JPH06143820A - 熱転写プリント方法並びにそれに使用するラベル状基材および熱転写リボン - Google Patents
熱転写プリント方法並びにそれに使用するラベル状基材および熱転写リボンInfo
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- JPH06143820A JPH06143820A JP4295687A JP29568792A JPH06143820A JP H06143820 A JPH06143820 A JP H06143820A JP 4295687 A JP4295687 A JP 4295687A JP 29568792 A JP29568792 A JP 29568792A JP H06143820 A JPH06143820 A JP H06143820A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自由にデザインした所望の画像を簡便に被転
写物にプリントすることができ、かつ画像上にラミネー
ト等の特別な保護手段を設けずとも洗濯堅牢度や耐ドラ
イクリーニング性にすぐれた熱転写プリント方法及びそ
こで使用する熱転写リボンを提供する。 【構成】 平面状支持部材の一方の面に耐溶剤性樹脂層
を有し、他方の面に感熱性接着層を有するラベル状基材
を用意し、該耐溶剤性樹脂層上に熱転写により画像を形
成し、次いで該基材の感熱性接着層を被転写物表面に重
ねて加熱加圧することにより、画像が形成された該基材
を被転写物上に貼着する。
写物にプリントすることができ、かつ画像上にラミネー
ト等の特別な保護手段を設けずとも洗濯堅牢度や耐ドラ
イクリーニング性にすぐれた熱転写プリント方法及びそ
こで使用する熱転写リボンを提供する。 【構成】 平面状支持部材の一方の面に耐溶剤性樹脂層
を有し、他方の面に感熱性接着層を有するラベル状基材
を用意し、該耐溶剤性樹脂層上に熱転写により画像を形
成し、次いで該基材の感熱性接着層を被転写物表面に重
ねて加熱加圧することにより、画像が形成された該基材
を被転写物上に貼着する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、所望の画像を熱転写プ
リントしたラベル状基材を被転写物に加熱加圧貼着する
ことによって被転写物上に画像を転写する方法、並びに
それに使用するラベル状基材および熱転写リボンに関す
る。
リントしたラベル状基材を被転写物に加熱加圧貼着する
ことによって被転写物上に画像を転写する方法、並びに
それに使用するラベル状基材および熱転写リボンに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】布地、金属、陶磁器、木材、樹脂等の被
転写物に所望の画像を熱転写プリントすることは従来か
ら知られている。
転写物に所望の画像を熱転写プリントすることは従来か
ら知られている。
【０００３】たとえば、市販のデザイン化されたワッペ
ンや名札等を購入しアイロンを使用して転写する方法が
あるが、この場合には既製のデザインの画像しかプリン
トできず、自由にデザインした文字や図案をプリントす
ることはできない。特殊な印刷を行なえば自由にデザイ
ンしたものをプリントすることも可能であるが、それに
は専門店に依頼する必要があるため個人が簡便に実施す
ることはできない。
ンや名札等を購入しアイロンを使用して転写する方法が
あるが、この場合には既製のデザインの画像しかプリン
トできず、自由にデザインした文字や図案をプリントす
ることはできない。特殊な印刷を行なえば自由にデザイ
ンしたものをプリントすることも可能であるが、それに
は専門店に依頼する必要があるため個人が簡便に実施す
ることはできない。
【０００４】自由にデザインした画像をプリントするこ
とができるように、基材上に熱可塑性樹脂膜を設けた受
容紙上に静電式複写機を利用して画像を形成し、これを
被転写物に重ね合わせ加熱押圧して転写する方法が提案
されている（特開昭６０−２３０８９９号）。しかしな
がら、この方法は高価な静電式複写機を利用するので個
人の家庭では思うように使えず、また静電式複写機には
トナーの定着工程があるため受容紙上のトナーが定着時
においてシリコンオイルを塗布した加熱加圧ロールに付
着する力と転写時において被転写物に転写する力とのバ
ランスを取ることが難しく、受容紙の選択に汎用性がな
いという問題がある。
とができるように、基材上に熱可塑性樹脂膜を設けた受
容紙上に静電式複写機を利用して画像を形成し、これを
被転写物に重ね合わせ加熱押圧して転写する方法が提案
されている（特開昭６０−２３０８９９号）。しかしな
がら、この方法は高価な静電式複写機を利用するので個
人の家庭では思うように使えず、また静電式複写機には
トナーの定着工程があるため受容紙上のトナーが定着時
においてシリコンオイルを塗布した加熱加圧ロールに付
着する力と転写時において被転写物に転写する力とのバ
ランスを取ることが難しく、受容紙の選択に汎用性がな
いという問題がある。
【０００５】一方、静電式複写機を利用しない方法とし
て、ホットメルト接着剤層上に反転画像を熱転写プリン
トし、これをホットメルト接着剤層ごと被転写物に加熱
加圧転写する方法が提案されている（特開平３−２９２
１８７号）。しかしながら、この方法では、ホットメル
ト接着剤層が加熱加圧の際にアイロンなどの熱源で軟化
するため離型効果をもつグラシン紙や離型紙などを支持
体として貼り合せる必要があり、またホットメルト層自
体が転移するため必要部分を均等に加熱しなければきれ
いに転写することができず、さらにホットメルト層が転
写された画像を覆っているので違和感を感じることがあ
るといった問題がある。
て、ホットメルト接着剤層上に反転画像を熱転写プリン
トし、これをホットメルト接着剤層ごと被転写物に加熱
加圧転写する方法が提案されている（特開平３−２９２
１８７号）。しかしながら、この方法では、ホットメル
ト接着剤層が加熱加圧の際にアイロンなどの熱源で軟化
するため離型効果をもつグラシン紙や離型紙などを支持
体として貼り合せる必要があり、またホットメルト層自
体が転移するため必要部分を均等に加熱しなければきれ
いに転写することができず、さらにホットメルト層が転
写された画像を覆っているので違和感を感じることがあ
るといった問題がある。
【０００６】受容紙や支持体から被転写物に画像を転写
した後に受容紙や支持体を剥離する方法ではそれらから
の画像の離型効果を考慮する必要があることから、所望
の画像をプリントした基材ごと被転写物に貼着する方法
が考えられた。その場合、画像を基材にプリントするの
に高価な静電式複写機を利用することは簡便とは言えな
いことから、プリント手段としては熱転写の利用が好都
合である。しかしながら、従来、基材上に熱転写した画
像は一般にそのままでは洗濯堅牢度や耐ドライクリーニ
ング性が低いため、画像上に透明な保護層を設けるなど
の手段が必要であった。結局、保護層が画像を覆ってい
ることにより違和感の問題は解決されず、また保護層を
設ける工程を付加することは繁雑であるために、この方
法はこれまで到底実用にならないものであった。
した後に受容紙や支持体を剥離する方法ではそれらから
の画像の離型効果を考慮する必要があることから、所望
の画像をプリントした基材ごと被転写物に貼着する方法
が考えられた。その場合、画像を基材にプリントするの
に高価な静電式複写機を利用することは簡便とは言えな
いことから、プリント手段としては熱転写の利用が好都
合である。しかしながら、従来、基材上に熱転写した画
像は一般にそのままでは洗濯堅牢度や耐ドライクリーニ
ング性が低いため、画像上に透明な保護層を設けるなど
の手段が必要であった。結局、保護層が画像を覆ってい
ることにより違和感の問題は解決されず、また保護層を
設ける工程を付加することは繁雑であるために、この方
法はこれまで到底実用にならないものであった。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】すなわち本発明は、自
由にデザインした所望の画像を簡便に被転写物にプリン
トすることができ、かつ画像上にラミネート等の特別な
保護手段を設けずとも洗濯堅牢度や耐ドライクリーニン
グ性にすぐれた熱転写プリント方法、並びにそれに使用
するラベル状基材および熱転写リボンを提供しようとす
るものである。
由にデザインした所望の画像を簡便に被転写物にプリン
トすることができ、かつ画像上にラミネート等の特別な
保護手段を設けずとも洗濯堅牢度や耐ドライクリーニン
グ性にすぐれた熱転写プリント方法、並びにそれに使用
するラベル状基材および熱転写リボンを提供しようとす
るものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、一方の面に感
熱性接着層を有する支持部材の一方の面に耐溶剤性樹脂
層を有し、他方の面に感熱性接着層を有するラベル状基
材を用意し、該基材の耐溶剤性樹脂層上に熱転写により
画像を形成し、次いで該基材の感熱性接着層を被転写物
表面に重ねて加熱加圧することにより、画像が形成され
た該基材を被転写物上に貼着することからなる熱転写プ
リント方法を提供することにより、上記課題を解決する
ものである。
熱性接着層を有する支持部材の一方の面に耐溶剤性樹脂
層を有し、他方の面に感熱性接着層を有するラベル状基
材を用意し、該基材の耐溶剤性樹脂層上に熱転写により
画像を形成し、次いで該基材の感熱性接着層を被転写物
表面に重ねて加熱加圧することにより、画像が形成され
た該基材を被転写物上に貼着することからなる熱転写プ
リント方法を提供することにより、上記課題を解決する
ものである。
【０００９】本発明におけるラベル状基材を構成する支
持部材は、好ましくはコットン、ナイロン、アセテー
ト、ポリエステル、紙、または不織布からなる。耐溶剤
性樹脂層は、好ましくは、軟化点１４０〜２５０℃の耐
溶剤性樹脂を塗布量０．１〜２０g/m2で塗布したもので
ある。好ましい耐溶剤性樹脂はポリエステル樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、またはポリアミド樹脂である。感熱性接
着層は、好ましくはその厚さが３０〜１５０μであり、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリオレフィン樹脂、
アイオノマー樹脂、アクリレート樹脂、エチレン−アク
リル酸樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリア
ミド樹脂、ポリウレタン系樹脂等からなる。なお、基材
は着色されていてもよいし、所望に応じて蛍光染料、蛍
光顔料、蓄光顔料、示温インク、磁気インク、香料、フ
ォトクロミック、発泡材等を含んでいてもよい。
持部材は、好ましくはコットン、ナイロン、アセテー
ト、ポリエステル、紙、または不織布からなる。耐溶剤
性樹脂層は、好ましくは、軟化点１４０〜２５０℃の耐
溶剤性樹脂を塗布量０．１〜２０g/m2で塗布したもので
ある。好ましい耐溶剤性樹脂はポリエステル樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、またはポリアミド樹脂である。感熱性接
着層は、好ましくはその厚さが３０〜１５０μであり、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリオレフィン樹脂、
アイオノマー樹脂、アクリレート樹脂、エチレン−アク
リル酸樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリア
ミド樹脂、ポリウレタン系樹脂等からなる。なお、基材
は着色されていてもよいし、所望に応じて蛍光染料、蛍
光顔料、蓄光顔料、示温インク、磁気インク、香料、フ
ォトクロミック、発泡材等を含んでいてもよい。
【００１０】加熱加圧工程における加熱の条件としては
１００〜２５０℃の温度を、加圧の条件としては５g/cm
2〜１Kg/cm2の圧力をかければ良いが、好適には２００
℃以下で、１０g/cm2〜２００g/cm2の圧力をかければ良
い。この範囲を外れると作業性が悪くなる。また加熱加
圧時間は短ければ短い程良いが、基材の経時変化や作業
性を考えて５〜２０秒程度が良く、これらの条件を満た
すように前記感熱性接着層に使用できる樹脂の融点、メ
ルトインデックス、ガラス転移点等を考慮して適宜決め
れば良い。
１００〜２５０℃の温度を、加圧の条件としては５g/cm
2〜１Kg/cm2の圧力をかければ良いが、好適には２００
℃以下で、１０g/cm2〜２００g/cm2の圧力をかければ良
い。この範囲を外れると作業性が悪くなる。また加熱加
圧時間は短ければ短い程良いが、基材の経時変化や作業
性を考えて５〜２０秒程度が良く、これらの条件を満た
すように前記感熱性接着層に使用できる樹脂の融点、メ
ルトインデックス、ガラス転移点等を考慮して適宜決め
れば良い。
【００１１】本発明の熱転写プリント方法に使用する熱
転写リボンとしては、軟化点１５０〜３００℃のポリエ
ステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂等に、
カーボンブラックや着色顔料等からなる着色材と必要に
応じて付加材を加えたものを、溶剤に溶解または分散さ
せた（エマルジョン化）塗材をポリエステルフイルムや
ポリアミドフイルム等のベースフィルムに塗布したもの
が好適に用いられる。必要に応じて、上記塗材が塗布さ
れた面と反対側の面にスティック防止層、塗材とベース
フィルムの間に剥離層やカバー層、あるいは塗材の上に
基材への接着性を増す為の接着層などが機能層として設
けられても良い。
転写リボンとしては、軟化点１５０〜３００℃のポリエ
ステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂等に、
カーボンブラックや着色顔料等からなる着色材と必要に
応じて付加材を加えたものを、溶剤に溶解または分散さ
せた（エマルジョン化）塗材をポリエステルフイルムや
ポリアミドフイルム等のベースフィルムに塗布したもの
が好適に用いられる。必要に応じて、上記塗材が塗布さ
れた面と反対側の面にスティック防止層、塗材とベース
フィルムの間に剥離層やカバー層、あるいは塗材の上に
基材への接着性を増す為の接着層などが機能層として設
けられても良い。
【００１２】
【作用】本発明の方法は、熱転写が可能な印字装置と適
当な熱転写リボンを用いてラベル状基材の耐溶剤性樹脂
層の上に画像を形成する。この耐溶剤性樹脂層が所定の
軟化点を有する熱硬化性樹脂を所定の塗布量で塗布形成
したものであることにより、熱転写を行った際の画像の
転写特性に優れるとともに、後の加熱加圧工程における
温度および圧力条件により印字された画像が乱れたりす
ることが少ない。また、この耐溶剤性樹脂層上の画像は
ラミネート等の特別な保護手段を設けずとも良好な洗濯
堅牢度や耐ドライクリーニング性を有する。
当な熱転写リボンを用いてラベル状基材の耐溶剤性樹脂
層の上に画像を形成する。この耐溶剤性樹脂層が所定の
軟化点を有する熱硬化性樹脂を所定の塗布量で塗布形成
したものであることにより、熱転写を行った際の画像の
転写特性に優れるとともに、後の加熱加圧工程における
温度および圧力条件により印字された画像が乱れたりす
ることが少ない。また、この耐溶剤性樹脂層上の画像は
ラミネート等の特別な保護手段を設けずとも良好な洗濯
堅牢度や耐ドライクリーニング性を有する。
【００１３】
［実施例１］以下の構成を有する基材を用意した。 支持部材・・・・・・６，６ナイロン生地 耐溶剤性樹脂層・・・ポリアミド樹脂（軟化点２００
℃）を１０μ塗布 感熱性接着層・・・・ポリアミドフィルム（融点９０
℃）を１５０℃の温度で１０秒間加圧してラミネート 熱転写リボンをラベルプリンター（ＴＥＣ製「Ｂ−３
０」）に取り付けて上記基材の耐溶剤性樹脂層上に画像
を印字した。使用した熱転写リボンは、厚さ５．７μの
ポリエステルフィルムの片面にスティック防止層を有
し、他方の面にはワックスを主体とする離型層の上に粒
状ポリアミド樹脂と着色材を主体とする転写インク層を
有するものである。次いで、コットン生地に画像を印字
した上記基材を重ね、基材側からアイロン（自重１．２
Kg）で５００gの力をかけ１９０℃で１０秒間加熱加圧
した。
℃）を１０μ塗布 感熱性接着層・・・・ポリアミドフィルム（融点９０
℃）を１５０℃の温度で１０秒間加圧してラミネート 熱転写リボンをラベルプリンター（ＴＥＣ製「Ｂ−３
０」）に取り付けて上記基材の耐溶剤性樹脂層上に画像
を印字した。使用した熱転写リボンは、厚さ５．７μの
ポリエステルフィルムの片面にスティック防止層を有
し、他方の面にはワックスを主体とする離型層の上に粒
状ポリアミド樹脂と着色材を主体とする転写インク層を
有するものである。次いで、コットン生地に画像を印字
した上記基材を重ね、基材側からアイロン（自重１．２
Kg）で５００gの力をかけ１９０℃で１０秒間加熱加圧
した。
【００１４】［実施例２］熱転写リボンとして粒状ポリ
アミド樹脂と着色材を主体とする転写インク層を有する
ものの代りに、架橋型ポリエステル樹脂と着色材を主体
とする転写インク層を有するものを使用し、基材として
６，６ナイロン生地の代りにコツトン生地を支持体と
し、これにポリアミド樹脂の代りにポリウレタン樹脂
（軟化点２００℃）を１０μ塗布したものを使用した。
それ以外は実施例１と同様の操作を行なった。
アミド樹脂と着色材を主体とする転写インク層を有する
ものの代りに、架橋型ポリエステル樹脂と着色材を主体
とする転写インク層を有するものを使用し、基材として
６，６ナイロン生地の代りにコツトン生地を支持体と
し、これにポリアミド樹脂の代りにポリウレタン樹脂
（軟化点２００℃）を１０μ塗布したものを使用した。
それ以外は実施例１と同様の操作を行なった。
【００１５】［実施例３］熱転写リボンとして粒状ポリ
アミド樹脂と着色材を主体とする転写インク層を有する
ものの代りに、ポリアミド樹脂（軟化点８０℃）と着色
材を主体とする転写インク層を有するものを使用した。
それ以外は実施例１と同様の操作を行なった。
アミド樹脂と着色材を主体とする転写インク層を有する
ものの代りに、ポリアミド樹脂（軟化点８０℃）と着色
材を主体とする転写インク層を有するものを使用した。
それ以外は実施例１と同様の操作を行なった。
【００１６】［実施例４］耐溶剤性樹脂層としてポリウ
レタン樹脂（軟化点２００℃）の代りに、ポリウレタン
樹脂（軟化点１００℃）を１０μ塗布したものを使用し
た。それ以外は実施例１と同様の操作を行なった。
レタン樹脂（軟化点２００℃）の代りに、ポリウレタン
樹脂（軟化点１００℃）を１０μ塗布したものを使用し
た。それ以外は実施例１と同様の操作を行なった。
【００１７】上記実施例の結果を表１に示す。
【表１】 評価の基準は以下の通りである。 ○・・・・・良好 △・・・・・やや良好 ×・・・・・不良 なお、上記洗濯試験は、４０℃のぬるま湯に合成洗剤を
加えた液にて３０分×２０回洗濯することにより行っ
た。またドライクリーニング試験は、ドライクリーニン
グ液にて２０分×１０回洗濯することにより行った。
加えた液にて３０分×２０回洗濯することにより行っ
た。またドライクリーニング試験は、ドライクリーニン
グ液にて２０分×１０回洗濯することにより行った。
【００１８】
【発明の効果】本発明によれば、熱転写を行った際の画
像の転写特性に優れるとともに、後の加熱加圧工程にお
ける温度および圧力条件により印字された画像が乱れた
りすることが少ないという利点がある。また、この耐溶
剤性樹脂層上の画像はラミネート等の特別な保護手段を
設けずとも良好な洗濯堅牢度や耐ドライクリーニング性
を有するという利点もある。また、基材に感熱性接着層
をコーティングまたは貼りあわせる事により、一般の刃
を利用したスリッターにて生じる生地のほつれが無くな
り、細い幅にも容易にスリットが出来る。
像の転写特性に優れるとともに、後の加熱加圧工程にお
ける温度および圧力条件により印字された画像が乱れた
りすることが少ないという利点がある。また、この耐溶
剤性樹脂層上の画像はラミネート等の特別な保護手段を
設けずとも良好な洗濯堅牢度や耐ドライクリーニング性
を有するという利点もある。また、基材に感熱性接着層
をコーティングまたは貼りあわせる事により、一般の刃
を利用したスリッターにて生じる生地のほつれが無くな
り、細い幅にも容易にスリットが出来る。
【図１】本発明の方法における熱転写工程を示す模式図
である。
である。
【図２】本発明の方法における加熱加圧工程を示す模式
図である。
図である。
【図３】本発明の方法に用いるインクリボンの構成を示
す模式図である。
す模式図である。
１ サーマルヘッド ２ スティック防止層 ３ ベースフィルム ４ 離型層 ５ 転写インク ６ 耐溶剤性樹脂層 ７ 支持部材 ８ 感熱性接着層 ９ アイロン １０ 被転写材
Claims (13)
- 【請求項１】 平面状支持部材の一方の面に耐溶剤性樹
脂層を有し、他方の面に感熱性接着層を有するラベル状
基材を用意し、該耐溶剤性樹脂層上に熱転写により画像
を形成し、次いで該基材の感熱性接着層を被転写物表面
に重ねて加熱加圧することにより、画像が形成された該
基材を被転写物上に貼着することからなる熱転写プリン
ト方法。 - 【請求項２】 該耐溶剤性樹脂層が軟化点１４０〜２５
０℃の耐溶剤性樹脂を塗布量０．１〜２０g/m2で塗布形
成したものである請求項１記載の方法。 - 【請求項３】 該感熱性接着層の厚さが３０〜１５０μ
である請求項１記載の方法。 - 【請求項４】 該耐溶剤性樹脂層がポリエステル樹脂、
ポリウレタン樹脂、またはポリアミド樹脂からなる請求
項１記載の方法。 - 【請求項５】 該感熱性接着層がエチレン−酢酸ビニル
共重合体、ポリオレフィン樹脂、アイオノマー樹脂、ア
クリレート樹脂、エチレン−アクリル酸樹脂、アクリル
樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、およびポリ
ウレタン系樹脂の少なくとも１種からなる請求項１記載
の方法。 - 【請求項６】 該支持部材がコットン、ナイロン、アセ
テート、ポリエステル、紙、または不織布からなる請求
項１記載の方法。 - 【請求項７】 該加熱加圧工程が１００〜２５０℃の温
度で５g/cm2〜１Kg/cm2の圧力をかけて該基材を被転写
物に熱貼着する請求項１記載の方法。 - 【請求項８】 平面状支持部材の一方の面に軟化点１４
０〜２５０℃の耐溶剤性樹脂を塗布量０．１〜２０g/m2
で塗布形成した耐溶剤性樹脂層を有し、他方の面に感熱
性接着層を有する熱転写プリント用ラベル状基材。 - 【請求項９】 該感熱性接着層の厚さが３０〜１５０μ
である請求項８記載の基材。 - 【請求項１０】 該耐溶剤性樹脂層がポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂、またはポリアミド樹脂からなる
請求項８記載の基材。 - 【請求項１１】 該感熱性接着層がエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、ポリオレフィン樹脂、アイオノマー樹脂、
アクリレート樹脂、エチレン−アクリル酸樹脂、アクリ
ル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、およびポ
リウレタン系樹脂の少なくとも１種からなる請求項８記
載の基材。 - 【請求項１２】 該支持部材がコットン、ナイロン、ア
セテート、ポリエステル、紙、または不織布からなる請
求項８記載の基材。 - 【請求項１３】 軟化点１５０〜３００℃のポリエステ
ル樹脂、ポリアミド樹脂、またはポリウレタン樹脂と、
カーボンブラックまたは着色顔料を含む着色材と、必要
に応じて加えられた付加材とからなるインク層を有す
る、請求項１記載の方法に使用する熱転写インクリボ
ン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29568792A JP3212383B2 (ja) | 1992-11-05 | 1992-11-05 | 熱転写プリント方法並びにそれに使用するラベル状基材および熱転写リボン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29568792A JP3212383B2 (ja) | 1992-11-05 | 1992-11-05 | 熱転写プリント方法並びにそれに使用するラベル状基材および熱転写リボン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06143820A true JPH06143820A (ja) | 1994-05-24 |
| JP3212383B2 JP3212383B2 (ja) | 2001-09-25 |
Family
ID=17823883
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29568792A Expired - Lifetime JP3212383B2 (ja) | 1992-11-05 | 1992-11-05 | 熱転写プリント方法並びにそれに使用するラベル状基材および熱転写リボン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3212383B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100416869B1 (ko) * | 1995-05-23 | 2004-04-28 | 오지유카고세이시가부시키가이샤 | 배송전표용감압전사스티커슬립 |
| KR100431012B1 (ko) * | 1996-03-05 | 2004-07-19 | 오지유카고세이시가부시키가이샤 | 감압성접착라벨 |
| CN105803788A (zh) * | 2016-03-24 | 2016-07-27 | 湖州新利商标制带有限公司 | 一种黑色商标带及其制作方法 |
| CN114261223A (zh) * | 2021-12-24 | 2022-04-01 | 湖南鼎一致远科技发展有限公司 | 一种耐溶剂和耐磨标签打印的树脂碳带及其制备方法 |
-
1992
- 1992-11-05 JP JP29568792A patent/JP3212383B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| KR100416869B1 (ko) * | 1995-05-23 | 2004-04-28 | 오지유카고세이시가부시키가이샤 | 배송전표용감압전사스티커슬립 |
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