JP2822617B2 - プリント方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、布地や紙等の被プリント物のプリント方法
に係り、特に所望の文字や図形等の感熱転写像を被プリ
ント物上に簡便にプリントできる方法に関する。

［従来の技術］ 従来、布地、木、金属、プラスチックす、陶磁器等の
被プリント物上へのプリント、特に衣類やハンカチ等の
布地上へのプリントは、市販のアップリケ等の出来上が
った物を購入した後、アイロンを用いて熱プリントする
か、版をつくってスクリーン等の印刷により行なうか、
あるいは、専門店へ注文して作製してもらうしかなかっ
た。それゆれ、個人が所望の文字や図形等をプリントし
たくても、販売されていないため、作るのに手間がかか
りコストも非常に高くなるという問題があった。

これらの問題点を解消するために、特開昭60−230899
号公報に示すように、静電式複写機を利用してプリント
像を形成する技術が提案されている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、この技術では、非常に高価な静電式複
写機を利用するため、実質的にはこの複写機を有する店
や会社等でプリントを作製しなければならない。それゆ
え、個人で簡便に所望の文字，図形等のプリントを作製
できるとは言えない。

また、複写機にはトナーの熱定着行程があるので、ト
ナーの受容紙に制約を受けることになる。すなわち、熱
定着で溶融するようなシートを用いたり、溶融しなくて
も軟化するようなシートを用いると、ロールに接着して
しまったり、熱圧で潰れて広がったりしてしまうという
問題があるため、このようなことの無いシートを選定す
る必要がある。

更に、複写機では、被プリント物へプリントする像の
原稿を必ず用意しなければならないという点も問題であ
る。なぜならば、特に文字の場合には、必要な文字を探
してきてそれらを切り貼りし、レイアウトし直した後、
コピーして転写像を作製すると言う手順になるため、非
常に手間がかかるからである。

更にまた、このような方法では像部分だけをプリント
するのではなくて、像部分よりも大面積の転写シート全
体を転写してしまうものであり、違和感があった。

本発明は、上述した問題点を解決するためになされた
ものであり、その目的とするところは、被プリント物へ
の簡便なプリント方法を提供することにあり、特に使用
者が任意に所望の文字や図形等のオリジナルプリント像
を、低コストかつ容易にレイアウトフリーで、像部分の
み被プリント物上へ形成することが出来るようにすると
ころにある。

［課題を解決するための手段］ この目的を達成するために、本発明のプリント方法
は、感熱記録装置を用いて直接加熱することにより、転
写シートの転写面に所望の転写像の穴を設けて、その転
写面の穴と反対の面より加熱加圧することにより、前記
穴からホットメルト接着剤の転写像を布地等の被プリン
ト物上へ転写させて、像だけのプリントを完成させるも
のである。

尚、ホットメルト接着剤に、着色剤を含有させたり、
着色剤層を設けても良い。また、ホットメルト接着剤に
よる転写像に、植毛シート及び箔転写シートを密着させ
て加熱加圧するようにしても良い。

「作用」 本発明は、感熱記録装置を使用することにより、該記
録装置にて作成された転写像データに基づいてサーマル
ヘッドを発熱させて、所定の転写シート上の熱可塑性物
質を溶融させて所望の転写像の穴を設ける。そして、こ
の転写像の潜像を設けたプリントシートの転写像潜像と
は反対の面から、アイロン等の加熱加圧手段を用いて加
熱加圧することにより、被プリント物上へ簡便に像部分
だけのプリント像を形成することが可能となるのであ
る。

尚、所望の着色剤を含有させた、あるいは着色剤層を
設けたホットメルト接着剤を使用することにより、所望
の色の像が被プリント物上に形成される。

また、転写像に植毛シート及び箔転写シートを密着さ
せて加熱加圧することにより、被プリント物上に植毛プ
リント像及び箔プリント像が形成される。

［実施例］ 以下、本発明の具体的構成を図面に基づいて説明す
る。

本発明のプリント方法では、近年著しく生産量が増大
している感熱転写型のプリンタ，タイプライタ，ワード
プロセッサ等の記録装置を使用して、転写シート上に所
望の転写像の穴を設けることにより、布地、木材、金
属、プラスチックス、陶磁器等の被プリント物上へプリ
ントするプリント像の潜像に有利に作製しようとするも
のであり、その一例が第４図に略図的に示されている。

すなわち、第４図において、転写シート10は、所望の
文字や図形等の転写像の潜像が形成されるものであり、
その表面に、使用者により操作される感熱転写型の記録
装置で加熱することによって、所望の転写像潜像が、ミ
ラー像あるいは実像において穴となって形成されるので
ある。より具体的には、使用者は、感熱転写型のプリン
タ，タイプライタ，ワードプロセッサ等の記録層のキー
ボードあるいはマウス等により、所望の文字、図形等の
転写像を入力する。そして、その入力信号に基づいて、
サーマルヘッド18に設けられた発熱体19が発熱して、そ
の発熱部位に対応して前記転写シート10のホットメルト
接着剤14上に設けられたメッシュシート15の熱可塑性物
質17が溶融されて穴があく、これにより、目的とする転
写像潜が転写シート10上に形成されるのである。

なお、かかる感熱転写型の記録装置によって、目的と
する転写像潜像を効果的に転写シート10上に形成するに
は、そのサーマルヘッド18の発熱体19の位置や形状、更
にはヘッド押え圧、ヘッド取り付け角、ヘッドエネル
ギ、印字スピード等が適宜に調節されることとなる。上
記のように、転写像潜像を設けたプリントシート30の背
面より所定の熱及び圧力を加えることによって、メッシ
ュシート15の転写像潜像の穴から、ホットメルト接着剤
14を、目的とする被プリント物上へ転写して、所望のプ
リント像を形成するのである。

ところで、ホットメルト接着剤14は、加熱による熱で
熱い間及び冷却してからのどちらでも基材を剥すことが
できるように、あるいは、どちらか一方の条件だけで剥
すことができるように、係る転写シート10のホットメル
ト接着剤14と基材11との離型性は適度に調節されるもの
である。

また、このような転写シート10の基材11としては、
紙、金属箔、プラスチックフィルム等のフィルム状基材
シート12の一方の表面に、シリコーン、フッ素系ポリマ
ー、ポリオレフィン、パラフィンワックス等の一般的に
よく用いられる公知の離型剤層13が形成されたものが用
いられる。なお、ここで用いられるプラスチックフィル
ムの例としては、ポリエチレンテレフレート、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリイミド、フッ
素系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリサルフォン、ポリカー
ボネート、ABS樹脂等から得られるフィルムを挙げるこ
とができる。但し、加熱加圧時の耐熱性を考慮した場合
には、これらのプラスチックフィルムどうしのラミネー
トを行なったり、あるいは紙や金属箔とのラミネートを
行なったり、耐熱層を設けることも考えられる。

このようにしてなる転写シート10の基材11は、取扱
性、感熱転写時の特性、被プリント物への加熱加圧転写
後の基材11の剥し易さ等を考慮すると、20μｍ〜250μ
ｍ、好ましくは25μｍ〜150μｍの厚さを有することが
望ましい。

また、転写シート10の離型剤層13上に設けられるホッ
トメルト接着剤14は、メッシュシート15の転写像潜像31
の穴から加熱加圧により被プリント物40上へ転写しなけ
ればならないため、アイロン等の加熱加圧手段の条件に
あった適度な軟化点或は融点や、溶融粘度を有するよう
に調節される。

更に、被プリント物上への加熱加圧転写後の品質、す
なわち、プリト像の品質、風合い、違和感、光沢、洗濯
堅牢度、耐光堅牢度、汗堅牢度、ドライクリーニング堅
牢度、遊離ホルムアルデヒド量等の特性を考慮した上
で、このホットメルト接着剤14が選定されなければなら
ない。

このような特性を考慮されたホットメルト接着剤14と
しては、ポリオレィン系樹脂、ポリウレタン、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチルアクリレー
ト、エチレン−アクリル酸、アイオノマー、ポリエステ
ル、ポリマイド、アクリル系樹脂等の熱可塑性樹脂の中
から１種あるいは２種以上が選択的に用いられる。

そして、このホットメルト接着剤14には、プリント像
に色を付けたり、螢光や畜光を発したり、温度や光によ
って色が変わったりする特殊な特性を付与するために、
通常よく知られているカラー染料やカラー顔料、螢光染
料や螢光顔料、畜光染料や畜光顔料、サーモクロミック
材料、フォトクロミック材料、エレクトロクロミック材
料等の着色剤の１種あるいは２種以上が含有されてもよ
い。この時、第２図に示すように、これらの染料、顔料
等の着色剤層20が、着色剤を含有したホットメルト接着
剤14につけ加えて設けられたり、あるいは、ホットメル
ト接着剤14への着色剤の含有はなくて、着色剤層20だけ
が設けられてもよい。尚、着色剤層20は、第２図におい
てはメッシュシート15とホットメルト接着剤14との間に
設けられているが、ホットメルト接着剤14と離型剤層13
との間に設けてもよい。

そして、被プリント物上への加熱加圧転写時の加熱温
度は、一般の家庭でも利用できるようにアイロンの温度
を基準としているため、100℃〜250℃、好適には、転写
される被プリント物の適用範囲を広げ（化繊やプラスチ
ックスにも対応）、取扱時の安全性、基材の耐熱性等を
考慮して、100℃〜200℃が望ましい。そして加圧圧力に
関してもやはり家庭内のアイロンを基準としているた
め、10g/cm²から500g/cm²、好適には、数十g/cm²から最
大でも200〜300g/cm²程度の圧力で接着できることが望
ましい。なお、加熱加圧時間は５〜30秒程度である。そ
れゆえ、ホットメルト接着剤14は、この温度、圧力で軟
化し、被プリント物と接着するような接着剤が用いられ
る。

また、転写シート10のホットメルト接着剤14上に設け
られて、所望の転写像潜像31が形成されるメッシュシー
ト15は、多孔質で耐熱性のメッシュシート基材16上に、
サーマルヘッドの熱で溶融して穴があくような熱可塑性
物質17のシートがラミネートされた形態のものが用いら
れる。

ここで使用されるメッシュシート基材16としては、
紙、金属、プラスチック、無機物質等の耐熱性物質を多
孔質状にしたものが用いられている。そして、このメッ
シュシート基材16上にラミネートされる熱可塑性物質17
としては、サーマルヘッド19による加熱では溶融する
が、被プリント物40への転写の際の加熱加圧では溶融し
ない適度の融点あるいは軟化点、具体的には、一例とし
て150℃以上の融点あるいは軟化点を有するポリエステ
ル、ポリ塩化ビニリデン等の熱可塑性物質のシートが使
用される。但し、この温度は、感熱記録装置の印加加熱
量や、被プリント物への加熱加圧転写時の温度や時間が
可変であるため、決まったものではなく自由に設定でき
るものである。

そして、このようにして感熱転写型の記録装置を用い
て、任意に所望の文字や図形等の転写像潜線31が形成さ
れた転写シート10は、記録装置から取り出されて、目的
とするプリントのために用いられることとなるが、こう
して得られたプリントシート30は、第３図に示されるよ
うに、転写シート10上に所望の文字や図形等の転写像潜
像31がミラー像あるいは実像において形成されてなるも
のである。

また、係るプリントシート30は、第１図に示されるよ
うに、被プリント物40の所定の部位に対して、その転写
像潜像31部分が対向するようにしてシート裏面から加熱
加圧41して、係る転写像潜像31に従ったホットメルト接
着剤14を加熱加圧転写方式により転写させる。これによ
り、第５図に示されるように、被プリント物40の所定の
部位に前記転写像潜像31部分のホットメルト接着剤14が
着色剤層等が転写されて、目的とする像部分だけよりな
るプリント像51が完成されるのである。なお、このよう
にして被プリント物40に、ホットメルト接着剤14や着色
剤層よりなるプンリント像51が加熱加圧転写されたとき
のプリント物40のＡ−Ａ断面図が、第６図に示されてい
る。プリント像51を形成するホットメルト接着剤14は、
被プリント物の表面や繊維内に強固に溶着するのであ
る。

このようにして完成された像部分だけよりなるプリン
ト像51は、その上部より植毛シートや箔転写シートや再
帰性転写シート等を密着させて、再度加熱加圧した後基
材を剥すことにより、容易に像部分だけの植毛プリント
像や箔プリント像や光を反射する再帰性プリント像を形
成し像を装飾することができる。

この時の植毛や箔や再帰性反射等の装飾プリント物60
の断面図を第７図に示す。被プリント物40上にホットメ
ルト接着剤14のプリント像51が形成されて、更にその上
に植毛や箔等の装飾層61が加熱加圧転写されることによ
り、植毛や箔等の装飾箔プリント像62が形成された装飾
プリント物60が完成されるのである。

このような装飾プリント像62は、ホットメルト接着剤
14が表面に出ていなくて、装飾層61が表面に存在するた
め、べとつきや違和感がなくて、触った感じ、風合いが
非常によく、見た目も奇麗である。

この様に、本発明のプリント方法では、最低一度の加
熱加圧転写により像部分だけのプリント像を完成させる
ことが可能となるため、個人で手間なく簡便に、しかも
所望の違和感の無いプリント物を得ることが可能となる
のである。

次に、本発明の幾つかの実施例を示し、本発明を更に
具体的に明らかにすることとするが、本発明が、そのよ
うな記載によって何等の制約をも受けるものでないこと
は、言うまでもないところである。

また、本発明には、以下の実施例の他にも、さらには
上記の具体的な記述以外にも、本発明の主旨を逸脱しな
い限りにおいて、当業者の知識に基づいて種々なる変
更、修正、改良等を加え得るものであることが理解され
るべきである。

実施例 １ 離型剤にシリコーンを用いたグラシン紙に、赤色顔料
を分散させた厚さ30μｍのエチレン−酢酸ビニル共重合
体を設け、更にその上へ、50μｍのポリエステルのメッ
シュシート基材上に4.5μｍのポリエステルを設けてな
るメッシュシートをラミネートすることにより転写シー
トを完成させる。そして、この転写シートのメッシュシ
ート面を感熱転写型のテープライタ（ブラザー工業
（株）製 Ｐ−touch）で、10℃〜35℃の環境温度内で
直接加熱したところ、非常に美麗な転写像潜像の穴を得
ることができた。

次に、転写像潜像を形成したプリントシートを、綿10
0％のハンカチ上に、温度150℃、圧力200g/cm²、時間10
秒の条件でホットスタンプして、布地上へ像部分だけの
プリント像を完成させた。

このようにしてできたハンカチ上のプリント像は、に
じみ、かすれ、つぶれ等の無い非常に良好な品質を有し
ていた。また、像部分だけがハンカチ上に形成されてい
るため、見た目の風合いや光沢、触った感じなども特に
違和感の無い優れた品質が得られた。

なお、この転写シートの保存試験を、温度55℃×24時
間、温度35℃・湿度80％×48時間、温度−20℃×24時間
の条件で行なったところ、何等異常はみられなかった。

実施例 ２ 赤色顔料を分散させていないエチレン−酢酸ビニル共
重合体を使用した以外は実施例１と同様にして、綿100
％のハンカチ上へ像部分だけのプリント像を完成させ
た。

次に、市販の植毛シートをこのプリント像上に密着さ
せて、温度150℃、圧力200g/cm²、時間10秒の条件で再
度ホットスタンプした後植毛シート基材が剥すことによ
り、プリント像部分の植毛化を行なった。

このようにしてできたハンカチ上の植毛プリント像
は、にじみ、かすれ、つべれ等の無い非常に良好な品質
を有していた。また、所望の像部分だけがハンカチ上に
形成されていて、植毛化されているため、見た目の風合
いや光沢、触った感じなども特に違和感の無い優れた品
質が得られた。

実施例 ３ エチレン−酢酸ビニル共重合体の代わりに、赤色顔料
を分散させていない厚さ20μｍのエチレンビニルアセテ
ート樹脂−ポリウレタンを使用した以外は実施例１と同
様にして、綿100％のＴシャツ上へ像部分だけのプリン
ト像を完成させた。

次に、市販の金色箔転写シートをこのプリント像上に
密着させて、温度150℃、圧力200g/cm²、時間10秒の条
件で再度ホットスタンプした後箔転写シート基材を剥す
ことにより、プリント像部分の金箔化を行なった。

このようにしてできたＴシャツ上のプリント像は、に
じみ、かすれ、つぶれ等の無い非常に良好な品質を有し
ていた。また、所望の像部分だけがハンカチ上に形成さ
れていて、金箔化されているため、見た目の風合いや光
沢、触った感じなども特に違和感の無い優れた品質が得
られた。

［発明の効果］ 以上詳述したことから明らかなように、本発明の方法
によれば、使用者が感熱転写型の記録装置を使用して容
易に所望の文字や図形等の転写像潜像を所定の転写シー
ト上に作製し得るところから、必要時に必要な転写像
を、低コストかつ容易に種々の被プリント物上へプリン
トすることが可能となる。また、レイアウトが自由にで
きるため、いろいろな文字や図形を美麗で無駄なく被プ
リント物上へプリントすることが可能となり、しかも不
必要な部分の転写はなく必要な像部分だけの転写が可能
となることで、美麗で違和感の無いプリント像を形成す
ることも可能となる等各種の優れた効果を奏し得たので
あり、そこに本発明の大きな工業的意義を見いだすこと
ができるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図から第７図までは本発明を具体化した実施例を示
すもので、第１図は本発明に従って得られるプリントシ
ートを加熱加圧転写する状態を示す説明図であり、第２
図は本発明に使用される転写シートの一例を示す断面図
である。また、第３図は本発明に従って得られるプリン
トシートの一例を示す正面図であり、第４図は本発明に
従う感熱記録形態の一例を示す平面説明図である。そし
て、第５図は加熱加圧転写後の被プリント物を示す図で
あり、第６図は第５図のＡ−Ａ断面図である。更に、第
７図は被プリント物上にプリントした像を植毛や箔で装
飾した後のプリント物の断面図である。 図中、10は転写シート、11は基材、12は基材シート、13
は離型剤層、14はホットメルト接着剤、15はメッシュシ
ート、16はメッシュシート基材、17は熱可塑性物質、18
はサーマルヘッド、20は着色剤層、30はプリントシー
ト、31は転写像潜像、40は被プリント物、41は加熱加
圧、50はプリント物、51はプリント像、60は装飾プリン
ト物、61は装飾層、62は装飾プリント像である。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】感熱記録装置を用いて直接加熱することに
   より、転写シートの転写面に所望の転写像の穴を設け
   て、その転写面と反対の面より加熱加圧することによ
   り、前記穴からホットメルト接着剤の転写像を布地等の
   被プリント物上へ転写することを特徴とするプリント方
   法。