JPH06127132A - 熱転写プリント方法およびそれに用いる熱転写材 - Google Patents
熱転写プリント方法およびそれに用いる熱転写材Info
- Publication number
- JPH06127132A JPH06127132A JP4281635A JP28163592A JPH06127132A JP H06127132 A JPH06127132 A JP H06127132A JP 4281635 A JP4281635 A JP 4281635A JP 28163592 A JP28163592 A JP 28163592A JP H06127132 A JPH06127132 A JP H06127132A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermal transfer
- layer
- pattern
- heat
- plastic film
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- Pending
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- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Printing Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単に模様を作成することができ、少ない枚
数でも低コストでプリントを行なうことのできる熱転写
プリント方法およびそれに用いる熱転写材を提供するこ
と。 【構成】 離型性を有する透視可能なプラスチックフィ
ルム1上に熱転写層2が設けられてなる熱転写材A、お
よび熱転写材Aの熱転写層2を適宜の模様にカッティン
グし、模様以外の部分をプラスチックフィルム1よりは
がし、熱転写層2側を被転写物にあて、プラスチックフ
ィルム1側より加熱して前記模様部分の熱転写層2を被
転写物上に転写することを特徴とする熱転写プリント方
法。
数でも低コストでプリントを行なうことのできる熱転写
プリント方法およびそれに用いる熱転写材を提供するこ
と。 【構成】 離型性を有する透視可能なプラスチックフィ
ルム1上に熱転写層2が設けられてなる熱転写材A、お
よび熱転写材Aの熱転写層2を適宜の模様にカッティン
グし、模様以外の部分をプラスチックフィルム1よりは
がし、熱転写層2側を被転写物にあて、プラスチックフ
ィルム1側より加熱して前記模様部分の熱転写層2を被
転写物上に転写することを特徴とする熱転写プリント方
法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱転写プリント方法およ
びそれに用いる熱転写材に関する。さらに詳しくは、簡
単な操作でかつ低コストで所望の模様をたとえばTシャ
ツなどの布製品上に転写することのできる熱転写プリン
ト方法およびそれに用いる熱転写材に関する。
びそれに用いる熱転写材に関する。さらに詳しくは、簡
単な操作でかつ低コストで所望の模様をたとえばTシャ
ツなどの布製品上に転写することのできる熱転写プリン
ト方法およびそれに用いる熱転写材に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、Tシャツやトレーナーなどの布製品、合成皮革な
どの被転写物の上に絵柄や文字などの模様をプリントす
る方法としては、スクリーン印刷で直接布にプリントす
る方法や、台紙上に同じくスクリーン印刷で絵柄や文字
を印刷しておき、この台紙を絵柄側が布に面するように
布に押しあてて、アイロンの熱と加圧によって前記絵柄
などを布上に転写する方法がある。
より、Tシャツやトレーナーなどの布製品、合成皮革な
どの被転写物の上に絵柄や文字などの模様をプリントす
る方法としては、スクリーン印刷で直接布にプリントす
る方法や、台紙上に同じくスクリーン印刷で絵柄や文字
を印刷しておき、この台紙を絵柄側が布に面するように
布に押しあてて、アイロンの熱と加圧によって前記絵柄
などを布上に転写する方法がある。
【0003】しかしながら、いずれの方法もスクリーン
印刷により絵柄などの模様を形成しており、模様に応じ
た製版を行なう必要がある。したがって手間と時間がか
かるうえに、10枚程度の少ない枚数のプリントを行なう
ばあいは、1枚あたりの単価が高くつき非常に不経済で
あるという問題があった。
印刷により絵柄などの模様を形成しており、模様に応じ
た製版を行なう必要がある。したがって手間と時間がか
かるうえに、10枚程度の少ない枚数のプリントを行なう
ばあいは、1枚あたりの単価が高くつき非常に不経済で
あるという問題があった。
【0004】本発明は、叙上の事情に鑑み、簡単に模様
を作成することができ、少ない枚数でも低コストでプリ
ントを行なうことのできる熱転写プリント方法およびそ
れに用いる熱転写材を提供することを目的とする。
を作成することができ、少ない枚数でも低コストでプリ
ントを行なうことのできる熱転写プリント方法およびそ
れに用いる熱転写材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、離型性を有す
る透視可能なプラスチックフィルム上に熱転写層が設け
られてなる熱転写材の前記熱転写層を適宜の模様にカッ
ティングし、模様以外の部分をプラスチックフィルムよ
りはがし、熱転写層側を被転写物にあて、プラスチック
フィルム側より加熱して前記模様部分の熱転写層を被転
写物上に転写することを特徴とする熱転写プリント方法
に関する。
る透視可能なプラスチックフィルム上に熱転写層が設け
られてなる熱転写材の前記熱転写層を適宜の模様にカッ
ティングし、模様以外の部分をプラスチックフィルムよ
りはがし、熱転写層側を被転写物にあて、プラスチック
フィルム側より加熱して前記模様部分の熱転写層を被転
写物上に転写することを特徴とする熱転写プリント方法
に関する。
【0006】本発明はさらに、前記熱転写プリント方法
に用いる熱転写材であって、離型性を有する透視可能な
プラスチックフィルム上に熱転写層が設けられてなり、
前記熱転写層が熱溶融性着色インク層と、そのうえに形
成された感熱接着層とからなることを特徴とする熱転写
材に関する。
に用いる熱転写材であって、離型性を有する透視可能な
プラスチックフィルム上に熱転写層が設けられてなり、
前記熱転写層が熱溶融性着色インク層と、そのうえに形
成された感熱接着層とからなることを特徴とする熱転写
材に関する。
【0007】本発明はさらに、前記熱転写プリント方法
に用いる熱転写材であって、離型性を有する透視可能な
プラスチックフィルム上に熱転写層が設けられてなり、
前記熱転写層が感熱接着性を有する熱溶融性着色インク
層であることを特徴とする熱転写材に関する。
に用いる熱転写材であって、離型性を有する透視可能な
プラスチックフィルム上に熱転写層が設けられてなり、
前記熱転写層が感熱接着性を有する熱溶融性着色インク
層であることを特徴とする熱転写材に関する。
【0008】
【作用および実施例】以下、図面に基づき本発明の熱転
写プリント方法およびそれに用いる熱転写材について詳
細に説明する。
写プリント方法およびそれに用いる熱転写材について詳
細に説明する。
【0009】図1は本発明の熱転写材の一実施例を示す
断面説明図である。図1において、Aは本発明の一実施
例にかかわる熱転写材であり、該熱転写材Aは、プラス
チックフィルム1a上に離型層1bを設けてなる離型性
を有する透視可能なプラスチックフィルム1の該離型層
1b上に熱転写層2が設けられたものであり、該熱転写
層2は熱溶融性着色インク層2aと、その上に設けられ
た感熱接着層2bとからなる。
断面説明図である。図1において、Aは本発明の一実施
例にかかわる熱転写材であり、該熱転写材Aは、プラス
チックフィルム1a上に離型層1bを設けてなる離型性
を有する透視可能なプラスチックフィルム1の該離型層
1b上に熱転写層2が設けられたものであり、該熱転写
層2は熱溶融性着色インク層2aと、その上に設けられ
た感熱接着層2bとからなる。
【0010】プラスチックフィルム1は、熱転写層2の
台紙としての役割を果たす部材であり、所望の模様以外
の不要部分を取り除き易くするために表面に離型層1b
が形成されている。熱溶融性着色インク層2aとプラス
チックフィルム1aとの組合わせにおいて、離型層1b
がなくてもインク層2aがプラスチックフィルム1aか
ら容易に剥離するばあいは離型層1bを設けなくてもよ
い。
台紙としての役割を果たす部材であり、所望の模様以外
の不要部分を取り除き易くするために表面に離型層1b
が形成されている。熱溶融性着色インク層2aとプラス
チックフィルム1aとの組合わせにおいて、離型層1b
がなくてもインク層2aがプラスチックフィルム1aか
ら容易に剥離するばあいは離型層1bを設けなくてもよ
い。
【0011】プラスチックフィルム1aとしてはポリエ
ステルフィルム、ポリアミドフィルム、ポリアセタール
フィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリアミドイミ
ドフィルム、ポリイミドフィルム、アラミドフィルムな
ど耐熱性の高いものが好ましく使用されるが、転写時の
加熱温度が低いばあいはポリプロピレンフィルム、ポリ
塩化ビニルフィルムなども使用可能である。プラスチッ
クフィルム1aの厚さは、とくに限定されないが、後述
する模様のカッティング操作に耐えうるように概ね20〜
200 μm、なかんづく40〜150 μmであるのが好まし
い。
ステルフィルム、ポリアミドフィルム、ポリアセタール
フィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリアミドイミ
ドフィルム、ポリイミドフィルム、アラミドフィルムな
ど耐熱性の高いものが好ましく使用されるが、転写時の
加熱温度が低いばあいはポリプロピレンフィルム、ポリ
塩化ビニルフィルムなども使用可能である。プラスチッ
クフィルム1aの厚さは、とくに限定されないが、後述
する模様のカッティング操作に耐えうるように概ね20〜
200 μm、なかんづく40〜150 μmであるのが好まし
い。
【0012】離型層1bに用いる離型剤としてはシリコ
ーン樹脂、フッ素樹脂などがあげられる。また離型層1
bはタルク、雲母粉、シリコーン樹脂粒子、フッ素樹脂
粒子などの滑材と樹脂バインダーとの混合物のコーティ
ング層であってもよい。
ーン樹脂、フッ素樹脂などがあげられる。また離型層1
bはタルク、雲母粉、シリコーン樹脂粒子、フッ素樹脂
粒子などの滑材と樹脂バインダーとの混合物のコーティ
ング層であってもよい。
【0013】後述するごとく転写時の位置合せが容易な
点から、プラスチックフィルム1は透視性を有するよう
に透明ないし半透明のものがよい。
点から、プラスチックフィルム1は透視性を有するよう
に透明ないし半透明のものがよい。
【0014】熱溶融性着色インク層2aは着色剤と熱溶
融性バインダーとからなるものである。
融性バインダーとからなるものである。
【0015】熱溶融性着色インク層2aは、模様以外の
部分の剥離を容易にするために膜強度の大きなものが好
ましく、そのため熱溶融性バインダーとしては膜形成能
の大きなものが好ましく、通常熱溶融性樹脂を主体とす
るものが好ましく用いられる。
部分の剥離を容易にするために膜強度の大きなものが好
ましく、そのため熱溶融性バインダーとしては膜形成能
の大きなものが好ましく、通常熱溶融性樹脂を主体とす
るものが好ましく用いられる。
【0016】このような熱溶融性樹脂としては、たとえ
ばエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル
酸エステル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ウレタン樹
脂、エチルセルロースなどの1種もしくは2種以上があ
げられる。ドライクリーニングに耐える点からは、ポリ
エステル樹脂、ポリアミド樹脂などが好ましく用いられ
る。
ばエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル
酸エステル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ウレタン樹
脂、エチルセルロースなどの1種もしくは2種以上があ
げられる。ドライクリーニングに耐える点からは、ポリ
エステル樹脂、ポリアミド樹脂などが好ましく用いられ
る。
【0017】着色剤としては有機、無機の各種着色顔
料、染料あるいは蛍光顔料、染料、金属粉末などが適宜
使用される。
料、染料あるいは蛍光顔料、染料、金属粉末などが適宜
使用される。
【0018】着色インク層には前記成分以外に、膜性の
調整のためにワックス類、可塑剤、体質顔料などを少量
配合してもよく、さらに顔料の分散剤などを配合しても
よい。
調整のためにワックス類、可塑剤、体質顔料などを少量
配合してもよく、さらに顔料の分散剤などを配合しても
よい。
【0019】着色インク層2aは通常70〜150 ℃程度で
軟化溶融するものが好ましい。着色インク層2aは、グ
ラビア印刷などにより形成すればよく、塗布量(乾燥塗
布量、以下同様)は10〜100 g/m2 、好ましくは20〜
50g/m2 程度とされる。
軟化溶融するものが好ましい。着色インク層2aは、グ
ラビア印刷などにより形成すればよく、塗布量(乾燥塗
布量、以下同様)は10〜100 g/m2 、好ましくは20〜
50g/m2 程度とされる。
【0020】感熱接着層2bは、常態では粘着性を示さ
ず、加熱時に接着性を示すものであり、感熱接着性の大
きな熱溶融性樹脂、たとえばエチレン−酢酸ビニル共重
合体、ポリ酢酸ビニル、アイオノマー、アクリル系重合
体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン
−アクリル酸共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、ポリビニルブチラール、ポリビニルピロリドン、ポ
リビニルアルコール、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹
脂、エチルセルロース、天然ゴム、クロロプレンゴムな
どの合成ゴムなどの1種もしくは2種以上と、粘着付与
剤樹脂、たとえば石油樹脂、ロジン、水添ロジン、ロジ
ンエスエル、ケトン樹脂、フェノール樹脂などの1種も
しくは2種以上の混合物とから主として構成されるもの
である。そして、前記感熱接着性樹脂と粘着付与剤樹脂
との割合は、前者1重量部に対して後者0.2 〜2重量
部、とくに0.5 〜1重量部程度が好ましい。ドライクリ
ーニングに耐える点からは、ポリアミド樹脂、ポリエス
テル樹脂などからなるものがよい。
ず、加熱時に接着性を示すものであり、感熱接着性の大
きな熱溶融性樹脂、たとえばエチレン−酢酸ビニル共重
合体、ポリ酢酸ビニル、アイオノマー、アクリル系重合
体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン
−アクリル酸共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、ポリビニルブチラール、ポリビニルピロリドン、ポ
リビニルアルコール、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹
脂、エチルセルロース、天然ゴム、クロロプレンゴムな
どの合成ゴムなどの1種もしくは2種以上と、粘着付与
剤樹脂、たとえば石油樹脂、ロジン、水添ロジン、ロジ
ンエスエル、ケトン樹脂、フェノール樹脂などの1種も
しくは2種以上の混合物とから主として構成されるもの
である。そして、前記感熱接着性樹脂と粘着付与剤樹脂
との割合は、前者1重量部に対して後者0.2 〜2重量
部、とくに0.5 〜1重量部程度が好ましい。ドライクリ
ーニングに耐える点からは、ポリアミド樹脂、ポリエス
テル樹脂などからなるものがよい。
【0021】感熱接着層2bには膜性の調整、ブロッキ
ング防止などのためにワックス類、可塑剤、体質顔料な
どを配合してもよい。
ング防止などのためにワックス類、可塑剤、体質顔料な
どを配合してもよい。
【0022】感熱接着層2bの塗布量は10〜50g/m2
程度が適当である。
程度が適当である。
【0023】つぎに前述した熱転写材を用いてプリント
する方法について説明する。
する方法について説明する。
【0024】まず、熱転写材Aの熱転写層2(熱溶融性
着色インク層2aおよび感熱接着層2b)を所望の模様
にカッティングする。カッティングは、市販のカッター
を用いた手作業で行なってもよいし、カッティングプロ
ッターにより自動的に行なうようにしてもよい。図2
は、具体例として「大」という文字をカッティングした
状態を表わしている。図2は熱転写材Aを感熱接着層2
bの側から眺めた図であり、文字「大」は反転文字とな
っている。
着色インク層2aおよび感熱接着層2b)を所望の模様
にカッティングする。カッティングは、市販のカッター
を用いた手作業で行なってもよいし、カッティングプロ
ッターにより自動的に行なうようにしてもよい。図2
は、具体例として「大」という文字をカッティングした
状態を表わしている。図2は熱転写材Aを感熱接着層2
bの側から眺めた図であり、文字「大」は反転文字とな
っている。
【0025】カッティング後に図2に示すように、必要
な部分以外の熱転写層2をプラスチックフィルム1から
ひきはがすと、図3に示すように文字「大」の部分にの
み熱転写層2が残り、模様3が形成される。図3はプラ
スチックフィルム1の側から透視した図である。つい
で、模様3が形成された熱転写材Aを模様部分の熱転写
層2側が下面となるようにTシャツやトレーナーなどの
布製品(織布、不織布の別を問わない)、合成皮革、天
然皮革などの被転写物Bの上に押しあてる。その後、熱
転写材Aの裏面(プラスチックフィルム1側)よりアイ
ロンなどの加熱手段を押しあてて、模様3部分の熱転写
層2を熱転写することにより、図4に示すごとく被転写
物Bの上に「大」という文字をプリントすることができ
る。加熱温度は、熱転写層2の溶融温度、プラスチック
フィルム1の耐熱性、被転写物の種類などにより異なる
が、概ね 100〜 200℃が目安である。
な部分以外の熱転写層2をプラスチックフィルム1から
ひきはがすと、図3に示すように文字「大」の部分にの
み熱転写層2が残り、模様3が形成される。図3はプラ
スチックフィルム1の側から透視した図である。つい
で、模様3が形成された熱転写材Aを模様部分の熱転写
層2側が下面となるようにTシャツやトレーナーなどの
布製品(織布、不織布の別を問わない)、合成皮革、天
然皮革などの被転写物Bの上に押しあてる。その後、熱
転写材Aの裏面(プラスチックフィルム1側)よりアイ
ロンなどの加熱手段を押しあてて、模様3部分の熱転写
層2を熱転写することにより、図4に示すごとく被転写
物Bの上に「大」という文字をプリントすることができ
る。加熱温度は、熱転写層2の溶融温度、プラスチック
フィルム1の耐熱性、被転写物の種類などにより異なる
が、概ね 100〜 200℃が目安である。
【0026】本発明の熱転写材においては、台紙として
のプラスチックフィルム1が透視性であるため、転写の
際にプラスチックフィルム1を透して模様3および被転
写物Bを視認でき、そのため模様3を被転写物Bの所望
の位置に正確に転写することができる。
のプラスチックフィルム1が透視性であるため、転写の
際にプラスチックフィルム1を透して模様3および被転
写物Bを視認でき、そのため模様3を被転写物Bの所望
の位置に正確に転写することができる。
【0027】また図5に示すごとく、たとえば銀色の大
きな星形図柄4の中に金色の小さな星形図柄5があるよ
うな模様をプリントしようとすると、まず銀色の星形図
柄4を形成した熱転写材Aを用いてプリントしたのち、
そのうえに金色の星形図柄5を形成した熱転写材Aを重
ねてプリントするのであるが、プラスチックフィルム1
を透して図柄5と図柄4を同時に見ることができるか
ら、図柄4の所定の位置に図柄5を正確に転写すること
ができる。このように本発明のプリント方法は色や形状
が異なる模様を重ね転写するばあいにとくに有利であ
る。
きな星形図柄4の中に金色の小さな星形図柄5があるよ
うな模様をプリントしようとすると、まず銀色の星形図
柄4を形成した熱転写材Aを用いてプリントしたのち、
そのうえに金色の星形図柄5を形成した熱転写材Aを重
ねてプリントするのであるが、プラスチックフィルム1
を透して図柄5と図柄4を同時に見ることができるか
ら、図柄4の所定の位置に図柄5を正確に転写すること
ができる。このように本発明のプリント方法は色や形状
が異なる模様を重ね転写するばあいにとくに有利であ
る。
【0028】なお、離型性を有するシート材料としては
離型紙が一般に使用されているが、離型紙は透視性がな
いため、本発明では使用しえないものである。
離型紙が一般に使用されているが、離型紙は透視性がな
いため、本発明では使用しえないものである。
【0029】前記においては、熱転写層2を熱溶融性着
色インク層2aと感熱接着層2bとからなる2層構造と
したが、熱溶融性着色インク層に感熱接着性を持たせる
ことによって1層構造としてもよい。このような感熱接
着性を有する熱溶融性着色インク層は、たとえば前記感
熱接着層2bの組成に着色剤を配合した組成のものがあ
げられる。
色インク層2aと感熱接着層2bとからなる2層構造と
したが、熱溶融性着色インク層に感熱接着性を持たせる
ことによって1層構造としてもよい。このような感熱接
着性を有する熱溶融性着色インク層は、たとえば前記感
熱接着層2bの組成に着色剤を配合した組成のものがあ
げられる。
【0030】
【発明の効果】本発明の熱転写プリント方法およびそれ
に用いる熱転写材によれば、従来のスクリーン印刷法に
おけるごとく版を必要としないので、プリント工程が簡
略化され、所望の模様を短時間のうちにプリントするこ
とができる。
に用いる熱転写材によれば、従来のスクリーン印刷法に
おけるごとく版を必要としないので、プリント工程が簡
略化され、所望の模様を短時間のうちにプリントするこ
とができる。
【0031】すなわち、従来のスクリーン印刷法にあっ
ては、ある模様をプリントしたいと思っても製版、印刷
という過程を経なければならず、出来上がりまでに日数
を要していたのであるが、本発明の熱転写材を用意して
おけば即座にプリントを行なうことができる。また、10
枚程度の少ない枚数をプリントするばあいでも1枚あた
りの印刷単価を低く抑さえることができる。
ては、ある模様をプリントしたいと思っても製版、印刷
という過程を経なければならず、出来上がりまでに日数
を要していたのであるが、本発明の熱転写材を用意して
おけば即座にプリントを行なうことができる。また、10
枚程度の少ない枚数をプリントするばあいでも1枚あた
りの印刷単価を低く抑さえることができる。
【0032】また台紙としてのプラスチックフィルム1
が透視性であるため転写時に模様の位置合わせが正確に
できる。
が透視性であるため転写時に模様の位置合わせが正確に
できる。
【図1】本発明の熱転写材の一実施例を示す断面説明図
である。
である。
【図2】本発明のプリント方法の一実施例において熱転
写材をカッティングした状態を示す説明図である。
写材をカッティングした状態を示す説明図である。
【図3】前記実施例において、カッティング後不要な部
分を除去して模様を形成した状態を示す説明図である。
分を除去して模様を形成した状態を示す説明図である。
【図4】前記実施例において、模様を被転写物に転写し
た状態を示す説明図である。
た状態を示す説明図である。
【図5】他の実施例において、被転写物上に異なる模様
を重ねて転写した状態を示す説明図である。
を重ねて転写した状態を示す説明図である。
A 熱転写材 B 被転写物 1 離型性を有するプラスチックフィルム 2 熱転写層 3 模様
Claims (3)
- 【請求項1】 離型性を有する透視可能なプラスチック
フィルム上に熱転写層が設けられてなる熱転写材の前記
熱転写層を適宜の模様にカッティングし、模様以外の部
分をプラスチックフィルムよりはがし、熱転写層側を被
転写物にあて、プラスチックフィルム側より加熱して前
記模様部分の熱転写層を被転写物上に転写することを特
徴とする熱転写プリント方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の熱転写プリント方法に用
いる熱転写材であって、離型性を有する透視可能なプラ
スチックフィルム上に熱転写層が設けられてなり、前記
熱転写層が熱溶融性着色インク層と、そのうえに形成さ
れた感熱接着層とからなることを特徴とする熱転写材。 - 【請求項3】 請求項1記載の熱転写プリント方法に用
いる熱転写材であって、離型性を有する透視可能なプラ
スチックフィルム上に熱転写層が設けられてなり、前記
熱転写層が感熱接着性を有する熱溶融性着色インク層で
あることを特徴とする熱転写材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4281635A JPH06127132A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 熱転写プリント方法およびそれに用いる熱転写材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4281635A JPH06127132A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 熱転写プリント方法およびそれに用いる熱転写材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06127132A true JPH06127132A (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=17641863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4281635A Pending JPH06127132A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 熱転写プリント方法およびそれに用いる熱転写材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06127132A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09104176A (ja) * | 1995-10-11 | 1997-04-22 | Tec Corp | 熱転写記録媒体 |
KR101471448B1 (ko) * | 2013-04-15 | 2014-12-10 | 최도윤 | 스포츠 유니폼의 광택 원사 패턴 전사 방법 |
JP2016204811A (ja) * | 2015-04-23 | 2016-12-08 | 株式会社加平 | 模様付シート、模様付シートの製造方法、及び製造装置 |
CN113580714A (zh) * | 2020-04-30 | 2021-11-02 | 罗伯特·博世有限公司 | 用于制造纺织复合材料的方法 |
-
1992
- 1992-10-20 JP JP4281635A patent/JPH06127132A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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