JP4166700B2 - 熱転写記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、熱転写プリンタに適用して好適な熱転写記録媒体および印画物に関する。
【0002】
【背景技術】
図7に模式的断面図を示すように、従来、熱転写プリンタに用いられている熱転写記録媒体101は、基材シート111と、この基材シート111上に配置されたインク層116とを有して成る。
これら、インク層116と基材シート111との間には、ワックスを主成分とするプライマ層115が配置されており、このプライマ層115を介してインク層116が基材シート111に固定されている。
【0003】
この熱転写記録媒体101を用いて印刷を行うには、熱転写記録媒体101のインク層116とは反対側の面に加熱ヘッドを押し当て、インク層116の表面を記録用シートに密着させる。
【0004】
加熱ヘッドに通電し、熱伝導によって熱転写記録媒体101を加熱する。このようにすると、加熱された部分のプライマ層115が軟化または溶融する。
熱転写記録媒体101と記録用シートとを加熱ヘッドに対して相対的に移行させると、熱転写記録媒体101の加熱ヘッドからの離間した部分において、インク層116が記録用シートに密着する。
【0005】
この状態で、熱転写記録媒体101が記録用シートから離されることによって、溶融したプライマ層115が凝集破壊を起こし、インク層116の上述した加熱された部分が記録用シートに転写される。このようにして、転写されたインクの集合体によって文字や図形等の画像情報が記録用シートに形成され、目的とする印刷がなされる。
【0006】
ところで、画像情報に保存性や光沢性を高めるため、記録用シートの画像情報が形成された面、すなわち印刷面に、透明な樹脂からなる保護部、すなわち保護フィルムを積層する場合がある。
【0007】
ところが、上述した転写されたインクの表面には、上述した凝集破壊したプライマ層115が付着していて、このプライマ層115を構成するワックスと、保護フィルムとは、その接着性が低いので、保護フィルムとインクとが密着せず、保護フィルムと印刷面との間に浮きが生じてしまい、その保護の信頼性に問題が生じる場合がある。
【0008】
【発明の開示】
本発明の目的は、上述した問題の解決を図り、保護フィルムと印刷面との間に浮きが発生することが回避された印画物を製造することができるようにするものである。
【0009】
すなわち、本発明による熱転写記録媒体は、基材シートと、この基材シート上に配置された溶融型プライマ層と、この溶融型プライマ層上に配置された溶融型インク層とを有し、溶融型プライマ層と溶融型インク層とで溶融型転写部が構成され、溶融型転写部を加熱することによって、その溶融型転写部が印刷対象物に転写され、プライマ層の材料で構成された残留樹脂が露出する印刷層が形成される熱転写記録媒体であって、その溶融型プライマ層を構成する材料の主成分が、スチレン−酢酸ビニル共重合体とされた構成とする。
また、本発明による熱転写記録媒体における溶融型インク層は、カーボンブラックを含有するブラックインクで構成することができる。
【0010】
また、本発明による熱転写記録媒体において、基材シート上に配置され、昇華型インクを含有する昇華型転写部を有し、この昇華型転写部を印刷対象物に密着させた状態で加熱することにより、昇華性インクが昇華して印刷対象物に浸透する構成とし得るものである。
【0011】
更に、本発明による熱転写記録媒体は、溶融型プライマ層に含有されるスチレン−酢酸ビニル共重合体を、酢酸ビニルが10mol%以上50mol%以下含有する構成とし得る。
【0012】
また、本発明による熱転写記録媒体は、その溶融型プライマ層が、スチレン−酢酸ビニル共重合体を60重量%以上含有する構成とし得る。
更に、本発明による熱転写記録媒体は、溶融型プライマ層にポリエチレンワックスが添加された構成とし得る。
【0013】
更にまた、本発明による熱転写記録媒体は、基材シート上に配置された保護部を有し、加熱することにより、保護部の表面部分が上述の残留樹脂に対して接着性を発現する熱転写記録媒体とし得る。
【0014】
また、本発明による熱転写記録媒体は、その保護部が、アクリル樹脂と、アクリル樹脂と、ポリエステル樹脂と、塩化ビニル樹脂と、ニトロセルロース樹脂と、ウレタン樹脂とからなる群より選択されるいずれか1種類の樹脂を含有する熱転写記録媒体とし得る。
【0015】
上述したように、本発明による熱転写記録媒体は、溶融型プライマ層がスチレン−酢酸ビニル共重合体を含有するものであり、このスチレン−酢酸ビニル共重合体を含有するプライマ層は、常温では溶融型インク層を強固に基材シートに固定するが、加熱されると溶融または軟化し、機械的強度が非常に弱くなる。
【0016】
したがって、記録用シートを溶融型転写部に密着させた状態で、印刷すべき部分を加熱した後、熱転写記録媒体を記録用シートから離せば、溶融型プライマ層の加熱された部分が容易に凝集破壊を起こし、インク層の加熱された部分と共に、その凝集破壊された溶融型プライマ層の一部が記録用シートに転写され、印刷物が形成される。
【0017】
これにより、印刷層と共に、凝集破壊したプライマ層の一部も転写されるため、印刷層の表面部分には溶融型プライマ層の一部からなる残留樹脂が露出するが、溶融型プライマ層に含有されるスチレン−酢酸ビニル共重合体はアクリル樹脂等、保護フィルム(すなわち保護部)を構成する樹脂との密着性が高いので、印刷層が形成された面に保護フィルムを貼付する場合であっても、印刷層と、保護フィルムとの間に浮きが生じず、堅牢な印画物が得られる。
【0018】
記録用シートを構成する材料が塩化ビニル樹脂である場合、塩化ビニル樹脂に対して接着性の高い保護部は、スチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とする残留樹脂にも接着される。
【0019】
保護部の材料としてはアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル樹脂、ニトロセルロース樹脂、ウレタン樹脂等種々の熱可塑性樹脂を用いることができるが、これらの中でも、アクリル樹脂はスチレン−酢酸ビニル共重合体と塩化ビニル樹脂の両方に対して特に接着性が高いので、保護部の表面部分にアクリル樹脂を含有させれば、より堅牢な印画物が得られる。
【0020】
昇華型インクは溶融型インクとは異なる色のインクで構成されているので、本発明の熱転写記録媒体を用いれば、多色刷りを行うことができる。
【0021】
また、昇華型転写部を少なくとも3種類形成し、各転写部の昇華型インク層を赤、青、黄の原色で構成すれば、一つの熱転写記録媒体でカラー印刷を行うことができる。
【0022】
【発明を実施するための最良の形態】
以下に本発明の熱転写記録媒体について詳細に説明する。
図1は本発明の熱転写記録媒体1の一例を示す平面図であり、図2は図1のA−A線断面図を示している。
この例では、テープ状の熱転写記録媒体であり、この熱転写記録媒体1は、樹脂フィルムからなる基材シート11を有している。
【0023】
この基材シート11上には、その長手方向に配列された複数印刷単位を有する。図においては、2個の印刷単位10、10が示されており、各印刷単位10、10は、この熱転写記録媒体1の印刷対象である記録用シート1枚に対し、1個が用いられるようになっている。
【0024】
各印刷単位10、10は同じ構成であるので、ここでは1つの印刷単位10を用いてその構成を説明すると、1個の印刷単位10は、複数の昇華型転写部(ここでは3個)13、14、15と、1個の溶融型転写部16と、1個の保護部25とを有している。
【0025】
熱転写記録媒体1は、記録用シートの印刷に用いられる際には、プリンタ内で一方向に送られるようになっており、1個の印刷単位10内では、3個の昇華型転写部13、14、15が、熱転写記録媒体1の進行方向の先頭からこの順番で所定間隔で配置され、その後に、溶融型転写部16と保護部25とがこの順序で配置されている。
図1、図2では、図面左方がその送りの進行方向であり、図面右方が送り元になっている。
【0026】
各昇華型転写部13、14、15は、基材シート11上に配置された昇華用プライマ層26、27、28と、これら昇華用プライマ層26、27、28上に配置された昇華型インク層21、22、23とをそれぞれ有している。
全ての昇華用プライマ層26、27、28は同じ材料で構成されており、1個の印刷単位10の昇華型インク層21、22、23は、着色剤として互いに異なる色の昇華性の染料が含有されている。
ここでは、先頭から順に、イエロー、マゼンダ、シアンの染料を含有する昇華型転写部13、14、15、が並べられている。
【0027】
また溶融型転写部16は基材シート31上に配置された溶融型プライマ層18と、溶融型プライマ層18上に配置された溶融型インク層17とを有している。
溶融型プライマ層18は、昇華用プライマ層26、27、28とは異なる材料で構成されており、後述する印刷の際に、昇華用プライマ層26、27、28は加熱によって軟化または溶融せず基材シート11に固定されるが、溶融型プライマ層18は加熱によって軟化または溶融し、溶融型プライマ層18内部で剥離されるようになっている。
【0028】
溶融型インク層17は上述した昇華型インク層21、22、23とは異なる色の着色剤を有しており、溶融型インク層17を加熱しても着色剤は昇華せず、溶融型インク層17全体が軟化または溶融して接着性を発現するようになっている。ここでは、溶融型インク層17は着色剤としてカーボンブラックを含有する黒色インクで構成されている。
【0029】
基材シート11の表面および裏面のうち、印刷単位10、10とは反対側の面には背面層12が設けられている。背面層12を構成する材料は耐熱性の高い樹脂を主成分とするため、後述する加熱ヘッドを背面層12に押し当て、該加熱ヘッドを発熱させて、熱転写記録媒体1を昇温させるときは、基材シート11が熱変形または破損しないようになっている。
【0030】
次に、上述した熱転写記録媒体1を用いて印刷対象物である記録用シートに印刷を行う工程について説明する。
図3Aは、3色の昇華型転写部13、14、15のうちの第1色目のイエローの昇華型転写部13によって記録用シート31に文字、図形等の所定情報を印刷している途中の状態を示しており、印刷される記録用シート31は、熱転写記録媒体1が装着されたプリンタに挿入され、1個の印刷単位10の先頭が揃えられた状態で、プリンタの加熱ヘッド35と押圧ローラ39の間に送られている。
【0031】
加熱ヘッド35は、熱転写記録媒体1の背面層12側に配置され、押圧ローラ39はその反対側の記録用シート31側に配置されており、熱転写記録媒体1と記録用シート31とを静止させた状態で、加熱ヘッド35の加熱面36を背面層12の表面に当接させ、熱転写記録媒体1と記録用シート31とを押圧ローラ39に押圧すると、記録用シート31の印刷面33は、昇華型転写部13の昇華型インク層21と密着される。
【0032】
加熱ヘッド35の加熱面36は、長方形形状に形成されており、背面層12の表面には、熱転写記録媒体31の走行方向に対して垂直な向きで当接されるようになっている。
また、この加熱ヘッド35の内部には発熱素子が配置されており、加熱ヘッド35と押圧ローラ39とで熱転写記録媒体1を記録用シート31に押圧しながら印刷すべきパターンに応じた位置の発熱素子を発熱させると、発熱した発熱素子のパターンで昇華型インク層21の染料が昇華する。
昇華した染料は、記録用シート31に浸透し、記録用シート31に第1色目のインク層21による印刷がなされる。
【0033】
記録用シート31の印刷すべき領域は加熱面36の幅よりも長いため、発熱による印刷と、記録用シート31および熱転写記録媒体31の送りを交互に繰り返し行うと、記録用シート31上の所望領域に、第1色目の昇華型転写部13により、文字や図形等の画像情報を印刷することができる。
【0034】
第1色目の昇華型転写部13により、第1色目の画像情報の印刷が終了すると、下流側に配置し、次の印刷に用いられるべき昇華型転写部14の先頭位置が加熱ヘッド35の位置に配置され、記録用シート31の先頭位置が再び加熱ヘッド35の位置に配置される。
【0035】
第1色目の昇華型転写部13と同じ手順で第2色目の昇華型転写部14による印刷を行った後、第3色目の昇華型転写部15の先頭位置と、記録用シート31の先頭位置を加熱ヘッド35の位置に配置し、第3色目の昇華型転写部15による印刷を行う。
【0036】
尚、昇華型転写部13、14、15、のプライマ層26、27、28は加熱により溶融または軟化せず、印刷の際にプライマ層26、27、28が剥がれることがないので、昇華型転写部13、14、15による画像情報にプライマ層26、27、28を構成する材料が付着することがない。
【0037】
次に、溶融型転写部16により印刷を行う工程について説明する。
図3Bは、溶融型転写部16によって記録用シート31に所定情報を印刷している途中の状態を示しており、記録用シート31と、溶融型転写部16とが加熱ヘッド35の位置で静止し、加熱ヘッド35で熱転写記録媒体1を押圧することで、溶融型転写部16が印刷面33押し当てられている。
【0038】
加熱ヘッド35によって溶融型転写部16の印刷すべきパターンに応じた位置が加熱されており、加熱された部分では、溶融型インク層17の表面部分が粘着性を生じ、溶融型転写部16が印刷面33に接着される。
【0039】
溶融型転写部16の加熱された部分では溶融型プライマ層18は軟化または溶融し、機械的強度が弱くなっているので、熱転写記録媒体1と記録用シート31とが進行方向に送られ、加熱ヘッド35による押圧が解除され、記録用シート31が熱転写記録媒体1から離れるときに、加熱された部分の溶融型転写部16は溶融型プライマ層18内部で基材シート11から剥離し、記録用シート31に転写される。
【0040】
溶融型転写部16からなる印刷層47は、印刷面33に密着した溶融型インク48を有しており、溶融型インク48の表面には、溶融型インク層18を構成する材料(残留樹脂)49が付着している。
【0041】
溶融型インク48は、黒色インクで構成されているので、溶融型転写部16の幅分の印刷と、記録用シート31および熱転写記録媒体31の加熱面36の幅分の送りを交互に繰り返し行うと、印刷面33の所望領域に印刷層47のパターンからなる黒色の画像情報が印刷される。
黒色の画像情報が形成された状態では、溶融型転写部16より下流側には、次の印刷に用いられる保護部25が配置されており、熱転写記録媒体1は進行方向に送り、記録用シート31は進行方向とは逆方向に戻し、保護部25の先頭位置と、記録用シート31の先頭位置とを加熱ヘッド35の位置で静止させ、加熱ヘッド35を熱転写記録媒体1に押圧すると、図4Aに示すように、保護部25が溶融型転写部16による画像情報と、昇華型転写部13、14、15による画像情報と、画像情報の周囲の印刷面33の少なくともいずれかに密着する。
【0042】
その状態で、加熱面36全てを発熱させると、保護部25の加熱ヘッド35で押圧された部分が全て昇温する。
保護部25は加熱によって粘着性を生じる熱可塑性樹脂(ここではアクリル樹脂)で構成されているので、記録用シート31の保護部25が密着した部分に、保護部25の押圧された部分が貼着される。
【0043】
昇華型転写部13、14、15による画像情報は記録用シート31の表面部分からなり、昇華用プライマ層26、27、28の材料も付着していない。塩化ビニル樹脂とアクリル樹脂との接着性は高いので、アクリル樹脂からなる保護部25は塩化ビニル樹脂からなる記録用シート31と、記録用シート31の表面部分からなる画像情報の両方に接着する。
【0044】
また、溶融型転写部16による画像情報を構成する印刷層47は、その表面に残留樹脂49が露出するが、残留樹脂49を構成する材料は、アクリル樹脂との接着性が高いスチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とするので、アクリル樹脂からなる保護部25はスチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とする残留樹脂49にも接着される。
【0045】
記録用シート31および熱転写記録媒体1を進行方向に送り、加熱ヘッド35により保護部25にかかる押圧が解除され、記録用シート31が熱転写記録媒体1から離れる時に、記録用シート31に接着した保護部25が基材シート11から剥離され、図4Bに示すように、保護部25が記録用シート31に転着する。
【0046】
保護部25の幅分の加熱と、記録用シート31および熱転写記録媒体1の加熱面36の幅分の送りとを繰り返し行うと、印刷面33の所望領域全てに保護部25が転着し、図5に示すような印画物30が得られる。
【0047】
アクリル樹脂からなる保護部25と、塩化ビニル樹脂からなる記録用シート31との接着力は高く、アクリル樹脂からなる保護部25と、スチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とする残留樹脂49との接着力も高いので、印画物30の周囲の温度が変化したり、印画物30に多少の物理的衝撃が加わったとしても、保護部25が記録用シート31から剥がれることがない。
【0048】
尚、保護部25を構成するアクリル樹脂は透明なので、印画物30の保護部25が転着された側の面から、画像情報や文字情報を観察することができる。
また、上記工程で得られた印画物30をプリンタから取り出した後、新たな記録用シートをプリンタに装着し、この記録用シートと共に、新たな印刷単位10を加熱ヘッド35の位置に送れば、1つの転写記録媒体10で複数の記録用シートに印刷を行うことができる。
【0049】
上述の例においては、昇華型転写部13〜15がそれぞれプライマ層を有する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図6の断面図に示す熱転写記録媒体50のように、基材シート11上に直接昇華型インク層21〜23を形成し、昇華型インクからなる昇華型転写部を設けてもよい。
【0050】
また、上述の例においては、各転写部13〜15、16と、保護部25とを同一の基材シート11上に形成する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、昇華型転写部と溶融型転写部のみを有する熱転写記録媒体で画像情報を形成した後、保護部のみを有する熱転写記録媒体を用いて保護部を積層することができる。また、昇華型転写部と溶融型転写部をそれぞれ別々の基材シートに形成して複数の熱転写記録媒体を作製し、昇華型転写部による画像情報と、溶融型転写部による画像情報を別々に印刷することもできる。
【0051】
また、上述の例においては、同じ加熱ヘッド35で各転写部13〜15、16と、転着部25との加熱を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各転写部13〜15、16と、保護部25とを別々の加熱ヘッドを用いて加熱することもできる。
また、上述の例においては、保護部25が1層構造の場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、保護部が複数層の場合も本発明には含まれる。この場合には、保護部の表面部分に熱可塑性樹脂の樹脂層が配置されていれば、保護部を記録用シート31に接着することができる。
【0052】
また、昇華型インクの色や種類も特に限定されるものではなく、印刷目的に合わせ、種々の色の昇華型インクを選択することができる。
溶融型インクを構成する黒色インクとしては、アクリル樹脂やポリエステル樹脂等の熱可塑性樹脂からなるバインダーに、カーボンブラックを分散させたものを用いることができる。また、溶融型インクに添加する着色剤の色や種類も特に限定されるものではなく、種々の色や種類の顔料を用いることができる。
【0053】
記録用シートを構成する材料も特に限定されるものではなく、種々の樹脂や紙等を用いることができる。また、記録用シートの印刷面に染料の定着性の高い受容層を設ければ、昇華型転写部により印刷される画像情報がより鮮明になる。
【0054】
印画物30の例としては、免許証やIDカードのように、樹脂フィルムからなるカードに、昇華型転写部による人物画像と、溶融型転写部による文字情報とが印刷され、それらの画像情報が透明な保護部で保護された耐久性の高いカードがある。
【0055】
次に、本発明の実施例を挙げて説明する。
〔実施例1〕
バインダーと、フィラーと、界面活性剤と、溶媒とを混合し、背面層用の塗工液を得た。ここでは、バインダーとしてポリビニルブチラール樹脂(積水化学(株)社製の商品名「BX−1」)と、イソシアネート樹脂とを用い、フィラーとしてタルクを用い、界面活性剤としてアニオン活性剤(第一工業製薬(株)社製の商品名「プライサーフ」)を用い、溶媒としてメチルエチルケトンと、トルエンとを用いた。
【0056】
次いで、膜厚6μmの基材シート11(東レ(株)社製のポリエステルフィルム)を用意し、この基材シート11の片面に、面積1m当たり1.0gの背面層用塗工液を塗布した後、全体を乾燥し、背面層12を形成した。
【0057】
次に、スチレン−酢酸ビニル共重合体10重量部と、溶媒であるトルエン90重量部とを混合し、溶融型プライマ層塗工液を得た。尚、ここではスチレン−酢酸ビニル共重合体として、酢酸ビニルを10mol%含有する日本油脂(株)社製の商品名「モディパーSV10B」を用いた。
この溶融型プライマ層塗工液を、基材シート11の背面層12とは反対側の面に、面積1m当たり0.3g塗布した後、全体を乾燥し、溶融型プライマ層18を形成した。
【0058】
次に、バインダーであるポリエステル樹脂(ユニチカ(株)社製の商品名「UE3215」)8重量部と、着色剤であるカーボンブラック2重量部と、溶媒であるメチルエチルケトン90重量部とを混合し、ブラックインクからなる溶融型インクを作製した。
その溶融型インクを溶融型プライマ層18の表面に面積1m当たり1.0g塗布、乾燥して溶融型インク層17を形成し、溶融型プライマ層18と溶融型インク層17とからなる溶融型転写部16を得た。
【0059】
更に、イエロー、マゼンタ、シアンの3色の昇華型インクと、アクリル樹脂を含有する保護部用塗工液とを作製し、各インクと塗工液を基材シート11のブラックインク層17が形成された側の面に直接塗布、乾燥して、3種類の昇華型インク層21〜23と、保護部25とを形成して図6に示す熱転写記録媒体50を作製した。
この熱転写記録媒体50に対し「印字試験」と、「堅牢性試験」と、「塗布性試験」とを行った。
【0060】
〔印字試験〕
実施例1の熱転写記録媒体50を用いて、記録用シート31の表面にカラー画像情報からなる人物画像と、黒色画像情報からなるバーコード画像とを形成した後、保護部25を転写し、印画物30を得た。
ここでは、データカード(株)社製の熱転写プリンタを用い、記録用シート31として膜厚0.76mmの塩化ビニル樹脂製のカードを用いた。
【0061】
印画物を形成する際に、溶融型転写部16が記録用シート31に円滑に転写される場合を「○」、溶融型転写部16が転写されるが、印刷される際の印刷音が大きい場合を「△」、印刷音が極めて大きい、または、印刷される際に基材シート11に亀裂や孔が生じる場合を「×」として評価した。その評価結果を下記表1の「剥離性」の欄に記載する。
また、得られた印画物30を24時間室温で放置した後、印画物30を観察し、保護部25が記録用シート31に密着し、浮きが見られないものを「○」、保護部25に浮きが見られるものを「×」として評価した。その評価結果を下記表1の「重ね印字性」の欄に記載する。
【0062】
〔堅牢性試験〕
保護部25を転写させない以外は上記「印字試験」と同じ条件で印刷を行い、保護部25を有しない印画物を得た。
クロックメータ形摩擦試験機を用い、綿布で印画物30のバーコード画像を200往復擦り、摩擦による損傷を目視で観察した。バーコード画像に損傷がない場合を「○」、バーコード画像を構成するバーに僅かな損傷が観察される場合を「△」、バーコード画像を構成するバーが部分的に欠落し、バーコード読み取り装置が誤読する恐れがある場合を「×」として評価した。その評価結果を下記表1の「堅牢性試験」の欄に記載する。
【0063】
〔塗布性試験〕
上述した実施例1の熱転写記録媒体50を形成する工程において、溶融型プライマ層18に溶融型インクを塗布する際に、溶融型インクの塗布むらや、はじきが見られない場合を「○」、若干むらが見られるものの、印画物の画像に影響がないものを「△」、印画物の画像に影響がでるほどむらがあるものを「×」として評価した。その評価結果は下記表1の「塗布性試験」の欄に記載する。
【0064】
【表1】
Figure 0004166700
【0065】
〔実施例2〕
この実施例においては、実施例1と同様の構成とするが、実施例1で用いたスチレン−酢酸ビニル共重合体に代え、酢酸ビニルを30mol%含有するスチレン−酢酸ビニル共重合体を用いた。
【0066】
〔実施例3〕
この実施例においては、実施例1と同様の構成とするが、実施例1で用いたスチレン−酢酸ビニル共重合体に代え、酢酸ビニルを50mol%含有するスチレン−酢酸ビニル共重合体を用いた。
【0067】
〔実施例4〕
この実施例においては、実施例1で用いたスチレン−酢酸ビニル共重合体を7重量部と、バインダーであるポリエチレンワックス3重量部と、溶媒であるトルエン90重量部と、同じく溶媒であるイソプロピルアルコール10重量部とを混合し、プライマ層用塗工液を作製した。
【0068】
そして、この塗工液を、実施例1で用いた溶融型プライマ層塗工液に代えて用いた以外は実施例1と同じ条件で熱転写記録媒体50を作製した。
これら実施例2〜4の熱転写記録媒体50を用いて、実施例1と同じ条件で「印字試験」と、「堅牢性試験」と、「塗布性試験」の各評価試験を行い、それらの結果を上記表1に記載した。
【0069】
〈比較例1〉
スチレン樹脂である三洋化成(株)社製の商品名「ハイマー」10重量部と、溶媒であるトルエン90重量部とを混合し、スチレン−酢酸ビニル共重合体を含有しない溶融型プライマ層塗工液を作製した。
この塗工液を、実施例1で用いた溶融型プライマ層塗工液に代えて用いた以外は、実施例1と同じ条件で熱転写記録媒体を作製した。
【0070】
〈比較例2〉
スチレン樹脂に代えてエチレン−酢酸ビニル重合体である住友化学(株)社製の商品名「スミテートKC10」を用いた以外は実施例1と同じ条件で熱転写記録媒体を作製した。
【0071】
〈比較例3〉
スチレン樹脂に代えてカルバナワックスを用いた以外は実施例1と同じ条件で熱転写記録媒体を作製した。
〈比較例4〉
スチレン樹脂に代えてポリエステル樹脂であるユニチカ(株)社製の商品名「エリーテル3200」を用いた以外は実施例1と同じ条件で熱転写記録媒体を作製した。
【0072】
これら比較例1〜4の熱転写記録媒体50を用いて、実施例1と同じ条件で「印字試験」と、「堅牢性試験」との各評価試験を行い、それらの結果を上記表1に記載した。
【0073】
上記表1から明らかなように、実施例1〜4の熱転写記録媒体50では、印字試験や堅牢性試験の結果が特に優れており、また、塗布性試験においても実用上充分高い評価結果が得られた。
特に、溶融型プライマ層18にポリエチレンワックスを添加した実施例4では、塗布性試験においてより優れた結果が得られた。これは、ポリエチレンワックスが添加されたことで、溶融型プライマ層18とブラックインクとの親和性が高くなったためと推測される。
他方、溶融型プライマ層18がスチレン−酢酸ビニル共重合体を含有しない比較例1〜4では、堅牢性は充分であったものの、印字試験においては、剥離性と重ね印字性のいずれかの結果が悪く、実用に耐えないことがわかった。
これらのことから、溶融型プライマ層がスチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とする場合には、溶融型転写部の転写性が高いだけではなく、形成される印刷層と保護部との密着性も高いことがわかる。
【0074】
そして、スチレン−酢酸共重合体において、酢酸ビニルのmol濃度は、実施例1における10mol%,実施例2における30mol%,実施例3における50mol%において、すなわち10mol%以上、50mol%以下で、上述したように良好な結果が得られるものであるが、これは、スチレン成分と酢酸ビニル成分のうち、保護部(保護層)に対して接着性を高めるのは酢酸ビニル成分によると考えられる。プライマ層をスチレン−酢酸ビニル共重合体のみから構成する場合には、その共重合体中には、酢酸ビニル成分が10mol%含まれていれば、充分である。しかし、他の樹脂成分と併用する場合、またはプライマ層の厚さを極端に薄くする場合等、その効果が充分に得られない場合があることから、10mol%以上とすることが望ましい。しかし、酢酸ビニルが、50mol%を越えると、プライマ層にべたつき(tacky)が急激に生じて来る。そして、このようなべたつきが生じると、その上に熔融型インク層を塗布する場合、周辺のロール等に被着し、円滑な塗布が阻害されることから、他の樹脂との併用が必要となってくる。
ところで、比較例2におけるエチレン酢酸ビニル共重合体(スミテートKC−10)は、酢酸ビニルのモル比が28%である。
【0075】
これは、酢酸ビニル濃度10mol%〜50mol%の範囲内であるが、酢酸ビニル以外の成分が、スチレンではなく、エチレンであることから良好な結果が得られていない。
また、プライマ層中に、スチレン酢酸ビニル共重合体を60重量%以上含有させることが望まれるものであり、これは、これより少ない場合は、他の成分に希釈されて、上述した本発明の効果が生じ難くなることに因る。
【0076】
上述したように、本発明の熱転写記録媒体を用いれば、印画物の着色部と保護フィルムとの間に浮きが生じず、保護フィルムと印刷面との密着性すなわち接着性が極めて高いので、堅牢な印画物が得られる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の熱転写記録媒体の一例を説明するための平面図である。
図2は、図1のA−A線の断面図である。
図3Aおよび図3Bは、本発明の熱転写記録媒体を用いて印刷を行う工程の前半を説明するための断面図である。
図4Aおよび図4Bは、本発明の熱転写記録媒体を用いて印刷を行う工程の後半を説明するための断面図である。
図5は、印画物の一例を説明するための断面図である。
図6は、本発明の熱転写記録媒体の他の例を説明するための断面図である。
図7は、従来の熱転写記録媒体の断面図である。
引用符号の説明
引用符号 事項
1、50 ・・・ 熱転写記録媒体
10、10 ・・・ 印刷単位
11 ・・・ 基材シート
13、14、15、・・・ 昇華型転写部
16、 ・・・ 溶融型転写部
17、 ・・・ 溶融型インク層
18、 ・・・ 溶融型プライマ層
21、22、23 ・・・ 昇華型インク層
25 ・・・ 保護部(保護フィルム)
26、27、28 ・・・ 昇華用プライマ層
30 ・・・ 印刷物
31 ・・・ 記録用シート(印刷対象物)
33 ・・・ 印刷面
35 ・・・ 加熱ヘッド
36 ・・・ 加熱面
39 ・・・ 押圧ローラ
47 ・・・ 印刷層
49 ・・・ 残留樹脂

Claims (8)

  1. 基材シートと、該基材シート上に配置された溶融型プライマ層と、該溶融型プライマ層上に配置された溶融型インク層とを有し、
    前記溶融型プライマ層と前記溶融型インク層とで溶融型転写部が構成され、
    該溶融型転写部を加熱すると、該溶融型転写部が印刷対象物に転写され、
    前記プライマ層の材料で構成された残留樹脂が露出する印刷層が形成される熱転写記録媒体であって、
    前記溶融型プライマ層を構成する材料の主成分はスチレン−酢酸ビニル共重合体であることを特徴とする熱転写記録媒体。
  2. 前記溶融型インク層は、着色剤であるカーボンブラックを含有する黒色インクで構成されたことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の熱転写記録媒体。
  3. 前記基材シート上に配置され、昇華型インクを含有する昇華型転写部を有し、
    該昇華型転写部を前記印刷対象物に密着させた状態で加熱すると、前記昇華性インクが昇華して前記印刷対象物に浸透する請求の範囲第1項に記載の熱転写記録媒体。
  4. 前記溶融型プライマ層に含有される前記スチレン−酢酸ビニル共重合体は、酢酸ビニルを10mol%以上50mol%以下含有することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の熱転写記録媒体。
  5. 前記溶融型プライマ層は、前記スチレン−酢酸ビニル共重合体を60重量%以上含有することを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載の熱転写記録媒体。
  6. 前記溶融型プライマ層にポリエチレンワックスが添加されたことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の熱転写記録媒体。
  7. 前記基材シート上に配置された保護部を有し、該保護部を加熱すると、該保護部の表面部分が前記残留樹脂に対して接着性を発現することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の熱転写記録媒体。
  8. 前記保護部は、アクリル樹脂と、ポリエステル樹脂と、塩化ビニル樹脂と、ニトロセルロース樹脂と、ウレタン樹脂とからなる群より選択されるいずれか1種類の樹脂を含有することを特徴とする請求の範囲第7項に記載の熱転写記録媒体。
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