JPH0718332Y2 - 炊飯器 - Google Patents
炊飯器Info
- Publication number
- JPH0718332Y2 JPH0718332Y2 JP42792U JP42792U JPH0718332Y2 JP H0718332 Y2 JPH0718332 Y2 JP H0718332Y2 JP 42792 U JP42792 U JP 42792U JP 42792 U JP42792 U JP 42792U JP H0718332 Y2 JPH0718332 Y2 JP H0718332Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rice cooker
- recess
- attached
- shoulder
- display
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Cookers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は炊飯器に関し、さらに
詳細に言えば、炊飯条件設定のための操作部および炊飯
状態等の表示を行う表示部を備えた炊飯器に関する。
詳細に言えば、炊飯条件設定のための操作部および炊飯
状態等の表示を行う表示部を備えた炊飯器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、炊飯動作をマイクロコンピュ
ータにより制御する構成を採用しているとともに、外部
操作により炊飯条件を設定し、設定された炊飯条件、炊
飯状態等を可視的に表示するための操作部および表示部
が備えられた炊飯器が提供されている。
ータにより制御する構成を採用しているとともに、外部
操作により炊飯条件を設定し、設定された炊飯条件、炊
飯状態等を可視的に表示するための操作部および表示部
が備えられた炊飯器が提供されている。
【0003】ところで、このような炊飯器における操作
部および表示部の取付位置は、マイクロコンピュータを
含む制御部を炊飯器本体の下部にまとめて取り付けるよ
うにしている関係上、配線引き回しをなるべく短くする
ことができるという利点に着目して、操作部および表示
部を炊飯器本体の下部にまとめて取り付けているものが
多かった。
部および表示部の取付位置は、マイクロコンピュータを
含む制御部を炊飯器本体の下部にまとめて取り付けるよ
うにしている関係上、配線引き回しをなるべく短くする
ことができるという利点に着目して、操作部および表示
部を炊飯器本体の下部にまとめて取り付けているものが
多かった。
【0004】したがって、炊飯器が低い場所に置かれた
状態では、操作部の操作を行う場合に姿勢がかなり前屈
みになってしまうし、また、表示部の表示を見る場合に
も姿勢がかなり前屈みになってしまうという問題があっ
た。このような欠点を解消するために、たとえば実開昭
60−106522号公報に開示されているように、操
作部および表示部を炊飯器の上方に取り付けるようにし
たものがあるが、かかる構成においては、操作部および
表示部を取り付けるためにスイッチボックスやカバー等
の特別の部材が必要で、その分構成が複雑化するととも
に、コストアップを招いているという欠点があった。ま
た、かかる構成では、操作部および表示部が炊飯器の外
面から突出しているから、梱包等を行う場合に嵩張るの
みならず、誤って操作部に触れることにより誤操作され
る可能性があるという問題もあった。
状態では、操作部の操作を行う場合に姿勢がかなり前屈
みになってしまうし、また、表示部の表示を見る場合に
も姿勢がかなり前屈みになってしまうという問題があっ
た。このような欠点を解消するために、たとえば実開昭
60−106522号公報に開示されているように、操
作部および表示部を炊飯器の上方に取り付けるようにし
たものがあるが、かかる構成においては、操作部および
表示部を取り付けるためにスイッチボックスやカバー等
の特別の部材が必要で、その分構成が複雑化するととも
に、コストアップを招いているという欠点があった。ま
た、かかる構成では、操作部および表示部が炊飯器の外
面から突出しているから、梱包等を行う場合に嵩張るの
みならず、誤って操作部に触れることにより誤操作され
る可能性があるという問題もあった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】そこでこの考案は、上
記従来の炊飯器の各問題点を解消するためになされたも
ので、操作部の操作性を向上させるとともに表示部の視
認性を向上させ、しかも、操作部および表示部の全体構
成を簡素化することができる炊飯器を提供することを目
的としている。
記従来の炊飯器の各問題点を解消するためになされたも
ので、操作部の操作性を向上させるとともに表示部の視
認性を向上させ、しかも、操作部および表示部の全体構
成を簡素化することができる炊飯器を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案は、外ケースと内容器とよりなる器体と、
この器体の上蓋を備え、器体内に飯器を収納するととも
に、この飯器を加熱する加熱装置およびこの加熱装置を
人為操作信号に基づいて電気的に制御する加熱制御装置
を備えた炊飯器にあって、前記外ケースの胴部外周面に
沿って連続した上方延長線上に、肩部を形成し、この肩
部の外周方向に一定長さを有する袋形状の隔壁よりなる
凹部を一体形成し、この凹部を前記外ケースと内容器と
の間に臨ませて、この凹部に前記加熱制御装置に対する
操作信号を入力するための操作部を有する操作基板を取
り付けるとともに、この凹部の開口を前記操作基板の操
作パネルにて覆蓋したことを特徴とするものである。
め、この考案は、外ケースと内容器とよりなる器体と、
この器体の上蓋を備え、器体内に飯器を収納するととも
に、この飯器を加熱する加熱装置およびこの加熱装置を
人為操作信号に基づいて電気的に制御する加熱制御装置
を備えた炊飯器にあって、前記外ケースの胴部外周面に
沿って連続した上方延長線上に、肩部を形成し、この肩
部の外周方向に一定長さを有する袋形状の隔壁よりなる
凹部を一体形成し、この凹部を前記外ケースと内容器と
の間に臨ませて、この凹部に前記加熱制御装置に対する
操作信号を入力するための操作部を有する操作基板を取
り付けるとともに、この凹部の開口を前記操作基板の操
作パネルにて覆蓋したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記構成の炊飯器においては、肩部を、たとえ
ば合成樹脂等で形成することができ、しかも、肩部と一
緒に肩部の外周方向に一定長さを有する袋形状の隔壁よ
りなる凹部を一体形成することができる。そうすると、
肩部の形成に伴い、操作基板を取り付けるための凹部が
同時に形成できるので、組立て作業時に、操作基板の取
付作業が容易で、しかも操作基板を予め定める位置に確
実に取り付けることができる。
ば合成樹脂等で形成することができ、しかも、肩部と一
緒に肩部の外周方向に一定長さを有する袋形状の隔壁よ
りなる凹部を一体形成することができる。そうすると、
肩部の形成に伴い、操作基板を取り付けるための凹部が
同時に形成できるので、組立て作業時に、操作基板の取
付作業が容易で、しかも操作基板を予め定める位置に確
実に取り付けることができる。
【0008】凹部は外ケースと内容器との間に臨ませて
設けられているので、肩部に存在する空間を有効に利用
することができる。凹部の開口は操作基板の操作パネル
によって覆われており、操作部や表示部が炊飯器本体の
外面に突出することなく、出っ張りや嵩張りをなくすこ
とができ、全体の形状を簡素化できる。
設けられているので、肩部に存在する空間を有効に利用
することができる。凹部の開口は操作基板の操作パネル
によって覆われており、操作部や表示部が炊飯器本体の
外面に突出することなく、出っ張りや嵩張りをなくすこ
とができ、全体の形状を簡素化できる。
【0009】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によって詳細に
説明する。図2は炊飯器の一例として、炊き上げ後の保
温機能を備えた炊飯ジャーを示す断面図であり、図3は
その正面図である。炊飯ジャーは器体1の上部に上蓋7
を開閉可能に連結している。さらに詳細に説明すると、
器体1は、薄い金属板で形成された所定高さの円筒状の
外ケース11を備え、外ケース11の下部に合成樹脂で
形成された底部材12が取り付けられているとともに、
外ケース11の上部に合成樹脂で形成された肩部材2が
取り付けられている。そして、器体1の内方に内容器5
を取り付けているとともに、内容器5の内部に設けた加
熱装置としての炊飯ヒータ54により飯器6を取り出し
可能に支承している。
説明する。図2は炊飯器の一例として、炊き上げ後の保
温機能を備えた炊飯ジャーを示す断面図であり、図3は
その正面図である。炊飯ジャーは器体1の上部に上蓋7
を開閉可能に連結している。さらに詳細に説明すると、
器体1は、薄い金属板で形成された所定高さの円筒状の
外ケース11を備え、外ケース11の下部に合成樹脂で
形成された底部材12が取り付けられているとともに、
外ケース11の上部に合成樹脂で形成された肩部材2が
取り付けられている。そして、器体1の内方に内容器5
を取り付けているとともに、内容器5の内部に設けた加
熱装置としての炊飯ヒータ54により飯器6を取り出し
可能に支承している。
【0010】また、上記肩部材2は、幅広の帯状の環状
体であり、この環状肩部材2には、その帯状の幅範囲
(上下範囲)内に、外周方向(横方向)に一定長さを有
する開口21aが形成されている。そしてこの開口21
aからケース内へ凹む凹部21が肩部材2と一体的に形
成されている。凹部21は肩部材2の外周方向に一定長
さを有する袋形状の隔壁よりなっている。そしてこの凹
部21の内部には、表示部基板3および操作部基板4を
支持するための基板ホルダ22が収容され、当該基板ホ
ルダ22に表示部基板3および操作部基板4が取り付け
られている。
体であり、この環状肩部材2には、その帯状の幅範囲
(上下範囲)内に、外周方向(横方向)に一定長さを有
する開口21aが形成されている。そしてこの開口21
aからケース内へ凹む凹部21が肩部材2と一体的に形
成されている。凹部21は肩部材2の外周方向に一定長
さを有する袋形状の隔壁よりなっている。そしてこの凹
部21の内部には、表示部基板3および操作部基板4を
支持するための基板ホルダ22が収容され、当該基板ホ
ルダ22に表示部基板3および操作部基板4が取り付け
られている。
【0011】図1を参照してさらに詳細に説明すると、
上記凹部21の内部には、リード線を挿通するための開
口23が形成されているとともに、基板ホルダ22を固
定するためのねじ24を挿通するための孔25が形成さ
れており、さらに、前面側所定位置に、表示カバー26
の係合突部36を挿通するための係合孔27が形成され
ている。
上記凹部21の内部には、リード線を挿通するための開
口23が形成されているとともに、基板ホルダ22を固
定するためのねじ24を挿通するための孔25が形成さ
れており、さらに、前面側所定位置に、表示カバー26
の係合突部36を挿通するための係合孔27が形成され
ている。
【0012】また、上記基板ホルダ22は、中央部のみ
が外側に突出するように屈曲状に形成されたものであ
り、突出部と凹部21との間に形成される空間に表示部
基板3を収容し、脱落防止爪22aにより表示部基板3
の脱落を防止している。なお、上記表示部基板3には、
LED31および液晶表示器32が一体的に取り付けら
れており、基板ホルダ22の対応箇所に形成された窓孔
31a,32aを通して外側に臨ませられている。
が外側に突出するように屈曲状に形成されたものであ
り、突出部と凹部21との間に形成される空間に表示部
基板3を収容し、脱落防止爪22aにより表示部基板3
の脱落を防止している。なお、上記表示部基板3には、
LED31および液晶表示器32が一体的に取り付けら
れており、基板ホルダ22の対応箇所に形成された窓孔
31a,32aを通して外側に臨ませられている。
【0013】そして、突出部を挟んで両側の前面に、操
作スイッチ41が取り付けられた操作部基板4が設けら
れており、基板ホルダ22に対してねじ42により固定
されている。なお、43は軟質合成樹脂からなるスイッ
チカバーであり、上記操作スイッチ41の操作部を覆っ
ている。また、表示カバー26は、全体が透明板で形成
されているものであり、窓孔31a,32aを外部に露
呈させる大径の窓孔33が中央部に形成されているとと
もに、大径の窓孔33を挟んで3つずつ小径の窓孔34
が形成されている。そして、裏面所定位置には、凹部2
1に対する取付を行うための突部35が形成されている
とともに、裏面下部所定位置には、係合孔27と係合す
る係合突部36が形成されている。なお、窓孔34の形
成位置は、スイッチカバー43を介して操作スイッチ4
1の操作を行い得るように予め設定されている。
作スイッチ41が取り付けられた操作部基板4が設けら
れており、基板ホルダ22に対してねじ42により固定
されている。なお、43は軟質合成樹脂からなるスイッ
チカバーであり、上記操作スイッチ41の操作部を覆っ
ている。また、表示カバー26は、全体が透明板で形成
されているものであり、窓孔31a,32aを外部に露
呈させる大径の窓孔33が中央部に形成されているとと
もに、大径の窓孔33を挟んで3つずつ小径の窓孔34
が形成されている。そして、裏面所定位置には、凹部2
1に対する取付を行うための突部35が形成されている
とともに、裏面下部所定位置には、係合孔27と係合す
る係合突部36が形成されている。なお、窓孔34の形
成位置は、スイッチカバー43を介して操作スイッチ4
1の操作を行い得るように予め設定されている。
【0014】また、基板ホルダ22および操作部基板4
の所定位置には、突部35と係合することにより位置決
めを行う凹所37,38が形成されている。そして、基
板ホルダ22の屈曲状部には、リード線を挿通するため
の切欠部39が形成されている。そして、ねじ42によ
り操作部基板4を基板ホルダ22に固定するとともに、
脱落防止爪22aにより表示部基板3を基板ホルダ22
に固定し、この状態で基板ホルダ22を凹部21に収容
する。そして、各操作スイッチ41にスイッチカバー4
3を取り付けた後、凹部21を覆うように表示カバー2
6を位置させ、内容器5の内部側から挿通したねじ24
を表示カバー26の突部35にねじ込むことにより、肩
部材2に存在する空間内に表示部および操作部を取り付
けることができる。
の所定位置には、突部35と係合することにより位置決
めを行う凹所37,38が形成されている。そして、基
板ホルダ22の屈曲状部には、リード線を挿通するため
の切欠部39が形成されている。そして、ねじ42によ
り操作部基板4を基板ホルダ22に固定するとともに、
脱落防止爪22aにより表示部基板3を基板ホルダ22
に固定し、この状態で基板ホルダ22を凹部21に収容
する。そして、各操作スイッチ41にスイッチカバー4
3を取り付けた後、凹部21を覆うように表示カバー2
6を位置させ、内容器5の内部側から挿通したねじ24
を表示カバー26の突部35にねじ込むことにより、肩
部材2に存在する空間内に表示部および操作部を取り付
けることができる。
【0015】このように、凹部21内に操作信号を入力
するための操作部基板4や炊飯状態等を表示するための
表示部基板3を取り付けるとともに、この凹部21の開
口を表示カバー26、換言すれば操作パネルによって覆
蓋したことがこの実施例の特徴の1つである。以上の組
み込み状態において、各操作スイッチ41の操作は、表
示カバー26に形成された小径の窓孔34から突出させ
られているスイッチカバー43を介して簡単に行うこと
ができ、大径の窓孔33を通して各種設定状態、炊飯状
態等の表示を確認することができる。そして、この場合
において、各種操作スイッチ41、LED31および液
晶表示器32は、炊飯器本体の上部に位置する肩部材2
に設けられているのであるから、あまり前屈みになるこ
となく、必要な操作ができるとともに表示器32に表示
されている状態等の確認を行うことができる。また、各
種スイッチ41、LED31および液晶表示器32を肩
部材2に介在する余剰空間を利用して形成した凹部21
内に取り付けているのであるから、器体1内の空間利用
効率を向上させることができる。
するための操作部基板4や炊飯状態等を表示するための
表示部基板3を取り付けるとともに、この凹部21の開
口を表示カバー26、換言すれば操作パネルによって覆
蓋したことがこの実施例の特徴の1つである。以上の組
み込み状態において、各操作スイッチ41の操作は、表
示カバー26に形成された小径の窓孔34から突出させ
られているスイッチカバー43を介して簡単に行うこと
ができ、大径の窓孔33を通して各種設定状態、炊飯状
態等の表示を確認することができる。そして、この場合
において、各種操作スイッチ41、LED31および液
晶表示器32は、炊飯器本体の上部に位置する肩部材2
に設けられているのであるから、あまり前屈みになるこ
となく、必要な操作ができるとともに表示器32に表示
されている状態等の確認を行うことができる。また、各
種スイッチ41、LED31および液晶表示器32を肩
部材2に介在する余剰空間を利用して形成した凹部21
内に取り付けているのであるから、器体1内の空間利用
効率を向上させることができる。
【0016】さらに、この実施例における特徴として
は、外ケース11の胴部外周面に沿って連続した上方延
長線上に肩部材2により肩部が形成されており、外観形
状を簡素化できるとともに、収納性や操作性を向上させ
ることができる。さらに、この実施例においては、操作
スイッチ41は、スイッチカバー43により覆われてい
るのであるから、上蓋7の開閉に伴って滴下する水分、
おねば等の侵入を確実に防止することができる。さら
に、スイッチカバー43は外部に突出していないから、
誤って操作部に触れた場合においても、操作スイッチ4
1の操作が行われることはなく、誤操作を確実に防止す
ることができる。
は、外ケース11の胴部外周面に沿って連続した上方延
長線上に肩部材2により肩部が形成されており、外観形
状を簡素化できるとともに、収納性や操作性を向上させ
ることができる。さらに、この実施例においては、操作
スイッチ41は、スイッチカバー43により覆われてい
るのであるから、上蓋7の開閉に伴って滴下する水分、
おねば等の侵入を確実に防止することができる。さら
に、スイッチカバー43は外部に突出していないから、
誤って操作部に触れた場合においても、操作スイッチ4
1の操作が行われることはなく、誤操作を確実に防止す
ることができる。
【0017】また、炊飯ヒータ54は、マイカ板等から
なる熱板54aの下面にリング状の炊飯用発熱体54b
および保温用発熱体54cを同心状に設けてなるもので
あり、炊飯用発熱体54bのみを交換することにより、
簡単に炊飯のための発熱量を変化させることができるよ
うにしている。そして、炊飯ヒータ54の下方所定位置
に取り付けられる遮熱板55は、所定箇所を底部材12
に形成したボス(図示せず)に差し込み、他の所定箇所
を他のボス(図示せず)に無理嵌めし、さらに他の所定
箇所を底部材12にねじ止めすることにより固定され、
図示しないマイクロコンピュータ基板等(すなわち加熱
制御装置)に対する熱の影響を抑制するようにしてい
る。
なる熱板54aの下面にリング状の炊飯用発熱体54b
および保温用発熱体54cを同心状に設けてなるもので
あり、炊飯用発熱体54bのみを交換することにより、
簡単に炊飯のための発熱量を変化させることができるよ
うにしている。そして、炊飯ヒータ54の下方所定位置
に取り付けられる遮熱板55は、所定箇所を底部材12
に形成したボス(図示せず)に差し込み、他の所定箇所
を他のボス(図示せず)に無理嵌めし、さらに他の所定
箇所を底部材12にねじ止めすることにより固定され、
図示しないマイクロコンピュータ基板等(すなわち加熱
制御装置)に対する熱の影響を抑制するようにしてい
る。
【0018】また、肩部材2の所定位置に、上蓋7を上
下回動可能に支持する肩28を形成している(図5参
照)とともに、肩28に正対する位置に上蓋7を閉蓋状
態に保持する係合部を有している(図6参照)。上蓋7
は、上部に取手71を有するものであり、下面に放熱板
72を取り付けている。そして、放熱板72の上面所定
位置に蓋ヒータ74を取り付けている。また、放熱板7
2の中央部にワンタッチピン75を取り付け、飯器6の
段部62に接触する内蓋76の中央部に取り付けたワン
タッチパッキング77をワンタッチピン75に対して抜
き取り可能に取り付けている。なお、9は調圧部材であ
り、78は上蓋7を開閉するための操作レバーであり、
79は蓋ヒータ74に電圧を印加するためのリード線で
ある。
下回動可能に支持する肩28を形成している(図5参
照)とともに、肩28に正対する位置に上蓋7を閉蓋状
態に保持する係合部を有している(図6参照)。上蓋7
は、上部に取手71を有するものであり、下面に放熱板
72を取り付けている。そして、放熱板72の上面所定
位置に蓋ヒータ74を取り付けている。また、放熱板7
2の中央部にワンタッチピン75を取り付け、飯器6の
段部62に接触する内蓋76の中央部に取り付けたワン
タッチパッキング77をワンタッチピン75に対して抜
き取り可能に取り付けている。なお、9は調圧部材であ
り、78は上蓋7を開閉するための操作レバーであり、
79は蓋ヒータ74に電圧を印加するためのリード線で
ある。
【0019】また、操作レバー78は、ばね78aによ
り係合方向に付勢されているとともに、蓋主体部70の
上面を介してねじ止めされたレバー軸受78cに対して
回動可能に連結されたものであり、操作部材78bの一
端を係合させた状態で他端を無理嵌めすることにより、
操作レバー78に対して操作部材78bを取り付けてい
る。
り係合方向に付勢されているとともに、蓋主体部70の
上面を介してねじ止めされたレバー軸受78cに対して
回動可能に連結されたものであり、操作部材78bの一
端を係合させた状態で他端を無理嵌めすることにより、
操作レバー78に対して操作部材78bを取り付けてい
る。
【0020】さらに、取手71は、下側部材71aと上
側部材71bとを互いに無理嵌めすることにより形成さ
れたものであり、下側部材71aは2本のねじ71cに
より蓋主体部70に取り付けられている。次に、肩部材
2と上蓋7との連結部の構成および閉蓋状態保持部の構
成について、図5および図6を参照しながら説明する。
側部材71bとを互いに無理嵌めすることにより形成さ
れたものであり、下側部材71aは2本のねじ71cに
より蓋主体部70に取り付けられている。次に、肩部材
2と上蓋7との連結部の構成および閉蓋状態保持部の構
成について、図5および図6を参照しながら説明する。
【0021】連結部は、上蓋7の所定位置に突出形成し
たヒンジボルト支持部材81と、肩部材2の所定位置に
突出形成した肩28と、両部材の連結部を覆うカバー部
材83と、両部材の連結部の下方に位置する露受け部8
4とから構成されている。そして、ヒンジボルト支持部
材81および肩28を貫通する状態でヒンジボルト82
を挿通することにより、上蓋7を開閉可能に取り付けて
いるとともに、肩28に対して1本のボルト83aによ
りカバー部材83を取り付けることにより、連結部を覆
っている。
たヒンジボルト支持部材81と、肩部材2の所定位置に
突出形成した肩28と、両部材の連結部を覆うカバー部
材83と、両部材の連結部の下方に位置する露受け部8
4とから構成されている。そして、ヒンジボルト支持部
材81および肩28を貫通する状態でヒンジボルト82
を挿通することにより、上蓋7を開閉可能に取り付けて
いるとともに、肩28に対して1本のボルト83aによ
りカバー部材83を取り付けることにより、連結部を覆
っている。
【0022】また、カバー部材83の所定位置に凹所8
3bを形成し、露受け部84を抜き取り可能に取り付け
ている。さらに、蓋リード線(図示せず)をカバー部材
83の側面から引き出すことにより、上蓋7の開閉に伴
う屈曲の影響を軽減し、断線の可能性を大幅に低減する
ようにしている。閉蓋状態保持部は、操作レバー78の
先端部が侵入し得る空間78dを肩部材2の所定位置に
一体形成し、操作レバー78の先端部と係合し得る突部
78eを空間78dの内部に形成してなるものであり、
操作レバー78の先端部を突部78eと係合させること
により、上蓋7の閉蓋状態を確保することができ、逆
に、操作レバー78を回動させて突部78eとの係合を
外すことにより上蓋7を開くことができるようにしてい
る。そして、肩部材2の外面に、図示しないしゃもじ受
けを掛けるフック部29を一体形成している。
3bを形成し、露受け部84を抜き取り可能に取り付け
ている。さらに、蓋リード線(図示せず)をカバー部材
83の側面から引き出すことにより、上蓋7の開閉に伴
う屈曲の影響を軽減し、断線の可能性を大幅に低減する
ようにしている。閉蓋状態保持部は、操作レバー78の
先端部が侵入し得る空間78dを肩部材2の所定位置に
一体形成し、操作レバー78の先端部と係合し得る突部
78eを空間78dの内部に形成してなるものであり、
操作レバー78の先端部を突部78eと係合させること
により、上蓋7の閉蓋状態を確保することができ、逆
に、操作レバー78を回動させて突部78eとの係合を
外すことにより上蓋7を開くことができるようにしてい
る。そして、肩部材2の外面に、図示しないしゃもじ受
けを掛けるフック部29を一体形成している。
【0023】図4は、他の実施例を示す分解斜視図であ
り、上記実施例と異なる点は、凹部21の内奥壁により
基板ホルダを兼ねさせた点、スイッチカバーとして合成
樹脂製の枠体43aに対して変形可能な支持棒43bを
介してカバー部材43cが取り付けられた構成のものを
使用した点、および、表示カバー26の前面に銘板26
aを貼着した点である。
り、上記実施例と異なる点は、凹部21の内奥壁により
基板ホルダを兼ねさせた点、スイッチカバーとして合成
樹脂製の枠体43aに対して変形可能な支持棒43bを
介してカバー部材43cが取り付けられた構成のものを
使用した点、および、表示カバー26の前面に銘板26
aを貼着した点である。
【0024】したがって、この実施例においても、外ケ
ース11の胴部外周面に沿って連続した上部延長線上
に、肩部材2によって肩部を形成し、この肩部の外周方
向に一定長さを有する袋形状の隔壁よりなる凹部21を
一体形成し、この凹部21を前記外ケース11と内容器
5との間に臨ませて、この凹部21に加熱制御装置であ
るマイクロコンピュータ基板等に対して操作信号を入力
するための操作部基板4および表示部基板3を取り付け
るとともに、この凹部21の開口を操作パネルである表
示カバー26にて覆蓋している。したがって、この実施
例の場合にも、操作部41や表示部32の取付が簡単か
つ確実にでき、しかも外観形状に段差や凹凸がない構成
とされている。
ース11の胴部外周面に沿って連続した上部延長線上
に、肩部材2によって肩部を形成し、この肩部の外周方
向に一定長さを有する袋形状の隔壁よりなる凹部21を
一体形成し、この凹部21を前記外ケース11と内容器
5との間に臨ませて、この凹部21に加熱制御装置であ
るマイクロコンピュータ基板等に対して操作信号を入力
するための操作部基板4および表示部基板3を取り付け
るとともに、この凹部21の開口を操作パネルである表
示カバー26にて覆蓋している。したがって、この実施
例の場合にも、操作部41や表示部32の取付が簡単か
つ確実にでき、しかも外観形状に段差や凹凸がない構成
とされている。
【0025】より具体的には、操作部としての各種操作
スイッチ41、表示部としてのLED31および液晶表
示器32は、炊飯器本体の上部に位置する肩部材2に設
けられているのであるから、あまり前屈みになることな
く、必要な操作および状態の確認等を行うことができ
る。また、各種スイッチ41、LED31および液晶表
示器32は、肩部材2に存在する余剰空間を利用して取
り付けられているので、空間利用効率が向上されてい
る。しかも、操作スイッチ41は、カバー部材43によ
り覆われているのであるから、水分やおねば等の侵入を
確実に防止することができる。
スイッチ41、表示部としてのLED31および液晶表
示器32は、炊飯器本体の上部に位置する肩部材2に設
けられているのであるから、あまり前屈みになることな
く、必要な操作および状態の確認等を行うことができ
る。また、各種スイッチ41、LED31および液晶表
示器32は、肩部材2に存在する余剰空間を利用して取
り付けられているので、空間利用効率が向上されてい
る。しかも、操作スイッチ41は、カバー部材43によ
り覆われているのであるから、水分やおねば等の侵入を
確実に防止することができる。
【0026】さらに、カバー部材43は外部に突出して
いないのであるから、誤って操作部に触れた場合におい
ても、操作スイッチ41の操作が行われることはなく、
誤動作を確実に防止することができる。また、肩部材2
と上蓋(図4においては図示されていない)との間に段
差等がなく、炊飯器を収納する場合や梱包する場合に、
収納や梱包が容易である。
いないのであるから、誤って操作部に触れた場合におい
ても、操作スイッチ41の操作が行われることはなく、
誤動作を確実に防止することができる。また、肩部材2
と上蓋(図4においては図示されていない)との間に段
差等がなく、炊飯器を収納する場合や梱包する場合に、
収納や梱包が容易である。
【0027】なお、この考案は上記の実施例に限定され
るものではなく、たとえば表示カバーとして不透明なも
のを使用することが可能である他、この考案の要旨を変
更しない範囲において種々の設計変更を施すことが可能
である。
るものではなく、たとえば表示カバーとして不透明なも
のを使用することが可能である他、この考案の要旨を変
更しない範囲において種々の設計変更を施すことが可能
である。
【0028】
【考案の効果】この考案は、以上のように構成されてい
るので、操作基板を取り付ける場合に、肩部と一体的に
形成された凹部内に操作基板を取り付ければよく、操作
基板の取り付け作業が簡単でかつ確実に行える。また、
凹部の開口は操作パネルにて覆蓋されており、外部から
水分やおねば等が凹部内へ侵入することが防止されてい
る。しかも、操作パネルにて覆蓋された凹凸等がほとん
どなく、誤って誤操作等されるおそれを極めて少なくす
ることができる。
るので、操作基板を取り付ける場合に、肩部と一体的に
形成された凹部内に操作基板を取り付ければよく、操作
基板の取り付け作業が簡単でかつ確実に行える。また、
凹部の開口は操作パネルにて覆蓋されており、外部から
水分やおねば等が凹部内へ侵入することが防止されてい
る。しかも、操作パネルにて覆蓋された凹凸等がほとん
どなく、誤って誤操作等されるおそれを極めて少なくす
ることができる。
【0029】さらに、器体外観に凹凸がないから、収納
性や梱包性に優れた炊飯器とすることができる等の特有
の効果を奏する。
性や梱包性に優れた炊飯器とすることができる等の特有
の効果を奏する。
【図1】この考案の一実施例にかかる炊飯ジャーの操作
パネル部分の分解斜視図である。
パネル部分の分解斜視図である。
【図2】この考案の一実施例にかかる炊飯ジャーの縦断
面図である。
面図である。
【図3】この考案の一実施例にかかる炊飯ジャーの正面
図である。
図である。
【図4】この考案の他の実施例にかかる炊飯器の操作パ
ネル部分の分解斜視図である。
ネル部分の分解斜視図である。
【図5】この考案の一実施例にかかる炊飯ジャーにおけ
る上蓋連結部を示す部分縦断面図である。
る上蓋連結部を示す部分縦断面図である。
【図6】この考案の一実施例にかかる閉蓋状態保持部を
示す部分縦断面図である。
示す部分縦断面図である。
1 器体 2 肩部材 3 表示部基板 4 操作部基板 7 上蓋 21 凹部
Claims (1)
- 【請求項1】外ケースと内容器とよりなる器体と、この
器体の上蓋を備え、器体内に飯器を収納するとともに、
この飯器を加熱する加熱装置およびこの加熱装置を人為
操作信号に基づいて電気的に制御する加熱制御装置を備
えた炊飯器にあって、 前記外ケースの胴部外周面に沿って連続した上方延長線
上に、肩部を形成し、この肩部の外周方向に一定長さを
有する袋形状の隔壁よりなる凹部を一体形成し、この凹
部を前記外ケースと内容器との間に臨ませて、この凹部
に前記加熱制御装置に対する操作信号を入力するための
操作部を有する操作基板を取り付けるとともに、この凹
部の開口を前記操作基板の操作パネルにて覆蓋したこと
を特徴とする炊飯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP42792U JPH0718332Y2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP42792U JPH0718332Y2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 炊飯器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0672527U JPH0672527U (ja) | 1994-10-11 |
JPH0718332Y2 true JPH0718332Y2 (ja) | 1995-05-01 |
Family
ID=11473516
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP42792U Expired - Lifetime JPH0718332Y2 (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | 炊飯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0718332Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7270571B2 (ja) * | 2020-03-24 | 2023-05-10 | 三菱電機株式会社 | 炊飯器 |
-
1992
- 1992-01-10 JP JP42792U patent/JPH0718332Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0672527U (ja) | 1994-10-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20010008237A1 (en) | Control for an electrical appliance, particularly an electrical cooking appliance | |
JPH0718332Y2 (ja) | 炊飯器 | |
JPH0443147Y2 (ja) | ||
JPH0445650Y2 (ja) | ||
JPH0632023Y2 (ja) | 炊飯器 | |
JP4149949B2 (ja) | 電気ポット | |
JPH0443144Y2 (ja) | ||
JP2745693B2 (ja) | 電気湯沸し器 | |
RU2258328C1 (ru) | Дверь для микроволновой печи | |
JPH0515437A (ja) | 電気炊飯器 | |
JPH052334U (ja) | 操作パネルのスイツチボタン取付構造 | |
JPH0748189Y2 (ja) | 炊飯器 | |
JP3274801B2 (ja) | 電気湯沸かし器 | |
CN215077537U (zh) | 一种液体加热容器的容器体和液体加热容器 | |
JP2600660Y2 (ja) | 調理器用温度センサ | |
JPH0347210A (ja) | 炊飯器 | |
JPH0525542Y2 (ja) | ||
JPH0543714Y2 (ja) | ||
JPH064861Y2 (ja) | 電気湯沸し器 | |
JPS588931A (ja) | 組込式電気調理器 | |
JPH03915Y2 (ja) | ||
JP3394174B2 (ja) | 電気ポット | |
JPH0588416U (ja) | 電気炊飯器 | |
JP2743478B2 (ja) | 電気湯沸し器 | |
JPH0515875Y2 (ja) |