JP2855639B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明は絶縁基板上に素子形成層である半導体層を被
着した、いわゆるSOI基板の形成に関し、 厚さの均一な素子形成層が得られる貼り合わせ型SOI
基板の製造方法を提供することを目的とし、 通常の張り合わせ型SOI基板の形成工程に従って、素
子形成層の所定の厚さ近くまでSi単結晶層を研磨し、該
研磨されたSi層に溝を掘り、該溝の底にSiO2(二酸化珪
素)層を形成して研磨することにより、このSiO2層表面
と同じ高さまで前記Si層の厚さを減ずる工程を包含して
構成する。
Si層の研磨が進んで溝底のSiO2層と同じ高さになる
と、SiO2がストッパとして働くため、この部分ではSiの
厚みの減少は殆ど進まなくなり、より厚く残ったSi層の
研磨だけが進むことになる。その結果、最初の研磨で残
されたSi層の厚さに不均一があっても、最終的には素子
形成層であるSi層の厚さはウエハ全面にわたって均一と
なる。
〔産業上の利用分野〕
本発明はSOIと通称される集積回路形成用の基板に関
わり、均一な厚さの半導体層が得られるSOI基板の製造
方法に関わる。
集積回路をバルク状の半導体基板に作り込むのに比べ
て、絶縁材料上に設けられた薄い半導体層に各種の素子
を形成する方が、素子特性や素子間分離の点で有利であ
る。このような見地から、第3図に示されるような集積
回路用基板が求められている。これがSOI基板である。
該図面で、1はSi単結晶ウエハ、2はSiO2膜であり、
3が素子形成のためのSi単結晶層である。1はSiO2膜2
とSi単結晶層3を保持する支持台であるが、熱処理を受
けた際の変形や応力発生を避けるために素子形成層と同
材料とするのが通常で、Si単結晶が用いられる。
〔従来の技術〕
上記の構造体の通常の製造方法は第4図(a)〜
(c)に示される通りである。以下、該図面を参照しな
がら製造工程を説明する。
(a)図の如く、2枚の単結晶Siウエハの表面を熱酸
化してSiO2膜2を形成する。このSiO2膜どうしを突き合
わせた状態に保持し、加熱すると、(b)図の如く2枚
のウエハは固く接着される。続いて、貼り合わせた一方
のSiウエハに化学・機械研磨を施し、素子形成に適した
厚さを残すと、(c)図の如くSOI基板となる。
このように形成されたSOI基板は素子形成層のSi層が
バルク結晶並みの良好な品質であることから高性能LSI
用の基板として注目されている。なお、上記化学・機械
研磨は、例えばアルカリ系のSiエッチング液を注ぎなが
ら研磨布でSi表面を擦過することによって減摩する処理
である。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように、貼り合わせウエハの一方を研磨する方法
では、素子形成層として残す部分の厚さを均一にするこ
とが困難である。通常数百μmの厚さのあるウエハの大
部分を研磨除去し、1μm以下の層を残そうとするので
あるから、研磨の進行がウエハ面内でばらついて残され
るSi層の厚さが不均一になり易く、SOI基板の製造歩留
まりを低いものとしている。
本発明の目的はSOI型基板の形成に於いて、素子形成
層であるSi層の厚さを均一に揃える処理法を提供するこ
とであり、それによってSOI型IC基板の製造歩留まりを
向上させることである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明には2枚の単結晶Si
ウエハを酸化膜を介して貼り合わせる工程、 該貼り合わせたSiウエハの一方の厚さを減じ、素子形
成層に要求される厚さを下回ることのない厚さのSi単結
晶層を残す工程、 該厚さを減じたSi層の一部及び該一部Si層の底面に隣
接する前記酸化膜を選択的に除去し、その深さに比べて
その幅が大である溝を形成する工程、 該溝の底面に露出したSiを熱酸化してSiO2層を形成
し、該SiO2層の厚さを前記絶縁材料層の厚さよりも大と
する工程、 前記溝を形成したSi単結晶層を研磨してその厚さを減
じ、その表面の位置を前記溝底面に形成されたSiO2層の
上面と一致させる工程 とが包含される。
〔作用〕
本発明の如く、張り合わせウエハ表面の随所に溝を設
け、該溝の底面を所定の厚さを持つSiO2膜で覆った状態
でSi層の研磨を行うと、Si層の厚さが減少してSiO2膜と
同じ高さに揃ったところでSi層の研磨は進まなくなる。
これは化学・機械研磨のような処理に於いて、Siのエッ
チング液を用いた場合にはSiO2が殆ど研磨されないため
である。即ち、厚さの調整されたSiO2層が、研磨のスト
ッパとして働くことになる。
他方、Si層の厚さがより大で、SiO2膜がSi層中に沈ん
だままの部分ではSiの研磨が進行し、ストッパが働くま
でSi層の厚さは更に減少し続ける。そのため素子形成層
として残さるべきSi層の厚さは、研磨開始時に不均一で
あっても、終了時にはウエハ全面にわたって均一となっ
ている。
〔実施例〕
第1図(a)〜(e)は本発明の実施例の工程を示す
断面模式図であり、以下、該図面を参照しながら実施例
の工程を説明する。
(a)図は公知の工程によって貼り合わせたSiウエハ
の一方を研磨してその厚さを減じた状態を示す。この時
点で、残されたSi層3の厚さは、素子形成層として残す
べきSi層の厚さ以上となっている。特に、研磨面の傾き
に因る厚さの不均一がある場合には、最も薄い部分で
も、素子形成層の厚さを下回らないことが要求される。
図の1は支持側のSiウエハ、2はSiO2膜で通常は熱酸化
膜である。
これに(b)図の如く溝4を形成する。処理法はRIE
のような常用の方法でよく、その深さは、SiO2膜2を完
全に除去してウエハ1のSi面が露出する程度とする。ま
た、本実施例では溝の幅は数十μmに設定されており、
一方、溝の深さは素子形成層が厚い場合でも10μmより
大となることはない。以下の説明から明らかになるよう
に、本発明で所期の効果をあげるためには、溝の幅Wは
深さDに比べて十分に大であることが必要であり、数倍
或いはそれ以上に設定すべきである。
続いて(c)図の如く溝底のSiを熱酸化してSiO2層5
を形成する。該層の厚さは、その上面がSi素子形成層の
上面と一致する値に設定される。この熱酸化で形成され
るSiO2の厚さはウエハ全面にわたって均一であり、Si層
3の厚さには影響されない。また、図示されてはいない
が、Si層3の表面には窒化膜のような耐酸化マスクが設
けられ、Si層3の表面は酸化されないが、溝の側壁に露
出したSi面にはSiO2層が成長する。
溝の幅が狭すぎる場合は、この処理でSi層3に歪みや
欠陥が生じることになり、溝底のSiO2層の厚さが不均一
になることも起こる。そのために上記の如く、溝の幅を
十分大にすることが要求される。
溝底にSiO2層が形成されたウエハを、アミン系のエッ
チング液を用いて研磨する。この処理ではSiとSiO2の研
磨速度が大幅に異なるので、Siの研磨が進行し、(d)
図左半のようにSi層3の表面とSiO2層5の表面が同じ高
さになった部分では、SiO2層5が研磨処理に対しストッ
パとして働き、それ以上Si層が研磨されることはない。
一方、同図右半のようにSi層がより厚く残る部分では研
磨が進行し続ける。
(e)図に示されるように、ウエハ全域にわたってSi
層とSiO2層の表面が同じ高さに揃うと、それ以上は研磨
が進行しなくなるので研磨を終了させる。以上の処理に
よってSOI基板が得られる。
上記研磨の処理条件は、通常のSOI基板形成に於ける
と同じでよく、また溝側面に形成されるSiO2層は、該研
磨処理にとって好ましいものではないが、研磨面に露出
する面積は小であるから、Si面の研磨を著しく妨げるこ
とはない。
研磨ストッパを形成する溝は、ウエハ面に均等に分散
させるべきであるが、形成した集積回路をチップに切断
するための分離領域に設ければ、素子形成領域の面積を
減ずることなく、ウエハ全面に均等に配置されることに
なり、好都合であると言える。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば素子形成層の厚
さがウエハ全域に渡って均一であり、結晶性も良好なSO
I基板を確実に形成することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の工程を示す断面模式図、 第2図は公知のSOI基板の構造を示す断面模式図、 第3図は従来のSOI基板の形成工程を示す模式図であっ
て、 図に於いて 1はSiウエハ、 2はSiO2膜、 3は単結晶Si層、 4は溝、 5は熱酸化SiO2層、 6はCVDSiO2層、 である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2枚の単結晶Siウエハを絶縁材料膜を介し
    て貼り合わせる工程、 該貼り合わせたSiウエハの一方の厚さを減じ、素子形成
    層に要求される厚さを下回ることのない厚さのSi単結晶
    層を残す工程、 該厚さを減じたSi単結晶層の一部領域及び該Si単結晶層
    の一部領域の底面に隣接する前記絶縁材料膜を選択的に
    除去し、その深さに比べてその幅が大である溝を形成す
    る工程、 該溝の底面に露出したSiを選択的に熱酸化してSiO2層を
    形成し、該SiO2層の厚さを、該絶縁材料膜の厚さよりも
    大とする工程、 化学・機械研磨を施して、該Si単結晶層の厚さを減じ、
    その表面の位置を該溝底面に形成したSiO2層の上面と一
    致させる工程 とを包含することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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