JPH0555358A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH0555358A
JPH0555358A JP21768591A JP21768591A JPH0555358A JP H0555358 A JPH0555358 A JP H0555358A JP 21768591 A JP21768591 A JP 21768591A JP 21768591 A JP21768591 A JP 21768591A JP H0555358 A JPH0555358 A JP H0555358A
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JP
Japan
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substrate
trench
insulating film
semiconductor substrate
film
Prior art date
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Withdrawn
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JP21768591A
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Inventor
Masahiro Shirasaki
正弘 白崎
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体装置の製造方法、特に張り合わせSO
I基板にトレンチ型素子分離帯を形成する方法に関し、
素子形成領域内に素子分離帯形成に起因する結晶欠陥が
発生するのを防止することを目的とする。 【構成】 半導体基板1表面に形成した基板絶縁膜2に
開口部2Aを設けて半導体基板1の表面を表出させ、表出
した表面から半導体基板1内に開口部2Aより幅が狭いト
レンチ1Aを形成し、半導体基板1のトレンチ1A開口部の
エッジを等方性エッチングにより除去した後、そのトレ
ンチ1A部に熱酸化膜1bを形成し、更に熱酸化膜1b上にC
VD法により絶縁膜3を被着し、その後半導体基板1に
基板絶縁膜2を介して支持基板4を張り付けるように構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法、
特に張り合わせSOI基板にトレンチ型素子分離帯を形
成する方法に関する。
【0002】張り合わせSOI( Silicon On Insulator
)基板は、支持基板上に絶縁膜を介して半導体基板を張
り付けた後、この半導体基板を薄膜化して素子形成用の
半導体層を形成するものであり、素子特性や素子間分離
等の点でバルク基板より優れている。又、素子分離帯を
トレンチ(溝)型とすることにより、素子分離帯の幅、
面積を縮小することが出来る。そのため、近年、高性能
かつ高集積度の半導体装置等の製造にこれらの技術が使
用されるようになった。
【0003】
【従来の技術】張り合わせSOI基板にトレンチ型素子
分離帯を形成する場合、従来は半導体基板を基板絶縁膜
を介して支持基板に張り付け、半導体基板を所望の厚さ
に研磨した後、その素子分離領域にトレンチを形成して
いた。その具体的方法の一例を、図2を参照しながら説
明する。図2は従来例の製造工程を示す断面図であり、
(a)→(c) がその工程順を示している。同図において図
1と同じものには同一の符号を付与した。1は半導体基
板、2は基板絶縁膜、4は支持基板である。
【0004】Si単結晶からなる半導体基板1は、SiO2
らなる基板絶縁膜2を介してSiからなる支持基板4に張
り付けられた後、所望の厚さに研磨される。この半導体
基板1の表面から所望の深さのトレンチ1Aを形成する
(図2(a) 参照)。
【0005】次に熱酸化によりトレンチ1A内部を含む半
導体基板1表面を熱酸化して、厚い(例えば3000Å)熱
酸化膜1cを形成する(図2(b) 参照)。次に異方性ドラ
イエッチングを行って半導体基板1上面の熱酸化膜1cを
除去する(図2(c) 参照)。このようにして得られる素
子分離帯はいわゆるエア・アイソレーションであるが、
上記の工程において、熱酸化膜1c形成後にポリシリコン
等をCVD法により被着してトレンチ1A内部を充填する
場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのような方
法により素子分離帯を形成すると、トレンチ形成後にそ
の側壁を熱酸化する際に、体積膨張に起因する応力のた
めに素子形成領域内に結晶欠陥が発生する(図2におい
てDで示した)。即ち、Siが酸化して SiO2 になると体
積が約二倍に膨張するが、トレンチ底部が SiO2 の厚い
膜に接しているからこの部分では膨張を妨げられて応力
を生じ、結晶欠陥を発生させる。結晶欠陥があるとデバ
イスの特性に悪影響を及ぼすことになる。又、トレンチ
開口部分のエッジでも応力を生じて結晶欠陥を発生させ
るが、これは僅少である上、表面研磨により除去するこ
とが出来る。
【0007】本発明はこのような問題を解決して、SO
I基板の素子形成領域に結晶欠陥を発生させることなく
素子分離領域にトレンチ型素子分離帯を形成することが
可能な半導体装置の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明によ
れば、半導体基板1表面に形成した基板絶縁膜2に開口
部2Aを設けて半導体基板1の表面を表出させ、表出した
表面から半導体基板1内に開口部2Aより幅が狭いトレン
チ1Aを形成し、半導体基板1のトレンチ1A開口部のエッ
ジを等方性エッチングにより除去した後、そのトレンチ
1A部に熱酸化膜1bを形成し、熱酸化膜1b上にCVD法に
より絶縁膜3を被着し、その後半導体基板1に基板絶縁
膜2を介して支持基板4を張り付けることを特徴とする
半導体装置の製造方法とすることで、達成される。
【0009】
【作用】本発明の製造方法の場合には、支持基板を張
り付ける以前に基板絶縁膜側からトレンチを形成し、し
かもトレンチより幅の広い開口部を基板絶縁膜に設ける
から、トレンチは上下いずれでも基板絶縁膜に接しな
い、上記により生じる半導体基板のトレンチ開口部
のエッジは熱酸化前に除去して丸みをつけておく、ト
レンチ部を被覆する絶縁膜はCVD法により形成するか
ら、熱酸化膜はこのCVD絶縁膜の下地として必要な厚
さがあればよく、従って極めて薄くすることが出来る。
【0010】以上のことから、トレンチ部の Si を熱酸
化する際の、体積膨張に起因する応力の発生は抑制さ
れ、従来の方法の場合の図2(b) におけるDのような結
晶欠陥を半導体基板の素子形成領域に生じることはな
い。
【0011】
【実施例】張り合わせSOI基板にトレンチ型素子分離
帯を形成する方法の本発明に基づく実施例を図1を参照
しながら説明する。図1は本発明の実施例の製造工程を
示す断面図であり、 (a)→(f) がその工程順を示してい
る。図において、1は半導体基板、1Aはトレンチ、1bは
熱酸化膜、2は基板絶縁膜、2Aは開口部、3は絶縁膜、
4は支持基板である。
【0012】半導体基板1は Si 単結晶基板である(例
えばp型で抵抗率が10Ω・cm)。先ずこの半導体基板1
をウエット O2 雰囲気中で1050℃で加熱して1.0μm の
SiO2からなる基板絶縁膜2を形成する。
【0013】次にこの基板絶縁膜2の表面にレジストを
塗布した後これをパターニングし、このレジストをマス
クとして HF 系のエッチング液により基板絶縁膜2をエ
ッチングして開口部2Aを設け、半導体基板1表面の素子
分離領域を表出させる。この開口部2Aの幅は所望のトレ
ンチ幅より広くする。
【0014】このレジストを除去した後、再びレジスト
を塗布してこれをパターニングし、このレジストをマス
クとして半導体基板1をその表出している表面から異方
性エッチング(反応性イオンエッチング)を行って素子
分離領域に所望の幅、所望の深さのトレンチ1Aを形成す
る(図1(a) 参照)。トレンチ1Aの深さは半導体基板1
がSOIとして最終的に必要とする厚さに等しくする。
【0015】次にレジストを除去した後、CF4 プラズマ
を用いたケミカル・ドライエッチング(等方性エッチン
グ)を行って半導体基板1のトレンチ1A開口部のエッジ
を除去する(即ち丸みをつける)(図1(b) 参照)。こ
のエッチングにより生じたSiのダメージ層をウエットエ
ッチングにより除去した後、ドライ O2 雰囲気中で約90
0 ℃で加熱してトレンチ1A内を酸化し、膜厚約 300Åの
熱酸化膜1bを形成する(図1(c) 参照)。次にCVD法
により全面に Si3N4を約 300Å被着して絶縁膜3を形成
した後、基板絶縁膜2表面に付着した Si3N4を研磨によ
り除去する(図1(d) 参照)。
【0016】次にこの基板絶縁膜2上に支持基板4を載
置し、酸化雰囲気中で圧力と熱を加えて半導体基板1と
支持基板4とを張り合わせる。尚、支持基板4としては
Siウェーハを使用する(図1(e) 参照)。
【0017】その後、半導体基板1を裏面から研磨す
る。研磨材としては、例えばKOH系の液にアルミナの
砥粒を混入したものを使用する。トレンチ1Aが露出する
まで研磨することにより、素子形成領域がトレンチに包
囲され、しかも素子形成領域に結晶欠陥のないSOIが
完成する(図1(f) 参照)。
【0018】本発明は以上の実施例に限定されることな
く、更に種々変形して実施出来る。例えば、支持基板4
として Si ウェーハに代えて石英基板を使用することが
可能であり、又、絶縁膜3はCVDで形成した SiO2
もよい。更に、トレンチ1A内をCVD法によりポリシリ
コンや SiO2 で充填する場合も、本発明は有効である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
SOI基板の素子形成領域に結晶欠陥を発生させること
なく素子分離領域にトレンチ型素子分離帯を形成するこ
とが可能な半導体装置の製造方法を提供することが出
来、高集積半導体装置の性能向上、製造歩留り向上等に
寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の製造工程を示す断面図であ
る。
【図2】 従来例の製造工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 1A トレンチ 1b, 1c 熱酸化膜 2 基板絶縁膜 2A 開口部 3 絶縁膜 4 支持基板 D 結晶欠陥

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板(1) 表面に基板絶縁膜(2) を
    形成する工程と、 該基板絶縁膜(2) に開口部(2A)を設けて該半導体基板
    (1)の表面を表出させる工程と、 該半導体基板(1) の表出した表面から該半導体基板(1)
    内に該開口部(2A)より幅が狭いトレンチ(1A)を形成する
    工程と、 該半導体基板(1) の該トレンチ(1A)開口部のエッジを除
    去する工程と、 該半導体基板(1) の該トレンチ(1A)部に熱酸化膜(1b)を
    形成する工程と、 該熱酸化膜(1b)上にCVD法により絶縁膜(3) を被着す
    る工程と、 該半導体基板(1) に該基板絶縁膜(2) を介して支持基板
    (4) を張り付ける工程とを、この順に有することを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、半導体基板(1) のトレンチ(1A)開口部のエッジ
    を、等方性エッチングにより除去することを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
JP21768591A 1991-08-29 1991-08-29 半導体装置の製造方法 Withdrawn JPH0555358A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6194256B1 (en) 1998-06-29 2001-02-27 Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. Method for fabricating CMOS device
KR20010058429A (ko) * 1999-12-27 2001-07-06 박종섭 반도체소자의 격리영역 형성방법
KR100392894B1 (ko) * 2000-12-27 2003-07-28 동부전자 주식회사 반도체 소자의 트렌치 형성 방법
KR100444607B1 (ko) * 2002-10-24 2004-08-16 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자의 소자분리막 형성방법
JP2010135444A (ja) * 2008-12-03 2010-06-17 Hitachi Ltd 半導体装置

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KR100392894B1 (ko) * 2000-12-27 2003-07-28 동부전자 주식회사 반도체 소자의 트렌치 형성 방법
KR100444607B1 (ko) * 2002-10-24 2004-08-16 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자의 소자분리막 형성방법
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Effective date: 19981112