JPH0515437A - 電気炊飯器 - Google Patents

電気炊飯器

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JPH0515437A
JPH0515437A JP17405991A JP17405991A JPH0515437A JP H0515437 A JPH0515437 A JP H0515437A JP 17405991 A JP17405991 A JP 17405991A JP 17405991 A JP17405991 A JP 17405991A JP H0515437 A JPH0515437 A JP H0515437A
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optical signal
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rice cooker
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電気炊飯器本体1に対して外蓋14が着脱自在
なものにおいて、取り外した外蓋14が丸洗いできると
ともに、外蓋14に、操作がしやすくかつ表示内容の見
やすい大きな操作部5が備えられた電気炊飯器を提供す
ること。 【構成】外蓋14に凹部4を形成し、該凹部4に着脱自
在な操作部5を嵌め込む。操作部5には表示器51と操
作ボタン52〜55が備えられている。操作部5と炊飯
器本体1との間の信号の伝送は、1対の光信号カプラ4
0,44を用いて行う。光信号カプラ40,44を用い
れば、有線結合によって本体1と蓋ユニット2とを接続
してなくてもよい。 【効果】蓋ユニット2が本体1から取り外せ、かつ丸洗
いができる。また、操作部5は蓋ユニット2に備えられ
ているので、見やすくしかも操作がしやすい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気炊飯器の改良に
関し、とくに、外蓋が本体に対して着脱可能な電気炊飯
器の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の電気炊飯器のなかには、外蓋が本
体に対して着脱可能になったものがある。外蓋を本体に
対して着脱可能にすると、取り外した外蓋を丸洗いする
ことができ、外蓋に付着するいわゆるおねばを洗浄しや
すく手入れが容易で、しかも清潔さを保ちやすいという
利点がある。
【0003】また、マイクロコンピュータによって炊飯
制御を行うようにされた電気炊飯器も多く出回ってい
る。マイクロコンピュータによって炊飯制御を行う電気
炊飯器では、一般に、操作ボタンおよび表示器を有する
操作部が備えられている。そして操作ボタンによって炊
飯時刻を予約したり、炊飯内容を選択できるようにされ
ている。また、予約された炊飯時間や選択された炊飯内
容は、表示器に表示されるようにされている。
【0004】このため、操作部は、操作ボタンの操作が
しやすく、かつ、表示器の表示が見やすい位置に取付け
られているのが好ましい。本願出願人が実用化している
電気炊飯器では、操作部は、たとえば炊飯器の前方肩部
に設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】操作部を前方肩部に設
けた場合、操作ボタンの操作がしやすいという利点があ
るが、反面、表示器を十分に大きくして、見やすいもの
にすることは困難である。なぜならば、本来、肩部の表
面積はそれほど大きくないからである。また、単に肩部
の表面積を大きくすることは、炊飯器の内鍋の容積率は
変わらないのに、炊飯器全体の嵩を増やすことになり好
ましいことではない。
【0006】ところで、外蓋の表面には広いスペースが
あり、かつ、外蓋は電気炊飯器の上面を形成しているた
め、操作部を設ける場所としては好適である。しかしな
がら、外蓋に操作部を設けると、炊飯器本体に内蔵され
た制御回路と操作部とを電気的に接続しなければなら
ず、その接続が困難であるという問題点に遭遇する。特
に、外蓋が本体から取り外せて丸洗いをすることができ
るものでは、上記電気的な接続処理がさらに困難なもの
になる。
【0007】それゆえ、従来は、外蓋が本体に対して着
脱可能になった電気炊飯器において、外蓋に操作部が備
えられたものは実現されていなかった。この発明は、か
かる従来技術を背景としてなされたもので、外蓋が本体
に対して着脱可能にされ、取り外した外蓋が丸洗いでき
るとともに、外蓋に、操作がしやすくかつ表示内容の見
やすい大きな操作部が備えられた電気炊飯器を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上部に開口
を有する炊飯器本体と、本体の上部開口を開閉するため
の外蓋とを有する電気炊飯器において、本体には、炊飯
制御を行うための制御装置が内蔵されており、外蓋は、
本体に対して着脱自在にされており、該外蓋には、炊飯
に必要なデータや信号等を入力するための操作ボタンお
よび炊飯に必要なデータ等を表示するための表示器を含
む操作部が備えられており、本体の制御装置と外蓋の操
作部との間で信号の伝送を行うために、本体側には制御
装置からの出力信号を光信号に変換して操作部へ送信す
るとともに、操作部から与えられる光信号を受信して電
気信号に変換し、制御装置へ与えるための第1の光信号
カプラが備えられており、外蓋側には、外蓋が閉じられ
たときに、第1の光信号カプラと対向する位置に設けら
れ、第1の光信号カプラから与えられる光信号を受信し
て電気信号に変換し、操作部へ与えるとともに、操作部
からの信号を光信号に変換して第1の光信号カプラへ与
えるための第2の光信号カプラが設けられていることを
特徴とするものである。
【0009】またこの発明は、前記電気炊飯器におい
て、前記外蓋に備えられた操作部は、外蓋に対して着脱
自在に設けられていることを特徴とするものである。さ
らにまたこの発明は、前記電気炊飯器において、第2の
光信号カプラは、外蓋に対して取り外し自在な操作部の
裏面に配置されており、外蓋には、操作部の裏面に配置
された第2の光信号カプラの一部を受入れるための透光
孔が形成されていることを特徴とするものである。
【0010】またこの発明は、前記電気炊飯器におい
て、光信号カプラは、液密的に密閉されていることを特
徴とするものである。
【0011】
【作用】この発明によれば、炊飯器本体に内蔵された制
御装置からの出力信号は、第1および第2の光信号カプ
ラを介して外蓋に備えられた操作部へ伝送される。ま
た、操作部へ入力された信号等は、第2および第1の光
信号カプラを介して炊飯器本体の制御装置へ伝送され
る。
【0012】第1および第2の光信号カプラは、外蓋が
閉じられた状態において対向しているので、信号は正確
に伝達される。また、炊飯器本体と外蓋との間には、信
号伝送用の接続線等が存在しないので、外蓋は本体から
自由に取り外すことができる。外蓋側に設けられた操作
部および第2の光信号カプラは、液密的に密閉されて外
蓋に組み込まれているので、外蓋を丸洗いする際に操作
部等に水が侵入することはない。
【0013】また、操作部が外蓋から取り外し自在にさ
れたものでは、外蓋を丸洗いする際に、外蓋から操作部
を取り外し、外蓋だけを丸洗いしてもよい。
【0014】
【実施例】以下には、図面を参照して、この発明の実施
例について詳細に説明をする。以下の実施例の説明で
は、保温機能が備えられた電気炊飯器、すなわち一般に
電気炊飯ジャーと称されているものを例にとって説明す
るが、この発明は、保温機能の有無にかかわらず、広く
一般の電気炊飯器に適用することができることを最初に
申し述べておく。
【0015】図1は、この発明の一実施例にかかる電気
炊飯器の外観形状を表わす斜視図である。電気炊飯器
は、本体1と、本体1の上部に備えられた開閉自在な蓋
ユニット2とを有している。蓋ユニット2は、本体1の
前方肩部材9に備えられた押しボタン3が押されると開
成するようにされている。
【0016】この蓋ユニット2は、後に詳述するよう
に、本体1の後方上部に備えられたアーム17から取り
外すことができ、本体1に対して着脱自在にされてい
る。蓋ユニットは、ほぼ中央に調圧口16を有し、その
前方面は前から奥行き方向へ緩い上がり傾斜の傾斜面と
なっており、ここに比較的広い凹部4が形成されてい
る。そしてこの凹部4には取り外し自在な操作部5が嵌
め込まれている。操作部5の下面にはたとえば鉄板(図
示せず)が備えられており、凹部4にはたとえば磁石6
が埋設されている。操作部5は、凹部4に嵌め込まれた
とき、鉄板が磁石6により磁力吸引され、しっかりと保
持される。
【0017】なお図示では、操作部5が凹部4から取り
外された状態が示されている。操作部5には、時刻、炊
飯予約時刻、炊飯時間等の時間データ、炊飯種類、調理
メニューその他のデータを表示するための表示器51が
配置されている。表示器51は、たとえば液晶表示器で
形成されている。また、操作部5には複数の操作ボタン
52,53,54および55が配列されている。
【0018】操作ボタン52は、調理メニューを選択す
るためのボタンである。操作ボタン53は、炊飯予約時
刻を入力して、タイマをセットするためのボタンであ
る。操作ボタン54は、炊飯スタートボタンである。さ
らに操作ボタン55は、設定内容を取り消し、保温を指
定するためのボタンである。操作部5には、また、3つ
の表示灯56,57および58が配列されている。表示
灯56は、タイマが動作中であることを表わすためのも
のである。表示灯57は、炊飯中であることを表わすた
めのものであり、表示灯58は、保温中であること表わ
すためのものである。
【0019】図2は、図1のA−Aに沿う図解的な断面
図で、この電気炊飯器の内部構造が示されている。図2
を参照して説明すると、この電気炊飯器の本体1は、そ
の外側面を形成する薄い金属板でできた円筒状のカバー
部材7と、その内側を形成する内容器8と、カバー部材
7の上縁部と内容器8の上縁部とを連結して本体1の肩
を形成する肩部材9と、カバー部材7の下縁部に嵌合さ
れて本体1の底を形成する底部材10とを有している。
【0020】また、内容器8の内底面中央には、センタ
センサ11が配置され、このセンタセンサ11を取り囲
むように炊飯ヒータ12が配置されている。そして、内
容器8内には取り出し可能な内鍋13が収納されてい
る。内鍋13は、内容器8に正しく収納されたとき、そ
の外底面がセンタセンサ11および炊飯ヒータ12に当
接し、炊飯ヒータ12によって底面が加熱されるととも
に、底面中央部の温度がセンタセンサ11によって検出
され得る。
【0021】蓋ユニット2は、合成樹脂等で形成された
外蓋14と、外蓋14の内面側に、外蓋14に対して着
脱可能に取付られたたとえば金属製の鍋蓋15と、外蓋
14に組み込まれた調圧口16とを有している。鍋蓋1
5は、内鍋13を蓋するためのものである。この蓋ユニ
ット2は、前述したように、後方の肩部材9に備えられ
たアーム17に着脱可能に取り付けられている。アーム
17は、ヒンジピン18や図示しないばね等を含むヒン
ジ機構によって肩部材9に連結されている。アーム17
に関する詳しい構成については後述する。
【0022】蓋ユニット2は、閉められると、その先端
部が前方の肩部材9に備えられた押しボタン3と係合し
て、閉成される。また、押しボタン3が押されると、前
述したように、蓋ユニット2はヒンジ機構の図示しない
ばねの力で自動的に開成する。蓋ユニット2の外蓋14
には、前述したように、前方表面に凹部4が形成されて
いる。そして凹部4には操作部5が嵌め込まれている。
凹部4と操作部5との嵌合および操作部5の内部構造に
ついては、後に詳しい断面図を参照して説明することに
し、ここでの説明は省略する。
【0023】内容器8の外側周囲には保温ヒータ20が
設けられ、内容器8を介して内鍋13を側面周囲から蒸
らしまたは保温するために加熱することができる。ま
た、肩部材9には肩ヒータ21が組み込まれている。こ
の肩ヒータ21は、鍋蓋15の縁部に接触するように配
置されており、鍋蓋15を熱伝導により加熱して、鍋蓋
15の表面に生じる水滴を蒸発させ、内鍋13内への水
滴の落下を防ぐためのものである。
【0024】また、内容器8とカバー部材7との間に
は、断熱材22が配置されて、内容器8および内鍋13
からの放熱が防止されている。さらに、断熱材22とカ
バー部材7との間には、この電気炊飯器における炊飯制
御、保温制御、タイマ制御などを行うための制御装置2
3、および制御装置23の出力信号を操作部5へ伝送す
るために設けられた通信用基板24が設けられている。
通信用基板24は制御装置23に電気的に接続されてお
り、また、制御装置23は、センタセンサ11、炊飯ヒ
ータ12、保温ヒータ20、肩ヒータ21に電気的に接
続されている。
【0025】図3は、上述した電気炊飯器の操作部5に
関連する部分の図解的な断面図である。操作部5は、外
蓋14の表面前方に形成された凹部4に嵌め込まれてい
る。操作部5はその外殻を形成するハウジング31を有
しており、ハウジング31内には制御基板32が備えら
れている。制御基板32上には、図示しないが、マイク
ロコンピュータが備えられている。
【0026】また、ハウジング31の上面には窓33が
形成され、この窓33には透明樹脂の窓板が嵌合されて
いる。窓板34と窓33との接合部は、シール性接着剤
によって接着されており、接合部から水等がハウジング
31内に侵入しないようにされている。窓板34の内側
には制御基板32に取り付けられた液晶表示器51が配
置されており、液晶表示器51の表示内容は、窓板34
を介して外側から目視可能である。
【0027】さらに、ハウジング31の上面には、小孔
25が形成されていて、小孔25には透明樹脂製のキャ
ップ26が嵌合されている。小孔25とキャップ26と
の接合部も、シール性接着剤で接着されている。キャッ
プ26内側には、制御基板32に取り付けられた表示灯
としてのLED56が配置されている。なお、図では、
LED56だけが示されているが、小孔、キャップおよ
びLEDは、図1で述べたように、全部で3組備えられ
ている。
【0028】さらに、ハウジング31の上面前方には、
孔27が形成され、この孔27に臨むように操作ボタン
52が配置されている。また、操作ボタン52および孔
27の上面は可撓性のシールシート28によって覆われ
ている。シールシート28とハウジング31との間も、
シール性接着剤で接着されている。なお、この孔27、
シールシート28も、操作ボタン52だけでなく、図1
で説明したように、操作ボタン53、54、55のため
に、それぞれ設けられている。
【0029】また、ハウジング31内には電池室36が
形成されていて、電池室36内には電源としての電池3
7が収納されている。電池37を交換する場合には、電
池室36の後方壁が開かれる。電池室36も、閉じられ
たときは、水等が侵入しないように液密的に形成されて
いる。ハウジング31の下面前方には、孔38が形成さ
れ、透明なキャップ39がシール性接着剤によって接合
されている。このキャップ39に密着するように第2の
光信号カプラ40が配置されている。光信号カプラ40
は、制御基板32と接続されている。
【0030】凹部4の底には、ハウジング31の上記孔
38に対向する位置に透光孔41が形成されている。ハ
ウジング31の孔38に嵌められたキャップ39は、ハ
ウジング31の底面よりも下方へ突出している。そして
操作部5が凹部4に嵌め込まれたとき、キャップ39の
突出部が凹部4の底に形成された透光孔41に嵌まり込
むようにされている。
【0031】こうすると、操作部5を凹部4に嵌め込む
際に、キャップ39の突出部と透光孔41とが位置決め
用突起と凹部として働き、操作部5を凹部4に嵌め込み
やすいという利点がある。もっとも、キャップ39がハ
ウジング31の底面から突出するようにせず、キャップ
39の面がハウジング31の底面と面一になるようにさ
れていてもよい。
【0032】一方、本体1の肩部材9には、孔42が形
成され、孔42には透明なキャップ29が嵌められてい
る。孔42は、蓋ユニット2が閉じられたとき、外蓋1
4に形成された透光孔41と対向する位置に形成されて
いる。肩部材9の内部には、通信用基板24がビス43
で固定されている。通信用基板24には、第1の光信号
カプラ44が備えられている。光信号カプラ44は、上
記キャップ29に当接され、孔42に臨むように取り付
けられている。
【0033】図4は、光信号カプラ40および44の外
観構成を示す斜視図である。光信号カプラは、一般に、
2つ1組で用いられる。光信号カプラ40(44)は、
電気信号を光信号に変換して出力し、また、受光した光
信号を電気信号に変換するものである。光信号カプラ4
0(44)には、電気信号が入力されるリード線46a
と、受光した光信号が電気信号に変換されて出力される
リード線46bと、本体47とが備えられている。本体
47の前面には光信号出力窓48と、光信号受光窓49
とが設けられている。そして、本体47内には、図示し
ないが、光信号出力窓48に対応して、発光素子が内蔵
され、光信号受光窓49に対応して受光素子が内蔵され
ている。
【0034】光信号カプラ40(44)は、リード線4
6aに電気信号が与えられると、その与えられた電気に
信号に応じて出力窓48から光信号を出力する。また、
受光窓49を介して光信号が受光されると、受光された
光信号に対応する電気信号がリード線46bから出力さ
れる。上記図3においては、操作部5と器本体1の制御
装置23との間は、かかる1対の光信号カプラ40,4
4によって、信号の授受が行われている。
【0035】図5は、上述した電気炊飯器の電気的な構
成を示すブロック図である。本体1側には、マイクロコ
ンピュータ60が備えられており、このマイクロコンピ
ュータ60によって炊飯ヒータ12、保温ヒータ20お
よび肩ヒータ21が制御されている。また、センタセン
サ11で検出された温度データはマイクロコンピュータ
60へ与えられる。
【0036】また、商用電源61からの電力がヒューズ
62を介してAC/DC変換器63で直流電力に変換さ
れて、マイクロコンピュータ60に駆動電源として与え
られている。蓋ユニット2側の操作部5にもマイクロコ
ンピュータ65が備えられている。本体1側のマイクロ
コンピュータ60と操作部5内のマイクロコンピュータ
65との間の信号の伝送は、上述したように、1対の光
信号カプラ44および40によって行われている。それ
ゆえ、本体1側の第1の光信号カプラ44と操作部5側
の第2の光信号カプラ40との間は、特に信号線によっ
て接続されていなくても、信号の授受が行える。
【0037】操作部5内のマイクロコンピュータ65
は、本体1のマイクロコンピュータ60の指令を受けて
制御動作を行う。操作部5に備えられたメニューボタン
52、炊飯ボタン54、保温ボタン55、タイマセット
ボタン53からの信号はマイクロコンピュータ65へ与
えられ、これら信号に基づいてマイクロコンピュータ6
5は、液晶表示器51および3つのLED56,57,
58の点灯を制御する。
【0038】また、これら与えられる制御信号は、光信
号カプラ40および44を介して本体1側のマイクロコ
ンピュータ60へ伝送される。操作部5側のマイクロコ
ンピュータ65は、前述したように、電池37から電源
が供給されている。さらに、このように構成すると、操
作部5を外蓋14から取り外した状態でも、炊飯時間を
タイマ設定したり、炊飯メニューを選択するようにもで
きる。設定された炊飯時間や選択された炊飯メニュー
は、操作部5のマイクロコンピュータ65に記憶され、
操作部5が外蓋14の凹部4に正しく嵌め込まれたと
き、マイクロコンピュータ65が自動的に設定されたデ
ータ等を本体1のマイクロコンピュータ60へ出力する
ようにすればよい。
【0039】図6は、この発明の他の実施例にかかる電
気炊飯器の電気的な構成を示すブロック図である。図5
を参照して説明した構成では、操作部5のマイクロコン
ピュータ65は、電池37によって電力が供給されてい
た。これに代え、図6に示すように、太陽電池66およ
び2次電池(たとえばリチウム電池)を設け、太陽電池
66とそれを蓄電する2次電池67とによってマイクロ
コンピュータ65に電源を供給してもよい。
【0040】このように構成すれば、操作部5を交換す
べき電池37を含まない構成とすることができ、操作部
5における液密構造をより簡易に実現することができ
る。図6におけるその他の構成は、図5の構成と同様で
あるから、同一部分には同一番号を付し、ここでの説明
は省略する。図7は、この発明の他の実施例にかかる電
気炊飯器の操作部5に関係する部分の図解的な断面図で
ある。
【0041】図7に示す実施例の特徴は、操作部5にL
EDを設けず、代わりに本体1側にLED56を設け、
本体1側に設けたLED56の光を光ファイバ71によ
って操作部5まで導くようにされていることである。具
体的に説明すると、本体1に備えられた通信用基板24
には、3つのLED(図ではLED56の1つしか現れ
ていない)が備えられている。そして肩部材9にはLE
D56の光を通過させるための孔72が形成され、該孔
72には透明カバー73が被せられている。
【0042】一方、蓋ユニット2側には、本体1の孔7
2に対向して孔74が形成され、孔74には透明カバー
75が嵌められて、シール性接着剤で固定されている。
そして透明カバー75に光ファイバ71の一端が配置さ
れている。光ファイバ71の他端はレンズ効果が持たさ
れた透明カバー76に当接されており、この透明カバー
は76操作部5上面に形成された小孔77に液密的に取
り付けられている。
【0043】よって、本体1側のLED56が発光する
と、その光は光ファイバ71を介してレンズ効果のある
透明カバー76を光らせる。かかる構成にすると、操作
部5内にLEDを設けなくてもよい。LEDは、一般
に、消費電力が大きいので、操作部5内に設けると、L
EDの点灯に伴う電力消費が激しくなる。
【0044】それゆえ、この実施例の構成を採用すれ
ば、操作部5の消費電力を低減でき、操作部5が電池式
の場合には、電池の交換頻度を少なくできる。また、操
作部5が太陽電池を備えたものの場合には、比較的光が
強くない状態でも、2次電池の充電が十分におこなえ
る。図8は、この発明の他の実施例にかかる電気炊飯器
の斜視図であり、図9は、図8の操作部を中心とする部
分の図解的な部分断面図である。
【0045】図8および図9に示す構成では、蓋ユニッ
ト2に備えられた操作部5が、蓋ユニット2から着脱自
在ではなく、蓋ユニット2に組み込まれている。そし
て、図8および図9においては、操作部5は、その内部
に液体が侵入しないように、接合部分がすべてシール性
接着剤等でシールされており、液密的に構成されてい
る。また、図8および図9では、操作部5は太陽電池6
6を有する構成にされているが、太陽電池66に代えて
交換可能な電池を備えた構成にしてもよい。かかる場
合、電池の収納部を液密的に構成すればよい。
【0046】また、図8および図9に示す操作部5にお
いても、LEDを本体1側に設け、そのLEDの光を光
ファイバで操作部5側に導くような構成にしてもよい。
以上のように構成されているので、この発明にかかる蓋
ユニット2は、取り外した状態で丸洗いすることがで
き、おねば等を洗浄して清潔さを保ちやすいとともに手
入れもしやすい。
【0047】また、図1に示す蓋ユニット2を丸洗いす
る場合には、操作部5を取り外して洗えば、操作部5が
水に濡れる心配もない。もちろん、操作部5は液密的に
形成されているから、操作部5を蓋ユニットから外すの
を忘れ、操作部5を取り付けたまま蓋ユニット2が丸洗
いされても別段構わない。
【0048】次に、本体1に対する蓋ユニット2の取付
構造について説明をする。蓋ユニット2は、前述したよ
うに、本体1に対して着脱自在に取り付けられている。
この取付構造は、図10および図11に一例が示されて
いる。図10は、本体1に対する蓋ユニット2の取付構
造を説明するための斜視図である。また、図11はその
取付構造を説明するための断面図である。
【0049】図10および図11を参照して説明する
と、肩部材9の後部上方には隆起部84が形成されてお
り、この隆起部84にはアーム17の後端が連結されて
いる。隆起部84とアーム17の後端とは、ヒンジピン
18によって回動自在に連結されるとともに、ねじりコ
イルばね87によって常時図11において時計方向の回
動力が加えられている。
【0050】アーム17は、蓋ユニット2の後方部に形
成された連結溝88に差し込まれる。また、アーム17
には、連結溝88に差し込まれたときに、アーム17が
抜け出るのを防止するストッパ部材89が備えられてい
る。ストッパ部材89は、ピン90によって揺動自在に
取り付けられているとともに、ねじりコイルばね91に
よって、図11において反時計方向の回動力が与えられ
ている。したがって、アーム17が蓋ユニット2の連結
溝88に完全に差し込まれると、ストッパ部材89先端
の爪93が連結溝88に形成された係止凹部94と係合
し、蓋ユニット2はアーム17によって確実に保持され
る。
【0051】一方、蓋ユニット2をアーム17から取り
外す場合には、ストッパ部材89の後部押しボタン95
を押し下げて爪93を係止凹部94から外し、蓋ユニッ
ト2をアーム17から引き抜けばよい。図12は、蓋ユ
ニット2と本体1との他の取付構造を示す図解的な断面
図である。
【0052】図12の取付構造では、図11において説
明したストッパ部材89に代えて、ストッパ部材101
が設けられており、蓋ユニット2の連結溝88に係止突
起102が形成され、アーム17が連結溝88に差し込
まれたとき、ストッパ部材101の先端突起と係止突起
102とが係合するようにされている。この場合におい
て、ストッパ部材101の先端突起の形状と係止突起1
02の形状とが、共に、断面半円形にされているので、
予め定める力以上の力が加わったときにのみ、ストッパ
部材102と係止突起102との係合を解除することが
できる。
【0053】つまり、通常の使用時には、蓋ユニット2
はアーム17から外れないが、蓋ユニット2を開成し、
通常加える力以上の力で蓋ユニット2をアーム17から
外すように引っ張れば、ストッパ部材101と係止突起
102との係合が外れる構成になっている。かかる構成
にした場合、蓋ユニット2を両手で持って取り外すこと
ができ、図11に示すような押しボタン95を操作する
という手間が省ける。
【0054】この発明は、以上の説明した構成の他、請
求の範囲に記載した範囲内で種々の変更が可能である。
【0055】
【発明の効果】この発明によれば、操作部が外蓋の表面
に備えられているので、操作部に含まれる表示器を大き
なものにすることができ、表示内容が見やすく、かつ、
操作ボタンを操作しやすい位置に配置することができ
る。また、この発明にかかる電気炊飯器は、外蓋を本体
から取り外すことができ、丸洗いすることができるの
で、清潔さを保ちやすく手入れも容易なものにすること
ができる。
【0056】また、外蓋に備えられた操作部は液密的に
構成されているので、外蓋を丸洗いすることができる。
しかも、操作部と本体との間の信号の授受は、光信号カ
プラによって行われるので、従来困難であった信号線路
の処理をしなくてよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる電気炊飯器の外観
斜視図である。
【図2】図1のA−Aに沿う図解的な断面図である。
【図3】この発明の一実施例にかかる電気炊飯器の要部
構成を示す図解的な部分断面図である。
【図4】光信号カプラの構成を説明するための斜視図で
ある。
【図5】この発明の一実施例にかかる電気炊飯器の電気
的な構成を示すブロック図である。
【図6】この発明の他の実施例にかかる電気炊飯器の電
気的な構成を示すブロック図である。
【図7】この発明の他の実施例にかかる電気炊飯器の要
部構成を示す図解的な部分断面図である。
【図8】この発明の他の実施例にかかる電気炊飯器の外
観構成を示す斜視図である。
【図9】図8に示す電気炊飯器の要部構成を示す断面図
である。
【図10】本体1と蓋ユニット2との取り外し可能な取
付構造の一例を表わす斜視図である。
【図11】図10に示す取付構造の断面図である。
【図12】蓋ユニット2と本体1との取付構造の他の例
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 炊飯器本体 2 蓋ユニット 4 凹部 5 操作部 51 表示器 52,53,54,55 操作ボタン 14 外蓋 40 第2の光信号カプラ 44 第1の光信号カプラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部に開口を有する炊飯器本体と、本体の
    上部開口を開閉するための外蓋とを有する電気炊飯器に
    おいて、 本体には、炊飯制御を行うための制御装置が内蔵されて
    おり、 外蓋は、本体に対して着脱自在にされており、該外蓋に
    は、炊飯に必要なデータや信号等を入力するための操作
    ボタンおよび炊飯に必要なデータ等を表示するための表
    示器を含む操作部が備えられており、 本体の制御装置と外蓋の操作部との間で信号の伝送を行
    うために、 本体側には制御装置からの出力信号を光信号に変換して
    操作部へ送信するとともに、操作部から与えられる光信
    号を受信して電気信号に変換し、制御装置へ与えるため
    の第1の光信号カプラが備えられており、 外蓋側には、外蓋が閉じられたときに、第1の光信号カ
    プラと対向する位置に設けられ、第1の光信号カプラか
    ら与えられる光信号を受信して電気信号に変換し、操作
    部へ与えるとともに、操作部からの信号を光信号に変換
    して第1の光信号カプラへ与えるための第2の光信号カ
    プラが設けられていることを特徴とする電気炊飯器。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電気炊飯器において、 前記外蓋に備えられた操作部は、外蓋に対して着脱自在
    に設けられていることを特徴とするものである。
  3. 【請求項3】請求項2記載の電気炊飯器において、 第2の光信号カプラは、外蓋に対して取り外し自在な操
    作部の裏面に配置されており、 外蓋には、操作部の裏面に配置された第2の光信号カプ
    ラの一部を受入れるための透光孔が形成されていること
    を特徴とするものである。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかに記載の電気
    炊飯器において、 光信号カプラは、液密的に密閉されていることを特徴と
    するものである。
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