JPH0748189Y2 - 炊飯器 - Google Patents
炊飯器Info
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- JPH0748189Y2 JPH0748189Y2 JP42992U JP42992U JPH0748189Y2 JP H0748189 Y2 JPH0748189 Y2 JP H0748189Y2 JP 42992 U JP42992 U JP 42992U JP 42992 U JP42992 U JP 42992U JP H0748189 Y2 JPH0748189 Y2 JP H0748189Y2
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- JP
- Japan
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- rice cooker
- outer case
- operation panel
- heating
- board
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、操作信号入力用の操
作部および表示部を有する炊飯器に関する。
作部および表示部を有する炊飯器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、炊飯動作をマイクロコンピュ
ータにより制御する構成を採用しているとともに、外部
操作により炊飯条件を設定し、設定された炊飯条件、炊
飯状態等を可視的に表示するための操作部および表示部
が備えられた炊飯器が提供されている。
ータにより制御する構成を採用しているとともに、外部
操作により炊飯条件を設定し、設定された炊飯条件、炊
飯状態等を可視的に表示するための操作部および表示部
が備えられた炊飯器が提供されている。
【0003】ところで、このような炊飯器における操作
部および表示部の取付位置は、マイクロコンピュータを
含む制御部を炊飯器本体の下部にまとめて取り付けるよ
うにしている関係上、配線引き回しをなるべく短くする
ことができるという利点に着目して、操作部および表示
部を炊飯器本体の下部にまとめて取り付けているものが
多かった。
部および表示部の取付位置は、マイクロコンピュータを
含む制御部を炊飯器本体の下部にまとめて取り付けるよ
うにしている関係上、配線引き回しをなるべく短くする
ことができるという利点に着目して、操作部および表示
部を炊飯器本体の下部にまとめて取り付けているものが
多かった。
【0004】したがって、炊飯器が低い場所に置かれた
状態では、操作部の操作を行う場合に姿勢がかなり前屈
みになってしまうし、また、表示部の表示を見る場合に
も姿勢がかなり前屈みになってしまうという問題点があ
った。このような欠点を解消するために、たとえば実開
昭60−106522号公報に開示されているように、
操作部および表示部を炊飯器の上方に取り付けるように
したものがあるが、かかる構成においては、操作部およ
び表示部を取り付けるためにスイッチボックスやカバー
等の特別の部材が必要で、その分構成が複雑化するとと
もに、コストアップを招いているという欠点があった。
また、かかる構成では、操作部および表示部が炊飯器の
外面から突出しているから、梱包等を行う場合に嵩張る
のみならず、誤って操作部に触れることにより誤操作さ
れる可能性があるという問題もあった。また、操作部お
よび表示部と電装品基板との接続にリード線を引き回さ
ねばならないという問題もあった。
状態では、操作部の操作を行う場合に姿勢がかなり前屈
みになってしまうし、また、表示部の表示を見る場合に
も姿勢がかなり前屈みになってしまうという問題点があ
った。このような欠点を解消するために、たとえば実開
昭60−106522号公報に開示されているように、
操作部および表示部を炊飯器の上方に取り付けるように
したものがあるが、かかる構成においては、操作部およ
び表示部を取り付けるためにスイッチボックスやカバー
等の特別の部材が必要で、その分構成が複雑化するとと
もに、コストアップを招いているという欠点があった。
また、かかる構成では、操作部および表示部が炊飯器の
外面から突出しているから、梱包等を行う場合に嵩張る
のみならず、誤って操作部に触れることにより誤操作さ
れる可能性があるという問題もあった。また、操作部お
よび表示部と電装品基板との接続にリード線を引き回さ
ねばならないという問題もあった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】そこでこの考案は、上
記従来の炊飯器の各問題点を解消するためになされたも
ので、操作部の操作性を向上させるとともに表示部の視
認性を向上させ、しかも、操作部および表示部の全体構
成を簡素化することができるとともに、電装品基板との
接続も容易な炊飯器を提供することを目的としている。
記従来の炊飯器の各問題点を解消するためになされたも
ので、操作部の操作性を向上させるとともに表示部の視
認性を向上させ、しかも、操作部および表示部の全体構
成を簡素化することができるとともに、電装品基板との
接続も容易な炊飯器を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案は、外ケースと、外ケース内に設けられた
内容器と、外ケースの上蓋を備え、内容器内に飯器を収
納するとともに、この飯器を加熱する加熱装置およびこ
の加熱装置を人為操作信号に基づいて電気的に制御する
加熱制御装置を備えた炊飯器にあって、前記ケースの胴
部外周面に沿って連続した上方延長線上に、肩部を形成
し、この肩部に、前記加熱制御装置に対して操作信号を
入力するための操作部および表示部を有する操作パネル
を設け、この操作パネルは操作時に押し下げ方向への分
力が作用するように、上方から下方へ向かう下り勾配の
上向き傾斜面に形成し、かつ前記上蓋の外周縁を前記上
向き傾斜面に沿って連続した延長線上に形成し、前記斜
めに形成した操作パネルの下方部の外ケースと内容器と
の間に生じる空間内に電装品基板を略垂直方向に立設し
て収容したことを特徴とするものである。
め、この考案は、外ケースと、外ケース内に設けられた
内容器と、外ケースの上蓋を備え、内容器内に飯器を収
納するとともに、この飯器を加熱する加熱装置およびこ
の加熱装置を人為操作信号に基づいて電気的に制御する
加熱制御装置を備えた炊飯器にあって、前記ケースの胴
部外周面に沿って連続した上方延長線上に、肩部を形成
し、この肩部に、前記加熱制御装置に対して操作信号を
入力するための操作部および表示部を有する操作パネル
を設け、この操作パネルは操作時に押し下げ方向への分
力が作用するように、上方から下方へ向かう下り勾配の
上向き傾斜面に形成し、かつ前記上蓋の外周縁を前記上
向き傾斜面に沿って連続した延長線上に形成し、前記斜
めに形成した操作パネルの下方部の外ケースと内容器と
の間に生じる空間内に電装品基板を略垂直方向に立設し
て収容したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記構成の炊飯器においては、ケースの胴部外
周面に沿って連続した上方延長線上に肩部が形成されて
いて、この肩部に操作パネルが設けられ、しかも操作パ
ネルは、上方から下方に向かう下り勾配の上向き傾斜面
とされている。それゆえ、操作パネルを押圧操作する場
合、押圧力は押し下げ方向への分力と横方向への分力と
なり、押し下げ方向への分力が作用して操作しやすい。
また、押圧操作時に、炊飯器本体が横方向にずれにく
い。さらにまた、操作パネルの表示部が斜め上方から見
やすく、表示部の視認性が良い。加えて、操作パネルが
斜めに配置されているので、その下方部には、必然的に
外ケースと内容器との間に空間が生じる。そこで、この
空間を有効利用して、電装品基板が略垂直方向に立設し
て収容されている。立設して収容された電装品基板と操
作パネルとは電気的な接続を容易に行える。
周面に沿って連続した上方延長線上に肩部が形成されて
いて、この肩部に操作パネルが設けられ、しかも操作パ
ネルは、上方から下方に向かう下り勾配の上向き傾斜面
とされている。それゆえ、操作パネルを押圧操作する場
合、押圧力は押し下げ方向への分力と横方向への分力と
なり、押し下げ方向への分力が作用して操作しやすい。
また、押圧操作時に、炊飯器本体が横方向にずれにく
い。さらにまた、操作パネルの表示部が斜め上方から見
やすく、表示部の視認性が良い。加えて、操作パネルが
斜めに配置されているので、その下方部には、必然的に
外ケースと内容器との間に空間が生じる。そこで、この
空間を有効利用して、電装品基板が略垂直方向に立設し
て収容されている。立設して収容された電装品基板と操
作パネルとは電気的な接続を容易に行える。
【0008】また、上蓋の外周縁は、肩部の上向き傾斜
面に沿って連続した延長線上に形成されているので、肩
部と上蓋との外形線が連続した線上に位置し、炊飯器の
外観に段差や凹凸がなく、収納性や梱包性の優れた製品
になっている。
面に沿って連続した延長線上に形成されているので、肩
部と上蓋との外形線が連続した線上に位置し、炊飯器の
外観に段差や凹凸がなく、収納性や梱包性の優れた製品
になっている。
【0009】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によって詳細に
説明する。図1は、この考案の一実施例にかかる電気炊
飯器を示す部分縦断面図である。電気炊飯器は、薄い金
属板で形成された側面部材2、この側面部材2の下側に
形成された合成樹脂の底部材3および側面部材2の上側
に形成された合成樹脂の肩部4からなる外ケース1と、
外ケース1の内方に設けられた内容器5とを備えてい
る。外ケース1と内容器5とによりこの電気炊飯器のケ
ースが形成されている。そしてケースの上部には上蓋7
が開閉自在に設けられている。
説明する。図1は、この考案の一実施例にかかる電気炊
飯器を示す部分縦断面図である。電気炊飯器は、薄い金
属板で形成された側面部材2、この側面部材2の下側に
形成された合成樹脂の底部材3および側面部材2の上側
に形成された合成樹脂の肩部4からなる外ケース1と、
外ケース1の内方に設けられた内容器5とを備えてい
る。外ケース1と内容器5とによりこの電気炊飯器のケ
ースが形成されている。そしてケースの上部には上蓋7
が開閉自在に設けられている。
【0010】肩部4は、後述する図4等に示されている
ように、外ケース1の胴部外周面を形成する側面部材2
に沿って連続した上方延長線上に形成されていて、その
前方部は上方から下方に向かって下り勾配の上向き傾斜
面となるようにされている。一方、内容器5の内部に
は、飯器6が取り出し可能に収納されている。また、内
容器5の側面には飯器6を側面側から加熱するための側
面ヒータ6eが設けられており、側面ヒータ6eの外方
には、外側への放熱を防止するために断熱材5bを設け
ている。さらに、内容器5の底面中央部に形成された貫
通部にセンタセンサ6aを取り付けているとともに、飯
器6の底面と内容器5との間に熱板6bを設けており、
熱板6bには飯器6を直接加熱する底面ヒータ6cが、
センタセンサ6aを包囲するように埋設されている。こ
れら底面ヒータ6cおよび熱板6bは加熱装置を構成す
る。そして、内容器5の口縁部5a付近に、内蓋9を加
熱する発熱体8を設けているとともに、内蓋9の周縁部
9aを発熱体8の上面に設けた金属板4bに当接して、
内蓋9を間接的に加熱している。
ように、外ケース1の胴部外周面を形成する側面部材2
に沿って連続した上方延長線上に形成されていて、その
前方部は上方から下方に向かって下り勾配の上向き傾斜
面となるようにされている。一方、内容器5の内部に
は、飯器6が取り出し可能に収納されている。また、内
容器5の側面には飯器6を側面側から加熱するための側
面ヒータ6eが設けられており、側面ヒータ6eの外方
には、外側への放熱を防止するために断熱材5bを設け
ている。さらに、内容器5の底面中央部に形成された貫
通部にセンタセンサ6aを取り付けているとともに、飯
器6の底面と内容器5との間に熱板6bを設けており、
熱板6bには飯器6を直接加熱する底面ヒータ6cが、
センタセンサ6aを包囲するように埋設されている。こ
れら底面ヒータ6cおよび熱板6bは加熱装置を構成す
る。そして、内容器5の口縁部5a付近に、内蓋9を加
熱する発熱体8を設けているとともに、内蓋9の周縁部
9aを発熱体8の上面に設けた金属板4bに当接して、
内蓋9を間接的に加熱している。
【0011】そして、上記肩部4には、炊飯条件を手動
操作するためのスイッチ継棒20bが、操作基板21に
設けられたブッシュ型の操作スイッチに当接可能な状態
で設けられている(図2参照)。また、スイッチ継棒2
0bは、後述する箱体10の前部ボックス11の上部斜
面11aに設けられた窓孔11bから外部に露呈されて
おり、外部から操作可能に設けられている。そして、ス
イッチ継棒20bが設けられた肩部4の直下であって、
外ケース1と内容器5との間に生じた空間には、トラン
ス31等を有する電装品基板30が、底部材3の底部に
設けた開口部3aを挿通して着脱自在な状態で、かつ、
略垂直方向に立設されて収容されている。このように電
装品基板30を外ケース1と内容器5との間に必然的に
生じる空間内に立設状態で収容すると、空間の有効利用
が図れる。また、電装品基板30と操作パネル等との電
気的接続が容易である。内容器5は、その口縁部5aが
肩部4の内側に吊り下げられており、発熱体8は、肩部
4の上面にその一部が埋設されて断熱性良好に支承され
ている。また、発熱体8は、その上面に金属板4bを挟
んだ状態で、合成樹脂の上部材4aを肩部4に無理嵌め
して固定されている。
操作するためのスイッチ継棒20bが、操作基板21に
設けられたブッシュ型の操作スイッチに当接可能な状態
で設けられている(図2参照)。また、スイッチ継棒2
0bは、後述する箱体10の前部ボックス11の上部斜
面11aに設けられた窓孔11bから外部に露呈されて
おり、外部から操作可能に設けられている。そして、ス
イッチ継棒20bが設けられた肩部4の直下であって、
外ケース1と内容器5との間に生じた空間には、トラン
ス31等を有する電装品基板30が、底部材3の底部に
設けた開口部3aを挿通して着脱自在な状態で、かつ、
略垂直方向に立設されて収容されている。このように電
装品基板30を外ケース1と内容器5との間に必然的に
生じる空間内に立設状態で収容すると、空間の有効利用
が図れる。また、電装品基板30と操作パネル等との電
気的接続が容易である。内容器5は、その口縁部5aが
肩部4の内側に吊り下げられており、発熱体8は、肩部
4の上面にその一部が埋設されて断熱性良好に支承され
ている。また、発熱体8は、その上面に金属板4bを挟
んだ状態で、合成樹脂の上部材4aを肩部4に無理嵌め
して固定されている。
【0012】飯器6は、熱伝導性の高い金属からなり、
その口縁部6dは、内容器5の肩部4の上面よりも上方
に突出している。これは、飯器6に内蓋9を覆蓋した際
に、飯器6の口縁6dを内蓋9に取り付けたパッキン9
bに当接させて、飯器6内の空間を密閉するためであ
る。内蓋9は、全体が熱伝導率の高い材料、たとえばア
ルミニウム等の金属にて形成されており、上蓋7に対し
て抜き取り可能に取付られている。また、上蓋9の周縁
部9aは、発熱体8の上面に設けた金属板4bに当接可
能に垂下されている。
その口縁部6dは、内容器5の肩部4の上面よりも上方
に突出している。これは、飯器6に内蓋9を覆蓋した際
に、飯器6の口縁6dを内蓋9に取り付けたパッキン9
bに当接させて、飯器6内の空間を密閉するためであ
る。内蓋9は、全体が熱伝導率の高い材料、たとえばア
ルミニウム等の金属にて形成されており、上蓋7に対し
て抜き取り可能に取付られている。また、上蓋9の周縁
部9aは、発熱体8の上面に設けた金属板4bに当接可
能に垂下されている。
【0013】上蓋7は、その下面の所定位置に凹所7a
が形成されており、該凹所7aには、上蓋7と上蓋9と
の間から蒸気が外部に漏れるのを防止するために弾性を
有するパッキン7bが取り付けられている。このように
この実施例においては、外ケース1の胴部外周面に沿っ
て連続した上方延長線上に肩部4が形成されており、こ
の肩部4に操作パネルが設けられている。しかも、操作
パネルは操作時に押し下げ方向への分力が作用するよう
に、上方から下方に向かう下り勾配の上向き傾斜面に形
成されている。さらに、上蓋7の外周縁を、操作パネル
の上向き傾斜面に沿って連続した延長線上に形成してい
る。このような構成にすると、操作パネルを押圧操作す
る場合、押圧力は押し下げ方向の分力と横方向の分力と
なり、押し下げ方向への分力が作用して操作がしやすい
という効果がある。また、押圧操作時に、炊飯器本体が
横方向にずれにくい。さらに、表示部が斜め上方から見
やすく、視認性が良い。
が形成されており、該凹所7aには、上蓋7と上蓋9と
の間から蒸気が外部に漏れるのを防止するために弾性を
有するパッキン7bが取り付けられている。このように
この実施例においては、外ケース1の胴部外周面に沿っ
て連続した上方延長線上に肩部4が形成されており、こ
の肩部4に操作パネルが設けられている。しかも、操作
パネルは操作時に押し下げ方向への分力が作用するよう
に、上方から下方に向かう下り勾配の上向き傾斜面に形
成されている。さらに、上蓋7の外周縁を、操作パネル
の上向き傾斜面に沿って連続した延長線上に形成してい
る。このような構成にすると、操作パネルを押圧操作す
る場合、押圧力は押し下げ方向の分力と横方向の分力と
なり、押し下げ方向への分力が作用して操作がしやすい
という効果がある。また、押圧操作時に、炊飯器本体が
横方向にずれにくい。さらに、表示部が斜め上方から見
やすく、視認性が良い。
【0014】また、操作パネルと上蓋7との外周縁とが
連続した延長線上に形成されているので、操作パネルと
上蓋7との接続部に段差等がなく、外観形状を簡素化で
きるとともに、収納性や操作性を向上させることができ
る。より具体的に図2を参照しながら説明する。操作パ
ネルは、具体的には内部ボックス11の上部斜面11
a、そこに備えられたスイッチ継棒20b、操作基板2
1および操作スイッチ21a等からなる操作部と、表示
基板22、パッキン22c、液晶表示部22aおよび表
示部カバー22b等からなる表示部とを有する構成にな
っている。
連続した延長線上に形成されているので、操作パネルと
上蓋7との接続部に段差等がなく、外観形状を簡素化で
きるとともに、収納性や操作性を向上させることができ
る。より具体的に図2を参照しながら説明する。操作パ
ネルは、具体的には内部ボックス11の上部斜面11
a、そこに備えられたスイッチ継棒20b、操作基板2
1および操作スイッチ21a等からなる操作部と、表示
基板22、パッキン22c、液晶表示部22aおよび表
示部カバー22b等からなる表示部とを有する構成にな
っている。
【0015】また、操作基板21は、図2に示すよう
に、電装品基板30の上部に電装品基板30と一体に設
けられている。また、電装品基板30の上部には、加熱
状態を表示するための表示基板22が、操作基板21に
挟まれた状態で一体に設けられている。表示基板22
は、防水性を高めるために弾性を有するパッキン22c
を介して、中央部に透明な液晶表示部22aを一体的に
設けた表示部カバー22bによって覆われている。
に、電装品基板30の上部に電装品基板30と一体に設
けられている。また、電装品基板30の上部には、加熱
状態を表示するための表示基板22が、操作基板21に
挟まれた状態で一体に設けられている。表示基板22
は、防水性を高めるために弾性を有するパッキン22c
を介して、中央部に透明な液晶表示部22aを一体的に
設けた表示部カバー22bによって覆われている。
【0016】箱体10は、前部ボックス11と後部ボッ
クス12とで分解可能に構成されており、両者は後部ボ
ックス12に取り付けた電装品基板30を収納した状態
で無理嵌めされているとともに、所定位置に設けたビス
等の結合部材12cにて組合わされている。また、箱体
10は、底部材3の所定位置に設けた開口部3aからそ
の底部12aを外方に露呈させた状態で、かつ、金属製
の底板3bを介して、結合部材12bで底部材3に対し
て着脱可能に取り付けてある。さらに、箱体10の下部
位置には、リード線32を挿通するための孔13が設け
られている。なお、33は炊飯状態を知らせるために搭
載されたスピーカである。
クス12とで分解可能に構成されており、両者は後部ボ
ックス12に取り付けた電装品基板30を収納した状態
で無理嵌めされているとともに、所定位置に設けたビス
等の結合部材12cにて組合わされている。また、箱体
10は、底部材3の所定位置に設けた開口部3aからそ
の底部12aを外方に露呈させた状態で、かつ、金属製
の底板3bを介して、結合部材12bで底部材3に対し
て着脱可能に取り付けてある。さらに、箱体10の下部
位置には、リード線32を挿通するための孔13が設け
られている。なお、33は炊飯状態を知らせるために搭
載されたスピーカである。
【0017】以上の構成であれば、箱体10内に電源基
板30を収納し、かつ、操作基板21および表示基板2
2を箱体10の上部に取り付けているので、外ケース1
に電装品を組付ける場合には、底部材3の開口部3aを
挿通して、箱体10を外ケース1と内容5との間に導
き、結合部材12bにて底部材3の所定部に結合するだ
けで、外ケース1に対する電装品の取付作業が完了す
る。また、外ケース1から電装品を外方へ取り出す場合
には、結合部材12bの結合を解除するだけで、開口部
3aから箱体10を外方に取り出すことができる。しか
も、電装品が外部に露呈していないので、電装品を組立
てる際において、他の部品と干渉することもなく、電装
品の取扱いを容易に行うことができる。したがって、従
来の操作スイッチ21aを外ケースの肩部付近に設け、
電装品基板を外ケースの底部付近に設けていたものに比
べて、外ケース1に対する電装品の組付けおよび取り出
しを簡単かつ迅速に行うことができ、電気炊飯器の組立
て等の作業性を大幅に改善することができる。
板30を収納し、かつ、操作基板21および表示基板2
2を箱体10の上部に取り付けているので、外ケース1
に電装品を組付ける場合には、底部材3の開口部3aを
挿通して、箱体10を外ケース1と内容5との間に導
き、結合部材12bにて底部材3の所定部に結合するだ
けで、外ケース1に対する電装品の取付作業が完了す
る。また、外ケース1から電装品を外方へ取り出す場合
には、結合部材12bの結合を解除するだけで、開口部
3aから箱体10を外方に取り出すことができる。しか
も、電装品が外部に露呈していないので、電装品を組立
てる際において、他の部品と干渉することもなく、電装
品の取扱いを容易に行うことができる。したがって、従
来の操作スイッチ21aを外ケースの肩部付近に設け、
電装品基板を外ケースの底部付近に設けていたものに比
べて、外ケース1に対する電装品の組付けおよび取り出
しを簡単かつ迅速に行うことができ、電気炊飯器の組立
て等の作業性を大幅に改善することができる。
【0018】しかも、上記実施例においては、電装品基
板30に、操作基板21および表示基板22等の電装品
を一体に取り付けているので、上記電装品を完全にユニ
ット化することができ、電装品の外ケース1に対する組
付け等の作業を一層容易に行うことができる。また、電
装品を箱体10に収納した状態で、操作スイッチ21a
を操作する肩部4の直下であって外ケース1と内容器5
との間に設けているので、従来外ケース1の底部に設け
ていた電装品の収納スペースが不要になり、その分外ケ
ース1の高さを低くすることができ、電気炊飯器の小型
化を達成することができる。なお箱体10は、電装品基
板30を保持できるものであればよく、電装品基板の周
囲を取り囲む完全な箱形状でなくてもよい。
板30に、操作基板21および表示基板22等の電装品
を一体に取り付けているので、上記電装品を完全にユニ
ット化することができ、電装品の外ケース1に対する組
付け等の作業を一層容易に行うことができる。また、電
装品を箱体10に収納した状態で、操作スイッチ21a
を操作する肩部4の直下であって外ケース1と内容器5
との間に設けているので、従来外ケース1の底部に設け
ていた電装品の収納スペースが不要になり、その分外ケ
ース1の高さを低くすることができ、電気炊飯器の小型
化を達成することができる。なお箱体10は、電装品基
板30を保持できるものであればよく、電装品基板の周
囲を取り囲む完全な箱形状でなくてもよい。
【0019】さらに、操作スイッチ21aを取り付けた
操作基板21と電装品基板30とを一体的に設けている
ので、外ケース1内で配線を引き回す必要がなく、リー
ド線の長さを短くできる結果、ノイズを生じ難いものと
なる。このため、従来必要であったノイズ対策用の部品
を設ける必要がなく、コストの増加を抑えることができ
る。
操作基板21と電装品基板30とを一体的に設けている
ので、外ケース1内で配線を引き回す必要がなく、リー
ド線の長さを短くできる結果、ノイズを生じ難いものと
なる。このため、従来必要であったノイズ対策用の部品
を設ける必要がなく、コストの増加を抑えることができ
る。
【0020】図3および図4は、この考案の他の実施例
を示す。この実施例においても、外ケース1の胴部外周
面に沿って連続した上部延長線上に肩部4を形成し、こ
の肩部4に、加熱制御装置に対する操作信号入力用の操
作パネルを設け、この操作パネルは操作時に押し下げ方
向への分力が作用するように、上方から下方に向かう下
り勾配の上向き傾斜面に形成し、かつ、上蓋7の外周縁
を上向き傾斜面に沿って連続した延長線上に形成してい
る。したがって、この実施例の場合にも、操作パネルの
操作性が向上され、かつ表示部の視認性が向上され、し
かも外観形状に段差や凹凸がない構成とされている。そ
して、操作基板21は、箱体10の上部に設けられた操
作基板取付部14にビス等の結合部材21cで取り付け
られているとともに、操作基板21を覆う操作基板ケー
ス23は、操作基板取付部14に無理嵌めされている。
この場合、外ケース1の肩部4に凹所25を設け、凹所
25には開口部3aから挿入した箱体10上部に設けた
操作スイッチ21aを被覆するように銘板24を貼り付
けている。
を示す。この実施例においても、外ケース1の胴部外周
面に沿って連続した上部延長線上に肩部4を形成し、こ
の肩部4に、加熱制御装置に対する操作信号入力用の操
作パネルを設け、この操作パネルは操作時に押し下げ方
向への分力が作用するように、上方から下方に向かう下
り勾配の上向き傾斜面に形成し、かつ、上蓋7の外周縁
を上向き傾斜面に沿って連続した延長線上に形成してい
る。したがって、この実施例の場合にも、操作パネルの
操作性が向上され、かつ表示部の視認性が向上され、し
かも外観形状に段差や凹凸がない構成とされている。そ
して、操作基板21は、箱体10の上部に設けられた操
作基板取付部14にビス等の結合部材21cで取り付け
られているとともに、操作基板21を覆う操作基板ケー
ス23は、操作基板取付部14に無理嵌めされている。
この場合、外ケース1の肩部4に凹所25を設け、凹所
25には開口部3aから挿入した箱体10上部に設けた
操作スイッチ21aを被覆するように銘板24を貼り付
けている。
【0021】さらに詳細に説明すると、図面符号中12
dは箱体10の後部ボックス12の上部に設けられた舌
部であり、4dおよび4cは、舌部12dを差し込み箱
体10のがたつきを防止するために肩部4から垂下した
垂下部である。また、11dは箱体10の前部の位置を
規制するために前部ボックス11に設けられた合成樹脂
の突起である。さらに、前部ボックス11の内側には、
トランス31等の重量物を支承するための補強リブ11
cが設けられているとともに、操作基板21と電装品基
板30との間はリード線34で接続されている。なお、
箱体10の孔13を挿通したリード線32は、底部材3
の所定位置に設けたコネクタ収納部3cに導かれ、該コ
ネクタ収納部3cにて、コードリール側のリード線32
aと接続されている。
dは箱体10の後部ボックス12の上部に設けられた舌
部であり、4dおよび4cは、舌部12dを差し込み箱
体10のがたつきを防止するために肩部4から垂下した
垂下部である。また、11dは箱体10の前部の位置を
規制するために前部ボックス11に設けられた合成樹脂
の突起である。さらに、前部ボックス11の内側には、
トランス31等の重量物を支承するための補強リブ11
cが設けられているとともに、操作基板21と電装品基
板30との間はリード線34で接続されている。なお、
箱体10の孔13を挿通したリード線32は、底部材3
の所定位置に設けたコネクタ収納部3cに導かれ、該コ
ネクタ収納部3cにて、コードリール側のリード線32
aと接続されている。
【0022】図3および図4の実施例においては、開口
部3aへ挿入された箱体10は、その舌部12dが垂下
部4c,4dの間に差し込まれているとともに、突起1
1dによって前方の位置が規制され、かつ後部ボックス
12の後方の断熱材5bに当接した状態で外ケース1に
取り付けられる。このため、箱体10が外ケース1内で
がたつくのを防止することができ、外部から衝撃を受け
た場合であっても、電装品を緩衝性良好に保護すること
ができる。また、操作基板21は、操作基板ケース23
にて被覆されているので、防湿性を高めることができ
る。
部3aへ挿入された箱体10は、その舌部12dが垂下
部4c,4dの間に差し込まれているとともに、突起1
1dによって前方の位置が規制され、かつ後部ボックス
12の後方の断熱材5bに当接した状態で外ケース1に
取り付けられる。このため、箱体10が外ケース1内で
がたつくのを防止することができ、外部から衝撃を受け
た場合であっても、電装品を緩衝性良好に保護すること
ができる。また、操作基板21は、操作基板ケース23
にて被覆されているので、防湿性を高めることができ
る。
【0023】さらに、操作スイッチ21a付近の構造と
しては、図5および図6に示すようなものが挙げられ
る。図5において、21aはブッシュ型の操作スイッチ
であり、21eは、一端が操作基板21に固定されてい
るとともに他端が屈曲形成された弾性を有する支持部材
である。また、21dは支持部材21eの先端部に取り
付けられたスイッチ当接部である。さらに、20aは肩
部4と一体に形成した弾性を有するスイッチボタンを示
し、20bはスイッチボタン20aとスイッチ当接部2
1dとの間に設けたスイッチ継棒を示している。図5の
場合には、スイッチボタン20aを外方から押すことに
よって、スイッチ継棒20bを介してスイッチ当接部2
1dを押圧し、支持部材21eが撓んで、操作スイッチ
21aを作動させることができる。
しては、図5および図6に示すようなものが挙げられ
る。図5において、21aはブッシュ型の操作スイッチ
であり、21eは、一端が操作基板21に固定されてい
るとともに他端が屈曲形成された弾性を有する支持部材
である。また、21dは支持部材21eの先端部に取り
付けられたスイッチ当接部である。さらに、20aは肩
部4と一体に形成した弾性を有するスイッチボタンを示
し、20bはスイッチボタン20aとスイッチ当接部2
1dとの間に設けたスイッチ継棒を示している。図5の
場合には、スイッチボタン20aを外方から押すことに
よって、スイッチ継棒20bを介してスイッチ当接部2
1dを押圧し、支持部材21eが撓んで、操作スイッチ
21aを作動させることができる。
【0024】また、図6において、図5と相違する点
は、スイッチ継棒20bが、支持部材21eの所定位置
に設けられた軸21fに回動可能に軸支されており、ス
イッチボタン20aを押圧することによって、スイッチ
継棒20bが回動して、操作スイッチ21aを作動する
点である。次にこの考案のさらに他の実施例として、図
7および図8に示すものが挙げられる。この実施例にお
いても、前述の各実施例と同様に、外ケース11の胴部
外周面に沿って連続した上部延長線上に、肩部4を形成
し、この肩部4に、加熱制御装置に対する操作信号入力
用の操作パネルを設け、この操作パネルは操作時に押し
下げ方向への分力が作用するように、上方から下方に向
かう下り勾配の上向き傾斜面に形成し、かつ、上蓋7の
外周縁を上向き傾斜面に沿って連続した延長線上に形成
している。したがって、この実施例の場合にも、操作パ
ネルにおける操作部の操作性が向上され、かつ、表示部
の視認性が向上され、しかも外観形状に段差や凹凸がな
い形状とされている。
は、スイッチ継棒20bが、支持部材21eの所定位置
に設けられた軸21fに回動可能に軸支されており、ス
イッチボタン20aを押圧することによって、スイッチ
継棒20bが回動して、操作スイッチ21aを作動する
点である。次にこの考案のさらに他の実施例として、図
7および図8に示すものが挙げられる。この実施例にお
いても、前述の各実施例と同様に、外ケース11の胴部
外周面に沿って連続した上部延長線上に、肩部4を形成
し、この肩部4に、加熱制御装置に対する操作信号入力
用の操作パネルを設け、この操作パネルは操作時に押し
下げ方向への分力が作用するように、上方から下方に向
かう下り勾配の上向き傾斜面に形成し、かつ、上蓋7の
外周縁を上向き傾斜面に沿って連続した延長線上に形成
している。したがって、この実施例の場合にも、操作パ
ネルにおける操作部の操作性が向上され、かつ、表示部
の視認性が向上され、しかも外観形状に段差や凹凸がな
い形状とされている。
【0025】図7および図8において、前述の実施例と
主に異なる点は、電源基板30等の電装品を外ケース1
の内包に向けた状態で前部ボックス11に取り付けてい
る点、および、操作基板21をビス等の結合部材21c
によって表示部カバー22bに固定し、該表示部カバー
22bに設けた舌片22dを、箱体10とは別に肩部4
にビス等の結合部材によって直接取り付けている点であ
る。なお、操作基板21と電装品基板30とを接続する
リード線34は、箱体10を外ケース1に収納した後、
箱体10の上部に露出させたリード線端子34aを、肩
部4に設けた操作部20取付用の窓孔4eから操作基板
21に接続できるように多少の余裕を設けておけばよ
い。また、表示部カバー22bは、その舌片22dを肩
部4の上面に対して水平に形成し、結合部材35と直交
させて結合するのが、舌片22dの強度および取付作業
性の点で好ましい。
主に異なる点は、電源基板30等の電装品を外ケース1
の内包に向けた状態で前部ボックス11に取り付けてい
る点、および、操作基板21をビス等の結合部材21c
によって表示部カバー22bに固定し、該表示部カバー
22bに設けた舌片22dを、箱体10とは別に肩部4
にビス等の結合部材によって直接取り付けている点であ
る。なお、操作基板21と電装品基板30とを接続する
リード線34は、箱体10を外ケース1に収納した後、
箱体10の上部に露出させたリード線端子34aを、肩
部4に設けた操作部20取付用の窓孔4eから操作基板
21に接続できるように多少の余裕を設けておけばよ
い。また、表示部カバー22bは、その舌片22dを肩
部4の上面に対して水平に形成し、結合部材35と直交
させて結合するのが、舌片22dの強度および取付作業
性の点で好ましい。
【0026】図7および図8の実施例の場合において
も、箱体10および操作基板21の外ケース1に対する
組付け作業を外方から労なく行うことができ、電気炊飯
器の組立て等の作業性の改善を図ることができる。ま
た、結合部材35を挿通するための挿通孔35aに、た
とえば、弾性に優れたゴム製のパッキン35bを充填す
ることにより、上蓋7を開放した場合に、水滴やおねば
等が肩部4付近に落下しても、外ケース1内への侵入を
防止することができ、内部の電装品を保護することがで
きる。さらに、スピーカ33を前部ボックス11に固定
した電装品基板30側に取り付けず、外ケース1の肩部
4に設置した操作基板21に取り付けることにより、ス
ピーカ33からの音が外部に聞こえ難くなるのを防止す
ることができる。この他、電装品基板30に取り付けた
トランス31等の重量物を箱体10の下部に配置するこ
とにより、ヒータからの熱の影響を受け難くすることが
できる。
も、箱体10および操作基板21の外ケース1に対する
組付け作業を外方から労なく行うことができ、電気炊飯
器の組立て等の作業性の改善を図ることができる。ま
た、結合部材35を挿通するための挿通孔35aに、た
とえば、弾性に優れたゴム製のパッキン35bを充填す
ることにより、上蓋7を開放した場合に、水滴やおねば
等が肩部4付近に落下しても、外ケース1内への侵入を
防止することができ、内部の電装品を保護することがで
きる。さらに、スピーカ33を前部ボックス11に固定
した電装品基板30側に取り付けず、外ケース1の肩部
4に設置した操作基板21に取り付けることにより、ス
ピーカ33からの音が外部に聞こえ難くなるのを防止す
ることができる。この他、電装品基板30に取り付けた
トランス31等の重量物を箱体10の下部に配置するこ
とにより、ヒータからの熱の影響を受け難くすることが
できる。
【0027】さらに、操作部20付近の他の変形例とし
ては、図9および図10に示すものが挙げられる。図9
および図10に示す構成においても、前述した各実施例
と同様に、外ケース1の胴部外周面に沿って連続した上
部延長線上に、肩部4を形成し、この肩部4に、加熱制
御装置に対する操作信号入力用の操作パネルを設け、こ
の操作パネルは操作時に押し下げ方向への分力が作用す
るように、上方から下方に向かう下り勾配の上向き傾斜
面に形成し、かつ、上蓋7の外周縁を上向き傾斜面に沿
って連続した延長線上に形成している。したがって、こ
の場合にも、操作パネルにおける操作部の操作性が向上
され、かつ、表示部の視認性が向上され、しかも外観形
状に段差や凹凸がない構成とされている。
ては、図9および図10に示すものが挙げられる。図9
および図10に示す構成においても、前述した各実施例
と同様に、外ケース1の胴部外周面に沿って連続した上
部延長線上に、肩部4を形成し、この肩部4に、加熱制
御装置に対する操作信号入力用の操作パネルを設け、こ
の操作パネルは操作時に押し下げ方向への分力が作用す
るように、上方から下方に向かう下り勾配の上向き傾斜
面に形成し、かつ、上蓋7の外周縁を上向き傾斜面に沿
って連続した延長線上に形成している。したがって、こ
の場合にも、操作パネルにおける操作部の操作性が向上
され、かつ、表示部の視認性が向上され、しかも外観形
状に段差や凹凸がない構成とされている。
【0028】図9および図10に示す実施例において、
前述した実施例と主に異なる点は、操作基板21が、表
示部カバー22bと操作基板カバー26との間に収納さ
れた状態で、ビス等の結合部材29によって肩部4の凹
所25に取り付けられている点、操作基板カバー26の
所定位置に電装品基板30から導かれたリード線34を
挿通するための切欠部26が形成されており、かつ、切
欠部26がリード線34を接続した後に合成樹脂の発泡
体からなる充填物27で水密性良好に充填されている
点、および、箱体10の上部に操作基板カバー26の切
欠部26aに相当するリード線34を挿通するための挿
通孔28が設けられており、該挿通孔が充填物27と同
材質の充填物28aにて密閉されている点である。な
お、表示部カバー22bの上面は、防水性を確保するた
めに透明な銘板24が貼り付けられている。
前述した実施例と主に異なる点は、操作基板21が、表
示部カバー22bと操作基板カバー26との間に収納さ
れた状態で、ビス等の結合部材29によって肩部4の凹
所25に取り付けられている点、操作基板カバー26の
所定位置に電装品基板30から導かれたリード線34を
挿通するための切欠部26が形成されており、かつ、切
欠部26がリード線34を接続した後に合成樹脂の発泡
体からなる充填物27で水密性良好に充填されている
点、および、箱体10の上部に操作基板カバー26の切
欠部26aに相当するリード線34を挿通するための挿
通孔28が設けられており、該挿通孔が充填物27と同
材質の充填物28aにて密閉されている点である。な
お、表示部カバー22bの上面は、防水性を確保するた
めに透明な銘板24が貼り付けられている。
【0029】図9および図10の場合には、たとえば、
外ケース1内のパッキンが破損して、外ケース1と内容
器5との間の空間に蒸気が侵入しても、表示部カバー2
2bが曇ったり、操作基板21および電装品基板30が
蒸気の影響を受けたりするのを確実に防止することがで
きる。その他この考案の要旨を変更しない範囲で種々の
設計変更を施すことができる。
外ケース1内のパッキンが破損して、外ケース1と内容
器5との間の空間に蒸気が侵入しても、表示部カバー2
2bが曇ったり、操作基板21および電装品基板30が
蒸気の影響を受けたりするのを確実に防止することがで
きる。その他この考案の要旨を変更しない範囲で種々の
設計変更を施すことができる。
【0030】
【考案の効果】この考案は、以上のように構成されてい
るので、操作パネルを押圧操作する場合、押圧力は押し
下げ方向への分力と横方向への分力となり、押し下げ方
向への分力が作用して操作しやすい。また、押圧操作時
に、炊飯器本体が横方向にずれにくい。さらに、操作パ
ネルの表示部が斜め上方から見やすく、表示部の視認性
が良い。また、操作パネルを斜めにしたことにより生じ
る、操作パネル下方部の外ケースと内容器との間の空間
を有効に利用して、電装品基板を立設して収容できる。
そして、それにより、電装品基板と操作パネルとの電気
的接続も容易になる。
るので、操作パネルを押圧操作する場合、押圧力は押し
下げ方向への分力と横方向への分力となり、押し下げ方
向への分力が作用して操作しやすい。また、押圧操作時
に、炊飯器本体が横方向にずれにくい。さらに、操作パ
ネルの表示部が斜め上方から見やすく、表示部の視認性
が良い。また、操作パネルを斜めにしたことにより生じ
る、操作パネル下方部の外ケースと内容器との間の空間
を有効に利用して、電装品基板を立設して収容できる。
そして、それにより、電装品基板と操作パネルとの電気
的接続も容易になる。
【0031】しかも、肩部と上蓋とは段差がない連続し
た延長線上に形成されているので、炊飯器の外観形状か
ら段差や凹凸をほとんどなくすることができ、収納性や
梱包性に優れた炊飯器とすることができる等の特有の効
果を奏する。
た延長線上に形成されているので、炊飯器の外観形状か
ら段差や凹凸をほとんどなくすることができ、収納性や
梱包性に優れた炊飯器とすることができる等の特有の効
果を奏する。
【図1】この考案の一実施例にかかる電気炊飯器の要部
断面図である。
断面図である。
【図2】図1における箱体および箱体内に収納される電
装品基板を示す分解斜視図である。
装品基板を示す分解斜視図である。
【図3】この考案の他の実施例にかかる電気炊飯器の要
部拡大断面図である。
部拡大断面図である。
【図4】図3における箱体を外ケースに組み込む状態を
示す分解斜視図である。
示す分解斜視図である。
【図5】操作スイッチ付近の構造の変形例を示す断面図
である。
である。
【図6】操作スイッチ付近の構造の他の変形例を示す断
面図である。
面図である。
【図7】この考案のさらに他の実施例にかかる電気炊飯
器の要部断面図である。
器の要部断面図である。
【図8】図7の実施例における箱体および操作基板の構
成を示す分解斜視図である。
成を示す分解斜視図である。
【図9】この考案のさらに他の実施例にかかる電気炊飯
器の要部断面図である。
器の要部断面図である。
【図10】図9における操作基板の構成を示す分解斜視
図である。
図である。
1 外ケース 4 肩部 7 上蓋 6 飯器 21a 操作スイッチ 22a 表示部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−104210(JP,A) 実開 昭63−3318(JP,U) 実開 昭63−143216(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】外ケースと、外ケース内に設けられた内容
器と、外ケースの上蓋を備え、内容器内に飯器を収納す
るとともに、この飯器を加熱する加熱装置およびこの加
熱装置を人為操作信号に基づいて電気的に制御する加熱
制御装置を備えた炊飯器にあって、 前記ケースの胴部外周面に沿って連続した上方延長線上
に、肩部を形成し、この肩部に、前記加熱制御装置に対
して操作信号を入力するための操作部および表示部を有
する操作パネルを設け、この操作パネルは操作時に押し
下げ方向への分力が作用するように、上方から下方へ向
かう下り勾配の上向き傾斜面に形成し、かつ前記上蓋の
外周縁を前記上向き傾斜面に沿って連続した延長線上に
形成し、前記斜めに形成した操作パネルの下方部の外ケ
ースと内容器との間に生じる空間内に電装品基板を略垂
直方向に立設して収容したことを特徴とする炊飯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP42992U JPH0748189Y2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP42992U JPH0748189Y2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 炊飯器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0748189Y2 true JPH0748189Y2 (ja) | 1995-11-08 |
JPH0672523U JPH0672523U (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=35395441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP42992U Expired - Fee Related JPH0748189Y2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 炊飯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0748189Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5185192B2 (ja) * | 2009-05-21 | 2013-04-17 | 象印マホービン株式会社 | 加熱器 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS633318B2 (ja) * | 1979-10-18 | 1988-01-22 | Kawai Musical Instr Mfg Co | |
JPH01104210A (ja) * | 1987-10-16 | 1989-04-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 調理装置 |
JPH01146507A (ja) * | 1987-12-03 | 1989-06-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | パン製造機 |
JPH0299017A (ja) * | 1988-10-07 | 1990-04-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | パン製造機 |
-
1992
- 1992-01-10 JP JP42992U patent/JPH0748189Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS633318B2 (ja) * | 1979-10-18 | 1988-01-22 | Kawai Musical Instr Mfg Co | |
JPH01104210A (ja) * | 1987-10-16 | 1989-04-21 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 調理装置 |
JPH01146507A (ja) * | 1987-12-03 | 1989-06-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | パン製造機 |
JPH0299017A (ja) * | 1988-10-07 | 1990-04-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | パン製造機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0672523U (ja) | 1995-11-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |