからであ
る。
【0045】 こうして次の値を確定した: ポリアクリルエステル含有量: 6.7重量% 篩分析: 成分<63μm:9% 成分>250μm:12% かさ比重: 640g/l 流動性: 2mm 可塑性吸収量 6g/100g比較例2 ポリアクリル酸ブチルエステル−ラテックスを例1に記
載したように製造した。引き続いてのVC−グラフト重
合では例1に対して唯一の相違は、該ラテックスを25
℃で塩化ビニルを含有するバッチに加えたことである。
該反応器壁は比較例1よりも少ない付着を示したが例1
よりは多かった。こうして6重合バッチを中間洗浄する
ことなく行うことができた。
【0046】 こうして次の価を確定した: ポリアクリルエステル含有量: 6.7重量% 篩分析: 成分<63μm:5% 成分>250μm:3% かさ比重: 680g/l 流動性 : 2mm 可塑剤吸収量: 7g/100g例2 例1のように行ったが、32℃でボリブチルアクリレー
トラテックスの11部(固形物)をVE−水懸濁剤中の
塩化ビニル89部に導入した。セルロース成分は0.2
0%≒0.16kgであった。
【0047】 乾燥の後に次の価を有する粉末を得た: ポリアクリルエステル含有量: 12.2重量% 篩分析: 成分<63μm:4% 成分>250μm:2% かさ比重: 650g/l 流動性 : 2mm 可塑剤吸収量: 6g/100g 付着が極めて厚くなるまでに、なお12バッチ洗浄なし
に行った。
【0048】比較例3 ただラテックスを20℃で導入したことを除いて、例2
のように行った。
【0049】 ポリアクリルエステル含有率: 12.2重量% 篩分析 : 成分<63μm:5% 成分>250μm:4% かさ比重: 630g/l 流動性および可塑剤吸収量は例2のようであった。
【0050】洗浄することなしになお4バッチ行うこと
ができた。
【0051】例3 例1のように行ったが、ポリブチルアクリレートラテッ
クスの35部(固形物)を32℃でVE−水/懸濁剤中
の塩化ビニル89部に導入した。セルロース成分は40
%であった。
【0052】 乾燥の後に次の価を有する粉末を得た: ポリアクリルエステル含有率: 38重量% 篩分析 : 成分<63μm:8% 成分>250μm:3% かさ比重: 520g/l 流動性 : 2mm 可塑剤吸収量: 35g/100g 中間洗浄なしになお4バッチ行った。
【0053】比較例4 ただラテックスを塩化ビニルの前に導入したことをのぞ
いて例1のように行った。
【0054】 乾燥の後以下の価を有する粉末を得た: ポリアクリルエステル含有率: 38重量% 篩分析 : 成分<63μm:17% かさ比重: 380g/l 流動性 : 12mm 可塑剤吸収量: 50g/100g 各重合バッチ毎に洗浄を行なわなければならなかった。
【0055】例1〜3および比較例1〜4の粉末を市販
の処方成分を添加して押出機で加工した。ポリアクリル
エステル含有率を必然的に−市販の懸濁剤−PVC’s
(K価68)をPVCプラスポリアクリレート=100
に対して6.7%まで添加して−調整した。
【0056】断面を造り、その表面を目視で判定し、そ
れからノッチ付衝撃試験のための試験体を作成した。
【0057】 表 面 ak kg/m2 1 光沢 40 2 光沢 42 3 光沢、わずかにつや消し 38 比較例 1 光沢 34 2 光沢 38 3 光沢 38 4 無光沢/縞模様 15
フロントページの続き (72)発明者 カール−ハインツ プレル ドイツ連邦共和国 マール ビッターフ ェルダー シュトラーセ 2 (56)参考文献 特開 昭61−225206(JP,A) 特開 昭61−195106(JP,A) 特開 昭60−255813(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08F 251/00 - 292/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩化ビニル単または共重合体をベースと
    し、および水性エマルジョン中で網状化作用する、アク
    リル酸エステルで共重合できる、少なくとも2つの非共
    役二重結合を有する化合物の存在でアクリル酸エステル
    を重合させることにより製造される、ガラス転移温度−
    20℃より低いポリアクリル酸エステルをベースとする
    熱可塑性材料を製造する方法において、塩化ビニルまた
    は共重合できるモノマー20重量%までを有する塩化ビ
    ニルを開始剤、懸濁剤系および場合により添加剤と共に
    水性の懸濁液で温度30℃以上に加熱し、ついでポリア
    クリル酸エステルラテックスの添加の後温度30℃より
    上で所望の反応率まで重合させることを特徴とする、塩
    化ビニル単または共重合体およびポリアクリル酸エステ
    ルをベースとする熱可塑性材料を製造する方法。
JP3219468A 1990-08-31 1991-08-30 塩化ビニル単または共重合体およびポリアクリル酸エステルをベースとする熱可塑性材料の製造方法 Expired - Lifetime JP2871908B2 (ja)

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DE4027640.6 1990-08-31

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