JPH0449088A - プリント方法及びプリントシート作成装置 - Google Patents

プリント方法及びプリントシート作成装置

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JPH0449088A
JPH0449088A JP2159246A JP15924690A JPH0449088A JP H0449088 A JPH0449088 A JP H0449088A JP 2159246 A JP2159246 A JP 2159246A JP 15924690 A JP15924690 A JP 15924690A JP H0449088 A JPH0449088 A JP H0449088A
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JP
Japan
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image
hot melt
transfer sheet
melt adhesive
sheet
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JP2159246A
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Inventor
Mitsuo Yamane
山根 満夫
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、布地や紙等のプリント方法に係り、特に所望
の文字や図形等の感熱転写像を被プリント物上に簡便に
プリントするプリント方法及びその方法に使用されるプ
リントシートを作成するフリントシート作成装置に関す
る。
[従来技術] 従来、布地、紙、木、金属、及びプラスチック等の上へ
のプリント、特に衣類やハンカチ等の布地上へのプリン
トは、市販のアップリケ等の出来上がった物を購入した
後、アイロンを用いて熱プリントするか、版を作ってス
クリーン等の印刷により行なうか、あるいは、専門店へ
注文して作製してもらうしか方法はなかった。それゆえ
、個人が所望の文字や図形等をプリントしたくても、販
売されていないため、作るのに手間がかかりコストも非
常に高くなるという問題があった。
これらの問題点を解消するために、特開昭60−280
899号公報に示すように、静電式複写機を利用してプ
リント像を形成する技術が提案されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、この技術では、非常に高価な静電式複写
機を利用するため、実質的にはこの複写機を有する店や
会社等でプリントを作製しなければならない。それゆえ
、個人で簡便に所望の文字。
図形等のプリントを作製できるとは言えない。
また、複写機にはトナーの熱定着行程があるので、トナ
ーの受容紙に制約を受けることになる。
すなわち、熱定着で溶融するようなシートを用いたり、
溶融しなくても軟化するようなシートを用いると、ロー
ルに接着してしまったり、熱圧で潰れて広がったりして
しまうという問題があるため、このようなことの無いシ
ートを選定する必要がある。
更に、複写機では、被プリント物へプリントする像の原
稿を必ず用意しなければならないという点も問題である
。なぜならば、特に文字の場合には、必要な文字を探し
てきてそれらを切り貼りし、レイアウトし直した後、コ
ピーして転写像を作製すると言う手順になるため、非常
に手間がかかるからである。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたも
のであり、その第1の目的とするところは、布地や紙等
の被プリント物への簡便なプリント方法を提供すること
にあり、特に使用者が任意に所望の文字や図形等のオリ
ジナルプリント像を、低コストかつ容易にレイアウトフ
リーで、被プリント物上へ形成することが出来るように
することである。また、第2の目的とするところは、そ
のプリントに使用するプリントシートを容易に作成する
ことが出来るプリントシート作成装置を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するために、本発明のプリント方法は、
感熱転写型の記録装置を利用してインク像を形成したホ
ットメルト接着剤が、装飾層を有するホットメルト接着
剤と貼合わされた形態で供給され、このインク像を形成
したホットメルト接着剤の裏面より加熱加圧することに
より、被プリント物上へ装飾されたプリントを完成させ
るもので−ある。
また、本発明のプリントシート作成装置は、文字及び図
形等の入力を行うための入力手段と、ホットメルト接着
剤層を有する記録媒体と、その記録媒体に入力手段より
入力された文字及び図形等の像を形成する記録手段と、
記録手段により形成された像を覆う装飾シートとを備え
ている。
[作用コ 本発明のプリント方法は、まず、感熱転写型の記録装置
を利用することにより、該記録装置にて作成された転写
像データに基づいて、熱転写リボンから所定の転写シー
トのホットメルト接着剤上にインクを感熱転写させて、
布地等の被プリント物への転写像を作成する。次に、こ
のインク像が形成されたホットメルト接着剤は、感熱転
写型の記録装置内或いはその記録装置に装着されたリボ
ンカセット内で、金属箔、カラー金属箔、着色層、印刷
模様等よりなる装飾層を有したホットメルト接着剤と貼
合わされて供給される。そして、この貼合わせたプリン
トシートのインク像が形成されたホットメルト接着剤側
を、被プリント物の所定の場所に密着させて、該プリン
トシートの上面からアイロン等の加熱加圧手段を用いて
加熱加圧することにより、被プリント物上へ簡便に装飾
したプリント像を形成することが可能となるのである。
また、本発明のプリントシート作成装置は、記録媒体の
ホットメルト接着剤層に入力手段より入力された文字及
び図形等の像を形成し、次いでその像を装飾シートによ
り覆うことによって、装飾層を有するプリントシートを
作成する。
[実施例コ 以下、本発明の具体的構成を図面に基づいて説明する。
本発明のプリント方法では、まず、感熱転写型の記録装
置を使用して離型紙付の転写シートのホットメルト接着
剤上へ所望の転写像を形成する。
そして、この転写像を設けたホットメルト接着剤を、記
録装置内、あるいはリボンカセット内で、金属箔等より
なる装飾層を設けたホットメルト接着剤と貼合わせてプ
リントシートを作製する。そして次に、この装飾層を設
けたホットメルト接着剤を被プリント物の所定の場所へ
密着させて加熱加圧することにより、ホットメルト接着
剤と装飾層とインク像を転写させて、被プリント物上に
全面が金属箔等で装飾されたプリント像を完成すること
ができるのである。
更に、本発明のプリント方法及びプリントシート作成装
置を順を追って詳しく説明する。
最初に、近年著しく生産量が増大している感熱転写型の
プリンタ、タイプライタ、ワードプロセッサ、テープラ
イタ90等の記録装置を使用して、転写シート10上に
所望の転写像21を感熱転写させる。これにより、布地
、木材、金属、プラスチック、陶磁器等の被プリント物
15上へ形成するプリント像51を有利に作製しようと
するものであり、その−例としてテープライタ90の外
観図を第6図に示す。
第6図において、ケーシング60の上面には、所望の文
字、記号等の入力、及び印字命令等の入力を行うための
操作ダイヤル62及びキーボード部64、そして操作ダ
イヤル62の操作により入力された文字、記号等の表示
を行う液晶表示部66が設けられている。ケーシング6
0の側面には、作成されたプリントシート30を排出す
るための排出口68及びプリントシート30を切断する
ためのカッターレバー69が設けられている。
第7図は、本実施例に係るプリントシート作成装置であ
るテープライタ90のケーシング60内に装着された状
態の収納カートリッジ70と、記録手段であるサーマル
ヘッド83とについて説明するための要部概略図である
第7図において、収納カートリッジ70は、転写シート
10が巻回された転写シートスプール75、インクリボ
ン15がそのインク面を内側にして巻回されたリボン供
給スプール79、そのリボン供給スプール79から引き
出されたインクリボン15を巻取る巻取スプール81、
装飾層転写シート31が基剤32を外側にして巻回され
た装飾層転写シートスプール65を有している。尚、転
写シート10、装飾層転写シート31、及びインクリボ
ン15の構成については後述する。
収納カートリッジ70は、更に転写シート10とインク
リボン15とを案内するガイドピン71、及び転写シー
ト10と装飾層転写シート31とを整合する整合ローラ
67とを有しており、各スプール75.79.81.6
5、ガイドピン71、及び整合ローラ67は、それぞれ
回転自在に保持され、図示しない蓋体に覆われ、ケーシ
ング60内に保持されている。
転写シート10及びインクリボン15は、ガイドピン7
1により、インクリボン27のインク面を介して対向し
た状態で凹部83まで案内されている。更に、後述する
プラテンローラ84及びサーマルヘッド16を介してイ
ンクリボン15は、巻取スプール81に案内される。そ
して、転写リボン10は、整合ローラ67に案内されて
いる。
また、装飾層転写シート31は基材32(第2図参照)
を有さない面を転写シート10に対向した状態で、整合
ローラ67に案内されている。尚、巻取スプール81及
び整合ローラ67は、図示しない駆動モータ及び動力伝
達機構によりそれぞれ矢印A方向及び矢印B方向に回転
されるように構成されている。
テープ収納カートリッジ70の凹部83には、インクリ
ボン15を介して、転写シート10に所望の文字、記号
等を転写するためのサーマルペッド16、及びそのサー
マルヘッド16に設けられた発熱体17(第3図参照)
が配置されている。
そのサーマルヘッド16の近傍には、そのサーマルヘッ
ド16に対して接離可能に設けられたプラテンローラ8
4、及び整合ローラ67に対して接離可能に設けられた
送りローラ82か、支持体85に支持されている。
尚、このような感熱転写型のテープライタ90によって
、目的とする転写像21を効果的に転写シート10上に
感熱転写させるためには、そのサーマルヘッド16の発
熱体17の位置や形状、またインクリボン15の巻取り
トルク、更にはヘッド押え圧、ヘッド取り付は角、ヘッ
ドエネルギ、印字スピード等が適宜に調節される。また
本実施例では、選択的な通電により発熱せしめられる複
数の抵抗体(発熱素子)からなる発熱体17を有するサ
ーマルヘッド方式の感熱転写型印字装置が示されている
が、その他、インクリボン15に導電層を設けておき、
この導電層の必要部分に針電極を当てて集中的に電流を
流すことにより、その部分の導電層を発熱させて転写を
行なう通電式感熱転写型印字装置であっても、同様に使
用可能である。
次に、本実施例に使用されるインクリボン15、転写シ
ート10、及び装飾層転写シート31の構成について説
明する。
転写シート10上に所望の転写像21を感熱転写するた
めに用いられるインクリボン15は、通常使用されてい
るワックス主体のインクであっても、樹脂系のインクで
あっても何等差し支えない。
転写シート10は、基材11及びホットメルト接着剤1
4より成っている(第3図参照)。
転写シート10の基材11としては、紙、金属箔、プラ
スチックフィルム等のフィルム状基材12の一方の表面
あるいは両面をシリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリ
オレフィン系樹脂、パラフィンワックス等の公知の離型
剤の1種あるいは2種以上の中から好適に選択使用され
た離型剤層13を設けた物が用いられる。尚、ここで用
いられるプラスチックフィルムの例としては、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリアミド、ポリイミド、フッ素系樹脂、ポリ塩化ビニ
ル、ポリサルフォン、ポリカーボネート、ABS樹脂等
から得られるフィルムを挙げることができる。但し、加
熱加圧時の耐熱性を考慮した場合には、これらのプラス
チックフィルム同士のラミネートを行なったり、あるい
は紙や金属箔とのラミネートを行なったり、耐熱層を設
けることも考えられる。
ところで、ホットメルト接着剤14上の基材11は、加
熱による熱で熱い間でも、あるいは冷却してからでもど
ちらでも剥すことができるのが好ましいところから、こ
のような転写シー)10のホットメルト接着剤14と基
材11との離型性は適度に調節される。
このようにしてなる転写シート10の基材11は、取扱
性、感熱転写時の特性、被プリント物50への加熱加圧
転写後の基材11の剥し易さ等を考慮すると、20μm
〜250μm1好ましくは25μm〜150μmの厚さ
を有することが望ましい。
また、転写シート10の基材11上に設けられるホット
メルト接着剤14は、感熱転写型のテープライタ90に
よりこのホットメルト接着剤層14上にインク像が転写
されなければならないため、インクリボンのインクと馴
染みがよく、かすれ、にじみ、つぶれ等の品質上の問題
のない転写像21が得られるような接着剤から選択され
る必要がある。しかも、表面の平滑度が高く凸凹の少な
い表面にする必要がある。
更に、被プリント物50上への加熱加圧転写後の品質、
すなわち、像の品質、風合い、違和感、光沢、洗濯堅牢
度、耐光堅牢度、汗堅牢度、ドライクリーニング堅牢度
、遊離ホルムアルデヒド量等の特性を考慮した上で、こ
のホットメルト接着剤14が選定されなければならない
このような特性を考慮したホットメルト接着剤14とし
ては、ポリオレフィン系樹脂、ポリウレタン、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、ユチレンーエチルアクリレート
、エチレン−アクリル酸、アイオノマー、ポリエステル
、ポリアミド、アクリル系樹脂等の熱可塑性樹脂の中か
ら1種あるいは2種以上か選択的に用いられる。
そして、このホットメルト接着剤14には、通常よく知
られているカラー染料やカラー顔料、その油量光染料や
蛍光顔料、蓄光顔料、サーモクロミック材料、フォトク
ロミック材料、エレクトロクロミック材料等の着色剤の
1種あるいは2種以上が含有されても良い。この時、こ
れらの染料、顔料等の着色剤層か、着色剤を含有したホ
ットメルト接着剤14につけ加えて設けられたり、ある
いは、ホットメルト接着剤14への着色剤の含有はなく
て、着色剤層だけが設けられても良い。
第2図に示す装飾層転写シート31は、基材32、離型
剤層33、ホットメルト接着剤34、装飾層35等より
構成されている。
これらのうち、基材32は、紙、金属箔、プラスチック
フィルム等のフィルム状基材が用いられる。
尚、ここで用いられるプラスチックフィルムの例として
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリアミド、ポリイミド、フッ素系樹脂、
ポリ塩化ビニル、ポリサルフォン、ポリカーボネート、
ABS樹脂等から得られるフィルムを挙げることができ
る。
また、基材32の厚みは、取扱性、感熱転写時の特性、
被プリント物50への加熱加圧転写後の基材32の剥し
易さ等を考慮すると、20μm〜250μm1好ましく
は25μm〜150μmであることが望ましい。
ホットメルト接着剤34上の基材32は、加熱による熱
で熱い間でも、あるいは冷却してからでもどちらでも剥
すことができるものが好ましいところから、このような
装飾層転写シート31の装飾層35及びホットメルト接
着剤34と基材32との離型性は適度に調節される。
そこで、この基材32上に設けられる離型剤層33には
、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリオレフィン系
樹脂、パラフィンワックス等の公知の離型剤の1種ある
いは2種以上の中から好適に選択されて離型性を調節し
た上で用いられる。
尚、この基材32及び離型剤層33は、強度の観点から
用いた方がよいが、用いなくても良い。
また、離型剤層33上に設けられるホットメルト接着剤
34としては、被プリント物50との接着強度や加熱加
圧転写のしやすさ、洗濯堅牢度、耐光堅牢度、汗堅牢度
、ドライクリーニング堅牢度、遊離ホルムアルデヒド量
等の必要な特性を満足させるポリオレフィン系樹脂、ポ
リウレタン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−エチルアクリレート、エチレン−アクリル酸、アイオ
ノ々−、ポリエステル、ポリアミド、アクリル系樹脂等
の熱可塑性樹脂の中の1種あるいは2種以上が選択的に
用いられる。
更に、ホットメルト接着剤34上に設けられる装飾層3
5は、−船釣に金属蒸着フィルムとして用いられている
ような、アルミニウムやクロム、銀、銅、ニッケル等の
金属を蒸着させて形成する金属箔が主体であるが、金属
粉を分散した着色層であってもよく、また金属以外の染
料、顔料、例えば、サーモクロミック材料、フォトクロ
ミック材料、エレクトロクロミック材料、蛍光材料、蓄
光材料等よりなる着色層、及び種々の模様や像を印刷等
により設けた装飾層であっても構わない。
ここで、金属粉や、染料、顔料を用いる場合には、装飾
層35を設けずに、ホットメルト接着剤34の中へ分散
させて一層としても構わない。
続いて、上述の様に構成されたテープライタ90の動作
について説明する。
キーボード部64及び操作ダイヤル62の操作により、
所望の文字、記号等が入力され、印字命令の入力が行わ
れると、サーマルヘッド16の発熱体17に入力文字の
ミラー像あるいは実像パターンを発生させて、インクリ
ボン15を介してプラテンローラ84上にて、転写シー
ト10のホットメルト接着剤14上に像の転写を行う。
と同時に図示しない駆動モータを駆動することにより、
整合ローラ67を矢印A方向に回転させ、巻取スプール
81を矢印B方向に回転させる。この巻取スプール81
が回転することによって、転写済みのインクリボン15
がそのスプール81に巻取られる。また、整合ローラ6
7の回転によって、所望の文字、記号等の転写像21が
転写された転写シート10(第4図に示す像形成済転写
シート20)の被転写面と装飾層転写シート31の装飾
層35面とか、接合ローラ67と送りローラ82との間
において貼着された後、収納カートリッジ70の外へ案
内され、ケーシング10に設けられた排出口68より排
出される。
排出口68より排出された転写シート10と装飾層転写
シート31との接合体、すなわちプリントシート30は
、入力された所望の文字、記号等の転写像21が形成さ
れており、片面に離型紙である基材32を有している。
この貼合わされたプリントシート30の一断面図を第2
図に示す。第2図において、転写像21が形成された転
写シート10は、装飾層転写シート31と、粘着剤、接
着剤等により粘着、接着される。あるいは、アイロン等
の加熱加圧手段で、被プリント物50上へ転写するまで
の間ラミネートされていれば良いのであるから、特に粘
着剤や接着剤を用いずに、単に加圧することにより貼合
わせるだけでも構わない。
このようにして転写像21が形成されて、装飾層転写シ
ート31と貼合わされて出来たプリントシート30は、
装飾層転写シート31側の基材32を剥した後、布地、
紙、木、金属、プラスチックス、陶磁器等の被プリント
物50の所定の場所へ、第1図に示すように装飾層転写
シート31のホットメルト接着剤34側を密着させて、
転写シート10の基材シート12側より、アイロン等の
加熱加圧手段を用いて加熱加圧40して接着させる。
この時、被プリント物50上への加熱加圧転写時の加熱
温度は、一般の家庭でも利用できるようにアイロンの温
度を基準としているため、100℃〜250℃、好適に
は、転写される被プリント物41の適用範囲を広げ(化
繊、プラスチックスにも対応)、取扱時の安全性、基材
の耐熱性等を考慮して、100℃〜200℃が望ましい
。そして、加圧圧力に関してもやはり家庭内のアイロン
を基準としているため、Log/cm’から500g/
cm”、好適には、数十g/cm’から最大でも200
〜300g/cm’程度の圧力で接着できることが望ま
しい。なお、加熱加圧時間は5〜30秒程度である。そ
れゆえ、ホットメルト接着剤34は、この温度、圧力で
軟化し被プリント物と接着するような接着剤が用いられ
る。
このようにして、第5図に示すように、被プリント物5
0の所定の部位に、前記転写像21がホットメルト接着
剤14,34、装飾層35と共に再転写されてなるプリ
ント像51が形成されて、目的とするプリント物が完成
されるのである。
上述したように、ホットメルト接着剤14上の転写像2
1が、直接被プリント物50に接する形で被プリント物
50上にプリント像51を形成するのに比べて、本発明
では、転写像21が、ホットメルト接着剤14及びホッ
トメルト接着剤34上の装飾層35にラミネートされた
形でプリント像51が形成されるため、インク像の品質
が向上したり、インク像の隠蔽力、鮮明さが向上したり
、また、洗濯等の堅労度が向上する等優れた品質を有す
ることが可能となるのである。これは、ホットメルト接
着剤34が被プリント物50表面の凸凹の影響を吸収し
て表面の平滑性を向上させ、また、金属箔の装飾層35
を形成した場合には、この金属箔が光を反射する事の効
果が大きいのである。
しかも、ホットメルト接着剤14.34に着色剤を分散
したり、ホットメルト接着剤層上に着色剤層を設けたり
、また、金属箔を設けたり、金属箔上に所望の模様や着
色剤等をコーティングした装飾層を設けたりすることが
可能であるため、非常に美麗で印象的なプリント像51
を完成させることができるのである。例えば、被プリン
ト物が濃暗色の場合でも、金属箔で光を反射するので、
被プリント物50の色に左右されないプリント像を作製
することができ、通常のカラー染料、顔料の着色剤層を
設けたりすれば、種々の色の綺麗なプリントが可能とな
る。また、螢光染料、螢光顔料、蓄光材料を用いれば、
螢光を発したり、暗い場所で発光したりして、印象深い
、目立つプリント像を作製することができ、更に、金属
錯塩系、コレステリック液晶系、ロイコ染料系等のサー
モクロミック材料を使用することによって、温度によっ
て色の変わるプリント像を作製することも可能となる。
更にまた、所望の模様を印刷した加飾層を設けることに
より、好みにあったオリジナルプリントが可能となるの
である。
尚、本実施例に係るテープライタ90においては、収納
カートリッジ70内に装飾層転写シート31を配し、そ
の収納カートリッジ70内で転写シート10と装飾層転
写シート31とを貼合わせているが、装飾層転写シート
31を収納カートリッジ70の外部に配し、その収納カ
ートリッジ7Oの外部で転写シート10と装飾層転写シ
ート31とを貼合わせるようにしてもよい。また、転写
シート10、インクリボン15、及び装飾層転写シート
31は、収納カートリッジ70を設けずに、適宜の構成
にて単にテープライタ90のケーシング60内に配置さ
れるようにしてもよい。
次に、本発明の幾つかの実施例を示し、本発明を更に具
体的に明らかにすることとするが、本発明が、そのよう
な記載によって何等の制約をも受けるものでないことは
、言うまでもないところである。
また、本発明には、以下の実施例の他にも、さらには上
記の具体的な記述以外にも、本発明の主旨を逸脱しない
限りにおいて、当業者の知識に基づいて種々なる変更、
修正、改良等を加え得るものであることが理解されるべ
きである。
実施例 1 最初に、離型剤にシリコーンを用いたグラシン紙に、厚
さ20μmのエチレンビニルアセテート樹脂−ポリウレ
タンを設けてなる転写シート10へ、感熱転写型のテー
プライタ90(ブラザー工業側製 P−touch)で
、インク像を感熱転写させて転写像21を作製した。こ
の転写像21は10℃〜35℃の環境温度で感熱転写さ
せても、非常に美麗なインク像を得ることができた。そ
して、この転写像21が形成された像形成済転写シート
20は、該テープライタ90に装着された収納カートリ
ッジ70内で装飾層転写シート31と貼合わせて供給さ
れる。この装飾層転写シート31は、離型紙上に厚さ2
0μmのエチレンビニルアセテート樹脂−ポリウレタン
が設けられ、更にそのエチレンビニルアセテート樹脂−
ポリウレタンの上にアルミニウム蒸着によりなる銀色の
金属箔が設けられた構成となっている。
次に、貼合わされたプリントシート30の装飾層85側
の離型紙を剥して、綿100%のTシャツ上へ密着させ
て、温度180℃、圧力200g/cm”、時間10秒
の条件でホットスタンプし、離型紙を剥すことにより、
Tシャツ上に転写像21、金属箔及びエチレンビニルア
セテート樹脂−ポリウレタンを転写接着させて、布地プ
リントを完成させた。
このようにしてできたTシャツ上のプリント像51は、
にじみ、かすれ、つぶれ等の無い非常に良好な品質を有
し、見た目の風合いや光沢、触った感じなども特に違和
感の無い優れた品質が得られた。
また、金属箔を設けたため、被プリント物50が黒や紺
等の濃色であっても、転写像21の確認が容易であった
Tシャツ上のプリント像51の、洗濯堅牢度、摩擦堅牢
度、汗堅牢度、ドライクリーニング堅牢度、耐光堅牢度
、遊離ホルムアルデヒド量を試験したところ、非常に良
好な結果が得られた。
なお、この転写シートの保存試験を、温度55℃×24
時間、温度35℃・湿度80%×48時間、温度−20
℃×24時間の条件で行なったところ、同等異常はみら
れなかった。
実施例 2 最初に、離型剤にシリコーンを用いたグラシン紙に、厚
さ30μmのポリアミドを設けてrzる転写シート10
へ、感熱転写型のテープライタ90(ブラザーエ業■製
 P−touch)で、インク像を感熱転写させて転写
像21を作製した。この転写像21は10℃〜35℃の
環境温度で感熱転写させても、非常に美麗なインク像を
得ることができた。そして、この転写像21が形成され
た像形成済転写シート20は、該テープライタ90に装
着された収納カートリッジ70内で装飾層転写シート3
1と貼合わせて供給される。この装飾層転写シート31
は、離型紙上に厚さ30μmのポリアミドが設けられ、
更にそのポリアミドの上に模様を印刷した金属箔が設け
られた構成となっている。
次に、貼合わされたプリントシート30の装飾層35側
の離型紙を剥して、綿100%のハンカチ上へ密着させ
て、温度150℃、圧力150g/cm”、時間15秒
の条件でホットスタンプし、離型紙を剥すことにより、
ハンカチ上に転写像21、模様入りの金属箔及びポリア
ミドを転写接着させて、布地プリントを完成させた。
このようにしてできたハンカチ上のプリント像51は、
にじみ、かすれ、つぶれ等の無い非常に良好な品質を有
し、見た目の風合いや光沢、触った感じなども特に違和
感の無い優れた品質が得られた。
ハンカチ上のプリント像51の、洗濯堅牢度、摩擦堅牢
度、汗堅牢度、ドライクリーニング堅牢度、耐光堅牢度
、遊離ホルムアルデヒド量を試験したところ、非常に良
好な結果が得られた。
なお、この転写シート10の保存試験を、温度55℃×
24時間、温度35℃・湿度80%×48時間、温度−
20℃X24時間の条件で行なったところ、同等異常は
みられなかった。
[発明の効果] 以上詳述したことから明らかなように、本発明のプリン
トシート作成装置及びプリント方法によれば、使用者が
感熱転写型の記録装置を使用して容易に所望の文字や図
形等の転写像を所定の転写シート上に作製し得るところ
から、必要時に必要な転写像を、低コストかつ容易に種
々の被プリント物上へプリントすることが可能となる。
また、レイアウトが自由にできるため、いろいろな文字
や図形を美麗で無駄なく被プリント物上へプリントする
ことも可能となる等各種の優れた効果を奏し得たのであ
り、そこに本発明の大きな工業的意義を見いだすことが
できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図から第7図までは本発明のプリント方法及びプリ
ントシート作成装置を具体化した実施例を示すもので、
第1図は本発明のプリント方法に従ってプリントシート
を加熱加圧転写する状態を示す説明図、第2図は転写シ
ートと装飾層転写シートが貼合わされてなるプリントシ
ートの一例を示す断面図、第3図は本発明に従う感熱転
写形態の一例を示す平面説明図、第4図は本発明に従っ
て得られる転写像形成済みの転写シートの一例を示す正
面図、第5図は加熱加圧転写後の被プリント物を示す説
明図、第6図は本発明のプリントシート作成装置の外観
図、第7図はそのプリントシート作成装置に装着された
収納カートリッジ及び記録手段の説明図である。 図中、10は転写シート、11は基材、12は基材シー
ト、13は離型剤層、14はホットメルト接着剤、15
はインクリボン、16はサーマルヘッド、17は発熱体
、20は像形成済転写シート、21は転写像、30はプ
リントシート、 31は装飾層転写シート、32は基材
、33は離型剤層、34はホットメルト接着剤、35は
装飾層、36は粘着剤層、40は加熱加圧、50は被プ
リント物、51はプリント像である。 第5図 第6図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、感熱転写型の記録装置を利用してインク像を形成し
    たホットメルト接着剤が、装飾層を有するホットメルト
    接着剤と貼合わされた形態で供給され、このインク像を
    形成したホットメルト接着剤の裏面より加熱加圧するこ
    とにより布地等の被プリント物上へ装飾プリント像を形
    成することを特徴とするプリント方法。 2、文字及び図形等の入力を行うための入力手段と、ホ
    ットメルト接着剤層を有する記録媒体と、該記録媒体に
    前記入力手段より入力された文字及び図形等の像を形成
    する記録手段と、該記録手段により形成された前記像を
    覆う装飾シートとを備えたことを特徴とするプリントシ
    ート作成装置。
JP2159246A 1990-04-09 1990-06-18 プリント方法及びプリントシート作成装置 Pending JPH0449088A (ja)

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US08/262,764 US5489359A (en) 1990-04-09 1994-06-20 Printing method for thermally transferring image section of print sheet to image receiving member and print sheet making device
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5362162A (en) * 1992-02-27 1994-11-08 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette with image receiving member and protection sheet
KR19990078808A (ko) * 1999-08-10 1999-11-05 류병현 표면이 거친 대상물에 전사지를 전사하는 방법
JP2014104595A (ja) * 2012-11-22 2014-06-09 Mikasa Sangyo Co Ltd カラーレーザープリンターによる転写シートを用いた布地への印刷方法

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KR19990078808A (ko) * 1999-08-10 1999-11-05 류병현 표면이 거친 대상물에 전사지를 전사하는 방법
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