JP2870821B2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP2870821B2
JP2870821B2 JP18311089A JP18311089A JP2870821B2 JP 2870821 B2 JP2870821 B2 JP 2870821B2 JP 18311089 A JP18311089 A JP 18311089A JP 18311089 A JP18311089 A JP 18311089A JP 2870821 B2 JP2870821 B2 JP 2870821B2
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case
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悟 北沢
伸一郎 川上
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は電子回路ユニットにより形成された表示操作
手段を装備する炊飯器に関する。
(従来の技術) 従来のこの種の炊飯器として実開昭63−39324号公報
が公知である。これは炊飯器の蓋体に凹部が一体に形成
され、この凹部にスイッチ、表示器等の炊飯動作にかか
わる電子部品を設けた操作基板が収納され、この操作基
板の上面で蓋体の外方より開口部および押しボタンを有
する基板カバーが係合され、この基板カバーの上面が炊
飯、保温等の表示をするフィルム状の表示版により覆わ
れ、前記蓋体の本体側に蓋体カバーが嵌合され、前記凹
部に突起が立設され、この突起と前記操作基板および前
記基板カバーとを係合して固定したものである。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来技術においては、電子部品を設けた操作基板
を収納する凹部を蓋体に形成し、この凹部に操作基板、
基板カバーおよび表示板を順次組み付けるものであるた
め、電子回路ユニットを単一品として取り扱うことがで
きず搬送,組み付け等の取り扱いが不便であるととも
に、搬送途中等に加わる外力で電子部品が破損し易いと
いう問題があった。また、基板カバーの上面がフィルム
状の表示板により覆われ、この表示板に印刷されたスイ
ッチ操作部を押すことにより、押しボタンを介してスイ
ッチが押動するように構成されているため、スイッチ操
作部は略平坦面となり立体感に乏しくデザイン上の制約
を受け易かった。また蓋表面に押しボタンを突出させて
立体感をもたせることも考えられるが、この場合蓋表面
から押しボタンが突出する孔から水等が浸入し短絡等の
電気的な不具合を発生する虞れがある。
また、実願昭61−131365号(実開昭63−37124号)の
マイクロフィルムには、複数の押釦スイッチや表示部品
を取付けた操作基板を電装品室にはめ込み、この操作基
板を覆って電装品室に電装品室カバーをはめ込むこと
で、操作基板を密閉空間内に配置した炊飯器の表示装置
が開示されており、押釦スイッチに対応して形成された
開口部を覆うように、透明シート状の表示板が電装品室
カバーの表面に貼着されている。
しかし、上記従来技術では、蓋体の外面に露出した表
示板を上方から押すことにより、電装品室の内部に収納
された押釦スイッチを押動する構成となっており、スイ
ッチ操作部が略平坦面となって立体性に乏しく、デザイ
ン上の制約を受け易くなる。また、こうしたデザイン上
の制約を受けないようにするために、電装品室カバーの
開口部に対応して表示板に孔を設け、この孔から押釦ス
イッチを突出させようとすると、今度はスイッチ操作部
である押釦スイッチの周囲より、孔および開口部を通過
して水等が電子回路ユニットに簡単に侵入する。これで
は電装品室と電装品室カバーとの間をいかに密閉構造に
しても、電子回路ユニットに対して水等の侵入を確実に
防止できない。
そして本発明は電子回路ユニットを外力および水等の
侵入から保護された単一品として取り扱うことが可能で
あり、しかも、デザイン上の制約を受けることなく、電
子回路ユニットへの水等の侵入を確実に防止できる炊飯
器を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は容器を収容した器本体と、この器本体を開閉
するように設けられた蓋と、スイッチを有する電子回路
ユニットにより形成された表示操作手段とを有する炊飯
器において、前記電子回路ユニットを収納し水密状態に
密閉した保護ケースと、この保護ケースに前記スイッチ
に対応して形成された開口部と、前記電子回路ユニット
の上部に前記開口部を閉塞するように設けた保護シート
と、前記保護シートの上部から前記スイッチを押すため
の操作用スイッチとを備えたものである。
(作 用) 本発明は電子回路ユニットが水密状態で密閉された保
護ケース内に収納されていることにより外力および水等
の浸入から保護された単一品になる。また、保護ケース
そのものが、水密状態に密閉して電子回路ユニットを収
納している上に、スイッチに対応して保護ケースに形成
した開口部を保護シートで閉塞しているので、電子回路
ユニットの上部は保護ケースと保護シートとにより、水
等の浸入に対し二重に保護された構造となる。加えて、
保護シートの上部からスイッチを押すための操作用スイ
ッチを備えているため、従来のようなスイッチ操作部が
略平坦面になることによるデザイン上の制約がなく、し
かも、操作用スイッチの周囲から水等が侵入しても、前
記保護ケースと保護シートとによる二重構造により、電
子回路ユニットに水等がかかる虞れを確実に防止でき
る。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を添付図面を参照して説明す
る。
第1図〜第9図において、1は器本体であり、これは
上部枠体2によって結合された合成樹脂製の外ケース3
と金属製の内ケース4とを有し、この外ケース3と内ケ
ース4との間には断熱体5が介在し、内ケース4には容
器6が収容されている。7は器本体1の上部にヒンジ部
8により開閉可能で、かつばね9により開放側に付勢さ
れ、クランプ部10により固定できるように設けらてた合
成樹脂製の蓋であり、この蓋7の下面に金属例えばアル
ミからなる円板状の下面板11がねじ12により取着され、
この下面板11の上面には蓋ヒータ13が設けられている。
14は前記蓋7と前記下面板11とを連通して設けられた蒸
気抜口部である。15は前記下面板11の中央下部に突設さ
れたスタッドであり、このスタッド15にはブッシュ16を
介して内蓋17が吊持され、この内蓋17は前記容器6の上
部全周に設けられた段状の受部18に圧接して容器6の上
面開口部を弾発的に閉塞できるようになっている。19は
環状のパッキンであり、これは前記蓋7の下面と前記下
面板11の周縁部とで挾着固定され、容器6の上端全周に
設けられたフランジ部20に密着して蓋7と容器6との間
を密閉するようになっている。21は内ケース4の底部中
央に設けられたカップ状の感熱部であり、この感熱部21
の内部に温度センサ22が設けられているとともに、感熱
部21は容器6が収容された状態でばね23の付勢によって
容器6の外底部に弾発的に圧接し、かつばね23の付勢に
抗して下降して容器検出スイッチ24を動作する。25は内
ケース4の内底部に設けられた炊飯ヒータ、26は内ケー
ス4の外側面に設けられた保温ヒータである。
第1図、第6図、第7図に示すように前記外ケース3
はABS樹脂等の断熱性の良好な合成樹脂によって側部と
底部外周とが一体に形成され平面形状が略四角形をなし
ており、底部の開口部には金属製の底板27がねじ28によ
り固定されている。29は前記外ケース3における前記ヒ
ンジ部8側の側部とこの側部と連続する底部とに形成さ
れたケース開口部であり、このケース開口部29の上部に
は横板30が外ケース3と一体に形成されている。この横
板30は前記上部枠体2に形成された取付ボス部31にねじ
32によって固定されている。33は前記ケース開口部29の
内方に鉛直に設けられた金属製の取付板であり、この取
付板33の下端に内方に向って折曲形成された固定部34が
外ケース3の内底部に形成された取付ボス部35にねじ36
によって固定されている。また取付板33の上端に外方に
向って折曲形成された腕部37の先端には複数の鉤状係止
部38が形成され、この鉤状係止部38が前記横板30に係合
固定されている。39は前記取付板33のケース開口部29側
に鉛直に設けられた合成樹脂製の収納ケースであり、前
記取付板33にねじ40によって固定されている。前記収納
ケース39にはマイクロコンピュータ等の電子部品41を回
路基板42に実装してなる第1の電子回路ユニット43と、
コードリール44とが並列状態でねじ45によって収納固定
されている。46は前記ケース開口部29を塞ぐL字形状の
ケースカバーであり、このケースカバー46の下端部がね
じ47により外ケース3の外底部に固定されているととも
に、ケースカバー46の内面周囲に形成された係止爪片48
によってケース開口部29の縁部に係着されている。また
ケースカバー46の上端部によって前記ヒンジ部8が覆わ
れるようにしている。49はコードリール44の下端に対応
して外ケース3に形成されたコード引出口である。50は
ケース開口部29の一側隅角部に位置して外ケース3に形
成された凹状受部であり、この凹状受部50には露受51が
着脱可能に設けられている。
前記蓋7は外ケース3と同形の略四角形状をなしてお
り、下蓋52と上蓋53とを有する中空構造で中空部54には
図示しない断熱体が設けられている。上蓋53は彎曲凸状
の上面部55と周側面部56とを有し、内側面に形成された
係合部57が下蓋52の上面周囲に形成された係合受部58に
係合した状態で両者が下面板11の固定と共用するねじ59
により連結固定されている。また下蓋52の上面には金属
製の補強板60がねじ61により固定されている。
62は蓋7に装備された表示操作手段を形成する第2の
電子回路ユニットであり、これは第2図、第5図に示す
ように回路基板63に表示部および操作部等を形成する多
数の電子部品が実装されている。これらの電子部品は第
5図に示すように表示部用として、現在時刻用の時間表
示部64および炊上り時刻などの予約時刻用の時間表示部
65と、白米炊きのふっくら,しゃっきりおよび炊込み,
玄米炊き,おかゆ炊きのコースを囲み枠66の移動により
表示するコース表示部67とを有する液晶表示装置68を有
している。また表示部用の電子部品として炊飯,保温,
はや炊き,タイマー炊飯のうち処理されているモードを
表示する4個のLED69を有し、このLED69は前記液晶表示
装置68の上部に設けられている。操作部用としては現在
時刻スイッチ70,進むスイッチ71,戻るスイッチ72,コー
ス選択スイッチ73,タイマー炊飯スイッチ74,炊飯スイッ
チ75,取消スイッチ76を有し、現在時刻スイッチ70は液
晶表示装置68の側部に設けられ、進むスイッチ71,戻る
スイッチ72およびコース選択スイッチ73は液晶表示装置
68の下部に設けられ、さらに下方にその他のスイッチ7
4,75,76が設けられている。また回路基板63にはブザー7
7が設けられている。
78は保護ケースであり、これは第1図、第2図、第3
図に示すように透明な合成樹脂により形成された上ケー
ス79および下ケース80を環状のパッキン81を介在してね
じ82により水密状態に連結固定して構成されている。こ
の保護ケース78内には前記第2の電子回路ユニット62が
収納されねじ82Aにより上ケース79に固定されている。
また上ケース79の下面には位置決め突起83が突設され、
この位置決め突起83が回路基板63の孔84に挿通して下ケ
ース80の上面に形成した位置決め凹部85に嵌合してい
る。また回路基板63の回路パターンに電気的に接続され
たリード線86が保護ケース78に形成されたリード線引出
部87から引出され、シール剤により水密状態に固定され
ている。また上ケース79には液晶表示装置68,LED69,各
スイッチ70〜76,ブザー77にそれぞれ対応して開口部88
が形成されているとともに、電子回路ユニット62の上部
にあって上ケース79の上面に合成樹脂製の透明な保護シ
ート89が貼着され、この保護シート89により各開口部88
が閉塞されている。また保護シート89はブザー77に対応
して凸状彎曲部90を形成している。また上ケース79は段
差91により表示対応箇所を高くし操作部対応箇所を低く
している。
このようにして第2の電子回路ユニット62は外力およ
び水等の浸入から保護された状態で保護ケース78内に収
納固定された単一品として構成され、前記上蓋53の下面
に突設された取付ボス部92にフランジ部93に介しねじ94
により固定されて中空部54に配設されている。
上蓋53には第2の電子回路ユニット63の表示部および
各スイッチ70,71,72,73に対応する箇所に1個の楕円形
状をなす窓孔95が形成されているとともに他のスイッチ
74,75,76に対応する箇所に3個の円形状をなす操作孔96
が形成され、この操作孔96の下部にはガイド筒96Aが連
設されている。
97は透明な合成樹脂により厚肉に形成された表示板で
あり、これは前記窓孔95と同形で周鍔97Aを有し、前記
窓孔95に下方から嵌装された状態で前記保護ケース78に
よって押付固定されて蓋7上面の一部を構成している。
また表示板97にはスイッチ70に対応して1個の円形状を
なす操作孔98が形成され、スイッチ73に対応して1個の
楕円形状をなす操作孔99が形成され、スイッチ71,72に
対応して1個の楕円形状をなす操作孔100が形成されて
いる。また表示板97の上面には液晶表示装置68およびLE
D69に対応する箇所を除いて遮光部101が印刷されている
とともに各表示部および操作部に対応して文字102およ
び図形103が印刷されている。
104は周鍔105と操作杆106とを有する合成樹脂製の操
作用スイッチたる押しボタンであり、表示板97に形成さ
れた各操作孔98,99,100に下方から嵌装されて表示板97
上面から突出している。この押しボタン104は各操作孔9
8,99,100と同形であり、操作孔100には2個の押しボタ
ン104が嵌装されている。これら4個の押しボタン104は
連接杆104Aにより一体に形成されているとともに度当部
104Bが一体に形成され、この度当部104Bが上蓋53の下面
に当接支持されている。そして押しボタン104を押すと
操作杆106がこれに対応するスンイッチ70,71,72,73を保
護シート89を介して押動する。
107は周鍔108と操作杆109とを有する金属製の操作用
スイッチたる押しボタンであり、上蓋53に形成された各
操作孔96に下方から嵌装され、コイルばね110によって
上方に付勢されて上蓋53の上面部55から突出している。
そしてコイルばね110の付勢に抗して押しボタン107を押
すと押しボタン107はガイド筒96Aに沿って下降し上蓋53
の上面部55と面一状態になり、さらに下降して操作孔96
内に没入した位置で操作杆109がこれに対応するスイッ
チ74,75,76を保護シート89を介して押動する。また上蓋
53の上面部55には各操作部に対応して文字111が印刷さ
れている。
クランプ部10は第8図、第9図に示すように下蓋52の
上面において合成樹脂製のクランプボタン112がガイド
壁113に沿って上下動可能に設けられ、このクランプボ
タン112はコイルばね114によって上方に付勢されて上蓋
53に形成された孔115から突出し、この状態でクランプ
ボタン112に一体形成された爪片116がガイド壁113に形
成された係合部117に係止している。また下蓋52にはク
ランプボタン112の下部に位置して孔118が形成され、こ
の孔118に挿通された金属製のクランプ部材119の上部が
下蓋52の上面にて支軸120を介し回動自在に支持されて
いるとともに、クランプ部材119は支軸120に外嵌された
ばね121により内方に付勢されている。また上部枠体2
にはクランプ部材119挿入用の凹部122が形成され、この
凹部122の内方側面にはクランプ部材119の係合部123と
係止する係止突起124が形成されているとともに凹部122
底面にはばね125により上方に付勢された受体126が上下
動可能に設けられ図示しないストッパ部126Aにより所定
高さで係止されている。そして蓋体7をばね9の付着に
抗して閉じると、蓋体7側のクランプ部材119が器本体
1側の凹部122に挿入し、かつばね125の付勢に抗して受
体126を押し下げるとともにクランプ部材119の係合部12
3が上部枠体2側の係止突起124に係合固定される。一
方、クランプボタン112を押すとクランプボタン112は下
降して上蓋53の上面部55と面一になりさらに下降して孔
115内に没入した位置でクランプ部材119の上端に折曲形
成された受片127がクランプボタン112によって押動さ
れ、これによってクランプ部材119はばね121の付勢に抗
し支軸120を支点として外方に向って回動しクランプ部
材119の係合部123は係止突起124から離脱し、蓋7はば
ね9の付勢によって開放する。
また第1と第2の電子回路ユニット43,62はリード線8
6により電気的に接続され、蓋ヒータ13,炊飯ヒータ25,
保温ヒータ26は第1の電子回路ユニット43に電気的に接
続され、第1の電子回路ユニット43はコードリール44の
電源コードに電気的に接続されている。
このように本実施例においては、蓋7に装備される表
示操作手段を形成するための第2の電子回路ユニット62
を密閉された保護ケース78内に収納した単一品として構
成しているため、組立ライン等の搬送途中において第2
の電子回路ユンニット62の電子部品が外力等によって損
傷される虞れがなく確実に保護できるとともに、単一品
として組み付けられるため組み付け作業が簡単である。
また上蓋53と下蓋52との間にねじ止めすることなく単一
品として挾付固定することが可能であり、またねじ94に
よって上蓋53に固定する場合でもねじ94の数が少なくて
よく、これにより合成樹脂製の蓋7に形成される取付ボ
ス等が少なくてよいため樹脂のヒケを抑制できる。また
第2の電子回路ユニット62は透明な保護ケース78の外部
から透視することができるため表示部を良好に視認でき
るとともに保護ケース78を分解することなく電子回路ユ
ニット62の検査を行うことができる。
また、保護ケース78そのものが、水密状態に密閉して
電子回路ユニット62を収納している上に、スイッチ70〜
76に対応して保護ケース78に形成した開口部88を保護シ
ート89で閉塞しているので、電子回路ユニット62の上部
は保護ケース78と保護シート89とにより、水等の浸入に
対し二重に保護された構造となる。加えて、保護シート
89の上部からスイッチ70〜76を押すための操作用スイッ
チたる押しボタン104,107を備えているため、従来のよ
うなスイッチ操作部が略平坦面になることによるデザイ
ン上の制約がなく、しかも、押しボタン104,107の周囲
から水等が侵入しても、前記保護ケース78と保護シート
89とによる二重構造により、電子回路ユニット62に水等
がかかる虞れを確実に防止できる。
また第2の電子回路ユニット62は保護ケース78内に水
密状態で収納されているため、保護ケース78内への水,
塵等の浸入が防止される。また保護ケース78の上面には
各スイッチ70〜76に対応して開口部88が形成され、かつ
この開口部88が保護ケース78上面に貼着された保護シー
ト89で閉塞されているため、成形品からなる押しボタン
104,107を蓋7の上面から突出した状態で配設すること
が可能になり、押しボタン104,107を押すことによりこ
れに対応したスイッチ70〜76が保護シート89を介して押
動し、蓋7に水を零したり、あるいは布巾で拭いたりし
て押しボタン104,107と操作孔96,98,99,100との間隙か
ら蓋7内に水等が浸入しても電子回路ユニット62は保護
ケース78内で水等から確実に保護されているため電気的
な不具合を発生する心配はない。このようにして成形品
の押しボタン104,107を蓋7上面から突出した状態で設
けることができ立体感があり、デザイン上効果がある。
また第2の電子回路ユニット62のブザー77に対応して
保護ケース78の上面に開口部88が形成され、これを閉塞
するようにして保護ケース78に保護シート89が貼着さ
れ、この保護シート89には部材77に対応して凸状彎曲部
90が形成されているため、押しボタン104,107操作時の
応答信号等によりブザー77が動作すると、保護シート89
の凸状彎曲部90が振動してブザー音を確実に外部に伝達
させることができる。
またタイマー炊飯スイッチ74,炊飯スイッチ75,取消ス
イッチ76の押しボタン107およびクランプボタン112は蓋
7の上面と面一状態まで押動しても動作せず、操作孔9
6,孔115内に没入する位置まで押動させたときスイッチ7
4,75,76またはクランプ部10が動作するように構成して
いるため、蓋7上面を拭いたときあるいは蓋7上面に物
が載置したとき等に押しボタン107,クランプボタン112
が誤って押されてもスイッチ74,75,76が動作することな
くまたクランプ部10が解除されないため安定した動作が
可能である。
また外ケース3のヒンジ部8側の側部と底部にケース
開口部29を形成し、この外ケース3におけるケース開口
部29の内側に金属製の取付板33を固定して外ケース3を
補強し、この取付板33に合成樹脂製の収納ケース39を固
定し、この収納ケース39にコードリール44および第1の
電子回路ユニット43を収納固定し、ケースカバー46によ
ってケース開口部29を覆うようにしているため、従来底
部に設けられていたコードリール44と第1の電子回路ユ
ニット43とを器本体1の側部に設けることができ、これ
によって略四角形状の炊飯器を安定的に構成することが
できるとともに第1の電子回路ユニット43と第2の電子
回路ユニット62とを接続するリード線86の従来に比べ短
くすることができる。また収納ケース39を外ケース3と
別体として構成しているため、外ケース3に収納ケース
39を一体成形する場合に必要とする大型のスライド機構
を備えた金型が不要となり外ケース3の成形が簡単であ
る。また収納ケース39固定用の取付板33によって外ケー
ス3を補強することができるため強度的にも良好であ
る。
なお本発明は上記実施例に限定されるものではなく本
発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であ
る。例えば第1と第2の電子回路ユニットを保護ケース
内に収納して装備させてもよく、また保護ケースの材
質,形状等は適宜選定すればよい。また保護シートは保
護ケースの外面に貼着した場合を示したが、内面に貼着
してもよい。
[発明の効果] 本発明は容器を収容した器本体と、この器本体を開閉
するように設けられた蓋と、スイッチを有する電子回路
ユニットにより形成された表示操作手段とを有する炊飯
器において、前記電子回路ユニットを収納し水密状態に
密閉した保護ケースと、この保護ケースに前記スイッチ
に対応して形成された開口部と、前記電子回路ユニット
の上部に前記開口部を閉塞するように設けた保護シート
と、前記保護シートの上部から前記スイッチを押すため
の操作用スイッチとを備えたものであり、電子回路ユニ
ットを外力および水等の浸入から保護された単一品とし
て取り扱うことが可能であり、しかも、デザイン上の制
約を受けることなく、電子回路ユニットへの水等の浸入
を確実に防止できる炊飯器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第9図は本発明の一実施例を示し、第1図は炊
飯器の全体断面図、第2図は蓋に装備される電子回路ユ
ニット,保護ケース,保護シート,押しボタンの分解状
態を示す斜視図、第3図は蓋に電子回路ユニットを装備
した状態を示す要部の拡大断面図、第4図は炊飯器の全
体斜視図、第5図は表示部および操作部を示す正面図、
第6図は外ケースと、この側部に装着される電子回路ユ
ニット,コードリールとの関係を示す分解斜視図、第7
図は外ケースに電子回路ユニット,コードリールを装着
した状態を示す斜視図、第8図は操作部の押しボタンと
クランプ部のクランプボタンの動作状態を示す要部の拡
大断面図、第9図はクランプ部の分解斜視図である。 1……器本体 6……容器 7……蓋 62……電子回路ユニット 70……現在時刻スイッチ(スイッチ) 71……進むスイッチ(スイッチ) 72……戻るスイッチ(スイッチ) 73……コース選択スイッチ(スイッチ) 74……タイマー炊飯スイッチ(スイッチ) 75……炊飯スイッチ(スイッチ) 76……取消スイッチ(スイッチ) 78……保護ケース 88……開口部 89……保護シート 104,107……押しボタン(操作用スイッチ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀内 伸秀 東京都港区芝浦1丁目1番1号 株式会 社東芝本社事務所内 (56)参考文献 特開 平1−181816(JP,A) 特開 平2−147020(JP,A) 実開 昭63−37124(JP,U) 実開 昭63−158224(JP,U) 実開 昭63−39324(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47J 27/00 - 27/64

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器を収容した器本体と、この器本体を開
    閉するように設けられた蓋と、スイッチを有する電子回
    路ユニットにより形成された表示操作手段とを有する炊
    飯器において、前記電子回路ユニットを収納し水密状態
    に密閉した保護ケースと、この保護ケースに前記スイッ
    チに対応して形成された開口部と、前記電子回路ユニッ
    トの上部に前記開口部を閉塞するように設けた保護シー
    トと、前記保護シートの上部から前記スイッチを押すた
    めの操作用スイッチとを備えたことを特徴とする炊飯
    器。
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