JP3060430B2 - 熱転写シート、ラベル及びその製造方法 - Google Patents

熱転写シート、ラベル及びその製造方法

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JP3060430B2
JP3060430B2 JP01278632A JP27863289A JP3060430B2 JP 3060430 B2 JP3060430 B2 JP 3060430B2 JP 01278632 A JP01278632 A JP 01278632A JP 27863289 A JP27863289 A JP 27863289A JP 3060430 B2 JP3060430 B2 JP 3060430B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、耐摩耗性、耐油性、耐水性、耐熱性等に優
れた印字画像を有するラベル及びその製造方法に関す
る。
(従来の技術及びその問題点) 従来、各種商品には各種文字、数字、記号、パター
ン、光学的読み取り画像、特にバーコード等を有するラ
ベルが付され、商品の販売管理等に広く使用され、又、
商品の製造、品質管理、保管、デリバリー等においても
同様のラベルが広く利用されている。
1例として従来のバーコードは、バーコードラベル用
紙に多数の線条からなるコードを記録したものであり、
大量生産の場合には通常の印刷インキによって印刷され
て製造されている。これに対して1単位の商品数が少な
い場合には、簡便な印刷方式である熱転写プリンターが
使用されている。この熱転写プリンターによるバーコー
ドの印字は、基材フイルムの一方の面に熱溶融性インキ
層を設けた熱転写シートが使用されている。
この従来の熱転写シートは、基材フイルムとして厚さ
10乃至20μmのコンデンサ紙やパラフィン紙の様な紙或
いは厚さ3乃至20μmのポリエステルやセロファンの様
なプラスチックのフイルムを用い、ワックスに顔料や染
料等の着色剤を混合した熱溶融性インキ層をコーティン
グにより設けて製造したものである。
これら公知の熱転写シートは、サーマルヘッドによっ
て背面から画像状に加熱して、転写インキ層を溶融さ
せ、その際に生じるインキ層の接着性により熱転写受像
シートに画像を形成するものである為、インキ層は当然
低融点の材料から形成する。その為、転写物の画像の耐
摩擦性、耐溶剤性、耐熱性等は低く、摩擦によって画像
が容易に摩耗、剥離したり、筋を引いたり、或いは滲ん
だりして印字部周辺の白地部分を汚染するという問題が
ある。
この様な問題は、例えば、バーコードラベルの如く優
れた耐摩擦性、耐溶剤性、耐熱性等の耐久性が要求され
る分野では重大な問題である。
例えば、自動車工場、その他の機械部品製造所等の如
く、商品同士が接触する機会が多かったり、機械油が存
在したり、高温になりやすい所では従来の熱転写による
バーコードは使用出来ない。
これらの問題を解決する方法としては、印字したバー
コードラベルの表面に薄いポリエステルフイルム等の透
明カバーフイルムをラミネートし、表面保護層を形成す
ることが行われている。この方式によれば、耐摩耗性等
に優れたバーコードラベルが製造されるが、カバーフイ
ルムをラミネートする時の接着剤、加熱、加圧等によっ
て、印字されたワックスインキ層が再軟化又は溶融して
印字が滲み、解像性が低下するという問題がある。
この様な問題を解決する為に、熱転写受像シートに、
熱転写シートのインキベヒクルと相溶性のある熱可塑性
樹脂層を設ける方式がある(特開昭63−193884号、同63
−194981号公報参照)。しかしながら、この方式でも上
述の印字の滲み、解像性の低下といった問題は十分には
解消されていない。又、透明カバーフイルムをラミネー
トするという工程が必要となり、バーコードラベルのコ
ストの増大という問題も生じている。これらの問題はバ
ーコードラベルに限らず、各種文字、数字、記号、パタ
ーン、光学的読み取り画像等の他の印字画像を有するラ
ベルにも共通している。
従って本発明の目的は、上記の如き従来技術の問題点
を解決し、耐摩耗性、耐油性、耐水性、耐熱性等の耐久
性に優れたラベルとその製造方法を提供することであ
る。
(問題点を解決する為の手段) 上記目的は以下の本発明によって達成される。即ち、
本発明は、熱転写受像シートと、該熱転写受像シートに
熱転写シートを介してサーマルヘッドにより印字されて
形成された画像インキ層を有するラベルにおいて、前記
熱転写受像シートと前記画像インキ層との間に感熱接着
剤層を有し、前記画像インキ層は、少なくとも塩素化ポ
リメチルペンテンを含むオフセット又はグラビア印刷イ
ンキから形成され且つ軟化点が120乃至300℃の範囲であ
ることを特徴とするラベル、及びその製造方法である。
(作用) 熱転写シートの転写インキ層を、少なくとも塩素化ポ
リメチルペンテンを含むオフセット又はグラビア印刷イ
ンキから形成し且つその軟化点を120乃至300℃の範囲と
し、更に転写インキ層及び/又は熱転写受像シートの表
面に感熱接着剤層を設けることによって、耐摩耗性、耐
溶剤性、耐熱性等の耐久性に優れ且つ地汚れを発生しな
いラベルが提供される。更にその表面にカバーフイルム
を積層する際に印字の解像性が低下することもない。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様を示す図面を参照して本発明を
更に詳しく説明する。
第1図は本発明で使用する熱転写シートの断面と熱転
写の状態とを図解的に示す図であり、この熱転写シート
1は、基材フイルム2の一方の面に、少なくとも塩素化
ポリメチルペンテンを含む軟化点が120乃至300℃である
転写インキ層3を設けたことを特徴としている。
本発明で用いる基材フイルム1としては、従来の熱転
写シートに使用されていると同じ基材フイルムがそのま
ま用いることが出来ると共に、その他のものも使用する
ことが出来、特に制限されない。
好ましい基材フイルムの具体例としては、例えば、ポ
リエステル、ポリプロピレン、セロハン、ポリカーボネ
ート、酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリスチレン、ナイロン、ポリイミド、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリビニルアルコール、弗素樹脂、塩化ゴ
ム、アイオノマー等のプラスチックフイルム、コンデン
サー紙、パラフィン紙等の紙類、不織布等があり、又、
これらを複合した基材フイルムであってもよい。
この基材フイルム1の厚さは、その強度及び熱伝導性
が適切になる様に材料に応じて適宜変更することが出来
るが、その厚さは、例えば、好ましくは、2乃至25μm
である。
上記基材フイルムの一方の表面に形成するインキ層3
は、バインダーとしてワックスを使用した従来のインキ
から形成したものではなく、少なくとも塩素化ポリメチ
ルペンテンを含む通常のオフセット印刷インキ又はグラ
ビア印刷インキ等から形成する。
特に好ましいのはグラビア印刷インキであり、このイ
ンキは、バインダーとして、少なくとも塩素化ポリメチ
ルペンテンを含み、その他のバインダー、例えば、セラ
ック、ロジン、ロジン変性マレイン酸樹脂、硝化綿、酢
酸セルロース、ポリアミド、塩化ゴム、環化ゴム等の天
然樹脂及びそれらの誘導体、塩化ビニル、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、ポリプロピレン塩素化物、アクリル
樹脂、ウレタン樹脂、イソシアネート樹脂等の合成樹脂
を併用し、着色剤としてカーボンブラック等の顔料を使
用し、溶剤として、メタノール、エタノール、IPA、n
−ブタノール等のアルコール系溶剤、酢酸メチル、酢酸
エチル、酢酸n−ブチル等のエステル系溶剤、アセト
ン、MEK、MIBK、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、
メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソル
ブ等のアルコール誘導体、ベンゾール、トルオール、キ
シロール等の芳香族系溶剤、n−ヘキサン、シクロヘキ
サン等の脂肪族系溶剤を使用したものである。
更に添加剤として、例えば、フタル酸エステル系、脂
肪酸エステル系、リン酸エステル、エポキシ系等の可塑
剤、金属石鹸系、フェノール系、スルフィド系、ホスフ
ァイト系等の酸化防止剤、ベンゾフェノン系、トリアゾ
ール系、アクリレート系等の紫外線吸収剤、パラフィン
ワックス、炭化水素系、脂肪酸及びそのアマイド系、エ
ステル系、アルコール系等の滑剤、アルコール系、脂肪
酸及びそのエステル系、アミド系、リン酸エステル、シ
リコンオイル系等の消泡剤、陰イオン系、陽イオン系、
非イオン系、両性活性剤等の帯電防止剤等も必要に応じ
て加えられる。
又、前記バインダーの軟化点が低い場合、或は印字物
に高度の耐溶剤性、耐熱性及び耐摩耗性等が要求される
場合には、前記インキに架橋剤(又は硬化剤)を添加し
て、形成されるインキ層の軟化点を所望の温度範囲にす
ることが出来る。使用する架橋剤は多官能化合物であれ
ばよく特に限定されず、例えば、バインダーと反応して
バインダーを架橋させる化合物或いはそれ自体が架橋硬
化してインキ層の軟化点を向上させるものであって、代
表的な架橋剤としては、ポリイソシアネート化合物、エ
ポキシ化合物、これらと併用するポリオール、ポリアミ
ン等が挙げられる。これらの架橋剤の適当な量をインキ
に添加し、インキ層を形成後に架橋硬化処理することに
よって、適当な軟化点を有するインキ層を形成すること
が出来る。
この様な転写インキ層3の軟化点は120乃至300℃の範
囲である。転写インキ層3をこの様なインキ層とするこ
とにより、後述する様にサーマルヘッドで、感熱接着剤
層を設けた熱転写受像シートに印字形成された画像イン
キ層は、耐摩耗性、耐溶剤性、耐熱性等の耐久性が高い
ものとなる。インキ層3の軟化点が120℃未満である場
合には画像インキ層の耐摩耗性、耐油性、耐水性、耐熱
性等の各種耐久性が不十分であり、一方、軟化点が300
℃を越えると、転写インキ層の転写性が不十分で満足出
来る印字が得難い。
但し、形成されるインキ層3が厚すぎる時は、熱転写
時にインキ膜の切れが悪くなるので、インキ層の厚みは
0.1乃至5μm程度が好ましい。又、これらのグラビア
インキで転写インキ層3を形成する場合には、顔料の分
散が充分に行われるので、インキ層3の膜厚が薄くとも
充分な着色濃度を出すことが可能である。
転写インキ層3を形成する方法としては、グラビアコ
ート、グラビアリバースコート、ロールコート、その他
多くの手段で上記インキを塗布及び乾燥する方法等が挙
げられ、塗布方法は特に限定されない。
第1図において、熱転写受像シート7は、基材8と、
この基材8の片面に設けられた感熱接着剤層9とを有し
ている。
基材8としては、プラスチックフイルム、一般の紙、
ラベル用紙、合成紙、金属、材料、ガラス、樹脂成形品
等、いかなるものでもよい。この様な基材8の中で、透
明プラスチックフイルムとしては、ポリエステル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、セルロー
スアセテート、ポリカーボネート等の従来公知の透明プ
ラスチックフイルムはいずれも使用出来る。この様な透
明プラスチックフイルムの厚さは5乃至50μm程度が好
ましい。
上記基材8の片面に設ける感熱接着剤層9は、約50乃
至200℃の温度により軟化して接着性を発揮する熱可塑
性樹脂であり、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体
(EVA)、エチレン−アクリル酸エステル共重合体(EE
A)、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレン、
ポリブテン、石油樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアルコール、塩化ビニ
リデン樹脂、メタクリル樹脂、ポリアミド、ポリカーボ
ネート、ポリビニルフォルマール、ポリビニルブチラー
ル、アセチルセルロース、ニトロセルロース、ポリ酢酸
ビニル、ポリイソブチレン、エチルセルロース又はポリ
アセタール等が挙げられ、特に従来感熱接着剤として使
用されている比較的低軟化点、例えば、50乃至150℃の
軟化点を有するものが好ましい。
これらの感熱接着剤からなる層9は上記の接着性樹脂
をホットメルトコート又は適当な有機溶剤又は水に溶解
又は分散した塗工液を塗工及び乾燥して形成することが
出来、好ましい厚みは1乃至20μm程度である。勿論、
これらの感熱接着剤層9も透明であることが好ましい。
又、上記の感熱接着剤層9には、熱転写受像シート7
をロール状に巻き取った時にブロッキングを防止する為
に、ワックス類、高級脂肪酸のアミド、エステル及び
塩、弗素樹脂や無機物質の粉末の様なブロッキング防止
剤を添加することが出来る。又、これらのブロッキング
防止剤は、熱転写時の熱転写シート1と、接着剤層9を
有する熱転写受像シート7との粘着も防止することが出
来る。
上記の熱転写シート1及び熱転写受像シート7を用い
る転写方法は、第1図示の様に、表面に感熱接着剤層9
を設けた熱転写受像シート7に上記熱転写シート1を重
ね、背面からサーマルヘッド10により画像状に加熱する
ことにより、感熱接着剤層9が接着性を発揮し、且つイ
ンキ層3が熱により幾分軟化して切れ易くなる結果、感
熱接着剤層9に画像インキ層3′が転写形成される。
以上の様に本発明では熱転写時にインキ層3は溶融す
ることはないが、感熱接着剤層9の存在によって容易に
転写される。この様に転写された画像インキ層3′は低
融点のワックスからなるものでなく、通常の印刷インキ
からなるものである為、非常に優れた耐摩耗性、耐溶剤
性、耐熱性、耐水性等の堅牢性を有し、従って、擦れ、
熱、溶剤等によって印字部周辺の白地を汚染することも
ない。
又、以上の如く形成された印字物は、画像インキ層
3′以外の表面に感熱接着層9が存在しているので、そ
の表面全面に透明フイルム等の如きカバーフイルムを容
易に積層することが可能である。
更に本発明の好ましい実施態様においては、第2図示
の様に熱転写シート11において、基材フイルム12と転写
インキ層13との間にインキ層13の剥離性を良好にすると
共に、印字後の画像インキ層13′を保護する為に、アク
リル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アセ
タール樹脂等の剥離・保護剤によって剥離・保護剤層14
を形成しておくことも好ましい。更に基材フイルム12の
背面にはサーマルヘッド20の粘着を防止し、該ヘッドの
走行性を良くしたり、帯電防止をする為の耐熱層15を形
成することも好ましい。
第2図において用いられる熱転写受像シート17は、第
1図の熱転写受像シート7と同様であり、基材18の片面
に感熱接着剤層19が設けられている。
この様な熱転写シート11を用いて熱転写受像シート17
に、上述と同様にしてサーマルヘッド20により印字する
ことにより、感熱接着剤層19上に画像インキ層13′が形
成される。この画像インキ層13′上には剥離・保護層1
4′が存在している為、画像インキ層13′の耐久性はよ
り向上する。
又、前記の熱転写画像3′又は上記の熱転写画像13′
は一般に印字に光沢があり、美麗である反面、文書が読
みにくくなることもあるので、艶消し印字が望ましいこ
とがある。その様な場合は、例えば、基材フイルム2又
は12上に無機顔料、例えば、シリカ、炭酸カルシウム等
を適宜の溶剤に分散させたものをコーティングしてマッ
ト層(図示なし)を設けた上に、前記剥離・保護剤層14
又はインキ層13を形成することも出来るし、或いは基材
フイルム12自体をマット加工して使用してもよい。
第3図乃至第5図は、本発明で用いる熱転写シートの
他の態様の断面と熱転写の状態とを図解的に示す図であ
る。第3図において、熱転写シート21は基材フイルム22
の片面に設けられた転写インキ層23上に感熱接着剤層24
を有している。転写インキ層23のインキ、及び感熱接着
剤層24の接着剤として用いることが出来る材料は、第1
図に示される実施例と同様である。この様な熱転写シー
ト21を用いる場合、熱転写受像シート26は感熱接着剤層
が設けられていないものでもよい。
図示例の熱転写受像シート26は基材27の裏面に粘着剤
層28と剥離紙29とがこの記載の順に設けられている。
この様な熱転写シート21を用いてサーマルヘッド30で
熱転写受像シート26に印字すると、感熱接着剤層24′を
介して画像インキ層23′が熱転写受像シート26に形成さ
れる。この場合、熱転写受像シート26には感熱接着剤層
が形成されていなくてもよい。熱転写シート21に感熱接
着剤層24が設けられている為、第1図及び第2図示の例
と同様に容易に転写が行われる。
第4図においては、熱転写シート31は第3図に示され
る熱転写シート21と同様に、基材フイルム32の片面に設
けられた転写インキ層33上に感熱接着剤層34を有してい
る。そして、熱転写受像シート37において基材38の表面
に、感熱接着剤層39が設けられている。この様な熱転写
シート31を用いてサーマルヘッド40で熱転写受像シート
37に印字すると、感熱接着剤層34′を介して画像インキ
層33′が形成される。この場合、熱転写シート31と熱転
写受像シート37の双方に感熱接着剤層34,39が形成され
ている為、転写がより容易となる。そして各感熱接着剤
層34、39の夫々の厚みは第1図乃至第3図に示される感
熱接着剤層9,19の厚みよりも小さくすることが出来る。
第5図においては、熱転写シート41は基材フイルム42
に剥離・保護剤層44を介して転写インキ層43を設け、こ
の転写インキ層43上に感熱接着剤層45が形成された構造
となっている。この様な熱転写シート41を用いてサーマ
ルヘッド50で熱転写受像シート47に印字すると、感熱接
着剤層45′を介して画像インキ層43′が形成され、この
画像インキ層43′はその上面に保護層44′を有してい
る。尚、図示例では熱転写受像シート47は感熱接着剤層
を有していないが、第4図に示される様な熱転写受像シ
ートを使用してもよい。
上記の感熱接着剤層を有する熱転写シート21,31,41に
おいては、熱転写シートを巻き取った時のブロッキング
を防止する為に、上述の様にブロッキング防止剤を感熱
接着剤層24,34,39,45中に添加することが出来る。
第6図は本発明のラベルを製造する方法を図解的に説
明する図である。第6図において、上述した熱転写受像
シートを巻いたロールから熱転写受像シート7をプリン
ターのプラテンロール64上に供給し、ここでその上に上
述の熱転写シート1を重ね、サーマルヘッド10により印
字を行い、熱転写受像シート7の感熱接着剤層9の表面
に所望の画像インキ層3′(例えば、バーコード)を印
字する。
この際、感熱接着剤層9の表面は一般の紙等に比べる
と平面性に優れ、且つサーマルヘッド10の熱によって良
好な接着性を発揮するので、熱転写シート1のインキ層
3の転写性は非常に優れており、比較的低エネルギーで
もカケやヌケのない優れた印字が行われる。
印字画像3′が印字された熱転写受像シート7はカッ
ター65,65により所望のサイズに裁断されて目的物であ
るラベル6が得られる。この様にして製造されたラベル
6は上記の画像インキ層3′がバーコードの正像である
場合は、画像インキ層3′形成面側からバーコードの正
像が認識出来る。又、上記の画像インキ層3′がバーコ
ードの逆像である場合、熱転写受像シートの基材8を透
明プラスチックフイルムとすることにより基材8側から
バーコードの正像が認識出来る。
上述の例では、第1図に示されている熱転写シート1
と熱転写受像シート7とを用いた場合についてラベルの
製造方法を説明したが、第2図乃至第5図に示される各
熱転写シートと熱転写受像シートとを用いた場合も同様
にしてラベルを製造することが出来る。
第7図は本発明の別の態様のラベルを製造する方法を
図解的に説明する図である。第7図に示される様に、上
述した熱転写シートを巻いたロールから熱転写受像シー
ト7をプリンターのプラテンロール74上に供給し、ここ
で、その上に前記の熱転写シート1を重ね、サーマルヘ
ッド10により印字を行い、熱転写受像シート7の感熱接
着剤層9の表面に所望の画像インキ層3′(例えば、バ
ーコード)を印字する。
印字画像3′が印字された熱転写受像シート7はカッ
ター75,75により所望のサイズに裁断されて目的物であ
るラベル6′が得られる。この際、図示の様にプリンタ
ーとカッターとの間に一対のロール76,76からなるラミ
ネーターを設け、印字された熱転写受像シート7を該ラ
ミネーターに送り、ここで透明フイルム80を重ねて熱ラ
ミネートを行ない、表面に透明フイルム80を積層するこ
とが出来る。
この様な透明フイルムとしては、ポリエステル、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、セルロー
スアセテート、ポリカーボネート等の透明なフイルムで
あり、従来公知の透明樹脂フイルムはいずれも使用出来
る。好ましいものは厚みが5乃至50μm程度のものであ
る。本発明においては、この様な透明フイルムには予め
接着剤層を設けておく必要はない。勿論、設けておいて
もよい。
この様にして製造されたラベル6′は、上記の画像イ
ンキ層3′がバーコードの正像である場合、透明フイル
ム80側からバーコードの正像が認識出来る。又、上記の
画像インキ層3′がバーコードの逆像である場合、熱転
写受像シート7の基材8を透明プラスチックフイルムと
することにより、基材8側からバーコードの正像が認識
出来る。この場合、透明プラスチックフイルム80の代わ
りに、ラベル用紙等の不透明な材料を用いることが出来
る。
(効果) 以上の如き本発明によれば、熱転写シートの転写イン
キ層を、少なくとも塩素化ポリメチルペンテンを含むオ
フセット又はグラビア印刷インキから形成し且つその軟
化点を120乃至300℃の範囲とし、更に転写インキ層及び
/又は熱転写受像シートの表面に感熱接着剤層を設ける
ことによって、耐摩耗性、耐溶剤性、耐熱性等の耐久性
に優れ且つ地汚れを発生しないラベルが提供される。更
にその表面にカバーフイルムを積層する際に印字の解像
性が低下することもない。
(実施例) 次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に断りのな
い限り重量基準である。
実施例1 厚さ70μmのアート紙に、下記組成の感熱接着剤をキ
シレンに溶解して固形分基準で20g/m2の割合でグラビア
コーティングし、熱転写受像シートを作成した。
接着剤組成物 スチレンブタジエンゴム(ソルプレン1204、旭化成
製) 2.4部 塩素化ポリプロピレン(スーパークロン907LL、山陽
国策パルプ製) 2.0部 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体(スミテートKC10、
住友化学製) 10.0部 石油樹脂(ネオポリマー130、日本石油製) 5.0部 マイクロシリカ(エロジールOK−412、デグサ製) 0.4部 ポリエチレンワックス(マイクロファイン8Fゴール
ド、グッドイヤー製) 1.5部 アマイドワックス(AP65、デンカポリマー製) 1.5部 キシレン 80.0部 次に背面に耐熱層が形成されている厚み6μmのポリ
エステルフイルムの表面に、下記組成のグラビア印刷イ
ンキをグラビアリバース法で固形分基準で1.5g/m2の割
合で塗工及び乾燥し、本発明で使用する熱転写シートを
作成した。
インキ組成 カーボンブラック(シーストS、東海カーボン製) 10.0部 塩化ゴム(CR−20、旭電化製) 10.0部 塩素化ポリメチルペンテン(スーパークロン602、山
陽国策ハルプ製) 11.0部 可塑剤(ジブチルアジペートDBA、大八化学製)3.0部 ポリエチレンワックス(Aワックス、BASF製) 2.0部 トルエン 60.0部 n−ヘプタン 4.0部 上記の熱転写シートの転写インキ層の軟化点は180℃
であった。尚、軟化点の測定は、TMA(Thermal Mechani
cal Analysis)試験機(セイコー電子製、SSC 5000)
を用い、penetration法により測定した。この場合、針
の先端部の直径は1mm、針への被検体の押し付け荷重は5
gとし、針位置の変位が10%を示した時の被検体温度を
軟化点とした。
次に上記熱転写シートと前記受像シートとを用いバー
コードプリンター(BC8、オートニクス製)によりバー
コードの正像を印字し、本発明のバーコードラベルを作
成した。
実施例2 第3図に示される様に基材の裏面に粘着剤層と剥離紙
とを積層したバーコード用紙を熱転写受像シートとして
用い、又、実施例1の熱転写シートの転写インキ層上に
実施例1で用いた組成の接着剤と同様の固形分基準でグ
ラビアコーティングして感熱接着剤層を形成した熱転写
シートを用いて、実施例1と同様にしてバーコードの正
像を印字し、本発明のバーコードラベルを作成した。
実施例3 実施例2で使用した熱転写シート用インキとして下記
組成のものを使用した他は、実施例1と同様にしてバー
コードの正像を印字して本発明のバーコードラベルを作
成した。
インキ組成 カーボンブラック(シーストS、東海カーボン製) 10.0部 塩化ゴム(CR−20、旭電化製) 10.0部 塩素化ポリメチルペンテン(スーパークロン602、山
陽国策パルプ製) 11.0部 架橋剤(ポリイソシアネート、諸星インキ製) 3.0部 ポリエチレンワックス(Aワックス、BASF製) 2.0部 トルエン 60.0部 n−ヘプタン 4.0部 上記の熱転写シートの転写インキ層の軟化点は220℃
であった。
実施例4 実施例1で使用した熱転写シート用インキとして下記
組成のものを使用した他は、実施例1と同様にしてバー
コードの正像を印字して本発明のバーコードラベルを作
成した。
インキ組成物 カーボンブラック(シーストS、東海カーボン製) 10.0部 アクリルポリオール 10.0部 塩素化ポリメチルペンテン(スーパークロン602、山
陽国策パルプ製) 11.0部 可塑剤(ジブチルアジペートDBA、大八化学製)3.0部 ポリエチレンワックス(Aワックス、BASF製) 2.0部 架橋剤(ポリイソシアネート、諸星インキ(株)製) 3.0部 トルエン 60.0部 n−ヘプタン 4.0部 上記の熱転写シートの転写インキ層の軟化点は290℃
であった。
実施例5 実施例1で使用した熱転写シート用インキとして下記
組成のものを使用した他は、実施例1と同様にしてバー
コードの正像を印字して本発明のバーコードラベルを作
成した。
インキ組成物 カーボンブラック(シーストS、東海カーボン製) 10.0部 塩化ゴム(CR−20、旭電化製) 10.0部 塩素化ポリメチルペンテン(スーパークロン602、山
陽国策パルプ製) 11.0部 可塑剤(ジブチルアジペートDBA、大八化学製)7.0部 ポリエチレンワックス(Aワックス、BASF製) 2.0部 トルエン 60.0部 n−ヘプタン 4.0部 上記の熱転写シートの転写インキ層の軟化点は130℃
であった。
実施例6 実施例1で作成したバーコードラベルの表面に厚さ12
μmの透明ポリエステルフイルムを重ねて、110℃の熱
ロールの間を通して両者を積層貼看し、本発明のバーコ
ードラベルを作成した。
比較例1 実施例1で使用した熱転写シート用インキとして下記
組成のものを使用した他は、実施例1と同様にしてバー
コードの正像を印字して比較例のバーコードラベルを作
成した。
インキ組成 カーボンブラック(シーストS、東海カーボン製) 10.0部 塩化ゴム(CR−20、旭電化製) 10.0部 塩素化ポリメチルペンテン(スーパークロン602、山
陽国策パルプ製) 11.0部 可塑剤(ジブチルアジペートDBA、大八化学製) 10.0部 ポリエチレンワックス(Aワックス、BASF製) 2.0部 トルエン 60.0部 n−ヘプタン 4.0部 上記の熱転写シートの転写インキ層の軟化点は100℃
であった。
比較例2 実施例1で使用した熱転写シート用インキとして下記
組成のものを使用した他は、実施例1と同様にしてバー
コードの正像を印字して比較例のバーコードラベルを作
成した。
インキ組成物 カーボンブラック(シーストS、東海カーボン製) 10.0部 アクリルポリオール 10.0部 塩素化ポリメチルペンテン(スーパークロン602、山
陽国策パルプ製) 11.0部 可塑剤(ジブチルアジペートDBA、大八化学製)3.0部 ポリエチレンワックス(Aワックス、BASF製) 2.0部 架橋剤(ポリイソシアネート、諸星インキ製)10.0部 トルエン 60.0部 n−ヘプタン 4.0部 上記の熱転写シートの転写インキ層の軟化点は320℃
であった。
性能比較 (1)実施例1乃至6及び比較例1において作成した各
バーコードラベルを110℃の雰囲気で摩擦堅牢度試験機
(学振型、荷重100g)により擦った後、バーコードラベ
ル読み取り検証機でテストを行った。その結果、実施例
1乃至6のバーコードラベルは良好な読み取り性が示さ
れたが、比較例1のバーコードラベルはバーコード印字
画像が崩れ、検証機での読み取りが不可能であった。
尚、比較例2のバーコードラベルは、バーコード印字
画像が不良であり、上記の加熱摩擦を施さない状態であ
っても、検証機での読み取りで誤解が発生した。
(2)実施例1,3,4,5及び比較例1のバーコードラベル
について耐摩擦性、耐熱性及び耐溶剤性のテストを行っ
たところ、下記第1表の結果が得られた。
評価条件 アイロン:120℃で直接1回こする(アイロンの重さの
み)。
消しゴム:プラスチック消しゴム(トンボ製、PE−04
A)で10往復こする(加重約500g)。
IPA:イソプロピルアルコール(日本石油製、1級使
用)を含浸したガーゼで10往復こする(加重約200g)。
灯 油:灯油を含浸したガーゼで10往復こする(加重
約200g)。
カーワックス:ワックス(ニューホープ製、ニューク
リンワックス使用)で5往復こする(加重約200g)。
ベンゼン:ベンゼンを含浸したガーゼで5往復こする
(加重約200g)。
以上の通り、本発明の熱転写シートを用いて作成した
バーコードラベルは、従来のものに比較して耐摩擦性、
耐溶剤性及び耐熱性が著しく優れていることが明かであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の熱転写シートの断面と熱転写の状態と
を説明する図、 第2図は本発明の熱転写シートの第二の態様の断面と熱
転写の状態とを説明する図、 第3図は本発明の熱転写シートの第三の態様の断面と熱
転写の状態とを説明する図、 第4図は本発明の熱転写シートの第四の態様の断面と熱
転写の状態とを説明する図、 第5図は本発明の熱転写シートの第五の態様の断面と熱
転写の状態とを説明する図、 第6図は本発明のラベルを製造する方法を図解的に説明
する図、 第7図は本発明のラベルを製造する別の態様を図解的に
説明する図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B41M 5/26 H (31)優先権主張番号 特願平1−19859 (32)優先日 平成1年1月31日(1989.1.31) (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 小川 啓一 東京都新宿区市谷加賀町1丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−220387(JP,A) 特開 昭63−122592(JP,A) 特開 昭54−31302(JP,A) 特開 昭63−54284(JP,A) 特開 昭61−286194(JP,A) 特開 昭64−63192(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/38 - 5/40 G09F 3/00 B41J 31/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱転写受像シートと、該熱転写受像シート
    に熱転写シートを介してサーマルヘッドにより印字され
    て形成された画像インキ層を有するラベルにおいて、前
    記熱転写受像シートと前記画像インキ層との間に感熱接
    着剤層を有し、前記画像インキ層は、少なくとも塩素化
    ポリメチルペンテンを含むオフセット又はグラビア印刷
    インキから形成され且つ軟化点が120乃至300℃の範囲で
    あることを特徴とするラベル。
  2. 【請求項2】画像インキ層の表面に透明プラスチックフ
    イルムが貼合されている請求項1に記載のラベル。
  3. 【請求項3】熱転写受像シートと、該熱転写受像シート
    に熱転写シートを介してサーマルヘッドにより印字して
    形成された画像インキ層を有するラベルの製造方法にお
    いて、表面に感熱接着剤層を設けた熱転写受像シートに
    熱転写シートを重ね、該熱転写シートの背面からサーマ
    ルヘッドにより印字して前記熱転写受像シートの前記感
    熱接着剤層に、少なくとも塩素化ポリメチルペンテンを
    含むオフセット又はグラビア印刷インキから形成され且
    つ軟化点が120乃至300℃の範囲であるインキから構成さ
    れた画像インキ層を形成する工程を含むことを特徴とす
    るラベルの製造方法。
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